JPH04155615A - 磁気ヘッド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は磁気記録媒体に対して磁気回路を構成する磁気
へラドコアを摺接して情報の記録または再生を行う磁気
ヘッドに関し、特にコイルボビンが嵌合される第１のコ
アと、該第１のコアに磁気ギャップを介して接合される
第２のコアと、前記第１と第２のコアに固着される第３
のコアからなる磁気回路を有する磁気ヘッドに関するも
のである。

［従来の技術］ 第４図〜第５図はこの種の磁気ヘッドとして磁気記録媒
体のフレキシブルディスクに対し情報の記録、再生を行
うフロッピーディスクドライブ装置に用いられるいわゆ
るトンネル消去方式の磁気ヘッドの従来構造を説明する
ものである。

第４図は磁気ヘッド本体の構造を示している。

符号ｌはコアアッセンブリであり、記録再生用の磁気回
路を構成する磁気へラドコア（以下記録再生コアと呼ぶ
）２と、トンネル消去を行う消去用の磁気回路を構成す
る磁気ヘッドコア（以下消去コアと呼ぶ）４を間隔板６
を介し接合して構成されている。

両コア２．４は不図示のフレシキブルディスクが摺動す
る摺動方向に沿って並接される。記録再生コア２は３つ
のコアから構成され、丁字形のフロントコア２ａとＩ字
形のフロントコア２ｂを記録再生用の磁気ギャップ（以
下記録再生ギャップと呼ぶ）３を介して接合し、両コア
２ａ、２ｂの後端部にバックコア１５を固着して構成さ
れる。

また、消去コア４も同様に３つのコアから構成されてお
り、同様に丁字形のフロントコア４ａと１字形のフロン
トコア４ｂを消去用の磁気ギャップ（以下消去ギャップ
と呼ぶ）５．５−を介して接合し、更に両コア４ａ、４
ｂの後端部にバックコア１６を固着して構成される。

但し記録再生コア２と消去コア４はそれぞれのバックコ
ア１５．１６を固着する前に間隔板６を介して互いに接
合され、その両側に非磁性のスライダ７．８が接着剤や
ガラス溶着などにより接合される。

スライダ７．８は両コア２．４と共に不図示のフレキン
プルディスクに摺接して両コア２，４の摺接を安定化し
、両コア２，４を保護するものであり、セラミックス等
から形成され、コイルボビン９．１２をよけるための切
り欠き部７ｂ、８ｂを有し、はぼＬ字形の断面のブロッ
ク状に形成されている。

そしてスライダ７．８はそれぞれコアアッセンブリｌに
対向する側面において切り欠かれていない図中上端部の
側面を接合面７ａ、８ａとしてコアアッセンブリ１のフ
ロントコア２ａ、２ｂ、４ａ。

４ｂの上端部の両側面のそれぞれに接合される。

このスライダ７．８の接合後にコアアッセンブリ１のフ
ロントコア２ａ、４ａのそれぞれに対して記録再生用の
コイル１０を巻回したコイルボビン９と消去用のコイル
１３を巻回したコイルボビン１２が嵌め込まれる。コイ
ルボビン９，１２はそれぞれプラスチックから形成され
ており、フロントコア２ａ、４ａに嵌合するための穴９
ａ、１２ａを有し、またコイル１０．１３の巻幅を規制
する鍔部９ｂ、１２ｂを有している。

コイルボビン９，１２の嵌合後、間隔板１７を介して接
合されたバックコア１５．１６をフロントコア２ａ、２
ｂ、４ａ、４ｂの後端部に対し圧接し接着剤により固着
して第５図に示す磁気ヘッド本体１８が構成される。な
お、バックコア１５゜１６の固着は、磁気ヘッド本体１
８の組立体の上下の向きを図示と逆にした状態で行われ
、コイルボビン９．１２の鍔部９ｂ、１２ｂ上にバック
コア１５．１６を支持した状態で行われる。

更に第５図に示すように、磁気ヘッド本体１８をステン
レスやりん青銅からなる支持板１９上に位置出しして固
定し、外部回路導出用のフレキシブルプリント基板２０
を支持板１９に結合し、コイル端末１０ａ、１３ａのそ
れぞれをプリント基板２０に接続して磁気ヘッド２１が
構成される。

このようにして構成された磁気ヘッド２１は不図示のデ
ィスクドライブ装置内においてへラドキャリッジ上に支
持板１９を固定して取りつけられ、コアアッセンブリｌ
のフロントコア２ａ、２ｂ。

４ａ、４ｂとスライダ７．８の第４図−第５図中上面を
フレキシブルディスク摺動面として、回転するフレキシ
ブルディスクに摺接し、記録、再生を行うようになって
いる。

ところで近年フロッピーディスク装置の記録の高密度化
、大容量化が進んできており、例えば３゜５インチのフ
レキシブルディスクを使用してＩＯＭＢ程度の容量を持
つ装置が発表されている。これに対して前述した第４図
〜第５図の従来のトンネル消去方式の磁気ヘッドにおい
ては、３．５インチのフレキシブルディスクでトラック
密度が１３５ＴＰＩ。

線記録密度が９．７ＫＢＰＩとなっているが、ＩＯＭＢ
程度に容量を増大するにはトラック密度が４０５ＴＰＩ
。

線記録密度が３５〜４０ＫＢＰＩまで記録密度を上げて
いく必要が生じてくる。

しかし特にトラック密度について２００ＴＰＩ程度の場
合は前述した記録再生コア、消去コアを並接したトンネ
ル消去方式で良いが、４０５ＴＰＩとトラック密度をあ
げた場合は、トラックピッチが０．０６２５ｍｍと大変
狭（なるので、トンネル消去方式では対応できない。そ
こでこのような高密度記録を行う装置ではサーボ方式を
取り入れてトラッキングを機械的に行う構成が採用され
ている。この場合に使用する磁気ヘッドは前述したトン
ネル消去型の磁気ヘッドに比べて消去コアを必要としな
い。

この場合の磁気ヘッドの構成を第６図および第７図に示
す。なお第６図、第７図中で先述した第４図〜第５図と
共通の部分には共通の符号を付してあり、その説明は省
略する。

第６図に示す磁気ヘッド本体の構造では消去コアはなく
記録再生コア２５のみ設けられる。記録再生コア２５は
、丁字形のフロントコア２５ａと矩形のフロントコア２
５ｂを記録再生ギャップ３を介して接合し、両コア２５
ａ、２５ｂの後端部にバックコア２６を固着して構成さ
れる。

但しバックコア２６を固着する前に、接合されたフロン
トコア２５ａ、２５ｂの上端部の両側面にスライダ７．
８の接合面７ａ、８ａを接合する。

更にこの接合後にフロントコア２５ａに記録再生用コイ
ル１０を巻回したコイルボビン９を嵌め込み、その後フ
ロントコア２５ａ、２５ｂの後端部にバックコア２６を
固着して第７図のように磁気ヘッド本体２７が構成され
る。

そして第７図に示すように第５図と同様に磁気ヘッド本
体２７を支持板１９上に固定し、支持板１９に結合した
不図示のフレキシブルプリント基板にコイル端末１０ａ
を接続して磁気ヘッド２８が構成される。

［発明が解決しようとする課題］ しかしながら、上述した従来の磁気ヘッドにおいては、
第８図に示すように、記録再生用コア２５と非磁性のス
ライダ７．８を接着剤やカラスなどの接合材３１で接着
する際にコイルボビン着座面方向より接合材３１を流し
込む方法が一般的であり、記録再生用のコイル１０を巻
回したコイルボビン９を嵌め込む際に、コイルボビン着
座面上に残った接合材３１の影響により、コイルホビン
９が本来着座すべき状態より浮いた状態となり、ハック
コア２６の接合時に位置が安定せず矢印Ａ方向にズして
接着されてしまうことがあり、磁気回路を構成するバッ
クコア２６とフロントコア２５の接合面積が狭くなった
り、スキマを生じて接合が充分行われず、コアの磁気的
な効率を低下させてしまうことがあった。

本発明は、かかる従来の課題を解決するためになされた
もので、簡単な構成で、バックコアとフロントコアの接
合面積を一定にしてコアの磁気的な効率を低下させるこ
とのない磁気ヘッドを提供することを目的とする。

［課題を解決するための手段］ 本発明においては上述した課題を解決するために、コイ
ルボビンが嵌合される第１のコアと、該第１のコアに磁
気ギャップを介して接合される第２のコアと、前記第１
と第２のコアに固着される第３のコアからなる磁気回路
を有する磁気ヘッドにおいて、コイルボビン着座面と、
接合剤塗布場所に一定の段差を設けることによりコイル
ボビン着座面に接合剤の付着を無くしている。

［作用コ このような構造によれば、磁気ヘッド組立て工程におい
て、コイルボビンの鍔部の高さを一定にする事が可能と
なり、第３のコアを固着位置に支持した状態で正確にか
つ容易に行うことができる。

［実施例コ 以下、図面に示す実施例に基づいて本発明の詳細な説明
する。

第１図〜第３図は本発明の実施例によるフロッピーディ
スクドライブ装置用の磁気ヘッドの構造を説明するもの
である。なお、本実施例の磁気ヘッドは第６図〜第８図
で説明した従来例と同様に、サーボ方式によりトラッキ
ングを機械的に行うフロッピーディスクドライブ装置に
用いられる磁気ヘッドであり、第１図〜第３図中におい
て従来例の第６図〜第８図と同一または相当する部分に
は同一の符号が付してあり、その説明は省略する。

第１図に示す本実施例の磁気ヘッド本体のコアアッセン
ブリ斜視図において、スライダ３２．３３の構造は第６
図の従来例と共通であるが、その間に配置・接合される
記録再生フロントコア２５′の形状寸法が従来と異なっ
ている。

即ち、第２図の本実施例の磁気ヘッドの分解斜親図に示
すように、コイルボビン９及びバックコア２６は従来例
と共通な構造をしている。スライダ３２．３３の記録再
生フロントコア２５゛　との接合面３２ａ、３３ａの接
合面幅３２ｂ、３３ｂの寸法を、記録再生フロントコア
２５゛のスライダ３２．３３との接合面幅２５゛　ｃよ
り大きくする構造により、第１図に示すようにスライダ
アッセンブリした状態で、記録再生フロントコア２５′
の接合剤塗布面２５“　ｄとスライダ３２．３３のボビ
ン着座面３２ｄ、３３ｄとの間に段差を発生させ、その
溝部の接合剤塗布面２５“　ｄに接合剤３１を塗布する
。この構造によりスライダ３２゜３３のボビン着座面３
２ｄ、３３ｄへの接合剤３１の侵入が無くなり、影響が
無くなる。ちなみに３２ｂ。

３３ｂと２５°　Ｃの段差は０　、　０５　ｍｍ　〜１
　ｍｍ程度が適当である。

そして本実施例の磁気ヘッドの側面図である第３図に示
すように、ボビン着座面の高さが一定であるために、コ
イルボビン９を嵌め込んだ状態でも高さが一定となりバ
ックコア２６の接合時に精度良（保持・密着して固着で
きる。従って磁気ヘッドの歩留りを向上でき、更に磁気
ヘッドの特性の向上及び均−化等が図れるという優れた
効果が得られる。

［発明の効果］ 以上の説明から明らかなように、本発明によれば、コイ
ルボビンが嵌合される第１のコアと、該第１のコアに磁
気ギャップを介して接合される第２のコアと、前記第１
と第２のコアに固着される第３のコアからなる磁気回路
を有する磁気ヘッドにおいて、第１のコアと第２のコア
の側面部に密着するスライダのボビン着座面と、コイル
ボビンが嵌合される第１のコアの接合剤塗布面に一定の
段差を設けることにより、接合剤によるボビン着座位置
への影響を無くし、更には、コイルボビンの鍔部の高さ
を一定にすることができるため第３のコア固着時に前記
コイルボビンの鍔部により第３のコアがその固着位置に
支持されるようにした構造を採用したので、組み立て工
程において第１と第２のコアに対する第３のコアの固着
作業を容易に正確に行え、磁気ヘッドの歩留りを向上で
き、更に磁気ヘッドの特性の向上及び品質の均−化等が
図れる。

また記録再生コア幅の溝部に塗布することから接合剤の
拡散が速（なり、少量の接合剤ですむようになるという
優れた効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例における磁気ヘッドのコアス
ライダアッセンブリ斜視図、第２図は第１図の磁気ヘッ
ドの分解斜視図、第３図は第１図の磁気ヘッドの側面図
、第４図は従来の磁気ヘッド本体の分解斜視図、第５図
は従来の磁気ヘッドの斜視図、第６図は従来の磁気ヘッ
ド本体の分解斜視図、第７図は従来の磁気ヘッドの斜視
図、第８図はバックコア位置ずれ説明図である。 図中。 ２５：記録再生コア ２５°　：記録再生フロントコア ２５°　ｄ：接合剤塗布面 ３１：接合剤 ３２．３３ニスライダ ３２ｄ、３３ｄ：接合剤塗布面 ３０：磁気ヘッドスライダアッセンブリ４０：磁気ヘッ
ド本体 代理人　弁理士　１）北　嵩　晴 ２５′シこ３吋ｊ町１ノロントファ 第４６Ｆ３目つ石島飴、へ、ノドのイ一リ品１刀第３図 ＷＥ７図 ／ぐ・ンフフ゛う’Ｉｆｆｆｑ・・ｈ４．ｈｔｉ　ａ第
８図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. コイルボビンが嵌合される第１のコアと、この第１のコ
   アに磁気ギャップを介して接合される第２のコアと、前
   記第１と第２のコアに固着される第３のコアとからなる
   磁気回路を有する磁気ヘッドにおいて、前記第１及び第
   ２のコアと、これら第１及び第２のコアの両側に並接さ
   れる２つのスライダとの接合面に段差を設け、第１及び
   第２のコアの接合面幅を、両側の各スライダの接合面幅
   より小さくして、かつ、第１及び第２のコアと両側の２
   つのスライダとの接合の際に用いられる接合剤が前記コ
   イルボビンと当接するスライダ部への侵入を防止した形
   状を有することを特徴とする磁気ヘッド。