JPH04163292A - 船舶推進機昇降装置 - Google Patents

船舶推進機昇降装置

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JPH04163292A
JPH04163292A JP2286849A JP28684990A JPH04163292A JP H04163292 A JPH04163292 A JP H04163292A JP 2286849 A JP2286849 A JP 2286849A JP 28684990 A JP28684990 A JP 28684990A JP H04163292 A JPH04163292 A JP H04163292A
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    • B63H20/08—Means enabling movement of the position of the propulsion element, e.g. for trim, tilt or steering; Control of trim or tilt
    • B63H20/10—Means enabling trim or tilt, or lifting of the propulsion element when an obstruction is hit; Control of trim or tilt
    • F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、船舶推進機昇降装置に係り、詳しくは油圧
機構を用いて船舶に備えた推進機を昇降させる船舶推進
機昇降装置に関する。
［従来の技術］ 船舶には推進機が備えられており、この推進機を油圧機
構の駆動で昇降させる昇降装置で昇降させるものがある
。このような昇降装置では推進機を昇降させることで、
水面に対して航走姿勢を調整して、エンジン性能を犠牲
にすることなく、最良の航走性能と経済的な燃料消費、
そして快適な乗り心地を得るとともに、浅瀬からの脱出
、或いは流木等の障害物の衝突衝撃を吸収可能にしてい
る。
ところで、このような油圧機構で駆動する昇降装置は、
例えば油圧ポンプのポンプ室にオイルがないと作動しな
いし、またエアーの混入により作動時に異音を発したり
、作動不良になるなどの問題が生じ、油圧機構において
はエアーの混入は非常に有害である。
この問題解決のため、推進機の昇降装置においては、通
常航走の使用姿勢の中ではエアー室をオイルタンクの上
部に設定し、油圧ポンプをオイルタンクの下部に設定す
る等の構造が用いられている。
［発明が解決しようとする課題］ しかし、これらのものは通常航走の使用状態における問
題解決の手段にすぎず、その他の状態、例えば工場での
組み立て前の保管、出荷のための梱包状態、メンテナン
スの際の保管等では形状的にも適性の姿勢を確保するの
は困難である。従って、それらの作業の際にエアーがオ
イルに混入するのは避は難く、結局、後にエアー抜きを
行なっているのが現状である。
しかし、現地における簡易的な作業において、エアー抜
きを完全に行なうことは困難であり、また現在行なわれ
ている作業は重労働であるので、コストアップになって
いる。
この発明はかかる実情に鑑みてなされたもので、エアー
と才、イルの分離性を高め、いかなる姿勢で、運搬或い
は保管されてもエアー混入を防止して、初期の品質を保
つことが可能な船舶推進機昇降装置を提供することを目
的としている。
［課題を解決するための手段］ 前記課題を解決するために、この発明は、船舶に備えた
推進機を油圧機構の駆動で昇降させる船舶推進機昇降装
置において、前記油圧機構にポンプ室を有する油圧ポン
プとエアー室を有するオイルタンクとを備え、この油圧
ポンプとオイルタンクとの間に各々の方向に所定圧力を
設定した一方向弁を設けたことを特徴としている。
［作用コ この発明では、ポンプ室を有する油圧ポンプとエアー室
を有するオイルタンクの間に各々の方向に所定圧力を設
定した一方向弁を設けており、船舶推進機昇降装置の運
搬、保管等で任意の姿勢にすることがあっても、一方向
弁でオイルにエアーが混入することが防止される。
［実施例コ 次に、添付図面と共に、この発明の実施例を詳細に説明
する。、 第１図はこの発明を適用した船舶推進機昇降装置を備え
た船舶の概略図、第２図はこの発明の船舶推進機昇降装
置の正面図、第３図はこの発明の船舶推進機昇降装置の
要部を破断した正面図、第４図はこの船舶推進機昇降装
置の油圧回路図、第５図はこの発明の船舶推進機昇降装
置の保管状態を示す図である。
第１図において、船舶の船体１には固定ブラケット２が
固定され、この固定ブラケット２には傾動ブラケット３
が水平軸４を支点として回動可能に支持されている。傾
動ブラケット３には推進機５が水平軸４と略直交する軸
まわりを回転可能に支持されている。
固定ブラケット２には昇降装置６が取付けられ、この昇
降装置６にはその中央部に油圧機構を構成するチルトシ
リンダ装置７が、その左右にはトリムシリンダ装置８が
備えられている。チルトシリンダ装置７のロッド９は支
持軸１０を介して傾動ブラケット３に連結され、このロ
ッド９の伸縮で推進機５をチルトアップダウン作動させ
る。
トリムシリンダ装置８のロッド１１は傾動ブラケット３
に当接しており、このロッド１１の伸縮で推進機５をチ
ルト範囲より狭い範囲においてトリムアップダウン作動
させる。チルトシリンダ装＠７の一側には油圧ポンプ１
２を駆動するモータ１３が配置され、チルトシリンダ装
置７の他側にはオイルタンク１４か配置されている。
油圧ポンプ１２はポンプ室１５を有しており、この油圧
ポンプ１２とエアー室１６を有するオイルタンク１４と
の間には通路１７が設けられ、この通路１７のオイルタ
ンク１４側は一方向弁１８．１９を有する連通路１７ａ
、１７ｂでオイルタンク１４の底部に連通されている。
一方向弁１８．１９はボール１８ａ、１９ａとバネ１８
ｂ。
１９ｂとからなり、各々の方向にバネ１８ｂ、１９ｂで
所定圧力が設定されている。この一方向弁１８．１９の
バネ１８ｂ、１９ｂで設定された所定圧力は、作動上支
障のない量弁圧となっており、この量弁圧とは油圧ポン
プ１２の駆動でオイルタンク１４のオイルを流すことが
でき、また運搬時の振動等によっても一方向弁１８．１
９が開放されないで、オイル、エアーの置換が起こらな
い設定圧である。油圧ポンプ１２にはフィルタ２０が設
けられ、この油圧ポンプ１２の駆動で昇降装置６に内蔵
された油圧回路により油圧機構にオイルが圧送されて駆
動される。
次に、この船舶推進機昇降装置の油圧回路を第４図に基
づいて説明する。
油圧ポンプ１２は第３図に示すモータ１３で駆動され、
ここでモータ１３は可逆式直流モータ、油圧ポンプ１２
は可逆式ギヤポンプであり、油圧ポンプ１２はモータ１
３によって選択的に正転もしくは逆転可能とされている
。また、オイルタンク１４にはオイルが貯留され、油圧
ポンプ１２とオイルタンク１４との間には各々の方向に
所定圧力を設定した一方向弁１８．１９が連通路１７ａ
、１７ｂに設けられている。開閉装置３４はシャトルピ
ストン３５、第１チエツク弁３６ａ及び第２チエツク弁
３６ｂを有している。第１チエツク弁３６ａは、油圧ポ
ンプ１２の正転時に管路３７を介して供給される圧力に
よって間作動可能とされ、第２チエツク弁３６ｂは、油
圧ポンプ１２の逆転時に管路３８を介して供給される圧
力によって開作動可能とされている。
また、開閉袋Ｍ３４の第１チエツク弁３６ａ側とチルト
シリンダ装置７のロッド非収容側オイル室７０とは管路
３９によって連通され、第２チエツク弁３６ｂとチルト
シリンダ装置７のロッド収容側オイル室７１とは管路４
０によって連通されている。前記管路３７には逆止弁４
１が介装され、推進機５のチルトダウン操作時にチルト
シリンダ装置７が最大収縮位置に達し、ロッド非収容側
オイル室７０から油圧ポンプ１２への返油がなくなった
時点で、なお油圧ポンプ１２が作動する場合に逆止弁４
１が開作動し、オイルタンク１４から油圧ポンプ１２に
オイルを供給可能とする。
また、管路３８には逆止弁４２が介装され、推進機５の
チルトアップ操作時に、チルトシリンダ装置７のシリン
ダ内容積がロッド９の退出容積だけ増加することとなり
、作動油の循環油量が不足することから、逆止弁４２が
開作動し、オイルタンク１４から油圧ポンプ１２に循環
油量の不足油量を補償可能としている。管路３８の中間
部にはダウンリリーフ弁４３が接続され、推進機５のチ
ルトダウン操作時にシリンダ内容積がロッド９の進入容
積だけ減少することとなり、作動油の循環油量に余りを
生ずることから、ダウンリリーフ弁４３が開作動して油
圧ポンプ１２の吐出油をオイルタンク１４に戻すことを
可能としている。
管路３９の中間部にはアップリリーフ弁４４が接続され
、推進機５のチルトアップ操作時にチルトシリンダ装置
７が最大伸長位置に達すると、アップリリーフ弁４４が
開作動し、油圧ポンプ１２からの吐出油をオイルタンク
１４に戻すことを可能としている。管路３９の中間部と
管路４０の中間部との間には手動切換弁４５が設けられ
、手動切換弁４５の開操作により、チルトシリンダ装置
７を手動操作によって伸縮可能としている。管路３９は
管路４６，４７を介してトリムシリンダ装置８のロッド
非収容側オイル室８０に接続されている。
従って、第１図乃至第３図に示されるように、船体１に
推進機５を備え、この推進機５を昇降装置６で昇降させ
て姿勢制御する場合に、モータ１３で油圧ポンプ１２を
駆動させると、一方向弁１９が開放してオイルタンク１
４のオイルが通路１７から供給され、油圧回路が駆動す
る。
このとき、通路１７の連通路１７ａに備えられた一方向
弁１８は開放されず、連通路１７ｂに備えられた一方向
弁１９のみが開放して、また通路１７はオイルタンク１
４の底部より下方位置に配置されているから、オイルタ
ンク１４内のエアーが通路１７に混入することが防止さ
れる。
ところで、昇降装置６を第５図に示されるような運搬、
保管状態にすると、オイルタンク１４内のオイル面は油
圧ポンプ１２に連通する通路１７より下に位置すること
になるが、連通路１７ａの一方向弁１８は、油圧ポンプ
１２や通路１７内のオイルの自重で開放しないように設
けられているから、オイルは連通路１７ａからオイルタ
ンク１４に戻されることはない。　　　　゛ 従って、これによりエアー室１６内のエアーが通路１７
に侵入することがなく、昇降装置６がいかなる姿勢にな
っても、オイル、エアーの置換は起こらない。また、運
搬時の振動等によっても、一方向弁１８．１９が開放さ
れないから、この場合でもオイル、エアーの置換が起こ
らない。
［発明の効果］ 前記のように、この発明では、船舶に備えた推進機を油
圧機構の駆動で昇降させる船舶推進機昇降装置において
、油圧機構にポンプ室を有する油圧ポンプとエアー室を
有するオイルタンクとを備え、この油圧ポンプとオイル
タンクとの間に各々の方向に所定圧力を設定したから、
エアーとオイルの分離性を高められ、初期の品質を常に
確保でき、その保管姿勢を選ばないことから、この船舶
推進機昇降装置の運搬、保管に関して任意の姿勢で梱包
することができ、非常に実用的で有用である。
【図面の簡単な説明】
第１図はこの発明を適用した船舶推進機昇降装置を備え
た船舶の概略図、第２図はこの発明の船舶推進機昇降装
置の正面図、第３図はこの発明の船舶推進機昇降装置の
要部を破断した正面図、第４図はこの船舶推進機昇降装
置の油圧回路図、第５図はこの発明の船舶推進機昇降装
置の保管状態を示す図である。 図中符号５は推進機、６は昇降装置、７はチルトシリン
ダ装置、８はトリムシリンダ装置、１２は油圧ポンプ、
１３はモータ、１４はオイルタンク、１５はポンプ室、
１６はエアー室、１７は通路、１８．１９は一方向弁、
１７ａ、１７ｂは連通路、１８ａ、１９ａはボール、１
８ｂ、１９ｂはバネである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 船舶に備えた推進機を油圧機構の駆動で昇降させる船舶
    推進機昇降装置において、前記油圧機構にポンプ室を有
    する油圧ポンプとエアー室を有するオイルタンクとを備
    え、この油圧ポンプとオイルタンクとの間に各々の方向
    に所定圧力を設定した一方向弁を設けたことを特徴とす
    る船舶推進機昇降装置。
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