JPH04154431A - 四輪駆動車用駆動力伝達装置 - Google Patents
四輪駆動車用駆動力伝達装置Info
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- JPH04154431A JPH04154431A JP28147490A JP28147490A JPH04154431A JP H04154431 A JPH04154431 A JP H04154431A JP 28147490 A JP28147490 A JP 28147490A JP 28147490 A JP28147490 A JP 28147490A JP H04154431 A JPH04154431 A JP H04154431A
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- differential
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- driven shafts
- differential case
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- 230000033001 locomotion Effects 0.000 claims abstract description 8
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 31
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H48/00—Differential gearings
- F16H48/06—Differential gearings with gears having orbital motion
- F16H48/10—Differential gearings with gears having orbital motion with orbital spur gears
- F16H48/11—Differential gearings with gears having orbital motion with orbital spur gears having intermeshing planet gears
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H48/00—Differential gearings
- F16H48/20—Arrangements for suppressing or influencing the differential action, e.g. locking devices
- F16H48/22—Arrangements for suppressing or influencing the differential action, e.g. locking devices using friction clutches or brakes
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
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- F16H48/20—Arrangements for suppressing or influencing the differential action, e.g. locking devices
- F16H48/27—Arrangements for suppressing or influencing the differential action, e.g. locking devices using internally-actuatable fluid pressure, e.g. internal pump types
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- Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)
- Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)
- Retarders (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
この発明は、四輪駆動車の駆動軸と被駆動軸との間に介
在して駆動力を伝達する四輪駆動車用駆動力伝達装置に
関する。
在して駆動力を伝達する四輪駆動車用駆動力伝達装置に
関する。
く従来の技術〉
四輪駆動車は、悪路走破性に優れているだけでなく、一
般道においても加速性や走行安定性に優れていることか
ら、急速に普及してきている。
般道においても加速性や走行安定性に優れていることか
ら、急速に普及してきている。
四輪駆動車は、基本的には、前後輪を直結することによ
り実現てきるが、このようにした場合、強固な四輪駆動
状態が得られるという利点かある一方、旋回走行時に前
、後輪間に生しる回転速度差が吸収できないため、いわ
ゆるタイトコーナブレーキング現象が発生し、旋回性能
か悪化するという難点かある。したかって、実用化され
ている四輪駆動車は、前後輪間に適宜の連結手段(駆動
力伝達装置)を介装し、この駆動力伝達装置を介して、
前後輪を連結するようにしている。
り実現てきるが、このようにした場合、強固な四輪駆動
状態が得られるという利点かある一方、旋回走行時に前
、後輪間に生しる回転速度差が吸収できないため、いわ
ゆるタイトコーナブレーキング現象が発生し、旋回性能
か悪化するという難点かある。したかって、実用化され
ている四輪駆動車は、前後輪間に適宜の連結手段(駆動
力伝達装置)を介装し、この駆動力伝達装置を介して、
前後輪を連結するようにしている。
この駆動力伝達装置としては、油の剪断抵抗によってト
ルクを伝達するビスカス・カップリングや、その内部に
発生する油圧によってトルクを伝達する差動ポンプ型の
装置(例えば、特開平l−164628号参照)かある
。
ルクを伝達するビスカス・カップリングや、その内部に
発生する油圧によってトルクを伝達する差動ポンプ型の
装置(例えば、特開平l−164628号参照)かある
。
一方、従来より、デファレンシャル内に多板クラッチを
組み込んて所要時に左右輪を直結するようにしたリミテ
ッド・スリップ・デフ(LSD)かあった。この多板ク
ラッチ型の装置は、プレートとうしを直接圧接させるの
で、小型で高トルクの伝達か行える反面、回転速度差に
対する伝達トルク特性がリニアーであるため、アンチ・
スキッド・ブレーキ装置(ABS)との併用時に、当該
アンチ・スキッド・ブレーキ装置とのマツチングが悪い
という難点があった。
組み込んて所要時に左右輪を直結するようにしたリミテ
ッド・スリップ・デフ(LSD)かあった。この多板ク
ラッチ型の装置は、プレートとうしを直接圧接させるの
で、小型で高トルクの伝達か行える反面、回転速度差に
対する伝達トルク特性がリニアーであるため、アンチ・
スキッド・ブレーキ装置(ABS)との併用時に、当該
アンチ・スキッド・ブレーキ装置とのマツチングが悪い
という難点があった。
すなわち、制動時に車輪ロックが生じた場合、アンチ・
スキッド・ブレーキ装置は、ロック状態にある車輪に加
わる制動力を減じ、ロック状態を解除させるべく動作し
、リミテッド・スリップ・デフはロック状態にある車輪
への駆動力を増大させるべく動作するため、制動力の低
下と駆動力の増大によりロック車輪の適正な減速が阻害
され、アンチ・スキッド・ブレーキ装置による本来の制
動動作か妨げられる。
スキッド・ブレーキ装置は、ロック状態にある車輪に加
わる制動力を減じ、ロック状態を解除させるべく動作し
、リミテッド・スリップ・デフはロック状態にある車輪
への駆動力を増大させるべく動作するため、制動力の低
下と駆動力の増大によりロック車輪の適正な減速が阻害
され、アンチ・スキッド・ブレーキ装置による本来の制
動動作か妨げられる。
〈発明か解決しようとする課題〉
このような問題を解決するべく、上記のヒスカス・カッ
プリングや差動ポンプ型装置等の駆動力伝達装置をデフ
ァレンシャル内に組み込んで、リミテッド・スリップ・
デフ(L S D)として使用することが試みられてい
る。
プリングや差動ポンプ型装置等の駆動力伝達装置をデフ
ァレンシャル内に組み込んで、リミテッド・スリップ・
デフ(L S D)として使用することが試みられてい
る。
ところが、上記のビスカス・カップリングを組み込んだ
場合、いわゆるハンプ現象によって高トルクの伝達か行
えるという利点がある一方、油の剪断抵抗を介してトル
クを伝達するので、伝達トルク特性の調整が困難であり
、したかって、アンチ・スキッド・ブレーキ装置(AB
S)とのマツチングを良好にすることが困難であるとい
う問題が残存していた。
場合、いわゆるハンプ現象によって高トルクの伝達か行
えるという利点がある一方、油の剪断抵抗を介してトル
クを伝達するので、伝達トルク特性の調整が困難であり
、したかって、アンチ・スキッド・ブレーキ装置(AB
S)とのマツチングを良好にすることが困難であるとい
う問題が残存していた。
また、上記の差動ポンプ型の装置を組み込んだ場合、発
生油圧の調整によって伝達トルク特性の調整が容易に行
え、アンチ・スキッド・ブレーキ装置に対して容易にマ
ツチングさせることができるという利点がある一方、ビ
スカス・カップリングのハンプ時のような高トルク伝達
を実現するには、装置が大型化するという問題があった
。
生油圧の調整によって伝達トルク特性の調整が容易に行
え、アンチ・スキッド・ブレーキ装置に対して容易にマ
ツチングさせることができるという利点がある一方、ビ
スカス・カップリングのハンプ時のような高トルク伝達
を実現するには、装置が大型化するという問題があった
。
この発明は、上記問題点に鑑みてなされたちのてあり、
小型で高トルクの伝達が行え、しかもアンチ・スキッド
・ブレーキ装置に対して容易にマツチングさせることが
できる四輪駆動車用駆動力伝達装置を提供することを目
的とする。
小型で高トルクの伝達が行え、しかもアンチ・スキッド
・ブレーキ装置に対して容易にマツチングさせることが
できる四輪駆動車用駆動力伝達装置を提供することを目
的とする。
く課題を解決するための手段〉
上記問題を解決するためのこの発明の四輪駆動車用駆動
力伝達装置は、駆動軸と連動回転するデファレンシャル
ケース内に、左輪及び右輪をそれぞれ取りつける一対の
被駆動軸どうしの差回転を吸収する差動装置を備えた四
輪駆動車用駆動力伝達装置において、 上記一対の被駆動軸のうちの何れか一方とデファレンシ
ャルケースとの間に介在され、両者間の回転速度差に応
じて発生させた油圧を介して両者間の差動を制限すると
共に、上記被駆動軸の軸方向に移動自在な差動ポンプと
、 上記一方の被駆動軸とデファレンシャルケースとの間に
介在されると共に、差動ポンプに隣接配置され、差動ポ
ンプの軸方向への移動によって押圧されることにより摩
擦係合して、駆動軸と上記一方の被駆動軸との間の差動
を制限する多板クラッチと、 上記デファレンシャルケースと差動ポンプとを連動回転
させると共に、差動ポンプによる伝達トルクの増大に伴
って差動ポンプを多板クラッチ側へ移動させるカム機構
とを具備することを特徴とするものである。
力伝達装置は、駆動軸と連動回転するデファレンシャル
ケース内に、左輪及び右輪をそれぞれ取りつける一対の
被駆動軸どうしの差回転を吸収する差動装置を備えた四
輪駆動車用駆動力伝達装置において、 上記一対の被駆動軸のうちの何れか一方とデファレンシ
ャルケースとの間に介在され、両者間の回転速度差に応
じて発生させた油圧を介して両者間の差動を制限すると
共に、上記被駆動軸の軸方向に移動自在な差動ポンプと
、 上記一方の被駆動軸とデファレンシャルケースとの間に
介在されると共に、差動ポンプに隣接配置され、差動ポ
ンプの軸方向への移動によって押圧されることにより摩
擦係合して、駆動軸と上記一方の被駆動軸との間の差動
を制限する多板クラッチと、 上記デファレンシャルケースと差動ポンプとを連動回転
させると共に、差動ポンプによる伝達トルクの増大に伴
って差動ポンプを多板クラッチ側へ移動させるカム機構
とを具備することを特徴とするものである。
また、上記差動装置が、上記差動装置が、デファレンシ
ャルケースと一体回転するリングギアと、上記一対の被
駆動軸のうちの何れか一方と一体回転するサンギアと、
上記リングギア及びサンギアにそれぞれ噛合し両者の回
転速度差に応じて公転する遊星ギアと、上記一対の被駆
動軸のうちの他方と一体回転し、上記遊星ギアを自転自
在に保持したキャリアとを備え、このキャリアの中心部
に設けられたボス部が、サンギアに相対回転自在に嵌合
しているものであっても良い。
ャルケースと一体回転するリングギアと、上記一対の被
駆動軸のうちの何れか一方と一体回転するサンギアと、
上記リングギア及びサンギアにそれぞれ噛合し両者の回
転速度差に応じて公転する遊星ギアと、上記一対の被駆
動軸のうちの他方と一体回転し、上記遊星ギアを自転自
在に保持したキャリアとを備え、このキャリアの中心部
に設けられたボス部が、サンギアに相対回転自在に嵌合
しているものであっても良い。
〈作 用〉
上記構成の四輪駆動車用駆動力伝達装置によれば、上記
差動装置の働きて、デファレンシャルケースの回転速度
が開被駆動軸の平均回転速度に等しくなると共に、一方
の被駆動軸か増速(または減速)された分たけ他方の被
駆動軸か減速(または増速)される。したかって、差動
ポンプが、デファレンシャルケースすなわち駆動軸側と
一方の被駆動軸との間に生した回転速度差に応して発生
させた油圧によって、駆動軸側と一方の被駆動軸との差
動を制限することにより、上記差動装置による開被駆動
軸の差動を制限することができ、開被駆動軸への適正な
トルク配分を行うことかできる。
差動装置の働きて、デファレンシャルケースの回転速度
が開被駆動軸の平均回転速度に等しくなると共に、一方
の被駆動軸か増速(または減速)された分たけ他方の被
駆動軸か減速(または増速)される。したかって、差動
ポンプが、デファレンシャルケースすなわち駆動軸側と
一方の被駆動軸との間に生した回転速度差に応して発生
させた油圧によって、駆動軸側と一方の被駆動軸との差
動を制限することにより、上記差動装置による開被駆動
軸の差動を制限することができ、開被駆動軸への適正な
トルク配分を行うことかできる。
そして、例えば左右輪の一方か脱輪して空転し、他方か
停止してしまった場合等で、駆動軸と一方の被駆動軸と
の回転速度差か著しく増大し、差動ポンプによる伝達ト
ルクが増大すると、カム機構か差動ポンプを移動させて
多板クラッチを直結状態とすることにより、デファレン
シャルケースと開被駆動軸とを一体的に回転させて、伝
達トルクを急激に増大させることができる。このように
、所要時に多板クラッチによって開被駆動軸を一体的に
回転させて高い伝達トルクを得ることかてきるのて、差
動ポンプとしては小型のものを使用でき、全体の小型化
を実現できる。しがも、上記の差動ポンプの発生油圧特
性及びカム機構の伝動特性を適宜調整することによって
、伝達トルクの特性を容易に調整てきるので、アンチ・
スキッド・ブレーキ装置と容易にマツチングさせること
かできる。
停止してしまった場合等で、駆動軸と一方の被駆動軸と
の回転速度差か著しく増大し、差動ポンプによる伝達ト
ルクが増大すると、カム機構か差動ポンプを移動させて
多板クラッチを直結状態とすることにより、デファレン
シャルケースと開被駆動軸とを一体的に回転させて、伝
達トルクを急激に増大させることができる。このように
、所要時に多板クラッチによって開被駆動軸を一体的に
回転させて高い伝達トルクを得ることかてきるのて、差
動ポンプとしては小型のものを使用でき、全体の小型化
を実現できる。しがも、上記の差動ポンプの発生油圧特
性及びカム機構の伝動特性を適宜調整することによって
、伝達トルクの特性を容易に調整てきるので、アンチ・
スキッド・ブレーキ装置と容易にマツチングさせること
かできる。
また、上記差動装置が、リングギア、サンギア、遊星ギ
ア及びキャリアを備え、キャリアのボス部がサンギアに
相対回転自在に嵌合されている場合には、上記嵌合によ
って、キャリアとサンギアとが軸方向に距離を詰めた状
態となるので、軸方向のスペースを削減して全体を一層
小型化することができる。
ア及びキャリアを備え、キャリアのボス部がサンギアに
相対回転自在に嵌合されている場合には、上記嵌合によ
って、キャリアとサンギアとが軸方向に距離を詰めた状
態となるので、軸方向のスペースを削減して全体を一層
小型化することができる。
〈実施例〉
以下、実施例を示す添付図面に基づいて説明する。
第1図は、この発明の一実施例としての四輪駆動車用駆
動力伝達装置を示す概略断面図である。
動力伝達装置を示す概略断面図である。
同図を参照して、この四輪駆動車用駆動力伝達装置は、
リヤ側のデファレンシャルとなるものであり、推進軸か
らなる駆動軸(図示せず)と、左側後輪と一体的に回転
する左側被駆動軸し、及び右側後輪と一体的に回転する
右側被駆動軸Rとの間のトルク伝達を行うものである。
リヤ側のデファレンシャルとなるものであり、推進軸か
らなる駆動軸(図示せず)と、左側後輪と一体的に回転
する左側被駆動軸し、及び右側後輪と一体的に回転する
右側被駆動軸Rとの間のトルク伝達を行うものである。
駆動軸側とドライブギア11を介して連動回転するデフ
ァレンシャルケースl内に、遊星ギア機構からなる差動
装置2、差動ポンプとしてのベーンポンプ3、多板クラ
ッチ4及びカム機構5か設けられている。
ァレンシャルケースl内に、遊星ギア機構からなる差動
装置2、差動ポンプとしてのベーンポンプ3、多板クラ
ッチ4及びカム機構5か設けられている。
差動装置2は、デファレンシャルケースlの内周に一体
に形成されたリングギア21と、右側被駆動軸Rに連結
軸6を介して一体回転可能に結合されたサンギア20と
、リングギア21及びサンギア20にそれぞれ噛合し両
者の差回転に応じて公転する遊星ギア22.23の組み
と、左側被駆動軸りと一体回転すると共に、上記遊星ギ
ア22゜23を自転自在に保持するキャリア24とを備
えている。差動装置2は、デファレンシャルケースlの
回転速度か両波駆動軸り、Rの平均速度に等しくすると
共に、両波駆動軸り、Rとうしの差回転を吸収するもの
であり、これか可能となるように、各ギアの歯数か設定
されている。
に形成されたリングギア21と、右側被駆動軸Rに連結
軸6を介して一体回転可能に結合されたサンギア20と
、リングギア21及びサンギア20にそれぞれ噛合し両
者の差回転に応じて公転する遊星ギア22.23の組み
と、左側被駆動軸りと一体回転すると共に、上記遊星ギ
ア22゜23を自転自在に保持するキャリア24とを備
えている。差動装置2は、デファレンシャルケースlの
回転速度か両波駆動軸り、Rの平均速度に等しくすると
共に、両波駆動軸り、Rとうしの差回転を吸収するもの
であり、これか可能となるように、各ギアの歯数か設定
されている。
上記遊星ギア22.23の組みは、例えば、第2図に示
すように周方向に3等配しである。半径方向内側に位置
しサンギア20に噛合する遊星ギア22と、外側に位置
しリングギア21に噛合する遊星ギア23とは相互に噛
合させである。このように2個1組の遊星ギア22.2
3を用いであるのは、サンギア20及びリングギア21
の回転方向、即ち両波駆動軸り、Rの回転方向と同方向
とするためであり、これらの回転方向が逆方向てあって
も良い場合には、サンギア20とリングギア21との間
に双方に噛合する遊星ギアを配すれば良い。
すように周方向に3等配しである。半径方向内側に位置
しサンギア20に噛合する遊星ギア22と、外側に位置
しリングギア21に噛合する遊星ギア23とは相互に噛
合させである。このように2個1組の遊星ギア22.2
3を用いであるのは、サンギア20及びリングギア21
の回転方向、即ち両波駆動軸り、Rの回転方向と同方向
とするためであり、これらの回転方向が逆方向てあって
も良い場合には、サンギア20とリングギア21との間
に双方に噛合する遊星ギアを配すれば良い。
また、第2図に示すように、遊星ギア22,23の回転
軸27.28をサンギア20及びリングギア21の半径
方向に対して傾斜する線上に配することにより、リング
ギア21の外径寸法を小さくして、差動装置2の小型化
を図っである。
軸27.28をサンギア20及びリングギア21の半径
方向に対して傾斜する線上に配することにより、リング
ギア21の外径寸法を小さくして、差動装置2の小型化
を図っである。
キャリア24は、ボス部24aの外周途中部の外径方向
にフランジ部24bを延設している。遊星ギア22.2
3の回転軸27.28は、フランジ部24aと支承板2
6との間に架設されている。
にフランジ部24bを延設している。遊星ギア22.2
3の回転軸27.28は、フランジ部24aと支承板2
6との間に架設されている。
サンギア20は、遊星ギア22と噛合している一端側2
0aに、上記キャリア24のボス部24aを相対回転自
在に内嵌している。サンギア20の他端側20bの内周
部は、上記連結軸6の端部とスプライン結合しており、
他端側外周部は、多板クラッチ4を圧接するだめの作動
部材43を軸方向に移動自在にスプライン結合している
。
0aに、上記キャリア24のボス部24aを相対回転自
在に内嵌している。サンギア20の他端側20bの内周
部は、上記連結軸6の端部とスプライン結合しており、
他端側外周部は、多板クラッチ4を圧接するだめの作動
部材43を軸方向に移動自在にスプライン結合している
。
第1図、および内圧発生の原理を示す第3図を参照して
、ベーンポンプ3は、ロータ31と、このロータ31を
内包すると共に、一対のサイドプレート9.IOによっ
て挟持されて、ロータ31との間に複数のポンプ室を形
成したカムリング32と、ロータ31の外周の溝から突
出し、コイルばね33によってカムリング32の内面に
押圧され、上記ポンプ室を作動室A、Bに仕切る複数の
ベーン34と、作動室A、Bに対応するボール弁等から
なる複数対のチエツク弁35.36とにより主要部が構
成されている。サイトプレート9゜IO及びカムリング
32は、ボルト(図示せず)によって一体回転可能に連
結され、ベーンポンプ3のケーシング30を構成してい
る。
、ベーンポンプ3は、ロータ31と、このロータ31を
内包すると共に、一対のサイドプレート9.IOによっ
て挟持されて、ロータ31との間に複数のポンプ室を形
成したカムリング32と、ロータ31の外周の溝から突
出し、コイルばね33によってカムリング32の内面に
押圧され、上記ポンプ室を作動室A、Bに仕切る複数の
ベーン34と、作動室A、Bに対応するボール弁等から
なる複数対のチエツク弁35.36とにより主要部が構
成されている。サイトプレート9゜IO及びカムリング
32は、ボルト(図示せず)によって一体回転可能に連
結され、ベーンポンプ3のケーシング30を構成してい
る。
チエツク弁35は、ロータ31に内蔵されており、ポン
プ室からの圧油の流出のみを規制している。チエツク弁
36は、サイドプレート10に内蔵されており、収容部
8からのポンプ室へのオイルの流入のみを許容する。な
お、第3図において、チエツク弁35.36は、説明上
、模式的にカムリング32内に配置しである。また、コ
イルばね33は図示を省略しである。
プ室からの圧油の流出のみを規制している。チエツク弁
36は、サイドプレート10に内蔵されており、収容部
8からのポンプ室へのオイルの流入のみを許容する。な
お、第3図において、チエツク弁35.36は、説明上
、模式的にカムリング32内に配置しである。また、コ
イルばね33は図示を省略しである。
ロータ31は、連結軸6を介して右側被駆動軸Rに一体
回転可能にスプライン結合されていると共に、連結軸6
の軸方向に移動自在である。
回転可能にスプライン結合されていると共に、連結軸6
の軸方向に移動自在である。
サイドプレートIOとデファレンシャルケース1との間
には、ケーシング30とデファレンシャルケース1との
相対回転を規制し、且つベーンポンプ3による伝達トル
クの増大時に、ケーシング30を多板クラッチ4側へ押
圧することにより、ベーンポンプ3を多板クラッチ4側
へ移動させる上記カム機構5が介在している。
には、ケーシング30とデファレンシャルケース1との
相対回転を規制し、且つベーンポンプ3による伝達トル
クの増大時に、ケーシング30を多板クラッチ4側へ押
圧することにより、ベーンポンプ3を多板クラッチ4側
へ移動させる上記カム機構5が介在している。
カムリング32は、カム機構5を介してデファレンシャ
ルケース1と連動回転する。ベーン34には、第3図に
示すように、当該ベーン34によって仕切られた作動室
Aと作動室Bとの間のオイルの流通を許容するオリフィ
ス34aが設けられている。サイドプレート9と連結軸
6との間、およびサイドプレート10と連結軸6との間
は、シール64.65によって液密状態を保ちながら相
対移動可能なようになされている。
ルケース1と連動回転する。ベーン34には、第3図に
示すように、当該ベーン34によって仕切られた作動室
Aと作動室Bとの間のオイルの流通を許容するオリフィ
ス34aが設けられている。サイドプレート9と連結軸
6との間、およびサイドプレート10と連結軸6との間
は、シール64.65によって液密状態を保ちながら相
対移動可能なようになされている。
ベーンポンプ3の働きについて説明する。第3図は、ロ
ータ31が、カムリング32に対して相対的に時計回り
に回転する状態を示している。このとき、ベーン34が
作動室Aの方向に進んていくが、ベーン34に設けられ
たオリフィス34aか小径のため、オイルは作動室Aか
ら作動室Bにスムーズに移動できない。したかって、作
動室へのオイルは、オイルか溜められている収容部8へ
流れ込もうとするが、これはチエツク弁36により阻止
される。その結果、作動室A内に高圧力か発生し、この
高圧力を介してベーン34がカムリング32を押し、カ
ムリング32とロータ31とのトルク伝達か行われる。
ータ31が、カムリング32に対して相対的に時計回り
に回転する状態を示している。このとき、ベーン34が
作動室Aの方向に進んていくが、ベーン34に設けられ
たオリフィス34aか小径のため、オイルは作動室Aか
ら作動室Bにスムーズに移動できない。したかって、作
動室へのオイルは、オイルか溜められている収容部8へ
流れ込もうとするが、これはチエツク弁36により阻止
される。その結果、作動室A内に高圧力か発生し、この
高圧力を介してベーン34がカムリング32を押し、カ
ムリング32とロータ31とのトルク伝達か行われる。
なお、上記の圧力は、ロータ31とカムリング32との
間の回転数差が大きいほど大きく、デファレンシャルケ
ースlと右側被駆動軸Rとの回転速度差に応じたトルク
か伝達される。また、作動室Bには、開放されたチエツ
ク弁35を介して収容部8からオイルが供給される。
間の回転数差が大きいほど大きく、デファレンシャルケ
ースlと右側被駆動軸Rとの回転速度差に応じたトルク
か伝達される。また、作動室Bには、開放されたチエツ
ク弁35を介して収容部8からオイルが供給される。
多板クラッチ4は、デファレンシャルケース1にスプラ
イン結合され、軸方向に移動自在な複数のアウタプレー
ト41と、上記作動部材43と、この作動部材43にス
プライン結合され、上記アウタープレート41に交互に
組み合わされたインナープレート42と、デファレンシ
ャルケース1と作動部材43のボス部との間に介在し両
者に対して相対回転自在で且つサークリップ46によっ
て差動装置2側への移動か止められた受は部材45と、
この受は部材45と作動部材43との間に介在し、作動
部材43を両プレート41.42か離反する方向に付勢
する皿ばね44とを育している。多板クラッチ4の差動
部材43とベーンポンプ3のサイドプレート9との間に
は、両者の相対回転による抵抗を減するためのスライド
メタル15か介在させである。
イン結合され、軸方向に移動自在な複数のアウタプレー
ト41と、上記作動部材43と、この作動部材43にス
プライン結合され、上記アウタープレート41に交互に
組み合わされたインナープレート42と、デファレンシ
ャルケース1と作動部材43のボス部との間に介在し両
者に対して相対回転自在で且つサークリップ46によっ
て差動装置2側への移動か止められた受は部材45と、
この受は部材45と作動部材43との間に介在し、作動
部材43を両プレート41.42か離反する方向に付勢
する皿ばね44とを育している。多板クラッチ4の差動
部材43とベーンポンプ3のサイドプレート9との間に
は、両者の相対回転による抵抗を減するためのスライド
メタル15か介在させである。
第4図を参照して、カム機構5は、ボルト53によって
サイドプレート10の側面に固定されたカム部材5】と
、ボルト54によって第1ハウジング11の内側面に固
定され、上記カム部材51に組み合わされたカム部材5
2とからなり、何れのカム部材51.52も、ボルト5
3.54を緩めて他の仕様のものと交換できるようにし
である。
サイドプレート10の側面に固定されたカム部材5】と
、ボルト54によって第1ハウジング11の内側面に固
定され、上記カム部材51に組み合わされたカム部材5
2とからなり、何れのカム部材51.52も、ボルト5
3.54を緩めて他の仕様のものと交換できるようにし
である。
第5図ないし第8図を参照して、カム部材51は、円周
上に沿って波形に門人形成されたカム部51aを有して
おり、このカム部51aは、当該カム部51aと同様の
波形に突出形成された、カム部材52のカム部52aに
係合されている。このカム機構5には、作動部材43、
スライドメタる15及びベーンポンプ3を介して、皿ば
ね44による軸方向の付勢力か働いているので、連結軸
6とデファレンシャルケースlとの回転数差が小さい状
態では、上記付勢力によってカム部51aおよびカム部
52aは、第7図に示すように組み合わされている。そ
して、カム部51aおよびカム部52aは、上記回転速
度差が所定以上となって、第8図に示すように、回転方
向に相対的なずれを生じることにより、両者間の軸方向
の距離を遠ざけ、皿ばね44に抗して、ベーンポンプ3
を多板クラッチ4側に押圧する。なお、第5図及び第6
図において、51b、52bはボルト取付孔であり、5
1c、52cは、ボルト座部である。
上に沿って波形に門人形成されたカム部51aを有して
おり、このカム部51aは、当該カム部51aと同様の
波形に突出形成された、カム部材52のカム部52aに
係合されている。このカム機構5には、作動部材43、
スライドメタる15及びベーンポンプ3を介して、皿ば
ね44による軸方向の付勢力か働いているので、連結軸
6とデファレンシャルケースlとの回転数差が小さい状
態では、上記付勢力によってカム部51aおよびカム部
52aは、第7図に示すように組み合わされている。そ
して、カム部51aおよびカム部52aは、上記回転速
度差が所定以上となって、第8図に示すように、回転方
向に相対的なずれを生じることにより、両者間の軸方向
の距離を遠ざけ、皿ばね44に抗して、ベーンポンプ3
を多板クラッチ4側に押圧する。なお、第5図及び第6
図において、51b、52bはボルト取付孔であり、5
1c、52cは、ボルト座部である。
この実施例によれば、差動ポンプ3が、デファレンシャ
ルケースlと右側被駆動軸Rとの間に生じた回転速度差
に応じて発生させた油圧によって、駆動軸側と右側被駆
動軸Rとの差動を制限することにより、差動装置2によ
る両波駆動軸り、Rの差動を制限することができ、両波
駆動軸り、Rへの適正なトルク配分を行うことができる
。
ルケースlと右側被駆動軸Rとの間に生じた回転速度差
に応じて発生させた油圧によって、駆動軸側と右側被駆
動軸Rとの差動を制限することにより、差動装置2によ
る両波駆動軸り、Rの差動を制限することができ、両波
駆動軸り、Rへの適正なトルク配分を行うことができる
。
そして、例えば左右輪の一方か脱輪して空転し、他方が
停止してしまった場合等で、デファレンシャルケースl
と右側被駆動軸Rとの回転速度差が著しく増大し、差動
ポンプ3による伝達トルクが増大すると、カム機構5か
差動ポンプ3を移動させて多板クラッチ4を直結状態と
することにより、デファレンシャルケースlと両波駆動
軸り、Rとを一体的に回転させて、伝達トルクを急激に
増大させることができる。このように、所要時に多板ク
ラッチ4によって両波駆動軸を一体的に回転させて高い
伝達トルクを得ることがてきるのて、差動ポンプ3とし
ては小型のものを使用でき、全体の小型化を実現できる
。
停止してしまった場合等で、デファレンシャルケースl
と右側被駆動軸Rとの回転速度差が著しく増大し、差動
ポンプ3による伝達トルクが増大すると、カム機構5か
差動ポンプ3を移動させて多板クラッチ4を直結状態と
することにより、デファレンシャルケースlと両波駆動
軸り、Rとを一体的に回転させて、伝達トルクを急激に
増大させることができる。このように、所要時に多板ク
ラッチ4によって両波駆動軸を一体的に回転させて高い
伝達トルクを得ることがてきるのて、差動ポンプ3とし
ては小型のものを使用でき、全体の小型化を実現できる
。
また、上記差動ポンプ3の発生油圧特性は、オリフィス
34aの調整や、油路に設けたバルブの調整によって、
所望の油圧特性を容易に得ることかてきる。且つ、カム
機構5のカム部材51,52をサイトプレート10及び
デファレンシャルケース1から取り外して、カム形状の
異なる他の仕様のものと交換し、或いは皿ばね44の付
勢力を調整することにより、ベーンポンプ3の多板クラ
ッチ4への押圧力を可変することかでき、これにより、
容易に伝達トルクの立ち上がり特性を調整することかて
きる(例えば、第9図の破線参照)。
34aの調整や、油路に設けたバルブの調整によって、
所望の油圧特性を容易に得ることかてきる。且つ、カム
機構5のカム部材51,52をサイトプレート10及び
デファレンシャルケース1から取り外して、カム形状の
異なる他の仕様のものと交換し、或いは皿ばね44の付
勢力を調整することにより、ベーンポンプ3の多板クラ
ッチ4への押圧力を可変することかでき、これにより、
容易に伝達トルクの立ち上がり特性を調整することかて
きる(例えば、第9図の破線参照)。
これら差動ポンプ3の発生油圧特性及びカム機構5の伝
動特性を適宜調整することによって、伝達トルクの特性
を容易に調整てきるのて、アンチ・スキッド・ブレーキ
装置と容易にマツチングさせることかできる。
動特性を適宜調整することによって、伝達トルクの特性
を容易に調整てきるのて、アンチ・スキッド・ブレーキ
装置と容易にマツチングさせることかできる。
さらに、上記トルクの急激な増大は、カム機構5によっ
て機械的に行うようにしており、ビスカス・カップリン
グのような爆発的な内圧上昇によって行うものではない
のて、ビスカス・カップリングのような耐久性の低下と
いう虞もない。
て機械的に行うようにしており、ビスカス・カップリン
グのような爆発的な内圧上昇によって行うものではない
のて、ビスカス・カップリングのような耐久性の低下と
いう虞もない。
しかも、多板クラッチ4及びベーンポンプ3の両者間に
、スライドメタル15を介在しているのて、当該スライ
ドメタル15によって、上記両者の相対回転による両者
間のすへり摩擦力の発生を抑えることかでき、摩擦トル
クの付加による両部動軸間の伝達トルクを、特に低速回
転域において、(第9図において例えば−点鎖線から実
線へ)大幅に低減することかできる。
、スライドメタル15を介在しているのて、当該スライ
ドメタル15によって、上記両者の相対回転による両者
間のすへり摩擦力の発生を抑えることかでき、摩擦トル
クの付加による両部動軸間の伝達トルクを、特に低速回
転域において、(第9図において例えば−点鎖線から実
線へ)大幅に低減することかできる。
また、サンギア20をキャリア24のボス部24aを相
対回転自在に嵌合して、両者を重合させていると共に、
多板クラッチ4の、両プレート41.42を、ベーンポ
ンプ3の外方位置に配置しているので、装置全体の軸方
向の寸法短くすることかでき、装置全体を一層小型化で
きる。
対回転自在に嵌合して、両者を重合させていると共に、
多板クラッチ4の、両プレート41.42を、ベーンポ
ンプ3の外方位置に配置しているので、装置全体の軸方
向の寸法短くすることかでき、装置全体を一層小型化で
きる。
なお、この発明は、上記実施例に限定されるものではな
く、例えば、カム機構を、一対のカム部材の間に、ボー
ルを介在させたボールカム機構として構成することがで
きる。また、スライドメタル15に代えて、他の公知の
スラスト軸受を用いることかできる。
く、例えば、カム機構を、一対のカム部材の間に、ボー
ルを介在させたボールカム機構として構成することがで
きる。また、スライドメタル15に代えて、他の公知の
スラスト軸受を用いることかできる。
その他、この発明の四輪駆動車用駆動力伝達装置を前輪
側のデファレンシャルに適用すること等、二の発明の要
旨を変更しない範囲で種々の設計変更を施すことがてき
る。
側のデファレンシャルに適用すること等、二の発明の要
旨を変更しない範囲で種々の設計変更を施すことがてき
る。
〈発明の効果〉
この発明によれば、所要時に多板クラッチによって両波
駆動軸を一体的に回転させて高い伝達トルクを得ること
がてきるのて、差動ポンプとしては小型のものを使用で
き、全体の小型化を実現できる。しかも、上記の差動ポ
ンプの発生油圧特性及びカム機構の伝動特性を適宜調整
することによって、伝達トルクの特性を容易に調整でき
るので、アンチ・スキッド・ブレーキ装置と容易にマツ
チングさせることかできるという特有の効果を奏する。
駆動軸を一体的に回転させて高い伝達トルクを得ること
がてきるのて、差動ポンプとしては小型のものを使用で
き、全体の小型化を実現できる。しかも、上記の差動ポ
ンプの発生油圧特性及びカム機構の伝動特性を適宜調整
することによって、伝達トルクの特性を容易に調整でき
るので、アンチ・スキッド・ブレーキ装置と容易にマツ
チングさせることかできるという特有の効果を奏する。
また、上記差動装置が、リングギア、サンギア、遊星ギ
ア及びキャリアを備え、キャリアのボス部がサンギアに
相対回転自在に嵌合している場合には、上記嵌合によっ
て、キャリアとサンギアとが軸方向に距離を詰めた状態
となるので、軸方向のスペースを削減して全体を一層小
型化することができる。
ア及びキャリアを備え、キャリアのボス部がサンギアに
相対回転自在に嵌合している場合には、上記嵌合によっ
て、キャリアとサンギアとが軸方向に距離を詰めた状態
となるので、軸方向のスペースを削減して全体を一層小
型化することができる。
第1図はこの発明の一実施例としての四輪駆動車用駆動
力伝達装置の断面図、 第2図は差動装置を示す概略断面図、 第3図はベーンポンプの働きを示す模式的断面図、 第4図は第1図のC部詳細図、 第5図及び第6図はカム部材の平面図、第7図及び第8
図はカム部材の停台状態を示す概略図、 第9図は回転速度差と伝達トルクの関係を示す図である
。 ・・・デファレンシャルケース、2・・・差動装置、・
・・ベーンポンプ(差動ポンプ)、 ・・・多板クラッチ、L、R・・・被駆動軸、0・・・
サンギア、21・・・リングギア、2.23・・・遊星
ギア、24・・・キャリア、4a・・・ボス部。 1・・デフ7レンシヤルケース 2.差動装置 6・・・ベーンポンプ(差動ポンプ) 4・・・多板クラ・ンチ L、R・・・被駆動軸 20・・・サンギア 21・・・リングギア 22.23・・・遊星ギア 24゛・・キャリア 24a・・・ボス部 第 図 2・・・差動装置 20・・・サンギア 21・・・リングギア 22 、23・・・遊星ギア 24・・・キャリア 第 図 1・・・テ“ファレンシャルケース 3・・・ベーンポンプ(差動ポンプ) 5・・・カム機構 第 図 51.、カム機構 1b 51q( 第 図 回転速度差 手 続 補 正 書(自発) 平成3年6月3日 平成2年 特 許 願 第281474号 2、発明の名称 四輪駆動車用駆動力伝達装置 補正をする者 事件との関係
力伝達装置の断面図、 第2図は差動装置を示す概略断面図、 第3図はベーンポンプの働きを示す模式的断面図、 第4図は第1図のC部詳細図、 第5図及び第6図はカム部材の平面図、第7図及び第8
図はカム部材の停台状態を示す概略図、 第9図は回転速度差と伝達トルクの関係を示す図である
。 ・・・デファレンシャルケース、2・・・差動装置、・
・・ベーンポンプ(差動ポンプ)、 ・・・多板クラッチ、L、R・・・被駆動軸、0・・・
サンギア、21・・・リングギア、2.23・・・遊星
ギア、24・・・キャリア、4a・・・ボス部。 1・・デフ7レンシヤルケース 2.差動装置 6・・・ベーンポンプ(差動ポンプ) 4・・・多板クラ・ンチ L、R・・・被駆動軸 20・・・サンギア 21・・・リングギア 22.23・・・遊星ギア 24゛・・キャリア 24a・・・ボス部 第 図 2・・・差動装置 20・・・サンギア 21・・・リングギア 22 、23・・・遊星ギア 24・・・キャリア 第 図 1・・・テ“ファレンシャルケース 3・・・ベーンポンプ(差動ポンプ) 5・・・カム機構 第 図 51.、カム機構 1b 51q( 第 図 回転速度差 手 続 補 正 書(自発) 平成3年6月3日 平成2年 特 許 願 第281474号 2、発明の名称 四輪駆動車用駆動力伝達装置 補正をする者 事件との関係
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、駆動軸と連動回転するデファレンシャルケース内に
、左輪及び右輪をそれぞれ取りつける一対の被駆動軸ど
うしの差回転を吸収する差動装置を備えた四輪駆動車用
駆動力伝達装置において、 上記一対の被駆動軸のうちの何れか一方とデファレンシ
ャルケースとの間に介在され、両者間の回転速度差に応
じて発生させた油圧を介して両者間の差動を制限すると
共に、上記被駆動軸の軸方向に移動自在な差動ポンプと
、 上記一方の被駆動軸とデファレンシャルケースとの間に
介在されると共に、差動ポンプに隣接配置され、差動ポ
ンプの軸方向への移動によって押圧されることにより摩
擦係合して、駆動軸と上記一方の被駆動軸との間の差動
を制限する多板クラッチと、 上記デファレンシャルケースと差動ポンプとを連動回転
させると共に、差動ポンプによる伝達トルクの増大に伴
って差動ポンプを多板クラッチ側へ移動させるカム機構
とを具備することを特徴とする四輪駆動車用駆動力伝達
装置。 2、上記差動装置が、デファレンシャルケースと一体回
転するリングギアと、上記一対の被駆動軸のうちの何れ
か一方と一体回転するサンギアと、上記リングギア及び
サンギアにそれぞれ噛合し両者の回転速度差に応じて公
転する遊星ギアと、上記一対の被駆動軸のうちの他方と
一体回転し、上記遊星ギアを自転自在に保持したキャリ
アとを備え、このキャリアの中心部に設けられたボス部
が、サンギアに相対回転自在に嵌合している請求項1記
載の四輪駆動車用駆動力伝達装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28147490A JP2930400B2 (ja) | 1990-10-18 | 1990-10-18 | 四輪駆動車用駆動力伝達装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28147490A JP2930400B2 (ja) | 1990-10-18 | 1990-10-18 | 四輪駆動車用駆動力伝達装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04154431A true JPH04154431A (ja) | 1992-05-27 |
JP2930400B2 JP2930400B2 (ja) | 1999-08-03 |
Family
ID=17639689
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28147490A Expired - Lifetime JP2930400B2 (ja) | 1990-10-18 | 1990-10-18 | 四輪駆動車用駆動力伝達装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2930400B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1058032A2 (en) * | 1999-06-03 | 2000-12-06 | Hyundai Motor Company | Limited slip differential |
-
1990
- 1990-10-18 JP JP28147490A patent/JP2930400B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1058032A2 (en) * | 1999-06-03 | 2000-12-06 | Hyundai Motor Company | Limited slip differential |
EP1058032A3 (en) * | 1999-06-03 | 2001-09-12 | Hyundai Motor Company | Limited slip differential |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2930400B2 (ja) | 1999-08-03 |
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