JP2921212B2 - スライド形可変抵抗器 - Google Patents

スライド形可変抵抗器

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主としてラジオ付カセ
ットテープレコーダ・テレビジョン受像機・電話機等の
民生用電子機器に使用されるスライド形可変抵抗器に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の技術を図6および図7のスライド
形可変抵抗器により説明する。同図において、1はフェ
ノール樹脂積層板等を断面の角部が略直角の長方形に打
抜き加工した抵抗基板で、その表面長手方向に沿って、
直線状抵抗体層2および導電体層3が平行に印刷形成
され、各印刷層の端部には、各々取付脚を兼ねた外部接
続用端子4,4′および5,5′がこう着・導通されて
いる。
【0003】そして、6は弾力性を有する成形樹脂から
成るスライダーで、上記抵抗基板1の上下平行端7,8
を上下方向から弾接挟持するアーム部9および弾性脚1
0と、これらの間を連結する連結部11,12と、操作
レバー部13から構成され、抵抗基板1に対して長手方
向に摺動可能なように係合されている。
【0004】ここで、上記スライダー6のアーム部9お
よび弾性脚10が抵抗基板1の上下平行端7,8に接す
る部分は、図7に示すように基板端面に対して線接触を
するように、基板端面に平行な直線状となっている。
【0005】また、14はスライダーの連結部11の内
側に保持された金属薄板製の摺動接触子で、スライダー
6の直線摺動に伴い、抵抗基板1の抵抗体層2および導
電体層3を弾接短絡しながら摺動していくものであ
る。
【0006】従来のスライド形可変抵抗器は以上のよう
に構成されるものであり、スライダー6の操作レバー部
13に押し力を加えることによって、スライダー6に保
持された摺動接触子14が抵抗基板1の印刷層上を摺
動し、抵抗体層2の接続用端子4,4′と導電体層3の
接続用端子5,5′間の抵抗値を変化させるものであ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のスライド形可変抵抗器において、スライダー6の操
作レバー部13を指で押して操作する時、可動側のスラ
イダー6と固定側の抵抗基板1の接触部として、抵抗基
板1の上下平行端7,8を弾接挟持するスライダー6の
アーム部9および弾性脚10、抵抗基板1の印刷層に
弾接する摺動接触子14の接点部、および抵抗基板1の
裏面側で摺動接触子14の反力を受けるスライダー6の
連結部12の上下端12′の各点で接触しながらスライ
ダー6は直線摺動する。
【0008】この時、摺動接触子14の接点部および連
結部12の上下端12′が接触する抵抗基板1の表およ
び裏の面は、平滑であるのでスムーズに摺動するが、ス
ライダー6のアーム部9および弾性脚10が接する抵抗
基板1の上下平行端7,8は、図8の拡大図に示すよう
に、抵抗基板1の表および裏面に近い部分15,16は
平滑であるが、中間の部分17は打抜き加工時の切断部
であるため荒れた表面となっており、この上をアーム部
9および弾性脚10が線接触して摺動すると、ムラの多
いゴロゴロした摺動となる。
【0009】このため、操作レバー部13を押す手の指
には、この上下平行端7,8の接触部の不快な摺動感触
が伝わり、スライド形可変抵抗器の商品価値を低くして
しまうことになる。
【0010】この対策として、一般に、抵抗基板1を打
抜き加工後、わざわざその長手方向の上下平行端7,8
を研磨加工し、更に研磨粉を除去するための洗浄までし
て平滑化する方法をとっており、抵抗基板1のコストア
ップになると共に、抵抗基板1を打抜き加工後、すぐに
スライド形可変抵抗器として組立てられないため、生産
リードタイムが長くなってしまうという課題があった。
【0011】本発明はこのような従来の課題を解決する
ものであり、抵抗基板を打抜き加工後に研磨加工をしな
いでそのまま使用しても、スライド操作時に不快感を感
じないスライド形可変抵抗器を提供することを目的とす
るものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は抵抗基板の板厚
の表および裏面に近い部分平滑であることに着目し、
この部分の略直角な角部にスライダーのアーム部および
弾性脚を点接触させるものである。
【0013】
【作用】したがって、本発明によれば、平滑な抵抗基板
略直角な角部スライダーのアーム部および弾性脚を
当接摺接させるので抵抗基板の打抜き加工後の研磨加工
および洗浄工程を無くしても、スライド操作時に指に感
じる不快感の少ないスライド形可変抵抗器を実現するこ
とができるものである。
【0014】
【実施例】図8は打抜き加工後の抵抗基板の部分拡大斜
視図であり、打抜き加工を施しているので、板厚の表お
よび裏面に近い部分15,16は、打抜き金型の切刃部
で切断されるため平滑になっており、中間の部分17
は、破断部となるため荒れており、凹凸も多くなってい
る。本発明は上記部分の内で平行端の略直角な角部に
注目したものである。
【0015】本発明のスライド形可変抵抗器の一実施例
を図1〜図3により説明する。同図において、21は従
来例と同様の断面の角部が略直角の長方形に打抜き加工
された抵抗基板で、その表面長手方向に沿って、直線状
の抵抗体層22および導電体層23が印刷形成され、各
印刷層の端部に外部接続用端子24,24′および2
5,25′がこう着されていることは従来例と同様であ
る。
【0016】但し、この抵抗基板21の上下のそれぞれ
の平行端27,28の端面は、打抜き加工されたまま
で、研磨加工等はされていない。
【0017】そして、この平行端27,28を上下方向
から弾接挟持する成形樹脂製スライダー26のアーム
部29および弾性脚30の接触部31および32の形状
は、図3に拡大して示すように、互いに対向したハの字
形をしており、それぞれのハの字形の左右のテーパ部3
1A,31Bおよび32A,32Bに対して、抵抗基板
21の上下の平行端27,28の平滑な表および裏面の
略直角の角部27A,27Bおよび28A,28Bが点
接触している。
【0018】更に、スライダー26のアーム部および弾
性脚29および30の連結部33に摺動接触子34が保
持され、操作レバー部35に押し力を加えてスライダー
26を直線摺動させることによって、抵抗体層22の接
続用端子24,24’と導電体層23の接続用端子2
5,25’間の抵抗値を変化させることも従来例と同様
である。
【0019】このような構成のスライド形可変抵抗器に
おいて、スライダー26の操作レバー部35を指で押し
て操作する時、可動部であるスライダー26の接触部3
1,32は固定部である抵抗基板21の平滑な角部27
A,27Bおよび28A,28Bに点接触しているの
で、操作する手の指に不快感が伝わることは無い。
【0020】尚、抵抗基板21の平行端27,28を挟
持するスライダー26のアーム部29および弾性脚30
の接触部31および32のハの字形をしたテーパ部31
A,31Bおよび32A,32Bは、上記の例では直線
で示したが、図4に示すように円弧状でもよいことは勿
論である。
【0021】また、スライダー26を成形加工する金型
の構造を簡単にするため、上記アーム部29および弾性
30の接触部31および32各々のハの字形の左右の
テーパ部31A,31Bおよび32A,32Bを互いに
対向させず、図5に示すように、少しずれた位置にして
も、側方から見た左右のテーパ部36A,36Bまたは
37A,37Bが対向しておればよい。
【0022】
【発明の効果】本発明は、上記実施例より明らかなよう
に、スライド形可変抵抗器の抵抗基板を打抜き加工後
に、端面を平滑にする研磨加工や洗浄作業等の工程を削
減することができるので、製品のコストを大巾に削減す
ることができ、生産のリードタイムを短くすることがで
きるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスライド形可変抵抗器の一実施例の正
面図
【図2】同図1のB−B′線における側断面図
【図3】同抵抗基板とスライダーの係合状態を説明する
ための要部拡大図
【図4】同他の実施例の抵抗基板とスライダーの係合状
態を説明するための要部拡大図
【図5】(a)同他の実施例のスライダーのアーム部の
要部拡大図 (b)同他の実施例のスライダーの弾性脚の要部拡大図
【図6】従来のスライド形可変抵抗器の正面図
【図7】同図6のA−A′線における側断面図
【図8】同打抜き加工後の抵抗基板の端面の拡大図
【符号の説明】
21 抵抗基板 22 抵抗体層 23 導電体層 26 スライダー 27,28 平行端 29 アーム部 30 弾性脚 31,32 接触部 34 摺動接触子

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 抵抗体層および導電体層を平行に印刷形
    成し各印刷層の端部に外部接続用端子をこう着したフェ
    ノール樹脂積層板等を断面の角部が略直角の長方形に打
    抜き加工した抵抗基板と、上記抵抗基板の上端側に沿っ
    て左右に伸ばされた弾性を有しないアーム部、上記アー
    ム部と対向して上記抵抗基板の下端側に沿って左右に伸
    ばされた弾性を有する弾性脚、上記アーム部と上記弾性
    脚間の連結部、および操作レバー部から構成され、上記
    抵抗基板の上下平行端の平滑で略直角の角部を上記アー
    ム部と上記弾性脚の先端に各々設けたハの字形の接触部
    で上下方向から弾接挟持して抵抗基板に対し長手方向に
    摺動可能に係合されたスライダーと、このスライダーの
    上記連結部に保持されスライダーの直線運動に伴って上
    記抵抗基板上の抵抗体層と導電体層間を短絡しながら摺
    動する摺動接触子から成るスライド形可変抵抗器。
  2. 【請求項2】 抵抗基板の上下平行端の角部を挟持する
    スライダーのアーム部または弾性脚それぞれの接触部の
    ハの字形のテーパ部分が対向していないことを特徴とす
    る請求項1記載のスライド形可変抵抗器。
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