JPH041576Y2 - - Google Patents

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JPH041576Y2
JPH041576Y2 JP9932186U JP9932186U JPH041576Y2 JP H041576 Y2 JPH041576 Y2 JP H041576Y2 JP 9932186 U JP9932186 U JP 9932186U JP 9932186 U JP9932186 U JP 9932186U JP H041576 Y2 JPH041576 Y2 JP H041576Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は感熱発色ラベルに関し、特に加熱す
ることによつて発色する感熱発色ラベルに関す
る。
(従来技術) 第4図は従来の感熱発色ラベルの一例を示す断
面図である。この感熱発色ラベル1は、シート状
のラベル基材2を含み、このラベル基材2の表面
には、加熱することによつて発色する感熱発色層
3が形成されている。
そして、この感熱発色ラベル1は、たとえば、
生鮮食品などの商品の包装材などの表面に貼着さ
れて使用されることがある。この場合、感熱発色
ラベル1が貼着された商品の種類などによつて
は、その表面に耐水性を有する感熱発色ラベル
が、要求される場合がある。たとえば、感熱発色
ラベルを貼着するための商品が冷凍食品などであ
つて、感熱発色ラベルの表面に耐水性を持たせた
い場合がある。
(考案が解決しようとする問題点) ところが、従来の感熱発色ラベルでは、その表
面に感熱発色層が露出されているため、その表面
に耐水性を有しない。
そこで、感熱発色ラベルの表面に耐水性を持た
せるために、感熱発色ラベルの感熱発色層の表面
に、紫外線硬化型樹脂を平坦に塗布し、その紫外
線硬化型樹脂に紫外線を照射して、その樹脂を硬
化することによつて、保護層を形成することが考
えられる。
しかしながら、このように、感熱発色ラベルの
表面に保護層を形成すれば、その表面が耐水性を
有するようになるが、保護層の材料となる紫外線
硬化型樹脂が帯電されやすいため、帯電された保
護層の静電気力によつて、感熱発色ラベル(保護
層)の表面に、たとえば紙粉、塵、埃などが吸着
されてしまう。そのため、このような感熱発色ラ
ベルの感熱発色層を発色する際には、感熱発色ラ
ベルの表面に吸着された紙粉などが、たとえばサ
ーマルプリンタのサーマルヘツドに付着して、感
熱発色ラベルの感熱発色層に正確な表示を発色す
ることができなくなる場合がある。
それゆえに、この考案の主たる目的は、その表
面に耐水性を有し、しかも、その表面にたとえば
紙粉などが吸着されにくい、感熱発色ラベルを提
供することである。
(問題点を解決するための手段) この考案は、ラベル基材と、このラベル基材の
表面に形成され加熱することによつて発色する感
熱発色層と、この感熱発色層の表面に形成され紫
外線硬化型樹脂を主体とする保護層と、この保護
層の表面に形成され、帯電防止能を有する樹脂を
主体とする帯電防止層とを含む、感熱発色ラベル
である。
(作用) 保護層はその表面に耐水性を有し、それによつ
て感熱発色層は保護される。
帯電防止層によつて、保護層が帯電防止され
る。
(考案の効果) この考案によれば、保護層が耐水性を有するた
め、その表面に耐水性を有する感熱発色ラベルが
得られる。しかも、保護層が帯電防止されている
ので、その表面にたとえば紙粉などが吸着されに
くい感熱発色ラベルが得られる。
この考案の上述の目的、その他の目的、特徴お
よび利点は、図面を参照して行なう以下の実施例
の詳細な説明から一層明らかとなろう。
(実施例) 第1図ないし第3図は、それぞれ、この考案の
一実施例としてのラベル連続体を示し、第1図は
その斜視図であり、第2図はその断面図であり、
第3図はその要部平面図である。
この実施例のラベル連続体は、多数のラベル1
0,10,…を含み、これらのラベル10,10
…は、たとえば粘着剤からなる粘着剤層12によ
つて、剥離台紙14の表面にその長手方向に間隔
を隔てて仮着される。
すなわち、剥離台紙14は、たとえば帯状のシ
ート基材を含み、このシート基材の表面には、た
とえばシリコンなどの剥離剤を塗布することによ
つて、剥離剤層が形成されている。そして、剥離
台紙14の剥離剤層の表面に、粘着剤層12によ
つて、ラベル10が仮着されているのである。
ラベル10は、第2図に示すように、シート状
のラベル基材16を含む。このラベル基材16
は、たとえば上質紙などの紙材で形成される。
ラベル基材16の表面には、上下方向の中央部
分および左下部分に、印刷層18が形成される。
この印刷層18は、たとえば、グラビア印刷装置
等の印刷装置を用いて、所定のインクで、店名、
小売業者等の住所、文字、模様、データ等に基づ
いた固定的な情報を印刷することによつて形成さ
れる。なお、この印刷層18は形成されなくても
よい。
さらに、ラベル基材16の表面には、その上中
央部分および右下部分に、感熱発色層20が形成
される。この感熱発色層20は、後述する感熱発
色剤を、たとえばグラビア印刷装置等の印刷装置
を用いて、印刷塗布することによつて形成され
る。
なお、ラベル基材16の表面において、印刷層
18および感熱発色層2が形成されていない部分
は、空白部分22とされる。
また、感熱発色層20の表面には、バリア層2
4が形成される。このバリア層24は、水溶性高
分子を主体とする水溶性樹脂等を感熱発色層20
の表面に塗布することによつて形成される。
このバリア層24は、たとえば後述する保護層
26の材料となる紫外線硬化型樹脂に、感熱発色
層20を減色させたり発色させたりする溶剤、可
塑剤等が含まれている場合に、その溶剤、可塑剤
等が、感熱発色層20に染み込むことを防止する
ためのものである。そのため、バリア層24は、
感熱発色層20を阻害する溶剤型のもので形成さ
れず、水溶性高分子を主体とする水溶性樹脂で形
成される。
このバリア層24を形成するための水溶性高分
子としては、たとえば、ポリビニルアルコール、
カルボキシメチルセルロース、メチルセルロー
ス、エチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロ
ース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシ
プロピルセルロース、ポリアクリルアミド、ポリ
ビニル、ピロリドン、ポリ酢酸ビニル、イソブチ
レンー無水マレイン酸共重合体等の水溶性樹脂、
アルギン酸ソーダ等のアルギン酸アルカリ金属塩
あるいはデンプン、ゼラチン、カゼイン等の天然
物が挙げられる。
なお、保護層26となる紫外線硬化型樹脂に、
感熱発色層20を減色させたり発色させたりする
溶剤、可塑剤等が含まれていない場合には、バリ
ア層24は形成されなくてもよい。
このバリア層24の表面を含むラベル基材18
の表面には、保護層26が形成される。この保護
層26は、紫外線硬化型樹脂を、バリア層24な
どの表面に印刷塗布し、その樹脂に紫外線を照射
して、その樹脂を硬化することによつて形成され
る。
この保護層26の成分となる紫外線硬化型樹脂
の成分を例示すれば次の通りである。
紫外線硬化型樹脂は、たとえば、光重合性オリ
ゴマで硬化物の基本物性を与えるプレポリマ、光
重合性のモノマ、光開始剤、増感剤および光安定
剤、熱安定剤、可塑剤などが含まれる助剤などか
ら構成される。
この場合、プレポリマとしては、ポリエステル
アクリレート、ポリエステルウレタンアクリレー
ト、エポキシアクリレート、ポリオールアクリレ
ートなどが使用できる。
さらに、モノマとしては、2−エチルヘキシル
アクリレート、2−ヒドロキシエチルアクリレー
ト、2−ヒドロキシプロピルアクリレートなどの
単官能アクリレート、1,3−ブタンジオールジ
アクリレート、1,4−ブタンジオールジアクリ
レート、1,6−ヘキサンジオールジアクリレー
ト、ジエチレングリコールジアクリレート、ネオ
ペンチルグリコールジアクルレート、ポリエチレ
ングリコール400ジアクリレート、ヒドロキシビ
バリン酸エステルネオベンチルグリコールジアク
リレート、トリメチロールプロパントリアクリレ
ート、ペンタエリスリトールトリアクリレート、
ジペンタエリストールヘキサアクリレートなどの
単官能アクリレートが挙げられる。
なお、紫外線硬化型樹脂としては、たとえば東
華色素化学工業株式会社製のBFメヂウム(商品
名)が利用可能である。
また、保護層26を形成するための樹脂の粘度
を300cps以下にすれば、印刷・塗布した樹脂を早
く平坦状にすることができるため、製造時間を短
縮することができる。なお、この保護層26とな
る樹脂は、たとえば20ミクロン以下、好ましくは
3〜10ミクロンの厚みで塗布され、たとえば1な
いし2秒間UVランプ(高圧水銀灯)などによつ
て紫外線を照射することによつて硬化され、保護
層26として形成される。したがつて、このラベ
ル10は、その表面が保護層26で覆われるた
め、その表面に耐水性、耐湿性を有する。
さらに、保護層26の表面には、帯電防止層2
8が形成される。この帯電防止層28は、たとえ
ばグラビア印刷装置等の印刷装置やリバースロー
ル塗布装置等の塗布装置を用いて、帯電防止能を
有する樹脂を、保護層26の表面に、印刷、塗布
することによつて形成される。この帯電防止層2
8の材料となる帯電防止能を有する樹脂として
は、たとえば脂肪族アミン第4級アンモニウム塩
などが挙げられ、脂肪族アミン第4級アンモニウ
ム塩としては、たとえば松本油脂製薬株式会社製
のエフコール70(商品名)などが利用可能であ
る。また、帯電防止能を有する樹脂としては、た
とえば花王株式会社製のエレクトロストリツパー
QN(商品名)、同社製のエレクトロストリツパー
AC(商品名)、同社製のラビングBS−2(商品名)
や日本油脂株式会社製のアノンBF(商品名)、同
社製のパーソフトBL(商品名)、同社製のカチオ
ンAB(商品名)などが、利用可能である。
したがつて、このラベル10の表面は、帯電さ
れにくく、そのため、このラベル10の表面に
は、たとえば紙粉などが付着されにくい。そし
て、このラベル10の感熱発色層20を、たとえ
ばサーマルプリンタで発色する場合、サーマルプ
リンタのサーマルヘツドにたとえば紙粉などが付
着されず、発色を良好に行うことができる。
なお、上述の実施例では、ラベル基材16とし
て上質紙などの紙材を用いたが、ラベル基材16
の材料としては、他の紙材やたとえばポリプロピ
レンやポリ塩化ビニルなどの合成樹脂シート材な
どが利用可能である。
また、上述の実施例では、印刷層18および空
白部分22を形成したが、これらの印刷層18お
よび空白部分22は形成されなくてもよい。すな
わち、ラベル基材16の表面全体に、感熱発色層
20および保護層26を、この順に形成してもよ
い。なお、印刷層18は、バリア層24の表面に
形成してもよい。
また、感熱発色剤は前述した例に限定されるも
のではない。たとえば無色染料として、クリスタ
ルバイオレツトラクトン(CVL)の他、マラカ
イドグリーン・ラクトン、ローダミン−B−ラク
タム等の染料またはその染料中間体物質等が掲げ
られ、発色性酸性物質として、ビスフエノールA
の他、P−フエニルフエノール、レゾルシンおよ
びシユウ酸またはマレイン酸等の有機酸等が掲げ
られ、バインダとして、ポリビニルアルコール
(PVA)の他、カルボキシメチルセルロース、メ
チルセルロース等の水溶性高分子たるバインダが
掲げられる。
さらに、無色染料としてクリスタルバイオレツ
トラクトン(CVL)以外の無色染料を用いても
よく、発色性酸性物質としてビスフエノールA以
外の発色性酸性物質を用いてもよく、バインダと
してポリビニルアルコール(PVA)以外のバイ
ンダを用いてもよく、また、発色剤において、無
色染料、発色性酸性物質、バインダ等の混合比を
適宜に変更してもよく、その他の助剤として、パ
ラフインワツクス、高級脂肪酸等の滑剤、カオリ
ン、炭酸カルシウム等のクレー類、オクチルアル
コール、シクロクキサノール、スパン等の消泡剤
及び耐水化剤等を適当に混合してもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は、それぞれ、この考案の
一実施例としてのラベル連続体を示し、第1図は
その斜視図であり、第2図はその断面図であり、
第3図はその要部平面図である。第4図は、従来
の感熱発色ラベルの一例を示す断面図である。 図において、10はラベル、12は粘着剤層、
14は剥離台紙、16はラベル基材、18は印刷
層、20は感熱発色層、22は空白部分、24は
バリア層、26は保護層、28は帯電防止層を示
す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 ラベル基材、 前記ラベル基材の表面に形成され加熱するこ
    とによつて発色する感熱発色層、 前記感熱発色層の表面に形成され紫外線硬化
    型樹脂を主体とする保護層、および 前記保護層の表面に形成され帯電防止能を有
    する樹脂を主体とする帯電防止層を含む、感熱
    発色ラベル。 2 前記帯電防止能を有する樹脂は、脂肪族アミ
    ン第4級アンモニウム塩を含む、実用新案登録
    請求の範囲第1項記載の感熱発色ラベル。 3 前記感熱発色層と前記保護層との間に形成さ
    れ水溶性高分子を主体とするバリア層を含む、
    実用新案登録請求の範囲第1項または第2項記
    載の感熱発色ラベル。 4 前記水溶性高分子は、ポリビニルアルコール
    が含有された水溶性樹脂を含む、実用新案登録
    請求の範囲第3項記載の感熱発色ラベル。
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