JPH041690Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH041690Y2 JPH041690Y2 JP1985132439U JP13243985U JPH041690Y2 JP H041690 Y2 JPH041690 Y2 JP H041690Y2 JP 1985132439 U JP1985132439 U JP 1985132439U JP 13243985 U JP13243985 U JP 13243985U JP H041690 Y2 JPH041690 Y2 JP H041690Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- substrate
- slider
- sliding
- slider receiver
- sliding surface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000000758 substrate Substances 0.000 claims description 28
- 239000004020 conductor Substances 0.000 description 3
- 238000005498 polishing Methods 0.000 description 3
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 2
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 2
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 2
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 1
- 238000007517 polishing process Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Adjustable Resistors (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔考案の利用分野〕
本考案は、スライド型可変抵抗器やスライド型
スイツチ等のスライド型電気部品に係り、特にス
リム型と呼ばれる肉薄なスライド型電気部品に関
する。
スイツチ等のスライド型電気部品に係り、特にス
リム型と呼ばれる肉薄なスライド型電気部品に関
する。
第４図はこの種スライド型可変抵抗器の従来例
を示す一部断面側面図である。同図において、１
は基板であり、該基板１の図示左右両面には帯状
の抵抗体２および導電体３が形成されていて、該
基板１の長手方向（紙面に垂直な方向）の両端部
には複数本の端子４が鳩目がしめにより取り付け
られている。５は合成樹脂製の摺動子受け、６は
該摺動子受け５に固着された金属薄板製の摺動子
であり、摺動子受け５はその弾性腕部５ａを基板
１の上端面１ａに弾接させて該基板１の上下の端
面１ａ，１ｂを弾性的に挟持し、かつ摺動子６を
前記抵抗体２等の導電パターンに弾接させた状態
で、基板１に摺動自在に装着されている。つま
り、摺動子受け５は、基板１の上端面１ａおよび
下端面１ｂを摺接面となして、該基板１の長手方
向に摺動自在である。そして、摺動子受け５の上
方に突出しているレバー部５ｂを手指等でつまん
でスライド操作すると、該摺動子受け５は基板１
の上下の端面１ａ，１ｂに沿つて往復移動し、そ
れに伴つて摺動子６が抵抗体２上を摺動して抵抗
値が変化するようになつている。
を示す一部断面側面図である。同図において、１
は基板であり、該基板１の図示左右両面には帯状
の抵抗体２および導電体３が形成されていて、該
基板１の長手方向（紙面に垂直な方向）の両端部
には複数本の端子４が鳩目がしめにより取り付け
られている。５は合成樹脂製の摺動子受け、６は
該摺動子受け５に固着された金属薄板製の摺動子
であり、摺動子受け５はその弾性腕部５ａを基板
１の上端面１ａに弾接させて該基板１の上下の端
面１ａ，１ｂを弾性的に挟持し、かつ摺動子６を
前記抵抗体２等の導電パターンに弾接させた状態
で、基板１に摺動自在に装着されている。つま
り、摺動子受け５は、基板１の上端面１ａおよび
下端面１ｂを摺接面となして、該基板１の長手方
向に摺動自在である。そして、摺動子受け５の上
方に突出しているレバー部５ｂを手指等でつまん
でスライド操作すると、該摺動子受け５は基板１
の上下の端面１ａ，１ｂに沿つて往復移動し、そ
れに伴つて摺動子６が抵抗体２上を摺動して抵抗
値が変化するようになつている。
ところで、このようなスライド型可変抵抗器に
あつては、摺動子受け５の摺動感触を良好に保つ
ために、基板１の上下の端面１ａ，１ｂすなわち
摺動面を凹凸のない平坦面に仕上げる必要があ
り、これらの端面１ａ，１ｂには予め研磨加工が
施されている。だが、この研磨加工に付随して、
これら端面１ａ，１ｂの側縁部には第５図に示す
如きバリ１ｃが生じてしまうため、従来品にあつ
ては、摺動子受け５の内壁面の端面１ａ，１ｂ側
縁部に対峙する部分が、このバリ１ｃに引つ掛か
りやすく、摺動感触を損なう要因となつていた。
そこで、端面１ａ，１ｂを研磨後にこのバリ１ｃ
を除去することも考えられるが、その場合、基板
１のバリ１ｃを１枚ずつ除去していかねばならな
いので、製造工程が著しく煩雑可してしまうとい
う問題があつた。
あつては、摺動子受け５の摺動感触を良好に保つ
ために、基板１の上下の端面１ａ，１ｂすなわち
摺動面を凹凸のない平坦面に仕上げる必要があ
り、これらの端面１ａ，１ｂには予め研磨加工が
施されている。だが、この研磨加工に付随して、
これら端面１ａ，１ｂの側縁部には第５図に示す
如きバリ１ｃが生じてしまうため、従来品にあつ
ては、摺動子受け５の内壁面の端面１ａ，１ｂ側
縁部に対峙する部分が、このバリ１ｃに引つ掛か
りやすく、摺動感触を損なう要因となつていた。
そこで、端面１ａ，１ｂを研磨後にこのバリ１ｃ
を除去することも考えられるが、その場合、基板
１のバリ１ｃを１枚ずつ除去していかねばならな
いので、製造工程が著しく煩雑可してしまうとい
う問題があつた。
本考案の目的は、上述した従来技術の欠点を除
き、製造工程の煩雑化を伴うことなく、基板に対
する摺動子受けの摺動感触を改善できるスライド
型電気部品を提供するにある。
き、製造工程の煩雑化を伴うことなく、基板に対
する摺動子受けの摺動感触を改善できるスライド
型電気部品を提供するにある。
この目的を達成するために、本考案は、表面に
導電パターンを設け長手方向に延びる端面を摺接
面となした基板と、前記導電パターンに弾接する
摺動子を設け前記摺動面に沿つて摺動自在な摺動
子受けとを備えたスライド型電気部品において、
前記摺動子受けの対向する両内壁面を前記基板の
表面にそれぞれ密接させると共に、これら両内壁
面の、前記摺動面の長手方向側縁部に対峙する部
分に、該側縁部との非接触を確保するための逃げ
部を設け、研磨時にバリを生じる摺接面の該側縁
部が摺動子受けに引つ掛からないようにした点に
特徴がある。
導電パターンを設け長手方向に延びる端面を摺接
面となした基板と、前記導電パターンに弾接する
摺動子を設け前記摺動面に沿つて摺動自在な摺動
子受けとを備えたスライド型電気部品において、
前記摺動子受けの対向する両内壁面を前記基板の
表面にそれぞれ密接させると共に、これら両内壁
面の、前記摺動面の長手方向側縁部に対峙する部
分に、該側縁部との非接触を確保するための逃げ
部を設け、研磨時にバリを生じる摺接面の該側縁
部が摺動子受けに引つ掛からないようにした点に
特徴がある。
以下、本考案の実施例を図面について説明す
る。
る。
第１図ないし第３図は本考案に係るスライド型
可変抵抗器の一実施例を示すもので、第１図はそ
の一部断面側面図、第２図は正面図、第３図は要
部拡大断面図であり、第４図と対応する部分には
同一符号を付けてある。
可変抵抗器の一実施例を示すもので、第１図はそ
の一部断面側面図、第２図は正面図、第３図は要
部拡大断面図であり、第４図と対応する部分には
同一符号を付けてある。
第１図〜第３図において、基板１の表面には帯
状の抵抗体２および導電体３が形成されており、
該基板１の長手方向の両端部には複数本の端子４
が鳩目がしめにより取り付けられている。また、
この基板１の長手方向に延びる上下の端面１ａ，
１ｂは後述する摺動子受け５を摺動させるための
摺動面であつて、その摺動感触を良好に保つため
に予め研磨加工が施されており、その際、これら
端面１ａ，１ｂの側縁部には第３図に示す如きバ
リ１ｃが生じている。一方、合成樹脂製の摺動子
受け５は、金属薄板製の摺動子６を固着してこれ
を前記抵抗体２等の導電パターンに弾接させ、か
つ弾性腕部５ａを基板１の上端面１ａに弾接させ
て該基板１の上下の端面１ａ，１ｂを弾性的に挟
持した状態で、基板１の長手方向に摺動自在に装
着されている。さらに、この摺動子受け５の内壁
面の端面１ａ，１ｂ側縁部に対峙する部分には、
前記バリ１ｃとの非接触を確保するための逃げ部
５ｃが設けてあり、該逃げ部５ｃによつて摺動子
受け５がバリ１ｃに引つ掛かる虞れがなくなつ
て、常に滑らかな摺動感触が得られるようになつ
ている。そして、摺動子受け５の上方に突出して
いるレバー部５ｂを手指等でつまんでスライド操
作すると、該摺動子受け５は基板１の上下の端面
１ａ，１ｂに沿つて往復移動し、それに伴つて摺
動子６が抵抗体２上を摺動して抵抗値が変化する
ようになつている。
状の抵抗体２および導電体３が形成されており、
該基板１の長手方向の両端部には複数本の端子４
が鳩目がしめにより取り付けられている。また、
この基板１の長手方向に延びる上下の端面１ａ，
１ｂは後述する摺動子受け５を摺動させるための
摺動面であつて、その摺動感触を良好に保つため
に予め研磨加工が施されており、その際、これら
端面１ａ，１ｂの側縁部には第３図に示す如きバ
リ１ｃが生じている。一方、合成樹脂製の摺動子
受け５は、金属薄板製の摺動子６を固着してこれ
を前記抵抗体２等の導電パターンに弾接させ、か
つ弾性腕部５ａを基板１の上端面１ａに弾接させ
て該基板１の上下の端面１ａ，１ｂを弾性的に挟
持した状態で、基板１の長手方向に摺動自在に装
着されている。さらに、この摺動子受け５の内壁
面の端面１ａ，１ｂ側縁部に対峙する部分には、
前記バリ１ｃとの非接触を確保するための逃げ部
５ｃが設けてあり、該逃げ部５ｃによつて摺動子
受け５がバリ１ｃに引つ掛かる虞れがなくなつ
て、常に滑らかな摺動感触が得られるようになつ
ている。そして、摺動子受け５の上方に突出して
いるレバー部５ｂを手指等でつまんでスライド操
作すると、該摺動子受け５は基板１の上下の端面
１ａ，１ｂに沿つて往復移動し、それに伴つて摺
動子６が抵抗体２上を摺動して抵抗値が変化する
ようになつている。
このように、バリ１ｃとの非接触を確保するた
めの逃げ部５ｃを摺動子受け５の成形時に設けて
おけば、基板１のバリ１ｃを１枚ずつ除去すると
いう煩雑なバリ除去作業を行わなくても、摺動子
受け５の摺動子感触を常に良好なものとすること
ができる。
めの逃げ部５ｃを摺動子受け５の成形時に設けて
おけば、基板１のバリ１ｃを１枚ずつ除去すると
いう煩雑なバリ除去作業を行わなくても、摺動子
受け５の摺動子感触を常に良好なものとすること
ができる。
なお、摺動子受け５の形状が上記実施例に限定
されぬことはいうまでもなく、例えば弾性腕部５
ａが基板１の下端面１ｂに弾接するものであつて
も本考案は適用可能であり、要は、摺動子受け５
の相対向する両内壁面に基板１のバリ１ｃが引つ
掛からないような微少空間、すなわち逃げ部５ｃ
を設けさえすればよい。
されぬことはいうまでもなく、例えば弾性腕部５
ａが基板１の下端面１ｂに弾接するものであつて
も本考案は適用可能であり、要は、摺動子受け５
の相対向する両内壁面に基板１のバリ１ｃが引つ
掛からないような微少空間、すなわち逃げ部５ｃ
を設けさえすればよい。
以上説明したように、本考案によれば、基板の
摺接面研磨時に生じるバリが摺動子受けに引つ掛
からないようにするため、摺動子受けの相対向す
る両内壁面に該バリとの非接触を確保できる逃げ
部を設けてあるので、煩雑なバリ除去作業を行わ
ずとも摺動子受けの基板に対する摺動感触を常に
良好なものとすることができ、操作性に優れたス
ライド型電気部品を低コストにて提供することが
可能となる。
摺接面研磨時に生じるバリが摺動子受けに引つ掛
からないようにするため、摺動子受けの相対向す
る両内壁面に該バリとの非接触を確保できる逃げ
部を設けてあるので、煩雑なバリ除去作業を行わ
ずとも摺動子受けの基板に対する摺動感触を常に
良好なものとすることができ、操作性に優れたス
ライド型電気部品を低コストにて提供することが
可能となる。
第１図ないし第３図は考案に係るスライド型可
変抵抗器の一実施例を示すもので、第１図はその
一部断面側面図、第２図は正面図、第３図は要部
拡大断面図、第４図は従来のスライド型可変抵抗
器を示す一部断面側面図、第５図は基板の要部断
面図である。 １……基板、１ａ……上端面（摺接面）、１ｂ
……下端面（摺接面）、１ｃ……バリ、２……抵
抗体（導電パターン）、５……摺動子受け、５ｃ
……逃げ部、６……摺動子。
変抵抗器の一実施例を示すもので、第１図はその
一部断面側面図、第２図は正面図、第３図は要部
拡大断面図、第４図は従来のスライド型可変抵抗
器を示す一部断面側面図、第５図は基板の要部断
面図である。 １……基板、１ａ……上端面（摺接面）、１ｂ
……下端面（摺接面）、１ｃ……バリ、２……抵
抗体（導電パターン）、５……摺動子受け、５ｃ
……逃げ部、６……摺動子。
Claims (1)
- 表面に導電パターンを設け長手方向に延びる端
面を摺動面となした基板と、前記導電パターンに
弾接する摺動子を設け前記摺動面に沿つて摺動自
在な摺動子受けとを備えたスライド型電気部品に
おいて、前記摺動子受けの対向する両内壁面を前
記基板の表面にそれぞれ密接させると共に、これ
ら両内壁面の、前記摺動面の長手方向側縁部に対
峙する部分に、該側縁部との非接触を確保するた
めの逃げ部を設けたことを特徴とするスライド型
電気部品。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985132439U JPH041690Y2 (ja) | 1985-08-31 | 1985-08-31 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985132439U JPH041690Y2 (ja) | 1985-08-31 | 1985-08-31 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6242205U JPS6242205U (ja) | 1987-03-13 |
| JPH041690Y2 true JPH041690Y2 (ja) | 1992-01-21 |
Family
ID=31031822
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1985132439U Expired JPH041690Y2 (ja) | 1985-08-31 | 1985-08-31 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH041690Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0624162B2 (ja) * | 1989-05-11 | 1994-03-30 | コパル電子株式会社 | 可変抵抗器の抵抗体 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5645128U (ja) * | 1979-09-14 | 1981-04-23 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57175407U (ja) * | 1981-04-30 | 1982-11-05 |
-
1985
- 1985-08-31 JP JP1985132439U patent/JPH041690Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5645128U (ja) * | 1979-09-14 | 1981-04-23 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6242205U (ja) | 1987-03-13 |
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