JPH041752B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH041752B2
JPH041752B2 JP59071499A JP7149984A JPH041752B2 JP H041752 B2 JPH041752 B2 JP H041752B2 JP 59071499 A JP59071499 A JP 59071499A JP 7149984 A JP7149984 A JP 7149984A JP H041752 B2 JPH041752 B2 JP H041752B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reaction
methyl
general formula
penicillin
compound
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP59071499A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60215688A (ja
Inventor
Jooji Miketeitsushu Ronarudo
Shigeru Yamabe
Motoaki Tanaka
Akira Kajitani
Tomio Yamazaki
Naofumi Ishida
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taiho Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Taiho Pharmaceutical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Taiho Pharmaceutical Co Ltd filed Critical Taiho Pharmaceutical Co Ltd
Priority to JP59071499A priority Critical patent/JPS60215688A/ja
Priority to CA000464517A priority patent/CA1239392A/en
Priority to AU33787/84A priority patent/AU550560B2/en
Priority to US06/658,373 priority patent/US4668514A/en
Priority to DE8484306788T priority patent/DE3465475D1/de
Priority to EP84306788A priority patent/EP0138523B1/en
Priority to ES536964A priority patent/ES8604601A1/es
Priority to KR1019840006357A priority patent/KR900007183B1/ko
Priority to ES548129A priority patent/ES8605276A1/es
Publication of JPS60215688A publication Critical patent/JPS60215688A/ja
Publication of JPH041752B2 publication Critical patent/JPH041752B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/55Design of synthesis routes, e.g. reducing the use of auxiliary or protecting groups

Landscapes

  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明はペニシリン誘導体、その塩及びそのエ
ステルに関する。
発明の構成 本発明のペニシリン誘導体は、下記一般式
()で表わされる。
(式中R1は水素原子、低級アルコキシカルボ
ニル基又はベンジルオキシカルボニル基を示す。) 本発明のペニシリン誘導体、その塩及びそのエ
ステルは、いずれも新規化合物であり、之等はβ
−ラクタマーゼ阻害作用を有し、β−ラクタマー
ゼ阻害剤として有用である。
市販抗生物質の中でβ−ラクタム環を有するβ
−ラクタム系抗生物質即ちペニシリン類及びセフ
アロスポリン類は、最もよく知られ、且つ繁用さ
れている。これらβ−ラクタム系抗生物質は、有
用な化学療法剤として広く用いられているにもか
かわらず、ある種の微生物に対しては、その耐性
のため十分な効果が得られない。これらのある種
の微生物のβ−ラクタム系抗生物質に対する耐性
は、通常該微生物により生産されるβ−ラクタマ
ーゼ、即ちβ−ラクタム系抗生物質のβ−ラクタ
ム環を開裂し抗菌活性を有さない生成物とする酵
素、によるものである。従つて前記β−ラクタム
系抗生物質が十分な効力を現わすためには、β−
ラクタマーゼの作用をなくするかまたはその作用
を最小に抑えることが必要である。このβ−ラク
タマーゼの作用の消失乃至抑制は、β−ラクタマ
ーゼ阻害剤により達成され、そのようなβ−ラク
タマーゼ阻害剤は、これをβ−ラクタム系抗生物
質と共に使用することにより、該抗生物質の抗菌
活性を上昇させることができる。
本発明者らは種々の化合物を合成し研究した結
果、上記一般式()で示されるペニシリン誘導
体、その塩及びそのエステルが、β−ラクタマー
ゼに対してすぐれた阻害効果を有することを見い
出し、本発明を完成するに至つた。
本発明化合物を表わす前記一般式()におい
て、R1で表わされる低級アルコキシカルボニル
基としては、具体的にはメトキシカルボニル、エ
トキシカルボニル、イソプロピルオキシカルボニ
ル、ブチルオキシカルボニル、ヘキシルオキシカ
ルボニル基等の炭素数2〜7の直鎖状もしくは分
枝状のアルコキシカルボニル基を例示できる。
一般式()で表わされる本発明化合物のう
ち、とりわけ好ましいものとしては、以下の化合
物を例示できる。
(1) 2β−(4−アミノ−1,2,3−トリアゾー
ル−1−イル)メチル−2α−メチルペナム−
3α−カルボン酸 1,1−ジオキシド (2) 2β−(5−アミノ−1,2,3−トリアゾー
ル−1−イル)メチル−2α−メチルペナム−
3α−カルボン酸 1,1−ジオキシド (3) 2β−(4−エトキシカルボニルアミノ−1,
2,3−トリアゾール−1−イル)メチル−
2α−メチルペナム−3α−カルボン酸 1,1
−ジオキシド (4) 2β−(5−エトキシカルボニルアミノ−1,
2,3−トリアゾール−1−イル)メチル−
2α−メチルペナム−3α−カルボン酸 1,1
−ジオキシド (5) 2β−(4−ベンジルオキシカルボニルアミノ
−1,2,3−トリアゾール−1−イル)メチ
ル−2α−メチルペナム−3α−カルボン酸 1,
1−ジオキシド (6) 2β−(5−ベンジルオキシカルボニルアミノ
−1,2,3−トリアゾール−1−イル)メチ
ル−2α−メチルペナム−3α−カルボン酸 1,
1−ジオキシド また本発明ペニシリン誘導体()のエステル
としては、通常よく知られるペニシリンカルボキ
シル基の保護基により保護されたエステル及び生
体内で加水分解されるエステルを挙げることがで
きる。之等エステル及び該エステルを形成する保
護基としては、例えば特開昭49−81380号公報や
エツチ・イー・フライン編セフアロスポリン ア
ンド ペニシリンズ,ケミストリー アンド バ
イオロジー(1972年 アカデミツクプレス発行)
に記載の、通常のβ−ラクタム系抗生物質に慣用
されるもののいずれであつてもよい。その代表的
具体例としては、例えばメチル、エチル、プロピ
ル、ブチル、tert−ブチル、トリクロロエチル等
の置換又は非置換アルキル基;ベンジル、ジフエ
ニルメチル、p−ニトロベンジル等の置換又は非
置換アラルキル基;アセトキシメチル、アセトキ
シエチル、プロピオニルオキシエチル、ピバロイ
ルオキシメチル、ピバロイルオキシプロピル、ベ
ンゾイルオキシメチル、ベンゾイルオキシエチ
ル、ベンジルカルボニルオキシメチル、シクロヘ
キシルカルボニルオキシメチル等のアシルオキシ
アルキル基;メトキシメチル、エトキシメチル、
ベンジルオキシメチル等のアルコキシアルキル
基;3−フタリジル基、4−クロトノラクトニル
基、γ−ブチロラクトン−4−イル基等のラクト
ン及び置換又は非置換フエニル基;その他(2−
オキソ−1,3−ジオキソデン−4−イル)メチ
ル基、(5−メチル−2−オキソ−1,3−ジオ
キソデン−4−イル)メチル基、(5−フエニル
−2−オキソ−1,3−ジオキソデン−4−イ
ル)メチル基、テトラヒドロピラニル、ジメチル
アミノエチル、ジメチルクロロシリル、トリクロ
ロシリル等を例示することができる。
また前記一般式()で表わされる本発明化合
物の塩としては、例えばナトリウム、カリウム、
リチウム等のアルカリ金属塩、カルシウム、マグ
ネシウム等のアルカリ土類金属塩、シクロヘキシ
ルアミン、トリメチルアミン、ジエタノールアミ
ン等の有機アミン塩、アルギニン、リジン等の塩
基性アミノ酸塩、アンモニウム塩等が例示され
る。
本発明化合物と併用され、抗菌活性を上昇され
得る抗生物質としては、通常のペニシリン類例え
ばアンピシリン、アモキシシリン、ヘタシリン、
シクラシリン、メシリナム、カルベニシリン、ス
ルペニシリン、チカルシリン、ピペラシリン、ア
パルシリン、メチシリン、メズロシリン等及び之
等の塩類やバカンピシリン、カリンダシリン、タ
ランピシリン、カルフエシリン、ピブメシリナム
等のエステル類並びにセフアロスポリン類例えば
セフアロリジン、セフアロチン、セフアピリン、
セフアセトリル、セフアゾリン、セフアレキシ
ン、セフラジン、セフオチアム、セフアマンドー
ル、セフロキシム、セフオキシチン、セフメタゾ
ール、セフスロジン、セフオペラゾン、セフオタ
キシム、セフチゾキシム、セフメノキシム、ラタ
モキセフ、セフアクロール、セフロキサジン、セ
フアトリジン、セフアドロキシル、セフアログリ
シン等及びこれらの塩類等の各種グラム陽性菌及
びグラム陰性菌に対して抗菌作用を示すβ−ラク
タム抗生物質を例示できる。本発明化合物及びこ
れと併用されるβ−ラクタム抗生物質の配合割合
は、重量比にて通常1:約0.1〜10、好ましくは
1:約0.2〜5とするのが良い。
本発明のペニシリン誘導体()は、例えば下
記反応工程式に示す方法に従い製造することがで
きる。
(式中R3は水素原子以外のR1基を示し、R4
水素原子を示す。またR2はペニシリンカルボキ
シル保護基を示す。) 上記においてR2で表わされるペニシリンカル
ボキシル保護基としては、通常公知のものでよ
く、具体的には、例えば前記特開昭49−81380号
公報及びエツチ・イー・フライン編セフアロスポ
リン アンド ペニシリンズ,ケミストリー ア
ンド バイオロジー(1972年 アカデミツクプレ
ス発行)に記載のものをいずれも使用できる。好
ましいR2基としては、例えばメチル、エチル、
プロピル、ブチル、tert−ブチル、トリクロロエ
チル等の置換又は非置換アルキル基;ベンジル、
ジフエニルメチル、p−ニトロベンジル等の置換
又は非置換アラルキル基;アセトキシメチル、ア
セトキシエチル、プロピオニルオキシエチル、ピ
バロイルオキシエチル、ピバロイルオキシプロピ
ル、ベンゾイルオキシメチル、ベンゾイルオキシ
エチル、ベンジルカルボニルオキシメチル、シク
ロヘキシルカルボニルオキシメチル等のアシルオ
キシアルキル基;メトキシメチル、エトキシメチ
ル、ベンジルオキシメチル等のアルコキシアルキ
ル基;その他テトラヒドロピラニル、ジメチルア
ミノエチル、ジメチルクロロシリル、トリクロロ
シリル等が例示される。
上記反応工程式における各工程は、より詳細に
は以下の如くして実施される。
<A工程> 一般式()で表わされるペニシラン酸誘導体
のカルボキシル基をハロゲン化剤を用いる反応
(以下ハロゲン化反応という)により酸ハライド
とし、次いで得られる酸ハライドにアジド化剤を
反応させて酸アジドとし、これにアルコールを作
用させて一般式(−a)の本発明ペニシリン誘
導体を得る。
上記ハロゲン化反応において、使用されるハロ
ゲン化剤としては、例えば塩化チオニル、オキシ
塩化リン、三塩化リン、三臭化リン、五塩化リ
ン、ホスゲン、塩化オキサリル等を例示できる。
該ハロゲン化反応は適当な溶媒中、必要に応じ塩
基を用いて行なわれる。溶媒としてはエーテル、
テトラヒドロフラン等のエーテル類;ベンゼン、
トルエン等の芳香族炭化水素類;ジクロルメタ
ン、クロロホルム等のハロゲン化炭化水素類など
を例示でき、使用されるハロゲン化剤によつては
溶媒を兼用することもできる。必要に応じ使用さ
れる塩基としてはトリエチルアミン等の有機三級
アミンを挙げることができる。該反応は0℃から
溶媒の沸点付近までの温度で行なうのがよく、約
0.5〜5時間で完結する。
上記に引き続くアジド化反応は、得られる酸ハ
ライドを反応系より単離するか或いは単離しない
で、適当な溶媒中アジド化剤を用いて行なわれ
る。アジド化剤としてはナトリウムアジド、テト
ラブチルアンモニウムアジド等を例示できる。ま
た溶媒としては、前記ハロゲン化反応において用
いたと同一の各種溶媒をいずれも使用できる。反
応は0〜40℃の温度下に約0.5〜5時間で完結す
る。
上記で得られる酸アジドにアルコールを作用さ
せるに当り、酸アジドは反応系より単離する必要
はない。作用させるアルコールは、一般式(−
a)の化合物に導かれる限り特に限定はなく、具
体的にはメタノール、エタノール、イソプロパノ
ール、ブタノール、ヘキシルアルコール、ベンジ
ルアルコール等のアルコール類を例示することが
できる。該アルコールと酸アジドとの反応は、窒
素雰囲気下、上記と同様の溶媒中還流下に約0.5
〜5時間を要して行なわれる。
かくして得られる一般式(−a)で表わされ
る化合物は、その有するR2で示されるペニシリ
ンカルボキシル保護基の種類によつて、本発明の
好ましい目的物、即ち一般式()で表わされる
ペニシリン誘導体の生体内で加水分解されるエス
テルである場合もあり、またこれを直接常法に従
いエステル交換反応に供することにより、本発明
で定義されるエステルとすることもできる。
<B工程> 一般式(−a)で表わされる化合物を接触還
元することによつて、一般式(−b)で表わさ
れる本発明ペニシリン誘導体を得る。接触還元反
応は通常の方法により行なわれ、触媒としてはた
とえば白金、酸化白金、パラジウム、酸化パラジ
ウム、パラジウム硫酸バリウム、パラジウム炭酸
カルシウム、パラジウム炭素、酸化ニツケル、ラ
ネーニツケル等が使用される。溶媒としては本反
応に関与しないものであれば特に限定はないがメ
タノール、エタノール等のアルコール類、テトラ
ヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル類、酢酸
エチル等のエステル類、酢酸等の脂肪酸及びこれ
ら有機溶剤と水との混合溶媒を好適に使用でき
る。
上記反応により、R2のペニシリンカルボキシ
ル保護基がベンジル、p−ニトロベンジル、ジフ
エニルメチル等である場合には、遊離酸形態の一
般式(−b)の化合物が得られ、これは通常の
当分野で慣用される塩形成反応及び(又は)エス
テル化反応に従つて、所望の塩及びエステルに変
換することができる。
またエステル残基が、たとえば3−フタリジ
ル、4−クロトノラクトニル、γ−ブチロラクト
ン−4−イル基等の場合は、一般式(−b)で
示されるペニシリン誘導体を、3−ハロゲン化フ
タリド、4−ハロゲン化クロトノラクトン、4−
ハロゲン化−γ−ブチロラクトン等でアルキル化
することができる。ここで上記ハロゲン化物にお
けるハロゲンとしては塩素、臭素及びヨウ素が使
用される。該反応は一般式(−b)で示される
ペニシリン誘導体の塩を、N,N−ジメチルホル
ムアミドのような適当な極性有機溶媒中に溶解さ
せて、約当モル量のハロゲン化物を加えることに
よつて行なわれる。反応温度は通常約0〜100℃、
好ましくは約15〜35℃とするのが良い。本エステ
ル化反応で用いられるペニシリン誘導体の塩とし
ては、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属塩
及びトリエチルアミン、エチルジイソプロピルア
ミン、N−エチルピペリジン、N,N−ジメチル
アニリン、N−メチルモルホリン等の第3アミン
塩を例示することができる。反応完了後、従来公
知の方法により、目的物を容易に単離することが
できる。
上記各工程により得られる目的化合物、並びに
本発明ペニシリン誘導体、その塩及びエステル
は、各工程での反応完了後に、常法に従い分離採
取され、また必要に応じて再結晶法、薄層クロマ
トグラフイー、カラムクロマトグラフイーなどに
より精製することができる。尚前記A工程におい
て出発原料とする一般式()で表わされる化合
物は文献未記載の新規化合物であり、その製造方
法については、後記参考例において詳述する。
実施例 次に参考例及び実施例を示し、本発明を具体的
に説明する。
参考例 1 2β−(4−カルボキシ−1,2,3−トリアゾ
ール−1−イル)メチル−2α−メチルペナム−
3α−カルボン酸 1,1−ジオキシド ベンズ
ヒドリルエステルの製造 2β−アジドメチル−2α−メチルペナム−3α−
カルボン酸 1,1−ジオキシド ベンズヒドリ
ルエステル0.50gとアセチレンカルボン酸0.083
gとをジクロルメタン2ml中、室温にて、窒素気
流下に24時間撹拌した。溶媒を減圧下留去して、
残渣のオイルにベンゼンを加えて不溶物を別
後、ヘキサンを加えて析出してきた結晶を取
し、融点120〜121℃の白色結晶を0.23g得た。
赤外吸収スペクトル(KBr) νnax(cm-1)=1805,1745 核磁気共鳴スペクトル(CDCl3) δ(ppm)=1.07(3H,s),3.2〜3.8(2H,
m),4.5〜4.7(1H,m),4.69(1H,s),
5.12(2H,bs),7.02(1H,s),7.1〜7.6
(10H,m),8.33(1H,s) 実施例 1 2β−(4−ベンジルオキシカルボニルアミノ−
1,2,3−トリアゾール−1−イル)メチル−
2α−メチルペナム−3α−カルボン酸 1,1−
ジオキシド ベンズヒドリルエステルの製造 2β−(4−カルボキシ−1,2,3−トリアゾ
ール−1−イル)メチル−2α−メチルペナム−
3α−カルボン酸 1,1−ジオキシド ベンズ
ヒドリルエステル0.25gをジクロルメタン15mlに
とかし、これにジクロルメタン5mlにとかしたト
リエチルアミン1.23mlを氷冷撹拌下に加え、つい
で同温度でジクロルメタン5ml中塩化オキサリル
2.20mlを加え、0℃にて2時間、次いで室温にて
30分間撹拌した。ついでテトラブチルアンモニウ
ムアジド0.213gのベンゼン10ml溶液を30分間を
要して加え、室温で3時間撹拌した。次にベンジ
ルアルコール0.163gを加え窒素雰囲気下に2時
間、浴温160℃の油浴上で還流した。反応混合物
を窒素雰囲気下一夜室温に放置した後、150mlの
水に反応液をそそぎ、ジクロルメタンにて3回抽
出し、合した有機層を水で3回洗い、硫酸マグネ
シウムにて乾燥し、過し、液を減圧下に濃縮
し、ねばりけのあるかつ色の固体を得た。これを
ジクロルメタンにとかし、3%重ソウ水で洗浄
し、硫酸マグネシウムにて乾燥後、過し、液
を減圧下に濃縮し、残渣をシリカゲルカゲルカラ
ムクロマトグラフイーにて精製して67.3mgの目的
化合物を得た。このものをさらにエーテル・ヘキ
サン・酢酸エチルにて再結晶して36.3mgの白色結
晶を得た。
融点 78〜80℃ 赤外吸収スペクトル(KBr) νnax(cm-1)=1805,1740 核磁気共鳴スペクトル(CDCl3) δ(ppm)=1.04(3H,s),3.52〜3.57(2H,
m),4.59〜4.65(1H,m),4.64(1H,
s),5.09(2H,s),5.39(2H,m),7.01
(1H,s),7.26〜7.50(10H,m),8.23
(1H,s) 実施例 2 2β−(4−エトキシカルボニルアミノ−1,
2,3−トリアゾール−1−イル)メチル−2α
−メチルペナム−3α−カルボン酸 1,1−ジ
オキシド ベンズヒドリルエステルの製造 実施例1においてベンジルアルコールに代えエ
タノールを用いて同様にして標記目的化合物を得
た。
赤外吸収スペクトル(KBr) νnax(cm-1)=1805,1745 核磁気共鳴スペクトル(CDCl3) δ(ppm)=1.06(3H,s),1.41(3H,t),
3.38〜3.67(2H,m),4.43(2H,q),4.6
〜4.7(1H,m),4.64(1H,s),5.11(2H,
m),7.02(1H,s),7.26〜7.41(10H,
m),8.24(1H,s) 実施例 3 2β−(4−アミノ−1,2,3−トリアゾール
−1−イル)メチル−2α−メチルペナム−3α−
カルボン酸 1,1−ジオキシドの製造 酢酸エチル20mlと水20ml中、2β−(4−ベンジ
ルオキシカルボニルアミノ−1,2,3−トリア
ゾール−1−イル)メチル−2α−メチルペナム
−3α−カルボン酸 1,1−ジオキシド ベン
ズヒドリルエステル0.070g及び10%パラジウム
炭素0.014gを用いて低圧下、室温にて水素添加
を行なつた。水素吸収が認められなくなつた後、
反応液を過し、水層を分取し、酢酸エチルで洗
浄後凍結乾燥を行ない、白色粉末0.030gを得た。
融点 180℃以上(分解) 赤外吸収スペクトル(KBr) νnax(cm-1)=1795,1735 核磁気共鳴スペクトル(D2O) δ(ppm)=1.47(3H,s),3.39〜3.84(2H,
m),4.75(1H,s),5.06〜5.10(1H,
m),5.28(2H,m),8.69(1H,s) 以下上記実施例で得た本発明化合物につき行な
つたβ−ラクタマーゼ阻害活性試験につき詳述す
る。
β−ラクタマーゼ阻害活性試験 本発明化合物(実施例3の化合物)のバチルス
属由来ペニシリナーゼ(β−ラクタマーゼ)に対
する阻害活性を、ペニシリンGを基質としてミク
ロヨード法〔蛋白質核酸酵素第23巻、第5号、第
391−400頁、1978年参照〕により測定した。その
結果50%阻害濃度は7.0×10-7Mであつた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 (式中R1は水素原子、低級アルコキシカルボ
    ニル基又はベンジルオキシカルボニル基を示す。) で表わされるペニシリン誘導体、その塩及びその
    エステル。
JP59071499A 1983-10-13 1984-04-09 ペニシリン誘導体 Granted JPS60215688A (ja)

Priority Applications (9)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59071499A JPS60215688A (ja) 1984-04-09 1984-04-09 ペニシリン誘導体
CA000464517A CA1239392A (en) 1983-10-13 1984-10-02 Penicillin derivatives and process for preparing the same
AU33787/84A AU550560B2 (en) 1983-10-13 1984-10-03 Penicillin derivative with 3beta-triazolyl-methyl substituent
US06/658,373 US4668514A (en) 1983-10-13 1984-10-05 Penicillin derivatives
DE8484306788T DE3465475D1 (en) 1983-10-13 1984-10-05 Penicillin derivatives and process for preparing the same (11111)
EP84306788A EP0138523B1 (en) 1983-10-13 1984-10-05 Penicillin derivatives and process for preparing the same (11111)
ES536964A ES8604601A1 (es) 1983-10-13 1984-10-11 Procedimiento de preparar derivados de penicilina
KR1019840006357A KR900007183B1 (ko) 1983-10-13 1984-10-13 페니실린 유도체의 제조방법
ES548129A ES8605276A1 (es) 1983-10-13 1985-10-01 Procedimiento de preparar derivados de penicilina

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59071499A JPS60215688A (ja) 1984-04-09 1984-04-09 ペニシリン誘導体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60215688A JPS60215688A (ja) 1985-10-29
JPH041752B2 true JPH041752B2 (ja) 1992-01-14

Family

ID=13462420

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP59071499A Granted JPS60215688A (ja) 1983-10-13 1984-04-09 ペニシリン誘導体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS60215688A (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
PT2046802E (pt) * 2006-07-12 2013-09-12 Allecra Therapeutics Gmbh Derivados de penamo 2-substituídos com metilo
WO2012070071A1 (en) * 2010-11-25 2012-05-31 Orchid Research Laboratories Ltd Compounds and their use

Also Published As

Publication number Publication date
JPS60215688A (ja) 1985-10-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4287181A (en) Derivatives of 6β-hydroxyalkylpenicillanic acids as β-lactamase inhibitors
US4036847A (en) Halogenated penam derivatives and the preparation thereof
EP0097446B1 (en) Penicillin derivatives and process for preparation of the same
JPS6124396B2 (ja)
US4007168A (en) Process for preparing penicillins derivatives
KR900007183B1 (ko) 페니실린 유도체의 제조방법
EP0092948B1 (en) Penicillin derivatives and process for preparation of the same
US4397783A (en) Process for converting 6,6-disubstituted penicillanic acid derivatives to the 6-β-congeners
JPH041752B2 (ja)
JPH0523271B2 (ja)
JPH0528238B2 (ja)
JPS6366187A (ja) 2α−置換ペニシリン誘導体
JP2645833B2 (ja) 2β−トリアゾリルペニシラン酸誘導体、その塩及びエステル
JPS645598B2 (ja)
JP2599595B2 (ja) 2β−置換メチルペニシラン酸誘導体、その塩及びエステル
JPH07121949B2 (ja) 2β−N−置換トリアゾリルメチルペナム誘導体、その塩及びそのエステル並びにそれらの製造法
JPH0333158B2 (ja)
JPH045034B2 (ja)
EP0150458B1 (en) Cephem compounds
US4518530A (en) 6-β-Substituted penicillanic acids as β-lactamase inhibitors
US4267340A (en) Disulfide substituted oxazetidine derivatives
JPH0645624B2 (ja) 2β−N−置換テトラゾ−ルチオメチルペニシリン誘導体
CA1222951A (en) Pencillin derivatives and process for preparation of the same
US4517126A (en) Penicillanic acid derivative
JPS584788A (ja) ペニシラン酸1,1―ジオキシド誘導体