JPH04170268A

JPH04170268A - カラー画像記録装置

Info

Publication number: JPH04170268A
Application number: JP2298285A
Authority: JP
Inventors: Takayuki Kobayashi; 小林　高行
Original assignee: Fuji Xerox Co Ltd
Current assignee: Fujifilm Business Innovation Corp
Priority date: 1990-11-02
Filing date: 1990-11-02
Publication date: 1992-06-17

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、互いに異なる色の色材を記録紙上に多重転写
してカラー画像を記録するカラー画像記録装置に関する
。

〔従来の技術〕

カラー画像記録装置としては種々の方式があるが、その
一つとして熱転写を使用した転写型カラー画像記録装置
がある。この転写型カラー画像記録装置においては、た
とえば、イエロー、マゼンク、シアンの３色或いは更に
黒を加えた４色の色材が順次繰り返して塗布されたイン
クドナーフィルムが使用される。カラー画像記録の際に
は、プラテンドラムとサーマルヘッドとの間に記録紙と
インクドナーフィルムを挟持した状態で搬送しながら、
サーマルヘッドを各色に対応した画像信号で駆動して所
望画素部分を発熱させ、インクドナーフィルム中の色材
を昇華或いは溶融により記録紙に転写する。

上記カラー画像記録装置においては、基本的にはイエロ
ー、マゼンタ、シアンの３色の重ね合わせて各色が再現
される。たとえば、イエロー、マゼンタ、シアンに対応
する画像データの値（但し正規化されているものとする
）が１　：　１　：、１であるときにはグレイが再現さ
れる。なお、本発明でいう構成比とは、画像データの値
の比を意味する。

しかしながら、インクドナーフィルムのイエロー。

マゼンク、シアンの色再現特性は一定ではなく、たとえ
ば、インクドナーフィルムの製造ロフトが異なると特性
も異なっているため、インクドナーフィルムを交換する
と同一の画像データであるにもかかわらずグレーの調子
が変化してしまう。

このた約、従来のカラー画像記録装置においてハ、りと
えば、イエロー、マゼンク、シアンの各データの値を変
更する三つの調整手段、たとえば、三つのロークリスイ
ッチを設け、各ロークリスイッチでたとえば１６段階に
調整することによりグレーバランスを調整していた。す
なわち、イエロー。

マゼンタ、シアンに対応する画像データの値が１：１：
１であるときに、真のグレー或いは好ましいグレーが得
られるように三つの調整手段を独立に調整していた。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、上述の調整方法では、現在出力されてい
るグレーが真のグレー或いは好ましいはグレーからずれ
ている場合、どの程度ずれているのかを定量的に判断す
ることができないので、三つの調整手段を独立に１段階
ずつ変化させて、記録紙上に出力し、目的とするグレー
が得られるまで調整と記録紙への画像出力を繰り返して
いた。

このため、本来の画像を記録する前に、数枚〜１０数枚
の試し刷りを行わなければならず、手間及び時間がかか
るとともに、記録紙が無駄になるという問題があった。

本発明は、前記問題点を解決するために案出されたもの
であって、記録紙上に異なるグレーバランスを有する複
数のグレーバランス調整用の試験パッチを記録すること
により、グレーバランス調整を容易化するとともに、記
録紙が無駄になることを防止することを目的とする。

〔課題を解決するたｔの手段〕

本発明のカラー画像記録装置は、前記目的を達成するた
給、カラー画像を構成する各色の構成比を段階的に変化
させて記録紙の所定位置に複数のグレーバランス調整用
の試験パッチを記録する手段と、前記複数の試験パッチ
の中の特定の試験パッチを指定する指定手段と、該指定
手段により指定された試験パッチに対応する各色の構成
比に基づいて各色の画像データの値を変更する手段と、
変更後の画像データに基づいて記録紙上にカラー画像を
記録する記録手段とを備えている。

〔作用〕

本発明においては、グレーバランスの調整の際には、カ
ラー画像を構成する各色、すなわち、イエロー、マゼン
ク、シアンの濃度を示す画像データの値が段階的に異な
らされて、画像の記録が行われ、記録紙の所定位置にグ
レーバランスが異なった複数の試験パッチが記録される
。各グレーバランスの状態、すなわち、イエロー、マゼ
ンタ。

シアンの構成比と各試験パッチの位置は対応付けられて
いる。使用者は記録紙上に出力された複数の試験パッチ
から目的とするグレーが再現された試験パッチを目視し
て選択し、この試験パッチに対応したグレーバランスの
状態を設定する。実際の画像を記録する際に１は、この
設定されたグレーバランスに基づいてイエロー、マゼン
タ、シアンの画像データの値が調整されて記録紙上に画
像が出力され、目的とするグレーバランスを有するカラ
ー画像が得られる。

〔実施例〕

以下、図面を参照しながら実施例に基づいて本発明の特
徴を具体的に説明する。

第１図は、本発明のカラー画像記録装置の実施例を示す
ブロック図である。

サーマルヘッドｌを駆動するザーマルヘッド駆動回路２
には、マイクロコンピュータ３が接続されており、この
マイクロコンピュータ３には、後述するグレーバランス
調整用の画像データを生成するた於のデータ発生器４．
メモリから構成されるエネルギ量管理テーブル５及び操
作パネル６が接続されている。

サーマルヘッド１に対しては、第２図に示すように記録
紙（図示せず）が巻きつけられたプラテンドラム７が、
インクドナーフィルム８を介して圧接されている。イン
クドナーフィルム８は、第３図に示すように、イエロー
、マゼンタ、シアンの各色材部８Ｙ、　８Ｍ、　８Ｃが
順次繰り返して配列されたものである。

通常のカラー画像形成の際には、図示しないホスト装置
から、イエロー、マゼンタ、シアンの画像データＹ、Ｍ
、Ｃがサーマルヘッド駆動回路２に順次供給され、サー
マルヘッド１の発熱部が画像データの値に応じて発熱す
る。プラテンドラム７は矢印へ方向に回転するとともに
、インクドナーフィルム８はこの回転につれて矢印Ｂ方
向に移動する。イエローの画像データがサーマルヘッド
駆動回路２に供給されている期間中は、インクドナーフ
ィルム８のイエロー色材部８Ｙが、プラテンドラム７に
巻きつけられた記録紙に対接した状態となっており、プ
ラテンドラム７の１回転でサーマルヘッド１０発熱によ
り記録紙上にイエロー像が形成される。マゼンタ、シア
ンの場合も同様に記録紙上に重ねて各色像が形成され、
プラテンドラム７の３回転でカラー像の記録が行われる
。

次に、グレーバランスを調整する場合について第４図の
フローチャートを参照して説明する。操作パネル６から
マイクロコンピュータ３に対してグレーバランス調整の
指示が入力されると（ステップ１０１）　、データ発生
器４は、イエロー、マゼンタ、シアンの構成比を、１：
１：１を中心として、たとえば、第１表に示すように、
５％づつ変化させた画像データを生成し、マイクロコン
ピュータ３を介してサーマルヘッド駆動回路２に供給す
る。

なお、グレーバランス調整時には、サーマルヘッド駆動
回路２にふいては、ホスト装置からの画像データの経路
が遮断されている。

第１表上述のイエロー、マゼンタ。シアンの各構成比に対して
は互いに異なったデータ番号が割り当てられており、ま
た、記録紙上における画像出力位置との関係は予約設計
により決定されており（ステップ１０２〜１０４）、マ
イクロコンピュータ３の制御により、第５図に示すよう
に、１枚の記録紙９上にそれぞれ異なるイエロー、マゼ
ンタ。シアンの構成比で形成された複数のグレーの試験
パッチ１０ａ、　　１０ｂ、　　・・が記録される　（
ステップ１．０５．　１０５＞。

また、各試験パッチ１０ａ、　１０ｂ、　　・・の近傍
にその試験パッチ１０ａ、　１０ｂ、　　・・に対応す
るデータ番号を示す数字１１ａ、　ｌｌｂ、　　・・が
印字される。

すなわち、第５図に示す例においては、最も左上の試験
パッチ１０ａ　は、イエロー、マゼンタ、シアンの構成
比が１１：１として出力されたグレー画像を示しており
、この試験パッチ１０ａの近傍に印字された数字１１ａ
　は、この試験パッチ１０ａ　に対応するデータ番号が
「１」であることを示している。

使用者は、記録紙９上に出力された複数の試験パッチｌ
Ｑａ、　１０ｂ、　　・・を目視し、目的のグレーバラ
ンスを有する試験パッチを選択し、選択された試験パッ
チに対応するデータ番号を操作パネル６から入力する（
ステップ１０７）。マイクロコンピュータ３は、指定さ
れたデータ番号に対応したイエロー、マゼンタ、シアン
の構成比を求緬、この構成比をエネルギ量管理テーブル
５に格納する（ステップ１０８）。なお、データ番号と
各色の構成比との関係はマイクロコンピュータ３のプロ
グラドにより一義的に決定されていので、データ番号が
判明すれば各色の構成比を求めることができる。たとえ
ば、データ番号「２」に対応するグレーバランスが選択
され入力された場合には、イエロー。

マゼンタ。シアンの構成比が１　：　１　：１．０５に
設定される。

実際のカラー画像記録の際には、ホスト装置から印字コ
マンドが送られてくると（ステップ１０９）、ホスト装
置からの画像データが、設定された各色の構成比に基づ
いてサーマルヘッド駆動装置２において補正され、この
補正された画像データがサーマルヘッド１に供給され、
記録紙上にカラー画像が記録される（ステップ１１０）
。これにより、目的とするグレーバランスを有するカラ
ー画像が得られる。

なお、上述の実施例においては、独立したデータ発生器
４を設けているが、マイクロコンピュータ３でイエロー
、マゼンク、シアンの構成比が異なるグレーバランス調
整用の画像データを生成するようにしてもよい。

また、構成比を±５％だけ変化させたが、変化幅を広げ
、±５％、±１０％の変化をさせてもよい。

また、変化ステップは５％に限らず必要に応じて変更し
てもよい。

また、上述の実施例においては、各試験パッチ１０ａ、
　１０ｂ、　　・・に対応してデータ番号を印字したが
、必ずしもデータ番号を印字する必要はない。

たとえば、各試験パッチがデータ番号順に並んでいる場
合には、目的とする試験パッチの位置を目視で識別して
データ番号を知ることができる。また、操作パネル６に
ディジタイザ等の座標人力装置を設け、試験パッチ１０
の位置に対応する座標を指定するようにしてもよい。ま
た、各試験パッチに対応してデータ番号を印字した場合
や、位置に対応して指定を行う場合には、各試験パッチ
は必ずしもデータ番号順に配列する必要はない。

〔発明の効果〕

以上に述べたように、本発明によれば、グレーバランス
を調整するたｔには、調整用の記録紙を出力するだけで
よく、また、グレーバランスの設定も１回の操作で終了
するので、グレーバランスの調整が極めて簡単化される
。また、多数の記録紙が無駄に消費されることがなくな
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のカラー画像記録装置の実施例を示すブ
ロック図、第２図はカラー画像記録装置における画像記
録工程を説明するための模式図、第３図はカラー画像記
録装置において使用されるインクドナーフィルムの構成
例を示す説明図、第４図は第１図に示すカラー画像記録
装置の動作を説明するだめのフローチャート、第５図は
複数のグレーバランス調整用の試験パッチが記録された
記録紙を示ず説明図である。１：ザーマルヘッド２：＋１−マルヘッド駆動回路３；マイクロコンピュータ４；データ発生器５：エネルギ量管理テーブル６：操作パネル　　　　７：プラテンドラム８：インク
ドナーフィルム９：記録紙

Claims

【特許請求の範囲】

１、カラー画像を構成する各色の構成比を段階的に変化
させて記録紙の所定位置に複数のグレーバランス調整用
の試験パッチを記録する手段と、前記複数の試験パッチ
の中の特定の試験パッチを指定する指定手段と、該指定
手段により指定された試験パッチに対応する各色の構成
比に基づいて各色の画像データの値を変更する手段と、
変更後の画像データに基づいて記録紙上にカラー画像を
記録する記録手段とを備えているカラー画像記録装置。