JPH04158799A - D―3―ヒドロキシ酪酸またはアセト酢酸の高感度定量法および定量用組成物 - Google Patents

D―3―ヒドロキシ酪酸またはアセト酢酸の高感度定量法および定量用組成物

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JPH04158799A
JPH04158799A JP28671890A JP28671890A JPH04158799A JP H04158799 A JPH04158799 A JP H04158799A JP 28671890 A JP28671890 A JP 28671890A JP 28671890 A JP28671890 A JP 28671890A JP H04158799 A JPH04158799 A JP H04158799A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 C産業上の利用分野〕 本発明は、臨床生化学検査、食品検査等におけるD−3
−ヒドロキシ酪酸またはアセト酢酸の酵素サイクリング
反応を用いた新規な高感度定量法および定量用組成物に
関する。
〔従来の技術〕
D−3−ヒドロキシ酪酸、アセト酢酸は、臨床検査分野
においてケトン体の各成分として測定され、代謝不全の
指標として重要である。ケトン体には、上記2つの他に
アセトンも含まれるが、アセトンは気化しやすく不安定
であり、又、血中D−3−ヒドロキシ酪酸、アセト酢酸
に比し低値であるため、臨床上は、D−3−ヒドロキシ
醋酸、アセトFF9を測定すれば十分とされている。
従来の測定法としては、例えばアセト酢酸をジアゾニウ
ム塩と化学的に反応させてヒドラヅ化合物またはアブ化
合物として吸光度を測定するジアゾニウム法、およびア
セト酢酸、アセトンを測定するためにアセト酢酸、アセ
トンにニトロプルシフト試薬を化学反応せしめ呈色体と
なすニトロプルジッド法等の化学法、およびケトン体を
アセトンに変換してガスクロマトグラフィーで検出する
ガスクロマトグラフィー法、および酵素法等がある。
ジアゾニウム法は感度が高いが、除蛋白が必要であり、
D−3−ヒドロキン酪酸を測定するには予めD−3−ヒ
ドロキシ酪酸デヒドロゲナーゼにより、D−3−ヒドロ
キシ酪酸をアセト酢酸に変換せしめてから求めた値(D
−3−ヒドロキシ酪酸とアセト酢酸の合計)からアセト
酢酸の値を差し引いて求めることになる。しかしながら
、−Cに化学的測定法は特異性が低いので、他の夾雑物
の影響を受けやすく例えばジアゾニウム法においては、
オギザロ酢酸の影響を受は易いものであった(Clin
icaChimica  Acta、134.327 
336(1,983))。また、ニトロプルジッド法は
、ジアゾニウム法と同様にD−3〜ヒドロキン酪酸を検
出することができず、感度も低い(検出感度500〜1
000μM)(日本臨床47巻、1989年増刊号、9
.484)。
更にまた、ガスクロマトグラフィー法は、操作が煩雑で
、臨床検査等多検体を取り扱う分野には適さない。
又、酵素法は、D−3−ヒドロキシ酪酸デヒロゲナーゼ
(EC1,1,1,30)を用いるものであり、アセト
酢酸を測定する場合には該酵素の逆反応、すなわちアセ
ト酢酸と還元型NADよりD−3−ヒドロキシ醋酸とN
ADとなす反応において消費される還元型NADの減少
量を、又、D−3−ヒドロキシ酪酸を測定する場合には
咳酵素反応の正反応、すなわちD−3−ヒドロキシ酪酸
とNADよリアセト酢酸と還元型NADとなす反応にお
いて増加する還元型NADの増加量をそれぞれ経時的に
測定するウィリアムソン(Wi ] 1 i ams 
o n)法〔Method  or  Enzymat
ic  Analysis、Academic  Pr
ess、NewYork、1836 1843  (1
974))およびその変法がある。またその他の酵素法
として、D−3−ヒドロキシ酪酸デヒドロゲナーゼの存
在下、1)−3−ヒドロキシ酪酸を測定するため、D−
3−ヒドロキシ酪酸とNADよりアセト酢酸と還元型N
ADとを生成せしめ、生した還元型NADの増加量に比
例してテトラヅリム塩をホルマザン色素として試験紙上
で検出するペーパーストリップテスト(Diabete
s  Care、7,481  (1984))もある
これらの酵素法においでは、ケトン体として重要なり−
3−ヒドロキシ酪酸およびアセト酢酸を片一方しか測定
できないばかりか、高感度測定もできない。また、アセ
ト酢酸を酵素的に測定するその他の方法として、アセト
アセチル−CoAシンセターゼ(EC6,2,1,16
)および3−ケトアシル−CoAチオラーゼ(EC2,
3,1,16)を用いてアセト酢酸をアセチル−CoA
に転換し、次いでアリルアミンアセチラーゼ(EC2,
3゜1.5)の作用によりアニリンをアセチル化し、そ
れに伴う405nmの吸光度の減少から求める測定法も
報告されている(Acta  Biochim、Bio
phys、、Acad、Sci、Hung、7゜143
(1972))が、工程が複雑であり、また高感度測定
でもないことから、普及するに至っていない。
〔発明が解決しようとする課題〕
前述の如くD−3−ヒドロキシ酪酸およびアセト酢酸の
酵素を用いた測定について種々の方法が試みられている
が、これらはいずれも高感度測定とは言えないばかりか
、臨床検査値として重要なケトン体のtStについての
直接の測定ができないものであった。
ケトン体の正常値は、血清または血しようでアセト酢酸
は41±1.4 (平均力SE、pmol/l)、D−
3−ヒドロキシ酪酸は34±2.1、また総ケトン体と
して74±2.4と少量であり (日本臨床47巻、1
989年増刊号、p、482)、高感度の測定方法が望
まれている。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは、上記の問題点につき鋭意検討した結果、
D−3−ヒドロキシ酪酸またはアセト酢酸の定量におい
てNADのアナログである還元型チオNADと還元型N
ADの極大吸収波長がそれぞれ40Qnm付近、34O
nm付近と異なっていることを利用し、チオNAD類お
よびチオNADPRからなる群より選ばれた1つとNA
D類およびNADP類からなる群より選ばれた1つの補
酵素に作用するD−3−ヒドロキシ酪酸デヒドロゲナー
ゼを用いることにより、吸光度の測定に際し、他物質の
吸収波長の混雑が回避できる酵素的サイクリング反応が
実施でき、高感度な測定が可能であることをljUし、
本発明を完成するに至った。
本発明は、上記のような知見に基いて完成されたもので
あって、D−3−ヒドロキシ酪酸およびアセト酢酸から
なる群より選ばれた1つまたはそれ以上のケトン体を含
有する被検液に、 ■チオニコチンアミドアデニンジヌクレオチドホスフェ
ート類(以下、チオNADPMという)およびチオニコ
チンアミドアデニンジヌクレオチド類(以下、チオNA
D類という)からなる群より選ばれた1つと、ニコチン
アミドアデニンジヌクレオチドホスフェート類(以下、
NA D P類という)およびニコチンアミドアデニン
ジヌクレオチド類(以下、N、a、DtJという)から
なる群より選ばれた1つとを補酵素とし、少な(ともD
−3−ヒドロキシ酪酸を基質としてアセト酢酸を生成す
る可逆反応をなすD−3−ヒドロキシ酪酸デヒドロゲナ
ーゼ、■A+ 、 ■B、、 を含有する試薬を作用せしめて、次の反応式AID−3
−ヒドロキシ酪A2 Bz            B。
(式中、A1はチオNADP類、チオNAD類、NAD
P類またはNAD類を示し、A2はA1の還元型生成物
を示し、B1はA、がチオNADP類またはチオNAD
類のときは還元型NADP類または還元型NAD類を、
A1がNADP類またはNAD類のときは還元型チオN
ADP類または還元型チオNADiを示し、B2はB、
の酸化型生成物を示す)で表されるサイクリング反応を
形成せしめ、該反応によって変化するA2またはB1の
量を決定することを特徴とするD−3−ヒドロキシ酪酸
およびアセト酢酸からなる群より選ばれた1つまたはそ
れ以上のケトン体の高感度定量法を提供するものである
また、本発明はD−3−ヒドロキシ酪酸およびアセト酢
酸からなる群より選ばれた1つまたはそれ以上のケトン
体を含有する被験液に、 ■チオNADP類およびチオNAD類からなる群より選
ばれた1つと、NADP類およびNADlfiからなる
群より選ばれた1つとを補酵素とし、少なくともD−3
−ヒドロキシ酪酸を基質としてアセト酪酸を生成する可
逆反応をなすD−3−ヒドロキシ酪酸デヒドロゲナーゼ
、 ■A9、 ■B+ または/およびB2、 ■D−3−ヒドロキシ酪酸に作用せず、B2から81へ
の反応を形成する第二のデヒドロゲナーゼおよび該第二
のデヒドロゲナーゼの基質、を含有する試薬を作用せし
めて、次の反応式 AID3−ヒドロキシ酸At (式中、A1はチオNADP類、チオNAD類、NAD
P類またはNAD類を示し、A2はA、の還元型生成物
を示し、B1はA、がチオNADP類またはチオNAD
類のときは還元型NADP類または還元型NAD類を、
A、がNADP類またはN A、 D類のときは還元型
チオNADP類または還元型チオNAD類を示し、B2
はB、の酸化型生成物を示し、B2からB、への反応は
B2を補酵素として第二のデヒドロゲナーゼにてB1を
生成する酵素反応を示す)で表されるサイクリング反応
を形成せしめ、該反応によって変化するA2の量を決定
することを特徴とするD−3−ヒドロキシ酪酸およびア
セト酢酸からなる群より選ばれた1つまたはそれ以上の
ケトン体の高感度定量法を提供するものである。
更に本発明はD−3−ヒドロキシ酪酸およびアセト酢酸
からなる群より選ばれた1つまたはそれ以上のケトン体
を含有する被験液に、 ■チオNADP類およびチオNAD類からなる群より選
ばれた1つと、NADP類およびNAD類からなる群よ
り選ばれた1つとを補酵素とし、少なくともD−3−ヒ
ドロキシ酪酸を基質としてアセト酢酸を生成する可逆反
応をなすD−3−ヒドロキシ酪酸デヒドロゲナーゼ、 ■A、または/およびA2、 ■B1・ ■D−3−ヒドロキシ酪酸に作用せず、A2からA1へ
の反応を形成する第三のデヒドロゲナーゼおよび該第三
のデヒドロゲナーゼの基質、を含有する試薬を作用せし
めて、次の反応式 A、D−3−ヒドロキシ酸A2 Bz            B+ (式中、A1はチオNADP類、チオNAD類、NAD
P類またはNAD類を示し、A2はA、の還元型生成物
を示し、B、はA、がチオNADPIまたはチオNAD
類のときは還元型NADP類または還元型NAD類を、
A1がNADP類またはNAD類のときは還元型チオN
ADP’類または還元型チオNAD類を示し、B2はB
、の酸化型生成物を示し、A2からA、への反応はAt
を補酵素として第三のデヒドロゲナーゼにてA1を生成
する酵素反応を示す)で表されるサイクリング反応を形
成せしめ、該反応によって変化するB10量を決定する
ことを特徴とするD−3−ヒドロキシ酪酸およびアセト
酢酸より選ばれた1つまたはそれ以上のケトン体の高感
度定量法を提供するものである。
更にまた本発明は、次の成分■〜■ ■チオNADP類およびチオNADIQからなる群より
選ばれた1つと、NApplおよびNAD類からなる群
より選ばれた1つとを補酵素とし、少なくともD−3−
ヒドロキシ酪酸を基質としてアセト酢酸を生成する可逆
反応をなすD−3−ヒドロキシ酪酸デヒロゲナーゼ、 ■A1、 ■B5、 (但し、AIはチオNADP類、チオNAD類、NAD
P類またはNAD類を示し、B、はA1がチオNADP
iまたはチオNAD類のときは還元型NADP類または
還元型NAD類を、A、がNADP類またはNAD類の
ときは還元型チオNADP類または還元型チオNADl
iを示す)を含有することを特徴とするD−3−ヒドロ
キシ酪酸およびアセト酢酸からなる群より選ばれた1つ
またはそれ以上のケトン体の定量用組成物を提供するも
のである。
更に本発明は、次の成分■〜■ ■チオNADP類およびチオNADiからなる群より選
ばれた1つと、NADP類およびNAD類からなる群よ
り選ばれた1つとを補酵素とし、少な(ともD−3−ヒ
ドロキシ酪酸を基質としてアセト酢酸を生成する可逆反
応をなすD−3−ヒドロキシ酪酸デヒドロゲナーゼ、 ■A、、 ■B、または/およびB2、 ■D−3−ヒドロキシ酪酸に作用せず、B2からB、へ
の反応を形成する第二のデヒドロゲナーゼおよび該第二
のデヒドロゲナーゼの基質、(但し、A1はチオNAD
P類、チオNAD類、NADP類またはNAD類を示し
、B1はA1がチオNADP類またはチオNADIIの
ときは還元型NADP類または還元型NAD類を、A、
がNADP類またはNAD類のときは還元型チオNAD
P類または還元型チオNAD類を示し、B2はB1の酸
化型生成物を示す)を含有することを特徴とするD−3
−ヒドロキシ酪酸およびアセト酢酸からなる群より選ば
れた1つまたはそれ以上のケトン体の定量用組成物を提
供するものである。
さらに本発明は、次の成分■〜■および■■チオNAD
PiおよびチオNAD類のいずれか1つと、NADP類
およびN A、 D類からなる群より選ばれた1つとを
補酵素とし、少なくともD−3−ヒドロキシ酪酸を基質
としてアセト酢酸を生成する可逆反応をなすD−3−ヒ
ドロキシ酪酸デヒドロゲナーゼ、 ■A、または/およびA2、 ■B1、 ■D−3−ヒドロキシ酪酸に作用せず、A2からAIへ
の反応を形成する第三のデヒドロゲナーゼおよび該第三
のデヒドロゲナーゼの基質、(但し、A1はチオNAD
P類、チオNADi、、NADP類またはNAD類を示
し、B1はA、がチオNADP類またはチオNAD類の
ときは還元型NADP類または還元型NAD類を、A、
がNADP類またはNAD類のときは還元型チオNAD
P類または還元型チオNAD類を示し、A2はA1の還
元型生成物を示す)を含有することを特徴とするD−3
−ヒドロキシ酪酸およびアセト酢酸からなる群より選ば
れた1つまたはそれ以上のケトン体の定量用組成物を提
供するのである。
本発明において用いられる、D−3−ヒドロキシ酪酸デ
ヒドロゲナーゼとは、少なくともD−3−ヒドロキシ酪
酸+NAD (P)  ←→アセト酢酸+NAD (P
)H+H”なる反応を触媒するものであって、チオNA
DP類およびチオNAD類からなる群より選ばれた1つ
と、NADPlfiおよびNADIからなる群より選ば
れた1つを補酵素とするものなら特に限定されない。
上記酵素の具体例としては、Pseudomonas 
 sp、由来の酵素(東洋紡社製)、ロドシュードモナ
ス スフェロイデス(Rhodopseudomona
s  5pheroides)由来の酵素、ロドスビリ
ルム ルブラム(Rhodospirillum  r
ubrum)由来の酵素、シュードモナス レモイゲネ
イ (Ps eud omona sl emo i 
gne i)由来の酵素、動!Il!71(ラット肝ミ
トコンドリア)由来の酵素等があげられる(東洋結社酵
素カタログ350・HBD 、酵素ハンドブック第11
〜12頁、朝倉書店1982年;Bjochem、J、
、102,423−431  (1967);J、Bi
ol、Chem、237,603−607  (196
2);Methods  in  Enzymol、’
14,227 231  (1969)、このうち、P
seudomonas  sp、由来の酵素は特に好ま
しく、NAD、NADP、チオNAD。
チオNADPをいずれも補酵素とするものである。
本酵素のNADPに対する特異性はNADに比して4.
74%(東洋結社酵素カタログ、350・HBD)であ
り、チオNADに対する特異性はNADに比して約10
%程度、チオNADPに対する特異性はNADPに比し
て約10%程度であった。他の起源の酵素については主
にNAD類とチオNAD類を補酵素とするものが多いが
、適宜の系により使用可能である。
又、A、およびB2で示される補酵素はチオNADP類
、チオNAD類、NADP類、NAD類を示すが、チオ
NADP類またはチオNAD類としては、例えばチオニ
コチンアミドアデニンジヌクレオチドホスフェート (
チオNADP) 、チオニコチンアミドヒボキサンチン
ジヌクレオチドホスフェート、およびチオニコチンアミ
ドアデニンジヌクレオチド(チオNAD) 、チオニコ
チンアミドヒボキサンチンジヌクレオチドが挙げられ、
又、NADP類またはNAD類としては、例えばニコチ
ンアミドアデニンジヌクレオチドホスフェート(NAD
P) 、アセチルビリジンアデニンジヌクレオチオドホ
スフエート(アセチルNADP) 、アセチルピリジン
ヒボキサンチンジヌクレオチドホスフェート、ニコチン
アミドヒボキサンチンジヌクレオチドホスフェート(デ
アミノNADP);及びニコチンアミドアデニンジヌク
レオチド(NAD)、アセチルピリジンアデニンジヌク
レオチド(アセチルNAD) 、アセチルピリジンヒボ
キサンチンジヌクレオチド、ニコチンアミドヒボキサン
チンジヌクレオチド(デアミノNAD)が挙げられる。
本発明のA1およびB1において例えばA、がチオNA
D (P)類である場合B、はNAD(P)H類である
ことが必要であり、B、がチオNAD (P)Hlであ
る場合AIはNAD (P)類であることが必要であり
、A、およびB1の関係において1つのチオ型補酵素を
使用するものである。
又、定量に用いるD−3−ヒドロキシ酪酸デヒドロゲナ
ーゼがチオNAD類とNAD類を補酵素とする場合は、
上述のチオNAD類とNAD類より、また、用いるD−
3−ヒドロキシ酪酸デヒドロゲナーゼがチオNAD (
P)類およびNAD (P)類を共に補酵素とする場合
は、上述のチオNAD類及びチオNADP類とNAD類
及びNADP類より適宜選択して用いればよい。
A1およびB1の量は、被検体中のD−3−ヒドロキシ
酪酸とアセト酢酸の合計量に比較して過剰量であること
、かつD−3−ヒドロキシ酪酸デヒドロゲナーゼのA、
およびB1それぞれに対するKm値に比較して過剰量で
あることが必要であり、特にD−3−ヒドロキシ酪酸と
アセト酢酸の合計量の20〜]、0.000倍モルが好
ましい。
本発明のD−3−ヒドロキシ酪酸またはアセト酢酸定量
用組成物においては、A1およびB、の濃度は0.02
〜100mM、特に0.05〜20mMが好ましく、D
−3−ヒドロキシ酪酸デヒドロゲナーゼの量は5〜I 
OOOu/m!!、特に20〜400u/mβが好まし
いが、その量は被検体の種類等により適宜決定すること
ができ、これ以上の量を用いることもできる。
また、本発明定量法は、D−3−ヒドロキシ酪酸デヒド
ロゲナーゼがNAD類及びNADPITを共に補酵素と
する場合において、2つの補酵素にチオNAD類とNA
D類もしくはNADP類との組み合わせを選んだときに
は、更に被検体に■成分のD−3−ヒドロキシ酪酸に作
用せず、B t −B lの反応を形成する第二のデヒ
ドロゲナーゼ及び該第二のデヒドロゲナーゼの基質を作
用せしめることにより、後記反応式(II)のごとく、
B、と82の間に81の再生のための反応系を付与せし
めることにより当該サイクリング反応を形成せしめ得る
。この場合、第二のデヒドロゲナーゼに関しては、この
測定系において実質的にA1に作用し得ない条件を設定
することが好ましく、例えばA、を本質的に補酵素とし
て利用しない酵素を選択する組み合わせ、A1とB。
の量的関係により第二のデヒロゲナーゼが実質的にA、
に作用しない条件を選択する組み合わせ等が例示される
。定量の際には反応により生成したA2の量を測定する
A、D−3−ヒドロキシ酸A2 第二のデヒドロゲナーゼ  (IT) (式中、A1はチオNADP類、チオNAD類、NAD
P類またはNAD類を示し、A2はA、の還元型生成物
を示し、B、はA+がチオNADP類またはNADP類
のときは還元型チオNAD類または還元型NAD類を、
A、がチオNAD類またはNAD類のときは還元型チオ
NADP類または還元型NADP類を示し、B2はB1
の酸化型生成物を示し、B、−B、はB2を補酵素とし
てB、を生成する酵素反応を示す) すなわち、第二のデヒドロゲナーゼはB、の再生のため
に補助的に添加するものであり、これによってB、の使
用量を少なくすることが可能となり、特にB、が高価な
場合は有効である。又、B、の代わりに82あるいはB
、とB2の混合物を用いて反応を行ってもよい。この場
合、B、または/及びB2の使用量は特に限定されるも
のではないが、−a的にはA1の1/10モル以下が好
ましい。
上記の成分■を用いるD−3−ヒドロキシ酪酸およびア
セト酢酸からなる群より選ばれた一つまたはそれ以上の
ケトン体の定量用組成物において、A1の4度は0.0
2〜100mM、特にo、05〜20mMが好ましく、
B2または/及びB、の濃度は0.05〜5000cr
M、特に5〜5ooμMが好ましく、D−3−ヒドロキ
シ酪酸デヒドロゲナーゼ(Da度ハ5〜] 000 u
 / m l 、特に20〜4o。
u / m lが好ましく、第二のデヒドロゲナーゼは
B2に対するKm値(mM単位)の20倍量(u / 
m j!単位)以上になるように#A製すればよく、例
えば1〜100u/m1が好ましく、また第二のデヒド
ロゲナーゼの基質は過剰量、例えば0.05〜20.m
Mが好ましい。これらの量は被検体の種類等により適宜
決定することができ、これ以上の量を用いることもでき
る。
第二のデヒドロゲナーゼ及びその基質としては、例えば
B2がNAD類またはチオNAD類のときは、アルコー
ルデヒドロゲナーゼ(EC1,1,1゜1)とエタノー
ル、グリセロールデヒドロゲナーゼ(EC1,1,1,
6)(E、Co11由来)とグリセロール、グリセロー
ル−3−リン酸デヒドロゲナーゼ(EC1,1,1,8
)(ウサギ筋肉由来)とL−グリセロール−3−リン酸
、リンゴ酸デヒドロゲナーゼ(EC1,1,1,37)
  (ブタ心筋、ウシ心筋由来)とL−リンゴ酸、グリ
セロアルデヒドリン酸デヒドロゲナーゼ(EC1,1,
1,12)(ウサギ骨格筋、肝、酵母、E、Co11由
来)とD−グリセロアルデヒドリン酸とリン酸、B2が
NADP類またはチオNADP類のときは、グルコース
−6−リン酸デヒドロゲナーセ(Ecl、1.1.49
)(酵母由来)とグルコース−6−リン酸、イソクエン
酸デヒドロゲナーゼ(EC1,1,1,42)(酵母、
ブタ心筋由来)とイソクエン酸、グリオキシル酸デヒド
ロゲナーゼ(EC1,2,1,17)(Pseudom
onas  。
xalaticus由来)とCoAとグリオキシル酸、
ホスホグルコン酸デヒドロゲナーゼ(EC1,1,1,
44)(ラット肝、ビール酵母、EC。
]I由来)と6−ホスホ−D−グルコン酸、グリセロア
ルデヒドリン酸デヒドロゲナーゼ(EC]。
2.1.13)(植物葉緑体由来)とD−グリセロアル
デヒド−3−リン酸とリン酸、ベンズアルデヒドデヒド
ロゲナーゼ(EC1,2,1,7)  (Pseudo
monas  fluorescens由来)とベンズ
アルデヒド等が挙げられる。
更にまた、本発明定量法はD−3−ヒドロキシ酪酸デヒ
ドロゲナーゼがNAD類及びNADP類を共に補酵素と
する場合において、2つの補酵素にチオNAD類とNA
D類もしくはNADP類との組み合わせを選んだときに
は、更に被検体に■成分のD−3−ヒドロキシ醋酸に作
用せず、A2−A、の反応を形成する第三のデヒドロゲ
ナーゼ及び該第三のデヒドロゲナーゼの基質を作用せし
めることにより、咳記反応式(nl)のごとく、A、と
A2の間にA。
の再生の為の反応系を付与せしめることにより当該サイ
クリング反応を形成し得る。この場合、第三のデヒドロ
ゲナーゼに関しては、この測定系において実質的にB、
に作用し得ない条件を設定することが好ましく、例えば
B1を本質的に補酵素として利用しない酵素を選択する
組み合わせ、B、とA2の量的関係により第三のデヒド
ロゲナーゼが実質的にB。
に作用しない条件を選択する組み合わせ等が例示される
。定量の際にはB1の消費量を測定する。
A、D−3−ヒドロキシ酸A2 82            B、  CI[l)(式
中、AIはチオNADP類、チオN A、 D類、NA
DPIまたはNAD類を示し、A2はA、の還元型生成
物を示し、BiはA1がチオNADplまたはNADP
類のときは還元型チオNAD類または還元型NAD類を
、A、がチオNAD類またはNAD類のときは還元型チ
オNADP類または還元型NADPiを示し、B2はB
、の酸化型生成物を示し、A、−A、はAアを補酵素と
してA、を生成する酵素反応を示す) すなわち、第三のデヒドロゲナーゼはA1の再生の為に
補助的に添加するものであり、これによってA、の使用
量を少なくすることが可能となり、特にA1が高価な場
合には有効である。又、A、の代わりにA2あるいはA
1とA!の混合物を用いて反応を行ってもよい。この場
合、A1または/及びA2の使用量は特に限定されるも
のではないが、−船釣にはB1の1/10モル以下が好
ましい。
この成分■を用いるD−3−ヒドロキシ酪酸およびアセ
ト酢酸からなる群より選ばれた一つまたはそれ以上のケ
トン体の定量用組成物において、B1の濃度は0.02
〜100mM、特に0.05〜20mMが好ましく、A
2または/及びA、の濃度は0.05〜5oooμM、
特に5〜500μMが好ましく、D−3−ヒドロキシ酪
酸デヒドロゲナーゼの濃度は5〜1000u/ml、特
に20〜400u/mlが好ましく、第三のデヒドロゲ
ナーゼはAtに対するKm値(mM単位)の20倍量(
u/ml単位)以上になるように調製すればよく、例え
ば1〜1.00u/rr+j!が好ましく、また第三の
デヒドロゲナーゼの基質は過剰量、例えば0.05〜2
0mMが好ましい。これらの量は被検体の種類等により
適宜決定することができ、これ以上の量を用いることも
できる。
第3三のデヒドロゲナーゼ及びその基質としては、例え
ばA、がNAD類またはチオNAD類のときは、アルコ
ールデヒドロゲナーゼ(EC1,1゜1.1)とアセト
アルデヒド、グリセロールデヒドロゲナーゼ(EC1,
1,1,6)  (E、Co11由来)とジヒドロキシ
アセトン、グリセロール−3−リン酸デヒドロゲナーゼ
(EC1,1,1゜8) (ウサギ筋肉由来)とジヒド
ロキシアセトンリン酸、リンゴ酸デヒドロゲーゼ(EC
1,1,1,37)(ブタ心筋由来、ウシ心筋由来)と
オキザロ酢酸、グリセロアルデヒドリン酸デヒドロゲナ
ーゼ(EC1,1,1,12)(ウサギ骨格筋、肝、酵
母、E、Co11由来)と1.3−ジホスホーD−グリ
セリン酸、A1がNADPIIまたはチオNADP類の
ときは、グルコース−6−リン酸デヒドロゲナーゼ(E
C1,1,1,49)(酵母由来)とグルコノラクトン
−6−リン酸、グリセロアルデヒドリン酸デヒドロゲナ
ーゼ(EC1,2,1゜13)(植物葉緑体由来)と1
,3−ジホスホーD−グリセリン等が挙げられる。
反応液組成については、使用するD−3−ヒドロキシ酪
酸デヒドロゲナーゼの各種補酵素間の相対活性等を考慮
して2種の補酵素を適宜選択し、その後圧反応/逆反応
の至適pH条件を酵素サイクリング反応が効率よく進行
するように設定すればよい、これら使用する酵素は単独
でも、あるいは適宜2種以上を組み合わせて用いてもよ
い。
かくして、調製された本発明のD−3−ヒドロキシ酪酸
またはアセト酢酸定量用組成物によって被検体中のD−
3−ヒドロキシ酪酸またはアセト酢酸を測定するには、
前記の成分■〜■、■〜■、あるいは■〜■及び■を含
有する組成物に被検液、例えば血清、血漿、尿等の0゜
001〜1mfを加え、約37℃の温度にて反応させ、
反応開始一定時間後の2点間の数分ないし数十分間、例
えば3分後と4分後の1分間、または3分後と8分後の
5分間における生成されたA2の量または消費されたB
1の量を、それぞれの吸収波長に暴く吸光度の変化によ
って測定すればよい。例えばA2がチオNADH,B。
がNADHの場合、A2の生成を400nmの吸光度の
増加により測定するか、あるいはB、の消費を340n
mの吸光度の減少により測定し、既知濃度のD−3−ヒ
ドロキシ酪酸またはアセト酢酸を用いて測定したときの
値と比較すれば、被検液中のD−3−ヒドロキシ酪酸ま
たはアセト酢酸量をリアルタイムで求めることができる
特に被検体が血清あるいは血漿の場合にはD−3−ヒド
ロキシ酪酸とアセト酢酸の合計値、すなわち、ひとつの
操作で総ケトン体が測定できるわけで、このような方法
は従来知られていない。これは総ケトン体の個々の成分
、D−3−ヒドロキシ酪酸およびアセト酢酸がD−3−
ヒドロキシ醋酸デヒドロゲナーゼの基質であるというこ
とと、これら2成分を直接酵素サイクリング反応に導い
ているという本発明の特徴による。更に、総ケトン体だ
けでなく個々の成分の値を測定したい場合には、被検体
をあらかじめどちらかの成分のみに作用する酵素によっ
て前処理したのち、酵素サイクリング反応に導けばよい
例えば、アセト酢酸デカルボキシラーゼ(EC4,1,
1,4)により前処理を行えばアセト酢酸はアセトンと
炭酸ガスに転換されるので、引続き本発明による酵素サ
イクリング反応を実施することによりD−3−ヒドロキ
シ酪酸のみを定量することもできる。また、総ケトン体
の量から前記D−3−ヒドロキシ酪酸の量を差し引(こ
とにより、アセト酢酸のみの定量値を算出することもで
きる。
また、本発明の定量法は、被検液中のD−3−ヒドロキ
シ酪酸またはアセト酢酸そのものを酵素サイクリング反
応に導くものであり、被検液中の共存物質の影響を受け
にくいため、被検液のブランク測定を省略することがで
き、レイトアッセイによる簡便な測定を成し得る。
尚、本発明においてはA2またはB1の測定に当たり、
吸光度測定の代わりに他の公知の測定法を試用しで定■
を行うこともできる。
〔発明の効果〕
以上のように、本発明は還元型の吸収波長の異なる補酵
素を用いるため測定誤差が生じず、また、酵素サイクリ
ング反応を組み合わせることによって感度を増大させる
ことができるため、少量の検体で迅速かつ正確に被検体
中のD−3−ヒドロキシ酪酸またはアセト酢酸を定量す
ることができる。
〔実施例〕
次いで、本発明の実施例を挙げて具体的に述べるが、本
発明はこれによって何ら限定されるものではない。
実IL−1 〈反応液〉 100   mM  Tris−HCI  (pH8,
5)0.1mM  還元型NAD (オリエンタル酵母
社製) 4   mM  チオNAD (シグマ社製)45u/
ml D−3−ヒドロキシ酪酸デヒドロゲナーゼ(東洋
紡社製、シュ ウトモナス エスピー由来) 〈操作〉 上記試薬1mlをキュベツトにとり、予め37℃にて加
温した。0.10.20.30.4o、50μMのD−
3−ヒドロキシ酪酸溶液をそれぞれ20μ!添加し、3
7℃にて反応を開始させた。反応開始後2分目と5分目
の400nmにおける吸光度を読み取りその差を求めた
。その結果は第1図に示した。第1図から明らかなよう
に、D−3−ヒドロキシ酪酸量に対する吸光度変化量は
良好な直線を示した。
ス[ 実施例1と同様の反応液を用い、D−3−ヒドロキシ酪
酸溶液をアセト酢酸溶液に代えて、実施例1と同様の操
作を行った。その結果は第2図に示した。
第2図から明らかなように、実施例1と同様、良好な直
線性を得た。
実[ 〈反応液〉 100   mM  Tris−HCl (pH8,5
)0.1mM  還元型NAD (オリエンタル酵・帰
社製) 5   mM  チオNAD (シグマ社製)60u/
ml D−3−ヒドロキシ酪酸デヒドロゲナーゼ(東洋
紡社製、シュ ードモナス エスピー由来) 0.2 % トリトン X−100(シグマ社製) く操作〉 上記反応液1mlをキュベツトにとり、あらかじめ37
℃にて加熱した。次いで正常人血清4種類につき、各々
反応液中に20μlを添加し、37℃にて反応を開始さ
せた。反応開始後の2分目と5分目の400nmにおけ
る吸光度を読み取りその差を求めた。別に、標準液とし
て50μMD−3−ヒドロキシ酪酸溶液を、また試薬ブ
ランクとしてサンプルの代わりに蒸留水を加えたちのそ
れぞれについて同様の測定を行った。血清中のD−3−
ヒドロキシ酪酸とアセト酢酸の合計量を標準液の値より
換算して下記第1表に示す結果を得た。
〈反応液I〉 lQ   mM  リン酸緩衝液(pH6,0)0.2
 % トリトン X−100(シグマ社製) 10u/mβ アセト酢酸デカルボキシラーゼ(バチル
ス ポリミクサ(Baci +1us  polymyxa)和 光純藁社製) 〈反応液■〉 200   mM  Tris−HCl (pH9,0
)0.2mM  還元型NAD (オリエンタル酵母社
製) 10   mM  チオNAD (シグマ社製)120
u/mI! D−3−ヒドロキシ酪酸デヒドロゲナーゼ
(東洋紡社製、シュ ドモナス エスピー由来) 〈操作〉 上記反応液Iを0.45m1キユベア)にとり、あらか
じめ37℃にて加温した。次いで実施例3に用いた正常
人血清4種類それぞれについて、血清20μlを添加し
、37℃5分間反応させ、内在性のアセト酢酸を消去す
る。その後、0.2Nの塩酸を0.05mj!加えてア
セト酢酸デカルボキシラーゼを失活させたのち、反応液
■を0.5ml加え、酵素サイクリング反応を37℃に
て実施した0反応液■添加後の2分目と5分目の400
nmにおける吸光度を読み取りその差を求めた。別に、
標準液として50μMD−3−ヒドロキシ酪酸?容液を
、また試薬ブランクとしてサンプルの代わりに蒸留水を
加えたちのそれぞれについて同様の測定を行い、それぞ
れの血清につきD−3−ヒドロキシ酪酸濃度を算出した
。実施例3の結果と併せてアセト酢酸濃度についても計
算し、下記第2表に示す結果を得た。
スffi 〈反応液〉 40  mM  Nag co! −Na HCOz緩
衝液(pH10,0) 20  mM  NADP(オリエンタル酵母社製)5
08M チオNAD (シグマ社製)0.4M エタノ
ール 3Qu/rr+j!アルコールデヒドロゲナーゼ(オリ
エンタル酵母社製) 350 u / m l D −3−ヒドロキシ酪酸デ
ヒドロゲナーゼ(東洋紡社製、シュードモナ ス エスピー由来) 〈操作〉 上記1mlをキュベツトにとり、0.20.40.60
.80.100μMのアセト酢酸溶液をそれぞれ50μ
l添加し、37℃にて反応を開始させた。
反応開始後3分目と8分目の340nmにおける吸光度
を読み取りその差を求めた。濃度0の値を試薬ブランク
とし、20〜100μMのそれぞれのアセト酢酸の値か
らこの値を引き、その結果を第3図に示した。
実施l−亙 〈反応液〉 5Q    mM  Tris−HC7!緩衝液(pH
8,0) 0.25mM  還元型NADP  (オリエンタル酵
母社製) 50  8M チオNAD (シグマ社製)5    
mM  ジヒドロキシアセトンリン酸10u/rr+1
 グリセロール−3−リン酸デヒドロゲナーゼ(ベーリ
ンガー社 製;ウサギ筋肉由来) 350  u/ml’  D−3−ヒ)jロキシ酪酸テ
ヒロゲナーゼ(東洋紡社製、シュー ドモナス エスピー由来) く操作〉 上記試薬1mlをキュベツトにとり、0150.100
.150.200.250μMのD−3−ヒドロキシ酪
酸溶液をそれぞれ50μl添加し、37℃にて反応を開
始させた。反応開始後3分目と8分目の340nmにお
ける吸光度を読み取りその差を求めた。実施例5と同様
試薬ブランクとの差を求め、その結果を第4図に示した
【図面の簡単な説明】
第1図はD−3−ヒドロキシ酪酸量に対する吸光度変化
量を示す曲線、第2図はアセト酢酸溶液量に対する吸光
度変化量を示す曲線、第3図はアセト酢酸に対する34
0nmにおける吸光度差を示す曲線、第4図はD−3−
ヒドロキシ酪酸に対する340nmにおける吸光度差を
示す曲線である。 アート!i牛駿 ()IM) 第3図 ア乞ト!l乍妊 (1M) 第4図 D−3−とド°U代ン酩蔽 (pM) 手続補正書 平成3年8月15日 平成 2年 特許側 第286718号2、発明の名称 D−3−ヒドロキシ酪酸またはアセト酢酸の高感度定量
法および定量用組成物 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住所 静岡県田方郡大仁町三福632番1世の1名称 
東洋醸造株式会社 4、代理人 〒170 東京都豊島区北大塚1−25−1 太陽生命大塚ビル3階 電話(3917) 1917       −r。 (7528)弁理士小林和憲 ゛、工 5、補正の対象 (1)、明細書の特許請求の範囲の欄 6、補正命令の日付 自発 7、補正の内容 (1)、明細書の特許請求の範囲の欄を別紙の通り訂正
する。 (2)、明細書第18ページ下から1行目「被験液」と
あるを「被検液」と訂正する。 (3)、明細書第29ページ下から4行目rNAD類及
びNADP類」とあるを「(チオ)NAD類及び(チオ
)NADP類」と訂正する。 (4)、同ページ下から1行目「せを選んだときには、
」とあるを「せ、又はチオNADP類とNAD類もしく
はNADP類との組み合わせを選んだときには、」と訂
正する。 (5)、明細書第34ページ上から122行目rNAD
類びNADP類」とあるを「(チオ)NAD類及び(チ
オ)NADP類」と訂正する。 (6)、同ページ下から6行目「わせを選んだときには
、」とあるを「わせ、又はチオNADP類とNAD類も
しくはNADP類との組み合わせを選んだときには、」
と訂正する。 (7)、明細書第38ページ上から9行目「−グリセリ
ン等」とあるを「−グリセリン酸等」と訂正する。 (8)、明細書第41ページ上から3行目ないし4行目
「試用して」とあるを「使用して」と訂正する。 戸−−量 ン  の r(1)D−3−ヒドロキシ酪酸およびアセト酢酸から
なる群より選ばれた1つまたはそれ以上のケトン体を含
有する被検液に、 ■チオニコチンアミドアデニンジヌクレオチドホスフェ
ートM(以下、チオNADP類という)およびチオニコ
チンアミドアデニンジヌクレオチド類(以下、チオNA
D類という)からなる群より選ばれた1つと、ニコチン
アミドアデニンジヌクレオチドホスフェート類(以下、
NADP類という)およびニコチンアミドアデニンジヌ
クレオチド類(以下、NADliという)からなる群よ
り選ばれた1つとを補酵素とし、少なくともD−3−ヒ
ドロキシ酪酸を基質としてアセト酢酸を生成する可逆反
応をなすD−3−ヒドロキシ醋酸デヒドロゲナーゼ、 ■A1、 ■B+ 、 を含有する試薬を作用せしめて、次の反応式A、D−3
−ヒドロキシ酪A。 B t            B 。 (式中、A1はチオNADP類、チオNAD類、NAD
P類またはNAD類を示し、A2はA1の還元型生成物
を示し、B、はA1がチオNADP類またはチオNAD
類のときは還元型NADPliまたは還元型NAD類を
、A、がNADP@またはNAD類のときは還元型チオ
NADPI[または還元型チオNAD類を示し、B2は
B1の酸化型生成物を示す)で表されるサイクリング反
応を形成せしめ、該反応によって変化するA2またはB
10量を決定することを特徴とするD−3−ヒドロキシ
酪酸およびアセト酢酸からなる群より選ばれた1つまた
はそれ以上のケトン体の高感度定置法。 (2)D−3−ヒドロキシ酪酸およびアセト酢酸からな
る群よ、り選ばれた1つまたはそれ以上のケトン体を含
有する被検液に、 ■チオNADPIIおよびチオNADliからなる群よ
り選ばれた1つと、NADP類およびNAD類からなる
群より選ばれた1つとを補酵素とし、少なくともD−3
−ヒドロキシ酪酸を基質としてアセト酪酸を生成する可
逆反応をなすD−3−ヒドロキシ酪酸デヒドロゲナーゼ
、 ■A1、 ■B+または/およびBts ■D−3−ヒドロキシ酪酸に作用せず、B2からB、へ
の反応を形成する第二のデヒドロゲナーゼおよび該第二
のデヒドロゲナーゼの基質、を含有する試薬を作用せし
めて、次の反応式8式% (式中、A、はチオNADP@、チオNADM、NAD
P類またはNAD類を示し、A2はA1の還元型生成物
を示し、B、はA1がチオNAD P類またはチオNA
D類のときは還元型NADP類または還元型NAD類を
、A1がNADP類またはNAD類のときは還元型チオ
NADP類または還元型チオNADIIを示し、B2は
B1の酸化型生成物を示し、B2から81への反応はB
tを補酵素として第二のデヒドロゲナーゼにてB、を生
成する酵素反応を示す)で表されるサイクリング反応を
形成せしめ、該反応によって変化するA2の量を決定す
ることを特徴とするD−3−ヒドロキシ酪酸およびアセ
ト酢酸からなる群より選ばれた1つまたはそれ以上のケ
トン体の高感度定量法。 (3) D −3−ヒドロキシ酪酸およびアセト酢酸か
らなる群より選ばれた1つまたはそれ以上のケトン体を
含有する被枝液に、 ■チオNADP類およびチオNAD類からなる群より選
ばれた1つと、NADP類およびNAD類からなる群よ
り選ばれた1つとを補酵素とし、少なくともD−3−ヒ
ドロキシ酪酸を基質とじてアセト酢酸を生成する可逆反
応をなすD−3−ヒドロキシ酪酸デヒドロゲナーゼ、 ■A1または/およびA、、 ■B8、 ■D−3−ヒドロキシ酪酸に作用せず、A2がらA、へ
の反応を形成する第三のデヒドロゲナーゼおよび該第三
のデヒドロゲナーゼの基質、を含有する試薬を作用せし
めて、次の反応式8式% (式中、A1はチオNADP類、チオNAD類、NAD
P類またはNAD類を示し、A2はA7の還元型生成物
を示し、B、4よA、がチオNAD P類またはチオN
AD類のときは還元型NADP類または還元型NAD類
を、A、がNADP類またはNADIIのときは還元型
チオNADP類または還元型チオNAD類を示し、B2
はB1の酸化型生成物を示し、A2がらA、への反応は
A2を補酵素として第三のデヒドロゲナーゼにてA、を
生成する酵素反応を示す)で表されるサイクリング反応
を形成せしめ、該反応によって変化するB。 の量を決定することを特徴とするD−3−ヒドロキシ酪
酸およびアセト酢酸より選ばれた1つまたはそれ以上の
ケトン体の高感度定量法。 (4)チオNADP類が、チオニコチンアミドアデニン
ジヌクレオチドホスフェート(チオNADP)またはチ
オニコチンアミドヒポキサンチンジヌクレオチドホスフ
ェートである請求項(1)がら(3)のいずれかの請求
項に記載の高感度定量法。 (5)チオNAD類が、チオニコチンアミドアデニンジ
ヌクレオチド(チオNAD)またはチオニコチンアミド
ヒボキサンチンジヌクレオチドである請求項(1)から
(3)のいずれかの請求項に記載の高感度定量法。 (6) N A D P類が、ニコチンアミドアデニン
ジヌクレオチドホスフェート(NADP) 、アセチル
ピリジンアデニンジヌクレオチドホスフェート(アセチ
ルNADP)、アセチルビミジンヒポキサンチンジヌク
レオチドホスフェートおよびニコチンアミドヒボキサン
チンジヌクレオチドホスフェート(デアミノNADP)
からなる群より選ばれた補酵素である請求項(1)から
(3)のいずれかの請求項に記載の高感度定量法。 (7)NADiが、ニコチンアミドアデニンジヌクレオ
チド(NAD)、アセチルピリジンアデニンジヌクレオ
チド(アセチルNAD) 、アセチルピリジンヒボキサ
ンチンジヌクレオチドおよびニコチンアミドヒボキサン
チンジヌクレオチド(デアミノNAD)からなる群より
選ばれた補酵素である請求項(1)から(3)のいずれ
かの請求項に記載の高感度定量法。 (8)次の成分■〜■ ■チオNADP類およびチオNAD類からなる群より選
ばれた1つと、NADP類およびNAD類からなる群よ
り選ばれた1つとを補酵素とし、少なくともD−3−ヒ
ドロキシ酪酸を基質としてアセト酢酸を生成する可逆反
応をなすD−3−ヒドロキシ酪酸デヒドロゲナーゼ、 ■A8、 ■B4、 (但し、A、はチオNADP類、チオNAD類、NAD
P類またはNAD類を示し、B1はA、がチオNADP
iまたはチオNAD類のときは還元型NADP類または
還元型NAD類を、A、がNADP類またはNAD類の
ときは還元型チオNADPIまたは還元型チオNAD類
を示す)を含有することを特徴とするD−3−ヒドロキ
シ酪酸およびアセト酢酸からなる群より選ばれた1つま
たはそれ以上のケトン体の定量用組成物。 (9)次の成分■〜■ ■チオNADP類およびチオNAD類からなる群より選
ばれた1つと、NADP類およびNAD類からなる群よ
り選ばれた1つとを補酵素とし、少なくともD−3−ヒ
ドロキシ酪酸を基質としてアセト酢酸を生成する可逆反
応をなすD−3−ヒドロキン酪酸デヒドロゲナーゼ、 ■A、、 ■B、または/およびB2、 ■D−3−ヒドロキシ酪酸に作用せず、B2からB、へ
の反応を形成する第二のデヒドロゲナーゼおよび該第二
のデヒドロゲナーゼの基質、(但し、A、はチオNAD
P類、チオNAD類、NADPRまたはNAD類を示し
、B、はA1がチオNADPiまたはチオNADliの
ときは還元型NADP類または還元型NAD類を、A、
がNADP類またはNAD類のときは還元型チオNAD
P類または還元型チオNAD類を示し、B2はB+の酸
化型生成物を示す)を含有することを特徴とするD−3
−ヒドロキシ酪酸およびアセト酢酸からなる群より選ば
れた1つまたはそれ以上のケトン体の定量用組成物。 00次の成分■〜■および■ ■チオNADPiおよびチオNADgのいずれか1つと
、NADP類およびNAD類からなる群より選ばれた1
つとを補酵素とし、少なくともD−3−ヒドロキシ酪酸
を基質としてアセト酢酸を生成する可逆反応をなすI)
−3−ヒドロキシ酪酸デヒドロゲナーゼ、 ■A1または/およびA2、 ■B1、 ■D−3−ヒドロキシ酪酸に作用せず、A2からA1へ
の反応を形成する第三のデヒドロゲナーゼおよび該第三
のデヒドロゲナーゼの基質、(但し、A1はチオNAD
P類、チオNAD類、NADP類またはNAD類を示し
、B1はA、がチオNADP類またはチオNADiのと
きは還元型NADP類または還元型NAD類を、A、が
NADP類またはNADIのときは還元型チオNADP
類または還元型チオNAD類を示し、A2はA、の還元
型生成物を示す)を含有することを特徴とするD−3−
ヒドロキシ酪酸およびアセト酢酸からなる群より選ばれ
た1つまたはそれ以上のケトン体の定量用組成物。」 以上

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)D−3−ヒドロキシ酪酸およびアセト酢酸からな
    る群より選ばれた1つまたはそれ以上のケトン体を含有
    する被検液に、 [1]チオニコチンアミドアデニンジヌクレオチドホス
    フェート類(以下、チオNADP類という)およびチオ
    ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド類(以下、チオ
    NAD類という)からなる群より選ばれた1つと、ニコ
    チンアミドアデニンジヌクレオチドホスフェート類(以
    下、NADP類という)およびニコチンアミドアデニン
    ジヌクレオチド類(以下、NAD類という)からなる群
    より選ばれた1つとを補酵素とし、少なくともD−3−
    ヒドロキシ酪酸を基質としてアセト酢酸を生成する可逆
    反応をなすD−3−ヒドロキシ酪酸デヒドロゲナーゼ、 [2]A_1、 [3]B_1、 を含有する試薬を作用せしめて、次の反応式▲数式、化
    学式、表等があります▼ (式中、A_1はチオNADP類、チオNAD類、NA
    DP類またはNAD類を示し、A_2はA_1の還元型
    生成物を示し、B_1はA_1がチオNADP類または
    チオNAD類のときは還元型NADP類または還元型N
    AD類を、A_1がNADP類またはNAD類のときは
    還元型チオNADP類または還元型チオNAD類を示し
    、B_2はB_1の酸化型生成物を示す)で表されるサ
    イクリング反応を形成せしめ、該反応によって変化する
    A_2またはB_1の量を決定することを特徴とするD
    −3−ヒドロキシ酪酸およびアセト酢酸からなる群より
    選ばれた1つまたはそれ以上のケトン体の高感度定量法
  2. (2)D−3−ヒドロキシ酪酸およびアセト酢酸からな
    る群より選ばれた1つまたはそれ以上のケトン体を含有
    する被験液に、 [1]チオNADP類およびチオNAD類からなる群よ
    り選ばれた1つと、NADP類およびNAD類からなる
    群より選ばれた1つとを補酵素とし、少なくともD−3
    −ヒドロキシ酪酸を基質としてアセト酪酸を生成する可
    逆反応をなすD−3−ヒドロキシ酪酸デヒドロゲナーゼ
    、 [2]A_1、 [3]B_1または/およびB_2、 [4]D−3−ヒドロキシ酪酸に作用せず、B_2から
    B_1への反応を形成する第二のデヒドロゲナーゼおよ
    び該第二のデヒドロゲナーゼの基質、を含有する試薬を
    作用せしめて、次の反応式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、A_1はチオNADP類、チオNAD類、NA
    DP類またはNAD類を示し、A_2はA_1の還元型
    生成物を示し、B_1はA_1がチオNADP類または
    チオNAD類のときは還元型NADP類または還元型N
    AD類を、A_1がNADP類またはNAD類のときは
    還元型チオNADP類または還元型チオNAD類を示し
    、B_2はB_1の酸化型生成物を示し、B_2からB
    _1への反応はB_2を補酵素として第二のデヒドロゲ
    ナーゼにてB_1を生成する酵素反応を示す)で表され
    るサイクリング反応を形成せしめ、該反応によって変化
    するA_2の量を決定することを特徴とするD−3−ヒ
    ドロキシ酪酸およびアセト酢酸からなる群より選ばれた
    1つまたはそれ以上のケトン体の高感度定量法。
  3. (3)D−3−ヒドロキシ酪酸およびアセト酢酸からな
    る群より選ばれた1つまたはそれ以上のケトン体を含有
    する被験液に、 [1]チオNADP類およびチオNAD類からなる群よ
    り選ばれた1つと、NADP類およびNAD類からなる
    群より選ばれた1つとを補酵素とし、少なくともD−3
    −ヒドロキシ酪酸を基質としてアセト酢酸を生成する可
    逆反応をなすD−3−ヒドロキシ酪酸デヒドロゲナーゼ
    、 [2]A_1または/およびA_2、 [3]B_1、 [5]D−3−ヒドロキシ酪酸に作用せず、A_2から
    A_1への反応を形成する第三のデヒドロゲナーゼおよ
    び該第三のデヒドロゲナーゼの基質、を含有する試薬を
    作用せしめて、次の反応式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、A_1はチオNADP類、チオNAD類、NA
    DP類またはNAD類を示し、A_2はA_1の還元型
    生成物を示し、B_1はA_1がチオNADP類または
    チオNAD類のときは還元型NADP類または還元型N
    AD類を、A_1がNADP類またはNAD類のときは
    還元型チオNADP類または還元型チオNAD類を示し
    、B_2はB_1の酸化型生成物を示し、A_2からA
    _1への反応はA_2を補酵素として第三のデヒドロゲ
    ナーゼにてA_1を生成する酵素反応を示す)で表され
    るサイクリング反応を形成せしめ、該反応によって変化
    するB_1の量を決定することを特徴とするD−3−ヒ
    ドロキシ酪酸およびアセト酢酸より選ばれた1つまたは
    それ以上のケトン体の高感度定量法。
  4. (4)チオNADP類が、チオニコチンアミドアデニン
    ジヌクレオチドホスフェート(チオNADP)またはチ
    オニコチンアミドヒポキサンチンジヌクレオチドホスフ
    ェートである請求項(1)から(3)のいずれかの請求
    項に記載の高感度定量法。
  5. (5)チオNAD類が、チオニコチンアミドアデニンジ
    ヌクレオチド(チオNAD)またはチオニコチンアミド
    ヒポキサンチンジヌクレオチドである請求項(1)から
    (3)のいずれかの請求項に記載の高感度定量法。
  6. (6)NADP類が、ニコチンアミドアデニンジヌクレ
    オチドホスフェート(NADP)、アセチルピリジンア
    デニンジヌクレオチドホスフェート(アセチルNADP
    )、アセチルピリジンアデニンヒポキサンチンジヌクレ
    オチドホスフェートおよびニコチンアミドヒポキサンチ
    ンジヌクレオチドホスフェート(デアミノNADP)か
    らなる群より選ばれた補酵素である請求項(1)から(
    3)のいずれかの請求項に記載の高感度定量法。
  7. (7)NAD類が、ニコチンアミドアデニンジヌクレオ
    チド(NAD)、アセチルピリジンアデニンジヌクレオ
    チド(アセチルNAD)、アセチルピリジンアデニンヒ
    ポキサンチンジヌクレオチドおよびニコチンアミドヒポ
    キサンチンジヌクレオチド(デアミノNAD)からなる
    群より選ばれた補酵素である請求項(1)から(3)の
    いずれかの請求項に記載の高感度定量法。
  8. (8)次の成分[1]〜[3] [1]チオNADP類およびチオNAD類からなる群よ
    り選ばれた1つと、NADP類およびNAD類からなる
    群より選ばれた1つとを補酵素とし、少なくともD−3
    −ヒドロキシ酪酸を基質としてアセト酢酸を生成する可
    逆反応をなすD−3−ヒドロキシ酪酸デヒロゲナーゼ、 [2]A_1、 [3]B_1、 (但し、A_1はチオNADP類、チオNAD類、NA
    DP類またはNAD類を示し、B_1はA_1がチオN
    ADP類またはチオNAD類のときは還元型NADP類
    または還元型NAD類を、A_1がNADP類またはN
    AD類のときは還元型チオNADP類または還元型チオ
    NAD類を示す)を含有することを特徴とするD−3−
    ヒドロキシ酪酸およびアセト酢酸からなる群より選ばれ
    た1つまたはそれ以上のケトン体の定量用組成物。
  9. (9)次の成分[1]〜[4] [1]チオNADP類およびチオNAD類からなる群よ
    り選ばれた1つと、NADP類およびNAD類からなる
    群より選ばれた1つとを補酵素とし、少なくともD−3
    −ヒドロキシ酪酸を基質としてアセト酢酸を生成する可
    逆反応をなすD−3−ヒドロキシ酪酸デヒドロゲナーゼ
    、 [2]A_1、 [3]B_1または/およびB_2、 [4]D−3−ヒドロキシ酪酸に作用せず、B_2から
    B_1への反応を形成する第二のデヒドロゲナーゼおよ
    び該第二のデヒドロゲナーゼの基質、 (但し、A_1はチオNADP類、チオNAD類、NA
    DP類またはNAD類を示し、B_1はA_1がチオN
    ADP類またはチオNAD類のときは還元型NADP類
    または還元型NAD類を、A_1がNADP類またはN
    AD類のときは還元型チオNADP類または還元型チオ
    NAD類を示し、B_2はB_1の酸化型生成物を示す
    )を含有することを特徴とするD−3−ヒドロキシ酪酸
    およびアセト酢酸からなる群より選ばれた1つまたはそ
    れ以上のケトン体の定量用組成物。
  10. (10)次の成分[1]〜[3]および[5][1]チ
    オNADP類およびチオNAD類のいずれか1つと、N
    ADP類およびNAD類からなる群より選ばれた1つと
    を補酵素とし、少なくともD−3−ヒドロキシ酪酸を基
    質としてアセト酢酸を生成する可逆反応をなすD−3−
    ヒドロキシ酪酸デヒドロゲナーゼ、 [2]A_1または/およびA_2、 [3]B_1、 [5]D−3−ヒドロキシ酪酸に作用せず、A_2から
    A_1への反応を形成する第三のデヒドロゲナーゼおよ
    び該第三のデヒドロゲナーゼの基質、 (但し、A_1はチオNADP類、チオNAD類、NA
    DP類またはNAD類を示し、B_1はA_1がチオN
    ADP類またはチオNAD類のときは還元型NADP類
    または還元型NAD類を、A_1がNADP類またはN
    AD類のときは還元型チオNADP類または還元型チオ
    NAD類を示し、A_2はA_1の還元型生成物を示す
    )を含有することを特徴とするD−3−ヒドロキシ酪酸
    およびアセト酢酸からなる群より選ばれた1つまたはそ
    れ以上のケトン体の定量用組成物。
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