JPH04157095A

JPH04157095A - スクリュープレス

Info

Publication number: JPH04157095A
Application number: JP2275896A
Authority: JP
Inventors: Eiichi Ishigaki; 栄一石垣
Original assignee: Ishigaki Mechanical Industry Co Ltd
Current assignee: Ishigaki Mechanical Industry Co Ltd
Priority date: 1990-10-15
Filing date: 1990-10-15
Publication date: 1992-05-29

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕この発明は、スクリュープレスの改良に関し、この発明
では、送り軸の回転に対して、スクリーンドラムを逆転
させて、処理能力を向上させたスクリュープレスと提供
せんとするものである。

〔従来の技術〕

従来、スクリーンドラム内にスクリュー軸を設けて原料
を搬送しながら脱水し、スクリーンドラムが目詰りした
ときには、スクリーンドラムを回転させ、その周辺に設
けたブラシで目詰りを除去する艦のは知られている。実
公昭５４−１２７７４はその具体例である。また、送り
軸を中空状としてその局面にメタルメツシュを張設した
ものも公知である。特公昭６３−１２７１９はその具体
例である。前記の実公昭５４−１２７７４には、スクリ
ーンドラムを回転させるに当って、スクリュー軸に対し
てスクリーンドラムを逆転させること吃記載されている
。

〔発明が解決しようとする問題点〕

然しなから、上述の実公昭５４−１２７７４号のもので
は、処理する原液が厨芥類や廃棄文書類などのスラリー
液であり、比較的固液分離し易く、その図示からみてス
クリーンドラムは単にメタルメツシュを円筒状に巻いた
ものと推定され、スラリーに対して強力な圧搾圧をかけ
ることはできず、従って、この発明で［１液分離の対象
とされる下水等の汚泥の如く強粘性の原液を固液分離す
ることはできない。また、ブラシでは目に詰った強粘性
のスラリーを除去することは困難である。すなわち、こ
の種スクリュープレスで強粘性のスラリーの固液分離を
するには、スラＩＪ−に高圧力をかける必要であり、こ
のためスクリーンドラムの外周部には、縦横に強度メン
バーが配設きれており、ブラシをスクリーンに均一に接
触させることが困難であり、また、このような高粘性ス
ラリーを濾過するには、そのスクリーンの目も微小な通
孔のパンチングメタルを用いなければならず、ブラシで
は微小な通孔中の目詰り物を除去するには限界があるか
らである。

また、特公昭６３−１２７１９号では、中空の送り軸の
スクリュー胴に、多数の濾過孔を設けているが、これら
の濾過孔が目詰りしたときに、一端に設けた圧搾空気の
送管でこれらの濾過孔の百詰り物を吹き抜くことは困難
である。

すなわち、中空室に空気を吹き込むことでは、如何に高
圧空気を用いても短絡して部分的な目詰りの除去しかで
きない。

上述のような状況で、従来のスクリュー式脱水機では、
機構上スラリーにかける圧搾圧力には限界があり、従っ
て、処理量にもその含水率にも限界があった。そして、
目詰りしたときには、都度運転全停止してスクリーンド
ラムの目詰りも手動で清掃しなければならず、効率の高
い連続運転は不可能な実状にある。

〔問題点を解決するための手段〕

この発明は、上述のような従来の問題点を次のような手
段を講することによって解決したものである。

（１）回転自在に支架したスクリーンドラム内に、送り
軸を支架し、スクリーンドラムの一端側に供給した原液
を送り軸の外周に巻回した螺旋翼でスクリーンドラムの
他端側に向って搬送して加圧圧搾し固液分離を行なうよ
うにしたスクリュープレスにおいて、上記スクリーンド
ラムを送り軸の回転方向に対して度対方向に回転するよ
うにした。

（２）　　上記の送り軸の回転数に対するスクリーンド
ラムの回転数の比を送り軸の回転数１に対して０．１〜
１．２とした。

（３）　　また、送り軸を中空状としてその局面にスク
リーンを張設した。

（４）　　また、送り軸の始端側の軸芯部に原液の供給
路を終端側の軸芯部に送り軸のスクリーンドラムの流体
の供給管を設けた。

（５）　　また、スクリーンドラムの周面に臨ませて高
圧流体の噴射ノズルを設けた。

〔作用〕

この発明では、スクリーンドラムを送り軸に対し逆転す
るようにすることによって、スクリーンドラムが目詰り
したときの洗浄再生を容易にするとともに、螺旋翼によ
って送られてくるスラリーに対してスクリーンドラムで
剪断作用を与えて脱水性を向上させ、さらに、逆回転す
るスクリーンドラムによってスラリーの搬送を助長して
処理能力を向上させるこ七カできるものである。

また、この発明では送り軸を中空として、その周面にス
クリーンを張設することＫよってスクリーンドラムと送
り軸周囲との二面濾過として処理能力をざらに向上させ
たものである。

そして、これらスクリーンドラムおよび送す軸ｔζ回転
するが故に、これらに張設したスクリーンが目詰りした
ときに、これらの回転周辺に高圧流体の洗浄ノズルを設
けることによって、これらの洗浄を容易にしたものであ
る。

すなわち、高圧流体を用いることによって、スクリーン
ドラムの擢強メンバー等が障害となることなく、高圧流
体を強粘性のスラリーが目詰りした箇所に当ててこれを
除去することができるものである。

以下、図面に基づいてこの発明を具体的に説明する０〔実施例〕図において、符号１は、周部にスクリーンを張設したス
クリーンドラム、１ｇはその補強材、２はスクリーンド
ラム１内に同芯状に横架した送り軸で局部にスクリーン
を張設している。２ａは送り軸２の周部に春回した螺旋
翼、３は送り軸２の軸芯部に設けた原液の供給路、３ａ
はスクリーンドラム内に開口する原液の吐出口、４は原
液の供給ポンプ、５は送り軸２内に設けた送り軸のスク
リーンの洗浄水管、５ａは洗浄ノズル、６は洗浄水ポン
プである。

次に、符号７は、スクリーンドラム１に沿わせて設けた
洗浄管、７ａはノズル、８はスクリーンドラム支持用の
ローラー、９はスクリーンドラム駆動用の歯車、１０は
その駆動モーター、１）は送り軸２に沿って進退するよ
うにしたケーキの排出口の調節金、１２は調節金１）を
進退きせるためのシリンダーである。尚、送り軸２の回
転駆動装置および支持装置については図示を省略してい
るが、図示のものでは回転駆動装置は右方側に、支持装
置は左右にそれぞれ設けられて−るものである。

このように構成したスクリュープレスでは、原液は供給
ポンプ４によって供給路３を経て吐出口３ａからスクリ
ーンドラム１の始端部内に供給され、回転している送り
軸２の螺旋翼２ａによって加圧されつつ他端（左方）Ｋ
向って搬送され、この間に、送り軸２のスクリーンおよ
びスクリーンドラム１のスクリーンとによって内外務ら
濾過される。

そして、そのＦ液は送り軸２の他端（図中左方）と、ス
クリーンドラム１の局面からそれぞれ機外に取出され、
固体分は左方に搬送されるにしたがって加圧圧搾されて
図中左端の調節板１）の開口部から機外に取出される。

このような濾過運転時に、この発明に係る装置では、ス
クリーンドラム１が送り軸２の回転に対して逆転するよ
うに構成しであるので、螺旋翼２ａとスクリーンドラム
とで搬送されてくるスラリーに対して剪断作用を及ぼし
、脱水効果を高めることができる。また、送り軸２の周
面で分離されたＰ液は、送り軸２中を図中左方に流れて
その左端から機外に取出すことができる。すなわち、前
述の剪断作用とスクリーンドラム１と送り軸２との両面
濾過とこれらが相俟って高脱水が可能なる本のである。

第１表は、某下水処理場の混合生汚泥について、スクリ
ーンドラムを固定してスクリュー軸の回転数を順次高め
た場合と、スクリュー軸２に対してスクリーンドラム１
の回転（逆転）数を順次高めた場合の試験結果を示し、
また、第２表は某社の故紙排水凝沈汚泥につ−て送り軸
２の回転に対してスクリーンドラム１の回転（逆転）数
を順次高めた場合の試験結果を示すものである。

第　　１　　表第２表定して送り軸２の回転を上げた場合、水分、処理量共に
増加している。（試験Ａ１〜３）これに対して、送り軸
２の回転数（Ｎ１）を一定にしてスクリーンドラムの回
転数Ｎ２（逆転）を順次上げた場合、水分は略一定であ
るが、処理量が大巾に増加している。（試験洗４と＆５
．試験＆６と７ＩＬ７１試験黒８〜煮１０）然しながら
、スクリーンドラム１の送り軸２に対する回転をある程
度以上高くすると処理量の増加に比較して水分の増加率
が高くなっている。（試験黒９と試験罵１０との比較）また、第２表に示す試験でも送り軸２の回転数を一定Ｋ
してスクリーンドラム１の回転数（逆転）を上げると水
分は殆ど変らないが処理量が増加する。（試験、１ａ３
〜人６）然しなから、送り軸に対するスクリーンドラム
の回転比を一定以上高くすると水分が高くなっている。

（試験１ｉ　２および試験、飽７）以上のことから、スクリーンドラム１を送り軸２に対し
て低速で逆転させている間には、螺旋翼２ａのスラリー
への推進力とスラリーとスクリーンドラム１の内面との
摩擦力とがスラリーに対して相乗的に作用し、スクリー
ンドラムエを逆転させてスラリーを早送りし乍らも、水
分を切ることができるものと推察される。そして、スク
リーンドラム１の回転をざらに高めるとスラリー妙Ｚス
クリーンドラム１の内面でスリップして水分が高くなる
と考えられる。

また、この発明に係るスクリュープレスは、スクリーン
ドラム１および送り紬２のスクリーンで２面濾過をする
ので、従来のスクリーンドラム１のみで濾過するものに
比較して濾過効率が高く、そして、これらボ目詰シした
ときには、スクリーンドラムエおよび送り軸２が回転し
ているので、その回転周辺に洗浄ノズルを設けておくこ
とによって自動的にスクリーンを洗浄することができる
。

すなわち、従来のスクリーンドラム１が回転しないもの
では、運転を停止して洗浄していたのであるが、この発
明に係る装置では、運転中にスクリーンに目詰りが認め
られたときには、運転し乍らでも洗浄が可能である。特
に、区側のような高圧搾−過を行なうものでは、高圧水
、高圧空気等の高圧流体を用いることによってスクリー
ンドラムの補強体が障害となることなく、目詰り部分に
洗浄流体を噴射できてスクリーンドラムの目詰りを完全
に除去することができる。

また、この発明に係るスクリュープレスは、送り軸に対
してスクリーンドラムが逆転する２つに構成しであるの
で、仮に、これら両者が芯ずれしたり、螺旋翼が部分摩
耗した場合でも均一な厚みで均一な水分のケーキをスク
リーンドラムの端部から得ることができる。第２図は、
その作用の解説図であり、すなわち、螺旋翼２ａの一部
が摩耗等してスクリーンドラム１に対し偏心してもスク
リーンドラムが逆転することによって、クリアランスｃ
、ｃ’は補正されて、均一な厚みのケーキを送り出すこ
とができ、延いてはスクリーンドラム１の端部から均一
な水分を得ることができるものである。従来のスクリー
ンドラムを固定したスクリュープレスでは、スクリーン
ドラムと送り軸との間に芯ずれが生じた場合、二つ割り
に構成したスクリーンドラムを分解して、合わせ面にシ
ム等を入れて芯ずれを調整しているが、完全に出来ず、
また、螺旋翼が部分摩耗したときには取りはずして肉盛
りする等して修正しているがこれにしても手数を要する
。この発明は、これらの問題も解決したものである。

〔発明の効果〕

このように、この発明に係るスクリュープレスは、螺旋
翼を有する送り軸に対して、スクリーンドラムを逆回転
するようにすることによって固液分離効率を高めること
ができると共に、目詰り等したときにそのスクリーン洗
浄を容易にして、従来ｌｌ渋していた重粘スラリーの固
液分離を容易にしたもので、汚泥等の処理上得られる利
益は著大なものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明に係るスクリュープレスの概略の縦
断側面図、第２図はスクリーンドラムと送り軸との関係
位置を示す説明するための横断面図である。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）回転自在に支架したスクリーンドラム１内に、送
り軸２を支架し、スクリーンドラム１の一端側に供給し
た原液を送り軸２の外周に巻回した螺旋翼２ａでスクリ
ーンドラム１の他端側に向って搬送加圧し乍ら固液分離
を行なうようにしたスクリュープレス１において、上記
スクリーンドラム１を送り軸２の回転方向に対して反対
方向に回転するようにしたことを特長とするスクリュー
プレス。
（２）請求項（１）において、送り軸２の回転数に対す
るスクリーンドラム１の回転数の比が送り軸の回転数１
に対して０．１〜１．２であることを特長とするスクリ
ュープレス。
（３）請求項（１）において、送り軸２を中空状として
、その周面部にスクリーンを張設したことを特長とする
スクリュープレス。
（４）請求項（１）において、送り軸２の始端側の軸芯
部に原液の供給路３を終端側の軸芯部に送り軸２のスク
リーン洗浄用の流体の供給管５を設けたことを特長とす
るスクリュープレス。
（５）請求項（１）において、スクリーンドラム１の周
面に臨ませて高圧流体の噴射ノズル７ａが設けてあるス
クリュープレス。