JPH04164952A - シェルモールド用フェノール樹脂組成物 - Google Patents

シェルモールド用フェノール樹脂組成物

Info

Publication number
JPH04164952A
JPH04164952A JP29128690A JP29128690A JPH04164952A JP H04164952 A JPH04164952 A JP H04164952A JP 29128690 A JP29128690 A JP 29128690A JP 29128690 A JP29128690 A JP 29128690A JP H04164952 A JPH04164952 A JP H04164952A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
strength
warm
phenol resin
weight
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP29128690A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08883B2 (ja
Inventor
Noriaki Suzuki
鈴木 法明
Yoshiharu Takeda
武田 喜治
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Chemical Co Ltd
Original Assignee
Aisin Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisin Chemical Co Ltd filed Critical Aisin Chemical Co Ltd
Priority to JP29128690A priority Critical patent/JPH08883B2/ja
Publication of JPH04164952A publication Critical patent/JPH04164952A/ja
Publication of JPH08883B2 publication Critical patent/JPH08883B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mold Materials And Core Materials (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はシェルモールド用フェノール樹脂組成物に関す
る。
[従来の技術] シェルモールド鋳型を生産する際にレジンコーチイドサ
ンドが用いられる。レジンコーチイドサンドでは結合剤
として一般にノボラック型フェノール樹脂が用いられて
いる。このシェルモールド用フェノール樹脂として重量
平均分子量が360〜850のものを用いたものが知ら
れている(特開平2−70717号公報)。
[発明が解決しようとする課題] ところでシェルモールド鋳型では常温強度、温間強度の
双方に優れ、更に熱膨張率が低いことが好ましい。その
ためシェルモールド用フェノール樹脂組成物では種々の
改良が試みられている。
本発明はこの実情に鑑み開発されたものであり、その課
題は、常温強度、温間強度の双方に優れ、更に熱膨張率
を低めにできるシェルモールド用フェノール樹脂組成物
を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明者はシェルモールド用フェノール樹脂ではその重
量平均分子量にレジンコーチイドサンドの特性が大きく
左右されることに着目した。即ち、フェノール樹脂の重
量平均分子量が高い場合、温間強度、熱膨張率が良好に
なる反面、常温強度が低くなる傾向にある。またフェノ
ール樹脂の重量平均分子量が低い場合、常温強度が高く
なる反面、温間強度、熱膨張率が悪くなる部面にある。
本発明者は上記した知見に鑑み、重量平均分子量の高い
樹脂と低い樹脂とを混合すれば、良好な特性をもつシェ
ルモールド用フェノール樹脂が得られることを見出し、
本発明を完成させたものである。
即ち、本発明のシェルモールド用フェノール樹脂組成物
は、重量平均分子量(’1)800以上で1400以下
の第1のフェノール樹脂成分と、重量平均分子量150
0以上で2500以下の第2のフェノール樹脂成分とか
らなり、重量比で(第2のフェノール樹脂成分/第1の
フェノール樹脂成分)=(1/9)〜(4/1 )の値
に設定されていることを特徴とするものである。
第1のフェノール樹脂成分、第2のフェノール樹脂成分
は、フェノール類とアルデヒド類を酸性触媒の存在下で
合成して得られるノボラック型の樹脂である。フェノー
ル類としてはフェノール、クレゾール等、アルデヒド類
としてはホルマリン、パラホルムアルデヒド等を採用で
きる。酸性触媒としては塩酸、硫酸、リン酸等を採用で
きる。
第1のフェノール樹脂成分は重量平均分子量800以上
で1400以下のものであり、その平均分子量は例えば
1000〜1200とすることができる。第2のフェノ
ール樹脂成分は重量平均分子量1500以上で2500
以下のものであり、その平均分子量は例えば2200〜
2400とすることができる。
本発明では、(第2のフェノール樹脂成分/第1のフェ
ノール樹脂成分)=(1/9)〜(4/1)の値に設定
されている。上記範囲内において、第1のフェノール樹
脂成分と第2のフェノール樹脂成分との混合割合は、要
求されるシェルモールド鋳型の種類に応じて適宜選択で
きるが、なかでも(1/9)〜(1/1)の値が好まし
く、特に(1/7)〜(1/2>の値とすることができ
る。
[作用] 第2の樹脂成分に多く含まれている高分子量成分つまり
多量体が温間強度を向上させるとともに熱膨張率を低め
に維持し、また、第1の樹脂成分に多く含まれている2
量体、3量体等の低分子成分が常温強度を向上させると
推察される。
[実施例] (実施例1) 攪拌装置、加熱装置および冷却管を備えた反応缶にフェ
ノール100重量部、37%ホルマリン47重量部およ
びシュウ115重量部を配合し、還流下で3時間反応を
行った。次に反応液を真空下で加熱脱水し、反応液が1
60℃に達した時にエチレンビスステアリン酸アマイド
2重量部およびアミノトリエトキシシラン1重量部を添
加混合し、冷却して常温で固型のノボラック型の樹脂A
(第1のフェノール樹脂)を得た。この樹脂Aの重量平
均分子量は1100であった。なお重量平均分子量はG
PC方法で測定した。
また、37%ホルマリンを60重量部、反応時間を4時
間とした以外は樹脂Aを得た場合と同様な条件で、常温
で固型のノボラック型の樹脂B(第2のフェノール樹脂
)を得た。この樹脂Bの重量平均分子量は1500であ
った。
また、37%ホルマリンを70重量部、反応時間を5時
間とした以外は樹脂Aを得た場合と同様な条件で、常温
で固型のノボラック型の樹脂C(第2のフェノール樹脂
)を得た。この樹脂Cの重量平均分子量は2400であ
った。
そして、樹脂A70重量部、樹脂030重量部とを溶融
混合し、実施例1にかかる樹脂組成物を得た。従って実
施例1では混合割合は、(樹脂B/樹脂A)= (30
/70)= (1/2.3>である。実施例1にかかる
樹脂組成物は重量平均分子量1490であった。
更に、160℃に加熱したフーカ砂8kgに実施例1に
かかる樹脂160C]、水120C1,ヘキサミン24
C1、ステアリン酸カルシウム8gをスピードミキサー
内で添加混合し、これにより実施例1にかかるレジンコ
ーテツドサンド(以下RC8という)を得た。このRC
8を用いて造型し、JIS  K−6910に従い、シ
ェルモールド鋳型の常温強度、温間強度、熱膨張率を測
定した。
測定結果を第1表に示す。第1表に示すように常温強度
は60.3kg10+i、温間強度は14.5k q/
 crAと双方ともに高く、熱膨張率は1.23%は低
めと良好であった。
(実施例2) 樹脂A50重量部と樹脂C50重量部とを溶融混合し、
実施例2にかかる樹脂組成物を得た。実施例2では混合
割合は、(樹脂C/樹脂A)=(50150)= (1
/1 )である。実施例2にかかる樹脂組成物は重量平
均分子量1750であった。そして、実施例1と同様に
、実施例2にがかるRC3を得、このRC8を用いて造
型し、RC8特性を調べた。第1表に示すように常温強
度は58.2kg/CIA、 @間強度は14.6kq
/−と双方ともに高く、熱膨張率は1.18%と低かっ
た。
(実施例3) 樹脂A30重量部と樹脂C70重量部とを溶融混合し、
実施例3にかかる樹脂組成物を得た。実施例3ではく樹
脂C/樹脂A>= (70/、30)= (2,3/1
 )である。実施例3にかかる樹脂組成物は重量平均分
子量2010であった。そして、実施例1と同様にRC
3特性を調べた。第1表に示すように常温強度は45.
5kCI/cmであったか、温間強度は13.5kCI
/cmと高目であり、熱膨張率は1.15%と低く良好
であった。
(比較例1) 実施例1で得られた樹脂Aを用い実施例1と同様にRC
8特性を調べた。第1表に示すように常温強度は61.
2k(J/Cmと高いものの、温間強度は11.9kg
/iと最も低く、また熱膨張率は1.45%と最も悪か
った。
(比較例2) 実施例2で得られた樹脂Bを用い実施例1と同様にRC
3特性を調べた。第1表に示すように常温強度は55.
4kg/i、温間強度は13.3k Q / ciと低
くく、熱膨張率は1.27%であった。
(比較例3) 実施例3で得られた樹脂Cを用い実施例1と同様にRC
8特性を調べた。第1表に示すように熱膨張率は1.1
2%と低いものの、常温強度は39.1kO/cmと最
も低く、温間強度も12.1kch/−と低かった。
(評価) 実施例1〜3のフェノール樹脂組成物によれば、シェル
モールド鋳型の相反する常温強度、温間強度の双方をと
もに向上させることができ、また熱膨張率も良好な値に
できることがわかる。
[発明の効果] 本発明のシェルモールド用フェノール樹脂組成物によれ
ば、相反する特性である常温強度、温間強度の双方をと
もに向上させることができる。そのためシェルモールド
用鋳型に適用すれば、強度を向上させ得るふん、シェル
モールド用鋳型の複雑化、薄肉化に対応することができ
る。
また本発明のシェルモールド用フェノール樹脂組成物に
よれば、前記したように温間強度を向上できるので、温
間強度を向上させるために一般に使用される有機酸を省
き得る効果も期待できる。
また低分子量成分も含まれているので、高分子量樹脂を
混練する場合に発生し易いレジンダマを減少させるのに
も有利である。
特許出願人 アイシン化工株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)重量平均分子量800以上で1400以下の第1
    のフェノール樹脂成分と、重量平均分子量1500以上
    で2500以下の第2のフェノール樹脂成分とからなり
    、重量比で(第2のフェノール樹脂成分/第1のフェノ
    ール樹脂成分)=(1/9)〜(4/1)の値に設定さ
    れていることを特徴とするシェルモールド用フェノール
    樹脂組成物。
JP29128690A 1990-10-29 1990-10-29 シェルモールド用フェノール樹脂組成物 Expired - Fee Related JPH08883B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29128690A JPH08883B2 (ja) 1990-10-29 1990-10-29 シェルモールド用フェノール樹脂組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29128690A JPH08883B2 (ja) 1990-10-29 1990-10-29 シェルモールド用フェノール樹脂組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04164952A true JPH04164952A (ja) 1992-06-10
JPH08883B2 JPH08883B2 (ja) 1996-01-10

Family

ID=17766914

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29128690A Expired - Fee Related JPH08883B2 (ja) 1990-10-29 1990-10-29 シェルモールド用フェノール樹脂組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08883B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1864728A4 (en) * 2005-02-16 2008-10-15 Asahi Organic Chem Ind RESIN-COATED SAND FOR MULTI-LAYER MOLD

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1864728A4 (en) * 2005-02-16 2008-10-15 Asahi Organic Chem Ind RESIN-COATED SAND FOR MULTI-LAYER MOLD

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08883B2 (ja) 1996-01-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4424315A (en) Naphthol novolak resin blend
JPH04164952A (ja) シェルモールド用フェノール樹脂組成物
JPH0445147A (ja) フェノール樹脂組成物
JPH0324490B2 (ja)
US4870154A (en) Method of producing a quick-curing novolac phenolic resin using ammonium halides
JPS61108445A (ja) シエルモ−ルド用樹脂被覆砂粒の製造方法
JPS5829971B2 (ja) フェノ−ル樹脂成形材料の製造方法
JPH01315411A (ja) 速硬化性アンモニアフリー固形レゾール樹脂の製造方法
JPS5814450B2 (ja) ノボラック型フェノ−ル樹脂の製法
JP4221632B2 (ja) シェルモールド用粘結剤
JP3062211B2 (ja) 自硬化性フェノール樹脂の製造方法
JPH1171497A (ja) フェノール樹脂組成物
JPH02113021A (ja) エポキシ樹脂組成物
JPH05171007A (ja) フェノール樹脂組成物
JPH06228256A (ja) フェノール樹脂組成物及び成形材料
JPS58189217A (ja) 樹脂被覆砂粒用ノボラツク形フエノ−ル系樹脂
JP3154436B2 (ja) マレイミド樹脂組成物
JPH06107757A (ja) メラミン樹脂成形材料の製法
JPH03103417A (ja) 自硬化性フェノール樹脂の製造方法
JP2001172471A (ja) ブレーキピストン用成形材料
JPS5964616A (ja) 固形レゾ−ル樹脂の製造方法
JPH0270352A (ja) 鋳型用フェノール樹脂
JPH04149221A (ja) 自硬化性固形フェノール樹脂の製造法
JPH08157692A (ja) フェノール樹脂組成物及び成形材料
JPS606302B2 (ja) 耐火物用結合剤

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees