JPH0416771Y2 - - Google Patents

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JPH0416771Y2
JPH0416771Y2 JP1986202452U JP20245286U JPH0416771Y2 JP H0416771 Y2 JPH0416771 Y2 JP H0416771Y2 JP 1986202452 U JP1986202452 U JP 1986202452U JP 20245286 U JP20245286 U JP 20245286U JP H0416771 Y2 JPH0416771 Y2 JP H0416771Y2
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track
running vehicle
vehicle
track running
brake
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、例えば遊園地等で使用されるジエ
ツトコースター等に用いて好適な軌道走行車両用
制動装置に関する。
[従来技術] 従来、遊園地で使用されるジエツトコースター
の車両を停止するための制動装置として第3図に
示すものが一般に知られている。
図において、6は長方体状の制動装置本体であ
り、その長さ方向の両端部両側面がスプリング4
a〜4dにより軌道敷地Rに揺動自在に支持され
ている。また、本体6の上面部には支持部材3a
〜3dを介してブレーキパツド2a,2bが平行
に対向して固定されている。
このブレーキパツド2a,2bは、第4図に示
すように車両Vに設けられたブレーキシユー1b
が進入した際に、このブレーキシユー1bを挾持
して車両Vを停止するものである。
上記した制動装置本体6、スプリング4a〜4
d、支持部材3a〜3dおよびブレーキパツド2
a,2bは、軌道走行車両制動装置(以下制動装
置と呼称する)Bbを構成する。
[考案が解決しようとする問題点] ところで、従来は、制動装置本体6をスプリン
グ4a〜4dにより浮動状態で支持していたた
め、車両Vに制動直後から停止するまでの間に車
両Vから受ける力が全てこのスプリング4a〜4
dにかかり、スプリング4a〜4dの疲労が激し
くその劣化が早まるので耐久性が低いという問題
があつた。さらに、スプリング4a〜4dの振動
によりブレーキパツド2a,2bも振動するの
で、ブレーキシユー1bを挾持する瞬間にブレー
キパツド2a,2bはブレーキシユー1bと激し
く衝突するため、このブレーキパツド2a,2b
の耐久性も低くなるという問題もあつた。また、
スプリング4a〜4dの振動や、ブレーキシユー
1bとブレーキパツド2a,2bとの衝突等によ
る騒音が大きいという問題もあつた。
この考案はこのような背景によりなされたもの
で、その目的は耐久性の向上と騒音の低減を図つ
た軌道走行車両用制動装置を提供することにあ
る。
[問題点を解決するための手段] この考案は、軌道走行車両に装着されたブレー
キシユーを対向配置されたブレーキパツドにより
挾持して前記軌道走行車両を停止させる軌道走行
車両用制動装置において、本体部にブレーキパツ
ドを互いに平行かつ前記軌道走行車両の走行方向
と平行に取り付け、前記本体部の前記軌道走行車
両と対向する前端部両側面部分をスプリングを介
して軌道敷地に前記軌道走行車両の進行方向と平
面視において直交する方向に揺動自在に支持し、
前記本体部の後端部底面部分を1個のピボツトを
介して前記軌道敷地に前記軌道走行車両の進行方
向と平行な面において回転自在に支持したことを
特徴とする。
[作用] 上記構成によれば、軌道走行車両用制動装置
は、軌道走行車両を挾持した瞬間にピボツトの回
転により軌道走行車両の進行方向に向く。また、
軌道走行車両用制動装置が軌道走行車両から受け
る衝撃力は、各々スプリングとピボツトに分散し
て吸収される。
[実施例] 以下図面を参照して、この考案の一実施例につ
いて説明する。
第1図イ,ロは、各々この考案の一実施例であ
る制動装置の機構を示す平面図および側面図であ
る。この図において、前述した第3図と対応する
部分には同一の符号を付してその説明を省略す
る。
第1図において、制動装置Baは、その本体6
の前端部(進入側)両側面部分がスプリング4
a,4bを介して軌道敷地Rに揺動自在に支持さ
れている。また本体6の後端部底面部分は、ピボ
ツト5を介して軌道敷地Rに回転自在に支持され
ている。
また、この実施例において、車両Vに装着した
ブレーキシユー1aは、第2図に示すように、そ
の長さ方向の両端部を斜めに切り込み、側面形状
が逆台形となるように形成されている。
次に、この実施例である制動装置の作用につい
て説明する。
いま、第2図で示す車両Vが矢印A方向に進行
して行き、この車両Vに取付けられたブレーキシ
ユー1aが制動装置Baの位置に到達すると、ブ
レーキシユー1aはブレーキパツド2a,2bに
挾持される。このとき、ブレーキシユー1aの進
入位置あるいは進入角度にずれがあると、このず
れの方向に力がかかるため、ブレーキパツド2
a,2bはピボツト5を回転中心にして、ブレー
キシユー1aに沿う方向に回転する。そして、ブ
レーキシユー1aはブレーキパツド2a,2bか
ら受ける摩擦力により制動力を受け、これにより
車両Vは停止する。この場合、車両Vが停止する
までに、制動装置Baは車両Vから受ける力はス
プリング4a,4bおよびピボツト5に分散して
吸収される。制動装置Baは、そのピボツト5に
より車両Vの進入方向のみ回転が自在となるの
で、ブレーキシユー1aを挾持すると、ピボツト
5と車両Vとにより固定されるので、ほぼ車両V
の振動だけがこの制動装置Baにかかるだけで極
めて振動が少なくなる。
なお、第2図に示すように、ブレーキシユー1
aの長さ方向の両端部分を斜めに切り込んだの
で、ブレーキシユー1aがブレーキパツド2a,
2bに突入した際に生じる摩擦力を徐々に増加さ
せることができる。このため車両Vから受ける制
動直後の急激な衝撃力が小さくなるので、制動装
置Baの耐久性がさらに向上する。このように形
成したブレーキシユー1aをジエツトコースター
に適応すれば乗りごこちの向上も得られる。
[考案の効果] 以上説明したようにこの考案によれば、この考
案は、軌道走行車両に装着されたブレーキシユー
を対向配置されたブレーキパツドにより挾持して
前記軌道走行車両を停止させる軌道走行車両用制
動装置において、前記ブレーキパツドが取り付け
られる本体部の前記軌道走行車両と対向する前端
部両側部分をスプリングを介して軌道敷地に揺動
自在に支持し、前記本体部の後端部底面部分をピ
ボツトを介して前記軌道敷地に回転自在に支持し
たことを特徴としたので、軌道走行車両用制動装
置が軌道走行車両を制動した際に受ける力は、ス
プリングとピボツトに分散され、しかもピボツト
は回転するのみで前後方向には移動しないので、
軌道走行車両装置の本体部はピボツトを軸として
回転するのみで、前後には移動しない。したがつ
てスプリングにはこれを前後にすなわちスプリン
グの軸と直交方向に引つ張る力は殆ど作用せず、
これをスプリングの軸方向に圧縮または引つ張る
力が作用する。このように、軌道走行車両の制動
時にスプリングに作用する力は、従来に比べ遥に
小さくなるとともに、その力はスプリングの軸方
向に作用するので、スプリングの耐久性が飛躍的
に向上して制動装置の耐久性が向上する。
また、本体部の後端部を1個のピボツトにより
回転自在に支持するとともに、前端部をスプリン
グにより揺動自在に支持したので、ブレーキシユ
ーの進入位置あるいは進入角度にずれがあつて
も、ブレーキシユーがブレーキパツドの先端部間
に進入すればブレーキパツドが本体部とともにピ
ボツトを軸としてブレーキシユーに沿う方向に回
転するのでブレーキパツドおよびブレーキシユー
に無理な力が作用することがなく、この点におい
ても制動装置の耐久性が向上する。
さらに、本体部を1個のピボツトによつて回転
自在に支持したので、該本体部に取り付けられた
一対のブレーキパツドがピボツトを中心として同
時に同方向に揺動可能であり、揺動によつて一対
のブレーキパツド間の距離が変わることがない。
したがつて、ブレーキパツドによつてブレーキシ
ユーを常に一定の力で挾持することができ、所謂
“ブレーキの片ぎき”が発生することがない。
加えて、本体部の後端部をピボツトにより支持
したので前後方向の振動の発生がなく、また、左
右方向の振動もブレーキパツドがブレーキシユー
を挾持することで殆ど発生することがないので、
制動装置自体の振動が殆どなく、騒音の発生を低
減させることができる。
また、ブレーキパツドを本体部に軌道走行車両
の走行方向と平行に取り付けたので、ブレーキパ
ツドはブレーキシユーを面接触によつて挾持する
ことができ、よつて大きな摩擦力すなわち制動力
を得ることができるとともに、ブレーキパツドと
ブレーキシユーの摩耗を一様かつ最小限に抑さえ
ることができる。
さらに、ブレーキパツドを本体部に軌道走行車
両の走行方向と平行に取り付けたことにより、ブ
レーキパツドによつて停止された軌道走行車両は
ブレーキ解除後、軌道の長手方向のいずれの方向
にも進行することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例の軌道走行車両用
制動装置の概略を示す平面図および側面図、第2
図は軌道走行車両と、同実施例の軌道走行車両用
制動装置との関係を示す側面図、第3図は従来の
軌道走行車両用制動装置の概略を示す平面図およ
び側面図、第4図は軌道走行車両と、従来の軌道
走行車両用制動装置との関係を示す側面図であ
る。 V……軌道走行車両、1a……ブレーキシユ
ー、2a,2b……ブレーキパツド、4a,4b
……スプリング、5……ピボツト、6……制動装
置本体、Ba……軌道走行用車両制動装置(4a,
4b,5および6を含む)、R……軌道敷地。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 軌道走行車両に装着されたブレーキシユーを対
    向配置されたブレーキパツドにより挾持して前記
    軌道走行車両を停止させる軌道走行車両用制動装
    置において、本体部にブレーキパツドを互いに平
    行かつ前記軌道走行車両の走行方向と平行に取り
    付け、前記本体部の前記軌道走行車両と対向する
    前端部両側面部分をスプリングを介して軌道敷地
    に前記軌道走行車両の進行方向と平面視において
    直交する方向に揺動自在に支持し、前記本体部の
    後端部底面部分を1個のピボツトを介して前記軌
    道敷地に前記軌道走行車両の進行方向と平行な面
    において回転自在に支持したことを特徴とする軌
    道走行車両用制動装置。
JP1986202452U 1986-12-25 1986-12-25 Expired JPH0416771Y2 (ja)

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JP1986202452U JPH0416771Y2 (ja) 1986-12-25 1986-12-25

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JPS63104169U JPS63104169U (ja) 1988-07-06
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5031327A (ja) * 1973-07-23 1975-03-27
JPS60185670A (ja) * 1984-03-06 1985-09-21 東急建設株式会社 車両等の制動装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6217110Y2 (ja) * 1981-02-09 1987-04-30

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