JPH04154870A - ハロゲン化金属フタロシアニンの製造方法 - Google Patents

ハロゲン化金属フタロシアニンの製造方法

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JPH04154870A
JPH04154870A JP28083990A JP28083990A JPH04154870A JP H04154870 A JPH04154870 A JP H04154870A JP 28083990 A JP28083990 A JP 28083990A JP 28083990 A JP28083990 A JP 28083990A JP H04154870 A JPH04154870 A JP H04154870A
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純一 土田
Yoshiyuki Nonaka
野中 祥之
Masami Shirao
白尾 政巳
Michiji Hikosaka
彦坂 道迩
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は緑色顔料として広く使用されているハロゲン化
銅フタロシアニンの添加剤や電子感光体なとに用いられ
ているハロゲン化金属フタロシアニンの製造方法に関す
る。
(従来の技術) 従来、金属フタロシアニンを塩素化する工業的な方法と
しては、一般に塩化アルミニウム・食塩の共融塩にフタ
ロシアニンを溶解して塩素化する方法やクロルスルホン
酸にフタロシアニンを溶解して塩素化する方法が用いら
れている。
これらの方法によって製造されるハロゲン化金属フタロ
シアニンの中で最も多いものは塩素化鋼フタロシアニン
であるか、近年、電子感光体なとの用途に各種のハロゲ
ン化金属フタロシアニンか注目されるようになってきた
。それに伴って銅フタロシアニンのハロゲン化ではあま
り問題にならなかったフタロシアニン骨格の分解や中心
金属の置換かその他の金属フタロシアニンのハロゲン化
においては大きく浮かび上かってきた。
即ち、特開昭52−155625号公報に記載されてい
るような塩化アルミニウム・食塩の共融塩を溶媒とする
方法は金属フタロシアニンの仕込み時に中心金属がアル
ミニウムに核置換し易いこと、塩素個数か14個置型二
になると急激に分解か進行するという問題かあり、 U
SP 2,622.085号公報に記載されているよう
なりロルスルホン酸を溶媒とする方法では分解を抑制す
るイ才つのハロゲン化物を添加しても塩素個数か12個
以上になると急激に分解か進行して塩素個数14個以上
を導入するのは困難であるという問題かある。この骨格
の分解の傾向は特にAl、Fe、Tiなとのフタロシア
ニンか顕著である。
そして、これらの方法は工業的には溶媒の回収か困ff
、Iであるため、(J[水処理の問題やコスト高となる
欠点も有している。
一方、溶媒回収の可能なハロゲン化方法としては四塩化
チタンを溶媒とする方法かある。例えば、特開昭52−
29819号公報に開示されている塩化アルミニウムを
含有する四塩化チタン溶媒中てのハロゲン化では反応系
か不均一になり易く、途中で反応の続行か不可能になり
充分な塩素化か困難であるという欠点があるため、実用
には至っていない。
また、特開平1−279975号公報では、四塩化チタ
ン溶媒中で塩化アルミニウムと銅フタロシアニンの塩を
生成した後ハロゲン化する方法を開示しているか、その
他の各種金属フタロシアニンについては示していない。
(発明が解決しようとする課題) 本発明者等は中心金属か他の金属に核置換せず。
かつ充分なハロゲン化かできる方法を提供するものであ
る。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 本発明者等は塩化アルミニウムを含む四塩化チタンを溶
媒とする反応系において金属フタロシアニンの中心金属
が他の金属に核置換せず、金属フタロシアニンか実質的
に分解することな(充分なハロゲン化かできることを見
出して本発明の完成に到った。
即ち本発明は、四塩化チタンを溶媒として、塩化アルミ
ニウムを金属フタロシアニンと共に50℃以上で予備撹
拌した後、ハロゲン化する方法において。
金属フタロシアニンの中心金属かAI、Si、Ti。
V、 Fe、Co、Ni、Zn、Ge、Mo、Snから
選ばれる金属フタロシアニンであるハロゲン化フタロシ
アニンの製造方法である。
本発明においての金属フタロシアニンとしては中心金属
かAI、Si、Ti、V、Fe、Co、Ni。
Zn、Ge、Mo、Snから選ばれる一種以上の金属フ
タロシアニンであり一部ハロゲン化された金属フタロシ
アニンも用いることか出来る。
溶媒である四塩化チタンの量は銅フタロシアニンの重量
に対して4倍以上、好ましくは5〜20倍。
更に好ましくは8〜12倍である。4倍以下ではスラリ
ーの撹拌か困難であり、20倍以上では経済的に不利に
なる為である。
塩化アルミニウムの添加量としては、高ハロゲン化金属
フタロシアニンを得るに金属フタロシアニンに対して3
倍モル以上が必要であるため、塩化アルミニウムの全添
加量は3倍モル以上、好ましくは3〜8倍モル、さらに
好ましくは4〜5倍モルである。
塩化アルミニウムの添加方法は反応系を安定に保つため
に重要である。即ち、ハロゲン化前に金属フタロシアニ
ンと塩化アルミニウムを加熱撹拌して金属フタロシアニ
ンと塩化アルミニウムの付加物または塩を生成させてお
くことである。好ましい条件は。
ハロゲン化の前に金属フタロシアニンに対して0.4〜
4倍モルの塩化アルミニウムを添加し50°C以上で予
備撹拌を行い金属フタロシアニンと塩化アルミニウムの
塩を生成させた後でハロゲン化を行い、必要に応じて追
加し全添加量を3〜8倍モルとする方法である。
塩化アルミニウムの初期添加量と反応系の安定性は四塩
化チタンの量によっても影響される。即ち。
四塩化チタン量が多い場合は塩化アルミニウムの必要量
の全量を一度に添加しても良いか、四塩化チタンの量が
少ない場合は塩化アルミニウムの初期添加量も少なめに
して、追加の塩化アルミニウムも量も少量ずつ追加する
ことが反応系を安定に保つためには好ましい。追加の塩
化アルミニウムの添加時期については塩素化反応か緩慢
になった時点て添加するのが好ましい。
塩化アルミニウムと金属フタロシアニンの付加物または
塩を生成させる為の予備撹拌温度は50°C以上、好ま
しくは80〜137℃である。
塩を生成させる為の予備撹拌時間は塩化アルミニウムの
初期添加量、四塩化チタン量、温度によって異なるが、
塩化アルミニウムの初期添加量か金属フタロシアニンお
よび四塩化チタンに対して少ない場合100〜+20°
Cては0.5〜2時間で良い。塩化アルミニウムの初期
添加量が多い場合は2〜10時間必要である。
ハロゲン化剤としては史素、塩素ガス、塩化スルフリル
なとかある。
塩素化反応の温度は100〜137℃か好ましいか、更
に反応速度を速くするために加圧して反応温度を高くす
ることもてきる。
反応後にハロゲン化金属フタロシアニンを取り出す方法
としてはスラリーを濾過する方法や四塩化チタンを蒸留
回収した後に残ったマグマを塩酸や硫酸。
アセトン、メタノール等で溶かし出した後で濾過する方
法かある。
以下に1本発明のハロゲン化金属フタロシアニンの製造
法の概略を実施例、比較例を挙げて説明する。
例中[部、、rQ61 とは「重量部」、「重量06」
をそれぞれ示す。
実施例I 四塩化チタン800部、粗製鉄フタロシアニン40部、
塩化アルミニウム40部を反応器に仕込み。
撹拌しなから昇温する。内温を110〜115°Cにし
た後3時間撹拌を続ける。次いて135〜137℃に昇
温しで、塩素ガスを5部/時で25時間導入した後、四
塩化チタンを蒸留し残ったマグマに406塩酸を注いて
スラリーとして取り出す。さらに、アルカリ洗浄、a過
、乾燥して暗緑色の塩素化鉄フタロシアニン61.4部
を得た。残留しているアルミニウムから求られた。核置
換によって生成した塩素化アルミニウムフタロシアニン
の割合は0.596以下であった。また、塩素含有量を
測定した結果、鉄フタロシアニン1分子あたり14.8
個の塩素か導入された。
比較例1 塩化アルミニウム200部1食塩40部を反応器に仕込
み、加熱して共融塩とした後120°Cまて冷却する。
次に、撹拌しなから粗製鉄フタロシアニン4−0部を徐
々に溶解させた後、130〜137℃まで昇温し塩素ガ
スを5部/時で25時間導入した。
内容物を4000部の水中に注いてスラリーとして取り
出す。さらに、実施例1と同様にアルカリ洗浄。
濾過、乾燥したところ塩素化鉄フタロシアニンは分解の
ため42.1部しか得られなかった。さらに、アルミニ
ウム残留量から、核置換によって生成した塩素化アルミ
ニウムフタロシアニンを求めると約2006にもなった
。また、塩素は鉄フタロシアニン1分子あたり14.6
個か導入されていた。
実施例2 四塩化チタン500部、粗製チタニウムフタロシアニン
40部、塩化アルミニウム32部を反応器に仕込み、撹
拌しなから昇温する。温度か110〜115℃になった
ら5時間予備撹拌する。次いで135〜137℃に昇温
しで、塩素ガスを5部/時で7時間導入したところて塩
化アルミニウム10部を追加し、更に20時間塩素を導
入して黄緑色の塩素化チタニウムフタロシアニン59.
3部を得た。アルミニウム残留量から、核置換によって
生成した塩素化アルミニウムフタロシアニンの割合は0
.506以下であった。塩素はチタニウムフタロシアニ
ン1 分−7’Jたり14.2個か導入された。
比較例2 反応器にクロルスルホン酸700部、塩化イオウ25部
、沃素10部を仕込み、撹拌しながら粗製チタニウムフ
タロシアニン40部を徐々に溶解する。
塩素化反応は塩素ガス流量を8部/時で行い、温度は7
0°Cで4時間反応した後、3時間毎にlOoCずつ昇
温しで110℃まで昇温する。反応終了後40°C以下
に冷却し4000部の氷水中に注いてスラリーとして取
り出す。さらに、実施例1と同様にアルカリ洗浄、濾過
、乾燥したところ塩素化チタニウムフタロシアニンは3
9.8部しか得られなかった。また、塩素はチタニウム
フタロシアニン1分子あたり13.7個しか導入されな
かった。
実施例3 四塩化チタン440部、粗製アルミニウムフタロシアニ
ン40部、塩化アルミニウム30部を反応器に仕込み、
撹拌しなから昇温する。温度か110〜115℃になっ
たら5時間予備撹拌する。次いて135〜137℃に昇
温しで、塩素ガスを5部/時で8時間導入したところで
塩化アルミニウム12部を追加し、更に20時間塩素を
導入して緑色の塩素化アルミニウムフタロシアニン48
.5部を得た。塩素はアルミニウムフタロシアニン1分
子あたり14.8個が導入された。
実施例4 四塩化チタン440部、粗製錫フタロシアニン40部、
塩化アルミニウム30部を反応器に仕込み。
撹拌しなから昇温する。温度カ月lO〜115℃になっ
たら8時間予備撹拌する。次いで135〜137°Cに
昇温して、塩素ガスを4部/時で5時間導入したところ
で塩化アルミニウム12部を追加し、更に10時間塩素
を導入したところで塩化アルミニウム8部を追加、さら
に8時間塩素を導入して緑色の塩素化賜フタロシアニン
を得た。塩素は錫フタロシアニン1分子あたり15.3
個か導入された。
実施例5 四塩化チタン480部、粗製ニッケルフタロシアニン4
0部、塩化アルミニウム35部を反応器に仕込み、撹拌
しながら昇温する。温度が95〜100°Cになったら
10時間予備撹拌をする。次いで135〜137℃に昇
温して、塩素ガスを5部/時で8時間導入したところで
塩化アルミニウム10部を追加し、更に18時間塩素を
導入して緑色の塩素化ニッケルフタロシアニンを得た。
塩素はニッケルフタロシアニン1分子あたり14.2個
が導入された。
〔発明の効果〕
本発明のハロゲン化金属フタロシアニンの製造方法によ
れば、フタロシアニン骨格の分解や中心金属の置換環、
好ましくない副次的反応かほとんどと起こらない。した
がって、近年、電子写真感光体として注目されているハ
ロゲン化金属フタロシアニンを高品位かつ効率的に得る
ことができるものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、四塩化チタンを溶媒として、塩化アルミニウムを金
    属フタロシアニンと共に50℃以上で予備撹拌した後、
    ハロゲン化する方法において、フタロシアニンの中心金
    属かAl、Si、Ti、V、Fe、Co、Ni、Zn、
    Ge、Mo、Snから選ばれる金属フタロシアニンであ
    るハロゲン化金属フタロシアニンの製造方法。 2、予備撹拌時の塩化アルミニウム量が金属フタロシア
    ニンに対して0.4〜4倍モルであり、ハロゲン化の途
    中で必要に応じて塩化アルミニウムを追加し塩化アルミ
    ニウムの最終添加量が金属フタロシアニンに対して3〜
    8倍モルである請求項1記載のハロゲン化金属フタロシ
    アニンの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013088778A (ja) * 2011-10-21 2013-05-13 Toyo Ink Sc Holdings Co Ltd カラーフィルタ用着色組成物、およびカラーフィルタ
CN115838539A (zh) * 2022-12-17 2023-03-24 沈阳化工研究院有限公司 一种卤代锌酞菁的制备方法

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JP2013088778A (ja) * 2011-10-21 2013-05-13 Toyo Ink Sc Holdings Co Ltd カラーフィルタ用着色組成物、およびカラーフィルタ
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