JPH04343720A - 二重撚糸機の運転方法 - Google Patents

二重撚糸機の運転方法

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JPH04343720A
JPH04343720A JP13576491A JP13576491A JPH04343720A JP H04343720 A JPH04343720 A JP H04343720A JP 13576491 A JP13576491 A JP 13576491A JP 13576491 A JP13576491 A JP 13576491A JP H04343720 A JPH04343720 A JP H04343720A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
yarn
speed
double
spindle
twists
Prior art date
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Pending
Application number
JP13576491A
Other languages
English (en)
Inventor
Masao Uehara
上原 正夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
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Publication date
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  • Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、給糸パッケージの外
径が小さくなった時の糸切れを少なくすることができる
二重撚糸機の運転方法に関する。
【0002】
【従来の技術】まず、二重撚糸機の構造を図2により説
明する。図2は二重撚糸機の一錘を示し、通常は80〜
304錘が並列配置されている。1はスピンドル装置で
あり、2は巻取装置である。スピンドル装置1は図示さ
れない静止盤とスピンドル軸に固着された回転盤とを有
するものである。磁石吸引で静止状態を保つ静止盤上に
上下2段に積み重ねられた給糸パッケージP1,P2か
ら解舒される糸Y1,Y2はテンション装置47に入っ
て所定の張力を付与し、静止盤の下方で高速回転する回
転盤でバルーンさせられ、上方のバルーンガイド48に
至る。そして、テンション装置47から回転盤に至るま
でに一回の撚りが入り、回転盤からバルーンガイド48
に至るまでにもう一回の撚りが入り、合計二回加撚され
る。なお、9はスピンドル軸を回転させるためのタンジ
ェンシャルベルトである。巻取装置2はこの撚り糸Y3
を巻取パッケージに巻き上げるものである。撚り糸Y3
はガイドローラ49,50及びフィードローラ8を経て
トラバースガイド7に至る。トラバースガイド7で綾振
りされる糸Y4はクレードルアーム51に支持されドラ
ム6に転接する巻取パッケージ5に巻き取られる。
【0003】ところで、この種の二重撚糸機における1
メートル毎の撚数は次式によって表される。 撚数=(回転盤の回転数(rpm) ×2)/ヤーンス
ピード(m/min) なお、上式におけるヤーンスピードは巻取装置2の糸巻
取スピードによっている。また、回転盤の回転数はスピ
ンドル装置1のスピンドル軸の回転数によっている。そ
こで、一定の撚数を確保するために、スピンドル装置1
と巻取装置2は共通の駆動装置52で駆動され、全錘が
一斉に始動・停止する。そして、二重撚糸機の始動加速
時又は停止減速時にも撚数が変わらないようになってい
る。しかしながら、始動加速時又は停止減速時等には、
慣性力等の影響で甘撚りや強撚りが発生しやすく、定常
時の駆動装置52の回転数は変更せず一定とする運転方
法が普通である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術で述べた全
錘一斉の始動・停止で回転数一定の二重撚糸機の運転方
法にあっては、図2の給糸パッケージP1,P2の外径
が小さくなった場合、解舒不良等により糸切れが発生し
やすいという問題点を有していた。特に、給糸パッケー
ジP1,P2を2段積みした場合の甘撚り時(ヤーンス
ピードを速くして撚数を小さくしたもの)には、糸Y1
,Y2の干渉も重なって糸切れが一層発生しやすくなる
【0005】本発明は、従来の技術の有するこのような
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、給糸パッケージの外径が小さくなった場合でも
糸切れの発生を抑えることができる二重撚糸機の運転方
法を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の二重撚糸機の運転方法は、給糸パッケージ
から解舒された糸をテンション装置に入れて張力を付与
し、回転盤でバルーンさせながら2回の撚りを付与する
スピンドル装置と、撚り糸の巻取装置とからなる多数錘
が共通の駆動装置で駆動され、全錘が一斉に始動・停止
する二重撚糸機の運転方法において、給糸パッケージの
外径が小さくなったある時点から停止までの区間に駆動
装置の回転数を漸減するものである。
【0007】
【作用】駆動装置の回転数を漸減すると、スピンドル装
置と巻取装置が同じ比率で徐々に減速され、撚数一定の
ままヤーンスピードと回転盤の回転数が遅くなり、給糸
パッケージにおける解舒速度が遅くなり、安定する。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説
明する。図1は本発明の運転方法に用いられる二重撚糸
機の駆動系統図である。
【0009】図1において、モータ13は可変速が可能
な例えばDCモータであり、回転数制御装置53により
制御される。このモータ13はタンジェンシャルベルト
9を介してスピンドル装置1を駆動すると共に、変速ベ
ルト装置41及び減速装置23を介して巻取装置2を駆
動する共通の駆動装置の一部である。入力ボード43に
より設定された回転数制御装置53は、図示の回転数制
御を行う。RSは定常状態のモータ回転数であり、TE
は給糸パッケージP1,P2の加撚完了時間である。各
錘が同じ長さを有する給糸パッケージP1,P2を一斉
に加撚するので、ヤーンスピードから加撚完了時間TS
が既知のものとなる。そこで、給糸パッケージP1,P
2の外径が小さくなる時点を加撚完了に至るまでの時間
を基準にして検出する。例えば、タイマ等で加撚完了時
間TE×0.9を漸減開始時間TSと設定する。また、
減速時のモータ回転数をREとして、例えばRE=RS
×0.6とする。そして、漸減開始時間TSから加撚完
了時間TEまで、定常回転数RSを減速回転数REへと
直線的に漸減させる。
【0010】その結果、給糸パッケージP1,P2の外
径が小さくなると共に、ヤーンスピードとスピンドル軸
4の回転数が徐々に減少し、給糸パッケージP1,P2
における解舒速度が遅くなり、解舒が安定して糸切れが
少なくなる。特に、図示のように給糸パッケージP1,
P2を2段積みして甘撚りする場合は、ヤーンスピード
を速くして甘撚りとするため、糸切れ対策として有効で
ある。このように、共通の駆動装置であるモータ13を
徐々に減速する漸減であると、減速時の慣性による撚数
の変化も起こらず、一定の撚数のまま減速が可能となる
。なお、定常回転数RSを減速回転数REへの漸減は直
線に限らず、上に凸な二次曲線であってもよい。また、
回転数漸減はモータ自体の回転数漸減に限らず、固定速
モータに連結された無段変速装置により変速装置の出力
軸の回転数を漸減させるものでもよい。
【0011】つぎに、図1のその他の駆動系統特に撚数
設定に関するものを詳細に説明する。二重撚糸機は、ス
ピンドル装置1の上に巻取装置2が位置して一錘が形成
され、背中合わせの左右列に配置され、全体として80
〜304錘になっている。スピンドル装置1は、給糸パ
ッケージが載置されているカバー3と、タンジェンシャ
ルベルト9に転接するスピンドル軸4とから構成されて
いる。巻取装置2は、巻取パッケージ5が圧接して積極
回転するドラム6と、トラバースガイド7と、フィード
ローラ8とから構成されている。このような二重撚糸機
においては、給糸パッケージから解舒された糸がスピン
ドル軸芯に入り適宜テンション装置により張力が付与さ
れ、回転する回転盤でバルーンされながら撚りが付与さ
れ、巻取装置で巻取パッケージとされるものである。上
記回転盤はスピンドル軸に固着されていて、該スピンド
ル軸の1回転で2回の撚りが入る。ところで、上記撚数
は給糸する糸の種類や太さにより変更したり、あるいは
同種の糸であっても強く撚りを付与する(強撚糸)場合
も甘く撚りを付与する(甘撚糸)場合もあり、二重撚糸
機が稼働する前に上記撚数を設定しなおすことがある。 そこで、撚数を自在に変更することができる駆動系統を
更に説明する。無端状のタンジェンシャルベルト9は一
対の第1および第2プーリ11,12間に巻き掛けられ
ている。13は駆動源であるモータを示し、該モータ1
3の出力軸14には2個の第3および第4プーリ15,
16が嵌着されていて、一方の第3プーリ15と第5プ
ーリ17とにはベルト18が巻きかけられ、他方の第4
プーリ16と第6プーリ19とにはベルト20が巻き掛
けられている。すなわち、スピンドル装置を回転する為
のモータと、巻取装置を回転する為のモータは同一であ
り、消費電力量を最少限にくい止めている。上記第1プ
ーリ11および第5プーリ17は軸21の両端に嵌着さ
れており、上記駆動モータ13の出力は出力軸14、第
3プーリ15、ベルト18、第5プーリ17、第1プー
リ11を経てタンジェンシャルベルト9に伝わり、該ベ
ルト9の走行によりスピンドル軸4を回転させる。上記
第6プーリ19は軸22の一端に固着され、該軸22の
他端は無段変速装置である変速ベルト装置41に連結さ
れている。23は減速装置を示し、該装置23の内には
複数のギアが設置され、上記変速ベルト装置41に嵌入
された入力軸42から回転力を入力し、一定の割合で減
速すると同時に回転方向を変換している。減速装置23
は2本の出力軸24a,24bを有し1軸入力で2軸出
力となっており、出力軸24a,24bの各々には第7
プーリ25が嵌着されている。第7プーリ25と支持軸
26に嵌着した第8プーリ27および支持軸28に嵌着
した第9プーリ29にはベルト30が巻き掛けられてい
る。前記支持軸26には前記ドラム6が所定間隔をあけ
て嵌着されていて、該支持軸26の一端には3段式プー
リ31が嵌着されている。また、前記支持軸28には前
記フィードローラ8が所定間隔をあけて嵌着されている
。上記3段式プーリ31と軸32の一端に嵌着された3
段式プーリ33とにはベルト34が巻き掛けられている
。該軸32の他端はギヤ35,36により溝付ドラム3
7に連結されている。該ドラム37にはカム溝38が形
成され、該カム溝38にカムシュー39が嵌合している
。該カムシュー39には往復動ロッド40が固着され、
該ロッド40には所定間隔をあけて前記トラバースガイ
ド7が固着されている。以上のような構成により、駆動
モータ13の出力はベルト20、変速ベルト装置41、
減速装置23およびベルト30を経てドラム6とフィー
ドローラ8の支持軸26,28にそれぞれ伝わり、ドラ
ム6およびフィードローラ8を回転させる。また、前記
支持軸26の回転がさらにベルト34を経て溝付ドラム
37に伝わり、該ドラム37の回転によりカムシュー3
9が溝38に沿って移動することにより、トラバースガ
イド7は往復動する。
【0012】上述した駆動系統における撚数設定は以下
の通りである。二重撚糸機の稼働に先立って、撚数を変
更する必要のある時には入力ボード43より所望する撚
数Tを入力する。該入力ボード43への入力値はコント
ロールボード44に入力される。該コントロールボード
44において、上記撚数Tとスピンドル回転数Sとによ
り、ヤーンスピードYがY=2S/Tの式により決定さ
れる。このヤーンスピードYが決定された後は、該ヤー
ンスピードYを得るだけの変速量を得るべく変速ベルト
装置41におけるコントロールモータ41aの出力を制
御する。すなわち、ドラム6の実際の回転数が支持軸2
6に嵌入された被検出体45の回転を近接センサ46で
検出される。検出された実際のドラム6の回転数が予定
された計算値と一致しない場合は、前記変速ベルト装置
41をさらに作動し、両者が一致するように制御する。 そのため、近接センサ46の出力はコントロールボード
44に連結されている。
【0013】
【発明の効果】本発明の二重撚糸機の運転方法は、給糸
パッケージの外径が小さくなったある時点から停止まで
の区間に駆動装置の回転数を漸減するものであり、撚数
一定のままヤーンスピードと回転盤の回転数が遅くなり
、給糸パッケージにおける解舒速度が遅くなり、安定的
な解舒を保つようにしたので、給糸パッケージの外径が
小さくなっても糸切れの発生を防止することができる。 特に、給糸パッケージを2段積みした甘撚り時には、ヤ
ーンスピードが速くなり糸同士の干渉も起こりやすいの
で、本発明の運転方法による糸切れ防止が有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の運転方法に用いられる二重撚糸
機の駆動系統図である。
【図2】図2は二重撚糸機の構成を示す図である。
【符号の説明】
1  スピンドル装置 2  巻取装置 13  モータ(駆動装置) 53  回転数制御装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  給糸パッケージから解舒された糸をテ
    ンション装置に入れて張力を付与し、回転盤でバルーン
    させながら2回の撚りを付与するスピンドル装置と、撚
    り糸の巻取装置とからなる多数錘が共通の駆動装置で駆
    動され、全錘が一斉に始動・停止する二重撚糸機の運転
    方法において、給糸パッケージの外径が小さくなったあ
    る時点から停止までの区間に駆動装置の回転数を漸減す
    ることを特徴する二重撚糸機の運転方法。
JP13576491A 1991-05-10 1991-05-10 二重撚糸機の運転方法 Pending JPH04343720A (ja)

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