JPH0417216Y2 - - Google Patents

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JPH0417216Y2
JPH0417216Y2 JP9499486U JP9499486U JPH0417216Y2 JP H0417216 Y2 JPH0417216 Y2 JP H0417216Y2 JP 9499486 U JP9499486 U JP 9499486U JP 9499486 U JP9499486 U JP 9499486U JP H0417216 Y2 JPH0417216 Y2 JP H0417216Y2
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JP
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filter
camshaft
cam
mounting mechanism
bearing jig
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  • Ventilation (AREA)
  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、フイルターの取付け機構に関し、更
に詳しくは、クリーンルーム等に利用される中高
性能、あるいは、超高性能フイルターユニツト
(以下単に「フイルター」と言う)の気密取付け
に有用なフイルターの取付け機構に関する。
[従来の技術及び問題点] 微細な塵埃の除去を目的とするエアーフイルタ
ーは、従来からリークを防止するために、種々の
方法や構造が検討され、例えば、特公昭52−
23103号や、実開昭56−172321号のように流動性
のシール剤を利用したり、あるいは、例えば、特
開昭52−30979号等のように中空等の特殊なパツ
キングを利用する方法等が知られている。
前記の流動性シール剤を利用するものは、シー
ル作用に極めて優れる有用性の高い方法である
が、フイルターの取付け作業性やメンテナンス性
等に劣り、又、コストも高くなるため、広範な空
気清浄分野に利用できるものではない。
又、特殊なパツキングの使用は、これもリーク
防止作用は高いものの、種々のフイルターのサイ
ズや形状ごとに異なるものが必要で、汎用性に劣
り高価であるという欠点がある。
このため特別な場合を除き、通常の発泡高分子
からなるパツキングを利用したフイルターの取付
けが行われ、これらのものとして、例えば実開昭
57−28727号等に示されるボルト締めによるもの、
例えば実公昭58−17616号等のようにバネやテコ
を利用したもの、あるいは、本考案のようにクラ
ンプカムを利用するもの等が検討されている。
ボルト締めによるものは、最も手軽な方法であ
るが、締付力の調整が困難で、又、天井面等にフ
イルターを取付ける場合の作業性が悪い。又、バ
ネやテコを利用するものは、長期の使用による風
圧や振動の影響で圧接力が低下する恐れがあるた
め、これらのものも、フイルターの密封取付けと
しては満足できるものではなかつた。
本考案のようにクランプカムを利用するもの
は、取付け作業が容易で、且つ、確実に密封取付
けができる優れたものであるが、カムの回転軸が
必要で、例えば、第4図に示すもののようにカム
軸を予め軸受けに装着した後カムを接合する構造
のものは、カム軸とカムの溶接や、カムの装着に
熟練を必要としたり、溶接部の機械的強度に劣る
という欠点があつたり、あるいは、カム軸が軸受
け治具に固定されているので、軸がフイルターの
取付け時に作業障害となるという欠点があつた。
又、第5図に示すものは、カム軸の脱着が可能で
あるため、カムとカム軸の接合が容易で機械的強
度に優れたものであるが、軸受けに装着した場合
の固定性や安定性に劣り、確実なフイルター固定
ができないものであつた。
[問題を解決するための手段] 本考案は、クランプカムが接合されたカム軸を
回転することでフイルターをパツキングを介して
フレームに圧接する構造のフイルターの密封取付
け機構において、該カム軸の複数の軸受け治具
が、異なる角度を有して相対する軸挿入部と、軸
受け治具の回転部を有する構造であることを特徴
とするカム軸の脱着が可能なフイルターの取付け
機構に関する。
[作用] 以下、本考案のフイルターの取付け機構につい
て、図面に基づいて詳細に説明するが、本考案
は、これらの図面に限定されるものではない。
第1図は、本考案のフイルターの取付け機構の
一例を示す平面図で、フイルター6がクランプカ
ム1によりパツキング7を介してフレーム8に圧
接されている。第2図は、本考案の軸受け治具の
一例を示す斜視図で、異なる角度を有して相対す
る軸挿入部4にクランプカム1を有する回転軸2
が、回転部5の回転により挿入固定された図であ
る。第3図a,b及びcは、回転部5が2支点で
ある軸受け治具の正面図及び側面図である。第4
図乃至第5図は、従来例を示す斜視図である。
本考案で使用する各部材の材質は金属や硬質合
成樹脂等何でも良く、特に限定されるものではな
いが、経時変化等により劣化や発塵を生じないも
のであることが望ましい。
クランプカム1の形状やサイズは、円形、楕円
形、卵型等任意に設計でき、カム軸の回転により
フイルターを圧接する作用を有する。
クランプカム1は、所定の形状及びサイズで使
用されるため、フイルター6をパツキング7を介
してフイルター取付けフレーム8に常に均一な圧
力で圧接することができ、このため、従来のボル
ト締め等のように圧力過多によるフイルターやパ
ツキングの劣化を生じたり、あるいは、その反対
に、圧力不足によるエアーリークの発生やフイル
ターの脱落等の危険性が全く無い。従つて、極め
て安定且つ確実なフイルターの密封取付けが可能
である。
カム軸2は、複数個のクランプカム1が接合さ
れ、該カム1を回転せしめる。このため、軸端部
にハンドル等が設けられることが好ましい。
これらのクランプカム1及びカム軸2は、溶接
等により定位置に固定されているものであつても
よく、又、嵌着等によりクランプカム1がカム軸
2上をスライド可能に取付けられたものであつて
も良い。カム1及びカム軸2に各々が嵌着可能な
溝やレールを設けて、軸方向にスライド可能な構
造とした場合には、任意の位置にクランプカム1
を設定できるため、他機種への適合が可能となる
ので好ましい。
軸受け治具3は、相対する軸挿入部4と、回転
部5を有する構造で、互いに異なる角度を有して
相対する軸挿入部4に、軸受け治具3の回転部5
を回転することで、カム軸を装着することができ
る。
このことを、第3図により説明すると、(a)は、
装着前の軸受け治具3の位置であり、(a)の状態で
挿入されたカム軸2は、カム軸2は押込むことで
軸受け治具3が回転し、(b)の位置で固定される。
(c)はその側面図である。
軸挿入部4の角度は、カム軸2が固定できる角
度であれば良く、相対する軸挿入部4,4の交差
角が60乃至120度のものが、装着性にも固定性に
も優れるので好適である。
回転部5は、前記の軸受け治具3を回転してカ
ム軸2を装着する作用と、軸受け治具を支柱9に
取付ける作用を有する。従つて、堅牢であること
が必要で、又、回転の支点も1支点によるものの
他、複数の支点にすることができる。複数の回転
の支点を設けた場合、軸受け治具3の支柱9への
取付けがより安定し、しかも、カム軸装着時の、
開始点および固定点を第3図a,bのように設定
できるので好適である。
又、固定をより確実なものとするために、固定
時に作動するロツクピンやキー等のロツク手段を
配備すると、より安全な取付け機構が得られる。
本考案者等は、フイルター取付け機構に関し
て、鋭意検討を重ねた結果、これらの軸受け治具
を採用することで、従来、クランプカムとカム軸
の接合等に必要であつた熟練作業を不要とし、し
かも、極めて安定した取付けが可能となることを
見出し、本考案を完成したものである。
[考案の効果] 本考案によるフイルターの取付け機構は、以上
のような構成であり、その効果を列挙すれば下記
の通りである。
(a) クランプカム及びカム軸の製作が容易なた
め、安定した品質の取付け機構が、安価に得ら
れる。
(b) カム軸が、取り外しできる構造のため、フイ
ルターの取付けや交換作業性に優れ、しかも、
点検や清掃等のメンテナンス性にも優れる。
(c) カム軸の回転によりクランプカムがフイルタ
ーをパツキングを介してフレームに圧接する構
造のため、常に一定した圧接力が得られ、締め
過ぎや圧接不良によるフイルター損傷やリーク
の危険性の全くない優れた密封取付けができ
る。
(d) 1本のカム軸に対して、複数の軸受け治具を
設置するため、カム軸装着後の安定が極めて高
く、風圧や振動等の影響が全くない。
(e) カム位置を可変とした場合、種々の機種に適
合するので、汎用性も従来より格段に優れる。
以上のように本考案のフイルター取付け機構
は、極めて簡単な構成でありながら、フイルター
の取付けに必要とする全ての機能を具備し、しか
も、作業性、汎用性、経済性等にも従来の機構に
比べて遥かに優れた有用性の高いフイルター取付
け機構である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案のフイルターの取付け機構の
一例を示す平面図で、第2図は、本考案で用いる
軸受け治具の一例を示す斜視図である。第3図
a,b及びcは、回転部が2支点である軸受け治
具の正面図及び側面図である。第4図乃至第5図
は、従来例を示す斜視図である。 図中の数字は、1……クランプカム、2……カ
ム軸、3……軸受け治具、4……軸挿入部、5…
…回転部、6……フイルター、7……パツキン
グ、8……フレーム、9……支柱。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) クランプカムが接合されたカム軸を回転する
    ことでフイルターをパツキングを介してフレー
    ムに圧接する構造のフイルターの密封取付け機
    構において、該カム軸の複数の軸受け治具が、
    異なる角度を有して相対する軸挿入部と、軸受
    け治具の回転部を有する構造であることを特徴
    とするカム軸の脱着が可能なフイルターの取付
    け構造。 (2) 相対する軸挿入部の交差角が、60乃至120度
    である実用新案登録請求の範囲第1項記載のフ
    イルターの取付け機構。 (3) 軸受け治具の回転部が、複数の支点からなる
    実用新案登録請求の範囲第1項記載のフイルタ
    ーの取付け機構。 (4) カム軸上のカム位置をスライド可能とした実
    用新案登録請求の範囲第1項記載のフイルター
    の取付け機構。
JP9499486U 1986-06-20 1986-06-20 Expired JPH0417216Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9499486U JPH0417216Y2 (ja) 1986-06-20 1986-06-20

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JP9499486U JPH0417216Y2 (ja) 1986-06-20 1986-06-20

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Publication Number Publication Date
JPS631619U JPS631619U (ja) 1988-01-07
JPH0417216Y2 true JPH0417216Y2 (ja) 1992-04-17

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ID=30959021

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JP9499486U Expired JPH0417216Y2 (ja) 1986-06-20 1986-06-20

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JP4532194B2 (ja) * 2004-07-27 2010-08-25 ニッタ株式会社 エアフィルタ装置

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JPS631619U (ja) 1988-01-07

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