JPH04162410A - 積層フィルムコンデンサの製造方法 - Google Patents
積層フィルムコンデンサの製造方法Info
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- JPH04162410A JPH04162410A JP28750290A JP28750290A JPH04162410A JP H04162410 A JPH04162410 A JP H04162410A JP 28750290 A JP28750290 A JP 28750290A JP 28750290 A JP28750290 A JP 28750290A JP H04162410 A JPH04162410 A JP H04162410A
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Landscapes
- Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、電子機器に使用される積層フィルムコンデン
サの製造方法に関する。
サの製造方法に関する。
従来の技術
従来のフィルムコンデンサの製造方法は、少なくとも片
面に複数条の蒸着電極を有し、その表面にラッカリング
誘電体膜を設けた幅広の金属化フィルムを必要数積層し
、その両側に金属化フィルムの保護用カバーフィルム層
を設けた複数条のコンデンサ母体を条方向に分割し、そ
の端面にメタリコン電極を設け、その後フィルムの熱収
縮を起こさせることによシ、コンデンサのはんだ付けや
高温使用におけるフィルムの熱収縮を抑え、熱収縮に起
因する特性劣化を防ぐ目的、およびラッカリング誘電体
膜中に含まれる有機溶剤を除去し、有機溶剤の残留に起
因する特性劣化を防ぐ目的で行う加−熱処理は、コンデ
ンサ母体にメタリコン電極を形成した後に行っていた。
面に複数条の蒸着電極を有し、その表面にラッカリング
誘電体膜を設けた幅広の金属化フィルムを必要数積層し
、その両側に金属化フィルムの保護用カバーフィルム層
を設けた複数条のコンデンサ母体を条方向に分割し、そ
の端面にメタリコン電極を設け、その後フィルムの熱収
縮を起こさせることによシ、コンデンサのはんだ付けや
高温使用におけるフィルムの熱収縮を抑え、熱収縮に起
因する特性劣化を防ぐ目的、およびラッカリング誘電体
膜中に含まれる有機溶剤を除去し、有機溶剤の残留に起
因する特性劣化を防ぐ目的で行う加−熱処理は、コンデ
ンサ母体にメタリコン電極を形成した後に行っていた。
３・＼−７
発明が解決しようとする課題
しかしながら上記従来の製造方法では、加熱処理の際、
金属化フィルムとカバーフィルム層の熱収縮率が異なる
ために、それぞれのフィルムとメタリコン電極との間で
歪みが発生する。これにより、蒸着電極とメタリコン電
極の結合が不安定と々９、誘電正接特性が変動する。ま
たラッカリング誘電体膜中に含まれる有機溶剤の蒸発が
メタリコン電極に阻害されるため、ラッカリング誘電体
膜中の有機溶剤を完全に除去することが困難となり、有
機溶剤の残留に起因する絶縁抵抗の劣化を招いていた。
金属化フィルムとカバーフィルム層の熱収縮率が異なる
ために、それぞれのフィルムとメタリコン電極との間で
歪みが発生する。これにより、蒸着電極とメタリコン電
極の結合が不安定と々９、誘電正接特性が変動する。ま
たラッカリング誘電体膜中に含まれる有機溶剤の蒸発が
メタリコン電極に阻害されるため、ラッカリング誘電体
膜中の有機溶剤を完全に除去することが困難となり、有
機溶剤の残留に起因する絶縁抵抗の劣化を招いていた。
本発明は上記従来の課題を解決するもので、フィルムと
メタリコン電極の間における歪みの発生を防ぎ、またラ
ッカリング誘電体膜中の有機溶剤の除去を容易にし、安
定した特性の積層フィルムコンデンサの製造方法の提供
を目的とする。
メタリコン電極の間における歪みの発生を防ぎ、またラ
ッカリング誘電体膜中の有機溶剤の除去を容易にし、安
定した特性の積層フィルムコンデンサの製造方法の提供
を目的とする。
課題を解決するだめの手段
上記の目的を達成するために本発明の積層フィルムコン
デンサの製造方法では、複数条のコンデンサ母体を条方
向に分割した後、メタリコン電極を形成するまでの間で
コンデンサ母体に加熱処理を施すものである。
デンサの製造方法では、複数条のコンデンサ母体を条方
向に分割した後、メタリコン電極を形成するまでの間で
コンデンサ母体に加熱処理を施すものである。
作 用
この加熱処理により、事前にフィルムの熱収縮を起こさ
せ、その後の製造工程や市場においてコンデンサに加わ
る熱によるフィルムの熱収縮を抑えることによって、加
熱処理を施した後に形成するメタリコン電極とフィルム
の間における歪みの発生を防ぐことができる。
せ、その後の製造工程や市場においてコンデンサに加わ
る熱によるフィルムの熱収縮を抑えることによって、加
熱処理を施した後に形成するメタリコン電極とフィルム
の間における歪みの発生を防ぐことができる。
また、この加熱処理によシ、ラッカリング誘電体膜中の
有機溶剤は、メタリコン電極に阻害されることなく容易
に蒸発する。
有機溶剤は、メタリコン電極に阻害されることなく容易
に蒸発する。
実施例
以下、本発明の一実施例について、図面を参照しながら
説明する。
説明する。
実施例１
両面に複数条のアルミニウム蒸着電極を有し、その表面
にポリフェニレンオキサイド膜を有する広幅の金属化ポ
リエステルフィルムを複数枚積層６ ・＼ ／ し、その両側に、ポリエステルフィルムの表面ニポリフ
ェニレンオキサイド膜を有するカバーフィルムを設けた
複数条のコンデンサ母体を条方向に分割する。
にポリフェニレンオキサイド膜を有する広幅の金属化ポ
リエステルフィルムを複数枚積層６ ・＼ ／ し、その両側に、ポリエステルフィルムの表面ニポリフ
ェニレンオキサイド膜を有するカバーフィルムを設けた
複数条のコンデンサ母体を条方向に分割する。
そのコンデンサ母体の部分斜視図を第１図に示す。
図において、１は金属化フィルム、２は蒸着電極、３は
ラッカリング誘電体膜、４は保護用のカバーフィルム層
であり、端面Ｍ、Ｎにメタリコン電極を設ける。こうし
て得られた単一条のコンデンサ母体を多数準備し、これ
を７集団に分け、それぞれの集団の加熱処理条件として
、温度を８０℃、１００℃、１２０℃、１４０℃、 １
ｅｏ℃。
ラッカリング誘電体膜、４は保護用のカバーフィルム層
であり、端面Ｍ、Ｎにメタリコン電極を設ける。こうし
て得られた単一条のコンデンサ母体を多数準備し、これ
を７集団に分け、それぞれの集団の加熱処理条件として
、温度を８０℃、１００℃、１２０℃、１４０℃、 １
ｅｏ℃。
１８０℃、２００’Ｃ１時間を３０時間とした７条件で
加熱処理（１）を施し、各単一条のコンデンサ母体の両
端面に、亜鉛合金からなるメタリコン電極を形成し、再
度１ ｓｏ℃、１０ｈの加熱処理（２）を施す。その後
、条方向と直角方向に鋸刃を用いて切断し、０．１μＦ
のコンデンサ素子を多数得る。
加熱処理（１）を施し、各単一条のコンデンサ母体の両
端面に、亜鉛合金からなるメタリコン電極を形成し、再
度１ ｓｏ℃、１０ｈの加熱処理（２）を施す。その後
、条方向と直角方向に鋸刃を用いて切断し、０．１μＦ
のコンデンサ素子を多数得る。
さらに各コンデンサ素子に、リード付け、電圧熱６ペー
ジ 理、エポキシ樹脂外装を施した後、電気選別機にて、加
熱処理０）の条件別に、誘電正接不良率Ａと絶縁抵抗不
良率Ｂを求めると、第２図のようになる。同図よシ加熱
処理温度が１００℃未満では、フィルムの熱収縮、有機
溶剤の蒸発ともに不十分で、本発明の効果はほとんど期
待できず、また１８０℃を超える温度では、極度の熱収
縮によりフィルムの端部が湾曲し、フィルム間の隙間を
塞ぐため、その後に形成するメタリコン電極とフィルム
の結合が不完全となること、およびラッカリング膜が熱
劣化することによシ、加熱温度としては１００℃以上、
１８０℃以下が最適であった二実施例２ 上記実施例１の加熱処理（１）の条件を、温度は１６０
℃とし、時間を２ｈ 、 ｓｈ 、 １ ｏｈ 、２０
ｈ。
ジ 理、エポキシ樹脂外装を施した後、電気選別機にて、加
熱処理０）の条件別に、誘電正接不良率Ａと絶縁抵抗不
良率Ｂを求めると、第２図のようになる。同図よシ加熱
処理温度が１００℃未満では、フィルムの熱収縮、有機
溶剤の蒸発ともに不十分で、本発明の効果はほとんど期
待できず、また１８０℃を超える温度では、極度の熱収
縮によりフィルムの端部が湾曲し、フィルム間の隙間を
塞ぐため、その後に形成するメタリコン電極とフィルム
の結合が不完全となること、およびラッカリング膜が熱
劣化することによシ、加熱温度としては１００℃以上、
１８０℃以下が最適であった二実施例２ 上記実施例１の加熱処理（１）の条件を、温度は１６０
℃とし、時間を２ｈ 、 ｓｈ 、 １ ｏｈ 、２０
ｈ。
ｓｏｈ 、５０ｈ 、ｓｏｈとした７条件とし、ソノ他
は同一の製造方法とし、同様に加熱処理（１）の条件別
に、誘電正接不良率Ａと絶縁抵抗不良率Ｂを求めると、
第３図のようになる。５時間未満ではフィルムの熱収縮
、有機溶剤の蒸発ともに不十分７・＼−７′ で、本発明の効果はほとんど期待できず、寸だ５０時間
を超えると、ラッカリング誘電体膜が熱劣化するため、
加熱時間としては５時間以上、５０時間以下が最適であ
った。
は同一の製造方法とし、同様に加熱処理（１）の条件別
に、誘電正接不良率Ａと絶縁抵抗不良率Ｂを求めると、
第３図のようになる。５時間未満ではフィルムの熱収縮
、有機溶剤の蒸発ともに不十分７・＼−７′ で、本発明の効果はほとんど期待できず、寸だ５０時間
を超えると、ラッカリング誘電体膜が熱劣化するため、
加熱時間としては５時間以上、５０時間以下が最適であ
った。
発明の効果
以上のように本発明は、複数条のコンデンサ母体を条方
向に分割した後、メタリコン電極を形成する捷での間で
加熱処理を施すことによって、フィルムの熱収縮に起因
する誘電正接特性の変動と、ラッカリング誘電体膜中の
有機溶剤の残留に起因する絶縁抵抗の劣化を防ぎ、製造
工程における特性不良率の低減と信頼性の向上の効果が
得られる。
向に分割した後、メタリコン電極を形成する捷での間で
加熱処理を施すことによって、フィルムの熱収縮に起因
する誘電正接特性の変動と、ラッカリング誘電体膜中の
有機溶剤の残留に起因する絶縁抵抗の劣化を防ぎ、製造
工程における特性不良率の低減と信頼性の向上の効果が
得られる。
第１図はコンデンサ母体の部分斜視図、第２図は加熱処
理温度と特性不良率の関係図、第３図は加熱処理時間と
特性不良率の関係図である。 １・・・・・・金属化フィルム、２・・・・・・蒸着電
極、３・・・・・・ラッカリング誘電体膜、４・・・・
・・カバーフィ７レム層。
理温度と特性不良率の関係図、第３図は加熱処理時間と
特性不良率の関係図である。 １・・・・・・金属化フィルム、２・・・・・・蒸着電
極、３・・・・・・ラッカリング誘電体膜、４・・・・
・・カバーフィ７レム層。
Claims (2)
- （１）フィルムの少なくとも片面に複数条の蒸着電極を
設け、その表面にラッカリング誘電体膜を設けた幅広の
金属化フィルムを必要枚数積層し、その両側に上記金属
化フィルムの保護用のカバーフィルム層を設けたコンデ
ンサ母体を条方向に分割し、その端面にメタリコン電極
を設け、その後、条方向と直角方向に分割する積層フィ
ルムコンデンサの製造方法において、コンデンサ母体を
条方向に分割した後、その端面にメタリコン電極を設け
る前に分割したコンデンサ母体を加熱処理することを特
徴とする積層フィルムコンデンサの製造方法。 - （２）コンデンサ母体の加熱処理条件として、加熱温度
が１００℃以上１８０℃以下であり、加熱時間が５時間
以上５０時間以下であることを特徴とする請求項１記載
の積層フィルムコンデンサの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28750290A JPH04162410A (ja) | 1990-10-24 | 1990-10-24 | 積層フィルムコンデンサの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28750290A JPH04162410A (ja) | 1990-10-24 | 1990-10-24 | 積層フィルムコンデンサの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04162410A true JPH04162410A (ja) | 1992-06-05 |
Family
ID=17718175
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28750290A Pending JPH04162410A (ja) | 1990-10-24 | 1990-10-24 | 積層フィルムコンデンサの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04162410A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015146374A (ja) * | 2014-02-03 | 2015-08-13 | 王子ホールディングス株式会社 | コンデンサ素子の製造方法 |
| JP2018125547A (ja) * | 2018-03-22 | 2018-08-09 | 王子ホールディングス株式会社 | コンデンサ素子の製造方法 |
-
1990
- 1990-10-24 JP JP28750290A patent/JPH04162410A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015146374A (ja) * | 2014-02-03 | 2015-08-13 | 王子ホールディングス株式会社 | コンデンサ素子の製造方法 |
| JP2018125547A (ja) * | 2018-03-22 | 2018-08-09 | 王子ホールディングス株式会社 | コンデンサ素子の製造方法 |
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