JPH04168616A - 磁気抵抗効果素子 - Google Patents

磁気抵抗効果素子

Info

Publication number
JPH04168616A
JPH04168616A JP2294310A JP29431090A JPH04168616A JP H04168616 A JPH04168616 A JP H04168616A JP 2294310 A JP2294310 A JP 2294310A JP 29431090 A JP29431090 A JP 29431090A JP H04168616 A JPH04168616 A JP H04168616A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
holder
thermal conductivity
noise
medium
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2294310A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiaki Ichikawa
義明 市川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Proterial Ltd
Original Assignee
Hitachi Metals Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Metals Ltd filed Critical Hitachi Metals Ltd
Priority to JP2294310A priority Critical patent/JPH04168616A/ja
Publication of JPH04168616A publication Critical patent/JPH04168616A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measuring Magnetic Variables (AREA)
  • Magnetic Heads (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は小切手や手形上に記載された確認用番号を自動
的に読み取る装置において、磁性インクで書き込まれた
これらの文字を読み出すための磁気抵抗型検出素子に関
するものである。
〔従来の技術〕
従来小切手や手形に磁性インクで書かれている確認番号
を読み取るために磁気抵抗効果素子が使われていた(阿
部、関根、゛′オートメーション”。
27巻、第6号、 p42−p43)。この検出素子は
第7A図に示す様に、バイアス磁石23のついた磁気抵
抗素子上に空気による層26を設け、その上に素子保護
用の板24を設けて、摩耗による検出素子の劣化および
摩擦熱の素子への伝導を防いでいる。この状態であらか
じめ磁性インクが着磁された磁気記録媒体10を保護板
の前を走らせ、媒体からの磁界を磁気抵抗素子で読む方
式をとっている。
〔発明が解決しようとす−る問題点〕
ここで上記構造の検出素子を用いる場合、磁気抵抗素子
と磁気記録媒体間の距離をせばめてS/N比をあげるた
めには保護板24と空気層26の厚さをできるだけ薄く
する必要があった。ところが、保護板の厚さを薄くする
と、板24の機械的強度が十分にとれないため、磁気記
録媒体の走行時に媒体が保護板に接触すると板24が振
動し、記録媒体と磁気抵抗素子間の距離を変動させる。
この結果信号のS/N比が大きく変化するため、検出信
号に再現性が無く、後に続く信号処理回路を複雑にする
。また空気層26は一般に熱伝導率が低く断熱効果があ
るが、今回の様な薄い層の場合にはほとんど効果が無く
、また振動する保護膜が磁気抵抗素子表面に接触するこ
ともあるため、摩擦熱に基づくピエゾノイズやサーマル
ノイズを防ぐことができなかった。
本発明の目的は、このピエゾノイズやサーマルノイズを
完全に防止し、しかもS/N比を高く維持したまま磁気
記録媒体からの読み出しの行える磁気抵抗型検出素子を
提供することである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は従来の磁気ヘッドの代わりに、磁気抵抗効果を
有する薄膜を磁場検出素子として用い、摩耗劣化防止の
ために薄膜の表面にSin、とA1□03の2層の膜を
設けた。Al、03膜の格子定数は5.56オングスト
ロームであり、S i O,の格子定数5.01オング
ストロームに近いため、積層した場合に、不整合が起こ
らず膜間の密着性が高まるため丈夫な保護膜ができあが
る。またAl、O。
膜はS i O,膜に比べて14倍も熱伝導率が高いた
め、この2層膜構造とすることにより、摩擦や輻射など
により素子表面が吸収した熱は、膜内部に伝わる前にA
 1203膜より周囲のホルダーに先に伝わり逃げてし
まう。この結果、磁界検出用に設けた感磁部のパーマロ
イ膜の周辺は温度変化が少なく、一定温度に保たれるた
め、安定した検出感度を保つ。
〔実施例〕
第1(a)図に本発明の実施例を示す。ガラス基板5の
上に設けた金属薄膜による感磁部3と同じ材料により形
成された配線部2がある。第1(b)図に示す様にこれ
ら金属薄膜の上にSi○2膜6を膜fJ 0 、5μ〜
20μの範囲で形成し、その上にA1,0、膜7を膜厚
0.5μ〜30μの範囲で形成する。SiC2もAl2
O,も膜硬度はビッカース硬度で2000以上と硬いた
め、仮に媒体が走行中に素子表面に接触しても、素子表
面は全く損傷を受けない。また媒体との摩擦による発熱
および周囲から素子への輻射による熱はすべて熱伝導性
の良いAl、○。
膜を伝わってホルダーへ流れてしまい、熱伝導性の低い
Sin、膜内部へは伝わらない。
第2(a)図には、感磁s2と配線パターン部8を異な
った材料で形成した実施例を示す。これら金属膜の保護
膜としてSin、膜6、A1□O5膜7が第2(b)図
に示す様に積層されている。5102およびAl、O,
膜共、上記に示した0、5〜30μの膜厚では透明なた
め第1(〜図および第2(a)図には表示されていない
が、第1(b)図および第2(b)図に示された様に、
感磁部および配線部パターン上に積層して設けられてい
る。透過性のある保護膜を用いると、下の感磁部が見え
るため、素子取り付けの際の位置合わせが容易である。
第3(a)図は上記の2層保護膜付磁気抵抗効果素子1
1をホルダー21に収納した様子を示している。
この図から第6(b)図まではすべて2層保護膜をコー
ティングしであるか、簡単のため各図には記していない
。ホルダー21は磁気抵抗素子をはめ込むためにホルダ
ー中央(第3(a)図、第4(a)図)またはホルダー
の中央より右端の部分(第5(a)図)に溝を設け、素
子をはめ込んである。素子の固定には接着剤などを用い
るが、特に素子の表面の両側は熱伝導性の良いペースト
を用いてホルダーと接着することにより素子表面の熱が
ペーストを経由してホルダーに逃げ易くなる様な接着法
をとっている。ホルダーは通常AIなどの非磁性金属を
用い、素子が周囲よりノイズ磁界の影響を受けることを
防いでいる。また、素子に要求される検出感度によって
は、磁気抵抗素子背後にバイアス用の永久磁石を装着す
る場合もある。この例を第6(a)図に示す。第6(b
)図は第6(西回の側面図である。バイアス磁石をホル
ダーに搭載する場合には、N極とS極の方向が図の様に
磁気抵抗素子の面に平行に配置し、素子の背後に設置し
、その時の磁石と素子との距離を3〜20m/+n離す
。求められている検出感度に応じてバイアス磁石の配置
は決められるが、その値は上記の3〜20「7mの範囲
内となる。
磁気抵抗効果素子かホルダー21に取り付けられた時、
素子11の両側の部分には摩耗防止のために、セラミッ
ク板または硬度の高い薄膜を12および13の位置には
る。これによりホルダー表面が走行中の小切手や手形上
の磁性インクにより摩耗することを防止する。また第4
(a)図では、小切手10が左から右へ走行する際に、
小切手の先端がセラミック板12の角に衝突して走行が
妨害されることが無い様に、セラミック板12の表面の
高さが、素子11の表面より低くなる様に構成されてい
る。第5(a)図では、磁気抵抗効果素子11がホルダ
ー21の中央より右寄りに設けられており、セラミック
板13の長さが、第4 (a)図のセラミック板13よ
り媒体10の走行方向に沿ってより長く設けられている
。これにより、小切手などの媒体10が走行方向24に
沿って走行する時、セラミック板13がガイドの役目を
するため、媒体10の直進走行性か向上し、小切手など
の媒体10は自動的に、振動せずに安定した直進走行を
する。この時、素子11と媒体10の距離か一定に保た
れるため、磁気抵抗素子は再現性の高い安定した検出信
号を出すことができる。素子11で検出された信号は、
素子下部に設けた半田端子20を経由してフレキシブル
なケーブル18へと伝わり、ホルダー下部にケーブル用
に設けたトンネル14を通って信号増幅用アンプ15/
\入る。ここで所定の大きさまで増幅された後、接続用
ピン16を経て外部の回路へと接続する。
〔発明の効果〕
本発明によれば、従来不安定でS/N比の低かった磁気
抵抗効果素子からの信号が、安定でS/N比高く得られ
るため、小切手自動読取器のシステムを信頼性高く運転
させることができる。また、小切手などの媒体が磁気抵
抗素子表面に接触しても、保護膜上層及びホルダーを介
して放熱が十分に行われるため、サーマルノイズやピエ
ゾノイズを最小限に抑えることができ、検出された信号
のS/N比が向上する。
【図面の簡単な説明】 第1(a)図は本発明に係る磁気抵抗効果素子の一実施
例を示す平面図、第1(b)図はその側面図、第2(a
)図は本発明に係る第2の実施例の平面図、第2(b)
図はその側面図、第3(a)図は本発明に係るホルダー
付磁気抵抗素子の第1の実施例の平面図、第3(b)図
はその側面図、第4(a)図は本発明に係るホルダー付
磁気抵抗素子の第2の実施例の平面図、第4(b)図は
その側面図、第5(a)図はホルダー付磁気抵抗素子の
第3の実施例の平面図、第5(b)図はその側面図、第
6(a)図はホルダー付磁気抵抗素子の背後にバイアス
磁石を装着した場合の一実施例の平面図、第6(b)図
はその側面図、第7I図は従来のホルダー付磁気抵抗素
子の断面図である。 1.9,11:磁気抵抗効果素子、2:配線パターン、
3:感磁部、4:半田用端子、5:基板、6:810.
膜、7:Al2O3膜、8:配線パターン、10:小切
手または手形、12.13:セラミック板、14:フレ
キシブルケーブル用トンネル、15:信号増幅用アンプ
、16:接続用ビン、17:ホルダー固定用ネジ穴、1
8:フレキシブルケーブル、19ニガラス基板、20:
半田端子、21:ホルダー、22:接着層、23:バイ
アス磁石、24:保護板、25ニブラスチツク容器、2
6:空気層。 °・J 第1図(a)    第1図(b) 第2図(a)    第2図(b) 第3図(a)       第3図(b)第4図(a)
       第4図(b)+o          
  1’6

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)小切手や手形の確認番号自動読み取り装置におけ
    る文字の磁界読み取り用検出素子において、感磁部の保
    護膜として耐摩耗性の高い化学的に安定な膜を2層積層
    させ、しかもこれらの保護膜を透過して下地の膜の形状
    が見えることを特徴とする磁気抵抗効果素子。
  2. (2)請求項1記載の2層の保護膜において、感磁部側
    の層に熱伝導率の低い保護膜を、その上層には熱伝導率
    の相対的に高い保護膜を重ねることにより形成した2層
    保護膜を持つことを特徴とする磁気抵抗効果素子。
  3. (3)請求項1記載の2層保護膜において、感磁部側の
    膜をSiO_2、その上層膜をAl_2O_3膜により
    形成し、上部のAl_2O_3膜は熱伝導性の高いペー
    ストにより素子の周囲に設けたホルダーと接着されるこ
    とを特徴とした磁気抵抗効果素子。
JP2294310A 1990-10-31 1990-10-31 磁気抵抗効果素子 Pending JPH04168616A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2294310A JPH04168616A (ja) 1990-10-31 1990-10-31 磁気抵抗効果素子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2294310A JPH04168616A (ja) 1990-10-31 1990-10-31 磁気抵抗効果素子

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04168616A true JPH04168616A (ja) 1992-06-16

Family

ID=17806042

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2294310A Pending JPH04168616A (ja) 1990-10-31 1990-10-31 磁気抵抗効果素子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04168616A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008165852A (ja) * 2006-12-27 2008-07-17 Tdk Corp 薄膜磁気ヘッド
JP2020067342A (ja) * 2018-10-23 2020-04-30 グローリー株式会社 磁気検出装置、紙葉類識別装置及び紙葉類処理装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008165852A (ja) * 2006-12-27 2008-07-17 Tdk Corp 薄膜磁気ヘッド
JP2020067342A (ja) * 2018-10-23 2020-04-30 グローリー株式会社 磁気検出装置、紙葉類識別装置及び紙葉類処理装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4283679A (en) Rotational direction detection device for a motor or the like
US5021736A (en) Speed/position sensor calibration method with angular adjustment of a magnetoresistive element
KR900008860B1 (ko) 자기 저항성 판독 변환기
JPS63117309A (ja) 磁気抵抗性読取変換器
JPS59127219A (ja) 磁気読取ヘツド
JPH0252807B2 (ja)
CA1196093A (en) Integrated magnetostrictive-piezoresistive magnetic recording playback head
JP3487452B2 (ja) 磁気検出装置
JP2003037312A (ja) 応力センサー
JPS5826071B2 (ja) 符号化された磁気情報を検出するための磁気変換装置およびその製造方法
JPH04168616A (ja) 磁気抵抗効果素子
JPH0151127B2 (ja)
JPH04282481A (ja) 磁電変換器
JP2702210B2 (ja) 磁気ヘッド
JP3139192B2 (ja) Mrセンサ装置
JP2520419Y2 (ja) 磁気抵抗効果型素子センサーの保護装置
JP2006064381A (ja) エンコーダ用磁気センサ、センサアセンブリ及びレンズ鏡筒
JP4223718B2 (ja) 位置検出装置
JPS63198876A (ja) 電流検出器
JPS5924210A (ja) 磁気ヘツド
JPS6394413A (ja) 磁界感応トランスデューサー用シールド
JP2000304838A (ja) 磁気センサ
JP3285094B2 (ja) 薄膜磁気ヘッドの研磨方法
JP3102182B2 (ja) Mrセンサ装置
JPH10300514A (ja) 磁気スケールおよびその書き込み方法