JPH04174120A - 土木用シート - Google Patents

土木用シート

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JPH04174120A
JPH04174120A JP30032890A JP30032890A JPH04174120A JP H04174120 A JPH04174120 A JP H04174120A JP 30032890 A JP30032890 A JP 30032890A JP 30032890 A JP30032890 A JP 30032890A JP H04174120 A JPH04174120 A JP H04174120A
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civil engineering
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gpa
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Atsushi Nishimura
淳 西村
Yukichi Fukuda
諭吉 福田
Takashi Kato
隆 加藤
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Mitsui Petrochemical Industries Ltd
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Mitsui Petrochemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、治山工事、治水工事、軟弱地盤上の構造物建
設など各種の土木建設工事において、地盤改良のために
用いられる土木用シートに関する。
従来技術 治山工事、治水工事、道路建設或いは軟弱地盤上に構造
物を建設するに当っては、地盤の変形や不等沈下を生じ
ないように前もって地盤改良を行うことが望まれ、地盤
の補強、載荷重の応力分散、軟弱地盤の圧密促進による
密実化、湧水、地下水の排水、法面の保護、土砂のフィ
ルター・セパレーション等地盤の改良工事を行うのが常
である。
従来これらの工事を行うときには、抗張力、弾性、透水
性及び耐久性の観点から合成樹脂製の編織布、不織布又
はネットよりなり或いは編織布と不織布を積層した土木
用シートが用いられ、施工時においては土木用シート同
志を縦及び横方向に連絡して適当な大きさにしたものを
施工箇所に敷設し、その上から土砂を被せ盛り土してい
る。
土木用シート同志の連結は従来、現場での作業が行える
ように耳部に縫着した補強織物に適当間隔を置いて紐を
縫付けておき、この紐を結ぶことによって行われている
が、紐を−々結んでいくのはかなりな労力を要して作業
能率が悪く、結び方が悪いと解は易いし、連結部分の強
度も比較的弱く、破断し易い。
上記の問題に対処するため周縁に筒片を連結して隣接す
る土木用シートの筒片に交互にパイプ類を通すことによ
り土木用シートの連結を行うようにしたものも提案され
ている(特開平2−43409号)。
これによれば、筒片にパイプ類を通すだけでシート同志
を連結することができ、作業能率が向上するばか連結部
分の強度も比較的強いという利点がある。
発明が解決しようとする課題 土木用シートの周縁に筒片を連結してパイプ類を通すこ
とにより連結する上記方法では、筒片は縁部を折曲げて
その端部を縫着することによって形成されるが、シート
として抗張力が必要とされ、そのため&W織布シートを
使用した場合、引張荷重によって折曲げた布縁端の縫合
部がすり抜けてパイプ類より外れることがある。
本発明は、上記の問題を解消すること、すなわち筒片の
縫着部を強化し、抗張力を増してすり抜けが住しないよ
うにすることを目的とする。
課題の解決手段 本発明者らは、縁部の編織布に不織布を積層し不織布同
志を接合させて縫着すれば、縫着部の引張強度が増すこ
とを見出し本発明を完成するに至った。
したがって本発明は、周縁にパイプ類を挿通するための
筒片を連結した合成樹脂製の編織布よりなる土木用シー
トにおいて、シートのうち、少なくとも縁部を両側に不
織布層を有する積層体より構成し、縁部を折曲げ不織布
層を接合した状態で縫着することを特徴とするものであ
る。
本発明によれば、不織布間の摩擦力が織布間の摩擦力よ
りも向上するため接合部のずれが少なくなり、縫着部の
引張強度が増す。
不織布を積層するのは、筒片を形成する縁部のみでもよ
いが、シートを編織布層と、不織布層とで構成し、編織
布の特性である強度と不織布の特性である排水性、土と
の追従性を兼備させるのが望ましい、いづれにしても本
発明で使用される編織布としては、引張弾性率が20G
Pa(ギガパスカル)以上、好ましくは50GPa以上
であり、しかも引張強度が1.2GPa以上好ましくは
I 、5GPa以上のマルチフィラメントを少なくとも
一方向に使用したものが用いられる。マルチフィラメン
トを構成するモノフィラメントとしては・ポリアミド系
、ポリエステル系、ポリアクリルニトリル系、ポリビニ
ルアルコール系、ポリオレフィン系、ポリスチレン系等
の合成樹脂を用いたフィラメントを使用できる。このな
かではポリエチレンやポリプロレンなどのポリオレフィ
ン系がよく、好ましくは超高分子量ポリエチレンの延伸
物が好適である。この延伸物としては、例えば特開昭5
9−187614号公報や特開昭59−130313号
公報に記載されている方法で製造することができる。
また、マルチフィラメントが前記合成樹脂製の解繊糸も
しくは繊毛糸で形成されてもよい。
ここでいう解繊糸とは、合成樹脂製フィルム及びテープ
をカーデイング機で規則的もしくは不規則に解繊したも
のであり、繊毛糸とは網目構造を有することなく、また
、構成繊維各部の繊維分布をコントロールすることによ
って得られるスパン茶様の風合を存する嵩高糸のことで
ある。
なお、マルチフィラメントの太さは300〜2500デ
ニール、とくに500〜2000デニールが好ましい。
このようなマルチフィラメントは、編織布の組織の少な
くとも一方向に使用される。これによりその方向に対す
る強度が上がる。織物組織としては手織、あや織、朱子
織を始めとしてこれら基本&[l織を応用した各種の織
物&ll織とすることができる。
マルチフィラメントを一方向に用いた場合、他方向のフ
ィラメントとしては、上記範囲外のマルチフィラメント
、モノフィラメント等、他のフィラメントを使用できる
。また、上記範囲のマルチフィラメントを一方向のみで
なく、たて糸、よこ糸として複数方向に使用することも
できる。このようにすることで、任意の各方向での強度
を上げることができる。
また、以上のマルチフィラメントを少なくとも一方向に
使用した&g織布の目付は50〜1000 g / o
f、とくに100〜500g/rrrが好ましい。
編織布に積層される不織布としては、合成樹脂の長繊維
もしくは短繊維をランダムに配列して形成されるが、か
−る不織布は、ポリアミド繊維、ポリエステル繊維、ポ
リアクリロニトリル繊維、ポリビニルアルコール繊維、
ポリ塩化ビニル繊維、ポリ塩化ビニリデン繊維、ポリエ
チレン繊維、ポリプロピレン繊維、ポリスチレン繊維等
の長繊維(連続繊維を含む)若しくは、短繊維で造られ
た不織布であればいずれでもよい、この中では、特にポ
リアミド繊維、ポリエステル繊維、ポリビニルアルコー
ル繊維、ポリエチレン繊維、ポリプロピレン繊維で造ら
れた不織布が好ましい。
また前記繊維は、種々のドラフト率や延伸倍率で成形さ
れたものがあるが、特に高強度、低伸度のものが好まし
い、また後述するニードルパンチ等の機械的交絡法の関
係から短繊維よりは長繊維が好ましい、不織布の長繊維
もしくは短繊維は通常溶融紡糸により成形され、ランダ
ム化された繊維群は、例えばスクリーン等で補集してウ
ェーブが形成される。さらに所望により、熱安定剤、酸
化防止剤、紫外線吸収剤、顔料、難熱剤、界面活性剤等
を溶融防止の際、ウェブ形成の際及びその前後において
添加したり表面処理したりしてもよい。このようにして
造られる不織布の長繊維もしくは短繊維は0.5ないし
30デニール、特に3ないし15デニールのものが好ま
しい、不織布の目付は、30ないし1000 g / 
rd、特ニ100ないし500g/rrrが好ましい。
編織布層と不織布層との積層構造としては、(1)編織
布層を中間層とし、その両面に不織布層を積層した三層
構造、(2)織布層と不織布層を交互に繰り返し、両面
を不織布層とした多層構造等を例示できる。
編織布層と不織布層との結合方法としては、ニードルパ
ンチ、ウォータージェットパンチ、超音波ウェルダー、
高周波ウェルダー、ヒートエンボス等による方法を例示
できる。ニードルパンチにする場合、各層を貫通するニ
ードルパンチは、1dあたり20ないし150回、特に
30回以上のものは層間の結合が良好であり、針深度と
しては6ないし15m、特に8ないし14龍が好ましい
この様にして得られる積層体は、編織布層の少なくとも
一方向がマルチフィラメントからなるためニードルパン
チによる初期引張強度の低下がフラット系に比べ小さく
、また透水性能も優れている。さらに、ニードルパンチ
操作の事前に、もしくはニードルパンチを行いながら、
各層をポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキ
シエチレンアルキルフェニルエーテル等の非イオン系界
面活性剤を用いて表面処理すれば、ニードルパンチによ
る各層の繊維切断を少なくし初期引張強度の低下をさら
に防ぐことができ、また各層が親水性となって透水性が
改善されるので好ましい。
また、上記各ウェルダーまたはヒートエンボス等熱融着
を使用する場合、部分的な結合でもよい。
また、各層の接合力を高めるため、編織布層と不織布層
とは同−若しくは相溶性のある合成樹脂材料によるもの
が好ましい。
すり抜けを防ぐための方法として本発明者らはまた、縫
着部の不織布間にキャンバスを介在させれば、縫着部の
引張強度が更に増し、キャンバスを使用しないものより
も強度が倍増すること、縫合も第2A図に示すように、
等間隔で縫合するよりも第2B図或いは第2C図に示す
ように複数本針ミシンで複数回適当な間隔を置いてずら
して縫合した方がすり抜けへの抵抗が強いことを見出し
た。
したがって別の発明は、上記の発明において、縫着部の
不織布間にキャンバスを介在させたことを特徴ヲするも
のであり、更に別の発明は、複数本針ミシンにより適当
な間隔を置いて縫着したことを特徴とするものである。
すり抜けを防ぐには更にまた、縫着部に例えばメチルメ
タアクリレートの様な重合可能な七ツマー或いは凝結性
の樹脂を含浸させて硬化させ、縫着部の強度を更に向上
させるのが望ましい。
本発明者らは更にまた、縁部を巻込んで二重巻きにする
と、縫着部の強度が増すことを見出した。
したがって他の発明は、縁部を両側に不織布層を有する
積層体より構成し、縁部を巻込み、不織布層を接合した
状態で縫着して筒片を二重巻きにしたことを特徴とする
実施例 第1図は本発明の一実施例を示すもので、織布1の両側
に不織布2を積層した三層構造の土木用シートの側縁を
、その−側にキャンバス3を添付して巻込むようにして
折曲げたのち基部を二か所二本針ミシンで縫着4し、側
縁に形成したパイプ類挿入用の筒片5に適当な間隔を存
して切れ目6を入れたものである。
第3図は他の実施例を示すもので、織布の両側に不織布
を積層した三層構造の土木用シート7の側縁をキャンバ
ス8を添付して巻込み二重巻きとしたのち基部を二か所
二本針ミシンで縫着し、側縁に形成されるバイブ類挿入
用の筒片1)を二重巻きとしたものである0図中、12
は連結用のパイプである。
発明の効果 本発明は以上のように、周縁にパイプ類を通すための筒
片を連設した土木用シートにおいて、不織布層同志を接
合させて縫着することにより筒片を形成したもので、不
織布同志の接合により摩擦力が増して縫着部の引張強度
が増し、すり抜けを少なくすることができる。
しかも不織布間にキャンバスを介在させて縫着すれば、
縫着部を更に強化させることができる。
また複数本針ミシンで複数回適当な間隔を存して縫着す
ることにより或いは縫着部に凝結性の樹脂を含浸させる
ことによっても縫着部を一層強化することができる。
また筒片を二重巻きにすると、縫着部を更に強化させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る土木用シートの要部斜視図、第2
A−C図は縫合例を示す図、第3図は別の実施例の要部
の略図である。 l・・織布 2・・不織布 3・・キャンバス4・・縫
い目 5・・筒片 6・・切れ目出願人  三井石油化
学工業株式会社 代理人 弁理士 佐 藤 晃 −

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)周縁にパイプ類を挿通するための筒片を連結した
    合成樹脂製の編織布よりなる土木用シートにおいて、シ
    ートのうち、少なくとも縁部の両側に不織布層を有する
    積層体より構成し、縁部を折曲げ不織布層を接合した状
    態で縫着することを特徴とする土木用シート。
  2. (2)編織布は引張弾性率が20GPa以上、引張強度
    が1.2GPaのマルチフィラメントを少なくとも一方
    向に使用したものである請求項1記載の土木用シート。
  3. (3)編織布は引張弾性率が50GPa以上、引張弾性
    率が1.5GPa以上である請求項2記載の土木用シー
    ト。
  4. (4)縫着部の不織布間にキャンバスを介在させた請求
    項1記載の土木用シート。
  5. (5)縫着部は複数本針ミシンにより適当な間隔を置い
    て複数回縫着される請求項1記載の土木用シート。
  6. (6)縫着部には凝結性の樹脂が含浸される請求項1、
    4又は5のいづれかの請求項に記載の土木用シート。
  7. (7)縁部を両側に不織布層を有する積層体より構成し
    、縁部を巻込み、不織布層を接合した状態で縫着して筒
    片を二重巻きにしたことを特徴とする土木用シート。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6445866A (en) * 1987-08-15 1989-02-20 Miura Kumihimo Kojo Kk Connection belt
JPH01105643U (ja) * 1987-12-30 1989-07-17
JPH01271513A (ja) * 1988-04-21 1989-10-30 Mitsui Petrochem Ind Ltd 積層不織布

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