JPH04163127A - 凹凸模様を有する化粧材の製造方法 - Google Patents

凹凸模様を有する化粧材の製造方法

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JPH04163127A
JPH04163127A JP28966990A JP28966990A JPH04163127A JP H04163127 A JPH04163127 A JP H04163127A JP 28966990 A JP28966990 A JP 28966990A JP 28966990 A JP28966990 A JP 28966990A JP H04163127 A JPH04163127 A JP H04163127A
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洋史 増田
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竹厚 修
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は凹凸模様を有する化粧材の製造方法に関する。
〔従来の技術 及び発明が解決しようとする課題〕
化粧材は意匠性°を付与するために従来、直刷り法や熱
転写法にて化粧材基材に絵柄層を設けで構成されている
が、基材が表面平滑なものであるためシャープに盛り上
がった絵柄層の形成は限界があり、結局、平滑的な絵柄
層となって立体的な意匠性に劣るものであった。また立
体感のある凹凸模様を付与した化粧材を得るために、表
面平滑の基材に通常の印刷法にて絵柄層を印刷形成し、
た後、エンボス加工を施す方法が知られているが、この
方法の場合、凹凸感は得られるものの絵柄層とエンボス
加工による凹凸形状とを所望の通り同調させて得ること
が困難であった。
また上記いずれの方法も、表面平滑な基Hに代えて表面
が凹凸等の曲面を有する基材を使用した場合、その曲面
にグラビア印刷等による微細な絵柄層を形成したりまた
エンボス加工を施すのが困難であり、特に基材が複雑な
曲面形状のものでは適用不可能であった。
本発明は上記の点に鑑みなされたもので、化粧材基材が
各種曲表面のものであっても、所望の凹凸形状(模様)
を簡便且つ確実に付すことができ・またその凹凸模様と
絵柄層等を完全に同調さゼて形成することも可能で、し
かもそれらを均一な厚さで基材の曲表面に付与形成でき
る化粧材の製造方法を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の化粧材の製造方法は基本的に、下記fa)〜(
e)の工程を順に行うことを特徴とするものである。
(a)  表面が剥離性を有する電離放射WiS過性シ
ートの剥離性面に必要に応じて着色層を設け、且つ上記
シートの表裏いずれかの面若しくは着色層上に1m放射
線遮蔽性模様を設けたマスクシートを準備する工程。
■)上記マスクシートを電離放射線硬化性樹脂層を介在
させて、裏面に接着剤層を設けた支持シートの表面側に
重ね合わせた複合転写シートを準備する工程。
(c)  上記複合転写シートを接着剤層側が当接する
ようにして、曲表面を有する化粧材基材に該曲表面の形
状に追従させて接着させる工程。
(d)  till放射線を照射して電離放射線遮蔽性
模様のない部分に相当する電離放射線硬化性樹脂層を硬
化させる工程。
(el  電離放射線透過性シートを剥がして電離放射
線硬化性樹脂層の未硬化部の樹脂の一部を該透過性シー
トに付着させて除去して四部を形成するとともに、硬化
した電離放射線硬化性樹脂からなる凸部を形成する工程
〔作用〕
本発明によれば、曲表面を有する化粧材基材に、支持シ
ートによって電離放射線硬化性樹脂層を担持してなる複
合転写シートを密着させて重ね合わせて′rl#放射線
照射を行うことにより、電離放射線遮蔽性模様のある部
分では電離放射線硬化性樹脂が硬化せずに電離放射線透
過性シートの剥離によって除去され、上記遮蔽性模様の
ない部分では電離放射線硬化性樹脂が硬化して残る。そ
の結果、化粧材基材の曲表面の所定箇所に確実に凹凸模
様が付され、しかもその凹凸模様の厚さは曲面にも係わ
らず全体的にみて均一である化粧材が得られる。また上
記転写シート側に絵柄層等を形成しておけば、上記凹凸
模様と確実に同調した絵柄層等を基材側に同時に付与で
きる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図面に基き説明する。
第1図(a)〜(d)は本発明製造方法の一実施例を示
すもので、本発明方法は先ず同図(a)に例示するよう
なマスクシート1を準備する。このシートlは電離放射
線透過性シート2及び電離放射線遮蔽性模様3と、a・
要に応して設けられる着色層4とから構成される。
上記電離放射線遮蔽性模様3は、電離放射線を照射した
際に電離放射線を遮蔽するためのものであるから、その
形成位置としては図中、電離放射線透過性シート2の上
面又は下面、もしくは着色層4の下面であってもよい。
電離放射線透過性シート2は一般的に、厚さが55−2
00a、好ましくは25〜100μm程度の電離放射線
透過性を有するシート又はフィルムよりなり、電離放射
線が紫外線の場合には、例えばポリエステル、ポリアミ
ド(ナイロン等)、ポリプロピレン、ポリエチレン等の
ポリオレフィン、フッ素系樹脂のシート又はフィルム等
が挙げられるが、紫外線透過性に影響のある顔料等を含
まないものが好ましい、!離放射線が電子線の場合には
、電子線の透過性が高いのであまり制約がなく、上記し
た紫外線を透過する性質のあるシート又はフィルムは原
則的に使用でき、更に紙等の表面にポリオレフィン系樹
脂のエクストルージョンコートや、シリコーン、メラミ
ン等の樹脂コートを行い離型処理を施したものも使用で
きる。
またシート2は、後述の複合転写シートを化粧材基材の
曲面形状に追従させて重ね合わせるため特に可撓性を有
するものが好ましく、例えば、厚さが6〜50um程度
の、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリメチルペンテ
ン等のポリオレフィン、ポリエチレンテレフタレート、
ポリエチレンテレフタレート−イソフタレート共重合体
等のポリエステル、ナイロン等のポリアミド、三酢酸セ
ルロース、ポリアクリレート、ポリ塩化ビニル、ポリフ
ッ化ビニリデン、エチレンビニルアルコール共重合体、
ビニロン等からなるフィルム、又はこれらの2種以上の
積層フィルム等が用いられる。
また化粧材基材が曲板形状である場合、シート2はその
曲面形状に沿い易いように薄手のシートや若干伸長性の
あるシート44w等を使用することが好ましい、更に、
転写シートをOVL成型成型法写法用して使用する場合
には熱可塑性を有するものが望ましく、例えば、ポリオ
レフィン、ポリアミド、ビニロン、エチレンビニルアル
コール共重合体等からなるフィルム又はこれらの2種以
上の積層フィルムが使用される。
上記シート2は必要に応して設ける着色層4を転写可能
に支持するため、少なくとも着色層を支持する側の面は
剥離性を有する剥離性面である必要があり、素材自体が
剥離性を有さない場合には剥離性の樹脂若しくは組成物
を塗布する等して表面剥離性として使用する。
着色N4は、化粧材基村上に着色層を形成するためのも
のであり、用途に応じて種々の塗料若しくはインキを使
用して形成したものであり、しかも電離放射線透過性で
ある0着色層4は均一ないわゆるヘタ層として形成して
も、或いはMA欅状に設けてよい。本発明では、電離放
射線遮蔽性模様によりパターン化できるのでベタ層でも
よいが、更に印刷により複雑な模様を形成しておいても
よく、その場合は着色層自体かへ夕層ではなく模様層で
あってもよい、模様層は1色の印刷層であっても2色以
上の印刷層であってもよい0着色層の色としては着色透
明、艶消透明、可視光隠蔽性色を始めとした任意の色を
使用でき、また模様状の着色層の場合の柄としては木目
、石目、文字、抽象柄等の各種のものが適用できる0本
発明では着色層4を電動放射線硬化性樹脂を用いて形成
することができるが、この場合、シート2の剥離性面に
着色N4を設け、?!離線遮蔽性模様3をシート2の着
色層4とは反対側の面に設けて構成される。
着色層を電離放射線硬化性樹脂にて構成する場合、その
硬化時期は、転写時に後述の電離放射線硬化性樹脂層の
硬化と同時に行うことが好ましいが、特にこの時期に限
定されない。
電離放射線遮蔽性模様3を形成する材料としては、電離
放射線が紫外線であるときは、紫外線を反射して遮蔽す
る物質、例えば酸化チタン、硫酸カリウム、炭酸カルシ
ウム等の充填剤、または粒径が0.3〜lOμm程度で
隠蔽力の大きい顔料を含有するインキ、紫外線を吸収す
る物質、例えばベンゾフェノール系、サリチレート系、
ベンゾトリアゾール系、アクリロニトリル系等の紫外線
吸収剤、光吸収性の顔料、カーボンブラックまたは無機
物とともにクエンチャ−(例えば金属錯塩系もしくはヒ
ンダードアミン系等)を含有するインキ等が挙げられる
。またTIM放射線が電子線であるときは上記したイン
キや他の顔料系のもの(例えば金属等のような密度の高
いものが望ましい)を含有するインキが挙げられる。1
1N放射線遮蔽性g4欅3はこれらのインキを用いて通
常のグラビア等の印刷法により形成することができる。
次いで本発明は、第1図(b)に例示するような複合転
写シート5を°準備する。この複合転写シート5は、上
記の如き構成からなるマスクシート1を、第1図(a)
に示すように裏面に接着剤層6を設りた支持シート7の
表面側に、均一な厚さの1t[放射線硬化性樹脂NBを
介在させた状態で重ね合わセで構成されるものである。
上記樹脂11Ef8は通常支持シート7側に塗布形成さ
れる。上記の重ね合わせは上記支持シート7上に接着剤
層8をローフレコード等によって形成した後、ニンブロ
ールを介してマスクシート1を積層させる等の手段にて
行われる。
支持シート7は電離放射線硬化性樹脂層Bを均一な厚さ
で保持し得る役割を果たすものであり、その材質として
は前記電離放射線照射前シート2と同様に化粧材基材の
曲面形状に重ね合わゼるため薄手もしくは若干伸長性の
あるものが好ましい。
シート7としては例えば、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリビニル
アルコール、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボ
ネート、ナイロン、ポリスチレン、エヂレン酢酸ビニル
共重合体、エチレンヒ゛ニルアルコール共重合体、アイ
オノマー等のプラスチックフィルムや、その他に紙類等
を使用することができる。その厚さとしては5〜200
μm程度のものが望ましい、支持シート7は必要に応じ
、て着色したものや、絵柄等の印¥1層を設けたものを
使用してもよい。
接着剤層6は複合転写シート5を化粧材基材に接着させ
るためのものであり、感熱接着剤、溶剤活性型接着剤、
電離放射線硬化性接着剤等の公知の接着剤を用途に応じ
て選定して形成される。この接着剤層は接着剤を公知の
塗布手段を用いて前記支持シートに塗布して形成され、
またその厚さは5〜50μm程度が好ましい。
上記樹脂層8を形成するための電離放射線硬化性樹脂は
、構造中にラジカル重合性の二重結合を有するポリマー
、オリゴマー、モノマー等を主成分とし、光重合開始剤
や増感剤、そのほか必要に応じて非反応性のポリマー、
有Il塘刻、ワ・ンクスその他の添加剤を含有するもの
で、種々のグレードのものが市場から容易に入手でき、
本発明に使用できる。電離放射線硬化性樹脂の粘度は1
00〜10000cpsが好ましい。樹脂層8はグラビ
アコート、ロールコート、フローコートもしくはスプレ
ーコート等の公知の方法により形成することができる。
樹脂層8の厚さは3μm〜II、特に30〜200II
mが好ましい。
また樹脂層8を構成する電離放射線硬化性樹脂として粘
着性のものが使用される。この粘着性の電離放射線硬化
性樹脂は電離放射線照射前の未硬化状態では被着体に対
して粘着性を有し、照射後の硬化状態では被着体に強固
に密着するがマスクシートとは剥離性となる性質を有す
゛る材料からなるものである。具体的には、電離放射性
硬化型化合物と粘着性を付与するために混合するポリマ
ーとによって構成される。上記化合物は分子中に重合性
二重結合、好ましくはアクリロイル基又はメタクリロイ
ル基を少なくとも1個、好ましくは2個以上有する化合
物を含有し、例えば、1.4−ブチレングリコールジ(
メタ)アクリレート、1.6−へキサグリコールジ(メ
タ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)
アクリレート、ボリュチレングリコールジ(メタ)アク
リレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリ
レート、テトラメチロールメタンテトラ(メタ)アクリ
レート等の単量体、及びエポキシアクリレート、ウレタ
ン変性アクリレート、オリゴエステルアクリレート等の
オリゴマー等を含有する。これらは必要に応じて2種以
上を併用してもよい。粘着性ポリマーとしては、それ自
体が粘着性を有するものと、上記化合物に配合すること
により必要な粘着性を発揮するものとがある。前者の例
としては、アルキル基の炭素数が1〜12の(メタ)ア
クリル酸アルキルエステル重合体、(メタ)アクリル酸
アルキルエステルと(メタ)アクリル酸、2−ヒドロキ
シエチル(メタ)アクリレート、ジメチルアミノエチル
(メタ)アクリレート、スチレン、酢9ビニル、(メタ
)アクリロニトリル等の不飽和化合物との共重合体(架
橋材を用いて架橋した重合物を含む)、或いはスチレン
−イソプレン−スチレンブロック共重合体ゴム、スチレ
ンブタジェンゴム、ニトリルブタジェンゴム等のゴム類
を主体とするゴム系粘着物質などが挙げられる。また後
者の例としては、飽和又は不飽和ポリエステル樹脂、ポ
リブチラール樹脂などが挙げられる。
上記電離放射線硬化型化合物と粘着性ポリマーとの配合
割合は、80:20〜10:90、好ましくは70:3
0〜30ニア0(いずれも重合比)である。上記化合物
が80%を越えると電離放射線照射前の未硬化状態にお
ける凝集性が劣り、側面へのはみ出しや低位部への集積
などが起きるため好ましくなく、また10%未満では充
分な硬化が得られないため好ましくない、樹脂層8が紫
外線硬化型である場合、光増感剤を添加するのが好まし
く、その光増感剤は上記化合物と粘着性ポリマーとの合
計量に対して0.05〜20重景%、好ましくは0.5
〜10重量%の範囲で添加される。
また樹脂層8は必要に応して適宜顔料若しくは染料で着
色してもよい。
粘着性の電離放射線硬化性用脂を使用する場合、複合転
写シート5における接着剤層6は、支持シート7の裏面
に予め設けておく必要がなく、上記樹脂からなる樹脂層
8を介してマスクシート1と支持シート7を重ね合わせ
た後に支持シートの裏面側に形成することができる。
次いで本発明方法は、上記の複合転写シート5を接着剤
層6が当接するように曲表面9を有する化粧材基材10
に接着させる。この際転写シート5は図示の如く基材l
Oの曲面形状に追従した状態で重ね合わて密着させる。
そのような状態で重ね合わせる方法としては、ラッピン
グ法、真空ラミネート法、真空プレスラミネート法、O
VL/7!型転写法(型開写法11−1326751号
公報等)等を適用でき、その他にも手貼り手段等も可能
である。
例えば上記ラッピング法は、第4図(a)〜(c)に示
すように基材lOの曲面形状を小単位に分割した各形状
に合致する接触面11を各々備えた複数の押圧ロール等
からなる押え治具12を適宜配分して使用し、同図の(
a)〜(c)の順に複合転写シート5を分割担当する各
押え治具12x、12y、12zにより小面積毎に段階
的に押圧することによって基材10の曲面に完全に追従
した状態で接着せしめて行うものである。押え治具とし
ての押圧ロールは低硬度のゴムロール等が好ましい、こ
れらの重ね合わせに際しては、いずれも複合転写シート
5と基材10との見当合わせを行い、以て両者を正確に
同調させて重ね合わせる必要がある。
化粧材基材lOは本発明による凹凸模様を付す対象とな
る表面の少なくとも一部に曲面部を有するものである。
基材10の材質としては、どのようなものでもよいが、
例えば■ステンレス鋼、鋼、アルミニウム、もしくは銅
等の金属の仮または成形品、■ガラス、大理石、陶磁器
、石膏ボード、石綿セメント板、珪酸カルシウム板、G
RC(ガラス繊維強化セメント)等の無機質の板または
成形品、■ポリエステル、メラミン、ポリ塩化ビニル、
ジアリルフタレート等の有機ポリマーの仮、成形品、■
木、合板、パーチクルボード等の木質の板または成形品
、並びに以上の各材質の複合体等が挙げられる。これら
化粧材基材1oには目止め処理やプライマー処理等の下
地処理、接着性向上のための処理等を行ってもよい。更
に基材10には必要に応じて着色層、絵柄層、金属藤着
層を設けても、或いは絵柄印刷シートやエンボス加工を
施した絵・柄印刷シートを接着剤を介してラミネートし
てもよい。
基材10に所望の凹凸等を付すための方法としては、■
熱エンボス加工(適用材質ニブラス゛チックフィルム板
など)、■基材製追番こ際して、柔らかい段階で金型に
より押圧した後、硬化させる方法(適用材質;無Ill
質板、プラスチック板など)、■切削加工(適用材質:
木質板、無りa質板、プラスチック板など)、■機械的
エンボス加工(適用材質:金属板、木質板など)、■凹
凸形状賦形用フィルムを使用したキャスティング成型法
等を採用できる。
複合転写シート5を基材10に密着させた後、電離放射
線13を照射する(第1図(c))。電離放射線13の
代表的なものは紫外線と電子線であるが、分子を重合、
架橋させるに足りるエネルギー量子を有するものであれ
ばその他のものも利用できる。
二の照射は複雑な曲面や形状の基材に対して行うため複
数の照射装置を適宜配分して各方向から行うことが好ま
しい。この照射により!離放射線遮蔽性模様3のない部
分では電離放射線硬化性樹脂N8は硬化して支持シート
等と共に基材10と一体化し、一方、遮蔽性模様3のあ
る部分では樹脂層8は未硬化のままに置かれる。この際
、着色層4が電離放射線硬化性樹脂にて形成されている
場合、遮蔽性模様3のない部分に相当する着色層部分の
みが硬化される。
上記のtM放射線照射後、第1図(d)に示すように電
離放射線透過性シート2を剥離する。これにより上記の
硬化して一体化した部分は基材IO側に転写されて残り
、一方の未硬化部分では未硬化の電離放射線硬化性樹脂
8aの一部がシート2に付着した状態で除去される。そ
の結果、図示の如く少量の未硬化の電離放射線硬化性樹
脂8aが残留した凹部14と、硬化したit離放射線硬
化性樹脂8bからなる凸部15とからなる凹凸模様が形
成される。
以上の工程により基本的に、本発明方法による凹凸模様
を有する化粧材16が得られる。
本発明ではシート2の剥離後、凹部14に残存する未硬
化の樹脂8aを電離放射線を照射して硬化せしめ、更に
それら凹凸表面上に透明又は半透明の合成樹脂からなる
保護層17を塗布形成してもよい(第2図)。上記樹脂
の材質は要求される表面物性に応じて適宜選定するが、
特に耐摩耗性、耐汚染性を要する場合にはウレタンアク
リレート、ポリエステルアクリレート、エポキシアクリ
レート等からなる電離放射線硬化性樹脂、エポキシ、ポ
リウレタン、ポリシロキサン等の熱硬化性樹脂、その他
にポリ4弗化エチレン、ポリ弗化ビニリデン等の弗素樹
脂が挙げられ、また耐候性を要する場合にはポリ4弗化
エチレン、ポリ弗化ビニリデン等の弗素樹脂、ポリメタ
アクリル酸メチル等のアクリル樹脂、ポリシロキサン樹
脂等が挙げられる。また必要に応して着色剤、艶消し荊
等を添加してもよい。この保護層は透明合成樹脂塗料を
塗工して形成できる他、透明合成樹脂フィルムを熱融着
もしくは接着して形成してもよい。
また本発明ではシート2の剥離後、凹部14に残存する
未硬化の樹脂8aを所定量除去して深めの凹部14aと
してから、なお残存する樹脂を硬化せしめてもよい(第
3図)。更に、その深めの凹部14aを含む凹凸表面に
着色インキを全面塗布した後、凹部14以外に付着する
着色インキを除去し、以て凹部14のにみ着色インキI
8を残存室エセしめてもよい(第4図)。しがも着色イ
ンキ18により凹部のみを着色した後、第4図に示すよ
うにその表面全面に前記と同様にして保護層17を形成
してもよい。
上記残存する未硬化樹脂8aの除去方法としては、例え
ば、複数のブラッシングロールを基材の曲面形状に応じ
て回転軸の角度を段階的に調節して配分設置した除去装
置により行うことが好ましい。また上記着色インキの凹
部のみへの塗布方法としては、例えば、ロールコート法
、フローコート法、スプレーコート法等により着色イン
キを全面塗布した後、基材10の曲面形状に合致する接
触面を備えたドクターブレードや回転ロール等を適宜数
使用して基材表面を摺動せしめることにより、不要な箇
所のインキの掻き取って行う方法を採用することができ
る。
以下、具体的な実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明
する。
実施例1 離型性のある厚さ50μmのポリエステルフィルム(東
し■製)の片面に、着色パールインキ(諸量インキ■製
)をグラビア印刷法にて乾燥後の厚みが3μmとなるよ
うにベタ状に印刷した後、この上に紫外線遮蔽性インキ
(諸量インキ■製)を版深60ttmの白色板を用いて
抽象柄を印刷し、マスクシートを作成した。
一方、50μmWの白色塩化ビニルフィルム(理研ビニ
ル製)の片面に酢酸ビニル系接着剤(コニシ製)をロー
ルコートにより塗布し、その反対面に下記組成からなる
粘着性の紫外線硬化性塗料を厚みが60μmとなるよう
にロールコートした。
ポリエステル樹脂 (東洋紡績■製バイロン)   35重量部エポキシア
クリレート (昭和高分子■製すポキシ5P)70μm1部酢酸ビニ
ル樹脂        10重量部ベンゾフェノン (日本化薬■製KAYACIJRE BP )   1
0重量部ハイドロキノン       0.011重部
このコート面に、上記マスクシートを印刷面が当接する
ようにして重ね合わせて複合転写シートを作成した。
この複合転写シートを、曲面形状を有するABS樹脂基
材にラッピング法により曲面形状に追従した状態で接着
せしめた。この際のラッピング法は上記基材の曲面形状
を小単位に分割した各単位形状に合致する接触面をそれ
ぞれ備えた複数の押圧ロールを適宜配置し、それら押圧
ロールによって転写シートを小面積毎に段階的に押圧し
て行った。
上記ランピングさセた積層体に、出力80W/catの
オゾンレス型紫外線ランプ5灯を装置した照射装置中を
20m/分の速度で通過させた後、ポリエステルフィル
ムを剥離した。
しかる後、その表面全体に紫外線硬化性塗料をスプレー
コートにて厚みが5μmとなるように塗布し、前記と同
し紫外線照射装置中を通過させ、以て化粧材を得た。
得られた化粧材は立体的意匠に冨み、着色バールインキ
層と凹凸形状が同調しており、付与された膜厚は全体的
に均一なものであった。
実施例2 透明の塩化ビニルフィルム(理研ビニル製、厚み50μ
m)にグラビアインキ(諸量インキ製)を用いて木目模
様を印刷し、その印刷面に実施例Iと同じ粘着性の紫外
線硬化性塗料を厚みが60μmとなるようにロールコー
トし、そのコート面に、離型性のある38μm厚のポリ
エステルフィルムに紫外線遮蔽性のある黒色インキ(諸
量インキ製)にて木目の導管柄を印刷したマスクシート
を重ね合わせて複合転写シートを作成した。
上記転写シートの塩化ビニルフィルム面に実施例1と同
様の接着剤を塗布した後、それを木質の曲面基材に実施
例1と同様の原理にてラッピングして密着せしめた。し
かる後、実施例1と同様の条件にて紫外線を照射し、ポ
リエステルフィルムを剥離した。
次いで、その凹凸表面に溶剤を塗布してブラッシングロ
ールにてバッフィングを行い、凹部に残る未硬化樹脂を
除去した。その後、プロファイルロールを用いて凹部に
濃茶色インキを埋込みプロファイルサンダーロールにて
四部以外に付着するインクを掻き取った後、表面全体に
実施例1と同様に紫外線硬化性塗料を塗布し同じ照射装
置中を同条件で通過させ、以て化粧材を得た。
得られた化粧材は木目模様と導管凹凸形状が同調し、天
然木の如きリアル感のある立体的意匠性に富むものであ
った。
〔発明の効果] 以上説明したように、本発明製造方法によれば化粧材基
材が曲表面を有する形態のものにもかかわらず、所望の
凹凸模様を簡便に且つ確実に付すことができ、特にこれ
は前記の如き複合転写シートを曲面基材に対して曲面形
状に追従するようにラッピング法等により密着せしめる
ことにより達成される。また本発明では前記の如く電離
放射線硬化性樹脂層をマスクシートと支持シートにてサ
ンドイッチ構造の如く担持した複合転写シートを用いて
上記凹凸模様の形成を行っているため曲面のどの位置に
おいても均一な膜厚(凸部と凹部の膜厚差は除く)でも
って凹凸模様を形成することができる。即ち、電離放射
線硬化性樹脂層を曲面基材側に塗布形成すると、該樹脂
の材質等によっては凹部のような低位部分に滞留し易い
ため!119厚も低位部と高位部ではバラツキ、得られ
る凹凸模様の膜厚も不均一となる傾向があるが、本発明
はこの不具合を解消できる。また上記転写シート側(電
離放射線透過性シートや支持シート)に絵柄層等を形成
しておくことにより、上記凹凸模様と絵柄層が完全に同
調した凹凸4Aj!Aを基材に付与形成できる。
従って、本発明によれば立体感に冨み意匠的にも優れた
美麗な凹凸模様が付された化粧材を簡便かつ確実に製造
できる。
また、粘着性の電離放射線硬化性樹脂を使用して複合転
写シートにおける接着剤層を、マスクシートと支持シー
トを重ね合わせた後に形成することにより、接着剤層に
よる障害なしにマスクシートと支持シートの重ね合わせ
が行える等の利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)〜(d)は本発明製造方法の一実施例を示
す工程説明図、第2図、第3図、第4図は本発明にて得
られる化粧材の他側を示す断面図、第5図(a)〜(c
)はラッピング法の一例を示す説明図である。 1・・・マスクシート 2・・・電離放射線透過性シート 3・・・電離放射線遮蔽性模様 5・・・複合転写シート  6・・・接着剤層7・・・
支持シート 8・・・電離放射線硬化性樹脂層 9・・・曲表面    lO・・・化粧材基材13・・
・電離放射線  14・・・凹部  15・・・凸部1
7・・・保護層    11・・・着色インキ第  2
  図 17・・・保護層 第  3  図 第  4  図 18・・・着色イ/ギ 第  5  図

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記(a)〜(e)の工程を順に行うことを特徴
    とする凹凸模様を有する化粧材の製造方法。 (a)表面が剥離性を有する電離放射線透過性シートの
    剥離性面に必要に応じて着色層を設け、且つ上記シート
    の表裏いずれかの面若しくは着色層上に電離放射線遮蔽
    性模様を設けたマスクシートを準備する工程。 (b)上記マスクシートを電離放射線硬化性樹脂層を介
    在させて、裏面に接着剤層を設けた支持シートの表面側
    に重ね合わせた複合転写シートを準備する工程。 (c)上記複合転写シートを接着剤層側が当接するよう
    にして、曲表面を有する化粧材基材に該曲表面の形状に
    追従させて接着させる工程。 (d)電離放射線を照射して電離放射線遮蔽性模様のな
    い部分に相当する電離放射線硬化性樹脂層を硬化させる
    工程。 (e)電離放射線透過性シートを剥がして電離放射線硬
    化性樹脂層の未硬化部の樹脂の一部を該透過性シートに
    付着させて除去して凹部を形成するとともに、硬化した
    電離放射線硬化性樹脂からなる凸部を形成する工程。
  2. (2)工程(b)における電離放射線硬化性樹脂層を形
    成するための樹脂材質として粘着性の電離放射線硬化性
    樹脂を使用する請求項1記載の凹凸模様を有する化粧材
    の製造方法。
  3. (3)粘着性の電離放射線硬化性樹脂からなる樹脂層を
    介してマスクシートと支持シートを重ね合わせた後に、
    該支持シートの裏面に接着剤層を形成する請求項2記載
    の凹凸模様を有する化粧材の製造方法。
  4. (4)工程(e)のシート剥離後、凹部に残存する未硬
    化の電離放射線硬化性樹脂を電離放射線を照射して硬化
    させる請求項1〜3のいずれかに記載の凹凸模様を有す
    る化粧材の製造方法。
  5. (5)工程(e)のシート剥離後、凹部に残存する未硬
    化の電離放射線硬化性樹脂を除去する請求項1〜3のい
    ずれかに記載の凹凸模様を有する化粧材の製造方法。
  6. (6)得られた凹凸表面上に着色インキを全面塗布した
    後、凹部以外に付着する該インキを除去して凹部のみに
    残存塗工する請求項1〜5のいずれかに記載の凹凸模様
    を有する化粧材の製造方法。
  7. (7)得られた凹凸表面上に透明又は半透明の合成樹脂
    からなる保護層を形成する請求項1〜6のいずれかに記
    載の凹凸模様を有する化粧材の製造方法。
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