JP6431808B2 - トリミング装置 - Google Patents

トリミング装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6431808B2
JP6431808B2 JP2015082148A JP2015082148A JP6431808B2 JP 6431808 B2 JP6431808 B2 JP 6431808B2 JP 2015082148 A JP2015082148 A JP 2015082148A JP 2015082148 A JP2015082148 A JP 2015082148A JP 6431808 B2 JP6431808 B2 JP 6431808B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
guide
trimming
sheet guide
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015082148A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016198867A (ja
Inventor
竜哉 石田
竜哉 石田
林 和司
和司 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asano Laboratories Co Ltd
Original Assignee
Asano Laboratories Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asano Laboratories Co Ltd filed Critical Asano Laboratories Co Ltd
Priority to JP2015082148A priority Critical patent/JP6431808B2/ja
Publication of JP2016198867A publication Critical patent/JP2016198867A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6431808B2 publication Critical patent/JP6431808B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Details Of Cutting Devices (AREA)

Description

本発明は、シートガイドを備えるトリミング装置に関する。
成形装置で成形品が形成された連続状の成形シートをトリミング装置に搬入するため、シートガイドが用いられている。また、トリミング装置に成形シートを搬入する際に成形シートを昇降させる上下駆動装置も用いられている。特許文献1には、上下駆動装置の駆動力によりシートガイド装置を上昇させ、次いで成形シートを一定量送り、次いで上下駆動装置の駆動力によりシートガイド装置を下降させ、次いで型抜きを行うことが示されている。
特開2000−301599号公報
シートに形成される成形品の位置や大きさはまちまちであるため、成形品が変わるとシートガイドの配置を調整する必要がある。シートガイドが搬送経路にあると、作業者はシートガイドにアクセスし難く、シートガイドの配置調整を行い難い。
本発明は、シートガイドへのアクセス性を向上させることが可能なトリミング装置を提供する目的を有している。
上記目的を達成するため、本発明は、トリミング位置を通る搬送方向へシートを搬送する搬送手段と、前記トリミング位置に搬送されたシートをトリミングするトリミング部と、該トリミング部に隣接して前記シートを前記搬送方向へ案内するためのシートガイドと、を備えるトリミング装置において、
前記トリミング部のトリミング動作に同期して前記シートを昇降させるための昇降手段と、
該昇降手段に支持されて前記シートガイドを前記シートの案内位置から退避移動可能に支持し、前記シートガイドとともに昇降するシートガイド退避移動機構と、を備えた、態様を有する。
さらに、本発明は、トリミング装置を含む製造システム、シートガイド退避移動方法、この方法を含む製造方法、等の態様も有する。
本発明によれば、シートガイドへのアクセス性を向上させることが可能なトリミング装置を提供することができる。
トリミング装置を含む製造システムの例を模式的に示す正面図。 (a)は成形装置の例を模式的に示す垂直断面図、(b)はトリミング装置本体の例を模式的に示す垂直断面図。 トリミング装置の例を模式的に示す正面図。 トリミング装置の例を模式的に示す平面図。 トリミング装置の例を一部断面視して模式的に示す側面図。 トリミング装置の電気回路構成例の概略を示すブロック図。 トリミング装置の動作例を模式的に示すタイミングチャート。 シートガイドが上昇した時のトリミング装置の例を模式的に示す正面図。 シートガイドが上昇した時のトリミング装置の例を一部断面視して模式的に示す側面図。 シートガイドを動かした時のトリミング装置の例を模式的に示す平面図。
以下、本発明の実施形態を説明する。むろん、以下の実施形態は本発明を例示するものに過ぎず、実施形態に示す特徴の全てが発明の解決手段に必須になるとは限らない。
(1)本技術の概要:
まず、図1〜10を参照して本技術の概要を説明する。分かり易く示すため、各方向(搬送方向D1、幅方向D2、及び、上下方向)の拡大率は異なることがあり、各図は整合していないことがある。
[態様1]
図3〜5等に例示されるトリミング装置1は、搬送手段10、トリミング部SE4、シートガイド20、昇降手段30、及び、シートガイド退避移動機構40を備える。前記搬送手段10は、トリミング位置Ltを通る搬送方向D1へシート(例えば成形シートSHaとスクラップシートSHs)を搬送する。前記トリミング部SE4は、前記トリミング位置Ltに搬送されたシートをトリミングする。前記シートガイド20は、前記トリミング部SE4に隣接して前記シートを前記搬送方向D1へ案内するためにある。前記昇降手段30は、前記トリミング部SE4のトリミング動作に同期して前記シートを昇降させるためにある。前記シートガイド退避移動機構40は、前記昇降手段30に支持されて前記シートガイド20を前記シートの案内位置Lgから退避移動可能に支持し、前記シートガイド20とともに昇降する。
本態様は、昇降手段30に支持されているシートガイド退避移動機構40にシートガイド20が案内位置Lgから退避移動可能に支持されているので、シートガイド配置調整時等に昇降手段30を案内位置Lgから移動させなくてもシートガイド20を案内位置Lgから動かすことができる。従って、本態様は、シートガイド20を動かす操作を軽くすることができ、シートガイドへのアクセス性を向上させることが可能なトリミング装置を提供することができる。
ここで、前記搬送方向は、水平方向であるとシートを安定して搬送することができるので好適であるが、水平方向からずれた方向でも、鉛直方向でもよい。
前記シートは、三次元形状の成形品が形成された成形シートであると好適であるが、二次元形状のシートでもよい。また、シートは、連続シート(連続状のシート)であると好適であるが、搬送方向において所定の長さにカットされたシートでもよい。
前記搬送手段10が搬送するシートは、トリミング前後のシート(例えば成形シートSHaとスクラップシートSHsの両方)でもよいし、トリミング前のシート(例えば成形シートSHa)でもよいし、トリミング後のシート(例えばスクラップシートSHs)でもよい。
トリミングするとは、不要部分を除く意味である。
前記昇降手段は、トリミング部のトリミング動作に同期してシートを昇降させる機能を有していればよい。従って、シートを昇降させることが不要である場合に昇降手段を動作させないようにすることが可能なトリミング装置も、本技術に含まれる。
シートガイドをシートの案内位置から退避移動させることは、シートガイドを案内位置との重なり(シート面に直交する方向から見たときの重なり)が少なくなるように移動させることを意味し、シートガイドを案内位置と全く重ならない位置に移動させることに限定されず、シートガイドを案内位置に一部重なる位置に移動させることも含まれる。
[態様2]
前記シートガイド退避移動機構40は、前記昇降手段30に支持されて前記シートガイド20を回転動作可能に支持するヒンジ機構41を有してもよい。また、前記シートガイド退避移動機構40は、前記案内位置Lgにあるシートガイド20の回転動作の許否を選択可能なロック機構46を有してもよい。本態様は、昇降手段30に支持されているヒンジ機構41にシートガイド20が支持されて回転動作可能とされているので、シートガイド20のロックを解除すれば昇降手段30を移動させなくてもシートガイド20を案内位置Lgから動かすことができる。従って、本態様は、シートガイドへのアクセス性を向上させる好適な例を提供することができる。
[態様3]
前記昇降手段30は、前記シートの幅方向外側の一方D2aにおいて前記ヒンジ機構41を支持して昇降させる第一昇降手段31を有してもよい。また、前記昇降手段30は、前記シートの幅方向外側の他方D2bにおいて前記ロック機構46を支持して昇降させる第二昇降手段32を有してもよい。シートの幅方向外側の一方D2aにおいてヒンジ機構41が第一昇降手段31に支持されて昇降し、シートの幅方向外側の他方D2bにおいてロック機構46が第二昇降手段32に支持されて昇降するので、本態様は、ヒンジ機構とロック機構を昇降させる好適な例を提供することができる。
[態様4]
前記ヒンジ機構41は、前記シートの幅方向外側の一方D2aにおいて前記昇降手段30に支持され前記シートガイド20の回転の中心となる軸部材42を有してもよい。また、前記ヒンジ機構41は、前記軸部材42に対して回転可能に前記シートガイド20を連結する連結部43を有してもよい。前記ロック機構46は、前記シートの幅方向外側の他方D2bにおいて前記昇降手段30に支持され前記案内位置Lgにあるシートガイド20を受ける受け部47を有してもよい。また、前記ロック機構46は、前記受け部47で受けているシートガイド20を該受け部47から解放するか否かを切り替えるための操作部48を有してもよい。本態様は、シートの幅方向外側の一方D2aにおいて昇降手段30に支持されている軸部材42に対して連結部43によりシートガイド20が回転可能に連結され、シートの幅方向外側の他方D2bにおいて昇降手段30に支持されている受け部47により受けられるので、シートガイド20を受け部47から解放するように操作部48を操作すれば昇降手段30を移動させなくてもシートガイド20を案内位置Lgから動かすことができる。従って、本態様は、シートガイドへのアクセス性を向上させるさらに好適な例を提供することができる。
[態様5]
前記搬送手段10は、前記昇降手段30に支持されて前記シートガイド20とともに昇降し前記シートを前記搬送方向D1へ送る送り機構11を有してもよい。この態様は、昇降するシートガイドに案内されるシートを搬送する好適な例を提供することができる。
[態様6]
前記シートガイド退避移動機構40に支持されているシートガイド20が前記トリミング部SE4に対して前記トリミング位置Ltへ前記シートを供給する位置(例えば上流側案内位置L1)に設けられてもよい。この態様は、入口側のシートガイドへのアクセス性を向上させることが可能なトリミング装置を提供することができる。
[態様7]
また、前記シートをトリミングした後の不要部分をスクラップシートSHsとして、前記シートガイド退避移動機構40に支持されているシートガイド20が前記トリミング部SE4に対して前記トリミング位置LtからスクラップシートSHsが送り出される位置(例えば下流側案内位置L2)に設けられてもよい。この態様は、出口側のシートガイドへのアクセス性を向上させることが可能なトリミング装置を提供することができる。
(2)トリミング装置を含む製造システムの具体例:
図1に例示する成形品製造システムSY1は、SE1〜SE7で表した各部を備え、成形可能な未成形シートSHbからショット毎に所定数の成形品PR1を製造する。尚、図1において、左から右へ向かう方向が所定のシート搬送方向D1であり、左側がシートSHb,SHa,SHsの上流側、右側がシートSHb,SHa,SHsの下流側である。搬送方向D1と幅方向D2と上下方向は、互いに直交するものとするが、直交せずに交わる場合も本技術に含まれる。製造システムSY1の構造物の主要部は、例えば金属で形成することができる。
シート供給部SE1は、連続して繋がった未成形シートSHbを巻いたロールSH0をほどく。未成形シートSHbは、熱可塑性樹脂シートのような樹脂シート、熱可塑性を示す樹脂以外の熱可塑性シート、紙、等の成形可能なシートを用いることができる。前記樹脂シートは、熱可塑性樹脂等の樹脂のみからなる樹脂シートでも、樹脂に充てん材等の添加剤が添加された材質からなるシートでもよく、単層シートでも、異なる材質をラミネートした積層シートでもよい。未成形シートSHbの素材には、ポリエチレン、ポリプロピレン、等を利用可能である。また、未成形シートSHbは、シート状ないしフィルム状になっていればよく、ロール状に巻かれていても、所定の長さにカットされていてもよい。シートの厚みは、1〜2mm程度、0.25〜1mm程度、等、様々な厚みとすることが可能であり、3mm程度以上の厚物シートでもよいし、0.25mm程度以下のフィルムでもよい。未成形シートSHbから形成される成形品PR1には、食品容器といった容器、家電製品の内箱や操作パネルといった構成品、等がある。
加熱部SE2から成形部SE3にかけて設置された成形用搬送手段78は、シートSHb,SHaの両縁部を保持し、シート搬送方向D1へシートSHb,SHaを搬送する。搬送方向D1へ繋がったシートSHb,SHaは、制御部SE7の制御盤100の制御に従って間欠的に搬送される。
加熱部SE2は、未成形シートSHbに対向するヒーターを複数並べたヒーター群HGを有し、例えば、未成形シートSHbを溶融しない範囲で軟化する温度以上に輻射加熱する。図1に示す加熱部SE2は未成形シートSHbの上側と下側とにヒーター群HGが配置されているが、どちらか一方を省略することも可能である。
成形部SE3には、例えば、図2(a)に示す成形装置70を使用することができる。テーブル71,72は、図示しない成形用テーブル駆動機構により、設定された離隔位置と近接位置との間で上下方向に近接及び離隔する。これにより、上テーブル71の下に設けられた成形型73が離隔位置L11と近接位置L13との間で昇降し、下テーブル72上に設けられたクランプ(対向型)74が離隔位置L12と近接位置L14との間で昇降する。各成形型73は、上方へ凹んだ雌型とされているが、下方へ凸とされた雄型や凹凸のある型でもよい。また、成形型を下側に配置しクランプを上側に配置してもよい。差圧供給機構75は、差圧供給孔73bから成形面73aに差圧を供給する。成形装置70は、成形型73とクランプ74とが離隔した状態で1ショット分の加熱軟化状態の未成形シートSHbが搬入されると、成形型73とクランプ74とを近接させ、差圧供給機構75により負圧を差圧供給孔73bに作用させて移動停止中の未成形シートSHbを成形面73aに密接させる。成形装置70が成形型73とクランプ74とを離隔させると、成形シートSHaが未成形シートSHbに繋がった状態で成形装置70から搬出され、緩衝ゾーンZ1を介して入口シートガイド20Aに案内される。このとき、次ショットの未成形シートSHbが成形装置70に搬入される。このようにして、製造システムSY1は、加熱された未成形シートSHbを搬送方向D1へショット単位で間欠的に搬送して停止時に成形することを繰り返す。
尚、未成形シートSHbの成形は、上述した真空成形以外にも、圧空成形や圧空真空成形といった差圧成形、プレス成形、熱成形以外の成形、等でもよい。圧空真空成形は、圧空と真空とを併用する差圧成形である。熱成形には、差圧成形やプレス成形が含まれる。
トリミング装置1に設けられた搬送手段10は、入口側の搬送手段10Aと出口側の搬送手段10Bを含み、入口シートガイド20Aに案内される成形シートSHaをトリミング部SE4に搬入し、不要のスクラップシートSHsをトリミング部SE4から搬出する。これにより、搬送手段10は、トリミング位置Ltを通るシート搬送方向D1へ成形シートSHaとスクラップシートSHsの連続物を搬送する。トリミング部SE4は、トリミング位置Ltに搬送された成形シートSHaをトリミングし、成形品PR1を分離する。スクラップシートSHsは、出口シートガイド20Bに案内された後、スクラップ回収部SE5に搬入される。尚、入口シートガイド20Aと出口シートガイド20Bをシートガイド20と総称する。
トリミング部SE4には、例えば、図2(b)に示すトリミング装置本体80を使用することができる。上テーブル81は、テーブル駆動機構88により、設定された離隔位置と近接位置との間で昇降する。これにより、上テーブル81の下に設けられた交換可能な上抜き型83が離隔位置L21と近接位置L23との間で昇降する。上テーブル81には、上抜き型83の内側において昇降可能なノックアウト部材85が設けられてもよい。下テーブル82が固定される場合、下テーブル82上に設けられた交換可能な下抜き型84が固定位置L22から動かない。抜き型83,84は、成形品PR1の周囲で成形シートSHaを切断する切断手段を構成する。
トリミング装置本体80は、両抜き型83,84が離隔した状態で1ショット分の成形シートSHaが搬入されると、上抜き型83を下降させて両抜き型83,84を近接させて成形品PR1の周囲で移動停止中の成形シートSHaを切断する。トリミング装置本体80が上抜き型83を上昇させて両抜き型83,84を離隔させると、スクラップシートSHsが成形シートSHaに繋がった状態でトリミング装置本体80から出口シートガイド20Bを経てスクラップ回収部SE5に搬出され、各成形品PR1が例えば下抜き型84の下から図示しない成形品搬出機構で搬出されて製品取出部SE6に搬入される。このとき、次ショットの成形シートSHaがトリミング装置本体80に搬入される。このようにして、製造システムSY1は、シートSHa,SHsを搬送方向D1へショット単位で間欠的に搬送して停止時に成形シートSHaをトリミングすることを繰り返す。
尚、切断手段は、トムソン刃といった切刃を受け部材に押し当てて成形シートを切断する手段、成形品を位置決めする型の周囲の切刃により成形シートを打ち抜く手段、上刃と下刃とを摺接させる等して成形シートを打ち抜く手段、等でもよい。
(3)トリミング装置の具体例:
次に、トリミング装置1に含まれる搬送手段10、シートガイド20A,20B、昇降手段30、及び、シートガイド退避移動機構40を説明する。
図3は、成形シートSHaの幅方向D2の外側から見たときのトリミング装置1を模式的に示している。図4は、上から見たときのトリミング装置1を模式的に示している。図5は、シート搬送方向D1の上流側から見たときのトリミング装置1を一部断面視して模式的に示している。尚、図3,5は、シートガイド20等が下方位置LLにある時のトリミング装置1を示し、下方位置LLにある時の成形シートSHaの位置を二点鎖線で示すとともに、上方位置LHにある時の成形シートSHa等も二点鎖線で示している。図4には、平面視においてシートSHa,SHsの搬送方向D1に沿った中心線CL1を示している。中心線CL1は、幅方向D2におけるシート両縁部SHe,SHeの中間点を結ぶ線とする。
搬送手段10は、制御盤100の制御に従ってトリミング部SE4のトリミング動作に同期して間欠的に成形シートSHaを搬送方向D1へ送る送り機構11を有する。送り機構11には、入口側のシート案内位置L1に設置された送り機構11A、及び、出口側のシート案内位置L2に設置された送り機構11Bが含まれる。尚、案内位置L1,L2を案内位置Lgと総称する。各送り機構11A,11Bは、図4に示すように、搬送方向D1の上流側から下流側を見るときの左右に配置されている。左右の入口側送り機構11A,11Aは、入口シートガイド20A用の架橋部材24に設けられた送り機構取付部24a,24aに対してシート幅方向D2における位置を変更可能に取り付けられる。左右の出口側送り機構11B,11Bは、出口シートガイド20B用の架橋部材25に設けられた送り機構取付部25a,25aに対してシート幅方向D2における位置を変更可能に取り付けられる。各送り機構11は、成形シートSHaの下に配置された駆動ローラー12a、及び、成形シートSHaの上に配置された従動ローラー12bを有している。各ローラー対(12a,12b)は、成形シートSHaの縁部SHeを挟持して成形シートSHaを搬送方向D1へ送る。後述するが、送り機構11は、昇降手段30に支持されてシートガイド20とともに昇降する。
入口シートガイド20Aは、トリミング部SE4に隣接する上流側案内位置L1に配置され、該案内位置L1からトリミング位置Ltに向かう搬送方向D1へ成形シートSHaを案内する。入口シートガイド20Aは、成形シートSHaの下に配置される下シートガイド21、成形シートSHaの上に配置される上シートガイド22、長手方向をシート幅方向D2に向けた架橋部材24、を備えている。下シートガイド21は、シート搬送方向D1に沿って配置される複数の棒部材21a、及び、架橋部材24に支持されて各棒部材21aを支持する支持部21bを備えている。各棒部材21aは、上流側の端部が下向きに曲げられている。上シートガイド22は、シート搬送方向D1に沿って配置される複数の棒部材22a、及び、架橋部材24に支持されて各棒部材22aを支持する支持部22bを備えている。各棒部材22aは、上流側の端部が上向きに曲げられ、下側の棒部材21aと対向する位置に配置される。架橋部材24の一端24bは、シートガイド退避移動機構40のヒンジ機構41の連結部43に固定され、ヒンジ機構41とともに昇降し、ヒンジ機構41の鉛直に向いた軸心AX1を中心として回転動作可能である。架橋部材24の他端24cは、入口シートガイド20Aがシート案内位置L1にあるときにシートガイド退避移動機構40のロック機構46の受け部47に受けられ、ロック機構46とともに昇降する。上下シートガイド21,22を支持する架橋部材24は、上下シートガイド21,22とともに昇降し、上下シートガイド21,22とともに軸心AX1を中心として回転動作可能である。
出口シートガイド20Bは、トリミング部SE4に隣接する下流側案内位置L2に配置され、トリミング位置Ltから案内位置L2に向かう搬送方向D1へスクラップシートSHsを案内する。出口シートガイド20Bは、スクラップシートSHsの下においてシート搬送方向D1に沿って配置される複数の棒部材23a、長手方向をシート幅方向D2に向けた架橋部材25、この架橋部材25に支持されて各棒部材23aを支持する支持部23bを備えている。各棒部材23aは、下流側の端部が下向きに曲げられている。架橋部材25の一端25bは、第三昇降手段33に支持され、第三昇降手段33の動作により昇降する。架橋部材25の他端25cは、第四昇降手段34に支持され、第四昇降手段34の動作により昇降する。架橋部材25は、棒部材23aとともに昇降する。
尚、成形シートSHaにある成形品PR1の位置や大きさはまちまちであるため、成形品が変わるとシートガイド20の配置を調整する必要がある。入口シートガイド20Aについては、架橋部材24から上下シートガイド21,22を取り外し、幅方向D2における成形品PR1の位置に合わせて各棒部材21a,22aの配置を調整し、その後、架橋部材24に上下シートガイド21,22を取り付ける作業が必要である。入口シートガイド20Aがシート案内位置L1にあると、作業者は入口シートガイド20Aにアクセスし難く、各棒部材21a,22aの配置調整を行い難い。そこで、後述するシートガイド退避移動機構40をトリミング装置1に設けている。
昇降手段30は、制御盤100の制御に従ってトリミング部SE4のトリミング動作に同期してシートガイド20及び送り機構11を昇降させる。昇降手段30は、入口側案内位置L1から成形シートSHaの幅方向外側の一方D2aにおいてシートガイド退避移動機構40のヒンジ機構41を支持して昇降させる第一昇降手段31、入口側案内位置L1から成形シートSHaの幅方向外側の他方D2bにおいてシートガイド退避移動機構40のロック機構46を支持して昇降させる第二昇降手段32、出口側案内位置L2から成形シートSHaの幅方向外側の一方D2aにおいて架橋部材25の一端25bを支持して昇降させる第三昇降手段33、出口側案内位置L2から成形シートSHaの幅方向外側の他方D2bにおいて架橋部材25の他端25cを支持して昇降させる第四昇降手段34、を有する。
尚、「シートの幅方向外側」は、方向を指す用語ではなく、場所を指す用語である。例えば、図4において、幅方向外側の一方D2aは、シートの図4における上側の縁部SHeから図4における上側にある場所を意味し、シートの図4における上側の縁部SHeに沿った範囲を有する場所を意味する。また、図4において、幅方向外側の他方D2bは、シートの図4における下側の縁部SHeから図4における下側にある場所を意味し、シートの図4における下側の縁部SHeに沿った範囲を有する場所を意味する。
第一昇降手段31は、トリミング部SE4において入口側、且つ、成形シートSHaの幅方向外側の一方D2aにある支柱部91に固定された昇降用サーボモーターM1を有し、このモーターM1の動力によりヒンジ機構41を昇降させる。第二昇降手段32は、トリミング部SE4において入口側、且つ、成形シートSHaの幅方向外側の他方D2bにある支柱部92に固定された昇降用サーボモーターM2を有し、このモーターM2の動力によりロック機構46を昇降させる。両昇降手段31,32は、シートガイド退避移動機構40とともに、入口シートガイド20Aと入口側送り機構11Aを昇降させる。
第三昇降手段33は、トリミング部SE4において出口側、且つ、スクラップシートSHsの幅方向外側の一方D2aにある支柱部93に固定された昇降用サーボモーターM3を有し、このモーターM3の動力により架橋部材25の一端25bを昇降させる。第四昇降手段34は、トリミング部SE4において出口側、且つ、スクラップシートSHsの幅方向外側の他方D2bにある支柱部94に固定された昇降用サーボモーターM4を有し、このモーターM4の動力により架橋部材25の他端25cを昇降させる。両昇降手段33,34は、出口シートガイド20Bと出口側送り機構11Bを昇降させる。
例えば、成形シートが上に凸の成形品を有し、この成形品が載置される位置合わせ用の雄型がトリミング部に設けられる場合、成形品を雄型に載置させるためには、シートガイドを上昇させてからシートを1ショット分送ってシートガイドを下降させる必要がある。成形シートが下に凸の成形品を有し、この成形品が収容される位置合わせ用の雌型がトリミング部に設けられる場合、成形品を雌型に収容させるためには、シートガイドを上昇させてからシートを1ショット分送ってシートガイドを下降させる必要がある。トリミング部に雄型や雌型を設けない場合でも、シートに傷を付けないようにするためには、シートガイドを上昇させてからシートを1ショット分送ってシートガイドを下降させるようにした方がよい。
シートガイド退避移動機構40は、成形シートSHaの幅方向外側の一方D2aにおいて第一昇降手段31に支持されたヒンジ機構41、及び、成形シートSHaの幅方向外側の他方D2bにおいて第二昇降手段32に支持されたロック機構46を有する。
ヒンジ機構41は、第一昇降手段31に対して回転不能に支持されている軸部材42、及び、回転可能な部分である連結部43を有する。軸部材42は、長手方向を鉛直に向けて成形シートSHaの幅方向外側の一方D2aにおいて第一昇降手段31に支持され、入口シートガイド20A及び入口側送り機構11Aの回転の中心となる。連結部43は、軸部材42に対して回転可能に入口シートガイド20Aを連結している。従って、入口シートガイド20Aは、ヒンジ機構41に対して軸部材42の軸心AX1を中心として回転動作可能に支持され、ヒンジ機構41とともに昇降し、図4に示すように上流側案内位置L1に配置したり、図10に示すように上流側案内位置L1からシートの幅方向外側となる退避移動位置L3の方へ回転移動させたりすることが可能である。尚、退避移動位置L3、及び、下流側案内位置L2からシートの幅方向外側となる退避移動位置L4を退避移動位置Leと総称する。
ここで、シートガイドを案内位置から退避移動位置の方へ回転移動させることは、シートガイドを案内位置と重ならない位置まで移動させることに限定されず、ロック機構により固定されていたシートガイドを例えば90°未満の回転角で回転移動させること、すなわち、シートガイドを案内位置と一部重なっている位置まで移動させることも含まれる。また、シートガイドを案内位置から退避移動位置の方へ回転移動させることは、シートガイドをシートSHa,SHsの中心線CL1から退避移動位置の側へ移動させることに含まれる。すなわち、「シートの中心線から退避移動位置の側へ」と記載するときのシートガイドの移動方向は、直線方向に限定されない。
ロック機構46は、第二昇降手段32に支持されている受け部47、及び、入口シートガイド20Aを案内位置L1に固定するか否かを切り替えるための操作部48を有する。受け部47は、成形シートSHaの幅方向外側の他方D2bにおいて第二昇降手段32に支持され案内位置L1にある入口シートガイド20Aを受ける。操作部48は、受け部47で受けている入口シートガイド20Aを該受け部47から解放するか否かを切り替える操作を行うことが可能である。図5に示す例では、案内位置L1にある入口シートガイド20Aの架橋部材24の他端24cが受け部47に受けられ、横倒し状態の操作部48が架橋部材24の他端24cを係止することにより入口シートガイド20Aが案内位置L1に固定されている(回転動作禁止状態)。この回転動作禁止状態から操作部48を鉛直に(例えば上に)向けると、架橋部材24の他端24cが操作部48の係止から解放され、軸心AX1を中心として入口シートガイド20Aが案内位置L1から退避移動可能となる(回転動作許可状態)。従って、ロック機構46は、案内位置L1にある入口シートガイド20Aの回転動作の許否を選択可能である。
以上より、シートガイド退避移動機構40は、昇降手段31,32に支持されて入口シートガイド20Aをシート案内位置L1から退避移動可能に支持し、入口シートガイド20A及び入口側送り機構11Aとともに昇降する。
送り機構11及び昇降手段30の動作は、図6に示すような制御盤100に制御される。図6に示す制御盤100は、制御部SE7全体の動作を制御する中央制御回路101、昇降用サーボモーターM1〜M4の動作を制御する駆動制御部111、送り機構11の動作を制御する駆動制御部112、テーブル駆動機構88の動作を制御する駆動制御部113、情報出力部131、操作入力部132、等を備えている。
中央制御回路101は、内部のバスに、CPU(Central Processing Unit)102、ROM(Read Only Memory)103、RAM(Random Access Memory)104、タイマー回路105、不揮発性メモリー106、等が接続された回路とされている。CPU102は、ROM103や不揮発性メモリー106に記録された制御プログラムに基づいてRAM104をワークエリアとして利用しながらトリミング装置1の各部を制御する。
情報出力部131は、例えばディスプレイや音声出力器やプリンターで構成され、利用者から操作入力を受け付けた各種設定の内容やトリミング装置1の運転状況を表す各種情報を表示等により出力する。操作入力部132は、例えば、カーソルボタンや数字ボタンや確定ボタンといった複数のボタンで構成され、利用者から操作入力を受け付ける。
(4)トリミング装置の動作例、作用、及び、効果:
以下、トリミング装置1の動作、作用、及び、効果を説明する。以下の説明には、シートガイド退避移動方法、及び、この方法を含む製造方法も含まれる。
図7は、トリミング装置1の動作例を模式的に示している。尚、1サイクルの初期状態として、図3,5に示すようにシートガイド20が下方位置LLにあり、抜き型83,84が互いに離隔し、移動停止中のスクラップシートSHsが抜き型83,84の間にあるものとする。この状態では、シートSHa,SHsを1ショット分送ってからトリミング位置Ltの成形シートSHaをトリミングする必要がある。
まず、トリミング装置1は、タイミングt1〜t2において、シートガイド20が図3,5に示す下方位置LLから図8,9に示す上方位置LHに上昇するように各昇降手段31〜34を同期させて動作させる。このとき、昇降手段31〜34が同期してシートガイド退避移動機構40を上昇させるので、シートガイド退避移動機構40に支持されているシートガイド20及び送り機構11がシートガイド退避移動機構40とともに上昇し、シートガイド20にあるシートSHa,SHsが図3,5に示す下方位置LLから図8,9に示す上方位置LHに上昇する。
少なくともタイミングt1よりも後のタイミングt3〜t4において、トリミング装置1は、シートSHa,SHsが搬送方向D1へ1ショット分送られるように各送り機構11A,11A,11B,11Bの駆動ローラー12aを同期させて動作させる。このとき、スクラップシートSHsがトリミング位置Ltからシート案内位置L2に搬出され、成形シートSHaがシート案内位置L1からトリミング位置Ltに搬入される。尚、送り開始のタイミングt3は、図7に示すようにシートガイド上昇終了のタイミングt2よりも後でもよいし、タイミングt2と同時、又は、タイミングt2よりも若干前でもよい。
少なくともタイミングt3よりも後のタイミングt5〜t6において、トリミング装置1は、シートガイド20が図8,9に示す上方位置LHから図3,5に示す下方位置LLに下降するように各昇降手段31〜34を同期させて動作させる。このとき、昇降手段31〜34が同期してシートガイド退避移動機構40を下降させるので、シートガイド退避移動機構40に支持されているシートガイド20及び送り機構11がシートガイド退避移動機構40とともに下降し、シートガイド20にあるシートSHa,SHsが図8,9に示す上方位置LHから図3,5に示す下方位置LLに下降する。タイミングt6において、トリミング部SE4(図2(b)参照)の下抜き型84上の所定位置に成形シートSHaが配置される。尚、シートガイド下降開始のタイミングt5は、1ショット分のシート送り終了のタイミングt4よりも後でもよいし、タイミングt4と同時、又は、タイミングt4よりも若干前でもよい。
少なくともタイミングt5よりも後のタイミングt7〜t8において、トリミング装置1は、上抜き型83が離隔位置L21から近接位置L23に下降するようにテーブル駆動機構88を動作させる(図2(b)参照)。このとき、抜き型83,84が互いに近接して成形シートSHaと成形品PR1とスクラップシートSHsとに切断(分離)する。成形品PR1は、例えば、下抜き型84の下から成形品搬出機構で搬出されて製品取出部SE6に搬入される。尚、上抜き型下降開始のタイミングt7は、シートガイド下降終了のタイミングt6よりも後でもよいし、タイミングt6と同時、又は、タイミングt6よりも若干前でもよい。
タイミングt8の後のタイミングt9〜t10において、トリミング装置1は、上抜き型83が近接位置L23から離隔位置L21に上昇するようにテーブル駆動機構88を動作させる(図2(b)参照)。このとき、抜き型83,84が互いに離隔し、移動停止中のスクラップシートSHsが下方位置LLにおいて抜き型83,84の間にある状態となる。
以上のタイミングt1〜t10の連続動作が繰り返されることにより、トリミング部SE4のトリミング動作(タイミングt7〜t10)に同期して、シートガイド退避移動機構40とともにシートガイド20及び送り機構11、ひいてはシートSHa,SHsが昇降し(タイミングt1〜t2,t5〜t6)、シートSHa,SHsが搬送方向D1へ送られる(タイミングt3〜t4)。尚、次ショットのシートガイド上昇開始のタイミングt1は、抜き型83,84の離隔終了のタイミングt10よりも後でもよいし、タイミングt10と同時、又は、タイミングt10よりも若干前でもよい。
製造する成形品PR1を切り替えるとき、作業者は、上記連続動作を停止させてから、トリミング部SE4の抜き型83,84を交換し、シートガイド20の配置を調整する必要がある。シートの幅が変わる場合には、送り機構11の位置も調整する必要がある。入口シートガイド20Aについては、図4,5に示す操作部48を固定側から解放側に(例えば横倒し状態から鉛直に)向けると、受け部47に受けられている架橋部材24の他端24cが操作部48の係止から解放され、軸心AX1を中心として入口シートガイド20Aが案内位置L1から退避移動可能となる(回転動作許可状態)。そこで、図10に示すように、入口側送り機構11Aとともに入口シートガイド20Aを案内位置L1から退避移動位置L3の方へ回転移動させること、すなわち、シートSHa,SHsの中心線CL1から退避移動位置L3の側へ移動させることができる。尚、移動させた入口シートガイド20Aの位置は、図10に示すように90°回転移動した位置に限定されず、135°といった90°を超える回転位置でもよいし、45°といった90°未満の回転位置でもよい。
入口シートガイド20Aを案内位置L1から動かす時、モーターM1,M2は案内位置L1から移動しないので、入口シートガイド20Aを動かす操作が軽くて済む。入口シートガイド20Aを案内位置L1から動かすと、入口シートガイド20Aへのアクセス性が向上し、架橋部材24から上下シートガイド21,22を取り外し切替後の成形品PR1の位置に合わせて各棒部材21a,22aの配置を調整して架橋部材24に上下シートガイド21,22を取り付ける作業が容易となる。また、シートの幅に合わせて入口側送り機構11Aの位置を変える作業も容易となる。
配置を調整した入口シートガイド20Aを入口側送り機構11Aとともに退避移動位置L3の方から案内位置L1に回転移動させる時も、モーターM1,M2が移動しないので、入口シートガイド20Aを動かす操作が軽くて済む。入口シートガイド20Aが案内位置L1になると、架橋部材24の他端24cが受け部47に受けられる。この状態で操作部48を解放側から固定側に(例えば鉛直状態から横倒し状態に)向けると、受け部47に受けられている架橋部材24の他端24cが操作部48に係止され、案内位置L1にある入口シートガイド20Aが回転動作しないように固定される(回転動作禁止状態)。
その後、上下シートガイド21,22の間に成形シートSHaの先端部を入れると、成形シートSHaのトリミングを行うことができる。
以上説明したように、昇降手段30に支持されているシートガイド退避移動機構40にシートガイド20が案内位置Lgから退避移動可能に支持されているので、シートガイド20を動かす操作が軽くて済み、シートガイドへのアクセス性が向上する。
(5)変形例:
本技術は、種々の変形例が考えられる。
例えば、出口シートガイド20Bも、昇降手段33,34(昇降手段30)に支持されたシートガイド退避移動機構40B(図4,10参照)に支持され、出口側案内位置L2(案内位置Lg)から退避移動可能とされてもよい。この場合、出口シートガイド20Bは、シートガイド退避移動機構40Bのヒンジ機構に対して回転動作可能に支持されてもよい。すると、出口シートガイド20Bは、ヒンジ機構とともに昇降し、案内位置L2に配置したり、案内位置L2からシートの幅方向外側となる退避移動位置L4(退避移動位置Le)の方へ回転移動させたりすること、すなわち、シートSHa,SHsの中心線CL1から退避移動位置L4の側へ移動させることが可能である。この場合、モーターM3,M4を移動させなくても出口シートガイド20Bを案内位置L2から退避移動位置L4の方へ動かすことができるので、出口シートガイド20Bを動かす操作が軽くて済む。従って、出口シートガイド20Bへのアクセス性が向上する。
むろん、入口シートガイド20Aがシートガイド退避移動機構に支持されず出口シートガイド20Bがシートガイド退避移動機構に支持される場合も、本技術に含まれる。
本技術には、シート供給部SE1、加熱部SE2、及び、成形部SE3が無く、予め形成された成形シートが入口シートガイド20Aに供給されるトリミング装置も含まれる。また、本技術には、製品取出部SE6の無いトリミング装置、さらにスクラップ回収部SE5の無いトリミング装置、等も含まれる。
むろん、トリミング装置の基本部分(10,SE4,20,30,40)のみでも、シートガイドへのアクセス性する効果が得られる。
(6)結び:
以上説明したように、本発明によると、種々の態様により、シートガイドへのアクセス性を向上させることが可能な技術等を提供することができる。むろん、従属請求項に係る構成要件を有しておらず独立請求項に係る構成要件のみからなる技術等でも、上述した基本的な作用、効果が得られる。
また、上述した実施形態及び変形例の中で開示した各構成を相互に置換したり組み合わせを変更したりした構成、公知技術並びに上述した実施形態及び変形例の中で開示した各構成を相互に置換したり組み合わせを変更したりした構成、等も実施可能である。本発明は、これらの構成等も含まれる。
1…トリミング装置、
10,10A,10B…搬送手段、11,11A,11B…送り機構、
20…シートガイド、20A…入口シートガイド、20B…出口シートガイド、
21…下シートガイド、22…上シートガイド、
21a,22a,23a…棒部材、21b,22b,23b…支持部、
24,25…架橋部材、24a,25a…送り機構取付部、
30,33,34…昇降手段、31…第一昇降手段、32…第二昇降手段、
40…シートガイド退避移動機構、
41…ヒンジ機構、42…軸部材、43…連結部、
46…ロック機構、47…受け部、48…操作部、
80…トリミング装置本体、81,82…テーブル、
83,84…抜き型、88…テーブル駆動機構、91〜94…支柱部、
100…制御盤、
AX1…軸心、CL1…中心線、
D1…搬送方向、
D2…幅方向、D2a…幅方向外側の一方、D2b…幅方向外側の他方、
Le,L3,L4…退避移動位置、Lg,L1,L2…案内位置、
Lt…トリミング位置、LH…上方位置、LL…下方位置、
M1〜M4…モーター、
PR1…成形品、
SE4…トリミング部、
SH0…ロール、SHa…成形シート(シート)、SHb…未成形シート、
SHe…縁部、SHs…スクラップシート(シート)、
SY1…製造システム。

Claims (6)

  1. トリミング位置を通る搬送方向へシートを搬送する搬送手段と、前記トリミング位置に搬送されたシートをトリミングするトリミング部と、該トリミング部に隣接して前記シートを前記搬送方向へ案内するためのシートガイドと、を備えるトリミング装置において、
    前記トリミング部のトリミング動作に同期して前記シートを昇降させるための昇降手段と、
    該昇降手段に支持されて前記シートガイドを前記シートの案内位置から退避移動可能に支持し、前記シートガイドとともに昇降するシートガイド退避移動機構と、を備えたトリミング装置。
  2. 前記シートガイド退避移動機構は、前記昇降手段に支持されて前記シートガイドを回転動作可能に支持するヒンジ機構と、前記案内位置にあるシートガイドの回転動作の許否を選択可能なロック機構と、を有する、請求項1に記載のトリミング装置。
  3. 前記昇降手段は、前記シートの幅方向外側の一方において前記ヒンジ機構を支持して昇降させる第一昇降手段と、前記シートの幅方向外側の他方において前記ロック機構を支持して昇降させる第二昇降手段と、を有する、請求項2に記載のトリミング装置。
  4. 前記ヒンジ機構は、前記シートの幅方向外側の一方において前記昇降手段に支持され前記シートガイドの回転の中心となる軸部材と、該軸部材に対して回転可能に前記シートガイドを連結する連結部と、を有し、
    前記ロック機構は、前記シートの幅方向外側の他方において前記昇降手段に支持され前記案内位置にあるシートガイドを受ける受け部と、該受け部で受けているシートガイドを該受け部から解放するか否かを切り替えるための操作部と、を有する、請求項2又は請求項3に記載のトリミング装置。
  5. 前記搬送手段は、前記昇降手段に支持されて前記シートガイドとともに昇降し前記シートを前記搬送方向へ送る送り機構を有する、請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載のトリミング装置。
  6. 前記シートガイド退避移動機構に支持されているシートガイドが前記トリミング部に対して前記トリミング位置へ前記シートを供給する位置に設けられた、請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載のトリミング装置。
JP2015082148A 2015-04-14 2015-04-14 トリミング装置 Active JP6431808B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015082148A JP6431808B2 (ja) 2015-04-14 2015-04-14 トリミング装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015082148A JP6431808B2 (ja) 2015-04-14 2015-04-14 トリミング装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016198867A JP2016198867A (ja) 2016-12-01
JP6431808B2 true JP6431808B2 (ja) 2018-11-28

Family

ID=57422239

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015082148A Active JP6431808B2 (ja) 2015-04-14 2015-04-14 トリミング装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6431808B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021148703A (ja) * 2020-03-23 2021-09-27 三菱電機プラントエンジニアリング株式会社 線源校正試験装置

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6843156B1 (en) * 2000-10-10 2005-01-18 Jere F. Irwin Apparatus for conveying, guiding, and locating a thermoformable web
JP4047108B2 (ja) * 2002-09-05 2008-02-13 株式会社浅野研究所 樹脂シートのトリミング装置
JP5300108B1 (ja) * 2012-11-08 2013-09-25 株式会社浅野研究所 熱成形装置、及び、その型交換方法
JP6026864B2 (ja) * 2012-11-26 2016-11-16 株式会社浅野研究所 熱成形装置及びトリミング装置のための型搬送台車、及び、型交換方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016198867A (ja) 2016-12-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102526861B1 (ko) 플라스틱 필름 처리를 촉진하는 방법 및 장치
JP6527375B2 (ja) トリミング装置
WO2011105153A1 (ja) 差圧成形装置、及び、差圧成形シート製造方法
KR101165515B1 (ko) 폼보드의 에지 가공장치
JP6431808B2 (ja) トリミング装置
US4789129A (en) Adjustable mold for forming containers
JP5300108B1 (ja) 熱成形装置、及び、その型交換方法
JP5619449B2 (ja) 差圧成形装置、及び、差圧成形シート製造方法
JP7058384B2 (ja) 差圧成形装置、及び、差圧成形方法
JP6026864B2 (ja) 熱成形装置及びトリミング装置のための型搬送台車、及び、型交換方法
JP6527376B2 (ja) 熱成形装置、及び、シート搬送装置
JP7058385B2 (ja) 差圧成形装置、及び、差圧成形方法
JP6704313B2 (ja) トリミング装置
KR200263594Y1 (ko) 골판지 자동 공급장치
US12037155B2 (en) Methods and apparatus to facilitate plastic film processing
CA3066146C (en) Methods and apparatus to facilitate plastic film processing
KR102286308B1 (ko) 비닐백 제조용 분할커팅장치
EP1302303B1 (de) Vorrichtung zum Verformen von zwei Platten oder Folienbahnabschnitten in einer Formstation.
JP2014094555A (ja) 熱成形装置、及び、その型交換方法
JPH0153623B2 (ja)
KR101282890B1 (ko) 입체 물결무늬를 갖는 합성수지시트 및 그 제조장치와 제조방법
TW202039189A (zh) 修整裝置
KR20020004911A (ko) 골판지 자동 공급장치
JPH04176600A (ja) 熱可塑性樹脂発泡成形品の切断装置およびそれを用いた成形品製造装置
JP2000334828A (ja) 成形装置、成形方法およびプレス装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180309

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181030

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20181031

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181105

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6431808

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250