JPH03206021A - 養毛化粧料 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、頭皮の血行を持続的に促進し、青毛効果、脱
毛予防効果及びふけ防止効果に優れた養毛化粧料に関す
る。

〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕従来よ
り、トウガラシチンキ、ニコチン酸、ニコチン酸メチル
、センブリエキス、朝鮮ニンジンエキス等の頭皮の血行
促進物質を配合してなる養毛化粧料は知られている。

しかし、これらの血行促進物質は、皮ＩＩ　！Ｉ１激が
強くその配合量に制約が生しるものであったり、血行促
進作用が短時間に減少するものまたは血行促進作用が弱
いものであり、また、血行促進物質のみでは目的とする
青毛、脱毛予防及びふけ防止等の効果を充分に発現する
程に至らなかった。

本発明の目的は、頭皮の血行を持続的に促進し、青毛、
脱毛予防及びふけ防止等の効果に優れた養毛化粧料を提
供するにある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は、次の（イ）〜←＼｝を含有することを特徴と
する養毛化粧料である。

｛イ｝　ジイソブロビルアξンジクロロアセテート（ロ
）　センブリエキス ←＼）　トコフェロール酸性コハク酸モノエステル及び
その塩．トコフェロールコハク酸ジエステルから選ばれ
た少なくとも１種 即ち、本発明の養毛化粧料に配合せるジイソプ口ピルア
ミンジクロロアセテート及びセンブリエキスは皮膚刺激
性が低く、持続的に適度な血行促進作用を有し、トコフ
ェロール酸性コハク酸エステル及びその塩並びにトコフ
ェロールコハク酸ジエステルは優れた毛母細胞賦活作用
を有するものであり、この持続的な血行促進作用と毛母
細胞賦活作用とが相乗効果を発揮して、優れた青毛、脱
毛予防効果を発現し、更には、頭皮代謝機能を正常化し
てふけ防止効果を高めるものと推察される．本発明に係
るジイソプロビルアミンジクロロアセテート．センブリ
エキス，トコフェロール酸性コハク酸エステル及びその
塩．トコフエ１−ルコハク酸ジエステルは公知の物質で
あり、トコフェロール酸性コハク酸エステルの塩を構威
する塩基はナトリウム．カリウム７　カルシウム，トリ
エタノールアミン，アルギン酸等が挙げられる。

本発明者は、養毛化粧料中に配合せる上記構威物質の各
々の相乗効果を最大限度に発揮する配合割合に関して探
究した結果、（イ）ジイソブロビルアミンジクロロアセ
テート、｛ロ｝センブリエキス、（ハ）前記トコフェロ
ールコハク酸エステル類の配合量の比率（重量比）が、
｛イ｝＝（ロ）：（ハ）一ｌ：５〜５０：０．２〜５で
ある場合が好ましく、本発明の目的とする優れた効果が
認められるものであった。また、当該養毛化粧料中の配
合量は、総量を基準として、（イ）は０．１〜ｌ、０重
量％（以下、’ｗ　ｔ％と略記する）、ヤ｝は、５．０
〜１　５．　Ｏ　ｗ　ｔ％、（ハ）は０．　１〜２，　
Ｑ　ｗ　ｔ％が好ましい。各々の配合量の下限未満では
本発明の目的とする効果に充分でなく、方上限を超えて
も、その増加分に見合った効果の向上は望めないもので
ある。

尚、センブリエキスの製造方法に関しては特定されるも
のではないが、本発明においては、下記の遣りに製造し
て得られたセンブリエキスを適用した。

（センブリエキスの製造法） センブリ（Ｓｗｅｒｔｉａ　Ｊａｐｏｎｉｃａ　Ｍａｋ
ｉｎｏ）の開花期全草の乾燥粉砕物をエタノール或いは
含水エタノール中で温浸し、ろ別して得られた抽出液で
ある。

後述の実施例及び比較例には、下記の方法で得られた抽
出液を適用した。

センブリ細砕物５０ｇを含水エタノール（エタノール９
Ｑｗｔ％）２５０ｍＡに温度４０〜５０℃で温浸してろ
別した後、再び残渣を同様に温浸することを数回くり返
し、抽出液ｌ，５１を得た．これを減圧濃縮した残留物
に精製氷を１　０　０ｍｊ！加え、１週間熟威した後、
不溶部をろ別して得た抽出液を減圧濃縮し、次いでエタ
ノールを加えて抽出液のエタノール含有量が４Ｑｗｔ％
になるように調整し、１００ｍｊ！のセンブリエキスを
得た（尚、このエキス１　００ｇを減圧濃縮した後、こ
れを酢酸エチル２００ｍｊ！　（４０ｍＪ！ｘ５回）で
抽出し、次いでこの抽出物より酢酸エチルを減圧留去し
た残渣は０．９５〜１．　０　５　ｇであった．）．本
発明の養毛化粧料は、常法に従って、ヘアートニソク，
ヘアーローション．ヘアークリーム，ヘアーコンディシ
ョナー．シャンプー，リンス，ヘアージェル，ヘアーミ
スト．ヘアーフォーム等の剤型にすることが可能である
． 本発明の養毛化粧料には、色素，香料．殺菌剤，防腐剤
，角質溶解剤．抗アンドロゲン剤，養毛剤．抗酸化剤等
を本発明の目的を達成する範囲内で適宜配合することが
できる。

〔実施例〕

以下、実施例及び比較例に基づいて本発明を詳説する． 尚、実施例に記載の皮膚血流量試験法．マウス毛威長促
進効果試験法，ヒト頭髪毛威長促進効果試験法及び実用
試験法を下記に示す。

（１）皮膚血流量試験法 ニュージーランドホワイト系家兎３羽の腹部を刈毛し、
１８時間絶食させた後、ペンタバルビトールのナトリウ
ム塩を３　５　ｍ　ｇ　／　ｋ　ｇの割合で静脈注射し
麻酔処置する。家兎の背部を固定し、プレートタイプト
ランスジューサーを腹部の試料塗布部位（試験部位）上
にセロファンテーブでとめ、交叉熱電堆式皮膚血流計（
シンエイ社製シンコーダー、２０１型〉を用いて皮膚血
流量（μＶ〉を測定する． 試料は３Ｘ２ｃｍの皮膚部位に対して０．　１　ｇを均
一に塗布し、試料塗布前の血流量（Ｃ．）と試料塗布一
定時間後（０．５、１．０、２．０時間後）の血流！（
Ｃｔ）を測定し、下記の弐により血流量増加率（％）を
算出する。

試験結果は３羽の血流量増加率の平均値で示した。

血流量の増加は、クリーム基剤を試料として塗布した場
合でも５〜２０％程度の増加率が認められるが、血行促
進作用の顕著な威分を配合した試料を塗布したときは、
４０〜８０％のごとく増加率は高くなる。

（２）マウス毛或長促進効果試験法 ｄｄＹ系白色マウス（雄・６週齢・平均体重３５ｇ）の
尾部よりの背部皮膚を電気バリカンで刈った後、脱毛ク
リームにより完全に除毛し、翌日より実施例及び比較例
の各試料を被験部皮膚に毎日朝夕２回、一匹当り０．　
１　ｍ　ｌ塗布した。一試料に対して動物は一群１０匹
を使用した。

養毛効果の判定は、下表に示す判定基準による肉眼判定
の評価点と、毛長．毛重量を対照群と比較することによ
り行った。

実験開始後１５日目に動物を屠殺し判定基準により肉眼
判定し、その評価点を合計し、一匹当りの平均評価点を
求めた。さらに被験部の皮膚を切除し、直径１２ｍｍの
パンチで一定面積の皮膚を打ち抜き乾燥した後、毛の重
量を測定し、その中の２０本の毛の長さについても測定
し、平均値を算出した。

参毛効果の評価点の判定基準 （３）ヒト頭髪毛或長促進効果試験法 男性型脱毛症患者である被試験者１０名の頭部（ゾ３ の耳の５ｃｍの位置の頭髪を左右２ケ所に於で直径１ｃ
ｍの円形状に剃毛した被験部位に、実施例または比較例
の試料を左側に毎日朝夕２回、約３ｍ７！塗布し、無処
置の右側と比較した。効果の判定は、試験開始後２８日
目に、左右の被験部位の毛髪各々２０本ずつを剃毛し、
左側（実施例または比較例を塗布）の毛２０本の長さの
平均値（Ｂ）を右側（無処置）の毛２０本の長さの平均
値（Ａ）で除し、判定結果は、被試験者１０名の（Ｂ）
／（Ａ）の平均値で示した。

（４）実用試験法 男性型脱毛症患者である被試験者２０名の頭部に毎日朝
夕２回、連Ｖｔ６ケ月間塗布した後の効果を評価した。

試験結果は、青毛効果、脱毛予防効果、ふけ防止効果の
各項に対して、「生毛が剛毛化した或いは生毛が増加し
た」、「脱毛が少なくなった」、「ふけが少なくなった
」と回答した人数で示した。

実施例１〜３、比較例１〜３　オイリーヘアートニフク 下記の原料組威に於いて、第ｌ表に記載のごとくジイソ
プ口ビルアミンジクロロアセテート（以下、ＤＡＤＡと
略記する。），センブリエキス１　トコフエロール酸性
コハク酸モノエステル（以下、Ｖ　Ｅ　　Ｓ　Ａ　Ｅ　
ト略記する。）．トコフエロール酸性コハク酸モノエス
テルのナトリウム塩．カルシウム塩．トリエタノールア
ミン塩，アルギン酸塩（以下、ＶＥ−ＳＡＥ　−Ｎａ，
　　ＶＢ−ＳＡＥ　−ＣａＶＥ−ＳＡＥ−ＴＥＡ，ＶＢ
−ＳＡＥ−Ａｒｇの如く略記する．），トコフェロール
コハク酸ジエステル（以下、ＶＥ−ＳＡＤ　Ｉ　Ｅと略
記する。）等の配合物質を配合し、各々のへア−トニソ
クを調製しして、前記の諸試験を実施した。

尚、皮膚血流量試験では試料塗布０．５、１．　Ｏ、（
１） Ｍｉ戒 （２） 調製法 第 １ 表に記載の配合物質を （Ａ） 或分または （Ｂ） 戒分中に溶解させた後、 （Ａ） 戒分と （Ｂ） 威分を混合撹拌分散して容器に充填する。使用時には内
容物を均一に振盪分散して使用する。

（３）　　特性 各オイリーヘア−トニックの諸試験を実施した結果を第
１表右欄に記載した。

第１表に示すごとく、比較例１〜３は血流量増加率が低
く、諸試験の結果も良好ではなかった。

特にトウガラシチンキを配合した比較例１は実用試験に
おいて、３人が軽度の皮膚刺激を訴えた。

実施例１〜３の本発明．の養毛化粧料は持続的な血流量
増加率を示し、諸試験の総てに亘って明らかに良好な結
果を示した。

尚、実施例１〜３はヒト皮膚での諸試験において皮膚刺
激は生しなかった。

実施例４〜７、比較例４〜５　ヘアークリーム実施例１
と同様にして各々のへアークリームを調製して諸試験を
実施し、その結果を第２表右欄（１） 糺或 （２） 調製法 第２表に記載の配合物質の内、 ＤＡ ＤＡ センフ リエキスは （Ｂ） 威分に冫容解し、 また、 トコフヱロ ルコハク酸エステル類は（Ａ＞或分または（Ｂ）威分に
溶解した。

次いで、（Ａ）及び（Ｂ）威分を８０′ｃに加熱溶解し
て混合した後、撹拌しつつ冷却して５０℃になったとこ
ろで（Ｃ）戒分を加え、更に３０℃まで撹拌を続けて各
ヘアークリームを調製した。

（３）特性 第２表に示すごとく、実施例４〜７は持続的な血流量増
加率を示すと共に諸試験の総てに亘って〔発明の効果〕 以上記載のごとく、本発明は、頭皮の血行を持続的に促
進し、青毛、脱毛予防及びふけ防止等の効果に優れると
共に、皮膚刺激の無い養毛化粧料を提供することは明ら
かである。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 次の（イ）〜（ハ）を含有することを特徴とする養毛化
   粧料。 （イ）ジイソプロピルアミンジクロロアセテート （ロ）センブリエキス （ハ）トコフェロール酸性コハク酸モノエステル及びそ
   の塩、トコフェロールコハク酸ジエステルから選ばれた
   少なくとも１種