JPH04168154A - ポリイソシアネート組成物 - Google Patents

ポリイソシアネート組成物

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JPH04168154A
JPH04168154A JP2294841A JP29484190A JPH04168154A JP H04168154 A JPH04168154 A JP H04168154A JP 2294841 A JP2294841 A JP 2294841A JP 29484190 A JP29484190 A JP 29484190A JP H04168154 A JPH04168154 A JP H04168154A
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茂 山口
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は低温貯蔵安定性に優れたポリイソシアネート組
成物に関するものである。
ポリイソシアネート、例えばポリメチレンポリフェニル
ポリイソシアネート(以下[ポリメリックMDIJ、ま
たはrC−MD IJと略す)は、自動車部材としてハ
ンドル、インストルメントパッド等の内装部材、接着剤
等の日用雑貨類に、又、電気冷蔵庫断熱材等の家電製品
、サイジング等外壁材、断熱雨戸、ドア等の断熱建材、
パイプ、タンク等の構造断熱材等に使用されており、そ
の利用範囲は極めて多岐にわたり広い。
〈従来技術〉 ポリメリックMDI及びその誘導体は利用範囲が極めて
多岐にわたり広く、世界中の数多くのポリウレタン製品
の製造に使われている。従ってその原料貯蔵の条件範囲
は幅広いにもかかわらず、ドラム缶、石油缶等での貯蔵
条件を綿密に管理しているところは少なく、特にスプレ
ー発泡工事等の現場発泡においては温度管理していない
のが通常である。よって、冬季は厳寒地に限らず、原料
貯蔵温度が一10°C前後になるケースはよくあること
である。ポリメリックMDI及びその誘導体の貯蔵安定
性改善の研究開発は従来から幅広く続けられており、2
5°Cにおける粘度約160センチボイズ(以下、単位
をrCpSJと略す)以上であり、−10°Cにおける
貯蔵安定性が極めて優れた、結晶等の析出が完璧にない
ポリメリックMDMがイソシアネートメーカーから数多
く売り出されている。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかしながら、25°Cにおける粘度が160cps以
下、特に90〜130cpsの低粘度ポリメリックMD
Iには、それに含まれる融点38°Cのジフェニルメタ
ンジイソシアネート(以下rMD1.と略す)の含有量
が多く、その結果−10°C前後の低温においてMDI
が析出するため、貯蔵安定性の問題がある。
一方、1990年に始まったフロン規制対応から、低粘
度、且つ低温貯蔵安定性に優れたポリメリックMDIの
需要は増加する傾向にある。また、低温貯蔵安定性のみ
優れたポリイソシアネートの、発泡メーカーからの要求
の度合は非常に高いものがある。しかしながら、イソシ
アネート含有率(以下rNco含有率」、またはrNc
o%」と略す)を大幅に低下させることなく、且つ反応
性、それから得られるポリウレタン樹脂特性の変化を最
小限に押さえることができる、ポリメリックMDIに可
溶な添加物は知られていないのが現状である。
また、ポリメリックMDIには、イソシアネート基同士
が結合してなる、ポリイソシアネートに一定濃度以上の
不溶のダイマーが含まれており、この濃度によっても低
温貯蔵安定性は微妙に左右される。このダイマーは温度
が高くなると生成しやすいため、これらポリメリックM
DIの貯蔵には細心の注意が払われているのが現状で、
少しでも貯蔵温度の低いイソシアネートの開発が切に要
望されていた。
〈課題を解決するための手段〉 本発明者らは鋭意研究を重ねた結果、ポリイソ良 シアネート化合物にシリケート化合物を添加しl//組
成物が特に低温貯蔵安定性に優れていることを見出し、
本発明を完成するに至った。
即ち、本発明の要旨は、ジフェニルメタンジイソシアネ
ートを20〜60重景%含有するジフェニルメタンジイ
ソシアネートオリゴマーまたはそれらの誘導体からなる
ポリイソシアネート化合物に対し、0.1重量%以上、
10重量%未滴のシリケート化合物を溶解または分散さ
せてなるポリイソシアネート組成物に存する。
以下、本発明につき詳細に説明する。
本発明におけるポリイソシアネート化合物は、MDI(
下記構造) NCONGO を20〜60重量%含有するMDIオリゴマーまたはそ
れらの誘導体である。MDIの含有量としては、40〜
57重量%であることが好ましく、更に45〜54重量
%であることが特に好ましい。
またMDIオリゴマーの誘導体としては、公知のリン系
触媒を用いてカルボジイミド結合を導入したカルボジイ
ミド変性物、イソシアネートとポリオールとを反応させ
て末端にイソシアネート基を残したポリオール変性物等
が挙げられる。ポリオール変性用いられるポリオールと
しては、通常のポリウレタン製造用のすべてのポリオー
ルが使用される。かかるポリイソシアネート化合物は、
単独で使用しても複数を組合わせて使用しても差し支え
ない。なお、ポリメリックMDIは上記MDIの重合物
であり、NC0%が28〜32%、25°Cにおける粘
度2500cps以下のものである。
次に、本発明に使用されるシリケート化合物について説
明する。
本発明におけるシリケート化合物とは、テトラアルコキ
シシラン、または、そのテトラアルコキシシランを加水
分解率O〜65%の範囲で加水分解重縮合して得たシリ
ケートオリゴマーである。
また、そのシリケートオリゴマーと分子量80以上50
0未満で官能基数1の活性水素化合物とをアルコキシ基
数/活性水素数1〜15の範囲で反応させるか、または
、シリケートオリゴマーと分子量500以上で官能基数
2以下の活性水素含有化合物とをアルコキシ数/活性水
素数10〜10Oの範囲で反応させて得られる変性シリ
ケート化合物も本発明のシリケート化合物に含まれる。
テトラアルコキシシランは下記式で示される化合物であ
る。
OR。
RaOSi  ORz 」 OR,3 (ここでR3−R4は、同じでも異なってもよくメチル
、エチル、プロピル、ブチル、オクチル等のアルキル基
であり、これらはアリール基、アリールオキシ基等で置
換されていてもよい。)シリケートオリゴマーは、上記
のテトラアルコキシシランモノマーを加水分解、重縮合
して得られる。その反応は下記(I)式の通りである。
オリゴマーの製造はテトラアルコキシシランモノマー中
に酸性、中性あるいはアルカリ性の水を必要量だけ加え
、反応によって生じるアルコール(加えた水の2倍モル
生じる)を除去することによって行なわれる。シリケー
トオリゴマーの加水分解率とは、(II)式に従って計
算される値であり、求める加水分解率によって加える水
の量は決定される。
5l(OR)4 +nHzo    5i(OR)a−
z、low+ +2nROH(I)即ち、テトラアルコ
キシシランの4つの全てのアルコキシ基が分解したもの
は加水分解率100%、2つのアルコキシ基が分解した
ものは加水分解率50%として表す。加水分解は100
%まで可能であるが、100%加水分解率品は完全な5
intの固体であり、加水分解率が70%をこえるもの
はゼラチン状のゲルもしくは固体であり、また加水分解
率が65〜70%までのものは粘度が高く、さらに空気
中の僅かな水分と反応しゲル化してしまい貯蔵安定性及
び取扱いが非常に困難である。従って本発明において加
水分解率が0(すなわちテトラアルコキシシランモノマ
ー)〜65%までのシリケートオリゴマー、好ましくは
加水分解率O〜60%のものがよい。
また、その他のシリケート化合物として、上記のシリケ
ートオリゴマーを分子量80以上500未満で官能基数
1の活性水素含有化合物とアルコキシ基数/活性水素数
比1〜15の範囲で反応させるか、または、シリケート
オリゴマーを分子量500以上、好ましくは500〜2
000で官能基数2以下の活性水素含有化合物とアルコ
キシ基数/活性水素数比10〜100の範囲で反応させ
ることにより得られる変性シリケート化合物を使用する
こともできる。ここで、使用される活性水素含有化合物
としては、以下に示す1〜■のものがある。
801>  500  ’ 1、 1価アルコール 分子量80以上500未満の1価アルコール、好ましく
は芳香族環を含有する化合物。例えばフェノール、ベン
ジルアルコール、2−フェノキシエタノール、2.4−
ジメチルフェノール等がある。
■、ポリエーテル系アルコール 1価アルコールもしくは1価カルボン酸にアルキレンオ
キサイドを付加し分子量を80〜500未満としたもの
。1価アルコールとしては、例えばメタノール、エタノ
ール、プロパツール、ブタノール、フェノール、ベンジ
ルアルコール等がある。1価のカルボン酸としては、例
えばギ酸、酢酸、酪酸、安息香酸等がある。アルキレン
オキサイドとしては、例えばエチレンオキサイド、プロ
ピレンオキサイド、ブチレンオキサイド等がある。
圀王15立立以上 ■、ポリエーテル系アルコール ■官能基数11価アルコールもしくは1価カルボン酸に
アルキレンオキサイドを、少なくとも6モル以上、好ま
しくは10モル以上付加し、分子量を500以上、好ま
しくは500〜1500としたもの。
1価アルコール、1価カルボン酸、アルキレンオキサイ
ドとしては、■に示したものが使用できる。
■官能基数22価アルコールもしくは2価カルボン酸に
アルキレンオキサイドを少なくとも8モル以上、好まし
くは10モル以上付加し、分子量を500以上、好まし
くは800〜2000としたもの。2価アルコールとし
ては、たとえばエチレングリコール、プロピレングリコ
ール、ブタンジオール、ビスフェノールA、ハイドロキ
ノン、カテコール等がある。2価カルボン酸としては、
例えばマレイン酸、コハク酸、アジピン酸、フタル酸、
ダイマー酸等がある。アルキレンオキサイドとしては、
■と同じものが使用できる。
■、ポリエステル系アルコール 2価カルボン酸と2価アルコールとをエステル化反応さ
せ、分子量を500以上、好ましくは1000〜200
0としたもの。2価カルボン酸としては、■と同じもの
が使用できる。2価アルコールとしては、■に示したア
ルコール類、および■の2価アルコールにアルキレンオ
キサイドを付加したものも使用できる。
活性水素化合物が官能基数が3以上のポリエーテル、ポ
リエステルアルコールは、シリケート化合物と反応を行
うと、その生成物がゲル化もしくは固化してしまうため
使用できない。また分子量は80未満、官能基数が1の
活性水素化合物、または分子量が500未満の官能基数
が2以下の活性水素含有化合物はシリケートオリゴマー
反応物がイソシアネートと相溶廿ず分離してしまうため
使用できない。
活性水素含有化合物とシリケートオリゴマーの反応はa
)分子量80以上500未満で官能基数が1の活性水素
化合物では、好ましくはアルコキシ基数/活性水素数比
1〜15、特に好ましくは3〜15の範囲で、また、b
)分子量500以上で官能基数が2以下の活性水素化合
物では、好ましくはアルコキシ基数/活性水素数比10
〜100、特に好ましくは15〜80の範囲で行うとよ
い。ここでアルコキシ基数/活性水素数比とは、下記の
弐(II[)によって表される値である。
アルコキシ基数 活性水素数 活性水素当量×活性水素含有化合物の使用量(I[l) アルコキシ基当量とは、シリケートオリゴマー1g中の
アルコキシ基の数であり、式(1)において、Rをメチ
ル基とすればアルコキシ基当量は、(IV)式のように
与えられる。
加水分解率40%の場合、n = 0.8であるから、
アルキル基当量は0.0208となる。活性水素当量と
は、活性水素含有化合物1g中の活性水素の数であり、
その水酸基価を用いて(V)式のように与えられる。
水酸基価112の活性水素含有化合物の活性水素当量は
、0.0020である。
以上のことから、シリケートオリゴマーの加水分解率及
び活性水素含有化合物の水酸基価が明らかであれば、両
者の反応割合が決定される。そして、その反応方法には
次の2通りがある。
■所定量のシリケートオリゴマーと所定量の活性水素含
有化合物とを、反応容器に取り窒素雰囲気下にて60〜
140°Cに昇温し、反応によって生じるアルコールを
除去する。反応は遊離の活性水素がなくなるまで、即ち
、生じるアルコール量が加えた活性水素数と同モル数以
上となるまで行う必要があるが、この同モル数以上に生
成しているアルコールはシリケートオリゴマー同士の縮
合によって生じるアルコールであるため、あまり除去し
すぎてはいけない。アルコールを除去しすぎるというこ
とは、即ちシリケートオリゴマーの加水分解率を上げる
ことと同じであり、上げすぎると反応混合液全体がゲル
化するか固化してしまう。
尚反応に際して触媒は使用しなくてもよい。使用する場
合、触媒は、通常のエステル化触媒、エステル交換触媒
、例えばアルキルスズ、酢酸マグネシウム、酢酸カルシ
ウム、チタン酸エステル等が使用できる。
■所定量のシリケートオリゴマーと所定量の活性水素含
有化合物とを、反応容器に取り、減圧下にて40〜12
0°Cまで昇温し、反応によって生じるアルコールを除
去する。生しるアルコール及び触媒については■と同様
である。
シリケートオリゴマーと分子量80以上500未満の活
性水素を1つ含有する化合物とを好ましくはアルコキシ
数/活性水素数比1〜15、特に好ましくは3〜15の
範囲で反応させるが、この比が1未満では、アルコール
が残ってしまい、このアルコールがイソシアネートと反
応してしまうため混合できない。またこの比が15を越
える場合は活性水素含有化合物量が少なすぎるため反応
生成物はイソシアネートに可溶化しない。またシリケー
トオリゴマーと分子量500以上で活性水素を1つまた
は2つ含有する化合物とを好ましくはアルコキシ基数/
活性水素数比10〜100、特に好ましくは15〜80
の範囲で反応させるが、この比が10未満では活性水素
含有化合物量が多いため、反応生成物はゲル化もしくは
固化してしまう。またこの比が100を越える場合は活
性水素含有化合物量が少なすぎるため反応生成物はイソ
シアネートに可溶化しない。
前述のようにしてシリケートオリゴマーと活性水素含有
化合物とを反応させて得られた本発明の変性シリケート
化合物は、回転粘度計を用い、25°Cで測定した粘度
がO,OO1〜1,000ポイズであり、また、後記実
施例におけるイソシアネートと混合試験においてイソシ
アネートとの反応が起こらなかった事実により、実質的
に活性水素を有していないという特性を有する。そして
、本発明において、好ましい変性シリケート化合物は、
0、 OO1〜100ボイズの範囲の粘度を有するもの
であり、更に好ましい変性シリケート化合物の粘度は、
0.01〜5ボイズの範囲である。
以上のような本発明のシリケート化合物はポリイソシア
ネート中に溶解または分解して安定した正常の組成物と
なし得る。 本発明において、シリケート化合物のポリ
イソシアネートへの混合割合はポリイソシアネートに対
し、シリケート化合物の量が0.1重量%以上、10重
量%未満、好ましくは0.2〜5重量%である。0.1
重量%以下では低温貯蔵安定性が低下し、シリケート化
合物の添加効果が少なくなる。また、10重量%以上で
は耐水性の低下が問題となる。即ち、この混合液の貯蔵
および取扱いには水に十分注意することが必要である。
とくにシリケート化合物のほうがイソシアネートより水
に対する反応性が高いため、シリケート化合物は空気中
の水分と容易に反応し、不溶性のシリカ(SiO□)を
生じてしまう。また、この混合液に可溶な、他のイソシ
アネート、シリコーン界面活性剤および有機溶剤を添加
して使用することは構わない。
〈実施例〉 以下、本発明を実施例及び比較例により具体的に説明す
るが、その要旨を越えない限り以下に限定されるもので
はない。
実施例1〜10.比較例1〜13 第1表に示す組成の各種ポリイソシアネート化合物とシ
リケート化合物等の添加物を混合してポリイソシアネー
ト組成物を得、その評価結果を第1表に示す。
表中の可溶化試験の○、△、×は、目視による可溶化結
果を示し、○は可溶、△は平均分散状態、×は分離を示
す。判定基準の中で、シリケート化合物とポリイソシア
ネートとが分離し2層になったものを分離とし、混合中
等に空気中の水分が混入し変性シリケートが加水分解し
てSiO□の固体のみが生じたものは可溶と判定してい
る。
また低温貯蔵安定性においては混合液を密閉容器に取り
、−10°Cの雰囲気中で1週間〜1ケ月、保存し、目
視にて結晶等の析出の有無を観察した。
Oは結晶析出および濁りの無い状態を、△は結晶析出は
ないが、濁りのある、またはシリケート化合物が分散し
、濁りのある状態を、×は結晶析出がみられた状態を示
した。
実施例11〜26 比較例3で用いたポリイソシアネート化合物に、第2表
に示す各種アルコキシシラン化合物を添加して、ポリイ
ソシアネート組成物を得、その評価結果を第2表に示す
製造例1 加水分解率40%のテトラメチルシリケートオリゴマー
と、エチレンオキサイド(以下「EO」と略す)とプロ
ピレンオキサイド(以下rpo。
と略す)との付加重合ポリエーテルポリオール(EO/
PO=60/40wt%、分子量1400、水酸基価8
0)とをアルキル基数/活性水素数=20の割合で反応
容器にとり、窒素雰囲気にて昇温し100°Cにて反応
させ、生じるメチルアルコールを蒸留により除去し、粘
度0.13ポイズのシリケート化合物を得た。このシリ
ケート化合物と比較例3のポリイソシアネートとの混合
結果を第3表に示す。
製造例2 製造例1と同じ化合物を同じ反応割合で反応容器にとり
、3〜10閣figの減圧下で80〜100°Cまで昇
温し、反応によって生じるメチルアルコールを除去し粘
度、0.14ポイズのシリケート化合物を得た。得られ
たシリケート化合物と比較例3のポリイソシアネートと
の混合結果を第3表に示す。
製造例3 加水分解率40%のテトラメチルシリケートオリゴマー
と、n−ブタノールにEOを付加したポリエーテルアル
コール(分子量700、水酸基価80)とを、アルコキ
シ基数/活性水素数=25の割合で製造例2と同様に減
圧下にて反応させて、粘度0.25ポイズのシリケート
化合物を得た。得られたシリケート化合物と比較例3の
ポリイソシアネートとの混合結果を第3表に示す。
製造例4 製造例3と同じ化合物を、アルコキシ基数/活性水素数
=4の割合で製造例1と同様に減圧下にて反応させて、
粘度0.18ボイズのシリケート化合物を得た。得られ
たシリケート化合物と比較例3のポリイソシアネートと
の混合結果を第3表に示す。
製造例5 加水分解率40%のテトラメチルシリケートオリゴマー
と、EOとPOとの付加重合ポリエーテルボリオール(
EO/PO=60/40wt%、分子量1400、水酸
基価80)とを、アルコキシ基数/活性水素数=20の
割合で反応容器に取り、窒素雰囲気にて昇温し100℃
にて反応させ、生じるメチルアルコールを蒸留により除
去し、粘度2.10ボイズのシリケート化合物を得た。
得られたシリケート化合物と比較例3のポリイソシアネ
ートとの混合結果を第3表に示す。
製造例6 製造例5と同じ化合物を同じ反応割合で反応容器にとり
、3〜10anHHの減圧下で80〜100°Cまで昇
温し、反応によって生じるメチルアルコールを除去し、
粘度2.10ボイズのシリケート化合物を得た。得られ
たシリケート化合物と比較例3のポリイソシアネートと
の混合結果を第3表に示す。
製造例7 加水分解率50%のテトラメチルシリケートオリゴマー
と、n−ブタノールにEOを付加したポリエーテルアル
コール(分子量700.水酸基価80)とを、アルコキ
シ基数/活性水素数=25の割合で製造例6と同様に減
圧下にて反応させて、粘度2.00ポイズのシリケート
化合物を得た。得られたシリケート化合物と比較例3の
ポリイソシアネートとの混合結果を第3表に示す。
製造例8 加水分解率40%のテトラメチルシリケートオリゴマー
と、アジピン酸と1,4−ブタンジオールとを反応させ
たボリエステルボーリオール(分子量2000、水酸基
価56)とを、アルコキシ基数/活性水素数=20で、
製造例6と同様に減圧下にて反応させて、粘度1.70
ポイズのシリケート化合物を得た。得られたシリケート
化合物と比較例3のポリイソシアネートとの混合結果を
第3表に示す。
比較例14 製造例2と同じ化合物をアルキル基数/活性水素数=2
00で、製造例2と同様に反応させシリケート化合物を
得た。得られたシリケート化合物と比較例3のポリイソ
シアネートとの混合結果を第3表に示す。
比較例15 加水分解率40%のテトラメチルシリケートオリゴマー
と、n−ブタノールにEOを付加したポリエーテルアル
コール(分子量350、水酸基価160)とを、製造例
2と同様に反応させシリケート化合物を得た。得られた
シリケート化合物と比較例3のポリイソシアネートとの
混合結果を第3表に示す。
実施例35〜47.比較例16 MDI含量48.3%、粘度119cps (25”C
)のポリイソシアネート化合物に、第4表に示する各種
シリケート化合物を添加したポリイソシアネート組成物
を得、その評価結果を第4表に示す。
/ / / 〈発明の効果〉 以上、説明した本発明によれば、低温貯蔵安定性に極め
て優れたポリイソシアネート組成物が提供され、該組成
物を使用したポリウレタン樹脂等の製造分野において寄
与するところが大である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ジフェニルメタンジイソシアネートを20〜60
    重量%含有するジフェニルメタンジイソシアネートオリ
    ゴマー及び/またはそれらの誘導体からなるポリイソシ
    アネート化合物に対し、0.1重量%以上、10重量%
    未満のシリケート化合物を溶解または分散させてなるポ
    リイソシアネート組成物。
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