JPH04159103A - 車軸の糸類巻込防止構造 - Google Patents

車軸の糸類巻込防止構造

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JPH04159103A
JPH04159103A JP2283971A JP28397190A JPH04159103A JP H04159103 A JPH04159103 A JP H04159103A JP 2283971 A JP2283971 A JP 2283971A JP 28397190 A JP28397190 A JP 28397190A JP H04159103 A JPH04159103 A JP H04159103A
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axle
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protrusion
groove
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Kazuyoshi Ichiki
市木 和佳
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Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は車輪を回転自在に支持する車軸に糸類が巻込ま
れることを防止する構造に関するものである。
従来の技術 上記の車輪の支持構造としては、例えば第2図に示した
例が一般に用いられている。図示例は運搬車に装備され
るキャスタ用の車輪の支持構造を示しており、支持部材
1の下側部には締付具3を用いて車軸5が固定されてい
る。7,7は車軸5に対して回転自在に装着されたキャ
スタ用の車輪であって、この車輪7を構成するホイール
9の内側にアウタレース11.11が固定されており、
該アウタレース11.11と対向する部位に相当する車
軸5の表面部分にインナレース13.13が固定されて
いて、このインナレース13.13と前記アウタレース
11.11との間にローラ12.12が介挿されている
。上記のアウタレース11.11、インナレース13.
13及びローラ12.12によってホイールベアリング
10が構成される。該ホイールベアリング10内には潤
滑油が注油されている。
又、車輪7の中央寄りの部位には、上記ホイール9と車
軸5間に形成される空間部を閉鎖して上記潤滑油の洩れ
を防止するためのオイルシール17が嵌着されている。
このオイルシール17は、前記ホイール9側に固定され
た基部17aと車軸5に当接するシールリップ17bと
が設けられている。
19はインナレース13の他方側端部を支持する固定部
材であり、21はホイール9の中央部分外面をカバーす
るホイールキャップである。
更に上記オイルシール17に代えて、ホイールベアリン
グ10側への水分とかダスト類の浸入を防止するラビリ
ンスプレー1・とか、ダストシールを使用する例もあり
、又、車軸5にスプラッシュガードを圧入固定する構造
も知られている。
(第2図と類似構造として実開昭62−52002号公
報があり、その他のラビリンスプレートもしくはダスト
シールを使用する構造例として特開昭61−18085
8号公報、特開昭61−7401号公報がある。) 発明が解決しようとする課題 しかしながらこのような従来の車輪の支持構造、特に第
2図に示す構造例の場合には、走行中に車輪7の中央寄
り、即ち支持部材1側から糸類が巻き込まれた際に、こ
れらの糸類がオイルシール17と車軸5との間に噛み込
まれてしまうことがあり、車輪7の回転に余分な負荷が
かかって走行性が低下してしまうという課題があった。
更に前記ラビリンスプレート及びダストシールを使用す
る例とか、車軸5にスプラッシュガードを圧入固定する
手段に、ホィールベアリング10側への水分とかダスト
類の浸入を防止することを主眼としていたため、特に糸
類の巻込防止作用は有しておらず、しかも車軸5に圧入
部品の固定スペースを確保する必要があるため、該車軸
5の軸方向の寸法が長くなってしまうという難点があり
、更には圧入部品の成形加工とか圧入工程を要するため
、コストアップを招来してしまうという問題点を有して
いる。
そこで本発明はこのような従来の車輪の支持構造が有し
ている課題を解消して、簡易な構成によって前記車軸と
オイルシールとの間に糸類が巻き込まれることを防止す
る構造を得ることを目的とするものである。
課題を解決するための手段 本発明は上記の目的を達成するために、支持部材の下側
部に固定された車軸に、ホイールベアリング及びオイル
シールを介在させて車輪側のホイールを回転自在に装着
した構成において、上記ホイールの支持部材側内面と微
小な空間部を形成して対峙してホイール方向に突出する
突条を前記車軸に設け、該車軸上の突条に隣接する支持
部材寄りの表面に溝を形成した車軸の糸類巻込防止構造
の構成にしである。
作用 かかる構成によれば、走行中に車輪の支持部材側から糸
類が巻き込まれた際に、これらの糸類が車軸に形成され
た溝内に集中して、軸方向への移動が停止される。更に
微小な空間部を形成して対峙している突条とホイール内
面による遮断作用に基づいて、これら糸類とか紙類が車
輪の内方に浸入することを防止することができる。従っ
てこれら糸類によるホイールベアリングへの噛み込み現
象を防止することができて、車輪の回転を常時正常に維
持することができる。
又、上記の溝はホイールの内方から支持部材側に若干は
みだした位置に形成されているので、溝内に巻き込まれ
た糸類の除去作業を簡単に実施することができる。
実施例 以下第1図に基づいて本発明にががる車軸の糸類巻込防
止構造の一実施例を、前記従来の構成と同一の構成部分
に同一の符号を付して詳述する。
尚、図示例は本発明を運搬車に装備されるキャスタ用の
車輪に適用した場合を示している。
即ち、1は支持部材であって、この支持部材1の下側部
には締付具3を用いて車軸5が固定されており、この車
軸5にキャスタ用の車輪7,7が回転自在に装着されて
いる。この車輪7.7を構成するホイール9の内側にア
ウタレース11が固定されている。そしてホイール9の
支持部材1側に面した一端部には、車軸5方向に突出す
る環状体で成る第1の突条9a(本発明のホイールの支
持部材側内面に相当する)がホイール9と一体に突設さ
れている。図示例の場合、該第1の突条9aはアウタレ
ース11の中央寄りの端部を支持する機能を有している
一方、車輪7の内側に位置する車軸5の表面部分にイン
ナレース13が固定されていて、このインナレース13
と前記アウタレース11との間に複数個のボールベアリ
ング15.15が介挿されている。上記のアウタレース
11.インナレース13及びボールベアリング15.1
5によってホイールベアリング20が構成される。
更に車軸5の表面で上記突条9aと対向する部位には、
ホイール9方向に突出する環状体で成る第2の突条5b
(本発明の突条に相当する)が突設されている。そして
車軸5上の該第2の突条5bに隣接する支持部材1寄り
の表面には、環状の溝5aが形成されている。この環状
の溝5aはホイール9の内方から支持部材1側に若干は
みだした位置に形成されている。
上記の溝5aと第2の突条5bとは車軸5と一体成形可
能であるため、きわめて容易に形成することができる。
上記のホイール9側の第1の突条9aと、車軸5側の第
2の突条5bとは相互に対向する位置にあり、且つ画突
条9a、5bは微小な空間部を形成して対峙している。
上記−刃側のボールベアリング15と前記第1゜第2の
突条9a、5b、アウタレース11及びインナレース1
3によって囲まれた閉領域内にオイルシール17が嵌着
されている。このオイルシール17には、前記アウタレ
ース11.インナレース13及び車軸5側の第2の突条
5bにそれぞれ当接するシールリップが設けられている
19はインナレース13とアウタレース11の他方側端
部を支持する固定部材であり、21はホイール9の中央
部分外面をカバーするホイールキャップである。
かかる本実施例によれば、走行中に車輪7,7の中央寄
り、即ち支持部材1側から糸類とか荷造り用のビニール
紐等が巻き込まれた際に、これらの糸類とか紙類が先ず
車軸5に形成された溝5aに集中するので、軸方向への
糸類の移動が停止される上、更に微小な空間部を形成し
て対峙している第1の突条9aと第2の突条5bによる
遮断作用に基づいて、これら糸類とか紙類がオイルシー
ル17側に浸入することを防止することができる。
従ってこれら糸類とか紙類がホイールベアリング20内
に噛み込まれることがなくなり、車輪7の回転を常時正
常に維持することができる。
又、溝5aはホイール9から支持部材1側に若干はみだ
した位置に形成されているので、該溝5a内に集中的に
巻き込まれた糸類、紙類の除去作業を簡単に実施するこ
とができる。
尚、本実施例として、ホイール内面に第1の突条9aを
形成したが、本発明では上記に限定されるものではなく
、第2の突条5bと微小な空間部を形成して対峙するも
のであれば前記した突条でなくとも良い。
発明の効果 以上詳細に説明した如く、本発明にかかる車軸の糸類防
止構造によれば、走行中に車輪の支持部材側から巻き込
まれた糸類が車軸に形成された溝内に集中して軸方向へ
の移動が停止されるとともに、微小な空間部を形成して
対峙している突条とホイール内面との遮断作用により、
これら糸類が車輪の内方に浸入することを防止すること
ができる。
又、従来例のように車軸に特殊な圧入部品を装着する必
要がないので、車軸の軸方向の寸法を短縮することが可
能であり、且つ圧入部品の成形加工とか圧入工程を不要
としてこれら部品の成形加工及び圧入作業に起因するコ
ストアップの要因をなくすことができる。特に車軸側に
形成した突条と環状の溝は車軸と一体成形可能であるた
め、きわめて容易に形成することができる上、車軸とし
ての必要な強度が確保される。
更に上記の溝はホイールの内方から支持部材側に若干は
みだした位置に形成されているので、溝内に集中的に巻
き込まれた糸類の除去作業を簡単に実施することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかる車軸の糸類巻込防止構造の一実
施例を示す要部断面図、第2図は従来の車輪の支持構造
例を示す要部断面図である。 1・・・支持部材、3・・・締付具、5・・・車軸、5
a・・・溝、5b・・・突条(第2の突条)、7・・・
車輪、9・・・ホイール、9a・・・ホイール内面(第
1の突条)、11・・・アウタレース、13・・・イン
ナレース、15・・・ボールベアリング、17・・・オ
イルシール、20・・・ホイールベアリング。 第2図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)支持部材の下側部に固定された車軸に、ホィール
    ベアリング及びオイルシールを介在させて車輪側のホィ
    ールを回転自在に装着した構成において、 上記ホィールの支持部材側内面と微小な空間部を形成し
    て対峙してホィール方向に突出する突条を前記車軸に設
    け、該車軸上の突条に隣接する支持部材寄りの表面に溝
    を形成したことを特徴とする車軸の糸類巻込防止構造。
JP2283971A 1990-10-22 1990-10-22 車軸の糸類巻込防止構造 Expired - Fee Related JP2800397B2 (ja)

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