JPH04173722A - 養毛化粧料 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、頭皮の末梢血流を向上させ、毛母細胞の賦活
化を行ない、育毛効果、脱毛予防及びふけ防止効果に優
れた養毛化粧料に関する。

〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕従来よ
り、トウガラシチンキ、ニコチン酸、ニコチン酸メチル
等の血行促進物質、或はセンブリエキス、朝鮮ニンジン
エキス等の頭皮の皮膚細胞の賦活化物質を配合してなる
養毛化粧料が知られている。更に最近では、皮脂腺の肥
大防止効果を持つ成分や、男性ホルモンの過剰作用を持
つ成分を配合する養毛化粧料も数多く提案されている。

しかし、従来より使用されている血行促進物質は、皮膚
刺激が強くその配合量に制限があったり、血行促進の持
続時間が短かいという欠点がある。

また細胞の賦活化物質も、低濃度では皮膚への浸透性が
低く、且つ単独では効果が充分に発揮されないという問
題点がある。男性型脱毛症は男性ホルモンの過剰作用が
原因の一つになっているが、血行の不良や毛母細胞の活
性低下、皮脂腺の肥大化等の現象が複雑に絡みあって生
じているために、単に男性ホルモンの抑制成分を用いて
も育毛作用を発現するまでには至らないのが現状である
。更に、男性ホルモンの過剰作用が原因といわれる皮脂
腺の肥大を抑制するために、抗男性ホルモン剤等を育毛
剤として用いても効果は充分ではない。

一方、降圧剤であるミノキシジル副作用として多毛の発
症が知られ、育毛剤としての応用化が行なわれている。

しかし、ミノキシジルも単独で使用しても発毛・育毛効
果は十分ではなく、更に効果の高い育毛剤が求められて
いるのが現状である。

更に、本発明に係わるカープラジジルは血管拡張剤とし
て知られ、高血圧の治療剤として開発中の物質であるが
、育毛効果を期待すべく組成物中に含有せしめた例もあ
る（ＷＯ８５１０４５７７）。

しかしながらカープラジジル単独ではその効果は十分で
なく、必ずしも満足のいくものではなかった。

本発明の目的は、頭皮の末梢血流を促進し、毛母細胞を
賦活化し、育毛、脱毛予防及びふけ防止等の効果に優れ
た養毛化粧料を提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は、カープラジジルと分子量１０００〜１０００
０の酸性ムコ多糖々を含有することを特徴とする養毛化
粧料である。

本発明に係わるカープラジジルは、公知の物質であり、
次のような構造武名、化学式及び分子量を持つ。

構造武名：　Ｍｅｔｈｙｌ−５−（３，６−ｄｉｈｙｄ
ｒｏ−１（２Ｈ）−ｐｙｒｉｄｙｌ）−２−ｏｘｏ−２
Ｈ−ＩＩ、２．４］−ｏｘａｄｊａｚｏｌｏ１２，３−
ａｌ　−ｐｙｒｉｍｉｄｉｎｅ−７−ｃａｒｂａｍａｔ
ｅ化学式：　Ｃ，、Ｈ，、ＮＳＯ。

分子量：　２９１．２７ また、本発明に使用する分子量１０００〜１００００の
酸性ムコ多糖類としては、動物、微生物由来の天然物が
好ましいが、より好ましくは、ヒアルロン酸、コンドロ
イチン４ｇ酸、　コント。

イチン６硫酸、デルマタン硫酸、ヘパリン及びヘパラン
硫酸等の低分子量のものが挙げられる。ヒアルロン酸は
、ニワトリ等のトサカ由来のもの、ウシ、ブタ等の皮膚
に由来するもの、５ｔｒｅｐｔｏｃｏ−ｃｃｕｓ　ｚｏ
ｏｅ　ｉｄｅｍｉｃｕｓ等の連鎖状球菌に由来するもの
などが使用可能である。また、コンドロイチン４硫酸ま
たはコンドロイチン６硫酸は、哺乳動物の軟骨、鍵、血
管壁等の結合組織に由来するものが使用できる。また、
デルマタン硫酸は哺乳動物の皮膚、鍵、大動脈、心臓弁
、肺等の結合組織に由来するものが使用できる。更に、
ヘパリン及びヘパラン硫酸は、動物の肺、旧り腎臓、皮
膚、胸腺等の組織に由来するものが使用できる。また、
これらの酸性ムコ多糖類の分子量の範囲としては、１０
００ｙ１００００である０分子量１０００未満の酸性ム
コ多Ｗ類を用いると化粧料の製造が難しくなり、分子量
１００００を超える酸性ムコ多糖類を用いると、十分な
養毛効果が得られないからである０分子量１０００〜１
ｏｏｏｏの酸性ムコ多糖類の調製方法としては、この範
囲のムコ多糖であればそのまま使用でき、１００００以
上であればヒアルロニダーゼ、コンドロイチナーゼ等の
酵素により低分子化して用いることができる。

また、酸加水分解、アルカリ加水分解によっても容易に
得ることができる。

本発明のカープラジジルの養毛化粧料中への配合量は、
総量を基準として、Ｏ，ＯＯ１〜５．０　ｗ　ｔ％であ
ればよく、より好ましくは０．０５〜３．０ｗｔ％であ
る。この配合量の下限未満では本発明の目的とする効果
に充分ではなく、また上限を趙えても、その増加分に見
合った効果の向上は望めないものである。また、分子量
１０００〜１００００の酸性ムコ多糖の配合量は、当該
養毛化粧料の剤型などにより適宜選択されるものである
が、０．０１〜５．　Ｑ　ｗ　ｔ％が好ましい。

本発明の養毛化粧料は、常法に従って、ヘアートニック
、ヘアーローション、ヘアークリーム。

ヘアーコンディショナー、シャンプー、リンス。

ヘアージェル、ヘアーミスト、ヘアーフオーム等の剤型
にすることが可能である。

本発明の養毛化粧料には、色素、香料、殺菌剤、防腐剤
、角１を溶解剤、抗アンドロゲン剤、抗酸化剤等を本発
明の目的を達成する範囲で適宜配合することができる。

〔実施例〕

以下、実施例及び比較例に基づいて本発明を詳説する。

尚、実施例に記載のマウス毛成長促進効果試験法、ヒト
頭髪毛成長促進効果試験法及び実用試験法を下記に示す
。

（１）マウス毛成長促進効果試験法 ｄｄＹ系白色マウス（雄・６週齢・平均体重３５ｇ）の
背部中央の皮膚を電気バリカンで刈った後、脱毛クリー
ムにより完全に除毛し、翌日より実施例及び比較例の各
試料を被験部皮膚に毎日朝夕２回、−匹当り０．２ｇ塗
布した。−試料に対して動物は一群１０匹を使用した。

尚、対照群として基剤単独を塗布した。

実験開始後１５日目に動物を層殺し、試料塗布部位から
２０本の毛を無作為に抜毛し、各々の長さを測定し、実
施例または比較例の平均値（Ｂ）と対照群の平均値（Ａ
）を算出した。判定結果は、１０匹の（Ｂ）／　（Ａ）
の平均値で示した。

（２）ヒト頭毛成長促進効果試験法 男性型脱毛症患者である被試験者１０名の頭部の耳の上
５ｃｍの位置の頭髪を左右２ケ所に於て直径１ｃｍの円
形状に剃毛した被験部位に、実施例または比較例の試料
を左側に毎日朝夕２回、約３ｍｉ！Ｐ４布し、無処置の
右側と比較した。効果の判定は、試験開始後２８日目に
、左右の被験部位の毛髪各々２０本ずつを剃毛し、左側
（実施例または比較例を塗布）の毛２０本の長さの平均
値（Ｂ）と右側（無処置）の毛２０本の長さの平均値（
Ａ）を算出した。判定結果は、被試験者１０名の（Ｂ）
／　（Ａ）の平均値で示した。

（３）実用試験法 男性型脱毛症患者である被試験者２０名の頭部に毎日１
夕２回、連続６ケ月間塗布した後の効果を評価した。試
験結果は、育毛効果、脱毛予防効果、ふけ防止効果の各
項に対して、「生毛が剛毛化した或は生毛が増加した」
、「脱毛が少なくなった」、「ふけが少なくなった」と
回答した人数で示した。

実施例１〜３、比較例１〜３ オイツーへアートニック 下記の原料組成に於いて、下記に記載の如く試料を配合
してヘアートニックを調製し、前記の諸（１）組成 ・オリーブ油　　　　　　　　　　　５．０・イソプロ
ピルミリステート　　　　２．０（Ａ）　　・イソプロ
ピルメチルフェノール　　０．０５・ポリオキシエチレ
ンノニルフェ ニルエーテル　　　　　　　　　　０．５・メチルパラ
ベン　　　　　　　　　０．１（Ｂ）　　・カープラジ
ジル、酸性ムコ多糖第１表に記載 ・グリセリン　　　　　　　　　　５．０（Ｃ）　　・
香料　　　　　　　　　　　　　　０．１・精製水　　
　　　　　　　　総量を１００．０とする残量 （２）ｔ１製法 （Ｂ）成分を（Ａ）成分または（Ｃ）成分中に溶解させ
た後、（Ａ）成分と（Ｃ）成分を混合攪拌分散して容器
に充填した。使用時には内容物を均一に振盪分散して使
用した。

（３）特性 各オイリーヘアートニノクの線試験を実験した結果を第
１表右横に記載した。第１表に示すごとく、実施例１〜
３の本発明の養毛化粧料は高い毛成長促進効果を示し、
線試験の総てに亘って明らかに良好な結果を示した。ま
た、ヒト皮膚での線試験においても皮膚刺激は生じなか
った。

一方、トウガラシチンキを配合した比較例１は緒特性の
すべてに於いて良好ではなかったことに加え、実用試験
中、３人が軽度の皮膚刺激を訴えた。また、カープラジ
ジルと酸性ムコ多ＩＩ類のどちらかを欠いた比較例２，
３も十分な養毛効果は得られなかった。

実施例４〜６、比較例４〜６　ヘアークリーム実施例１
と同様にして各々のへアークリームを調製して線試験を
実施し、その結果を第１表右横（１）組成 原　　料　　成　　分　　　　　　　　　　　　　配合
量ｗｔ％ ・流動パラフィン　　　　　　　　　３０．０・ステア
リン酸　　　　　　　　　　　５．０・セタノール　　
　　　　　　　　　　５．０（Ａ）　　・ソルビタンモ
ノオレート３．０・イソプロピルメチルフェノール　　
　０．トメチルパラベン　　　　　　　　　　０．２（
Ｃ）　　・グリセリン　　　　　　　　　　　５．０・
精製水　　　　　　　　　　総量を１００．０とする残
量 （Ｄ）　　・香料　　　　　　　　　　　　　　　０．
２（２）調製法 （Ｂ）成分を（Ａ）または（Ｃ）成分中に：′３解させ
た後、（Ａ）及び（Ｃ）成分を８０°Ｃに加熱溶解して
混合した。更に、攪拌しつつ冷却して５０°Ｃになった
ところで（Ｄ）成分を加え、３０°Ｃまで攪拌を続けて
各ヘアークリームを調製した。

（３）特性 第１表に示す如く、実施例４〜６は高い毛成長促進効果
を示すと共に線試験の総てに亘って優れ〔発明の効果〕 以上記載のごとく、本発明は、頭皮の末梢血流を向上さ
せ、毛母細胞の賦活化を行ない、育毛効果、脱毛予防及
びふけ防止効果に優れるとともに、皮膚刺激の無い養毛
化粧料を提供することは明らかである。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. カープラジジルと分子量１０００〜１００００の酸性ム
   コ多糖とを含有することを特徴とする養毛化粧料。