JPH04164485A - ミシンにおける布送り歯の軌跡調節機構 - Google Patents
ミシンにおける布送り歯の軌跡調節機構Info
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- JPH04164485A JPH04164485A JP29298990A JP29298990A JPH04164485A JP H04164485 A JPH04164485 A JP H04164485A JP 29298990 A JP29298990 A JP 29298990A JP 29298990 A JP29298990 A JP 29298990A JP H04164485 A JPH04164485 A JP H04164485A
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- 238000009958 sewing Methods 0.000 title claims description 25
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 claims abstract description 31
- 230000033001 locomotion Effects 0.000 claims description 19
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明はミシンにおける布送り技術に係り、送り歯の運
動軌跡の調節が可能となり、扱う布に応じて布送り特性
を変更して好ましい縫い特性を得ることができるミシン
における布送り歯の軌跡調節機構に関するものである。
動軌跡の調節が可能となり、扱う布に応じて布送り特性
を変更して好ましい縫い特性を得ることができるミシン
における布送り歯の軌跡調節機構に関するものである。
従来よりミシンの針下に構成されている布送り機構の送
り歯は、楕円軌跡を描いて押えとの間に挾持しながら布
材を間歇的に縫製方向に送る構造になっているが、該送
り歯の運動軌跡は一般にその水平成分だけしか調節でき
ず、上下方向の変位量は固定となっている。
り歯は、楕円軌跡を描いて押えとの間に挾持しながら布
材を間歇的に縫製方向に送る構造になっているが、該送
り歯の運動軌跡は一般にその水平成分だけしか調節でき
ず、上下方向の変位量は固定となっている。
即ち、布送り機構の構成は、第４図のように二又送り方
式について説明すると、送り歯５０の送り軌跡は上軸５
１に軸着した水平送りカム５２の運動を水平送り二叉リ
ンク５４に軸設した水平送り二叉ロンド５６を介して水
平送り軸５８に伝えると共に、一方上軸５１に軸着した
上下送りカム５３の運動を上下送りロッド５７を介して
上下送り軸５９に伝え、送り台６０で両送り軸５８，５
９の上下方向の変位と水平方向の変位を合成して該送り
台６０に固着した送り歯５０が楕円状の運動軌跡Ｓ（第
５図参照）を得るようにしである。
式について説明すると、送り歯５０の送り軌跡は上軸５
１に軸着した水平送りカム５２の運動を水平送り二叉リ
ンク５４に軸設した水平送り二叉ロンド５６を介して水
平送り軸５８に伝えると共に、一方上軸５１に軸着した
上下送りカム５３の運動を上下送りロッド５７を介して
上下送り軸５９に伝え、送り台６０で両送り軸５８，５
９の上下方向の変位と水平方向の変位を合成して該送り
台６０に固着した送り歯５０が楕円状の運動軌跡Ｓ（第
５図参照）を得るようにしである。
そして、その送り量Ωを変更する場合には、水平送り側
に構成した送り量調節螺子６１を回転（矢印Ａ）させた
り、又は送りレバー６２を作動（矢印Ｂ）して水平送り
二叉リンク５４と水平送り二叉ロッド５６の支点位置を
変えて行っている。
に構成した送り量調節螺子６１を回転（矢印Ａ）させた
り、又は送りレバー６２を作動（矢印Ｂ）して水平送り
二叉リンク５４と水平送り二叉ロッド５６の支点位置を
変えて行っている。
従って該送り歯５０の高さｍの変更を行う場合には、一
般に上下送りカム５３で得られた上下変位量を伝播する
ための上下送り腕Ｓ５の支点位置５５′を変更（矢印Ｃ
）して送り軌跡Ｓ自体を破線で示すように昇降調整して
いた。
般に上下送りカム５３で得られた上下変位量を伝播する
ための上下送り腕Ｓ５の支点位置５５′を変更（矢印Ｃ
）して送り軌跡Ｓ自体を破線で示すように昇降調整して
いた。
即ち、この種の布送り機構の働きは被縫製布を縫製方向
に移動することを主としており、該送り歯と押えとの関
係によって縫い特性を変更することは不能であった。
に移動することを主としており、該送り歯と押えとの関
係によって縫い特性を変更することは不能であった。
そして、上記送り歯５０の高さの変更を行うに際して上
下送り腕５５の支点位置５５′を変えるには、該部の動
きを静止させる必要があるため、その都度ミシンを停止
させなければならない。また、水平送り台腕５８′の高
さＸを一定にして、上下送り腕５５の支点位置５５′だ
けを変えると、その合成ポイントである送り歯５ｏの傾
きが変わってしまい、押えと送り歯５０の接触状態が変
化して、その間に挾まれている被縫製布の送り状態が変
わってしまう。更＆５送り歯５０の運動軌跡が楕円状で
あるため、単にその軌跡Ｓを上下方向に移動すると針板
上面に体する水平送り量Ｑも変わってＱ’ Ｌまい、該
水平変位成分の補正を行うための水平方向の再調整が必
要となる、等の問題を有していた。
下送り腕５５の支点位置５５′を変えるには、該部の動
きを静止させる必要があるため、その都度ミシンを停止
させなければならない。また、水平送り台腕５８′の高
さＸを一定にして、上下送り腕５５の支点位置５５′だ
けを変えると、その合成ポイントである送り歯５ｏの傾
きが変わってしまい、押えと送り歯５０の接触状態が変
化して、その間に挾まれている被縫製布の送り状態が変
わってしまう。更＆５送り歯５０の運動軌跡が楕円状で
あるため、単にその軌跡Ｓを上下方向に移動すると針板
上面に体する水平送り量Ｑも変わってＱ’ Ｌまい、該
水平変位成分の補正を行うための水平方向の再調整が必
要となる、等の問題を有していた。
本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、楕円状
の運動軌跡をもった送り歯の上下方向と水平方向の変位
量を独立に調節可能として任意の送り軌跡を設定するこ
とができ、この送り軌跡の設定によって種々被縫製布の
性質に応じた好ましい送り特性を得ることを可能とした
ミシンにおける布送り歯の軌跡調節機構を提供すること
を目的とするものである。
の運動軌跡をもった送り歯の上下方向と水平方向の変位
量を独立に調節可能として任意の送り軌跡を設定するこ
とができ、この送り軌跡の設定によって種々被縫製布の
性質に応じた好ましい送り特性を得ることを可能とした
ミシンにおける布送り歯の軌跡調節機構を提供すること
を目的とするものである。
本発明に係るミシンにおける布送り歯の軌跡調節機構は
、布送りの変位量の水平成分と上下成分をそれぞれ独立
して調節可能として任意の送り軌跡を作ることを要旨と
するものである。
、布送りの変位量の水平成分と上下成分をそれぞれ独立
して調節可能として任意の送り軌跡を作ることを要旨と
するものである。
即ち、針下に設けた針板から上半部を出退する送り歯を
送り台の中央部上面に固着し、該送り台の一端を回動自
在に軸設した水平送り軸の揺動端に枢設して水平方向に
往復変位せしめると共に、他端を回動自在に軸設した上
下送り軸の揺動端に枢設して上下方向に往復変位せしめ
るミシンにおける布送り歯において、前記水平送り軸と
上下送り軸をミシンの上軸と連動して往復回動する水平
駆動伝達機構と上下駆動伝達機構にそれぞれ該水平送り
軸と上下送り軸の往復回動角度を調節して送り台の水平
方向往復動範囲を設定する水平変位量調節手段と上下方
向往復動範囲を設定する上下変位量ＷＲ節手段を設け、
前記送り歯の運動軌跡を水平方向と上下方向に可変とし
たことを要旨とするものである。
送り台の中央部上面に固着し、該送り台の一端を回動自
在に軸設した水平送り軸の揺動端に枢設して水平方向に
往復変位せしめると共に、他端を回動自在に軸設した上
下送り軸の揺動端に枢設して上下方向に往復変位せしめ
るミシンにおける布送り歯において、前記水平送り軸と
上下送り軸をミシンの上軸と連動して往復回動する水平
駆動伝達機構と上下駆動伝達機構にそれぞれ該水平送り
軸と上下送り軸の往復回動角度を調節して送り台の水平
方向往復動範囲を設定する水平変位量調節手段と上下方
向往復動範囲を設定する上下変位量ＷＲ節手段を設け、
前記送り歯の運動軌跡を水平方向と上下方向に可変とし
たことを要旨とするものである。
送り歯の水平方向変位量と上下方向変位量を独立してＩ
ｉ１節することができる。
ｉ１節することができる。
送り歯の高さが調節自在になることにより、布材の段部
等の目詰りの防止や、布厚等の材料の変化によるパッカ
リングの低減等の効果を奏する。
等の目詰りの防止や、布厚等の材料の変化によるパッカ
リングの低減等の効果を奏する。
そして本発明による送り歯の高さ調節では、上下変位支
点位置調節機構によって上下送りニ又ロンドの支点をス
ライドして変えることができるため、機構が作動状態で
も該調節変更が可能となり、ミシンを停止することなく
送り歯の高さを変えることができる。
点位置調節機構によって上下送りニ又ロンドの支点をス
ライドして変えることができるため、機構が作動状態で
も該調節変更が可能となり、ミシンを停止することなく
送り歯の高さを変えることができる。
また上下変位支点位置ｉａｉ機構によって送り歯の運動
軌跡を上下方向に平行移動させることができるため、送
り歯の傾きを変えることなく調節変更することができる
。
軌跡を上下方向に平行移動させることができるため、送
り歯の傾きを変えることなく調節変更することができる
。
更に水平方向と上下方向の変位成分を独立して調節する
ことができるため、上下変位成分の変更に伴う水平送り
成分の補正を簡単に行うことができる。
ことができるため、上下変位成分の変更に伴う水平送り
成分の補正を簡単に行うことができる。
〔実施例］
以下本発明に係るミシンにおける布送り歯の軌跡調節機
構の一実施例を第１図及び第２図に従って説明する。
構の一実施例を第１図及び第２図に従って説明する。
本実施例は二叉送り方式の布送り機構の構成を示すもの
であり、針板（図示せず）から上半部を出没する送り肯
１は一端を水平送り軸２側に、他端を上下送り軸３側に
それぞれ枢着した送り台４の上面略中央部に固着しであ
る。上記両送り軸２゜３はそれぞれ回動自在に横架設さ
れると共に、水平送り軸２の端部−側に突設した水平送
り台腕５と送り台４の一端を回動自在に軸着し、また上
下送り軸３の一端に突設した上下送り腕６の揺動端に軸
設した摺動コロ７を該送り台４の他端に構成した摺動軸
受８に対して摺動自在に枢着してなる。
であり、針板（図示せず）から上半部を出没する送り肯
１は一端を水平送り軸２側に、他端を上下送り軸３側に
それぞれ枢着した送り台４の上面略中央部に固着しであ
る。上記両送り軸２゜３はそれぞれ回動自在に横架設さ
れると共に、水平送り軸２の端部−側に突設した水平送
り台腕５と送り台４の一端を回動自在に軸着し、また上
下送り軸３の一端に突設した上下送り腕６の揺動端に軸
設した摺動コロ７を該送り台４の他端に構成した摺動軸
受８に対して摺動自在に枢着してなる。
符号９及び１０は上軸１１に軸着した水平送りカム１２
と上下送りカム１３に対して回動自在に軸設した二叉鞘
であり、該二叉鞘９，１ｏには水平送り支点位置調節機
構１８に軸着した水平送り二叉ロッド１４と上下変位支
点位置調節機構１９に軸着した上下送り二又ロッド１５
の各二叉状摺動端１４ａ、１５ａを摺動自在に枢着する
と共に、水平送り二叉ロッド１４の他端を上記水平送り
軸２に突設した水平送り腕１６の揺動端と回動自在に連
結し、また上下送りロッド１５の他端を上下送り軸３の
一側に突設した軸受突起１７と回動自在に軸着してなる
。上記水平送り支点位置調節機構１８は、ピン軸２０を
介して一端を回動自在に軸着した水平送り二叉リンク２
１の中腹と水平送り二叉ロッド１４の中腹を短稈２２を
介してその両端に回動自在に連結すると共に、水平送り
レバー２３の回動軸２４に突設した揺動腕２５腕端を上
記水平送り二叉リンク２１の摺動又２１ａ間と摺動自在
に連結し、またミシンボディ（図示せず）の前面に設け
た水平送り調節摘み２６の螺子軸２７先端を水平送り二
叉リンク２１の受端２１ｂに対して出退調節自在（矢印
）に当接してなる。
と上下送りカム１３に対して回動自在に軸設した二叉鞘
であり、該二叉鞘９，１ｏには水平送り支点位置調節機
構１８に軸着した水平送り二叉ロッド１４と上下変位支
点位置調節機構１９に軸着した上下送り二又ロッド１５
の各二叉状摺動端１４ａ、１５ａを摺動自在に枢着する
と共に、水平送り二叉ロッド１４の他端を上記水平送り
軸２に突設した水平送り腕１６の揺動端と回動自在に連
結し、また上下送りロッド１５の他端を上下送り軸３の
一側に突設した軸受突起１７と回動自在に軸着してなる
。上記水平送り支点位置調節機構１８は、ピン軸２０を
介して一端を回動自在に軸着した水平送り二叉リンク２
１の中腹と水平送り二叉ロッド１４の中腹を短稈２２を
介してその両端に回動自在に連結すると共に、水平送り
レバー２３の回動軸２４に突設した揺動腕２５腕端を上
記水平送り二叉リンク２１の摺動又２１ａ間と摺動自在
に連結し、またミシンボディ（図示せず）の前面に設け
た水平送り調節摘み２６の螺子軸２７先端を水平送り二
叉リンク２１の受端２１ｂに対して出退調節自在（矢印
）に当接してなる。
また上下変位支点位置調節機構１９は、ピン軸３５を介
して一端を回動自在に軸着した上下変位二叉リンク２８
の中腹と上下送り二叉ロッド１５の中腹を短稈２９を介
してその両端に回動自在に連結すると共に、上下送りレ
バー３０の回動軸３１に突設した揺動腕３２腕端を上記
上下送り二叉リンク２８の摺動又２８ａ間と摺動自在に
連結し、またミシンボディ （図示せず）の前面に設け
た上下変位調節摘み３３の螺子軸３４先端を上下送り二
叉リンク２８の受端２８ｂに対して出退調節自在（矢印
）に当接してなる。
して一端を回動自在に軸着した上下変位二叉リンク２８
の中腹と上下送り二叉ロッド１５の中腹を短稈２９を介
してその両端に回動自在に連結すると共に、上下送りレ
バー３０の回動軸３１に突設した揺動腕３２腕端を上記
上下送り二叉リンク２８の摺動又２８ａ間と摺動自在に
連結し、またミシンボディ （図示せず）の前面に設け
た上下変位調節摘み３３の螺子軸３４先端を上下送り二
叉リンク２８の受端２８ｂに対して出退調節自在（矢印
）に当接してなる。
上記構成になるミシンにおける布送り歯の軌跡調節機構
は、上軸１１に軸着した水平送りカム１２及び上下送り
カム１３の回転運動を水平送り支点調節機構１８．上下
変位支点調節機構１９に軸設した水平送り二叉ロッド１
４．上下送り二叉ロッド１５を介して水平送り軸２と上
下送り軸３に伝え、送り台４で両送り軸２，３の上下方
向の変位と水平方向の変位を合成して該送り台４に固着
した送り歯１が第３図に示す楕円状の運動軌跡Ｓを得る
ようにしである。そして、その送り量ρを変更する場合
には、水平送り支点位置調節機構１８に構成した水平送
り調節摘み２６を回転（矢印ＡＨ）させなり、水平送り
レバー２３を揺動作動（矢印ＢＨ）して水平送り二叉リ
ンク２１と水平送り二又ロッド１４の支点位置を変えて
行う６また該送り歯１の高さｍの変更を行う場合には、
上下変位支点位置調節機構１９に構成した上下送り調節
摘み３３を回転（矢印ＡＶ）させたり、上下送りレバー
３０を揺動作動（矢印ＢＶ）して上下送り二叉リンク２
８と上下送り二叉ロッド１５の支点位置を変えて行う。
は、上軸１１に軸着した水平送りカム１２及び上下送り
カム１３の回転運動を水平送り支点調節機構１８．上下
変位支点調節機構１９に軸設した水平送り二叉ロッド１
４．上下送り二叉ロッド１５を介して水平送り軸２と上
下送り軸３に伝え、送り台４で両送り軸２，３の上下方
向の変位と水平方向の変位を合成して該送り台４に固着
した送り歯１が第３図に示す楕円状の運動軌跡Ｓを得る
ようにしである。そして、その送り量ρを変更する場合
には、水平送り支点位置調節機構１８に構成した水平送
り調節摘み２６を回転（矢印ＡＨ）させなり、水平送り
レバー２３を揺動作動（矢印ＢＨ）して水平送り二叉リ
ンク２１と水平送り二又ロッド１４の支点位置を変えて
行う６また該送り歯１の高さｍの変更を行う場合には、
上下変位支点位置調節機構１９に構成した上下送り調節
摘み３３を回転（矢印ＡＶ）させたり、上下送りレバー
３０を揺動作動（矢印ＢＶ）して上下送り二叉リンク２
８と上下送り二叉ロッド１５の支点位置を変えて行う。
従って水平送り１１１節摘み２６又は上下送り調節摘み
３３を回転（矢印ＡＨ又はＡＶ）すると水平送り支点位
置調節機構１８又は上下送り支点位置調節機構１９によ
って水平送り二叉ロッド１４又は上下送り二又ロッド１
５の支点がずれ、送り台４の変位量が水平方向Ｑ、上下
方向ｍの範囲で変更するため、運動量の合成である送り
歯１の楕円運動軌跡Ｓを変化させることができる。
３３を回転（矢印ＡＨ又はＡＶ）すると水平送り支点位
置調節機構１８又は上下送り支点位置調節機構１９によ
って水平送り二叉ロッド１４又は上下送り二又ロッド１
５の支点がずれ、送り台４の変位量が水平方向Ｑ、上下
方向ｍの範囲で変更するため、運動量の合成である送り
歯１の楕円運動軌跡Ｓを変化させることができる。
そして、水平方向の変位量Ｑの調節によって布材の送り
量を設定し、上下方向の変位量ｍの調節によって材質に
応じた送り歯１の食い込みを設定することが可能となり
１種々被縫製布の性質に応じた好ましい送り特性を得る
ことができる、尚、前記実施例は二叉送り方式の布送り
機構について説明したが、本発明は送り歯１の往復運動
を水平方向と上下方向に独立した調節機構を構成するこ
とを要旨とするものであり、図６のような送り調節リン
ク（＝ブランコ）を用いたブランコ送り方式、角駒スラ
イド送り方式の布送り機構も前記二叉送り方式と同様に
構成することができることはいうまでもない。
量を設定し、上下方向の変位量ｍの調節によって材質に
応じた送り歯１の食い込みを設定することが可能となり
１種々被縫製布の性質に応じた好ましい送り特性を得る
ことができる、尚、前記実施例は二叉送り方式の布送り
機構について説明したが、本発明は送り歯１の往復運動
を水平方向と上下方向に独立した調節機構を構成するこ
とを要旨とするものであり、図６のような送り調節リン
ク（＝ブランコ）を用いたブランコ送り方式、角駒スラ
イド送り方式の布送り機構も前記二叉送り方式と同様に
構成することができることはいうまでもない。
以上述べたように本発明に係るミシンにおける布送り歯
の軌跡調節機構は、水平送り支点調節機構と上下送り支
点調節機構により楕円状の運動軌跡をもった送り歯の上
下方向と水平方向の変位量を独立に調節可能としたこと
により任意の送り軌跡を設定することができるため、こ
の送り軌跡の設定によって種々被縫製布の性質に応じた
好ましい送り特性をもつように送り歯を駆動制御するこ
とができる特徴を有するものであり、本発明実施後の効
果は極めて大きい。
の軌跡調節機構は、水平送り支点調節機構と上下送り支
点調節機構により楕円状の運動軌跡をもった送り歯の上
下方向と水平方向の変位量を独立に調節可能としたこと
により任意の送り軌跡を設定することができるため、こ
の送り軌跡の設定によって種々被縫製布の性質に応じた
好ましい送り特性をもつように送り歯を駆動制御するこ
とができる特徴を有するものであり、本発明実施後の効
果は極めて大きい。
第１図は本発明に係るミシンにおける布送り歯の軌跡調
節機構の一実施例を示す分解斜視図、第２図は同送り歯
部を示す側面図、第３図は同送り歯の運動軌跡を示す説
明図、第４図は従来のミシンにおける布送り装置を示す
分解斜視図、第５図は従来の送り歯の運動軌跡を示す説
明図、第６図はブランコ送り方式を示す分解斜視図であ
る。 １・・・送り歯 ２・・・水平送り軸３・
・・上下送り軸 ４・・・送り台９．１０・・
・二叉鞘 １１・・・上軸１２・・・水平送りカ
ム １３・・・上下送りカム１４・・・水平送り二
叉ロッド １５・・・上下送り二叉ロッド １８・・・水平送り支点位置調節機構 １９・・・上下送り支点位置調節機構 ２１・・・水平送り二叉リンク ２２・・・短稈 ２３・・・水平送りレバ
ー２４・・・回動軸 ２５・・・揺動腕２６
・・・水平送り調節摘み ２７・・・螺子軸２８・・・
上下送り二叉リンク
節機構の一実施例を示す分解斜視図、第２図は同送り歯
部を示す側面図、第３図は同送り歯の運動軌跡を示す説
明図、第４図は従来のミシンにおける布送り装置を示す
分解斜視図、第５図は従来の送り歯の運動軌跡を示す説
明図、第６図はブランコ送り方式を示す分解斜視図であ
る。 １・・・送り歯 ２・・・水平送り軸３・
・・上下送り軸 ４・・・送り台９．１０・・
・二叉鞘 １１・・・上軸１２・・・水平送りカ
ム １３・・・上下送りカム１４・・・水平送り二
叉ロッド １５・・・上下送り二叉ロッド １８・・・水平送り支点位置調節機構 １９・・・上下送り支点位置調節機構 ２１・・・水平送り二叉リンク ２２・・・短稈 ２３・・・水平送りレバ
ー２４・・・回動軸 ２５・・・揺動腕２６
・・・水平送り調節摘み ２７・・・螺子軸２８・・・
上下送り二叉リンク
Claims (1)
- （１）針下に設けた針板から上半部を出退する送り歯を
送り台の中央部上面に固着し、該送り台の一端を回動自
在に軸設した水平送り軸の揺動端に枢設して水平方向に
往復変位せしめると共に、他端を回動自在に軸設した上
下送り軸の揺動端に枢設して上下方向に往復変位せしめ
るミシンにおける布送り歯において、前記水平送り軸と
上下送り軸をミシンの上軸と連動して往復回動する水平
駆動伝達機構と上下駆動伝達機構にそれぞれ該水平送り
軸と上下送り軸の往復回動角度を調節して送り台の水平
方向往復動範囲を設定する水平変位量調節手段と上下方
向往復動範囲を設定する上下変位量調節手段を設け、前
記送り歯の運動軌跡を水平方向と上下方向に可変とした
ことを特徴とするミシンにおける布送り歯の軌跡調節機
構。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29298990A JPH04164485A (ja) | 1990-10-30 | 1990-10-30 | ミシンにおける布送り歯の軌跡調節機構 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29298990A JPH04164485A (ja) | 1990-10-30 | 1990-10-30 | ミシンにおける布送り歯の軌跡調節機構 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04164485A true JPH04164485A (ja) | 1992-06-10 |
Family
ID=17789034
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29298990A Pending JPH04164485A (ja) | 1990-10-30 | 1990-10-30 | ミシンにおける布送り歯の軌跡調節機構 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04164485A (ja) |
Cited By (13)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20130132297A (ko) * | 2012-05-25 | 2013-12-04 | 뒤르콥 아들러 악티엔게젤샤프트 | 재봉기 |
| CN110904582A (zh) * | 2018-09-14 | 2020-03-24 | 杰克缝纫机股份有限公司 | 一种基于缝料厚薄检测的控制方法 |
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