JPH04176600A - 熱可塑性樹脂発泡成形品の切断装置およびそれを用いた成形品製造装置 - Google Patents

熱可塑性樹脂発泡成形品の切断装置およびそれを用いた成形品製造装置

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JPH04176600A
JPH04176600A JP30396390A JP30396390A JPH04176600A JP H04176600 A JPH04176600 A JP H04176600A JP 30396390 A JP30396390 A JP 30396390A JP 30396390 A JP30396390 A JP 30396390A JP H04176600 A JPH04176600 A JP H04176600A
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藤原 治郎
Yukinori Totake
遠竹 行紀
Yoshiji Kishida
岸田 好爾
Toshiki Hayakawa
早川 才機
Itsuro Kobayashi
小林 逸郎
Tomio Tsuruta
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、熱可塑性樹脂発泡成形品の切断装置および
それを用いた成形品製造装置、とくには、熱可塑性樹脂
発泡シートを、熱成形機による真空成形、圧空成形など
によって成形した場合に、同時に形成される複数個の成
形品を個々の成形品に切断分離する際の熱溶融切断装置
に関するものである。
(従来の技術) 複数個の成形品の形成を終えたシート状材料を個々の成
形品に切断する従来技術としては、いわゆるトムソン刃
を用いた押切り切断、ニクロム線を用いた熱熔融切断な
どが一般的であった。
(発明が解決しようとする課題) ところが、トムソン刃を用いる従来技術にあっては、切
断面につぶれが発生することから、切断精度、成形品の
その後の機械適性などとの関連において、成形品ユーザ
の要求を十分に満足させ得ない場合があり、また、ニク
ロム線を用いる従来技術にあっては、ニクロム線それ自
身が熱によって線膨張することに加え、それの繰返し使
用によってニクロム線が伸びることから、それの張力調
整を頻繁に行わない限り、溶融切断された成形品の寸法
精度を高く維持することができないという問題があった
この発明は、従来技術のかかる問題を有利に解決するも
のであり、とくには、100〜400°Cの範囲内の適
宜温度に加熱される剛性加熱刃を具えた切断装置を用い
て、各個の容器を熱溶融切断することにより、切断面に
つふれを生しさせることなく、また、頻繁な調整作業を
必要とすることなしに、常に高い切断精度を維持するこ
とができる、熱可塑性樹脂発泡成形品の切断装置および
それを用いた成形品製造装置を提供するものである。
(課題を解決するための手段) この発明の、熱可塑性樹脂発泡成形品の切断装置は、複
数個の成形品を形成されたシート状材料を位置決め支持
する受台を設けるとともに、各個の成形品の輪郭形状お
よび寸法と対応する形状および寸法に組合わせた剛性加
熱刃を有し、受台に対して接近および離隔する方向に相
対変位される抜き型を設けたものであり、ここで好まし
くは、受台の、抜き型との当接部に、耐熱弾性材料を配
設する。
またこの発明の他の切断装置は、上述したと同様、複数
個の成形品を形成されたシート状材料を位置決め支持す
る受台を設け、加えて、成形品の数に応した枚数の剛性
加熱刃を、成形品寸法と実質的に等しい間隔をおいて有
し、受台に対して接近および離隔する方向に相対変位さ
れるとともに、成形品のそれぞれの直線状輪郭線と対応
する方向、たとえば相互に直交する二次元方向に直線運
動される、少なくとも二個の往復動切断手段を設けたも
のである。
この切断装置では、各剛性加熱刃の位置を、それらを取
付けたホルダーに対して微調整可能ならしめることが好
ましく、また好ましくは、受台に、それぞれの剛性加熱
刃の直線運動を案内するガイド溝を設ける。
ところで、これらのそれぞれの切断装置において、より
好ましくは、受台に、シート状材料の位置決め支持をよ
り確実ならしめるべく、負圧吸引手段を接続する。
そしてこの発明の、熱可塑性樹脂発泡成形品の製造装置
は、原反繰出装置と、この原反繰出装置から繰出された
原反を所定の温度に加熱する原反加熱装置と、加熱原反
に複数個の成形品を同時に形成する成形装置と、複数個
の成形品を形成されたシート状材料から、各個の成形品
を切断分離する切断装置と、切断分離後の各個の成形品
の取出しを行う搬出装面とを具える成形品製造装置にお
いて、前記切断装置を、複数個の成形品を形成されたシ
ート状材料を位置決め支持する受台の上方に、各個の成
形品の輪郭形状および寸法と対応する形状および寸法に
組合わせた剛性加熱刃を有する抜き型を配設するととも
に、この抜き型を1鋒駆動する駆動手段を設けることに
よって構成したものであり、 この発明の他の製造装置は5、切断装置を、上述したと
ころに代えて、複数個の成形品を形成されたシート状材
料を位置決め支持する受台の斜め上方に、成形品の数に
応じた枚数の剛性加熱刃を有する、少なくとも二個の往
復動切断手段を配設し、これらのそれぞれの往復動切断
手段を昇降駆動するそれぞれの駆動手段および、それら
の往復動切断手段を、成形品のそれぞれの直線状輪郭線
と対応する方向に直線運動させるそれぞれの往復駆動手
段を設けることによって構成したものである。
なおこれらの製造装置において、より好ましくは、搬送
装置を、二個で一対をなして、シート状材料のそれぞれ
の側方方向へ交互に進退作動される受台と、各受台上に
残留する複数個の成形品に同時に吸着して、それらの成
形品を所定位置まで搬送するバキューム移載手段とで構
成する。
(作 用) この発明の前者の切断装置では、各成形品の輪郭形状お
よび寸法と対応する形状および寸法に組合わせた剛性加
熱刃を、100〜400°C1好ましくは200〜30
0°Cの温度に加熱して、受台上に位置決め支持された
シート状材料に対してたとえば下降させることにより、
その剛性加熱刃をもって、複数個の成形品を形成したそ
のシート状材料から個々の成形品を、所期した通りの形
状および寸法に溶融切断することができる。
この装置によれば、個々の成形品は熱溶融によって切断
されることから、その切断面に、トムソン刃を用いる従
来技術のようなつぶれが発生するおそれはなく、切断精
度を十分に高めることができるとともに、成形品の機械
適正をもまた十分に高めることができる。
しかも、この装置の加熱刃は剛性材料にて構成されてい
ることから、その加熱刃の熱膨張を吸収可能ならしめる
加熱刃組合わせ構造とすることで、溶融切断される成形
品の寸法精度を常に所期した通りのものとすることがで
きる他、それの繰返し使用に際しても、頻繁な調整作業
の必要なしに、成形品の寸法を、設定寸法に正確に維持
することができる。
なおここで、熱可塑性樹脂をたとえばポリスチレンとし
た場合には、剛性加熱刃の加熱温度を200〜300 
’Cの範囲内の温度とすることが、また、その加熱刃の
、シート状材料との接触時間を0.1〜0.35秒の範
囲とすることが、いずれも、いわゆる樹脂やけ現象の発
生を防止し、併せて、糸引き現象の発生を防止する上で
好適である。
またこの装置において、シート状材料を位置決め支持す
る受台の、剛性加熱刃、ひいてはそれを設けた抜き型と
の当接部に、耐熱弾性材料を配設した場合には、その剛
性加熱刃の刃こぼれ、摩耗などを有効に防止することが
できる。
ぞして、この発明の後者の切断装置では、成形品の数に
応した枚数の剛性加熱刃を有する少なくとも二個の往復
動切断手段のそれぞれを、所定の順序で、受台上のし・
−1・状材料に対して下降させで、各加熱刃をそのう・
−ト状材料に突き刺すとともに、その下腎姿勢を維持し
たまま、成形品のそれぞれの直線状輪郭線と対応する方
向へ直線運動させることにより、それぞれの往復動切断
手段のそれぞれの剛性加熱刃の協働下で、個々の成形品
を高い精度をもって溶融切断することができる。
この切断装置によれば、前述した装置と同様の作用効果
をもたらし得ることに加え、シート状材料の寸法がとく
に大きい場合に、剛性加熱刃その他の熱膨張の影響を有
利に取除くことができる。
またこの装置において、各剛性加熱刃の位置を、それを
取付けたホルダーに対し、とくにそのホルダーの長さ方
向に微調整可能ならしめた場合には、ボルダ−の熱膨張
ここよる切断精度の低下を極めて有効5二防止すること
ができる。
そしてより好まじくは、剛性加熱刃の直線運動を、受台
↓こ設けたガイド溝によって案内し、これ乙こより、切
断精度のより一層の向上をもたらす。
さらには、前者および後者のそれぞれの切断装置におい
て、受台に負圧吸引手段を接続し、それtこよってシー
ト状材料を位置決め支持すること乙こより、その位置決
め支持を、より確実にかつ正確なものとすることができ
る。
以上に述べたような切断装置のいずれが一方を組み込ん
でなるこの発明の熱可塑性樹脂発泡シートの製造装置に
よれば、切断装置それ自身の、上述したような作用効果
を損ねることなしに、発泡成形品を、極めて能率的にイ
ンライン生産することができる他、成形品の形成を終え
たシート状材料を、製造装置から数比した状態で、作業
者の手作業によるニクロム線切断をもって、各個の成形
品を分離する従来技術に比し、切断精度を十分に高める
ことができるとともに、切断精度の熱線依存度を完全に
取除くことができる。
しかも、このような製造装置に組込まれる搬出装置を、
二個で一対をなして、ソート状材料の移動方向と直交す
る方向へ交互に進退される受台と、各受台上に支持され
る切断分離済みの複数個の成形品に同時に吸着して、そ
れらの成形品を、所定のスタンク位置その他まで搬送す
るバキューム移載手段とで構成した場合には、成形品製
造作業の著しい省力化を実現することができる。
(実施例) 以下にこの発明を図面に基づいて説明する。
第1図は、発明に係る切断装置を適用した成形品製造装
置の路線側面図および平面図であり、図中1は、ロール
状に巻回した熱可塑性樹脂発泡シートを巻きほぐしつつ
供給する原反繰出装置を示す。
ここで、発泡シートの、後述する原反加熱装置、成形装
置その他への、所要の速度での搬送および停止は、たと
えばチェーンコンベアとすることができる搬送装置2に
よって行うこととし、この搬送装置2は、そこに設けた
針状突起を発泡シート3のそれぞれの側端部分に突き刺
すことによってその発泡シート3に引出力を作用させる
ことができる。
また図中4は、搬送装置2によって搬送される発泡シー
ト3を所定の温度に加熱する原反加熱装置を、そして5
は、加熱された発泡シート3に、真空成形、圧空成形な
どによって複数個の成形品を同時に熱成形する成形装置
をそれぞれ示す。
なおここで、成形装置5は、穿孔装置その他の付帯加工
装置を含むこともある。
さらに6は、複数個の成形品を形成された発泡シート3
から、各個の成形品を切断分離する切断装置を、7は、
この切断装置の両側部に配設されて、切断分離されたそ
れぞれの成形品を所定の位置まで搬送する搬出装置をそ
れぞれ示し、8は、成形品を切断分離された後の、発泡
シートの残滓を微細化するチッパ−を示す。
このような成形品製造装置において、原反繰出装置1、
原反加熱装置4および成形装置5はいずれも公知のもの
であるので、ここでは、切断装置6および搬出装置7に
ついて以下に詳述することとする。
まず切断装置6は、第2図に部分断面路線正面圀で例示
するように、複数個の成形品の形成を終えた発泡シート
3を位置決め支持する受台11と、各個の成形品3aの
輪郭形状および寸法と対応する形状および寸法に組合わ
せた、剛性材料からなる加熱刃12を有し、受台11に
対して、この例では昇降作動される抜き型13とを具え
てなる。
ここでは、受台11は、搬送装置2によって搬送される
発泡シート3を正確に位置決め支持すべく、各個の成形
品3aと丁度対応する形状および寸法の位置決め窪み1
4を有しており、この受台11は、所定の搬送位置に停
止された発泡シート3に対し、ノリンダーその他をもっ
てそれを上昇変位させて、その位置決め窪み14にそれ
ぞれの成形品3aを収めることによって、発泡シートの
、高精度の位置決め支持を実現する。
なお図示はしないが、この受台11、とくにその位置決
め窪みl 、s Qこ、負圧吸引手段を接続し、そわに
よって発泡シート3を受台上に吸着保持した場合には、
発泡シート3の不測の位置ずれを確実に防止して、位置
決め精度をより一層高めることができる。
ここで、受台11によってこのようQこ位置決め支持さ
れる発泡シート3の、各個の成形品3aが、たとえば方
形の輪郭形状を有する場合には、その受台11の表面に
、好ましくは第3図に斜視図で示すように、シリコンゴ
ムその他とすることができる耐熱弾性材料15を格子状
に配設じ、この耐熱弾性材料15により、受台11に当
接する剛性加熱刃12の刃こぼれ、摩耗などを防止する
とともに、受台それ自身の摩耗をも防止する。
また、抜き型13は、これもたとえば、各個の成形品3
aが方形輪郭形状を有する場合には、第4図に底面斜視
図で示すように、固定台16に格子状に取付けたそれぞ
れの剛性加熱刃12を具えてなり、これもまた、シリン
ダその他の駆動手段をもって、受台11に対して下降移
動される。
ところで、これらの各剛性加熱刃12は、それをたとえ
ば100〜400°Cの範囲内の所要温度まで加熱した
場合に、それの熱膨張によってそれが歪んだり、それの
固定台16への固定状態が不安定になったりすると、成
形品の切断寸法精度が低下することになるので、ここで
は、剛性加熱刃12と、それを埋込み固定する固定台1
6との材質を実験的に選択して、それぞれ、アルミニウ
ム合金、真鍮、鉄および綱ならびにアルミニウム合金、
真鍮、鋳鉄および鋳鋼とし、また、格子状に組み合わせ
たそれぞれの剛性加熱刃12のうち、一方向にのびるも
のについては、固定台16の全長もしくは全幅にわたっ
て延在する長尺加熱刃とし、それと直交する方向にのび
るものについては、長尺加熱刃に対し、常温では幾分の
クリアランスをおいて位置する短尺加熱刃とすることに
よって、加熱刃12の熱膨張に起因する切断精度の低下
を防止する。
ここで好ましくは、かかる剛性加熱刃12に、溶融切断
した成形品のそこへの融着を防止すべく、フッソ樹脂コ
ーティング、クロムメツキなどによる表面処理を施す。
なお、剛性加熱刃12を所要の温度に加熱すべく固定台
16に取付けられるヒータ17は、加熱刃12の配設位
置のいかんにかかわらず、全ての加熱刃12を、それら
の各々の全長にわたって実質的に等しい温度に加熱可能
ならしめるべく、たとえば第5図に示すように、独立制
御可能な適宜寸法のブロンク17aに分割し、それらの
各々を個々に温度制御することが好ましい。ここで、各
加熱刃12の温度は、たとえば、固定台16に埋設した
熱電対18によって測定することができる。
そしてより好ましくは、ヒータ17によって、剛性加熱
刃12とともに加熱される固定台16が、成形品3aの
切断に際して各成形品3aに熱による影響を与えるのを
防止するため、格子状に組合わせた加熱刃間で、その固
定台16の底面に断熱材19を貼着し、これによって、
固定台16がら成形品への熱の伝達を防止する。
このように構成してなる切断装置では、所要の成形加工
を施された発泡シート3が所定の切断位置に搬送された
だときに、その発泡シート3の停止状態の下で、受台1
1を上昇変位させて、その位置決め窪み内に各個の成形
品3aを位置決め支持するとともに、抜き型13を下降
変位させて、ヒータ17によって予め所定の温変に加熱
された剛性加熱刃12を、受台11、ひいては、そこに
配設した耐熱弾性材料15に当接させ、このことにより
、発泡シート3に形成された複数の成形品3aを、それ
らのそれぞれと剛性加熱刃12との接触に基づく熱溶融
によって、各個の成形品に切断分離する。
このような切断によれば、それぞれの成形品3aは相互
に溶融分離されることから、その切断面へのつふれの発
生を確実に防止することができる他、と(には、加熱刃
12を剛性材料にて構成していることにより、それの熱
膨張を吸収可能ならしめることだけをもって、頻繁な張
力調整その他の煩わしさなしに、成形品3aを、長期間
にわたって高い寸法精度で切断分離することができる。
そしてまた、この発明の他の切断装置では、受台は前述
した装置とほぼ同様の構成とし、前述した装置の抜き型
13を、成形品3dのそれぞれの直線状輪郭線と対応す
る方向へ直線運動される少なくとも二個の往復動切断手
段に変更する。
ここで、これらの往復動切断手段は、成形品3aが方形
の輪邦形状を有する場合は、たとえば、第6図(a)に
示すように、ヒータを埋設されて、発泡シート3の幅方
向にのびる固定台21の下面に、剛性加熱刃12を、そ
の発泡シート3の幅方向に所定の間隔をおいて取付けて
なり、発泡シート3に対して昇降作動されるとともに、
その長さ方向に往復作動される一方の往復動切断手段2
2と、第6図(b)に示すように、これもヒータを埋設
されて、発泡シート3の長さ方向にのびる固定台23の
下面に、剛性加熱刃12を、発泡シート3の長さ方向に
所定の間隔をおいて取付けてなり、発泡シート3に対し
て昇降作動されるとともに、その幅方向に往復作動され
る他方の往復動切断手段24とで構成することができる
このような切断装置では、受台上に位置決め支持された
発泡シート3に対し、それぞれの往復動切断手段22.
24の、下降変位および発泡シート3の長さ方向もしく
は幅方向の進出変位を所定の順序にて行うことにより、
それぞれの成形品3aを溶融切断することができる。
かかる装置によれば、前述した装置と同様の作用効果を
もたらし得る他、発泡シート3に対する成形面積がとく
に大きい場合に、剛性加熱刃12の熱膨張に起因する切
断精度の低下を有効に防止することができる。
なお、この切断装置のそれぞれの往復動切断手段22.
24において、それぞれの剛性加熱刃12の位置を、そ
れらを取付けた固定台2L 23の長さ方向に微調整可
能ならしめた場合には、固定台21.23に、その長さ
方向の熱膨張が生じても、それぞれの加熱刃12の位置
を、適正位置に容易に修正することができ、また、この
切断装置の受台11に、それぞれの剛性加熱刃12の直
線運動を案内するガイド溝を設け、各加熱刃12をそれ
らのガイド溝内に摺動させる場合には、成形品3aの切
断精度をより一層高めることができる。
以上この発明に係る切断装置を図示例に基づいて説明し
たが、これらの各切断装置は、それ単独にて、いいかえ
れば、成形品の製造ラインから切り離して使用に供する
ことも可能である。
次に、第1図に示す成形品製造装置に組込まれる搬出装
置7は、たとえば第7図に正面図で示すように構成する
ことができる。
なおここに示す切断装置6は、とくにその受台の形状を
第2図に示すところとは逆にし、第2図では雌型であっ
たものを雄型としたものであり、また、受台11および
抜き型13のそれぞれを、それぞれのシリンダ3L 3
2によって昇降駆動可能ならしめたものである。
そして、このような切断装置6の各側部に配設される搬
出装置7は、切断装置6の一部を構成する受台11の二
個を一対として連結部材33で相互連結するとともに、
それらの受台11を、たとえばサーボモータとすること
ができる駆動手段34によって、発泡シート3のそれぞ
れの側方方向へ交互に進退可能ならしめ、また、−回に
成形される成形品の数と同数のノ・キュームバノド35
(ボックスも含む)を、受台11に対して昇降可能なら
しめるとともに、ガイドレール36に沿って、紙面と直
交する方向に走行可能ならしめてなるバキューム移載手
段37を切断装置6のそれぞれの側部に配設することに
より構成することができる。
ここで、このような搬出装置の作用を、第8図に示す切
断工程図とともに説明すると以下のようになる。
複数個の成形品が形成された発泡シート3が、搬送装置
2によって、切断装置6の所定位置に、第8図(a)に
示すように搬入されてそこに停止されると、第8図(b
)に示すように、その発泡シート3の真下に位置する一
方の受台11が上昇して発泡シート3を位置決め支持す
るとともに、抜き型13が下降して各成形品の溶融切断
を行い、しかる後、受台11および抜き型13のそれぞ
れは、第8図(c)に示すように再び元位置に復帰する
このとき、一方の受台11上には、切断分離された複数
の成形品がそのまま残留し、発泡シート3の切断残滓が
搬送装置2に残留する。
その後は、第8図(d)に示すように成形品をのせた一
方の受台11は、切断装置6の側方へ押し出され、他方
の受台11が抜き型13の真下に引き込まれるとともに
、搬出装置2のタクト送りに基づき、発泡シート3の切
断残渣:まチッパ−8に、そして、成形済み発泡シート
部分が切断装置に、それぞれ搬入される。
第7図は、このようにして一方の受台11が側方へ押じ
出された状態を示す図であり、その一方の受台上に位置
する成形品に対しては、はじめに、バキューム移載手段
37のバキュームバンド35を下降させ、そして、それ
らのバキュームバッド35のそれぞれを各成形品に接触
させた状態で、成形品の、バキュームバンド35への吸
着を行い、次いで、それらのバキュームバッド35を再
上昇させることによって、それぞれの成形品を受台11
から取外し、しかる後、バキューム移載手段37を、ガ
イドレール36の案内下で、紙面と直交するいずれかの
方向、たとえば手前側へ走行させ、それが所定位置に達
したときに、バキュームバッド35の下降作動および各
バキュームバッド35に吸着した成形品の解放をもたら
し、好ましくは、バキューム移載手段37のこのような
一連の作動の繰返しによって、所定位置に、成形品を所
要の段数に積み重ねる。
ところで、複数個の成形品を、上述したようにして同時
に所定状態まで搬出する場合には、それを複数段に積み
重ねると否とを問わず、それぞれの成形品を、台紙その
他の下敷上に載置することが、その後における成形品の
取扱いに際し、複数個の成形品の一体的な取扱いを可能
ならしめる利点があるので、この例では、第1図(a)
に示すところから明らかなように、切断装置6の各側部
に複数枚の台紙38を積み重ねて配置し、これらの台紙
38の各−枚を、台紙供給コンヘア39によって、成形
品の所定搬出位置、たとえばそこに配設したチェーンリ
フター付コンヘア40上へ、所要に応じて供給すること
とする。
しかる後は、再び第8図において、他方の受台11と、
抜き型13との協働下で第8図(e)および(f)に示
すようにして、発泡シート3に形成されたそれぞれの成
形品を切断分離し、続いて、それぞれの成形品をのせた
その他方の受台11を、第8図(a)に示すように、切
断装置6の他方側へ押し、そこで、他方の受台上の成形
品の全てを、これも他方のバキューム移載手段37の作
用下で、前述したと同様にして所定位置へ取出し、これ
らのことによって、切断装置6および搬出装置7の−の
サイクルを終了する。
なお上述したところでは、第2図に示す切断装置を搬出
装置7と組合わせる場合について説明したが、第6図に
示す切断装置を搬出装置7と組合わせることも可能であ
り、これらのいずれによっても、成形品を高い寸法精度
にて切断分離することができるとともに、切断分離済み
の成形品を極めて能率的に取出すことができる。
〔比較例I〕
本願発明の第2図に示す切断装置を用い、剛性加熱刃を
250’Cに加熱した状態の下で、2.4 mm厚さの
ポリスチレンペーパを溶融切断した場合の切斬新面形状
を、従来のl−j、ソン刃切断およびニクロム線切断と
比較したところ、第9図に示す通りとなり、第9図(a
)に示す11発明装置による切断面形状は、第9図(b
)に示す、トムソン刃による切断面形状に比して潰れが
全くなく、第9図(C)乙こ示す、ニクロム線切断の場
合と同様のものとなった。
〔比較例■〕
第2図に示す切断装置を組込んだ第10に示す成形品製
造装置を用いた場合と、11、ソン刃を具える切断装置
を組込んだ製造装置を用いた場合と、ニクロム線を具え
る切断装置を製造装置から分離させて用いた場合とのそ
れぞれにおいて、2271IIIIIX 109mmの
寸法の成形品を切断分離したときの寸法精度および作業
工数は、次表に示す通りとなった。
前記表によれば、この発明に係る切断装置によって溶融
切断した成形品の寸法精度は、従来技術のいずれのもの
よりすぐれていることが明らかであり、また、ニクロム
線切断装置を用いる場合に比して作業性が大きく向上す
ることが明らかでちる。
(発明の効果) 以上に述べたところから明らかなように、この発明によ
れば、切断刃の頻繁な張力調整その他を必要とすること
なく、しかも、切断面にっぷれを生じさせることなしに
、成形品を常に高い寸法精度をもって溶融切断し得る切
断装置をもたらすことができ、また、発明に係るその切
断装置を組み込んだ成形品の製造装置では、成形品の切
断面形状および寸法精度が良好であるばかりでなく、切
断装置を製造装置から分離した場合に比して作業性が太
き(向上することになり、このことは、インライン切断
装置の各側部に搬出装置を配設した場合にとくに顕著で
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、発明に係る切断装置を用いた成形品製造装置
を示す概略図、 第2図は、切断装置を例示する部分断面路線正面図、 第3図は、第2図に示す装置の受台を例示する斜視図、 第4図は、第2図に示す抜き型を例示する底面斜視図、 第5図は、第2図に示す抜き型の、ヒータブロックの配
設状態を例示する斜視図、 第6図は、他の切断装置を例示する図、第7図は、搬出
装置を切断装置と関連させて示す正面図、 第8図は、切断工程を示す路線図、 第9図は、切断面形状を示す図である。 1・・・原反繰出装置    2・・・搬送装置3・・
・発泡シート3a・・・成形品 4・・・原反加熱装置    5・・・成形装置6・・
・切断装置      7・・・搬出装置8・・・チン
バー11・・・受台 12・・・剛性加熱刃     13川抜き型14・・
・位置決め窪み    15・・・耐熱弾性材料16、
21.23・・・固定台   17・・・ヒータ17a
・・・ブロック     18・・・熱電対19・・・
断熱材       22.24・・・往復動切断手段
31、32・・・シリンダー   33・・・連結部材
34・・・駆動手段      35・・・バキューム
パッド36・・・ガイドレール    37・・・バキ
ューム移載手段38・・・台紙        39・
・・台紙供給コンベア40・・・チェーンリフター付コ
ンベア同弁理士 仁 平    孝 第2図 19−一一吋虹〃 第3図 !5−−−石才貴色す叡4也茅才を1 第4図 第5図 f7a      l       ノ′?、ノ第6図 (b) 手続補正書 平成3年8月1日 特許庁長官   深  沢     亘  殿1、事件
の表示 平成2年特許願第303963号 2、発明の名称 熱可塑性樹脂発泡成形品の切断装置およびそれを用いた
成形品製造装置 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 デンカポリマー株式会社 4、代理人 1、明細書第19頁第1行「置に搬送されただとき、を
「置に、搬送装置2によって搬送されたとき」に訂正す
る。 2、同頁第18行の1ことができる。」の後に2加えて
、発泡シートを−の搬送装置2によって、成形装置5を
経て切断装置6まて搬送するこにより、成形品を高い寸
法精度をもって切断分離することができる。Jを加入す
る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、複数個の成形品の形成を終えたシート状材料を位置
    決め支持する受台と、各個の成形品の輪郭形状および寸
    法と対応する形状および寸法に組合わせた剛性加熱刃を
    有し、前記受台に対して接近および離隔する方向に相対
    変位される抜き型とを具えてなる熱可塑性樹脂発泡成形
    品の切断装置。 2、前記受台の、抜き型との当接部に、耐熱弾性材料を
    配設してなる請求項1記載の装置。 3、複数個の成形品の形成を終えたシート状材料を位置
    決め支持する受台と、成形品の数に応じた枚数の剛性加
    熱刃を有し、前記受台に対して接近および離隔する方向
    に相対変位されるとともに、成形品のそれぞれの直線状
    輪郭線と対応する方向へ直線運動される、少なくとも二
    個の往復動切断手段とを具えてなる熱可塑性樹脂発泡成
    形品の切断装置。 4、それぞれの剛性加熱刃の位置を、それらを取付けた
    ホルダーに対して微調整可能ならしめてなる請求項3記
    載の装置。 5、受台に、剛性加熱刃の直線運動を案内するガイド溝
    を設けてなる請求項3もしくは4記載の装置。 6、前記受台に、負圧吸引手段を接続してなる請求項1
    〜5のいずれかに記載の装置。 7、原反繰出装置と、この原反繰出装置から繰出された
    原反を所定の温度に加熱する原反加熱装置と、加熱原反
    に複数個の成形品を同時に形成する成形装置と、複数個
    の成形品を形成されたシート状材料から、各個の成形品
    を切断分離する切断装置と、切断分離後の各個の成形品
    の取出しを行う搬出装置とを具える成形品製造装置にお
    いて、 前記切断装置を、複数個の成形品を形成さ れたシート状材料を位置決め支持する受台の上方に、各
    個の成形品の輪郭形状および寸法と対応する形状および
    寸法に組合わせた剛性加熱刃を有する抜き型を配設する
    とともに、この抜き型を昇降駆動する駆動手段を設ける
    ことによって構成してなる熱可塑性樹脂発砲成形品の製
    造装置。 8、原反繰出装置と、この原反繰出装置から繰出された
    原反を所定の温度に加熱する原反加熱装置と、加熱原反
    に複数個の成形品を同時に形成する成形装置と、複数個
    の成形品を形成されたシート状材料から、各個の成形品
    を切断分離する切断装置と、切断分離後の各個の成形品
    の取出しを行う搬出装置とを具える成形品製造装置にお
    いて、 前記切断装置を、複数個の成形品を形成さ れたシート状材料を位置決め支持する受台の斜め上方に
    、成形品の数に応じた枚数の剛性加熱刃を有する、少な
    くとも二個の往復動切断手段を配設し、これらのそれぞ
    れの往復動切断手段を昇降駆動するそれぞれの駆動手段
    および、それらの往復動切断手段を、成形品のそれぞれ
    の直線状輪郭線と対応する方向に直線運動させるそれぞ
    れの往復駆動手段を設けることによって構成してなる熱
    可塑性樹脂発泡成形品の製造装置。 9、前記搬送装置を、二個で一対をなして、シート状材
    料のそれぞれの側方方向へ交互に進退作動される受台と
    、各受台上に残留する複数個の成形品に同時に吸着して
    、それらの成形品を所定位置まで搬送するバキューム移
    載手段とで構成してなる請求項7もしくは8記載の装置
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