JPH04166782A - レーダ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、アンテナパターンを変えることなくピーク
電力を減力する。即ちアンテナパターンを相似的に縮小
する電力切換機能を有するレーダ装置に関するものであ
る。

〔従来の技術〕

第２図は従来の技術によるレーダ装置のブロック図を示
す。図において、１は入力、２は入力１に接続された分
配器、３は分配器２に接続された増幅器入力、４は低電
力増幅器、５は低電力増幅器４の増幅出力、６は増幅器
出力５が接続された合成器、７は合成器６に接続された
出力、９は低電力増幅器４に接続された増幅器制御信号
、１１は切換信号、１２は切換信号ＩＩと増幅器制御信
号９０間に接続された切換器である。

次に動作について説明する。入力１に入力された信号は
分配器２によって等電力分配され増幅器人力３となって
複数の低電力増幅器４に入力される。上記低電力増幅器
４で増幅された増幅器出力５は合成器６に加えられ、こ
こで電力合成されて出カフとなる。

また、この従来のレーダ装置は電力を減力して送信する
機能を有しており、このピーク電力を減力する際は、第
３図（ａ）、　（ｂ）に示すようにアンテナパターンを
変えることなくピーク電力を減力する。

即ちアンテナパターンを相似的に縮小し、送信ビームを
送信する。この動作を具体的に述べると、電力切換を指
示する切換信号１１が外部より入力されたとき、切換器
１２は上記切換信号１１をうけて、低電力増幅器４のう
ち予め指定された所定の個数の運転を停止する増幅器制
御信号９を発する。そしてこれにより、例えば第４図（
ａ）に示すように上記制御信号９により予め指定された
第４ないし第６の低電力増幅器４が停止し、残りの第１
ないし第３の低電力増幅器４か動作し続けることになる
。

〔発明か解決しようとする課題〕

従来のレーダ装置は以上のように構成されているので、
第４図（ｂ）に示すように停止命令の増幅器制御信号を
うけない低電力増幅器のいくつかが故障した場合、出力
電力が規定値より減力するという問題点があった。

この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、低電力増幅器の故障による、出力電力の減力
後の値が規定値より逸脱することを最小限にくいとどめ
ることかできるレーダ装置を得ることを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

この発明に係るレーダ装置は、低電力増幅器の動作状態
を常時監視し、減力への切換信号が入力されたとき、そ
れまで正常に動作していた低電力増幅器の範囲内におい
て予め定められた運転すべき数だけの低電力増幅器を運
転する制御手段を備えたものである。

〔作用〕

この発明においては、減力時に運転を停止すべき送受信
モジュールの決定方法を、従来の固定式から故障状況に
応じて変化する浮動式にしたので、低電力増幅器の故障
による、出力電力の減力後の値が規定値より逸脱するこ
とを最小限にくいとどめることかできる。

〔実施例〕

以下、この発明の一実施例を図について説明する。

第１図は本発明の一実施例によるレーダ装置を示す。図
において、１〜７．９．１１は第２図と同一または相当
部分を示す。８は低電力増幅器４から出力される増幅器
モニタ信号、ｌＯは上記増幅器モニタ信号８を増幅器制
御信号９に変換するように取り付けられた制御器である
。

次に動作について説明する。入力１に入力された信号は
分配器２によって等電力分配され低電力増幅器４への入
力３となって複数の低電力増幅器４に入力される。入力
された電力は上記低電力増幅器４において増幅されて出
力される。低電力増幅器４の出力５は合成器６に加えら
れ、ここで電力合成されて出カフとなる。また、低電力
増幅器４から出力される増幅器モニタ信号８は制御器１
０に接続され、制御器１０は常時、低電力増幅器４の動
作状態を監視し、かつ、予め定められた出力電力の減力
値を得るために駆動すべき低電力増幅器４を識別し、電
力切換を指示する切換信号ｌｌが外部より入力されたと
き、全ての低電力増幅器４に対し、運転／停止の、低電
力増幅器４の個々に対応した制御信号９を発する。

そしてこの減力時において、例えば第４図（Ｃ）に示す
ようになんらかの原因で第２の低電力増幅器４か故障し
たとすると、制御器１０より制御信号９か出力され、こ
の信号９によって第１．第３の低電力増幅器４に加え、
今まで停止していた第４の低電力増幅器４を動作させる
。これにより第４図（ａ）と同様に合計３台の低電力増
幅器４か動作していることとなり、出力電力の減力後の
値か規定値より逸脱することをくいとどめることかでき
る。

このように上記実施例では、電力を減力する際に、並列
運転している低電力増幅器４全でか正常動作している場
合は予め定められた運転すべき数だけの低電力増幅器４
を選択することができ、同様に低電力増幅器４のい（つ
かか故障した場合も、正常動作する低電力増幅器４の中
から予め定められた運転すべき数だけの低電力増幅器４
を選択することができる制御手段を備えたので、低電力
増幅器４の故障による、出力電力の減力後の値が規定値
より逸脱することを最小限にくいとどめることかできる
。また減力する際は、第３図（ａ）、　（ｂ）に示すよ
うにアンテナパターンを変えることなくピーク電力を減
力する。即ちアンテナパターンを相似的に縮小し、送信
することができる。

なお、上記実施例では、低電力増幅器４を複数個並列運
転することによって高出力を得る増幅器について示した
が、減力機能を有するフェイズドアレイレーダの例にお
いても同様の効果を奏する。

〔発明の効果〕

以上のように、この発明に係るレーダ装置によれば、電
力減力をする際に、正常動作する低電力増幅器の中から
予め定められた運転すべき数だけの低電力増幅器を選択
する制御手段を備えているので、低電力増幅器の故障に
よる、出力電力の減力後の値が規定値より逸脱すること
を最小限にくいとどめることかできる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例によるレーダ装置を示すブロ
ック図、第２図は従来例によるレーダ装置を示すブロッ
ク図、第３図（ａ）はレーダ装置の通常時におけるアン
テナパターンの状態を示す状態図、第３図（ｂ）はレー
ダ装置の減力時におけるアンテナパターンを相似的に縮
小した状態を示す状態図、第４図（ａ）、　（ｂ）、　
（Ｃ）は従来例及び本実施例におけるレーダ装置の動作
を示す説明図である。 図において、１は入力、２は分配器、３は増幅器入力、
４は低電力増幅器、５は増幅器出力、６は合成器、７は
出力、８は増幅器モニタ信号、９は増幅器制御信号、Ｉ
Ｏは制御器、１１は切換信号、１２は切換器である。 なお図中同一符号は同−又は相当部分を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）入力信号を等電力分配する分配器と、該分配器の
   出力を増幅する、並列接続した複数の低電力増幅器と、 該低電力増幅器の出力を合成する合成器とを備え、電力
   減力する際にアンテナパターンを変えることなく、上記
   増幅器の運転数を変えることによって出力電力を規定値
   に減力し送信するレーダ装置において、 常時、上記低電力増幅器の動作状態を監視し、出力電力
   を切換える際に、運転する上記低電力増幅器を正常動作
   するものの範囲内において指定する制御手段を備えたこ
   とを特徴とするレーダ装置。