JPH04174225A - 空気調和装置 - Google Patents

空気調和装置

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JPH04174225A
JPH04174225A JP2299445A JP29944590A JPH04174225A JP H04174225 A JPH04174225 A JP H04174225A JP 2299445 A JP2299445 A JP 2299445A JP 29944590 A JP29944590 A JP 29944590A JP H04174225 A JPH04174225 A JP H04174225A
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indoor
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air conditioner
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Nobuyuki Dounen
道念 信行
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、例えば、空気i和機と室内との間を1個の給
気ダクト及び1個の還気ダクトとによって接続した構成
の単一ダクト方式と称される空気調和装置に関するもの
である。
(従来の技術) 従来、第9図にて図示するようなこの種の空気調和装置
では、通常の室内空気温、湿度制御と、通常の室内空気
温、湿度制御よりもより精密な室内空気温、湿度制御と
が行なわれている。
通常の室内空気温、湿度制御では、空気調和機101内
に一定列数設置された冷却コイル106内を通す冷水等
の冷媒の流量を可変調整するか、或いは空気調和機10
1内への流入空気量を可変調整することが必要とされる
。上記通常の室内空気温、湿度制御では、室内空気温度
を検知し、この検知した室内空気温度値のみを基準とし
て制御を行なっているので、室内空気の湿度については
正確な制御が不可能であり、成り行きまかせとならざる
を得ない。又、より精密な室内空気温、湿度制御では、
外気■と室内戻り空気■との混合空気■の冷却コイル1
06による設定湿度値までの除湿と、この除湿後の空気
■の再熱コイル107による加熱とが必要とされていた
。このより精密な室内空気温、湿度制御において用いら
れる再熱コイル107は、空気調和機101内の冷却コ
イル106の設置位置よりも空気移動方向下流側に設置
されている。そして、再熱コイル107にて加熱された
後の空気■は、空気調和機101内の再熱コイル107
よりも更に空気移動方向下流側の部位に設けられたファ
ンによって、室内へと吹出される。
(発明が解決しようとする課題) ところで、上記精密な室内空気温、湿度制御では、空気
調和機101内の空気に、第10図の湿り空気線図に表
現されるような状態変化が生じる。
つまり、空気調和機101に吸引された外気■と室内戻
り空気■との混合空気■は、第10図点■にて示され、
冷却コイル106出ロ側での空気■は、点■にて示され
、再熱コイル107出ロ側での空気■は、点■にて示さ
れる。更に、空気調和機107から送気ダクトを通って
室内へと導入され、室内から還気ダクトを通って空気調
和機101へと戻ってきた室内戻り空気■は、第10図
点■にて示される。即ち、空気調和機101に吸引され
た第10図点■にて示した外気は、空気調和機101に
おいて、第10図点■、点■、点■、点■、点■を通る
軌跡を描くこととなる。この第10図点■から点■に至
る軌跡は、冷却コイル106が6列で固定であると仮定
すると、第7図にて示す冷却コイルが6列のときの冷却
コイルの出口空気状態を示す曲線と一致する。
このように、空気調和機101内に吸引された空気は、
第10図の軌跡にて表現されるような状態変化を生じる
。このような空気の状態変化は、点■から点■への移行
を伴うから、点■から点■、点■を結ぶ曲線で示される
冷却コイル出口空気の状態を示す線(第7図、冷却コイ
ルが6列のときの出口空気の状態を示す曲線)上から外
れることとなる。この点■から点■への移行に際しては
、再熱フィル107による加熱が必要であり、このため
に精密な室内空気の温、湿度制御を行なうには、再熱負
荷が大きくなるという問題点があった。
従って本発明の目的は、大きな再熱負荷を要せずして、
精密な室内空気温、湿度制御を行なうことができる空気
調和装置を提供することにある。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために本発明に係る空気調和装置は
、並設されている複数個の冷却コイルと、これら各冷却
コイル間を接続する冷媒配管に設けられ、制御信号が印
加されたときに冷媒配管を開/閉する複数個の冷媒配管
間/閉手段とを有し、外気と室内戻り空気とを吸引して
前記各冷却コイルに設けられた空気通路を通した後、室
内に吹出す空気調和機と、与えられた前記吹出し空気の
温度検出信号及び湿度検出信号を受けて予め設定された
エンタルピを求めるためのアルゴリズムに基づき前記吹
出し空気のエンタルピを求めるとともに、与えられた前
記室内戻り空気の温度検出信号及び湿度検出信号を受け
て前記アルゴリズムに基づき前記室内戻り空気のエンタ
ルピを求めるエンタルビ算出手段と、前記算出された2
つのエンタルピを受けて予め設定されている顕熱比を求
めるためのアルゴリズムに基づき室内顕熱比を求め、こ
の求めた室内顕熱比と、与えられた室内温湿度設定値情
報とから冷媒配管と接続すべき冷却コイルの列数を決定
して、この決定したコイル列数に基づき前記複数個の冷
媒配管間/閉手段を制御するコイル列数制御手段と、を
備えた構成した。
(作 用) 上記構成において、空気調和機は、並設されている複数
個の冷却コイルと、これら各冷却コイル間を接続する冷
媒配管に設けられ、制御信号が印加されたときに冷媒配
管を開/閉する複数個の冷媒配管間/閉手段とを有し、
外気と室内戻り空気とを吸引して前記各冷却コイルに設
けられた空気通路を通した後、室内に吹出すようになっ
ている。
又、エンタルピ算出手段は、与えられた前記吹出し空気
の温度検出信号及び湿度検出信号を受けて予め設定され
たエンタルピを求めるためのアルゴリズムに基づき前記
吹出し空気のエンタルピを求めるとともに、与えられた
前記室内戻り空気の温度検出信号及び湿度検出信号を受
けて前記アルゴリズムに基づき前記室内戻り空気のエン
タルピを求めるようになっている。更に、コイル列数制
御手段は、前記算出された2つのエンタルピを受けて予
め設定されている顕熱比を求めるためのアルゴリズムに
基づき室内顕熱比を求め、この求めた室内顕熱比と、与
えられた室内温湿度設定値情報とから冷媒配管と接続す
べき冷却コイルの列数を決定して、この決定したコイル
列数に基づき前記複数個の冷媒配管間/閉手段を制御す
る。このようにして、冷媒配管と接続すべき冷却コイル
の列数を決定し、制御することとしたもので、大きな再
熱負荷を要せずして、精密な室内空気温、湿度制御を行
なうことが可能となった。
(実施例) 以下、図面により本発明の一実施例について説明する。
第1図は、本発明の一実施例に従う空気調和装置の全体
構成を示したブロック図である。第1図にて図示した空
気調和装置は、単一ダクト方式と称されるものである。
この空気調和装置は、空気調和機1と室内3との間を、
送気ダクト2と還気ダクト4とにより接続し、更に空気
調和機1の空気移動方向上流側に、外気ダクト5が設け
られた構成となっている。
空気調和機1の空気移動方向上流側には、冷却コイル6
が複数個配列されている。本実施例では、冷媒として冷
水が用いられており、この複数個配列されている冷却コ
イル6の冷水移動方向最下流側には、冷水電動2方弁(
MVl)8が設けられている。この冷水電動2方弁8は
、エンタルピ算出手段及びコイル列数制御手段、例えば
ダイレクトディジタルコントローラ(以下rDDcJと
略記する)10から出力される制御信号によって開/閉
動作する。空気調和機1の冷却コイル6の設置位置より
空気移動方向下流側には、再熱コイル7が設けられてい
る。この再熱コイル7の温水移動方向下流側には、温水
電動2方弁(MV2)9が設けられている。この温水電
動2方弁9は、DDCIOから出力される制御信号によ
って開/閉動作する。空気調和機1の再熱コイル7の設
置位置より空気移動方向下流側には、温度計(T1)1
1と湿度計(Hl)12とが取付けられている。
温度計11は、再熱コイル7の設置位置を通って流れ出
る空気(即ち、吹出し空気SA)の温度を測定し、この
測定結果をアナログ信号としてDDCloに出力するよ
うになっている。湿度計12も温度計11と同様に、再
熱コイル7の設置位置を通って流れ出る吹出し空気SA
の湿度を測定し、この測定結果をアナログ信号としてD
DCloに出力するようになっている。更に、空気調和
機1の空気移動方向最下流端には、ファン13が設けら
れている。ファン13は、例えば、DDCloから出力
される制御信号によってその回転数が制御される。ファ
ン13は、回転することによって空気調和機1内を負圧
状態とし、外気ダクト5、還気ダクト4を通して外気O
Aと室内戻り空気RAとを夫々空気調和機1内に吸引し
て、外気OAと室内戻り空気RAとの混合空気を形成す
る。ファン13は、回転することによってこの混合空気
を冷却コイル6、再熱コイル7の設置位置へと導いた後
、送気ダクト2を通して室内3に吹出す。ファン13の
回転によって、外気が外気ダクト5を通して空気調和機
1内に吸引されるとともに、空気調和機1から送気ダク
ト2に吹出された空気SAは、送気ダクト2、室内3、
還気ダクト4を通って室内戻り空気RAとして空気調和
機1内に還流する。
還気ダクト4には、温度計T2)14と湿度計(H2)
15とが取付けられている。温度計14は、室内3から
還気ダクト4に流出した空気(即ち、室内戻り空気RA
)の温度を測定し、この測定結果をアナログ信号として
DDCIOに出力するようになっている。湿度計15も
温度計14と同様に、室内3から還気ダクト4に流出し
た室内戻り空気RAの湿度を測定し、この測定結果をア
ナログ信号としてDDCIOに出力するようになってい
る。
本実施例では、第1図にて示した冷却コイル6は、例え
ば、第2図にて示したように複数列(4列)設けられて
おり、各冷却コイル61,62゜63.64には、空気
調和機1内を移動する空気を通すフィン61a、62a
、63a、64aが夫々設けられている。本実施例では
、冷却コイル6の配列数を4個としたが、冷却コイル6
の配列数は4個に限定されない。冷媒配管、例えば、冷
水配管21には、冷水移動方向最上流側に設置されてい
る冷却コイル61と、冷媒配管間/閉手段、例えば、3
方電磁弁25.28及び上述した冷水電動2方弁8とが
接続されている。冷水配管22には、2列目の冷却コイ
ル62と、冷媒配管間/閉手段、例えば、3方電磁弁2
6とが接続されており、その冷水移動方向上流側は、3
方電磁弁25を通して、又、その冷水移動方向下流側は
、3方電磁弁28を通して夫々冷水配管21と接続され
ている。冷水配管23には、3列目の冷却コイル63が
接続されており、その冷水移動方向上流側は、3方電磁
弁26を通して冷水配管22と、又、その冷水移動方向
下流側は、冷媒配管間/閉手段、例えば、3方電磁弁2
7を通して冷水配管21と続く冷水配管23、冷水配管
24と夫々接続されている。更に、冷水配管24には、
4列目の冷却コイル64が接続されており、その冷水移
動方向上流側は、3方電磁弁27を通して冷水配管23
と、又、その冷水移動方向下流側は、冷水配管22と接
続されている。各3方電磁弁25゜26.27.28は
、DDCloから出力される制御信号に従って動作する
。上記構成において、例えば、1列目の冷却コイル61
のみに冷水を流入させる場合には、3方電磁弁25の冷
水配管22側、3方電磁弁27の冷水配管23側が閉じ
るように、3方電磁弁25.27が夫々制御される。又
、3方電磁弁28の冷水配管22側が閉じるように3方
電磁弁28が制御される。1列目の冷却コイル61と2
列目の冷却コイル62に冷水を流入させる場合には、3
方電磁弁25よりも冷水移動方向下流側の冷水配管21
を閉じるように、3方電磁弁25が制御される。又、冷
水配管23側を閉じるように、3方電磁弁26が制御さ
れ、且つ3方電磁弁28よりも冷水移動方向上流側の冷
水配管21を閉じるように、3方電磁弁28が制御され
る。又、1列目の冷却コイル61.2列目の冷却フィル
62.3列目の冷却コイル63に冷水を流入させる場合
には、3方電磁弁25については、該3方電磁弁25よ
りも冷水移動方向下流側の冷水配管21を閉じるように
3方電磁弁25が制御される。3方電磁#26について
は、該3方電磁弁26よりも冷水移動方向下流側の冷水
配管22を閉じるように3方電磁弁26が制御される。
3方電磁弁27については、冷水配管24側を閉じるよ
うに制御される。そして、3方電磁弁28については、
冷水配管22側を閉じるように制御されることとなる。
更に、4列全部の冷却コイル(61,62,6B、64
)に冷水を流入させる場合には、3方電磁弁25.26
に関しては3列の冷却コイル(61,62,63)に冷
水を流入させる制御と同様な制御が行なわれる。
一方、3方電磁弁27については、冷水配管21と続く
冷水配管23側が閉じるように、又、3方電磁弁28に
ついては、該3方電磁弁28よりも冷水移動方向上流側
の冷水配管21が閉じるように、夫々制御されることと
なる。
DDCIOは、演算処理部を始め、記憶部、ディジタル
アウトプット(以下、「DO」と略述する)10a、デ
ィジタルインプット(以下、rDIJと略述する)10
b、アナログアウトプット(以下、rAOJと略述する
)10c、アナログインプット(以下、rAIJと略述
する)10dを備えている。
Doloaは、上記演算処理部の制御下で、各3方電磁
弁25,26,27.28に対し、制御信号(ディジタ
ル信号)を出力することによって、これら各3万電磁弁
25,26,27.28を上述したように制御する。A
OIOCは、Doloaと同様に、演算処理部の制御下
で、冷水電動2方弁8、温水電動2方弁9に対し、比例
制御するための信号(アナログ信号)を出力することに
よって、冷水電動2方弁8、温水電動2方弁9を比例制
御するようになっている。A110dは、温度計11か
ら出力される吹出し空気温度測定値と湿度計12から出
力される吹出し空気湿度測定値とを読込んで、演算処理
部に与える。A110dは、又、温度計14から出力さ
れる室内戻り空気温度測定値と湿度計15から出力され
る室内戻り空気湿度測定値とを読込んで、演算処理部に
与えるようになっている。
DDCloの記憶部には、例えば、第3図にて図示する
ような湿り空気のh−X線図データが記憶されている。
この湿り空気のh−X線図データは、空気調和機1から
室内3に吹出された吹出し空気のエンタルピ及び室内3
から還気ダクト4を通って空気調和機1に還流した室内
戻り空気のエンタルピを求めるために用いられるもので
ある。
上記湿り空気のh−X線図データは、これら求めた吹出
し空気のエンタルピ及び室内戻り空気のエンタルピから
、室内顕熱比(SHF)を算出するためにも用いられる
。第3図において、直線[相]は、エンタルピを表わし
ており、曲線[相]は、相対湿度100%を示しており
、点0は、温度計11、湿度計12によって夫々検出さ
れた室内吹出し空気の温、湿度を、点@は、温度計14
、湿度計15によって夫々検出された室内戻り空気の温
、湿度を夫々示している。上記点0と点@とを結ぶ直線
は、室内顕熱比(室内5HF)を示している。なお、第
3図縦軸は、絶対湿度値を、又、第3図横軸は、温度値
を、夫々示している。上記室内SHFは、 られる。
ここで、潜熱とは、例えば、人が発する蒸気である。
DDCloの記憶部には、又、第4図にて図示するよう
なデータが記憶されている。第4図にて図示したデータ
は、縦軸に絶対湿度値が、横軸には、温度値が夫々設定
されている。第4図にて図示したデータ中には、例えば
冷却コイル6の配列数が全部で6個あるときに、6個全
部に冷水を通したとき、5個の冷却コイル6に冷水を通
したとき、4個の冷却コイル6に冷水を通したとき、3
個の冷却コイル6に冷水を通したとき、2個の冷却コイ
ル6に冷水を通したとき、及び1個の冷却コイル6に冷
水を通したときの、夫々の空気調和機1の出口空気の状
態を示す曲線が書込まれている。記憶部は、演算処理部
からのデータ読出し要求に応じて、上記各データを演算
処理部に与える。
記憶部は、更に、第4図符号■にて示すような室内温、
湿度設定値を記憶する。この室内空気温、湿度設定値@
は、例えばDDCloと接続されている操作部(図示し
ない)のオペレータによるキー操作によって設定される
ようになっている。
演算処理部は、温度計11、湿度計12から出力され、
A110dを通して与えられた吹出し空気温度測定値、
吹出し空気湿度測定値を受ける。
そして、これら吹出し空気温度測定値、吹出し空気湿度
測定値と、記憶部に記憶されている第3図にて示す湿り
空気のh−X線図データとから、吹出し空気のエンタル
ピ(第3図、符号0)を求める。演算処理部は、温度計
14、湿度計15から出力され、A110dを通して与
えられた室内戻り空気温度測定値、室内戻り空気湿度測
定値を受ける。そして、これら室内戻り空気温度測定値
、室内戻り空気湿度測定値と、記憶部に記憶されている
上記湿り空気のh−X線図データとから、室内戻り空気
のエンタルピ(第3図、符号@)を求める。上記プロセ
スにより求めた吹出し空気のエンタルピ(第3図、符号
0)と室内戻り空気のエンタルピ(第3図、符号@)と
、上記湿り空気のh−X線図データとから、第3図直線
0−■にて示される室内SHFを求める。
演算処理部は、上記求めた室内SHFと、記憶部に記憶
されている上述した冷却コイル6の列数毎の出口空気状
態を示すデータと、室内空気温、湿度設定値とから第4
図にて示す、吹出し空気状態点[相]を求める。即ち、
第4図において、符号■にて示す室内空気温、湿度設定
値を基に、前記第3図直線0−oにて示した室内SHF
と同一勾配で直線を引いて、吹出し空気状態点[相]を
求めるわけである。このようにして得られた吹出し空気
状態点[相]と最も近い出口空気状態を示す曲線を求め
、この曲線に対応するコイル列数を、冷水配管に対して
接続すべき冷却コイル6の列数と判断する。
演算処理部は、上記のようなプロセスを経て求めた列数
値に従い、各3万電磁弁25. 26゜27.28を開
/閉動作させ、冷却コイル6の列数制御を行なう。この
ようにして冷却コイル6の列数制御を行なった後、予め
前述した操作部(図示しない)によって設定されている
空気温度基準値と温度計14から出力される室内戻り空
気温度測定値とに基づいて、例えば、冷水電動2方弁8
を比例制御し、冷却コイル6を流れる冷水流量を調整す
ることによって、所定の出口空気状態(即ち、第4図符
号[相]にて示す)を得ることとなる。
なお、上記のように冷却コイル60列数制御を行なうこ
とによって、冷却コイル6の必要出口空気状態が第4図
、第8図にて示した出口空気状態を示す曲線が複数本引
かれている領域内に存在しているときには、第5図、第
7図にて示した従来のコイル列数固定の空気調和装置と
は異なって再熱負荷が不要となる。又、冷却コイル6の
必要出口空気状態が第4図、第8図にて示した領域から
外れている場合でも、第5図と第6図とを比較対照して
明らかなように、従来装置のようなコイル列数固定のも
のと比較して再熱負荷を大幅に低減することができる。
以上説明した本発明に従う一実施例に係る装置は、室内
を除湿し過ぎることがなく、再熱負荷を小さくすること
も可能であり、簡易なりリーンルームや、コンピユータ
室等、室内SHFの大きい環境に特に好適に用いられる
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、与えられた吹出
し空気の温度検出信号及び湿度検出信号を受けて予め設
定されたエンタルピを求めるためのアルゴリズムに基づ
き吹出し空気のエンタルピを求めるとともに、与えられ
た室内戻り空気の温度検出信号及び湿度検出信号を受け
て前記アルゴリズムに基づき室内戻り空気のエンタルピ
を求め、これら求められた2つのエンタルピを受けて予
め設定されている顕熱比を求めるためのアルゴリズムに
基づき室内顕熱比を求め、この求めた室内顕熱比と、与
えられた室内温、湿度設定値情報とから冷媒配管と接続
すべき冷却コイルの列数を決定して、この決定したコイ
ル列数に基づき複数個の冷媒配管間/閉手段を制御する
こととしたので、大きな再熱負荷を要せずして、精密な
室内空気温、湿度制御を行なうことが可能な′空気調和
装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例に従う空気調和装置の全体
構成を示したブロック図、第2図は、本発明の一実施例
に従う空気調和装置が備えている列数可変冷却コイルを
示した図、第3図は、本発明の一実施例に従う湿り空気
のh−X線図データを示した図、第4図は、本発明の一
実施例に従う空気調和装置における冷却コイル吹出し空
気の状態点を求めるプロセスを示した図、第5図、第7
図は、従来の空気調和装置における列数固定の冷却コイ
ル出口空気の状態曲線を示した図、第6図、第8図は、
本発明の一実施例に従う列数可変冷却コイルにおける各
列毎の冷却コイル出口空気の状態曲線を示した図、第9
図は、従来技術に従う空気調和機の構成を示した説明図
、第10図は、従来技術に従う空気調和装置における精
密な室内空気温、湿度制御を行なったときの空気調和機
内における空気状態を示した空気線図である。 1・・・空気調和機、6・・・冷却コイル、7・・・再
熱コイル、10・・・ダイレクトディジタルコントロー
ラ、11.14・・・温度計、12.15・・・湿度計
、13・・・ファン、21,22,23.24・・・冷
水配管、25,26,27.28・・・3方電磁弁。 出願人代理人  佐  藤  −雄 図7図   第8図 第10図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、並設されている複数個の冷却コイルと、これら各冷
    却コイル間を接続する冷媒配管に設けられ、制御信号が
    印加されたときに冷媒配管を開/閉する複数個の冷媒配
    管開/閉手段とを有し、外気と室内戻り空気とを吸引し
    て前記各冷却コイルに設けられた空気通路を通した後、
    室内に吹出す空気調和機と、 与えられた前記吹出し空気の温度検出信号及び湿度検出
    信号を受けて予め設定されたエンタルピを求めるための
    アルゴリズムに基づき前記吹出し空気のエンタルピを求
    めるとともに、与えられた前記室内戻り空気の温度検出
    信号及び湿度検出信号を受けて前記アルゴリズムに基づ
    き前記室内戻り空気のエンタルピを求めるエンタルピ算
    出手段と、 前記算出された2つのエンタルピを受けて予め設定され
    ている顕熱比を求めるためのアルゴリズムに基づき室内
    顕熱比を求め、この求めた室内顕熱比と、与えられた室
    内温湿度設定値情報とから冷媒配管と接続すべき冷却コ
    イルの列数を決定して、この決定したコイル列数に基づ
    き前記複数個の冷媒配管開/閉手段を制御するコイル列
    数制御手段と、 を備えたことを特徴とする空気調和装置。 2、請求項1記載の空気調和装置において、前記空気調
    和機は、前記冷却コイルの設置位置より空気移動方向下
    流側に、供給された温水を受けて空気調和機内を通る空
    気を加熱する再熱コイルを有していることを特徴とする
    空気調和装置。
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