JPH0417578Y2 - - Google Patents

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JPH0417578Y2
JPH0417578Y2 JP11759990U JP11759990U JPH0417578Y2 JP H0417578 Y2 JPH0417578 Y2 JP H0417578Y2 JP 11759990 U JP11759990 U JP 11759990U JP 11759990 U JP11759990 U JP 11759990U JP H0417578 Y2 JPH0417578 Y2 JP H0417578Y2
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spindle
motor
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drive motor
winding
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は二重撚糸機に関し、特にその駆動部
分の装置に関する。
〔考案の背景〕
上記二重撚糸機は、公知のように給糸パツケー
ジから解舒された糸はスピンドル軸芯に入り適宜
テンシヨン装置により張力が付与され、回転する
回転盤でバルーンされながら撚が付与され巻取パ
ツゲージへと巻取られるものである。上記回転盤
はスピンドルに固着されていて、該スピンドルの
1回転で2回の撚がかかることになる。すなわ
ち、1メートル毎の撚数は次式によつて表され
る。
撚数=スピンドル回転数(rpm)×2/ヤーンスピー
ド(m/min) なお、上式におけるヤーンスピードは巻取パツ
ケージの糸巻取スピードに因つている。ところ
で、上記撚数は給糸する糸の種類や太さにより変
更したり、あるいは同種の糸であつても強く撚を
付与する(強撚糸)場合も甘く撚を付与する(甘
撚糸)場合もあり、二重撚糸機が稼働する前に上
記撚数を設定しなおすことがある。特に、近年他
の多くの分野同様に撚糸業界にも他品種少量生産
が唱えられており、上記撚数を変更する回数は増
す一方である。
ここで、従来の二重撚糸機の駆動関係の構造を
簡単に説明する。多数錘並列された二重撚糸機の
スピンドルは走行する無端状のベルトによりその
回転駆動を得ることができる。該無端状のベルト
は一対のプーリに掛け巻されており、一方のプー
リには駆動モータの出力軸が連結され、他方のプ
ーリの回転軸の従動回転力を巻取パツケージの回
転力に利用している。すなわち、スピンドルを回
転する為のモータと、巻取パツケージを回転する
為のモータは同一になつている。一個のモータの
みを使用することにより消費電力量を最少限にく
い止めるという経済的理由による。
上記のような構造をした二重撚糸機において、
駆動モータの出力軸と巻取パツケージに圧接して
回転駆動を伝えるドラムの回転軸とは数個のギア
により連結されており、従来撚数を設定しなおす
際には、上記ギアを別のギアに交換してギア比を
変えることにより上記ドラムの回転速度を変えて
いた。すなわち、単一駆動源なので、ドラムの回
転数を変更しようとして駆動モータの回転数を変
更すればスピンドルの回転数もそれに伴つて変つ
てしまい撚数は変わらない。例えばドラムの回転
数を2倍にするために駆動モータの回転数を2倍
にすればスピンドルの回転数も2倍となり、上述
の式により撚数は何ら変わらないのである。
ところが、上記のようなギアチエンジによる撚
数の変更では、ギアを変えるのがめんどうであ
る、きたない、あるいは似たギアと間違い所望す
る撚数が得られない、という問題点があると同時
に、上記ギアチエンジに手数がかかり迅速に撚数
が変更できなくて、前記多品種少量生産に対応し
きれないという問題点があつた。
そこで、本願の考案者は上記スピンドルの駆動
モータと捲取用のドラムの駆動モータを別々にし
て、上記問題点を解消しようとした。すなわち、
それぞれのモータを別個に制御することにより所
望する撚数を得ようとするものである。
ところが、そのように別々のモータを設けると
次のような新たな問題点が生じてしまつた。すな
わち、二重撚糸機においては捲取部のドラムの
GD2(慣性力)に比べてスピンドル部のGD2が非
常に大きい。したがつて、停電時には捲取部が早
く止まつてしまい糸の走行が停止した状態でしば
らくの間、糸に撚が付与されることになる。その
ため、その部分の糸に強撚が入つてしまい、時と
して撚切れが発生することもあつた。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案は、スピンドル駆動モータと捲取部駆
動用モータとを別個に設け、該捲取部駆動用モー
タと電源との間にバツテリ内蔵の静止形周波数変
換装置を介在させるとともに、停電を検出して上
記捲取部駆動用モータの電源を上記バツテリ側に
切換えるリレー装置とを設けたものである。
〔実施例〕
第1図には本考案に係る二重撚糸機と該二重撚
糸機の駆動機構を示している。上記二重撚糸機1
は複数錘が並置されている。
2は給糸パツケージのカバーを示し、該カバー
2の内に給糸パツケージが載置されている。3は
スピンドルを示し走行するベルト4に接触してい
る。巻取パツケージ5は積極回転するドラム6に
圧接し、該ドラム6より回転力を与えられてい
る。7はトラバースガイド、8はフイードローラ
をそれぞれ示している。
次に、上記駆動機構10を説明する。上記無端
状のベルト4は一対の第1および第2プーリ1
1,12間に巻き掛けられている。13は駆動モ
ータを示し、該モータ13の出力軸14にはプー
リ15が嵌着されていて、該プーリ15とプーリ
17とにはベルト18が巻きかけられている。上
記第1プーリ11およびプーリ17は軸21の両
端に嵌着されており、上記駆動モータ13の出力
は出力軸14、プーリ15、ベルト18、第5プ
ーリ17、第1プーリ11を経て走行ベルト4に
伝わり、該ベルト4の走行によりスピンドル3を
回転させる。
23は捲取用駆動用モータを示し、該モータ2
3の出力軸24にはプーリ25が嵌着されてい
る。該プーリ25と支持軸26に嵌着したプーリ
27および支持軸28に嵌着したプーリ29には
ベルト30が巻き掛けられている。上記支持軸2
6には前記ドラム6が所定間隔をあけて嵌着され
ていて、該支持軸26の一端には3段式プーリ3
1が嵌着されている。また、上記支持軸28には
前記フイードローラ8が所定間隔をあけて嵌着さ
れている。
上記3段式プーリ31と軸32の一端に嵌着さ
れた3段式プーリ33とにはベルト34が巻き掛
けられている。該軸32の他端はギヤ35,36
により溝付ドラム37に連結されている。該ドラ
ム37にはカム溝38が形成され、該カム溝38
にカムシユー39が嵌合している。該カムシユー
39には往復動ロツド40が固着され、該ロツド
40には所定間隔をあけて前記トラバースガイド
7が固着されている。以上のような構成により、
駆動モータ23の出力はベルト30を経てドラム
6とフイードローラ8の支持軸26,28にそれ
ぞれ伝わり、ドラム6およびフイードローラ8を
回転させる。
また、上記支持軸26の回転がさらにベルト3
4を経て溝付ドラム37に伝わり、該ドラム37
の回転によりカムシユー39が溝38に沿つて移
動することにより、トラバースガイド7は往復動
する。
第1図において、上記支持軸26には円板状の
円周部分に凸部または凹部を形成した導電性物質
より成る被検出体66が嵌着されている。該被検
出体66の回転を近接センサ67で検出すること
により実際のドラム6の回転数は検出される。ま
た、スピンドル3にも同様な被検出体68が嵌着
され、該被検出体68をセンサ69で検出するこ
とにより実際のスピンドル3の回転数を検出して
いる。
上記駆動部の電気ブロツク図を第2図に示して
いる。電源70より送られる電力はスピンドル用
モータ13および捲取用モータ23に供給され
る。該電源70および捲取用モータ23間には以
下の部材および回路が介在している。すなわち、
電源70は第1リレー71と接線され、該第1リ
レー71はバツテリー内蔵の静止形周波数変換装
置、すなわちインバータ装置72に接続されてい
る。該インバータ装置72において、AC/DCコ
ンバータ73および充電器74、バツテリー76
と第2リレー75が並列に接続された後にDC/
ACインバータ77に接続されている。該インバ
ータ77へは制御回路78から指令が送られ、該
制御回路78へはスピンドル用モータ13の上記
検出器67および捲取用モータ23の上記検出器
69からそれぞれの実際の回転数情報が入力され
てい。電源70からモータ23への通常の通電時
には、第1リレー71が閉で第2リレー75が開
となり、停電時には第1リレー71が開で第2リ
レー75が閉となる。
したがつて通常(非停電時)は電源70からの
電力は第1リレー71、AC/DCコンバータ7
3、およびインバータ77を経てモータ23に送
られる。捲取用モータ23は上記インバータ77
により所望の回転数を得るべく制御される。すな
わち、例えば、設定撚数を得るために捲取回転数
がスピンドル回転数のa(%)で回転しなければ
ならないとすると、第3図に示すように稼働開始
時Aから正常稼働時Bおよび稼働終了時Cまで全
ての稼働時に渡つて、捲取回転数Raはスピンド
ル回転数Rbのa(%)デバイス回転するように制
御される。
今何らかの原因で停電したとすると、電源70
からの電力の供給は停止し、バツテリー76がな
い場合は捲取部モータ23はスピンドル用モータ
67の停止に比べて、早く停止してしまいRc、
スピンドル用モータ13のみが回転している期間
tにおいて糸は走行せずに撚が付与され、強撚状
態となるか撚切れが生じる。
しかしながら、本実施例においては、停電時に
は第2リレー75が閉となることにより、バツテ
リー76に蓄えられた電力がインバータ77を経
て捲取用モータ23に供給され、捲取用モータ2
3の早すぎる停止を阻止する。しかも、制御回路
78によりインバータ77を制御してスピンドル
3およびドラム6が停止するまでドラム6の回転
数Raをスピンドル3の回転数Rbのa(%)を維
持しつづける。上記スピンドル3の回転数は検出
器67より逐次、入力されて該回転数に応じてイ
ンバータ77に指令が送られ、また、捲取部の実
際の回転数を検出器69よりフイードバツクして
いる。
〔考案の効果〕
以上の説明から明らかなように、本考案によれ
ば、捲取部とスピンドルにおいて別々のモータを
設置した場合に生じる停電時の強撚付与または撚
切れを皆無とし、したがつて、迅速にしかも正確
に撚数を変更することが可能となり冒述した多品
種少量生産に即座に対応できる二重撚糸機を得る
ことができた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る二重撚糸機の駆動機構を
示す正面図、第2図は該駆動機構の電気回路を示
すブロツク図、第3図はスピンドルおよびドラム
の回転数を経時的に示すグラフ図である。 1……二重撚糸機、3……スピンドル、6……
ドラム、13……スピンドル駆動用モータ、23
……捲取部駆動用モータ、72……インバータ装
置(静止形周波数変換装置)、76……バツテリ
ー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. スピンドル駆動用モータと捲取部駆動用モータ
    とを別個に設け、該捲取部駆動用モータと電源と
    の間にバツテリ内蔵の静止形周波数変換装置を介
    在させるとともに、停電を検出して上記捲取部駆
    動用モータの電源を上記バツテリ側に切換えるリ
    レー装置とを設けた二重撚糸機における駆動装
    置。
JP11759990U 1990-11-07 1990-11-07 Expired JPH0417578Y2 (ja)

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JP11759990U JPH0417578Y2 (ja) 1990-11-07 1990-11-07

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JPH0370274U JPH0370274U (ja) 1991-07-15
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