JPH0415712B2 - - Google Patents

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JPH0415712B2
JPH0415712B2 JP14784783A JP14784783A JPH0415712B2 JP H0415712 B2 JPH0415712 B2 JP H0415712B2 JP 14784783 A JP14784783 A JP 14784783A JP 14784783 A JP14784783 A JP 14784783A JP H0415712 B2 JPH0415712 B2 JP H0415712B2
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ball
circuit
magnetically sensitive
semiconductor element
output voltage
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Kichihei Niiyama
Koji Ito
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Sophia Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 遊技者が打球操作ダイヤルに手を掛けた状態の
ときに出力される駆動指令信号が供給されている
ことに基づいて、打球発射装置の電気的駆動源、
例えばモータやロータリーソレノイド等を駆動す
る形式のパチンコ機の不正防止装置に関するもの
である。
(従来技術とその問題点) パチンコ遊技場においては、遊技者がパチンコ
機のガラス面より外部磁石を使用して、遊技者が
有利となるように打球を通路変更させる不正な行
為が行なわれる事がある。
特に、最近のパチンコ機は、大型の入賞装置の
出現により、球1個の入賞の価格が大きく変つて
来ており、磁石の使用等の不正行為による遊技者
の不当な賞球獲得は、これを確実に防止する必要
がある。
この種の不正を防止する方法が、特開昭55−
50373号公報に提案されている。
当該公報には、感磁性素子、平衡回路、差動増
幅回路、電流ブースタ回路を介してリレーより形
成する感応装置で不正行為による磁気を検出し
て、表示灯を点灯させたり、警報器を作動させた
り、打球発射用モータや、遊技球の供給や景品球
の供給等を停止させたりする方法が開示されてい
る。
しかし、ここで開示されている方法は、単なる
抽象的手段に過ず、かかる方法をそのまま実施す
るには困難が多く、実用性に欠けていた。
例えば、当該公報に開示の実施例によれば、感
磁性素子としてリードスイツチが使用されている
ようであるが、このリードスイツチは、磁気検出
能力が低いという本質的問題と、それがため取付
け場所に制約を受けるという問題があつたのであ
る。
磁気検出能力の点については、本願実施例に採
用しているホール素子が感磁性半導体素子として
最良である。が、しかし、この種の感磁性半導体
素子もまた、そのまま単純にはパチンコ機に適用
することができない。
というのは、パチンコ機は限られたスペースに
幾多の駆動源やランプ等が所せましと密集させら
れているため、これらが発熱源となつて、当該ス
ペースの温度上昇が激しい上、パチンコ遊技場に
おける連続稼動時間が10時間以上にも及んでしま
う。このため、半導体素子が機内及び店内温度上
昇による影響を受けて、誤動作してしまうのであ
る。
又、パチンコ機の裏側には、大小の入賞装置等
を駆動させる電磁駆動源として電磁ソレノイド等
が多数配設されているし、球の循環系統には電磁
弁等も配設されている。これら電磁部品も当然大
小様々な磁界発生源となつて、半導体素子に悪影
響を与えてしまうのである。
本発明かかる問題の解決を目的としてなされた
ものである。
(問題解決の手段) 本発明のパチンコ機の不正防止装置は、上記目
的を達成するため、 駆動指令信号S1が供給されていることに基づ
いて、打球発射装置10の電気的駆動源23を駆
動する形式のパチンコ機に於て、 上記電気的駆動源23へ電源電力を供給する手
段65への始動制御信号S1′を禁止できる信号
選択回路80を設けると共に、 遊技盤2の入賞装置4の位置と対応させてパチ
ンコ機の裏側に設けられた感磁性半導体素子43
と、当該感磁性半導体素子43に電流を流すため
の印加電圧を当該感磁性半導体素子43の温度変
化に関わらず安定化させる温度補強回路ZDと、
零磁界のとき感磁性半導体素子43に出力電圧を
発生させないよう制御する出力電圧微調整回路7
0と、当該感磁性半導体素子43からの出力電圧
を取り出す出力電圧検出回路71,72,73,
74,79とから成る駆動禁止手段を設けて、 上記感磁性半導体素子43が磁気感応したと
き、上記駆動禁止手段から信号選択回路80へ駆
動禁止信号S2を発して打球発射装置10を駆動
停止させる構成としたものである。
(実施例) 以下、本発明を図示の一実施例について説明す
る。
第1図において、パチンコ機1の前面の遊技盤
2には、その中央にルーレツトゲーム装置3が、
その上方に入賞装置としての特定入賞口4や障害
釘5が、その下方には入賞装置4A,4B,4C
が配置されている。
打球は、前面枠6の下部に設けた操作ダイヤル
7を少し廻すことにより、打球発射装置10から
発射され、発射レール8及びガイドレール9に案
内されながら、遊技盤2の遊技領域に入る。
打球が特定入賞口4に入賞すると、ルーレツト
ゲーム装置3が作動し始め、一定時間が経過する
か、ストツプスイツチ11を押すかするとルーレ
ツトの回転が停止する。
操作ダイヤル7を操作している間、前面枠6の
上部に設けた駆動表示ランプ12が点灯し、入賞
して賞球が供給されるときには賞球表示ランプ1
3が点灯し、そして、所定個数の賞球の排出があ
ると打止表示ランプ14が点灯する。
尚、図中の符合15は供給皿16を有する開閉
パネル、17は前面枠6の下部に設けた受皿、1
8は、遊技者に特定の情報を伝達するため、機枠
の前面パネル19に設けたスピーカである。
第2図はパチンコ機の裏側を示したものであ
り、上方には上タンク31が、下方には打球発射
装置10が位置している。
打球発射装置10は、第3図から良く判るよう
に、打球を発射する発射杵20と、該発射杵20
を常時引つ張つて一方向の回動力を与えている付
勢バネ21と、発射杵20と接触しこれを付勢バ
ネ21の力に抗して間欠的に引張るための回転カ
ム22と、この回転カムを回転駆動するための電
気的駆動源としてのモータ23を有する。
付勢バネ21は単一のコイルバネから成り、滑
車24に巻掛けたロープ25一端と発射杵20と
の間に設けてある。
操作ダイヤル7を操作することにより、モータ
23の電源が入ると共に、ロープ25の他端を固
定した巻取プーリ26が回動変位してバネ21が
伸び、発射杵20の復帰力が決定される。
回転カム22はほぼ一定速度で回転し、発射杵
20に固定したローラ27と間欠的に接触する。
この接触がなされている間付勢バネに弾発エネ
ルギーが蓄積され、接触が解かれた瞬間に、付勢
バネの復帰力で発射杵20が瞬時に原位置に戻
り、発射レール8上の球を弾発する。
尚、発射レール8には、打球供給装置28の働
きにより、供給皿16の球が、送出口29より1
個づつ取り込まれる。
パチンコ機の裏機構板30の上部に設けられた
上タンク31内には、通常、賞球が入つており、
該賞球は、誘導路32を経て賞球排出装置33の
一構成要素である球ザヤケース34に導かれ、該
ケース34及び誘導路32を満している。
遊技盤2に設けられた入賞装置の一つである特
定入賞口4に打球が入賞すると、ルーレツトゲー
ム装置3が作動し始め、このルーレツトゲーム装
置3が停止したときの数の組合せが予め定められ
た組合せと合致すれば、入賞装置4A,4B,4
Cへの入賞率が高くなる。
入賞球は、遊技盤2の裏面に設けた集合樋41
の底面を形成する傾斜した案内棚上を転動しなが
ら流下し、入賞球処理装置42へ入る。
入賞球処理装置42は案内棚の下端に傾動可能
に配設されており、案内棚上を流下する入賞球を
1個宛、賞球排出装置33の賞球排出駆動部40
に送球する。
賞球排出駆動部40は、入賞球1個の自重によ
つて傾動するクランクレバー39を有し、該クラ
ンクレバー39の後端は、運動杆38を介して前
記球ザヤケース34と連結されている。
この結果、球ザヤケース34は入賞球1個毎に
傾動して、所定数の賞球を導出路35のダンパー
35A上に落下させる。
この導出路35を流下する賞球は、賞球ベル3
6に衝突してこれを鳴らせた後、排出口37を経
て、パチンコ機前面の打球供給皿16に排出され
る。
パチンコ機の裏側の集合枠41の背面または遊
技盤2の裏面側には、入賞装置としての各入賞チ
ヤツカーに対応する位置に、外部磁石による不正
行為を検出するための感磁性半導体素子43が設
けてある。
感磁性半導体素子43は、ホール素子や所謂
SWD(商品名)や磁気抵抗素子のいずれをも用い
ることができるが、この実施例ではホール素子で
ある。
第4図は感磁性半導体素子43を集合樋41の
背面に取り付けた例を示す。
感磁性半導体素子43の取付け位置は、磁石4
4を前面ガラス45の外側から入賞チヤツカーと
しての入賞装置4の入賞口付近に近づけたとき、
その磁力に感知し得るような位置、例えば、入賞
装置4の入賞口のすぐ上側に配置する。
尚、図中の符合46は遊技盤2に設けた入賞球
誘導穴、47は入賞球を集合樋41内に導く誘導
枠、48はこの誘導枠47内に設けた球検出器で
あり、入賞球は球検出器48の押圧片49を押圧
して下方に落下する。
集合樋41は合成樹脂からできており、前面ガ
ラス45との間隔は、通常、約65mmほど離れてい
る。
しかし、本装置の感磁性半導体素子43は半導
体の電流磁気効果現象を用いた比較的感度の高い
ホール素子であるので、リードスイツチの場合の
ように対象に近接させなくとも、磁石44の存在
を比較的良く感知することができる。
尚、本実施例で、感磁性半導体素子43を特定
入賞装置4に対して設けたのは、球1個の入賞の
価値が、ルーレツトゲーム装置3を作動させるチ
ヤツカーとしての特定入賞装置4とそうでない他
の入賞装置とでは、前者の方がはるかに大きいた
めであり、必要に応じ入賞装置の入賞口等に設け
ることもできる。
第2図及び第5図に於て、符合50は前面枠6
に取付けられたモータ23の駆動制御装置であ
り、コネクタ51を介して打球発射装置10のモ
ータ23に接続されている。
このモータ23の駆動制御装置50は、タツチ
ハンドルとして構成された操作ダイヤル7(第6
図)の接触電極52、起動用ボタン53、単発用
ボタン54に、ライン束55を介して接続されて
いる。
また、この例ではライン56−60を介して、
2つの感磁性半導体素子43A,43Bと接続さ
れている。
このライン56は感磁性半導体素子即ちホール
素子43の出力ライン、符合57,58,59は
ホール素子43の電源ライン、符合60はホール
素子43のチエツクラインである。
第7図はモータ23の駆動制御装置50のブロ
ツク図であり、モータ23の駆動指令信号として
の駆動指令−指導制御信号としての始動制御信号
回路系統S1,S1′と、駆動禁止信号としての
駆動禁止信号回路系統S2とから成る。
駆動制御装置50の始動制御信号回路系統S
1′は、この例では、タツチ電源スイツチ回路か
ら成る。
図中の符合62は、操作ダイヤル7の接触電極
52に遊技者が触れると、これに感応してモータ
23の始動制御信号S1′を発生させる所謂タツ
チ回路、63はタツチドライバー、65は電気的
駆動源たるモータ23へ電源電力を供給する手段
としてのモータ制御リレーである。
タツチ接触電極52とタツチ回路62との間に
挿入したフイルタ回路61は、遊技者の服装によ
り人体のもつ静電気や球貸機からの遊技球のもつ
静電気等により、半導体回路が破壊されるのを防
止し、電子ライター等からの外来ノイズを除去す
る静電気入力処理回路として機能する。
タツチ回路62からの始動制御信号S1′は、
タツチドライバー63を通してモータ制御リレー
65に送られ、その接点66をオンせしめる。モ
ータ制御リレー65、即ち電気的駆動源23へ電
源電力を供給する手段へは、通常、駆動指令信号
S1が供給されている。
従つて、上記接点66のオンにより、打球発射
装置10のモータ23が始動する。
尚、この例ではタツチスイツチ回路を利用した
が、図に破線で示すように、操作ダイヤル7を回
転変位させたときオンする操作スイツチ64によ
り、モータ制御リレー65を作動させてもよい。
尚また、符合67はモータ始動制御信号回路系
統のための定電圧回路である。
モータ23の駆動を停止させる駆動禁止手段た
る駆動禁止信号回路系統S2は、磁石による不正
行為を検出したとき、タツチ回路62又は操作ス
イツチ64からの始動制御信号S1′がモータ制
御リレー65に加わるのを禁止して、打球発射装
置10のモータ23が作動しないようにする。。
この目的で、始動制御信号回路系統S1′のタ
ツチドライバー63とモータ制御リレー65との
間には、信号選択回路80が挿入されている。
信号選択回路80は、例えばインバータとアン
ドゲートを利用して、或いはスイツチグ素子で構
成できる。
尚、図中の符合81は磁石による不正行為が確
認されたとき付勢される警報制御リレー、83は
該リレーの接点82を介して作動される報知手段
としての警告ランプである。
報知手段83としては、警告ランプ、ブザー等
の外、この接点82のオン、オフ状態を、集中管
理装置のスキヤナーで各パチンコ機毎に磁分割的
に読取り、その結果を管理室のパネル或いは
CRT表示画面上に表示したり、スピーカ18に
より音声で警告したりすることができる。
図中の符合68は駆動禁止信号回路系統S2の
プラス定電圧回路、69はマイナス定電圧回路、
70はホール素子43に対する出力微調整回路と
してのオフセツト調整回路である。
この出力微調整回路としてのオフセツト調整回
路70は、プラス、マイナス両定電圧回路68,
69からの電圧に基づいて、ホール素子43の不
平衡電圧を補償する基準電圧を作り出し、零磁界
の状態下に於てホール素子43に出力電圧を発生
させないように機能している。
尚、符合71はホール素子43からの出力を増
幅する増幅器であり、増幅率調整手段72を有す
る。
又、符合73,74は、増幅器71を通して得
られるホール素子出力VHを、それぞれ極性が互
いに反対の所定の基準電圧VA、VBと比較する
コンパレータであり、75,76はこの基準電圧
VA、VBを与えるための基準電圧源である。
このように2つのカンパレータを設けたのは、
ホール素子は、その出力電圧が磁界に対していわ
ゆる一次関数的変化を示す素子であつて、磁極判
別能力を持つためである。
この実施例では、増幅器71の出力は第1コン
パレータ73の反転入力端子と、第2コンパレー
タ74の非反転入力端子とに入力してあり、第1
コンパレータ73の基準電圧VAをプラス、第2
コンパレータ74の基準電圧VBをマイナスと
し、かつ、両者の大きさを同じにしてある。
第1コンパレータ73及び第2コンパレータ7
4の出力端子は共通に接続してあり、この出力端
子には、表示ドライバー77を介して駆動禁止信
号回路系統S2の動作確認用の表示器78を、そ
して出力ドライバー79を介して警報制御リレー
81を接続してある。
出力ドライバー79の出力端子は、同時に、上
述の信号選択回路80の切換入力端子即ちモータ
駆動禁止入力に接続されている。
第8図は、上記の回路要素43,70〜79を
含む回路部分の具体的構成例である。
増幅器71及びコンパレータ73,74にはそ
れぞれ演算増幅器OP1,OP2,OP3が、また
表示ドライバー77及び出力ドライバー79には
それぞれトランジスタTR1,TR2が、そして
動作確認用の表示器78にはLEDが使用されて
いる。
ZDはホール素子43に電流を流すための印加
電圧を、当該ホール素子43自体の温度変化に拘
らず安定化させる温度補償回路を構成するツエナ
ーダイオードであり、この温度補償回路ZDによ
つて、ホール素子43の温度依存性が緩和され
る。
出力電圧微調整回路としてのオフセツト調整回
路70は、この実施例では可変抵抗器VR、抵抗
R1,R2で構成してあり、この可変抵抗器VR
を微調整することによつて、零磁界のときホール
素子43に出力電圧を発生させない。
抵抗分圧器R4,R5;R6,R7は、コンパ
レータの基準電圧源75,76を構成している。
演算増幅器OP2,OP3の出力端子は、これを
共通に接続し、抵抗R8を介して電源母線+5V
に接続すると共に、ドライバーとしてのトランジ
スタTR1,TR2のベースに接続してある。
TR1,TR2は、この例ではPNPトランジス
タから成り、このトランジスタTR1のエミツタ
回路中に上記LEDを挿入し、トランジスタTR2
のコレクタ回路中には、信号選択回路80に対す
る駆動禁止信号S2に取り出すための抵抗R9を
挿入してある。
次に、第7図及び第8図に示した本装置の動作
を説明する。
今、第4図に示すように、磁石44のN極を前
面ガラス45に近づけると、磁石44の磁力がホ
ール素子43に作用し、その作用する磁力の大き
さに依存した大きさの出力電圧即ちホール電圧
が、磁石44の極性に応じた極性で、ホール素子
43から発生される。
ここでは、磁石44のN極を近づけたことによ
りプラスのホール電圧が発生されるものとする。
このプラスのホール電圧(出力電圧)は、以下に
述べる出力電圧検出回路によつて検出される。
即ち、先ず、この出力電圧は、増幅器71を通
して出力VHとして取り出された後、第1コンパ
レータ73の反転入力、第2両コンパレータ74
の非反転入力となる。
第1コンパレータ73に於る比較基準電圧VA
はプラス、第2コンパレータ74に於る比較基準
電圧VBはマイナスである。
従つて、増幅器71を通して得られるホール電
圧VHのレベルが基準電圧VAを越えたとき、第
1コンパレータ73から負の比較一致信号が発生
される。
これにより、ドライバーたるトランジスタTR
1,TR2がオンし、LEDが点灯すると共に、出
力抵抗R9に出力電圧(駆動禁止信号S2)が発
生する。
そして、駆動禁止信号S2は信号選択回路80
に送られると、信号選択回路80からモータ制御
リレー65に行く始動制御信号S1′が消失し、
リレー接点66がオフしてモータ23の駆動が停
止する。
又、この時、上記駆動禁止信号S2の発生に基
づいて警報制御リレー81が働き、その接点82
がオンして報知手段たるランプ83が点灯する。
磁石44を前面ガラスから遠ざけると、信号選
択回路80への駆動禁止信号S2が消失するた
め、再び、モータ23が始動可能となり、ランプ
83は消灯する。
コンパレータから比較一致信号即ち駆動禁止信
号S2が発生している期間中は、ドライバー77
を介してLEDが点灯し、駆動禁止信号回路系統
が働いていることが遊技者に知らされる。
次に、磁石44のS極を前面ガラスに近づけた
場合は、ホール素子43かあ発生されるホール電
圧の極性がN極のときと逆転し、マイナスの極性
となる。
従つて、増幅器71を通して得られるホール電
圧VHのレベルがマイナスの基準電圧VBを越え
たとき、第2コンパレータ74から負の比較一致
信号(駆動禁止信号S2)が発生される。
これ以後の動作は、第1コンパレータ73から
負の比較一致信号(駆動禁止信号S2)が発生さ
れた場合と同じであるから、説明は省略する。
結局、磁石44のN極、S極のいずれを前面ガ
ラスに近づけた場合でも、直ちにその不正行為が
検知され、打球発射装置10の電気的駆動源たる
モータ23の駆動が停止する。
尚、LEDは、コンパレータから比較一致信号
(駆動禁止信号S2)が発生していれば、即ち、
磁石44を前面ガラス45に近づけることによつ
て点灯するから、打球発射装置10のモータ23
が停止した場合、その原因がモータ始動制御信号
回路系統の側にあつたのか、または駆動禁止信号
回路系統の側にあつたのかを、迅速に確認するこ
とができる。
上記実施例では、打球発射装置の駆動源として
モータを用いたパチンコ機について説明したが、
本発明は打球発射装置の駆動源として所謂ロータ
リーソレノイドを用いたパチンコ機にも適用する
ことができる。
(発明の効果) 本発明は、打球発射装置の電気的駆動源の駆動
を停止させる駆動禁止手段が、温度補償回路を備
えているので、パチンコ遊技場において10時間を
越えるような長時間に亘るパチンコ機の稼動によ
つて温度上昇が起ても、この温度補償回路が感磁
性半導体素子への印加電圧を常に一定に保つの
で、異常磁界に対する感磁性半導体素子の検出能
力を常に最良の状態で発揮させることができ、温
度変化に起因する誤動作を解消することができ
る。
又、本発明は、駆動禁止手段が出力電圧微調整
回路を備えているので、パチンコ機という狭小な
スペースに、電磁ソレノイド等、幾多の磁界発生
源有する遊技機内であつても、感磁性半導体素子
を設置したい箇所に於る磁場の強弱に応じて、感
度調整を行なうことができ、設置箇所に置ける通
常の磁場の強さを越える異常を従来に較べて、設
置場所を限定されることなく、いかなる磁場発生
場所であつても、より確実に補足することができ
る。
又、本発明は、従来、設置し難かつた、周辺機
器から生ずる磁場の影響を受けるような領域にも
設置できる。
更に、上記作用効果から、本願発明によれば、
感磁性能に優れた半導体素子を用いることができ
るので、磁石による不正行為に対しては、従来に
較べてより確実且つ迅速に打球発射装置を停止さ
せて遊技を不能にさせることができると共に、正
常な遊技が行なわれている限り、遊技機自体の稼
動による強弱様々な磁場が発生することがあつて
も、これと不正行為とを明瞭に識別できる。
従つて、誤動作による突然の遊技不能という遊
技者にとつて極めて不愉快となる問題を解消する
ことができ、パチンコ店にとつて、極めて実用性
の高い不正防止装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の不正防止装置を適用したパチ
ンコ機の正面図、第2図はその裏側を示す図、第
3図は打球発射装置部分の斜視図、第4図は外部
磁石と感磁性半導体素子の取付け位置との関係を
示す部分断面図、第5図は発射装置のモータの駆
動制御装置と感磁性素子との結線を示すブロツク
図、第6図は操作ダイヤル部分を示す図、第7図
はモータの駆動制御装置のブロツク図、第8図は
第7図の不正検出回路部分の具体例を示す回路図
である。 2……遊技盤、4……入賞装置、6……前面
枠、10……打球発射装置、23……モータ(電
気的駆動源)、43……ホール素子(感磁性半導
体素子)、44……磁石、45……前面ガラス、
50……駆動制御装置、52……接触電極、62
……タツチ回路、63……タツチドライバー、6
4……操作スイツチ、65……モータ制御リレー
(電源電力供給手段)、70……オフセツト調整回
路(出力電圧微調整回路)、71……増幅器(出
力電圧検出回路)、73……第1コンパレータ
(出力電圧検出回路)、74……第2コンパレータ
(出力電圧検出回路)、75……基準電圧設定回路
(出力電圧検出回路)、76……基準電圧設定回路
(出力電圧検出回路)、79……出力ドライバー
(出力電圧検出回路)、80……信号選択回路、
ZD……ツエナーダイオード(温度補償回路)、S
1……駆動指令信号、S1′……始動制御信号、
S2……駆動禁止信号。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 駆動指令信号が供給されていることに基づい
    て、打球発射装置の電気的駆動源を駆動する形式
    のパチンコ機に於て、 上記電気的駆動源へ電源電力を供給する手段へ
    の始動制御信号を禁止できる信号選択回路を設け
    ると共に、 遊技盤の入賞装置の位置と対応させてパチンコ
    機の裏側に設けられた感磁性半導体素子と、当該
    感磁性半導体素子に電流を流すための印加電圧を
    当該感磁性半導体素子の温度変化に関わらず安定
    化させる温度補償回路と、零磁界のとき感磁性半
    導体素子に出力電圧を発生させないよう制御する
    出力電圧微調整回路と、当該感磁性半導体素子か
    らの出力電圧を取り出す出力電圧検出回路とから
    成る駆動禁止手段を設けて、 上記感磁性半導体素子が磁気感応したとき、駆
    動禁止手段から信号選択回路へ駆動禁止信号を発
    して打球発射装置を駆動停止させる構成としたこ
    とを特徴とするパチンコ機の不正防止装置。
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