JPH04173762A - α―アルキルアクロレインの製造方法 - Google Patents

α―アルキルアクロレインの製造方法

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JPH04173762A
JPH04173762A JP2300140A JP30014090A JPH04173762A JP H04173762 A JPH04173762 A JP H04173762A JP 2300140 A JP2300140 A JP 2300140A JP 30014090 A JP30014090 A JP 30014090A JP H04173762 A JPH04173762 A JP H04173762A
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JP
Japan
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formaldehyde
aldehyde
amino acid
reaction
alkyl
Prior art date
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Pending
Application number
JP2300140A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuyuki Matsuoka
一之 松岡
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Daicel Corp
Original Assignee
Daicel Chemical Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPH04173762A publication Critical patent/JPH04173762A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、−綴代 %式%(I) (式中、RはH又は炭素数1〜10のアルキル基を示す
。) で表されるアルデヒドとホルムアルデヒドとの反応によ
るα−アルキルアクロレインの改善された製造方法に関
する。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題]α−ア
ルキルアクロレインは工業的に有用な中間原料であり、
その製造方法は多数提案されている。これらの内から、
近年原料物質の入手の容易さから、上記−綴代(I)で
表されるアルデヒドとホルムアルデヒドの反応によるα
−アルキルアクロレインの製造方法が重要となっている
一般式(I)で表されるアルデヒドとホルムアルデヒド
の反応によるα−アルキルアクロレインの製造方法とし
ては、例えばケミカル・アブストラクト(C,A、)、
第56巻(I962年)、 2321゜2322頁にプ
ロピオンアルデヒドとホルムアルデヒドから酸化ナトリ
ウム及びケイ酸を含有する触媒を用いて275°Cで、
メタアクロレインを46%の収率で得る方法が記載され
ている。しかしながら、この方法は収率が低く、工業的
にメタアクロレインを製造するには問題がある。
上記−綴代(I)で表されるアルデヒドとホルムアルデ
ヒドの反応によるα−アルキルアクロレイン製造の別の
方法としてはマンニッヒ塩基を用いる方法が提案されて
いる。マンニッヒ塩基を用いるα−アルキルアクロレイ
ンの製造には触媒として第−級及び第二級アミンの塩が
使用されることが報告されている。
例えば、米国特許第2518416号明細書によれば、
ホルムアルデヒドとプロピオンアルデヒドからモノメチ
ルアミンの塩酸塩を触媒として、メタアクロレインを得
ているが、この明細書には収率が記載されていない。本
発明者が追試したところ収率が低くしかも、この方法に
ょる場° 合、生成メタアクロレイン中に触媒のモノメ
チルアミンの塩酸塩が分解したメチルアミンが混入し非
常に不安定なメタアクロレインしか得られないことが判
明した。米国特許第2639295号明細書によれば、
ホルムアルデヒドとブチルアルデヒドからモノエタノー
ルアミンの塩酸塩を触媒として、収率52%(仕込みブ
チルアルデヒド基準)でエタアクロレインを得ている。
これらの報告は収率が低いことと、製品の安定性が悪い
ことで工業化する場合致命的な欠陥がある。
またアミンの塩酸塩を使用していることから装置の腐食
が激しい等の問題点がある。
また特開昭55−87737号公報の場合は、アミン過
剰系で反応を実施するため、反応終了後、反応生成液か
ら、目的物のα−アルキルアクロレインを取り出す蒸留
工程において、α−アルキルアクロレインの重合が発生
し、また製品α−アルキルアクロレインにアミンが混入
し製品の安定性が悪い等の問題がある。
前記した様に、従来技術により一般式(I)で表される
アルデヒドとホルムアルデヒドから対応するα−アルキ
ルアクロレインを工業的に製造するには多くの問題があ
り、高い収率でしかも安定性の優れたα−アルキルアク
ロレインを製造する技術の開発が強く望まれている。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者は上記課題を解決すべく鋭意検討した結果、本
発明を完成させた。
すなわち、本発明は、−綴代 %式%(I) (式中、RはH又は炭素数1〜10のアルキル基を示す
。) で表されるアルデヒド(以下、アルデヒド(I)と略記
する)とホルムアルデヒドから、対応するα−アルキル
アクロレインを製造する方法において、触媒としてアミ
ノ酸をアルデヒド(I)1モルに対して0.01〜1.
5当量となるように用い、0〜200℃の温度で反応さ
せることを特徴とするα−アルキルアクロレインの製造
方法を提供するものである。
本発明の出発物質として使用されるアルデヒド(I)の
−綴代(I)中のアルキル基Rは1〜10の炭素数を有
する。この基は直鎖または分岐鎖であってもよく、また
一部分が芳香族で置換されているものであってもよい。
本発明に用いられるアルデヒド(I)の一部を例示する
と、アセトアルデヒド、プロピオンアルデヒド(プロパ
ナール)、n−ブタナール、3−メチルブタナール、n
−ペンタナール、n−ヘキサナール、3−メチルブタナ
ール常水溶 サナール、n−ヘプタナール、フェニルアセトアルデヒ
ド等である。このうち本発明によると特に、プロパナー
ル、n−ブタナール、3−メチルブタナールが有効であ
る。
本発明において、ホルムアルデヒドは水溶液またはトリ
オキサン、パラホルムアルデヒドのような重合した形で
も使用出来るが、一般には水溶液の形で反応させるのが
望ましい。
反応は通常水溶液の形で行われるが、炭化水素、アルコ
ール等の溶剤中で実施することも可能である。
本発明において、アルデヒド(I)とホルムアルデヒド
のモル比は規制されるものではないが、有利にはアルデ
ヒド(I)1モルに対してホルムアルデヒド0.9〜1
.5モルにすることが好ましい。アルデヒド(I)1モ
ルに対してホルムアルデヒドが0.9モル未満であると
、アルデヒド(I)自身の縮合反応が起き好ましくない
。またアルデヒド(I)1モルに対してホルムアルデヒ
ドが】、5モルより多い場合は多量のホルムアルデヒド
を回収する必要があり回収工程での損失がおきるばかり
でなく、ホルムアルデヒドによる触媒の不活性化でアミ
ノ酸の使用量が増加する等の問題がある。
本発明の特徴は触媒としてアミノ酸を用いることにある
。本発明に用いられるアミノ酸とは、分子内にカルボキ
シル基(COOH)  とアミノ基(Nth)を有する
化合物であり、アミノ基の水素原子の一つがアルキル基
に置換されている第二級アミンも含む。但しアミノ基の
水素原子の二つがアルキル基に置換されている第三級ア
ミンは含まない。適当なアミノ酸の例としては次のよう
なアミノ酸が挙げられる。中性アミノ酸のグリシン、ア
ラニン、バリン、ロイシン、イソロイシン、アミノ安息
香酸、酸性アミノ酸のアスパラギン酸、グルタル酸、塩
基性アミノ酸のりシン、アルギニン、芳香族アミノ酸の
フェニルアラニン、チロシン、含アミノ酸のシスティン
、シスチン、メチオニン、オキシアミノ酸のセリン、ス
レオニン等が挙げられる。特に好ましいアミノ酸は中性
アミノ酸、酸性アミノ酸、塩基性アミノ酸であり、炭素
数が10個までのものである。
本発明において、アミノ酸の使用量は、アルデヒド(I
)1モルに対して0.01〜1.5当量である。アミノ
酸の使用量がこの範囲から外れた場合は、反応速度が遅
くなったり、必要以上添加しても反応速度は増加せず、
かえって副反応生成物が増加し好ましくない。
本発明の反応はpH2,5〜9、好ましくは3〜7で、
反応温度0〜200°C1好ましくは20〜150°C
で、常圧、加圧又は減圧下で、連続的又は非連続的に行
われる。反応混合物の水含有量は、出発混合物中で好ま
しくは20〜60重量%である。
本発明の反応は次のように実施できる。アルデヒド(I
)、ホルムアルデヒド、アミノ酸の混合物を、上記反応
温度に5〜120分保持する。
次いで反応混合物から目的物質を常法により、例えば相
分離及び/又は蒸留により分離する。
〔実施例〕
以下に実施例を挙げてより具体的に本発明を説明するが
、本発明はその主旨を越えないかぎり本実施例により規
制されるものではない。
尚、例中の部は重量基準である。
実施例1 β−アラニン979部(I1モル)、水2000部に2
0°Cで37%ホルムアルデヒド水溶液811部(I0
モル)及びプロピオンアルデヒド580部(I0モル)
を添加し、添加終了後、反応混合物を70°Cで1.5
時間保持する。反応生成液から蒸留により塔頂よりメタ
アクロレインと水の共沸によりメタアクロレインを62
2部(理論値の88.9%)得た。
実施例2 リジン1533部(I0,5モル)、水2500部に2
0°Cで37%ホルムアルデヒド水溶ン夜811 @I
((I0モル)及びプロピオンアルデヒド580部(I
0モル)を添加し、添加終了後、反応混合物を60°C
で1.0時間保持する。反応生成液から蒸留により塔頂
よりメタアクロレインと水の共沸によりメタアクロレイ
ンを618部(理論値の88.3%)得た。
〔発明の効果〕
本発明によれば、驚くべきことに、比較的温和な反応条
件下で、短時間に高い収率で、しかも安定性に優れたα
−アルキルアクロレインを得ることができる。
出願人代理人  古 谷   馨 (外3名)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、一般式 R−CH_2−CHO…( I ) (式中、RはH又は炭素数1〜10のアルキル基を示す
    。) で表されるアルデヒドとホルムアルデヒドから、対応す
    るα−アルキルアクロレインを製造する方法において、
    触媒としてアミノ酸を一般式( I )で表されるアルデ
    ヒド1モルに対して0.01〜1.5当量となるように
    用い、0〜200℃の温度で反応させることを特徴とす
    るα−アルキルアクロレインの製造方法。
JP2300140A 1990-11-06 1990-11-06 α―アルキルアクロレインの製造方法 Pending JPH04173762A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007153818A (ja) * 2005-12-06 2007-06-21 Kao Corp α−アルキルシンナムアルデヒド類の製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007153818A (ja) * 2005-12-06 2007-06-21 Kao Corp α−アルキルシンナムアルデヒド類の製造方法

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