JP2021148703A - 線源校正試験装置 - Google Patents

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慶一 松尾
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【課題】放射能汚染の有無を検査するために用いられる放射線検出器の校正試験を、効率的に実施することができる線源校正試験装置を得る。【解決手段】検査対象物体の放射能汚染の有無を検査するために用いられる放射線検出器1を備えたスクリーニング装置100に接続され、放射線検出器の校正試験を行う線源校正試験装置20であって、標準線源2を放射線検出器の検出面に対向する校正検査位置に移動させる線源移送ユニット21と、線源移送ユニットの位置制御を行うことで校正検査位置に標準線源を移動させた後、校正対象である放射線検出器による測定を実施させる制御ユニット22と、放射線検出器による測定結果を受信し、測定結果に基づいて校正処理を実行することで、放射線検出器の校正が必要か否かを判定する線源校正処理ユニット23と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、放射線検出器の校正試験を行うために用いられる線源校正試験装置に関する。
放射能汚染の有無を検査するためには、放射線検出器を用いて、放射線量を定量的に測定することが行われる。放射線量を正確に測定するためには、放射能濃度が既知の標準線源を用いて、定期的に校正試験を行うことが推奨されている。定期的な期間としては、年に1回を推奨しているメーカーが多い。
このような校正試験とは、標準線源で既知の放射線量の場を作り、そこに放射線検出器を置いて既知の放射線量と放射線検出器の指示値を比較し、必要に応じて放射線検出器の指示値を合わせる試験のことである。
校正試験は、以下の手順で行われる。
手順1)校正対象である放射線検出器の校正試験を行う場所でのバックグランド計数率を測定する。
手順2)標準線源を校正対象の放射線検出器の検出面の、あらかじめ決められた位置に設置する。
手順3)標準線源から放射線検出器に対して、照射される放射線を所定時間測定し、放射線計数率を算出する。
手順4)測定した放射線計数率からバックグランド計数率を差し引いて、正味の計数率を算出する。
手順5)標準線源が放出する理論上の放射線数を求める。
手順6)機器効率を、
機器効率=(正味の計数率)/(標準線源が放出する理論上の放射線数)
として算出し、算出した機器効率が基準値以内か、前回値と大きく変化していないかを判定する。
手順7)算出した機器効率が、基準値以内でないと判定した場合には、該当する放射線検出器の計数率を放射線量に変換する「機器効率」のパラメータを調整し、機器効率が基準値以内となるように、手順3〜手順6を繰り返す。
線源校正試験技術の一例として、原子力施設で使用した衣類を洗濯した後に、衣類の汚染をチェックするランドリーモニタ装置において、ベルトコンベア上に置いた標準線源を放射線検出器検出面の真下に持ってくることで、線源校正を行う従来技術がある(例えば、特許文献1参照)。
特開2009‐79929号公報
しかしながら、従来技術は、以下のような課題がある。
車両の自動スクリーニング装置のように、多数の放射線検出器を用いて、しかも通常は多数の放射線検出器が2m〜5mの高さに設置してある場合に線源校正を行うには、専用治具を用いて人手で距離を測定して、標準線源を検出器検出面に設置し、手動による校正処理が行われていた。
多数の放射線検出器のすべての線源校正を行うためには、この作業を繰り返し実施することが必要となり、手動による作業量が多くなる。さらに、線源校正を行うために、高所での作業も発生するため、作業性の改善が強く望まれる。
本発明は、前記のような課題を解決するためになされたものであり、放射能汚染の有無を検査するために用いられる放射線検出器の校正試験を、効率的に実施することができる線源校正試験装置を得ることを目的とする。
本発明に係る線源校正試験装置は、検査対象物体の放射能汚染の有無を検査するために用いられる放射線検出器を備えたスクリーニング装置に接続され、放射線検出器の校正試験を行う線源校正試験装置であって、標準線源を放射線検出器の検出面に対向する校正検査位置に移動させる線源移送ユニットと、線源移送ユニットの位置制御を行うことで校正検査位置に標準線源を移動させた後、校正対象である放射線検出器による測定を実施させる制御ユニットと、放射線検出器による測定結果を受信し、測定結果に基づいて校正処理を実行することで、放射線検出器の校正が必要か否かを判定する線源校正処理ユニットを備えたものである。
本発明によれば、放射能汚染の有無を検査するために用いられる放射線検出器の校正試験を、効率的に実施することができる線源校正試験装置を得ることができる。
本発明の実施の形態1に係る線源校正試験装置を、スクリーニング装置に連動して用いる状態における機能構成図である。 本発明の実施の形態1に係る線源校正試験装置を、スクリーニング装置に連動して用いる状態における、図1とは異なる機能構成図である。 本発明の実施の形態2におけるシステムの詳細構成に関する説明図である。
以下、本発明の線源校正試験装置の好適な実施の形態につき、図面を用いて、具体的に説明する。
本発明は、複数の放射線検出器を並べて使用するようなスクリーニング装置の線源校正試験を、スクリーニング装置と連動して自動で行う構成を備える点を技術的特徴としている。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る線源校正試験装置を、スクリーニング装置に連動して用いる状態における機能構成図である。図1に示したスクリーニング装置100は、本体制御部101、N個の放射線検出器1(1)〜1(N)を有する検出器BOX102、プリアンプ103、および信号処理部104を備えて構成されている。なお、Nは、2以上の整数である。
ここで、N個の放射線検出器1(1)〜1(N)は、線源校正試験が実施される校正検査対象に相当する。そして、スクリーニング装置100は、N個の放射線検出器1(1)〜1(N)の測定結果に基づいて、車両等を検査対象として、放射能汚染の有無を検査する。
一方、本実施の形態1に係る線源校正試験装置20は、図1に示すように、線源移送ユニット21、制御ユニット22、および線源校正処理ユニット23を備えて構成されている。線源移送ユニット21は、標準線源2を有するとともに、標準線源2を所望の位置に移送するための移送機構部3を有している。
制御ユニット22は、本体制御部101および線源校正処理ユニット23と連携をとりながら、線源移送ユニット21を制御する。具体的には、本体制御部101が線源校正モードに切り替わった状態で、制御ユニット22は、移送機構部3を制御することで、N個の放射線検出器1(1)〜1(N)のうちの校正対象となるn番目(nは、1以上N以下の整数)の放射線検出器1(n)を校正するために適した位置まで、標準線源2を搬送する。
なお、線源校正モードとは、放射能汚染の有無を検査するための自動検査モードから、線源校正を実行するために切り替えられるモードに相当する。自動検査モードと線源校正モードとの切り替えは、例えば、切り替えスイッチを手動操作することで行うことができる。
切り替えスイッチは、スクリーニング装置100側または線源校正試験装置20側のいずれか一方に設けることが可能である。そして、本体制御部101または制御ユニット22のいずれか一方は、切り替えスイッチの状態の読み取り結果から現状のモードの切替を実行し、相互通信を行うことで、本体制御部101または制御ユニット22のいずれか他方に対して、現状のモードを伝えることができる。
線源校正処理ユニット23は、放射線検出器1(n)を校正するために適した位置まで、標準線源2が搬送された後に、校正処理を実行する。具体的な校正手順は、以下のようになる。
<校正手順1:バックグランド計数率の測定処理>
線源校正処理ユニット23は、標準線源による放射を行わない状態で、バックグランドの放射線量を測定するための第1指令をスクリーニング装置100内の本体制御部101に送信する。第1指令を受信した本体制御部101は、校正対象となる放射線検出器1(n)に測定を実行させる。
その結果、線源校正処理ユニット23は、放射線検出器1(n)による測定結果を受信することで、バックグランド計数率を測定する。なお、このバックグランド計数率の測定は、放射線検出器1(n)を校正するために適した位置まで標準線源2を移動させる前に実施することも可能である。
<校正手順2:機器効率の算出処理>
線源校正処理ユニット23は、第2指令に基づいて放射線検出器1(n)で検出した計数率を信号処理部104経由で計測し、その値からバックグランド計数率を引いた正味計数率(A)を求める。さらに、線源校正処理ユニット23は、標準線源2から1秒間に2π(180度)範囲に放出される理論上の放射線数(B)を求め、A/Bの比率を機器効率として算出する。
<校正手順3:パルス波高値の算出処理>
放射線検出器1の種類によっては、線源校正試験時に機器効率を測定することに加えて、標準線源からの放射線によるパルス波高値を測定するケースがある。
線源校正処理ユニット23は、標準線源2から、放射線を照射させる。そして、線源校正処理ユニット23は、標準線源2から所定時間照射させた状態でのプリアンプ103からのパルス信号を入力し、必要に応じてデジタルデータに変換する。
その結果、線源校正処理ユニット23は、放射線検出器1(n)で検出したパルスのピーク電圧値をパルス波高値として算出する。
<校正手順4:パルス波高値および機器効率の判定処理>
線源校正処理ユニット23は、校正手順2で求めた機器効率、および校正手順3で求めたパルス波高値のいずれもが基準値内(基準範囲内)の場合には、機器効率を登録する。また、少なくともパルス波高値および機器効率のいずれか一方が基準値外(基準範囲外)の場合には、両者が基準値内に入るように、作業員によるディスクリ電圧等の調整後、パルス波高値および機器効率のいずれもが基準値内となるまで、校正手順2〜校正手順4を繰り返すこととなる。そして、最終的に、線源校正処理ユニット23は、基準値内となった機器効率を登録する。
このようにして、線源校正処理ユニット23は、校正処理により算出した機器効率をスクリーニング装置100に渡し、スクリーニング装置100は、最新の機器効率を用いて放射線強度を算出する。また、それぞれの放射線検出器1(1)〜1(N)毎に機器効率を時系列データとして整理し、機器効率の経年変化により放射線検出器の劣化程度を判定し、放射線検出器1の交換時期を推定することができる。
<校正手順5:N個の放射線検出器に関する繰り返し処理>
上述した校正手順1〜校正手順4が、N個の放射線検出器1(1)〜1(N)の校正処理が終わるまで順次繰り返される。すなわち、1つの放射線検出器1(n)の校正処理が終わった後には、次の放射線検出器1(n+1)を校正するために適した位置まで、標準線源2が搬送された後に、上述した校正手順1〜校正手順4が繰り返される。
そして、全ての放射線検出器1(1)〜1(N)の校正処理が終了した場合には、制御ユニット22は、標準線源2を初期位置に移動させる。その後、線源校正試験装置20をスクリーニング装置100から取り外す。
次に、制御ユニット22により位置制御が実行される線源移送ユニットの構成について詳細に説明する。制御ユニット22は、校正対象であるn番目の放射線検出器1(n)を校正するために、移送機構部3を制御することで、標準線源2を適切な位置まで搬送する必要がある。このために、移送機構部3は、標準線源2を(X、Y、Z)の各方向に移動させることができる機構となっている。
ただし、標準線源2とN個の放射線検出器1(1)〜1(N)のそれぞれがZ方向に関して、距離があらかじめ等しい値となるような配置であれば移送機構部3は、(X、Y)の2方向に移動できればよい。
Z方向の位置決めに加えて、さらに、標準線源2とN個の放射線検出器1(1)〜1(N)のそれぞれとのX方向に関して、N個の放射線検出器1(1)〜1(N)の中心位置に標準線源2を停止させることができるように、検出器BOX102に対して移送機構部3を位置決めできるのであれば、移送機構部3は、(Y)の1方向に移動できればよい。
なお、(X、Y、Z)の各方向については、図3を用いて後述する。
また、スクリーニング装置100と線源校正試験装置20とを連結された状態で、検出器BOX102と移送機構部3が認識する座標を一致させることが必要となるが、スクリーニング装置100と線源校正装置20が連結時の連結点を原点して、スクリーニング装置100に取り付けられた放射線検出器1の中心位置の座標をあらかじめ測定しておき、その座標を線源校正装置20に設定することで、移送機構部3は、放射線検出器1の中心位置を把握することができる。
また、相対位置関係を特定するために、画像処理ユニットを用いてもよい。なお、この画像処理ユニットは、線源校正試験装置20に設けることができるが、図1では図示を省略している。
相対位置関係を特定するために、スクリーニング装置100に、放射線検出器1(1)〜1(N)に対する相対位置関係が特定された複数の位置決めマークを設けておくことができる。この場合、画像処理ユニットは、スクリーニング装置100に設けられた複数の位置決めマークの座標値を読み取り、読み取り結果に基づいてスクリーニング装置内の放射線検出器1(1)〜1(N)の位置座標を算出することができる。
従って、制御ユニット22は、画像処理ユニットによって算出された位置座標に基づいて線源移送ユニット21の位置制御を行うことで、標準線源2を、校正対象となる放射線検出器1(n)に対向する位置に相当する校正検査位置に移動させることができる。
なお、以上の説明では、線源校正試験装置20が、図1に示したように、線源移送ユニット21、制御ユニット22、および線源校正処理ユニット23を備えて構成されている場合について説明した。しかしながら、線源校正試験装置20は、図1以外の構成を採用することも可能である。
図2は、本発明の実施の形態1に係る線源校正試験装置を、スクリーニング装置に連動して用いる状態における、図1とは異なる機能構成図である。図2に示すように、制御ユニット22および線源校正処理ユニット23の機能は、あらかじめ、スクリーニング装置100内の本体制御部101に持たせてもよい。図2のような構成によっても、図1の構成と同様の処理機能を実現することが可能である。
実施の形態2.
次に、スクリーニング装置100と線源校正試験装置20とを連結した状態でのシステム全体の構成に関して、より詳細に説明する。図3は、本発明の実施の形態2におけるシステムの詳細構成に関する説明図である。
図3では、1つの検出器BOX102に複数台が収納されている放射線検出器1−a〜1−nの検出面中央に、標準線源2を一定距離で照射して、波高分析および機器効率を自動で測定する状態が示されている。
なお、図3において、放射線検出器1−a〜1−nの左右方向がX方向に相当し、放射線検出器1−a〜1−nの上下方向がY方向に相当し、検出器BOX102と放射線検出器1との間の距離方向がZ方向に相当する。
図3中の線源移送ユニット21は、放射線検出器1−a〜1−nの検出面中央部に標準線源2を移送/静止させるための移送機構部3として、モーター4、減速機5、線源移送機構6、リミットスイッチ9、および静止箇所に応じた停止用ドグ10−a〜10−nを備えている。そして、線源移送ユニット21は、放射線検出器1−a〜1−nのそれぞれの表面から、標準線源2の面までの距離が、所定の距離になるように、検出器BOX102に対して装着できる構造となっている。
図3中の制御ユニット22は、本体制御部101に相当するCPU11へリミットスイッチ9の作動信号を伝達するD/I(ディジタル入力)カード12、CPU11からの線源移送/静止信号をモーター4へ伝達するD/O(ディジタル出力)カード13およびリレー14で構成される。
なお、モーター4をサーボモーターとしてもよい。その場合は、標準線源2の停止箇所の位置決め制御がサーボ機構によりできるため、リミットスイッチ9、停止用ドグ10−a〜10−n、および制御ユニット22は不要になる代わりに、サーボモーターを制御するためのサーボアンプ18が必要になる。
図3中の校正試験用S/W23aは、1つもしくは複数の検出器BOX102毎に複数台収納されている各放射線検出器1−a〜1−nの中央部に標準線源2を移送/静止させて、波高分析データと機器効率を測定および判定するためのS/W(ソフトウェア)である。
次に、図3の構成を用いて、線源校正試験シーケンスについて説明する。
(ステップ1)BG(バックグランド)計数率測定
本体装置のPCを操作して、各放射線検出器1−a〜1−nのBG計数率を測定する。
(ステップ2)線源校正試験装置セット
標準線源2を取付けた線源移送ユニット21を校正対象である検出器BOX102に装着の上、線源移送ユニット21〜検出器BOX102/制御ユニット22間の試験用ケーブル15−a〜15−cを接続する。
(ステップ3)線源校正試験実施
波高分析ユニット8からの指令に基づいて本体装置のPCを操作して、校正試験用S/W23aにより線源校正試験を開始する。校正試験用S/W23aによる校正試験シーケンスは、次のステップ3−1〜ステップ3−4となる。
(ステップ3−1)放射線検出器1−aの波高分析/機器効率測定&判定
(i)PC3からの指令で、
a.CPU11⇒D/O13⇒リレー14⇒モーター4⇒減速機5⇒線源移送機構6を動かした後、停止用ドグ10−aでリミットスイッチ9を作動させて、放射線検出器1−aの中央で標準線源2を静止させる。
b.波高分析ユニット8に入力する放射線検出器1−aのAMP−OUT信号をCPU11⇒D/O13⇒切替ユニット7で選択する。
(ii)所定の時間、標準線源2を放射線検出器1−aに照射して、波高分析データを判定する。
上記(i)で選択した放射線検出器1−aのAMP−OUT信号を、波高分析ユニット8およびPC3により波高分析し、波高値(ピークCH)/ディスクリ電圧が判定基準内か判定する。
(iii)機器効率を測定&判定する。
放射線検出器1−aのPULSE−OUT信号の計数率を本体装置のD/I16⇒CPU11⇒(ネットワーク経由)⇒PC3へ読み込んだ後、ステップ1で測定したBG計数率を引いて、正味計数率(A)を求める。
次に、正味計数率(A)と、標準線源2から1秒間に2π方向に放出される放射線数(B)との比率(A÷B)を機器効率(%)として算出して、判定基準内か判定する。
次に、波高分析データおよび機器効率が判定基準内であれば、機器効率をPC3に登録する。そして、登録された機器効率は、自動スクリーニング装置100の表面汚染計算に用いられる。
(ステップ3−2)放射線検出器1−b〜1−nの波高分析/機器効率測定&判定
放射線検出器1−aの試験が完了したら、ステップ3−1(i)に従って、順次、標準線源2を移送の上、放射線検出器1−b〜1−nの中央に標準線源2を静止させるとともに、当該放射線検出器のAMP−OUT信号を切替ユニット7で選択して、波高分析データおよび機器効率を測定&判定する。いずれのデータも判定基準内であれば、機器効率をPC3に登録する。
(ステップ3−3)放射線検出器1−a〜1−nのうち、波高分析データが不良となった放射線検出器については、判定基準に入るよう、波高値/ディスクリ電圧を調整の上、当該放射線検出器をPC3で選択して、波高分析データおよび機器効率を再測定する。
(ステップ3−4)試験が終了したら、PC3で終了操作をして、線源移送機構6を逆回転させることで、標準線源2を元の位置に戻した後、試験用ケーブル15−a〜15−cを解線するとともに、線源校正試験装置20を取り外す。
以上のように、実施の形態1および実施の形態2によれば、線源移送ユニット、制御ユニット、および線源校正処理ユニットを備えて、線源校正試験装置が構成されている。この結果、スクリーニング装置に対して線源校正試験装置を機械的に連結するとともに、相互通信を行うことで、複数の放射線検出器を並べて使用するようなスクリーニング装置の線源校正試験を、スクリーニング装置と連動して自動で行うことができる。この結果、放射能汚染の有無を検査するために用いられる放射線検出器の校正試験を、効率的に実施することができる線源校正試験装置を実現できる。
また、放射線検出装置には有寿命部品(例えば、フォトマル、プラシン)を使用しており、有寿命部品の劣化程度に比例して機器効率も低下していく。従って、機器効率の時系列データを時系列データとして登録しておき、必要に応じてトレンド表示することで、機器の経年変化を確認することができ、有寿命部品の取り換え時期も報知することができる。
なお、図3においては、複数の放射線検出器がY方向に配列されている場合を例示しているが、配列方向は、これに限定されるものではない。他の方向に配列された複数の放射線検出器に対しても、線源移送ユニットを適切な位置に取り付けることで、上述したような線源校正試験を実施することが可能である。また、放射線検出器の数は、単数であっても、上述したような線源校正試験を実施することが可能である。
1、1(1)〜1(N) 放射線検出器、2 標準線源、3 移送機構部、4 モーター、5 減速機、6 線源移送機構、7 切替ユニット、8 波高分析ユニット、9 リミットスイッチ、10 停止用ドグ、12 D/Iカード、13 D/Oカード、14 リレー、15−a〜15−c ケーブル、18 サーボアンプ、20 線源校正試験装置、21 線源移送ユニット、22 制御ユニット、23 線源校正処理ユニット、23a 校正試験用S/W、100 スクリーニング装置、101 本体制御部、102 検出器BOX、103 プリアンプ、104 信号処理部。

Claims (5)

  1. 検査対象物体の放射能汚染の有無を検査するために用いられる放射線検出器を備えたスクリーニング装置に接続され、前記放射線検出器の校正試験を行う線源校正試験装置であって、
    標準線源を前記放射線検出器の検出面に対向する校正検査位置に移動させる線源移送ユニットと、
    前記線源移送ユニットの位置制御を行うことで前記校正検査位置に前記標準線源を移動させた後、校正対象である前記放射線検出器による測定を実施させる制御ユニットと、
    前記放射線検出器による測定結果を受信し、前記測定結果に基づいて校正処理を実行することで、前記放射線検出器の校正が必要か否かを判定する線源校正処理ユニットと
    を備えた線源校正試験装置。
  2. 前記スクリーニング装置に設けられた複数の位置決めマークの座標値を読み取り、読み取り結果に基づいて前記スクリーニング装置内の前記放射線検出器の位置座標を算出する画像処理ユニットをさらに備え、
    前記制御ユニットは、前記画像処理ユニットによって算出された前記位置座標に基づいて前記線源移送ユニットの前記位置制御を行うことで、前記標準線源を前記放射線検出器に対向する前記校正検査位置に移動させる
    請求項1に記載の線源校正試験装置。
  3. 前記線源校正処理ユニットは、
    前記放射線検出器による測定結果を受信し、前記測定結果に基づいて前記放射線検出器の機器効率を算出し、算出した前記機器効率が基準範囲内にない場合には、校正が必要であると判定する
    請求項1または2に記載の線源校正試験装置。
  4. 前記線源校正処理ユニットは、前記校正処理を実行するごとに算出した前記機器効率を前記放射線検出器のトレンドを示す時系列データとして登録し、前記時系列データを報知する
    請求項3に記載の線源校正試験装置。
  5. 前記制御ユニットおよび前記線源校正処理ユニットは、前記スクリーニング装置に設けられた本体制御部内に備えられている
    請求項1から4のいずれか1項に記載の線源校正試験装置。
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