JPH04159400A - 洗剤組成物 - Google Patents

洗剤組成物

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JPH04159400A
JPH04159400A JP2403417A JP40341790A JPH04159400A JP H04159400 A JPH04159400 A JP H04159400A JP 2403417 A JP2403417 A JP 2403417A JP 40341790 A JP40341790 A JP 40341790A JP H04159400 A JPH04159400 A JP H04159400A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
[0001] 本発明の第一の面は洗剤組成物に関し、特に、改良され
た色管理(colour care)特性を有する布(
fabric)洗濯用洗剤組成物に係る。本発明の第二
の面は例えば液体中での繊維製品間における着色剤の移
行(migration )を抑制する方法に係る。 [0002] 種々の色の布を洗濯するときに、さまざまな要因により
色の鮮やかさ(明るさ)が失われる。例えば、洗液から
の汚れが再付着して色がくすむことがある。種々の色の
布或は色物と白い布とを一緒に洗濯すると、一つの布か
ら洗液を介して着色剤が移行(transfer) し
たり、着色剤かにじみ出して布が脱色されたり、色の鮮
やかさが失われたり、及び/または布が汚れてしまった
りする危険性がある[0003] 繊維製品の生産工程では「湿式法」で製造したり、また
は仕上げたりする必要のあることが多い。ここでも着色
剤が移行する危険性がある。例えば、色のついた糸の混
合物から織ったかまたは編んだ衣類は定着を最大限にす
るために湿式仕上げまたは水洗いを必要とすることが多
い。プリントサれた繊維製品の製造では、結合しなかっ
た染料を洗い流す必要が多々あり、この工程でプリント
されてし)ない部分や違う色の部分に染料が移ることが
ある。このような着色剤移行過程では布の洗濯で直面す
るものと同じ望ましくない結果が生じることがある。フ
ァ・ノションの動向が色物の衣類や繊維製品、とくに多
色のものに向いているため、液体中での着色剤移行の問
題はますます重大になってきている。 [0004] 当業界では着色剤移行の問題に関して種々の提起が為さ
れてきたが、主として溶液から過剰の着色剤を除去する
ための漂白剤系を有する組成物によるものであった。こ
れら組成物の主な欠点はかなり強力に繊維製品や布地の
染料を直接漂白し、有色の繊維製品や布の色あせを引き
起こす傾向を持つことである。 [0005] E P 0206799 (The Dow Chem
ical Companいはある式で表されるある種の
結晶性陰イオン交換物質を開示しており、この物質は種
々の金属の水酸化物の無機錯塩と正に帯電した水和酸化
物からなる。この過剰な電荷は交換しうる陰イオンでバ
ランスをとるといわれている。陰イオン交換物質は液体
中での着色剤の移行の抑制、衣類の洗濯、コーンシロッ
プからのポリスチレンスルホン酸の除去及び色素の形成
に使用できるといわれている。陰イオン交換物質の前記
式には、実質的に酸化物が存在しない結晶性の塩は含ま
れない。 [0006] E P O207707(The Dow Chemi
cal Companいは160℃以上で陰イオン交換
特性を持つある種の陰イオン交換物質を開示している。 この物質はEPO206799の物質と同じ式で表され
る。この物質は、廃液からクロム酸塩またはジクロム酸
塩を除去し、工業用ボイラーシステムから珪酸塩を除去
し、或はある物品から他の物品への染料の移行をなくす
ために使用できるといわれている。 [0007] EPO206799に提起された衣類洗濯用の組成物に
は洗剤組成物としては効果がないであろうという欠点が
ある。種々の色の布または色物と白いものとを一緒に効
率よく洗濯するには着色剤移行を抑制することだけでな
く、布を効果的にきれいにすることも必要である。 [0008] EPO345587A (Henkel KGaA )
は一般式(a)Mg  Al (OH)  A  、 
nH2O−(a)X          y  z [式中、Aは非珪酸陰イオンであり、1<x<5、y>
z、(y+z)=2x+3.0<n<10]の陽イオン
性非珪酸塩層状化合物の洗剤組成物への使用を開示して
おり、洗剤組成物は8重量%のアルキルベンゼンスルホ
ン酸塩と5重量%の(a)を含んでいる。非珪酸塩層状
化合物はゼオライト含有洗剤組成物が繊維製品に堆積す
るのを減少させるといわれている。 [0009] 本発明は従来技術の欠点を緩和し、液体中での着色剤の
移行を抑制するための新しい物質を提供することを目的
としている。 [00101 すなわち、本発明は、式:Mg Al  (OH)16
CO3,4H20で示されるマナセアイトという化合物
に類似の任意の形態の他の陰イオン交換物質(本明細書
中では簡便にするためにマナセアイト様物質とする)に
関する。 [0011] 本発明の洗剤組成物及び本発明の液体中での着色剤の移
行を減少させる方法に有用なマナセアイト様物質は下記
式1:%式% [式中、 Mよ任意の1価または2価の陽イオンまたはその組合せ
であり、Nよ任意の3価または4価の陽イオンまたはそ
の組合せであり、kよ1価陽イオンの各モル分率の合計
であり、mよ2価陽イオンの各モル分率の合計であり、
nよ3価陽イオンの各モル分率の合計であり、pよ4価
陽イオンの各モル分率の合計であり、kとmのいずれが
またはnとpのいずれかはOであることができるがkと
mの両方またはnとpの両方がOであることはなく、k
+m+n+p=1である]で表すことができる。 [0012] Ay−は価数y−モル分率2の任意の陰イオンまたは同
様のもしくは異なるy−(1)陰イオン(7)組合せで
あり、k+2m+3n+4p−2−zy=0であり、X
は1から100まで変化しうる。 [0013] 上記式中の陽イオンMの例はLl 、Mg2+ Zn2
+ Fe2+ Cu2+ Sn2+  Ca 2+及び
Sr2+である。好適な陽イオンNにはA13+ Fe
3+ Ti4+及びSn4+が含まれる。 [0014] 好適な2価陽イオンはZn2+ Cu2+またはMg2
+−iたはこれらイオンの組合せまたは他の2価イオン
との組合せである。 [0015] 陰イオンAは無機または有機の陰イオンでありうる。好
ましい無機陰イオンAはCI   NOSo    C
o   及びOHである。有機陰イオンの例はクエン酸
及びステアリン酸のようなカルボン酸イオンである。 [0016] 本発明のマナセアイト様物質の例は次の通りである:Z
n Al (OH)36(C12)Zn20Mg  A
l  (OH)16(NO3)2XH20Cu A1 
(OH)36(C12)Zn20゜[0017] 従って、本発明の第一の面では、 (a)洗剤活性系、及び (b)式■で定義したマナセアイト様物質からなる洗剤
組成物を提供する。 [0018] マナセアイト様物質は液体中に好ましくは少なくともO
,Ig/l、より好ましくは少なくとも0.5g/l、
最も好ましくは少なくとも1g/lで存在する。マナセ
アイト様物質は本発明洗剤組成物中に、好ましくは少な
くとも1重量%より好ましくは少なくとも5重量%、最
も好ましくは5〜30重量%の量で存在する。 [0019] このような組成物は洗剤の洗液から望ましくない着色剤
を除去し、それによって洗濯中の着色剤移行や洗濯後の
布のくすむ傾向を減らすのに有効でありうる。 [00201 理論と結び付けることを望むのではないが、マナセアイ
ト様物質は染料のような陰イオン性分子種を吸着し布や
繊維製品への再付着を防ぐことにより液体中での着色剤
の移行を抑制すると考えられる。従って、種々の色の布
がくっつき合う繊維産業または典型的な布の洗濯の状況
で通常遭遇するような液体と布地の割合が低い場合には
再付着できる部位が無数にあるために着色剤の再付着が
早急に起こり、そのため、洗濯液または布の製造工程で
は陰イオン交換剤が比較的迅速に吸着することが重要で
ある。 [0021] マナセアイト様物質による着色剤の吸着速度に影響する
要因は液体媒質の温度マナセアイト様物質の平均粒径、
マナセアイト様物質の形態及び液体媒質のpHであるこ
とが発見された。 [0022] マナセアイト様物質の(光散乱で測定した)粒系は25
0μm未満であるのが好ましく、より好ましくは100
μm未満である。 [0023] マナセアイト様物質は陰イオン交換剤であるため洗剤活
性系は非陰イオン性、好ましくは非イオン性であるのが
好ましい。特に、洗剤活性系は非イオン洗剤活性物質を
系の少なくとも25重量%、好ましくは少なくとも30
重量%、より好ましくは40重量%含有することができ
る。こうして本発明組成物は種々の色物の布/白い布を
一緒に取扱うときの色の管理を良好に行うだけでなく、
有効な洗剤組成物も提供する。 [0024] 洗剤活性系に配合しうる好適な非イオン表面活性剤の例
には次のものが含まれる。 [0025] 1、アルキルフェノールのポリエチレンオキシド縮合物
、例えば、直鎖または分枝鎖構造の炭素原子数6〜12
のアルキル基を有するアルキルフェノールと、アルキル
フェノール1モルに対して3〜30、好ましくは5〜1
4モルのエチレンオキシドとの縮合産物。このような化
合物のアルキル置換基は例えば重合プロピレン、ジ−イ
ソブチレン、オクテン及びノネンに由来するものであっ
てよい。他の例は、フェノール1モル当り9モルのエチ
レンオキシドと縮合したドデシルフェノール、フェノー
ル1モル当り11モルのエチレンオキシドと縮合したジ
ノニルフェノール、13モルのエチレンオキシドと縮合
したノニルフェノール及びジイソオクチルフェノール。 [0026] 2、直鎖または分枝鎖構造の炭素原子数8〜24の第一
または第二脂肪族アルコールと、アルコール1モルに対
して2〜約40モル、好ましくは2〜約9モルのエチレ
ンオキシドとの縮合産物。好ましくは、脂肪族アルコー
ルは9〜18個の炭素原子からなり、脂肪族アルコール
1モル当り2〜9モル、好ましくは3〜8モルのエチレ
ンオキシドでエトキシル化されている。好適な表面活性
剤は線状(例えば、天然脂肪由来のもの) またはエチ
レンからチーグラー(Ziegler )法で製造した
もの、例えば約25%の2−メチル分枝を有するLut
ensols 、 Doban。 1s及びNeodols  (LutensolはBA
SFの商標、Dobanol及びNeodo lは5h
ellの商標)または2−メチル分枝を約50%有する
と理解される5ynperonics  (Synpe
ronicはICIの商標) またはLiquichi
micaからLialの商品名で市販されている分枝鎖
構造を50%以上有する第一アルコールから製造される
。本発明の範囲に含まれる非イオン表面活性剤の特定例
はDobanol 45−4、Dobano145−7
 、Dobanol 45−9、Dobanol 91
−2.5、Dobanol 91−3、Dobanol
 91−4、Dobanol 91−6、Dobano
l X1−8 、Dobanol 23−6.5.5ynperoni
c 6.5yperonic A7.5ynperon
ic 14 、アル0−ル1モル当り平均5〜12モル
のエチレンオキシドと炭素原子数10〜14のココナツ
アルコールとの縮合産物、及びアルコール1モル当り平
均7〜12モルのエチレンオキシドと本質的に炭素原子
数が16〜22の獣脂アルコールとの縮合産物。第二綿
状アルキルエトキシレート、特に1分子当り約11まで
、特に約3から9のエトキシ残基を有し、アルキル基の
炭素原子数が約9から15であるTergitol類の
エトキシレートも本発明組成物に好適である。 [0027] プロピレングリコールと酸化プロピレンを縮合して形成
した疎水性のベースとエチレンオキシドを縮合して化合
物を形成する。疎水性部分の分子量は一般に約1500
から1800である。このような合成非イオン洗剤はW
yandotte Chemicals社から商品名[
Pluronicjとして市販されている。 [0028] 洗剤活性系が陰イオン活性物質と非イオン活性物質の混
合物からなる場合には本発明に使用する好適な非イオン
物質及びその混合物は10.5以下、好ましくは6から
10、最も好ましくは8から9.5のHLB (親水性
−親油性バランス)を有する。すでに説明したように、
本発明の組成物は1つのまたは2つ以上の非イオン洗剤
活性物質の混合物を含有できる。混合物はHLBが10
.5以上の非イオン物質を1つ以上含有することもでき
るが、非イオン物質混合物の平均HLBは10.5以下
とする。HLB値は任意の化合物に対する親水性−親油
性バランスを示す公知の尺度であり、文献、例えばM 
J 5chick編の「Non1onic 5urfa
ctantsJ第1巻に充分定義されている。非イオン
物質の混合物のHLBを測定する方法もこの参考文献に
定義されている。 [0029] 好ましい非イオン物質は脂、肪アルコール、脂肪酸、脂
肪エステル、脂肪アミド及び脂肪アミンから選択した脂
肪化合物のアルコキシレートアダクツである。脂肪化合
物は少なくとも10個の炭素原子を含有し、非イオン物
質は1分子当り平均して8個未満のアルキレンオキシド
基を含有している。 [0030] 本発明に有用な脂肪アルコールのアルキレンオキシドア
ダクツは好ましくは次の一般式を有する。 特開平4−159400 (1Q) キルまたはアルケニル基であり、yは好ましくは10以
下、例えば0.5から約3.5であり、nは2または3
である。このような物質の例には、1分子当り約3個の
エチレンオキシド基を有する013〜C15アルコール
である5ynperonic A3(ICI製)及びラ
ウリルアルコール3E○であるEmpilan KB3
  (Marchon製)がある。 [0031] 本発明に有用な脂肪酸のアルキレンオキシドアダクツは
好ましくは次の一般式ここで、R10n及びyは上記と
同義である。好適例には1分子当り約2.4個のエチレ
ンオキシドを有する獣脂脂肪酸であるESONAL 0
334  (Diamond Shamrock製)が
ある。 [0032] 本発明に有用な脂肪エステルのアルキレンオキシドアダ
クツは炭素原子数1〜4の多価アルコールのモノ−ジー
及びトリエステルのアダクツ例えばココナツまたは獣脂
(トリグリセリド)  3 E O(Stearine
 Dubois製)を含む。 [0033] 本発明に有用な脂肪アミドのアルキレンオキシドアダク
ツは次の一般式を有する。 R10−C−N ]1  \ ○   (CnH2nO)2H ここで、RIOは炭素原子数少なくとも10、最も好ま
しくは10から22のアルキルまたはアルケニル基であ
り、nは2または3であり、Xと2は併せて4. 0以
下、好ましくは約0.5から約3.5であるカミXとZ
の一方がOでもよい。 このような物質の例には獣脂モノエタノールアミド及び
ジェタノールアミド並びに対応のココナツ及び大豆化合
物がある。 [0034] 本発明に有用な脂肪アミンのアルキレンオキシドアダク
ツは好ましくは次の一般式を有する。 10−N ここで、RIO及びnは上記と同義であり、Xと2は併
せて好ましくは4.0以下最も好ましくは約0.5から
約3.5である。このような物質の例にはEthome
en T12 (獣脂アミン2EO1AKZO製) 、
Optameet PO2(−1? コナラアルキルア
ミン5EO)及びCrodamet 1.02  (オ
レイルアミン2EO1Croda Chemicals
製)がある。 [0035] 本発明での使用に好適な陽イオン洗剤活性物質には第四
アンモニウム表面活性剤及び半極性の表面活性剤例えば
アミンオキシドがある。 [0036] 両性または双性イオン洗剤化合物も本発明組成物中に使
用できるが、比較的高価なため通常は望ましくない。両
性または双性イオン洗剤化合物を使用するときには、通
常、ずっと一般的に使用される陰イオン及び/または非
イオン洗剤活性化合物に比べて少量で使用する。 [0037] 本発明組成物に使用する洗剤活性化合物の有効量は一般
に全組成物重量の5〜50重量%、好ましくは6〜30
重量%である。 [0038] 本発明の洗剤組成物は一般に約5重量%から約80重量
%、好ましくは10重量%から60重量%の無機または
有機洗剤ビルダーも含んでよい。 [0039] 燐含有無機洗剤ビルダーが存在するとき、その例には水
溶性の塩、特にアルカリ金属のピロ燐酸塩、オルト燐酸
塩及びポリ燐酸塩がある。無機燐酸塩ビルダーの特定例
にはナトリウム及びカリウムのトリポリ燐酸塩、燐酸塩
及びヘキサメタ燐酸塩がある。 [0040] 燐を含有しない無機洗剤ビルダーが存在するとき、その
例には水溶性のアルカリ金属炭酸塩、重炭酸塩、珪酸塩
並びに結晶性及び非結晶性のアルミノ珪酸塩が含まれる
。特定例には、(方解石の種を含むまたは含まない)炭
酸ナトリウム、炭酸カリウム並びに重炭酸及び珪酸ナト
リウム及びカリウムがある。 [0041] 有機洗剤ビルダーが存在するとき、その例にはアルカリ
金属、アンモニウム及び置換アンモニウムのポリ酢酸塩
、カルボン酸塩、ポリカルボン酸塩、ポリアセタルカル
ボン酸塩及びポリヒドロキシスルホン酸塩がある。特定
例にはエチレンジアミン四酢酸、ニトリロ三酢酸、オキ
シニコハク酸、メリト酸、ベンゼンポリカルボン酸及び
クエン酸のナトリウム、カリウム、リチウム、アンモニ
ウム及び置換アンモニウム塩が含まれる。 [0042] 本発明洗剤組成物は布洗濯用洗剤組成物または繊維製品
洗濯用洗剤組成物に通常使用され洗濯及び洗浄特性を更
に改善する量の慣用の添加剤も含有しうる。これらの添
加剤の例には、本発明に悪影響を与えない、起泡増強剤
、抗起泡剤、珪酸ナトリウムのようなアルカリ性物質、
繊維柔軟剤、蛋白質分解酵素、脂質分解酵素及びでんぷ
ん分解酵素のような酵素、腐父防止剤、無機塩、金属イ
オン封鎖剤、漂白剤、着色剤及び香料が含まれる。 [0043] 好適実施態様では、蛍光剤または光学的な漂白剤は繊維
または布の元の色の色調を変化させることがあるので洗
剤組成物にこれらの添加剤は含ませない。 [0044] 本発明の洗剤組成物は顆粒、フレーク等を始めとする粉
末、液体、ペースト、もしくは棒状(固形洗剤)または
袋詰め(サツシェ)の形で製造し、提供することができ
る。 [0045] 本発明の洗剤粉末組成物は布洗濯用洗剤組成物の製造に
通常使用または提起されている慣用の製法で製造できる
。たとえば、噴霧乾燥するか、または乾燥もしくは加熱
ステップ前に導入するのに適してない繊細な成分は噴霧
冷却後に乾燥状態で加える。 [0046] 本発明の第二の面は液体を充分量の式■のマナセアイト
様物質に接触させることにより液体中での着色剤の移行
を抑制する方法に関する。 [0047] このような方法は布の洗濯液及び繊維製品処理液から陰
イオン染料を始めとする望ましくない着色剤を除去する
のに効果的である。 [0048] マナセアイト様物質は液体中に0.1〜30g/lの量
で存在する。好ましくは0.5〜10g/lである。 [0049] マナセアイト様物質の製造は公知であり、多くの文献、
例えば、5olid 5tateIonics  22
 (1986)135−141ページ、Walter 
T Re1chle、「5ynthesis of A
nionic C1ay Minerals(Mixe
d Metal Hydroxides、 Hydro
talci狽■J及び Chemtech (1986年1月)58−63ペー
ジ、Waiter T Re1chle 1Anion
ic C1ay Minerals 、Jに記載されて
いる。 [0050] 本発明に有用な亜鉛/アルミニウムマナセアイト様物質
は下記の方法及び当業界で公知の他の方法の1つで製造
できる。 [0051] 1、モル比8:1の塩化亜鉛と塩化アルミニウムの1m
oldm−3の溶液を製造した。塩化物溶液の元のpH
が約3から6.75に上昇するまで、2mol dm−
3の水酸化ナトリウム溶液を加えた。これにより白色の
ゲル様の沈澱が生じ、これを遠心分離した。次に沈澱を
脱塩水に懸濁させてから遠心して洗浄した。この洗浄過
程を数回繰り返した。次にゲルを80℃から100℃で
乾燥させ微細な粉末に粉砕しな。 [0052] 2、モル比8:1の塩化亜鉛と塩化アルミニウムの1m
ol dm ”の溶液を製造し、5 mol dm−3
の水酸化ナトリウム溶液と同時に、撹拌器を具備する5
す・ノトルのビーカーにポンプで入れた。反応混合物中
のpHを6.5に維持するよう水酸化ナトリウムの添加
速度を変えた。得られたゲルを上記のように分離し、洗
浄しな。 次に、洗浄した沈澱の粒子を次の種々の方法で乾燥させ
た:a)噴霧乾燥、 b)アルコール中でスラリーとし、濾過し、50℃のオ
ーブンで乾燥させた。次に、得られた沈澱をハンマーで
粉砕して微細な粉末とした、C)非イオン表面活性剤(
Synperonic A7 、ICI製)中でスラリ
ーとし、濾過し50℃のオーブンで乾燥させた。次に、
得られた沈澱をハンマーで粉砕して微細な粉末を形成し
た。 [0053] 本発明に有用なマグネシウム/アルミニウムマナセアイ
ト様物質は下記の方法及び当業界で公知の他の方法で製
造できる。 [0054] 98リツトルの水に水酸化ナトリウム19.5kgを加
え、次に水73リットルに溶解した硝酸マグネシウム2
5kg及び硝酸アルミニウム18.3kgを加えて、M
gxAl比を3:1とした。硝酸塩溶液を30分間かげ
て撹拌しながら加えた。溶液を90℃から100℃に2
時間加熱した。得られた沈澱を濾過し、洗浄した。沈澱
を次のように処理した:(i)  サンプルを水に再懸
濁させて固形分10%のスラリーとした、(ii)  
サンプルを噴霧乾燥させた、(iii )サンプルを約
120℃のオーブンで乾燥させ、流体エネルギーミルで
微細化した。 [0055] 3、本発明に有用なマグネシウム/アルミニウムマナセ
アイト様物質は次のようにまたは当業界で公知の方法に
より製造できる:脱塩水約66リツトルを含有する容器
に、水酸化ナトリウム/炭酸ナトリウムの混合したアル
カリ溶液150リツトルがらなり、全陰イオン濃度が5
Mであり水酸化物と炭酸塩の比が3:1であるアルカリ
溶液を加えてpHを中性から約10へと上昇させた。 全金属イオン濃度が2Mであり、マグネシウムとアルミ
ニウムの比が3:1である硫酸アルミニウムと硫酸マグ
ネシウムの溶液を容器に加え、容器の内容物を振とうし
な。硫酸塩溶液の添加速度は溶液のpHを10から10
.5に維持するよう調整した。硫酸塩溶液を添加すると
直ちに沈澱が生じるが、得られたスラリーを冷却して2
5℃に維持した。溶液添加終了後の反応時間は約50分
であり、更に10分間振とうした。次に、スラリーを圧
縮してフィルターケーキを形成しフィルターケーキを脱
塩水で洗った。塩化バリウム溶液を使用して、硫酸陰イ
オンの存在について洗った濾液をテストしたところ、硫
酸塩の大部分がケーキから除かれていることが示された
。次に、ケーキを1時間空気乾燥させ、リング乾燥器を
通し、次に流体エネルギーミルで5〜7ミクロンの粒径
まで粉砕しな。 [0056] マナセアイト様物質の形状は製法に依存することが発見
された。¥霧乾燥のような多孔性物質を生じる製法が特
に好ましい。 [0057] 以下の実施例で本発明組成物を例示する。 [0058]
【実施例】
実施世上 上記方法1に記載のようにして、亜鉛/アルミニウムマ
ナセアイト様物質のサンプルを製造しな。ふるいの大き
さ250μm、106μm、75μm及び45μmを使
用してサンプルをふるい分けた。 [0059] 着色剤の吸着速度は、一定時間毎にブランクと比較して
濾過した液体サンプルの吸光度を測定して決定した。 [00601 非イオン表面活性剤(Synperonic A7  
(ICI製))Ig/l、塩化ナトリウム0、01mo
l dm−3及び染料(Direct Red 80:
CI 35780) 0. 01 g / l (1’
)脱塩水溶液を製造した。溶液200m1を水浴中に置
き、温度を25℃または40℃に維持した。溶液は常に
撹拌していた。一定時間毎にサンプル5mlを採り、0
゜45μmのミリポアフィルタ−で濾過した。UV/可
視分光光度計で水/非イオン物質/NaC1標準に対し
て各サンプルの525 nm吸光度を測定した。これは
Direct Red 80の最大吸収である。最初の
読み取り後、亜鉛/アルミニウムマナセアイト0.14
gを加えた。その後、5.10及び20分の間隔でサン
プルを採取した。結果は次の通りであった:[0061
【表1】 25°C 40°C +106−250μm 25°C 40°C +75−IO6μm 25℃ 40℃ +45−75μm 25℃ 40°C 0,2790,1900,1540,1[)80.28
1   0.155   0.110   0.04゜
0.285 0.1?6 0.14i  0.0860
.275 0.117 0.072 01)300.2
80 0.144 0.112 0.0630.282
 0.087 0.049 0.0190゜283 0
.127 0.065 0.0260.281  (1
,0630,0290,(118[0062] これらの結果は、 (濾液の吸光度の減少として測定される)染料吸着の速
度は温度の上昇及び/または粒径の減少に従って増加す
ることを示している。 [0063] 実施伝菱 前記方法2のようにして、亜鉛/アルミニウムマナセア
イト様物u(ZnAIHT)のサンプルを製造しな。(
a)噴霧乾燥、(b)アルコール処理及び(c ) 5
ynperonic処理の順で乾燥させた沈澱の平均粒
径を光散乱により測定した。 サンプルの染料吸着速度は実施例1に記載の方法で測定
した。 [0064] 結果は次の通りであった。 [0065]
【表21 [0066] これらの結果から、 マナセアイト様物質の製法が染料吸着速度に大きく影響
することか判る。 これは多孔度が乾燥方法に依存するためと考えられる。 [0067] 実施文主 実施例2から、吸着速度の速い物質は5分以内に全ての
染料を吸着することが判る。最初の5分間1分毎にサン
プルを取り出すこと以外は実施例1の方法を使用して、
広範囲のマナセアイト様物質についての染料吸着速度を
測定した。 [0068] 前記のようにマグネシウム/アルミニウムマナセアイト
様物質を製造し、上記の(i)スラリー形成、(ii)
噴霧乾燥及び(i i i)微細化処理に記載したよう
に処理した。更に、噴霧乾燥させた亜鉛/アルミニウム
マナセアイト様物質の微細化したサンプルをテストした
(ZnAI  HT微細化と表示)。結果は次の通りで
ある。 [0069] [表3】 [00703 これらの結果はサンプルを微細化すると吸着速度が特に
速くなることを示している。アルコール処理したサンプ
ルの性能はf2絹化したサンプルよりほんの僅かだけ遅
い。 [0071] 実施例t 布の洗濯条件下での染料の移行に対するマナセアイト様
物質の作用を次のように評価しな。非イオン活性物質(
Synperonic A7 ) 0 、 8 g /
 1、ゼオライト(Wessalith P 、 De
gussa製)1.75g/l、硫酸ナトリウム0.5
g/l及び炭酸ナトリウム0.5g/lを含有する洗濯
液を、26.2°FH,Ca:Mg比2:1の水を用い
て調製し、テルゴトメータ上に置いた。3インチ四方の
色のついた木綿のテスト用の布4枚と3インチ四方の白
のサイズを塗っていない木綿の敷布を洗濯液500m1
中40℃で20分間洗濯した。液と布の割合は60:1
であった。 [0072] 着色したテスト用の布は1%のDirect Gree
n 26 CI 34045 (ICI製)、1%のD
irect Blue 25 C工23790  (I
CI製)または1%のDirect Red 80 C
J 35780 (ICI製)で染めた。 [0073] 前記2の方法で製造し、噴霧乾燥させたZn/AI  
HTo、5g/lを適宜加えた。 [0074] 460〜700nmの波長でのCIE LA、BΔE値
により4枚の白い布の平均した色の変化を測定した。△
E値が低い程、染料移行度が小さい。結果は次の通りで
あった。 [0075]
【表4】 [0076] これらの結果は、本発明のマナセアイト様物質により染
料の移行が減少することを示している。 [0077] 実施床】 下記のように、全自動洗濯機で、種々の色の布を使用し
、布の洗濯条件下での染料移行に対するマナセアイト様
物質の作用を評価した。 [0078] 14.4gの5ynperonic A7.31.5g
の七オライド、9gの炭酸ナトリウム、9gの硫酸ナト
リウム、9gの上記のように製造した種々のマナセアイ
ト様物質(任意)の組成を有する洗剤組成物を40℃の
木綿洗濯サイクルに設定した〜1iele〜“754S
のデイスペンサに入れた。 [0079] Direct Green 26で染めた布6枚、Di
rect Blue 25で染めた布6枚、Direc
t Red 80で染めた布6枚及び染めていない白い
敷布6枚からなる24枚のテスト用の本綿布を洗濯機に
入れた。24インチx12インチのニットのポリエステ
ル布を洗濯機に加え、液と布の比18:1.9:1.6
:1及び4.5:1となるように洗濯物量を各々1.2
.3または4kgとした。直接染料はポリエステルに親
和性がないのでニットのポリエステルは希釈効果を有し
ている。 [0080] テストは2回行い、実施例4と同様に平均の△E値を測
定しな。 [0081] 結果は次の通りである。 [0082]
【表5】 [0083] これらの結果は本発明のマナセアイト様物質を使用する
ことにより染料移行を減少させうろことを示している。 例えば、1kgの洗濯物の場合、マナセアイトを含有し
ない組成物では△E値が2.36であるのに対し、スラ
リー中にMg/A1マナセアイトを含有する組成物では
1.57のへE値が得られる。 [0084] 実施医旦 産業用の繊維製品洗浄条件で遭遇する条件下での染料移
行に対するマナセアイト様物質の作用を次のように評価
した。 [0085] ウールフランネルを5andozのLanasyn G
reen 5GL 3重量%で染めてテスト用の布を用
意した。染色した布を等重量の未染色ウールと混合し、
下表のように非イオン洗剤Croscour HVT 
(Crosfield Textile Chemic
als製) 非イオン分散剤/洗剤Croscolor
 300  (Crosfield Textile 
Chemicals製)、上記のように製造しオーブン
乾燥し、粒径5μmまで微細化したMg/AIHT及び
重炭酸ナトリウムを種々に含有する水の中、40℃、1
5分間、SDCWash St+’heelで振とうし
た。液:布の比は20:1であった。 [0086] B51006AO3:1978に記載のグレイスケール
系を使用して、未染色の布を染料移行について評価した
。(グレイスケールの数が大きくなる程染料移行の程度
が低くなる)。これらの結果は、本発明のマナセアイト
様物質の繊維製品洗濯液への添加により染料移行が減少
することを示している。 [0087]
【表6】 /は液中に成分が存在することを表わす。 実施伝り 産業用の繊維製品洗浄条件で遭遇する条件下での染料移
行に対するマナセアイト様物質の作用を次のように評価
した。 [0089] C1ba Geigy製の5olophenyl Bo
rdeaux AZBL  1 、 5重量%で木綿ニ
ットを染色してテスト用の布を用意した。染色した布を
4倍量(重量)の未染色の木綿と混合し、下表に示すよ
うに実施例6で使用しなCroscour HVT及び
Mg/AIHTを種々に含有する水の中、40℃で、1
5分分間上うした。液:布の比は20:1であった。 [0090] 実施例6に記載のグレイスケールを使用して未染色の布
の染料移行を評価した[0091]
【表7】

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】a、洗剤活性系、及び b、式 I : M_k_+_mN_n_+_p(OH)_2A_z^y
    ^−・xH_2O I [式中、 Mは任意の1価または2価の陽イオンまたはその組合せ
    であり、Nは任意の3価または4価の陽イオンまたはそ
    の組合せであり、には1価陽イオンの各モル分率の合計
    であり、mは2価陽イオンの各モル分率の合計であり、
    nは3価陽イオンの各モル分率の合計であり、pは4価
    陽イオンの各モル分率の合計であり、kとmのいずれか
    またはnとpのいずれかは0であることができるがkと
    mの両方またはnとpの両方が0であることはなく、k
    +m+n+p=1であり、A_z^y^−は価数y−、
    モル分率zの任意の陰イオンまたは同様のもしくは異な
    るy−の陰イオンの組合せであり、k+2m+3n+4
    p−2−zy=0であり、xは1から100まで変化し
    うる]で定義されるマナセアイト様物質 からなる洗剤組成物。
  2. 【請求項2】洗剤活性系が系の重量に対して少なくとも
    25重量%の非イオン洗剤活性物質を含む請求項1の洗
    剤組成物。
  3. 【請求項3】洗剤活性系が系の重量に対して少なくとも
    30重量%の非イオン洗剤活性物質を含む請求項1また
    は2の洗剤組成物。
  4. 【請求項4】マナセアイト様物質の粒径が250ミクロ
    ン未満である請求項1から3のいずれかの洗剤組成物。
  5. 【請求項5】マナセアイト様物質が式: Zn_1_6Al_2(OH)_3_6(Cl_2)x
    H_2Oを有する請求項1から4のいずれかの洗剤組成
    物。
  6. 【請求項6】マナセアイト様物質が式: Mg_6Al_2(OH)_1_6(NO_3)_2x
    H_2Oを有する請求項1から4のいずれかの洗剤組成
    物。
  7. 【請求項7】マナセアイト様物質が式: Cu_1_6Al_2(OH)_3_6(Cl_2)x
    H_2Oを有する請求項1から4のいずれかの洗剤組成
    物。
  8. 【請求項8】実質的に請求項1に定義された式 I で示
    される物質の充分量を液体と接触させることによって液
    体中での着色剤の移行を減少させる方法。
  9. 【請求項9】マナセアイト様物質が液体中に少なくとも
    0.1g/lの濃度で存在している請求項8の方法。
  10. 【請求項10】マナセアイト様物質が液体中に少なくと
    も1g/lの濃度で存在している請求項8または9の方
    法。
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