JPH04163147A - ポリエステル化粧板の製造方法 - Google Patents

ポリエステル化粧板の製造方法

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JPH04163147A
JPH04163147A JP28840790A JP28840790A JPH04163147A JP H04163147 A JPH04163147 A JP H04163147A JP 28840790 A JP28840790 A JP 28840790A JP 28840790 A JP28840790 A JP 28840790A JP H04163147 A JPH04163147 A JP H04163147A
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JP
Japan
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paper
transparent
shielding
resin
concealing
Prior art date
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Pending
Application number
JP28840790A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Nakagawa
均 中川
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は透明紙を使用したポリエステル化粧板の製造方
法の改良に関する。
〔従来の技術〕
透明紙を使用したポリエステル化粧板は、通常、基材に
化粧紙(隠蔽用紙)を貼り、その上に透明紙を置き、次
いでこの透明紙の上に不飽和ポリエステル樹脂を塗布し
、加圧加熱して成形することにより製造される。あるい
はまた、基材に貼り合わせた化粧紙の上に、不飽和ポリ
エステル樹脂を用いて透明紙を貼着した後、その上に前
記方法と同様に不飽和ポリエステル樹脂を塗布して成形
する。なお、ここで透明紙とは、樹脂を含浸させると透
明になる紙を意味する。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし前記した前者の方法では、化粧紙と透明紙との間
に空気が入りやすく、この空気を成形時に脱気すること
が困難である。また後者の方法て′は、透明紙が厚い場
合、ポリエステル樹脂の浸透が悪く、十分な透明性か得
られなかった。
本発明は、これらの問題点を解決し、層間への空気の混
入がなく、透明性にすぐれたポリエステル化粧板の製造
方法を提供することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために本発明は、基材に隠蔽用紙を
貼り合わせた後、その隠蔽用紙の上面に透明紙を接着剤
により貼り合わせ、次いて不飽和ポリエステル樹脂を用
いて成形することを特徴とする第1の請求項と、上記隠
蔽用紙か紙間強化紙であることを特徴とする第2の請求
項とからなる。
基材は、化粧板に必要な厚さおよび強度を与えるもので
、例えば合板、パーティクルボード等を適宜選択して使
用できる。
本発明に用いられる透明紙としては、無サイズ紙または
バルブ成分100重量部に対し2重量部以下のサイズ剤
を含む低サイズ紙かあげられる。ここで、透明紙とは、
樹脂を含浸させると透明になる紙を意味する。透明紙と
しては、充填材含存紙、例えば粒径0.1μmないし5
cmの粉粒状物または繊維状物かパルプ成分100重量
部に対して0.5〜100重量部の割合で内填されてい
る混抄紙を用いることか好ましい。
なお、隠蔽用紙としてチタン紙を使用した場合、接着剤
層か樹脂の含浸を妨げるため、ポリエステル樹脂かチタ
ン紙に十分浸透せず化粧板の物性か弱くなる恐れかある
か、その場合には隠蔽用紙として所望の印刷を施した紙
間強化紙を用いることにより充分な物性か得られる。こ
こで紙間強化紙とは、抄造時にアクリルアマイド系等の
樹脂を添加することにより、紙間の凝集力を上げ、紙間
強度を増強させたものをいう。
隠蔽用紙と透明紙とを貼り合わせる接着剤としては、酢
酸ビニル系エマルジョン型接着剤が好適である。なお、
隠蔽用紙と透明紙とを点接着により貼り合わせれば、樹
脂の隠蔽用紙への浸透性は向上する。また、接着剤に体
積顔料、例えばアルミナ白、炭酸カルシウム、硫酸バリ
ウム、炭酸マグネシウム等を混入すれば、樹脂の浸透性
が助長される。
体質顔料は、屈折率が小さい透明性白色顔料であって、
レーキ顔料の体質、インキの性質を変えるための混和剤
、あるいは他の顔料の増量剤として使用されるものであ
る。
不飽和ポリエステル樹脂層は、透明紙の上に樹脂液を通
常250〜350g/rrf塗布し、含浸、硬化させて
形成する。樹脂液には、重合開始剤や、必要に応じて重
合促進剤を添加して使用する。
重合開始剤は、樹脂に対して重合わりして0.5〜3%
添加すれば足り、メチルエチルケトンパーオキサイド、
ベンゾイルパーオキサイド、ハイドロパーオキサイドな
どの過酸化物や、アゾビスイソブチロニトリルのような
ラジカル開始剤から適宜に選択して使用する。重合促進
剤としては、ナフテン酸コバルトなどのコバルト化合物
、バナジウム化合物、マンガン化合物などの金属化合物
や、ジメチルアニリンなどのアミン系化合物が挙げられ
、樹脂に対し、重量で0.1〜2.0%添加するのが好
ましい。さらに樹脂の架橋、粘度調整を兼ねて、スチレ
ンモノマーなとのビニル基を有する化合物を使用し、樹
脂液の10〜40重量%を占めるように添加してもよい
樹脂液を塗布、含浸後硬化させるにあたり、空気中の酸
素を遮蔽する必要がある。これは樹脂液の硬化が酸素に
よって阻害される為である。
酸素の遮蔽方法としては、ポリエチレンテレフタレート
、エチレン・ビニルアルコール共重合体、ポリプロピレ
ン、ビニロン等の酸素ガス遮蔽性が良好で、かつ不飽和
ポリエステル樹脂硬化物との離型性が良好な合成樹脂フ
ィルム等を樹脂液の塗布面上に被覆し、硬化させるフィ
ルム方か一般的である。
フィルムの厚みは、通常25〜100μm位か良く用い
られる。
なお、該フィルム表面上に凹凸模様を形成した物を用い
ると硬化した不飽和ポリエステル樹脂表面に凹凸模様を
賦型する事かでる。
その他の酸素遮蔽方法としては、樹脂液中にワックスを
添加し、フローコーター等で該樹脂液を塗工し、比重差
でワックスが鼓膜表面に浮上被覆し、酸素を遮蔽するフ
ローコーター法がある。
〔作 用〕
隠蔽用紙に接着剤を用いて透明紙を貼り合わせるので、
これらの両紙間に気泡か混入することが防止される。
〔実施例〕
本発明の一実施例を図面を参照しながら説明する。
パルプスラリー中のパルプ成分100重量部に対して、
平均粒径0,50の着色木粉おがくずと平均粒径2.5
順のコート紙裁断片の等景況合物70重量部およびロジ
ン1.0重量部を添加、混合し、この抄造用スラリーを
抄紙し、坪量90g/rrrの低サイズ紙からなる透明
紙lを得た。
また紙間強化紙2 (三興製紙製Fix−T−30)に
隠蔽ベタ印刷3と柄模様印刷4をグラビア印刷で施し隠
蔽用紙5を得た。
次いで厚さ14mmの合板6に上記隠蔽用紙5を酢酸ビ
ニル系エマルジョン接着剤7を用いて貼着し、さらにそ
の上に上記透明紙1を同様に酢酸ビニル系エマルジョン
接着剤8により貼着した。この際の接着剤の塗布量は5
g/尺2である。
しかる後に、この透明紙1の表面に、硬化触媒(メチル
エチルケトンパーオキサイド)0.4重量%を含有する
不飽和ポリエステル樹脂9(昭和高分子製リボラック)
を50g/尺2の割合で塗布し、さらに透明PETフィ
ルムlOでその上を被覆し、続いて、常法にしたかって
熱硬化させた後、透明PETフィルム10を剥離した。
得られるポリエステル化粧板11は、気泡か混入してお
らず、平滑で透明性にすぐれたものであった。
〔発明の効果〕
本発明方法は、隠蔽用紙に接着剤を用いて透明紙を貼り
合わせるので、これらの両紙間に気泡の混入か防止され
、透明性にすぐれたポリエステル化粧板を得ることかて
きる。
また隠蔽用紙として紙間強化紙を使用すれば、物性のす
ぐれた化粧板を得ることかできる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明により得られた化粧板の一実施例を示す断
面図である。 1・・・透明紙、2・・・紙間強化紙、5・・・隠蔽用
紙、6・・・合板(基材)、8・・・接着剤、9・・・
不飽和ポリエステル樹脂、 11・・・ポリエステル化粧板

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、基材に隠蔽用紙を貼り合わせた後、その隠蔽用紙の
    上面に透明紙を接着剤により貼り合わせ、次いで不飽和
    ポリエステル樹脂を用いて成形することを特徴とするポ
    リエステル化粧板の製造方法。 2、隠蔽用紙が紙間強化紙であることを特徴とする請求
    項1記載の製造方法。
JP28840790A 1990-10-29 1990-10-29 ポリエステル化粧板の製造方法 Pending JPH04163147A (ja)

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