JP3050518B2 - 木造家屋構築用のパネルを用いた家屋 - Google Patents

木造家屋構築用のパネルを用いた家屋

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JP3050518B2
JP3050518B2 JP7354003A JP35400395A JP3050518B2 JP 3050518 B2 JP3050518 B2 JP 3050518B2 JP 7354003 A JP7354003 A JP 7354003A JP 35400395 A JP35400395 A JP 35400395A JP 3050518 B2 JP3050518 B2 JP 3050518B2
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忠史 植木
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ナイス日榮株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、木造家屋構築用の
パネルを用いた家屋に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
断熱材を設けた木造家屋構築用のパネルを用いた家屋に
関しては、例えば、実公平7−40566号公報に開示
されている。図5,6をもとに具体的に以下説明する
と、木造家屋構築用のパネル20は合板22上に下地材23・
23を設け、下地材23・23の間にして合板22上に下地材23
の厚さよりも薄い断熱材21を接着したものである。そし
て、柱25・25間に合板22が家屋の外側になるように木造
家屋構築用のパネル20を取り付け、この合板22に外壁材
を取り付けている。尚、符号24は貫きである。
【0003】以上の従来例では、断熱材21が木造家屋構
築用のパネル全面を覆っていないため、木造家屋構築用
のパネル全体の断熱効果が十分でない。また、柱25・25
間に木造家屋構築用のパネル20を取り付けた時、合板22
が家屋の外側に位置するようにしている。従って、家屋
の内側と外側との温度差が大きい時、湿気が断熱材21に
溜まり断熱材21に結露が生じ、その結露が下地材23,柱
25に流れ下地材23,柱25を腐食させてしまうことがあ
る。
【0004】本発明は前記課題を解決するためになされ
たものであり、断熱効果が十分発揮でき、屋外との気密
性が高く、骨材に対して結露の影響のない木造家屋構築
用のパネルを用いた家屋を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。
【0006】枠体1を設け、該枠体1の片面に平板2を
設け、該平板2の外面全面に所定厚の断熱材3を設けた
木造家屋構築用のパネル10を設け、このパネル10の厚み
寸法は柱11,鴨居12,梁13,束14,垂木15等の骨材4の
幅寸法に合わせられ、このパネル10を、断熱材3が外側
に位置する状態で前記柱11,鴨居12,梁13,束14,垂木
15等の骨材4により囲まれた空間部16に該骨材4と当接
状態で嵌合して該空間部16を閉塞し、前記木造家屋構築
用のパネル10と骨材4との当接部に、横部43aと縦部43
bとを直交状態に連設し所定長さにして断面T字状の気
密材43を、該縦部43bを挿入して設け、このT字状の気
密材43として、縦部43bの骨材4に当接する側に該骨材
4に嵌入される係止突起45を設け、縦部43bの断熱材3
に当接する側に該断熱材3に嵌入される係止突起44を設
けたT字状の気密材43を採用し、パネル10として、枠
1若しくは平板2並びに断熱材3の外周面に帯状の気密
材41を繞設したパネル10を採用したことを特徴とする木
造家屋構築用のパネルを用いた家屋に係るものである。
【0007】
【発明の作用及び効果】木造家屋構築用のパネル10と骨
材4との当接部に横部43aと縦部43bとを直交状態に連
設し所定長さにして断面T字状の気密材43を設けている
ので、縦部43bにより骨材4と木造家屋構築用のパネル
10との隙間を無くすことができ、更に、横部43aにより
骨材4と木造家屋構築用のパネル10との隙間を外側から
塞ぐことができ、よって、気密性が高められ、断熱効果
が高まることになる。
【0008】また、T字状の気密材43の骨材4に当接す
る縦部43bに骨材4に嵌入する係止突起45を設けたの
で、断熱材3と骨材4との密着性が良くなり、気密性が
高まり、よって、断熱効果が高まることになるとともに
該T字状の気密材43の脱落が防止される。
【0009】更に、T字状の気密材43の断熱材3に当接
する縦部43bに断熱材3に嵌入する係止突起44を設けた
ので、断熱材3と骨材4との密着性が良くなり、気密性
が高まり、よって、断熱効果が高まることになるととも
に該T字状の気密材43の脱落が防止される。
【0010】更に、家屋の内側と外側との温度差が大き
い時、例えば、冬場室内温度が20℃,屋外温度が0℃
となっているような場合、室内外の温度差は断熱材3の
部分で最も大きくなり、断熱材3に結露を生じることに
なるが、この点、本発明は断熱材3が平板2の内側では
なく、外側(外壁材が存する側)に位置するように設け
られている為、結露は断熱材3から家屋の外側に流れる
こととなり、骨材4や枠体1に結露が流れ、骨材4や枠
体1を腐食させるようなことを防止できる。
【0011】
【実施例】本実施例に係る木造家屋は、図4に示したよ
うに、柱11,鴨居12,梁13,束14,垂木15等の骨材4に
より囲まれた空間部16に、空間部16に合わせた形状にし
て骨材4に当接する状態で木造家屋構築用のパネル10を
嵌合したものである。
【0012】この木造家屋構築用のパネル10は、図1に
示したように、例えば、木片を四本枠状に釘等により連
結した枠体1を設け、枠体1の片面に構造用合板等の平
板2を接合し、平板2上に断熱材3を接合するように設
け、前記枠体1及び断熱材3の外周面に適度な柔軟性を
有する帯状の気密材41(例えば合成樹脂等で形成した部
材)を設けたものである。符号9は補強材である。
【0013】そして、この木造家屋構築用のパネル10は
図2に示すように、柱11間に断熱材3が家屋の外側に設
定されるように取り付ける。尚、断熱材3の外面には外
壁材を付設する。
【0014】木造家屋構築用のパネル10は、図4に示し
たような柱11,鴨居12,梁13,束14,垂木15等の骨材4
により囲まれた空間部16の形状に合わせたものを準備し
て全ての空間部16に嵌合するものである。
【0015】また、図2では、柱11の幅寸法に木造家屋
構築用のパネル10の厚み寸法を合わせたものを図示して
いるが、断熱材3が家屋外側に配設されていることが条
件であり、必要に応じ木造家屋構築用のパネル10の厚み
は柱11に対して厚くしても薄くしても良い。
【0016】図3は、前記帯状の気密材41を採用すると
ともに前記木造家屋構築用のパネル10と柱11との当接部
に樹脂等で製造した横部43aと縦部43bとを直交状態に
連設し柱11の高さに等しい長さにして断面T字状の気密
材43を、該縦部43bを挿入して設けた場合で、縦部43b
により柱11と木造家屋構築用のパネル10との隙間を無く
し、横部43aにより柱11と木造家屋構築用のパネル10と
の隙間を外側から塞ぎ、気密性を高め、断熱効果を高め
るようにしている。
【0017】また、このT字状の気密材43の縦部43bの
断熱材3との当接面には断熱材3に嵌入される係止突起
44が設けられ、また、縦部43bの骨材4との当接面には
骨材4に嵌入される係止突起45が設けられ、よって、断
熱材3及び木造家屋構築用のパネル10と骨材4との密着
性をさらに良くし、気密性を高め、断熱効果を高めるよ
うにするとともに該T字状の気密材43の脱落を防止して
いる。
【0018】尚、このT字状の気密材43の取り付け方
は、例えば、木造家屋構築用のパネル10に予めT字状の
気密材43を係止突起44により取り付け、このT字状の気
密材43付の木造家屋構築用のパネル10を骨材4により囲
まれた空間部16に嵌合する。この時、係止突起45が骨材
4に嵌入する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る木造家屋構築用のパネ
ルの概略全体構成を示す斜視図である。
【図2】図1の木造家屋構築用のパネルを骨材に取り付
けた状態を示す断面図である。
【図3】図1の木造家屋構築用のパネルを用い、更に、
T字状の気密材を用いた要部の拡大断面図である。
【図4】本発明の一実施例に係る木造家屋構築用のパネ
ルを用いた家屋の概略構成を示す正面図である。
【図5】従来の木造家屋構築用のパネルの構成を示す斜
視図である。
【図6】従来の木造家屋構築用のパネルを柱に取り付け
た状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 枠体 2 平板 3 断熱材 4 骨材 10 木造家屋構築用のパネル 11 柱 12 鴨居 13 梁 14 束 15 垂木 16 空間部 41 気密材 43 T字状の気密材 43a 横部 43b 縦部 44 係止突起 45 係止突起
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI E04B 2/00 E04B 2/56 601 2/56 601 601A 601B 603 603 603K 604 604 604F 605 605 605E 611 611 611C 622 622 622B 622L 632 632 632B 632C 632L 644 644 644K 645 645 645B E04C 2/38 E04C 2/38 J E04B 1/68 E E04C 2/46 J

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 枠体を設け、該枠体の片面に平板を設
    け、該平板の外面全面に所定厚の断熱材を設けた木造家
    屋構築用のパネルを設け、このパネルの厚み寸法は柱,
    鴨居,梁,束,垂木等の骨材の幅寸法に合わせられ、こ
    のパネルを、断熱材が外側に位置する状態で前記柱,鴨
    居,梁,束,垂木等の骨材により囲まれた空間部に該骨
    材と当接状態で嵌合して該空間部を閉塞し、前記木造家
    屋構築用のパネルと骨材との当接部に、横部と縦部とを
    直交状態に連設し所定長さにして断面T字状の気密材
    を、該縦部を挿入して設け、このT字状の気密材とし
    て、縦部の骨材に当接する側に該骨材に嵌入される係止
    突起を設け、縦部の断熱材に当接する側に該断熱材に嵌
    入される係止突起を設けたT字状の気密材を採用し、パ
    ネルとして、枠体若しくは平板並びに断熱材の外周面に
    帯状の気密材を繞設したパネルを採用したことを特徴と
    する木造家屋構築用のパネルを用いた家屋。
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