JPH0417028Y2 - - Google Patents

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JPH0417028Y2
JPH0417028Y2 JP1987016212U JP1621287U JPH0417028Y2 JP H0417028 Y2 JPH0417028 Y2 JP H0417028Y2 JP 1987016212 U JP1987016212 U JP 1987016212U JP 1621287 U JP1621287 U JP 1621287U JP H0417028 Y2 JPH0417028 Y2 JP H0417028Y2
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food material
annular space
extrusion
outer periphery
nozzle
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Description

【考案の詳細な説明】 「技術分野」 本考案は、例えば魚肉練製品の製造等に適用さ
れる食品用押出し成形装置に関する。
「従来技術およびその問題点」 かまぼこ等の魚肉練製品の製造において、魚肉
すり身を押出し成形装置で成形することが行なわ
れている。
従来この種の押出し成形装置は、例えば第4図
に示すように、基台11に食品素材を投入するホ
ツパ12が配置され、このホツパ12に投入され
た食品素材は、原料供給ポンプ13により移送パ
イプ14を介して押出し成形装置本体15に圧送
されるようになつている。そして、食品素材は、
押出し成形装置本体15のノズル16から所定形
状に押出され、所定の長さをもつて図示しないカ
ツター等により切断されるようになつている。
ところが、単一の食品素材を上記押出し成形装
置で成形した製品は、その食感や外観が単調とな
り、いま一つ趣向に乏しいものであつた。そこ
で、ノズルを多重管構造等にして、材質や色の異
なる複数の食品素材を同時に押出し成形すること
が行なわれている。
その一つの試みとして、特公昭56−38189号や、
特公昭58−29067号には、筒状ノズルを多重管構
造にして、その周縁部に環状の吐出口を形成し、
この環状の吐出口をさらに円弧状に区分し、この
円弧状部分から異なる色を有する塗身原料をそれ
ぞれ同時に押出すとともにノズルを回転させ、表
面に螺旋形の模様が付されるようにした装置が提
案されている。
上記装置によれば、表面に異なる色の螺旋状ス
トライプからなる斬新な模様を付することができ
るが、装置の構造が複雑化して製造コストが高く
なるとともに、内部洗浄等のメンテナンスが困難
であるという問題点があつた。
「考案の目的」 本考案の目的は、簡単な構造によつて食品素材
の外周に螺旋状等の模様を付することができ、洗
浄等のメンテナンスを楽に行なえるようにした食
品用押出し成形装置を提供することにある。
「考案の構成」 上記の目的を達成するため、本考案による食品
用押出し成形装置では、食品素材を押出すノズル
の先端部外周に、別の食品素材が導入される第一
の環状空間を形成する固定筒を配置し、この固定
筒の外周または内周に摺接して回転すると共に前
記第一の環状空間に連通する第二の環状空間を形
成する回転筒を設け、この回転筒に前記第二の環
状空間に連通する押出しパイプを取付け、前記押
出しパイプの先端部を前記ノズルより押出される
食品素材の外周近傍に臨ませてなり、前記固定筒
の前記第一の環状空間に導入された別の食品素材
が、前記回転筒の前記第二の環状空間および前記
押出しパイプを通つて押出され、前記押出しノズ
ルから押出された食品素材の外周に付着するよう
にしたことを特徴とする。
このように、本考案では、ノズルの先端部外周
に設けられた固定筒の第1の環状空間に別の食品
素材を導入し、この食品素材を固定筒に摺接して
回転する回転筒の第2の環状空間に導入させ、さ
らに回転筒に取付けられて回転筒と共に回転す
る。押出しパイプを通して押出し、前記ノズルか
ら押出された食品素材の外周に付着させるように
したので、ノズルから押出された食品素材の外周
に別の食品素材を例えば螺旋状に付着させて、斬
新な模様を付することができる。この場合、押出
しパイプから押出される別の食品素材は、ノズル
から押出された食品素材の外周に線状に突出して
付着するので、2つの食品素材を色違いとした場
合における色彩的な装飾のみでなく、立体的な装
飾も施される。また、別の食品素材を導入する部
分の構造は、ノズル内部に組込まれるのではな
く、ノズル外周に設けられ、しかも主として固定
筒と回転筒との2つの部材からなるので、前記し
た従来の装置に比べて構造が極めて簡略化され、
製造コストが低減され、洗浄等のメンテナンスも
容易となる。なお、本考案の装置においては、螺
旋模様ばかりでなく、例えば回転筒の回転を一定
角度で逆方向に反復回転させることによつて波形
などの模様を付することも可能である。さらに、
押出しパイプからの別の食品素材の押出し量や押
出し圧を変化させることにより、ノズルより押出
された食品素材の外周に付着する線状部分の太さ
などを変化させることも可能である。
なお、本考案による押出し成形装置は、魚肉練
製品、食肉加工食品、大豆加工食品、こんにや
く、チーズなどの各種の食品素材の成形に適用す
ることができる。
「考案の実施例」 第1図には、本考案による食品用押出し成形装
置の一例が示されている。
この押出し成形装置21は、内部に食品素材A
を導入してこれを先端部から押出すノズル22を
備えている。なお、ノズル22に食品素材Aを導
入する部分の構造は、従来のものと異なるところ
はないのでこの図においては省略されている。食
品素材Aとしては、例えば白身の魚肉すり身が用
いられる。
ノズル22の先端部外周には、シールリング2
3を介して固定筒24が装着されている。固定筒
24は、内周面が凹状に形成され、この凹状部が
ノズル22の外周に閉塞されて、第一の環状空間
25が形成されている。固定筒24には素材導入
部26が取付けられ、この素材導入部26から第
一の環状空間25内に食品素材Bが導入されるよ
うになつている。食品素材Bとしては、例えば赤
身の魚肉すり身が用いられる。また、固定筒24
の外周部には、連通孔27が形成されている。
固定筒24の外周には、回転筒28がベアリン
グ29を介して回転自在に装着されている。この
回転筒28の内周面も凹状に形成されており、こ
の凹状部が固定筒24の外周に閉塞されて、第二
の環状空間30が形成されている。この場合、第
二の環状空間30は、連通孔27を介して第一の
環状空間25と連通している。したがつて、素材
導入部26から第一の環状空間25内に導入され
る食品素材Bは、連通孔27を通つて第二の環状
空間30内に送られることになる。回転筒28は
ノズル22の先端部外周に設けられた軸受31に
よつて支持されており、この回転筒28と固定筒
24の間は、シールリング32により気密に保持
されている。回転筒28の外周にはギヤ33が形
成されており、このギヤ33は駆動軸34側のギ
ヤ35と噛合されている。駆動軸34は、図示し
ない駆動源に連結されている。したがつて、回転
筒28は、駆動軸34の回転がギヤ35,ギヤ3
3を介して伝えられることで、固定筒24の回り
を回転することとなる。
回転筒28には、第二の環状空間30と連通す
る押出しパイプ36が接続されている。したがつ
て、押出しパイプ36は、回転筒28の回転と共
に円軌跡を描いて回ることになる。押出しパイプ
36の先端、すなわち押出し口36aは、ノズル
22の吐出口22aから吐出される食品素材Aの
外周に臨むように配置されている。したがつて、
押出し口36aは、吐出口22aから柱状に押出
される食品素材Aの回りを、円軌跡を描いて回る
ことになる。なお、押出しパイプ36は、この実
施例においては一つ設けられているのみである
が、これを複数設けてそれぞれの押出し口36a
を食品素材Aの外周に臨ませるようにしてもよ
い。
次に、上記構成の食品用押出し成形装置21を
用いた食品素材の押出し成形操作を説明する。
まず、食品素材Aとして、白身の魚肉すり身を
ノズル22内に圧送する。一方、素材導入部26
からは、食品素材Bとして赤身の魚肉すり身を第
一の環状空間25内に導入する。この状態で駆動
軸34を回転させ、ギヤ35、ギヤ33を介して
回転筒28を回転させる。これにより、押出しパ
イプ36の押出し口36aは、吐出口22aから
押出されてくる食品素材Aの回りを、円軌跡を描
きながら回る。
食品素材Aは、吐出口22aから円柱状に成形
されて押出される。一方、食品素材Bは、矢印で
示す方向に、第一の環状空間25から連通孔27
を介して第二の環状空間30に送られ、この第二
の環状空間30から押出しパイプ36を通つて押
出し口36aに圧送され、食品素材Aの外周に付
着する。この場合、押出し口36aは、押出され
た食品素材Aの回りを円軌跡を描きながら回つて
おり、食品素材Aは連続的に押出されてくるため
に、押出し口36aから押出される食品素材B
は、食品素材Aの外周に螺旋状のストライプとな
つて付着する。
このように、全体として柱状をなし、白身の魚
肉すり身である食品素材Aの外周に、赤身の魚肉
すり身である食品素材Bが螺旋状に付着した成形
物を得ることができる。そして、このような成形
物は、必要に応じて図示しないカツターによつて
適宜長さに切断され、熱湯等に浸漬して全体が加
熱固化される。この場合、加熱は、蒸煮、マイク
ロウエーブ、ガス等によつて行なつてもよい。
なお、上記実施例は、ノズル22の外周に固定
筒24を配置し、固定筒24のさらに外周に回転
筒28を配置した構造となつているが、本考案に
おいては、ノズル22の外周に回転筒を配置し、
回転筒のさらに外周に固定筒を配置した構造とす
ることも可能である。この場合には、回転筒は、
固定筒の内周に摺接して回転することになる。
第2図には、本考案の別の実施例が示されてい
る。この実施例では、ノズル22の筒心部に流体
導入管40が配置され、この導入管40内には、
例えば熱湯Cが導入されるようになつている。そ
して、食品素材Aをノズル22の内周と流体導入
管40の外周との間に圧送すると同時に、熱湯C
を流体導入管40に導入する。一方、前記実施例
と同様に、食品素材Bを素材導入部26から第一
の環状空間25内に導入する。これで、食品素材
Aは筒状に成形されて吐出口22aから押出さ
れ、食品素材Bは、前記実施例に示すようにして
押出しパイプ36に送られ、その押出し口36a
から押出されることで、筒状の食品素材Aの外周
に螺旋状のストライプとなつて付着する。この場
合、筒状に成形された食品素材Aは、流体導入管
40から流出する熱湯Cにより加熱され、その内
壁面がある程度固化されるので、内壁どうしがく
つついてしまうことなく、筒状形を保持すること
ができる。なお、熱湯Cは、成形物が押出された
後、その内部を通つて成形物の先端部(適宜カツ
トされた端面)より流出する。その他の構成は前
の実施例と同様であるので、同一符号を付して説
明を省略する。
第3図には、本考案のさらに別の実施例が示さ
れている。この実施例では、固定筒24が、固定
内筒24aと固定外筒24bの二重筒構造とさ
れ、ノズル22の外周とは離間して配置されてい
る。また、第一の環状空間25は、固定内筒24
aと固定外筒24bの間に形成されている。その
他の構成は、前記最初の実施例と同様である。
なお、上記三つの実施例において、回転筒28
を所定角度で回転方向を変えるように揺動回転さ
せれば、食品素材Aの外周に食品素材Bを波形の
模様に付着させることもできる。その他、回転筒
28の回転態様を変化させることにより、各種の
模様の形成が可能である。
また、上記各実施例において、押出しパイプ3
6を複数設けた場合には、食品素材Aの外周に食
品素材Bによる平行なストライプの模様を螺旋
状、波形状に付着させることができる。
さらにまた、第一の環状空間25への食品素材
Bの導入圧力を変え、押出しパイプ36の押出し
口36aからの押出し圧力を変化させることによ
り、食品素材Bによる模様部分の厚さや太さを変
化させることもできる。
「考案の効果」 以上説明したように、本考案によれば、食品素
材を押出すノズルの先端部外周に固定筒を配置
し、この固定筒の外周または内周に摺接させて回
転筒を装着し、この回転筒に押出しパイプを配設
するという簡単な構造で、別の食品素材を上記の
食品素材の外周に螺旋形、波形等の各種の模様と
して付着させることができる。また、構造が簡単
であることから、製造コストも低減され、洗浄等
のメンテナンスも容易となる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図および第3図は本考案による食
品用押出し成形装置のそれぞれ異なる実施例を示
す要部断面図、第4図は従来の食品用押出し成形
装置の一例を示す正面図である。 図中、21は食品用押出し成形装置、22はノ
ズル、24は固定筒、24aは固定内筒、24b
は固定外筒、25は第一の環状空間、30は第二
の環状空間、26は素材導入部、27は押出し
孔、28は回転筒、36は押出しパイプ、36a
は押出し口、40は流体導入管である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 食品素材を押出すノズルの先端部外周に、別の
    食品素材が導入される第一の環状空間を形成する
    固定筒を配置し、この固定筒の外周または内周に
    摺接して回転すると共に前記第一の環状空間に連
    通する第二の環状空間を形成する回転筒を設け、
    この回転筒に前記第二の環状空間に連通する押出
    しパイプを取付け、前記押出しパイプの先端部を
    前記ノズルより押出される食品素材の外周近傍に
    臨ませてなり、前記固定筒の前記第一の環状空間
    に導入された別の食品素材が、前記回転筒の前記
    第二の環状空間および前記押出しパイプを通つて
    押出され、前記押出しノズルから押出された食品
    素材の外周に付着するようにしたことを特徴とす
    る食品用押出し成形装置。
JP1987016212U 1987-02-06 1987-02-06 Expired JPH0417028Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987016212U JPH0417028Y2 (ja) 1987-02-06 1987-02-06

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JP1987016212U JPH0417028Y2 (ja) 1987-02-06 1987-02-06

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Publication Number Publication Date
JPS63163187U JPS63163187U (ja) 1988-10-25
JPH0417028Y2 true JPH0417028Y2 (ja) 1992-04-16

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