JPH04163144A - ポリエステル化粧板 - Google Patents

ポリエステル化粧板

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JPH04163144A
JPH04163144A JP28840990A JP28840990A JPH04163144A JP H04163144 A JPH04163144 A JP H04163144A JP 28840990 A JP28840990 A JP 28840990A JP 28840990 A JP28840990 A JP 28840990A JP H04163144 A JPH04163144 A JP H04163144A
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均 中川
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、干渉色を呈する意匠性の高いポリエステル化
粧板に関する。
〔従来の技術〕
ポリエステル化粧板は、通常、基材に化粧紙(隠蔽用紙
)を貼り、その上に透明紙を置き、次いてこの透明紙の
上に不飽和ポリエステル樹脂を塗布し、加圧加熱して成
形することにより製造される。
このポリエステル化粧板において、その意匠性を高める
目的で、塗布されるポリエステル樹脂に例えば各種顔料
や金属粉、金属箔片等の粉、粒状物を混入させたものが
提案されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記提案によるポリエステル化粧板はそ
の意匠効果の点で満足すべきものは少なく、また品質の
安定の面でも不十分であった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、光の
屈折を利用して干渉色(虹色)を現出させ、かつその変
色、失色も防止し得たポリエステル化粧板を提供するこ
とを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために本発明は、基材と、隠蔽用紙
と、後記する少なくとも2種類の屈折率の異な薄膜を多
層に重ね合わせて構成される、光の干渉効果により偏光
性を持つフィルムの粉砕品(本発明において、これを「
マール粉」という)を添加混合した透明紙とを順に積層
し、30wt%以下のスチレンモノマーを含有する不飽
和ポリエステル樹脂を用いて成形してなることを特徴と
する。
基材は、化粧板に必要な厚さおよび強度を与えるための
もので、例えば合板、パーティクルボード等を適宜に選
択して使用できる。
隠蔽用紙としては、普通のあらゆる化粧板用原紙を用い
ることができるが、二酸化チタン顔料充填紙(チタン紙
と呼ばれる)が好ましく、その坪量は一般に50〜15
0g/rriである。不透明顔料として二酸化チタン以
外のもの、例えば酸化亜鉛等が充填された紙も使用でき
る。隠蔽用紙には、必要に応じて、グラビア印刷、オフ
セット印刷、シルクスクリーン印刷等の既知の印刷技術
により絵柄層を設けることができる。
本発明に用いられる透明紙としては、無サイズ紙または
バルブ成分100重量部に対し2重量部以下のサイズ剤
を含む低サイズ紙かあげられる。ここで、透明紙とは、
樹脂を含浸させると透明になる紙を意味する。
透明紙には予めバルブ成分100重量部に対して0.1
〜50重量部、好ましくは3〜15重量部のマール粉を
添加混合して抄紙する。本発明ていうマール粉とは前記
したようにマールフィルム、すなわち少なくとも2種類
の屈折率の異な薄膜を多層に重ね合わせて構成される、
光の干渉効果により偏光性を持つフィルムを適宜の粒径
に細かく裁断したものである。通常、マールフィルムは
屈折率の異なる合成樹脂フィルムを積層して複層構造(
例えば113層226層等)にしたフィルムで、樹脂の
組合せとしては、例えばポリエステル/アクリル、エチ
レンビニルアセテート/ポリスチレン、ポリエステル/
オレフィン等があるが、コストの点等からポリエステル
/アクリルのタイプが好適である。
不飽和ポリエステル樹脂層は、透明紙の上に樹脂液を通
常250〜350 g / rd塗布し、含浸、硬化さ
せて形成する。樹脂液には、重合開始剤や、必要に応じ
て重合促進剤を添加して使用する。重合開始剤は、樹脂
に対して重合割合で0.5〜3%添加すれば足り、メチ
ルエチルケトンパーオキサイド、ベンゾイルパーオキサ
イド、ハイドロパーオキサイドなどの過酸化物や、アゾ
ビスイソブチロニトリルのようなラジカル開始剤から適
宜に選択して使用する。重合促進剤としては、ナフテン
酸コバルトなどのコバルト化合物、バナジウム化合物、
マンガン化合物等の金属化合物や、ジメチルアニリンな
とのアミン系化合物が挙げられ、樹脂に対し、重量で0
.1〜2.0%添加するのが好ましい。
さらに樹脂の架橋、粘度調整を兼ねて、スチレンモノマ
ーを添加する。従来、スチレンモノマーの添加量は通常
40〜50wt%であったが、本発明ではそのスチレン
モノマーの添加量を30wt%以下、好ましくは25〜
30wt%とする。スチレンモノマーが30wt%を越
えると、マール粉によって現出される干渉色(虹色)が
変色あるいは失色する。これはマール粉中の例えばアク
リル樹脂が溶解するためと考えられる。またスチレンモ
ノマーが25wt%以下になると、不飽和ポリエステル
樹脂液の粘度が増し、その取扱いか困難となる。
なお、従来に比べてスチレンモノマーの添加量を減らし
たことによる樹脂液の高粘度化を防止するためには、ベ
ースポリエステル樹脂の低粘度化や他のモノマーの添加
等が考えられるが、化粧板の成形性、製品の性能の保持
を考慮するとベースポリエステル樹脂の低粘度化が有効
である。そのためには、低分子固のポリエステル樹脂を
使用することが望ましい。
樹脂液を塗布、含浸後硬化させるにあたり、空気中の酸
素を遮蔽する必要がある。これは樹脂液の硬化が酸素に
よって阻害される為である。
酸素の遮蔽方法としては、ポリエチレンテレフタレート
、エチレン・ビニルアルコール共重合体、ポリプロピレ
ン、ビニロン等の酸素が遮蔽性が良好で、かつ不飽和ポ
リエステル樹脂硬化物との離型性が良好な合成樹脂フィ
ルム等を樹脂液の塗布面上に被覆し、硬化させるフィル
ム法が一般的である。
フィルムの厚みは、通常25〜100μm位が良く用い
られる。
なお、該フィルム表面上に凹凸模様を形成した物を用い
ると硬化した不飽和ポリエステル樹脂表面に凹凸模様を
賦型する事ができる。
その他の酸素遮蔽方法としては、樹脂液中にワックスを
添加し、フローコーター等で該樹脂液を塗工し、比重差
でワックスが塗膜表面に浮上被覆し、酸素を:1giす
るフローコーター法がある。
〔作用〕
透明紙にマール粉を添加したので、光の屈折により干渉
色(虹色)を呈する。また、ポリエステル樹脂液に添加
するスチレンモノマーの量を30wt%以下としたので
、マール粉の変色、失色か防止される。
〔実施例〕
バルブスラリー中のバルブ成分100重量部に対して、
平均粒径0.1mmのマール粉(マールフィルムを0.
1mm角に裁断加工したもの)10重量部が添加、混合
されている抄造用のスラリーを抄紙し、坪量50g/r
rfの無サイズ紙からなる透明紙を得た。
ここで使用したマール粉は、マール社製品番IF810
1で、その構成はポリエステル樹脂とアクリル樹脂の積
層である。
次いで、厚さ2.5中の合板による化粧材用基材の表面
に、印刷模様が付されているチタン紙による隠蔽用紙を
、EVA系エマルジョン型接着剤(リカボンド−BA8
20)を利用して貼着し、さらに、その上に、前述の透
明紙を載置した。しかる後に、この透明紙の表面に、硬
化触媒(メチルエチルケトンパーオキサイド)0.4重
量%を含有する不飽和ポリエステル樹脂(三井東圧化学
製ニスター)を、50g/尺2の割合で塗布し、さらに
、クリヤーPETフィルムでその上方を被覆し、続いて
、常法にしたがって熱硬化させた後、クリヤーPETフ
ィルムを剥離した。
なお、ここで使用した不飽和ポリエステル樹脂は、スチ
レンモノマーを30wt%含有するものである。
得られた化粧板は干渉色を呈し、かつ成形後も変色しな
い意匠性の高いものであった。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、干渉色を呈し、か
つその色が変色、失色しない意匠性の高い化粧板を得る
ことができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 基材と、隠蔽用紙と、マール粉を添加混合した透明紙と
    を順に積層し、30wt%以下のスチレンモノマーを含
    有する不飽和ポリエステル樹脂を用いて成形してなるこ
    とを特徴とするポリエステル化粧板。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN117507531A (zh) * 2024-01-05 2024-02-06 咏麦可思(上海)智能科技有限公司 一种多层结构的汽车内外饰薄膜及其制备方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN117507531A (zh) * 2024-01-05 2024-02-06 咏麦可思(上海)智能科技有限公司 一种多层结构的汽车内外饰薄膜及其制备方法
CN117507531B (zh) * 2024-01-05 2024-03-12 咏麦可思(上海)智能科技有限公司 一种多层结构的汽车内外饰薄膜及其制备方法

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