JPH06310929A - フェーズドアレイアンテナ - Google Patents

フェーズドアレイアンテナ

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Publication number
JPH06310929A
JPH06310929A JP11419593A JP11419593A JPH06310929A JP H06310929 A JPH06310929 A JP H06310929A JP 11419593 A JP11419593 A JP 11419593A JP 11419593 A JP11419593 A JP 11419593A JP H06310929 A JPH06310929 A JP H06310929A
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JP
Japan
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transmission
reception
inspection
module
receiver
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Application number
JP11419593A
Other languages
English (en)
Inventor
Noriyuki Tanii
伯享 谷位
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Publication of JPH06310929A publication Critical patent/JPH06310929A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 送受信モジュールの小型化、軽量化、低価格
化、および信頼性の向上がはかれるフエーズドアレイア
ンテナを得る。 【構成】 点検用素子アンテナから点検用送信信号の電
波を放射し、それを素子アンテナで受信している送受信
モジュールを制御器の制御で順番に選択し、出力される
点検用受信信号を受信器に入力し、また制御器が順番に
選択した送受信モジュールの素子アンテナより点検用送
信信号による電波を放射し、それを点検用素子アンテナ
で受信した点検用モジュールからの点検用受信信号を受
信器に入力し、また送信系や受信系の点検時に移相器の
位相データを変化させ、また制御器にエコーバック機能
を、送受信モジュールにフィードバック機能を付加し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、フェーズドアレイア
ンテナに関するものであり、特にその送受信モジュール
の点検に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図9は、従来のフェーズドアレイアンテ
ナを示すブロック図である。図において、1は平面状あ
るいは曲面状の開口面に配列された複数の素子アンテナ
であり、2はこれら素子アンテナ1の各々に対応して設
けられて送信信号および受信信号の増幅を行い、それぞ
れが対応する素子アンテナ1の送受信位相を移相する移
相器を内蔵している送受信モジュールである。3は送信
信号を生成する励振器であり、4は受信信号の受信検波
を行う受信器である。5はこの励振器3からの送信信号
を各送受信モジュール2へ分配する分配器、および各送
受信モジュール2からの受信信号を合成して受信器4に
送る合成器として作用する分配合成器であり、6はこの
分配合成器5と励振器3および受信器4との間に配置さ
れ、送信信号と受信信号とを切り替えるサーキュレータ
である。7は各送受信モジュール2内の移相器の移相量
の制御を含む、当該フェーズドアレイアンテナの全体制
御を行う制御器である。8は素子アンテナ1の1つを点
検用素子アンテナ9としてその点検用素子アンテナ9に
接続され、前記励振器3の発生する点検用送信信号を当
該点検用素子アンテナ9に供給する点検用モジュールで
ある。
【0003】また、図10は送受信モジュール2の構成
を示すブロック図である。図において、31は当該送受
信モジュール2が接続されている素子アンテナ1の送受
信位相を移相する移相器であり、32は送信信号と受信
信号の切り替えを行うサーキュレータ、33は送信信号
の増幅を行う送信増幅器である。34は点検のために送
信信号を検出する送信検出器であり、35は素子アンテ
ナ1への送信信号と素子アンテナ1からの受信信号を切
り替えるサーキュレータである。36は素子アンテナ1
からの受信信号のリミッタであり、37はこのリミッタ
36からの反射信号を吸収するアイソレータ、38は受
信信号を増幅する低雑音増幅器である。39は点検のた
めに受信信号を検出する受信検出器であり、40は受信
系点検時の受信信号を吸収するアイソレータ、41は受
信系点検の受信信号を次段に送らないための切替スイッ
チである。42は制御器7からの制御データに基づいて
動作し、当該送受信モジュール2の全体制御を行う制御
回路である。
【0004】次に動作について説明する。なお、ここで
は送受信モジュール2の動作の点検についてのみ説明
し、通常動作についての説明は割愛する。まず、図10
に示すように構成された送受信モジュール2の送信系の
点検について説明する。送信系の点検時には、励振器3
の生成した送信信号がサーキュレータ6を介して分配合
成器5に入力され、該分配合成器5で分配されて各送受
信モジュール2に供給される。各送受信モジュール2で
は入力された送信信号を移相器31で移相し、サーキュ
レータ32を介して送信増幅器33に入力する。この送
信増幅器33で増幅された送信信号はサーキュレータ3
5を介して素子アンテナ1より電波として放射される。
その時、この送信増幅器33で増幅した送信信号を送信
検出器34で検出することによって送信系の正常/異常
を判定する。
【0005】次に、上記送受信モジュール2の受信系の
点検について説明する。受信系の点検に際しては、励振
器3より点検用送信信号を生成してそれを点検用モジュ
ール8に供給する。点検用モジュール8は受け取った点
検用送信信号を増幅して点検用素子アンテナ9より電波
として放射する。この電波は各素子アンテナ1で受信さ
れて、その各々に対応した送受信モジュール2に入力さ
れる。各送受信モジュール2ではその点検用受信信号を
サーキュレータ35、アイソレータ37、リミッタ36
を介して低雑音増幅器38に入力して増幅して次段に送
る。この時、切替スイッチ41はダミー側に切り替えら
れているため、低雑音増幅器38で増幅された点検用受
信信号は反射されてアイソレータ40で吸収される。こ
の低雑音増幅器38で増幅された点検用受信信号を受信
検出器39で検出することによって受信系の正常/異常
を判定する。
【0006】なお、このような従来のフェーズドアレイ
アンテナに関連した技術が記載されされている文献とし
ては、この他にも、例えば特開平2−202706号公
報などがある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来のフェーズドアレ
イアンテナは以上のように構成されているので、送信系
の点検を行うための送信検出回路34、および受信系の
点検を行うための受信検出器39をそれぞれ各送受信モ
ジュール2内に備えておくことが必要で、送受信モジュ
ール2の小型化、軽量化の妨げとなるという問題点があ
った。
【0008】この発明は、上記のような問題点を解消す
るためになされたもので、送受信モジュールの小型化、
軽量化が容易で、さらに低価格化、および信頼性の向上
もはかれるフェーズドアレイアンテナを得ることを目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
係るフェーズドアレイアンテナは、素子アンテナの1つ
を点検用として用い、励振器からの点検用送信信号をそ
の点検用素子アンテナに供給する点検用モジュールを設
け、この点検用素子アンテナから放射された電波を受信
する各素子アンテナに接続されている送受信モジュール
を順番に選択して、その送受信モジュールからの点検用
受信信号を受信器に入力させる機能を制御器に持たせた
ものである。
【0010】また、請求項2に記載の発明に係るフェー
ズドアレイアンテナは、点検用素子アンテナの受信電波
に基づく点検用受信信号を受信器に入力する機能を前記
点検用モジュールにさらに持たせるとともに、送受信モ
ジュールを順番に選択して励振器からの点検用送信信号
を供給する機能を前記制御器にさらに持たせたものであ
る。
【0011】また、請求項3に記載の発明に係るフェー
ズドアレイアンテナは、選択した送受信モジュール内の
移相器の位相データを変化させる機能を前記制御器にさ
らに持たせたものである。
【0012】また、請求項4に記載の発明に係るフェー
ズドアレイアンテナは、各送受信モジュールの制御回路
に受け取った点検用制御データのフィードバック機能を
持たせるとともに、制御器には各送受信モジュールに点
検用制御データを送出し、返送されたデータに基づいて
当該送受信モジュールの制御回路の動作点検を行うエコ
ーバック機能を持たせたものである。
【0013】
【作用】請求項1に記載の発明における制御器は、点検
用モジュールに接続された点検用素子アンテナから放射
される電波を受信している各素子アンテナに接続された
送受信モジュールを順番に選択して、その送受信モジュ
ールからの点検用受信信号を受信器に入力させることに
より、各送受信モジュールの受信系の点検を受信器で集
中的に行えるようにし、各送受信モジュール毎に受信検
出器を備える必要のないフェーズドアレイアンテナを実
現する。
【0014】また、請求項2に記載の発明における点検
用モジュールは、制御器が順番に選択した送受信モジュ
ールに接続された素子アンテナより点検用素子アンテナ
が受信した電波に基づく点検用受信信号を受信器に入力
することにより、各送受信モジュールの送信系の点検を
受信器で集中的に行えるようにし、各送受信モジュール
内の送信検出器を不要とする。
【0015】また、請求項3に記載の発明における制御
器は、送受信モジュールの送信系あるいは受信系の点検
時にその移相器の位相データを変化させることにより、
送受信モジュール内の移相器の点検を可能とする。
【0016】また、請求項4に記載の発明における制御
器は、エコーバック機能を備え、送出した点検用制御デ
ータを受けた送受信モジュールがそのフィードバック機
能によって返送してくるデータを検出することにより、
各送受信モジュール内の制御回路の動作を点検する。
【0017】
【実施例】実施例1.以下、この発明の実施例1を図に
ついて説明する。図1は請求項1に記載した発明の一実
施例を示すブロック図である。図において、1は素子ア
ンテナ、3は励振器、5は分配器および合成器として作
用する分配合成器、6はサーキュレータ、8は点検用モ
ジュール,9は点検用素子アンテナであり、図9に同一
符号を付した従来のそれらと同一、もしくは相当部分で
あるため、詳細な説明は省略する。10は図2を用いて
後に説明する送受信モジュールであり、11は分配合成
器5よりサーキュレータ6を介して送られてくる点検用
受信信号を検出して、各送受信モジュール10の受信系
の正常/異常を判定する機能を備えている点で、図9に
符号4を付したものとは異なる受信器である。12は各
送受信モジュール10を順番に選択して、それぞれの送
受信モジュール10からの点検用受信信号を受信器11
に入力させて、送受信モジュール10の受信系を1台ず
つ点検する機能を有する点で、図9に符号7を付したも
のとは異なる制御器である。
【0018】また、図2は前記送受信モジュール10の
構成を示すブロック図である。図において、31は移相
器、32はサーキュレータ、33は送信増幅器、34は
送信検出器、35はサーキュレータ、36はリミッタ、
37はアイソレータ、38は低雑音増幅器、40はアイ
ソレータ、42は制御回路で、いずれも図10に同一符
号を付した従来のそれらと同一、もしくは相当部分であ
る。なお、この送受信モジュール10は、受信系の点検
のための受信検出部39、および切替スイッチ41が省
かれている点で、図10に示した従来の送受信モジュー
ル2とは異なっている。
【0019】次に動作について説明する。ここで、送信
系の点検は従来の場合と同様に行われるためその説明は
省略し、受信系の点検についてのみ説明する。受信系の
点検に際して、励振器3の生成した点検用送信信号は点
検用モジュール8で増幅されて点検用素子アンテナ9よ
り電波として放射される。この電波は各素子アンテナ1
で受信されて、その各々に対応した送受信モジュール1
0に点検用受信信号として入力される。ここで、受信系
の点検時には制御器12の制御によって送受信モジュー
ル10中の1つが順番に選択されており、その選択され
た送受信モジュール10において点検用受信信号がサー
キュレータ35、アイソレータ37、リミッタ36を介
して低雑音増幅器38に入力されて増幅される。低雑音
増幅器38で増幅された点検用受信信号はアイソレータ
40、サーキュレータ32、移相器31を介して出力さ
れる。
【0020】この選択された送受信モジュール10より
出力された点検用受信信号は、分配合成器5、およびサ
ーキュレータ6を経由して受信器11に入力される。受
信器11はこの選択された送受信モジュール10からの
点検用受信信号を検出することによって、当該送受信モ
ジュール10の受信系の正常/異常を判定する。以下、
制御器12の制御によって、各送受信モジュール10を
順番に切り替えながら同様に処理することで、全送受信
モジュール10の受信系を点検する。これにより、各送
受信モジュール10内には個別に受信検出器39を設け
ておく必要がなくなる。
【0021】実施例2.なお、上記実施例1では、受信
系の点検のみを受信器で集中して行う場合について述べ
たが、送信系の点検も集中的に行うようにしてもよい。
図3は請求項2に記載したそのような発明の一実施例を
示すブロック図で、相当部分には図1と同一符号を付し
てその説明を省略する。
【0022】図において、13は図4を用いて後に説明
する送受信モジュールであり、14は点検用素子アンテ
ナ9の受信した電波に基づく点検用受信信号を、後述す
る受信器に入力する機能を有している点で、図1に符号
8を付して示したものとは異なる点検用モジュールであ
る。15はこの点検用モジュール14から送られてくる
点検用受信信号を検出して、各送受信モジュール13の
送信系の正常/異常を判定する機能も備えている点で、
図1に符号11を付したものとは異なる受信器であり、
16はこの受信器15への点検用受信信号と励振器3か
らの点検用送信信号との切り替えを行うサーキュレータ
である。17は各送受信モジュール13を順番に選択し
て、励振器3からの点検用送信信号を選択した送受信モ
ジュール13に順次供給する機能も有している点で、図
1に符号12を付したものとは異なる制御器である。
【0023】また、図4は前記送受信モジュール13の
構成を示すブロック図で、図中、各部には図1の相当部
分と同一の符号を付してその説明を省略する。なお、こ
の送受信モジュール13は、送信系の点検のための受信
検出部34が省かれている点で、図2に示した実施例1
における送受信モジュール10とは異なっている。
【0024】次に動作について説明する。ここで、受信
系の点検については実施例1の場合と同様であるためそ
の説明は省略し、送信系の点検についてのみ説明する。
送信系の点検に際して、励振器3の生成した点検用送信
信号はサーキュレータ6を介して分配合成器5に送ら
れ、そこで分配されて各送受信モジュール13に入力さ
れる。ここで、送信信系の点検時にも制御器17の制御
によって送受信モジュール13中の1つが順番に選択さ
れており、その選択された送受信モジュール13におい
てのみ点検用送信信号が移相器31、サーキュレータ3
2を介して送信増幅器33に入力されて増幅され、素子
アンテナ1より電波にて放射される。
【0025】この電波は点検用素子アンテナ9で受信さ
れ、それに基づいて点検用モジュール14の送出する点
検用受信信号がサーキュレータ16を介して受信器15
に入力される。受信器15はこの点検用モジュール14
からの点検用受信信号を検出することによって、前記制
御器17によって選択された送受信モジュール13の送
信系の正常/異常を判定する。以下、制御器17の制御
によって、各送受信モジュール13を順番に切り替えな
がら同様に処理することで、全送受信モジュール13の
送信系を点検する。これにより、各送受信モジュール1
3内には図10における送信検出器34も個別に設けて
おく必要がなくなる。
【0026】実施例3.また、上記実施例では、送受信
モジュール13の送信系と受信系の正常/異常の点検を
行う場合について説明したが、送受信モジュール13内
の移相器31の点検も行うようにしてもよい。図5は請
求項3に記載したそのような発明の一実施例を示すブロ
ック図で、相当部分には図3と同一符号を付してその説
明を省略する。図において、18は選択した送受信モジ
ュール13内の移相器31の位相データを変化させる機
能をさらに持たせた点で、図3に符号17を付したもの
とは異なる制御器である。19はこの制御器18にて移
相器31の移相量が制御された送受信モジュール13、
あるいは点検用モジュール14からの点検用受信信号を
位相検波する機能を備えている点で、図3に符号15を
付したものとは異なる受信器である。
【0027】また、図6は送受信モジュール13の構成
を示すブロック図で、図中、各部には図1の相当部分と
同一の符号を付してその説明を省略する。なお、この送
受信モジュール13は図4に示した実施例2における送
受信モジュールと基本的に同等のものである。
【0028】次に動作について説明する。制御部18は
送信系もしくは受信系の点検時において、選択した送受
信モジュール13の移相器31に与える位相データを変
化させる。この位相データは送受信モジュール13の制
御回路32に入力され、制御回路32はその位相データ
に従って移相器31の移相量を制御する。このようにし
て移相量の制御を行いながら、実施例1または実施例2
で説明した、受信系もしくは送信系の点検を行う。即
ち、受信系の点検時には、制御器18によって選択され
て移相器31の移相量が制御された送受信モジュール1
3からの点検用受信信号が受信器19に入力され、ま
た、送信系の点検時には、制御器18によって選択され
て移相器31の移相量が制御された送受信モジュール1
3の素子アンテナ1の放射した電波を、点検用素子アン
テナ9にて受信した点検用モジュール14からの点検用
受信信号が受信器19に入力される。受信器19は入力
された点検用受信信号を位相検波することにより、制御
器18の選択した送受信モジュール13内の移相器31
の点検を行う。
【0029】実施例4.次に、この発明の実施例4を図
について説明する。図7は請求項4に記載した発明の一
実施例を示すブロック図で、相当部分には図5と同一符
号を付してその説明を省略する。図において、20は受
け取った点検用制御データのフィードバック機能を備え
ている点で、図5に符号13を付したものとは異なる送
受信モジュールであり、21はそれら各送受信モジュー
ル20に点検用制御データを送出し、返送されてくるデ
ータに基づいてその送受信モジュール20の制御回路の
動作点検を行うエコーバック機能を備えている点で、図
5に符号18を付したものとは異なる制御器である。
【0030】また、図8は送受信モジュール20の構成
を示すブロック図で、図中、43は前記フィードバック
機能を有する点で、図6に符号42を付したものとは異
なった制御回路であり、他の各部には図6の相当部分と
同一の符号を付してその説明を省略する。
【0031】次に動作について説明する。制御器21は
送受信モジュール20内の制御回路43を点検する場
合、送受信モジュール20中の1つを選択し、それに対
して点検用制御データを送出する。この点検用制御デー
タを受け取った送受信モジュール20の制御回路43
は、そのフィードバック機能によってデータを制御器2
1に返送する。制御器21は送受信モジュール20より
正常にデータが返送されてきた場合、その送受信モジュ
ール20の制御回路43は正常であると判定し、正常に
データが返送されてこない場合、その送受信モジュール
20の制御回路43は異常であると判定する。
【0032】実施例5.なお、上記各実施例では、励振
器からの送信信号を各送受信モジュールへ分配する分配
器と、各送受信モジュールからの受信信号を合成して受
信器に送る合成器とを一体化した分配合成器を用いたも
のを示したが、それらを独立した分配器および合成器と
して配置してもよく、上記実施例と同様の効果を奏す
る。
【0033】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載の発明に
よれば、点検用モジュールの点検用素子アンテナから点
検用送信信号による電波を放射し、それを素子アンテナ
で受信している各送受信モジュールを制御器の制御によ
って順番に選択して、それらより出力される点検用受信
信号を受信器に入力させるように構成したので、各送受
信モジュールの受信系の点検が受信器にて集中的に行え
るようになり、各送受信モジュール内の受信検出器を削
除することが可能となって、小型化、軽量化、低価格化
が容易にはかれ、信頼性も向上させることのできるフェ
ーズドアレイアンテナが得られる効果がある。
【0034】また、請求項2に記載の発明によれば、制
御器が順番に選択した送受信モジュールの素子アンテナ
より点検用送信信号による電波を放射し、それを点検用
素子アンテナで受信した点検用モジュールから出力され
る点検用受信信号を受信器に入力するように構成したの
で、各送受信モジュールの送信系の点検が受信器で集中
的に行えるようになり、各送受信モジュール内の送信検
出器を削除することが可能となって、小型化、軽量化、
低価格化が容易にはかれ、信頼性も向上させることので
きるフェーズドアレイアンテナが得られる効果がある。
【0035】また、請求項3に記載の発明によれば、送
受信モジュールの送信系あるいは受信系の点検時にその
移相器の位相データを、制御器の制御によって変化させ
るように構成したので、送受信モジュール内の移相器を
点検することが可能となる効果がある。
【0036】また、請求項4に記載の発明によれば、点
検用制御データを送出し、送受信モジュールのフィード
バック機能によって返送されてくるデータを検出するエ
コーバック機能を、制御器に付加するように構成したの
で、送受信モジュール内の制御回路の動作点検が可能と
なる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1によるフェーズドアレイア
ンテナを示すブロック図である。
【図2】上記実施例における送受信モジュールの構成を
示すブロック図である。
【図3】この発明の実施例2によるフェーズドアレイア
ンテナを示すブロック図である。
【図4】上記実施例における送受信モジュールの構成を
示すブロック図である。
【図5】この発明の実施例3によるフェーズドアレイア
ンテナを示すブロック図である。
【図6】上記実施例における送受信モジュールの構成を
示すブロック図である。
【図7】この発明の実施例4によるフェーズドアレイア
ンテナを示すブロック図である。
【図8】上記実施例における送受信モジュールの構成を
示すブロック図である。
【図9】従来のフェーズドアレイアンテナを示すブロッ
ク図である。
【図10】その送受信モジュールの構成を示すブロック
図である。
【符号の説明】
1 素子アンテナ 3 励振器 5 分配合成器(分配器、合成器) 8 点検用モジュール 9 点検用素子アンテナ 10 送受信モジュール 11 受信器 12 制御器 13 送受信モジュール 14 点検用モジュール 15 受信器 17 制御器 18 制御器 19 受信器 20 送受信モジュール 21 制御器 31 移相器 43 制御回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の素子アンテナと、各々が前記素子
    アンテナの送受信位相を移相する移相器を内蔵して、前
    記素子アンテナの各々に対応して設けられた送受信モジ
    ュールと、励振器からの送信信号を前記各送受信モジュ
    ールへ分配する分配器と、前記各送受信モジュールから
    の受信信号を合成して受信器に送る合成器と、前記各送
    受信モジュールの制御を行う制御器とを備えたフェーズ
    ドアレイアンテナにおいて、前記励振器に点検用送信信
    号を発生する機能を持たせ、前記素子アンテナの1つを
    点検用として、当該点検用素子アンテナに前記励振器か
    らの点検用送信信号を供給する点検用モジュールを接続
    し、前記制御器に、前記点検用素子アンテナから放射さ
    れた電波を受信している前記各素子アンテナに接続され
    た送受信モジュールを順番に選択して、その送受信モジ
    ュールからの点検用受信信号を前記受信器に入力させる
    機能を持たせたことを特徴とするフェーズドアレイアン
    テナ。
  2. 【請求項2】 前記点検用モジュールに、前記点検用素
    子アンテナの受信した電波に基づく点検用受信信号を前
    記受信器に入力する機能も持たせ、前記制御器にはさら
    に、前記送受信モジュールを順番に選択して前記励振器
    からの点検用送信信号を供給する機能を持たせたことを
    特徴とする、請求項1に記載のフェーズドアレイアンテ
    ナ。
  3. 【請求項3】 前記制御器に、選択した前記送受信モジ
    ュール内の移相器の位相データを変化させる機能をさら
    に持たせたことを特徴とする、請求項1または2に記載
    のフェーズドアレイアンテナ。
  4. 【請求項4】 複数の素子アンテナと、各々が前記素子
    アンテナの送受信位相を移相する移相器を内蔵して、前
    記素子アンテナの各々に対応して設けられた送受信モジ
    ュールと、励振器からの送信信号を前記各送受信モジュ
    ールへ分配する分配器と、前記各送受信モジュールから
    の受信信号を合成して受信器に送る合成器と、前記各送
    受信モジュールの制御を行う制御器とを備えたフェーズ
    ドアレイアンテナにおいて、前記制御器に、前記各送受
    信モジュールに点検用制御データを送出し、返送されて
    くるデータに基づいて当該送受信モジュールの制御回路
    の動作点検を行うエコーバック機能を持たせ、前記各送
    受信モジュールの制御回路には、受け取った前記点検用
    制御データのフィードバック機能を持たせたことを特徴
    とするフェーズドアレイアンテナ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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