JPH0415372Y2 - - Google Patents

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JPH0415372Y2
JPH0415372Y2 JP1986075113U JP7511386U JPH0415372Y2 JP H0415372 Y2 JPH0415372 Y2 JP H0415372Y2 JP 1986075113 U JP1986075113 U JP 1986075113U JP 7511386 U JP7511386 U JP 7511386U JP H0415372 Y2 JPH0415372 Y2 JP H0415372Y2
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JP
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cam
passive
sliding
guide
workpiece
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、プレス型に係り、特に曲工程、寄曲
工程を1工程で行うことのできるプレス型に関す
る。
〔従来の技術〕
従来、第5図に示す如く、プレス方向に対して
内側に角度θを有するワークの成形にあつては、
まず第1に第6図Aに示す如き絞工程を行い、次
に第6図Bに示す如き外形抜工程を行い、さらに
第6図Cに示す如き曲工程を行つて、最後に、第
6図Dに示す如き寄曲工程(カム加工)を行つて
いる。すなわち、プレス方向に対して内側に角度
θを有するワークの成形は4工程で行つていた。
例えば、実開昭60−56128号公報に示される如き
寄曲型ダブルカムにおいても、曲工程の後に行う
もので、寄曲型とは別な曲工程用型を用いてい
る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このような従来のプレス型にあ
つては、各工程毎に型を必要とし、曲工程と寄曲
工程は共に曲げる工程であるにも拘らず、一方は
上からの押圧力、他方は横方向の力を必要とする
ものであるため別工程で行われており、生産性が
悪く、また、型も別個に必要となり非経済的であ
るという欠点を有している。
本考案の目的は、1工程で曲加工を完了させ生
産性の向上を図ることのできるプレス型を提供す
ることにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、従来プレス方向に対して内側に角度
を持つワークの曲加工を2工程で行つているのを
1工程で完了させるものである。すなわち、本考
案は、上型に取り付けたカム台と、一端側におい
て前記カム台の斜面に形成される溝に嵌着され該
溝内を摺動可能に設けられ他端側において寄曲角
度に相当する角度を持つ曲刃を有する受動カム
と、前記曲刃に対向する成形部と底部と直立壁と
により断面凹型に形成され前記カム台と前記受動
カム台とを収容する案内カムと、該案内カムの底
部を下方から支持する下型とからなり、前記案内
カムの直立壁には前記カム台が上下方向に摺動可
能に接触し、前記成形部は板状のワークを介して
受動カムの曲刃から横方向の押圧力を受けるよう
に構成したものにおいて、上記受動カムに突起状
の受動カム摺動部を設けると共に、上記案内カム
の受動カム摺動部と対向する面に突起状の案内カ
ム摺動部を設け、上記上型を所定位置まで押下げ
たときに前記2つの摺動部が係合し上記受動カム
の左右の摺動を規制して上記ワークの曲加工を行
い、さらに前記上型を最下点まで押上げることに
より前記2つの摺動部の係合をはずし前記ワーク
の寄曲加工を行うようにしたことを特徴とするも
のである。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例について説明する。
第1図には、本考案の一実施例が示されてい
る。
図において、プレス型は、下型1と上型100
とからなつている。
下型1にはワーク10を支持する支持部2が設
けられており、この支持部2にはストツパ3が設
けられている。このストツパ3には、スプリング
4の付勢によつて案内カム20が当接されてい
る。この案内カム20は下型1にスプリング支持
部材5によつて一端が支持され、他端が案内カム
20に固着されるスプリング4によつて常時矢印
Aに示す如き方向に付勢されている。また、この
案内カム20は、下型1にスライドプレート21
を介して載置されている。この案内カム20は、
ストツパ3当接側に形成され所定寄曲角度を有す
る側断面略L型の成形部22と、この成形部22
に対向する直立壁24と、これらの下部を連結し
摺動部28に形成されている底部23とにより断
面形に形成されている。この案内カム20の直立
壁にはストロークプレート25が固着されてい
る。また、この案内カム20の底部23の成形部
22寄りに摺動面26が形成されており、この摺
動面26には突起状の案内カム摺動部27が設け
られている。
一方、上型100にはカム台110が固着され
ている。このカム台110は傾斜部111が形成
されており、この傾斜部111に溝112が形成
されている。この溝112にスライドプレート1
13を介して受動カム120が嵌着されている。
また、この溝112の下端部には受動カムストツ
パ114が設けられている。
この受動カム120はスプリング121によつ
て常時矢印Bに示す方向に付勢されている。ま
た、この受動カム120の左先端には案内カム2
0の成形部22と同一の形状を有する曲刃122
が設けられており、下端部には、スライドプレー
ト123が取付けられている。この受動カム12
0を案内カム20とかみ合うように設けられてお
り、受動カム120の内側には摺動面(図中には
現われていない)が形成されており、この摺動面
に受動カム始動部124が設けられている。この
受動カム摺動部124は受動カム120が案内カ
ム20とかみ合つた際、案内カム20の摺動面2
6上を摺動し、案内カム摺動部27が受動カム1
20の摺動面上を摺動するように構成されてい
る。
また、カム台110のストロークプレート25
当接部にストロークプレート115が設けられて
いる。
また、上型100には突起101が設けられて
おり、この突起101に案内され上下摺動するパ
ツド130がスプリング131を介して上型10
0に設けられている。このパツド130には突起
101と当接する面にスライドプレート132が
設けられている。
このように構成されるものであるから、いま、
下型1の支持部2にワーク10を載置し、上型1
00を矢印Cに示す如く下降させていくとストロ
ークプレート115の下降により案内カム20は
矢印Dに示す方向にスプリング4の付勢力(矢印
A)に抗してスライドプレート21によつて摺動
する。さらに上型100が下降していくとパツド
130がワーク10に当接すると共に受動カム1
20に設けられた曲刃122の先端がワーク10
に第2図に示す如く当接する。
この状態においては受動カム摺動部124が摺
動面26上を摺動して案内カム摺動部127と係
合状態になつている。これによつて受動カム12
0は、第2図上左方向への移動は案内カム摺動部
127によつて規制され、右方向への移動は受動
カムストツパ114によつて規制されて左右への
移動ができない。この状態で上型100を第2図
矢印Eに示す方向に下降させると受動カム120
も左右の動きが規制されたままで下降する。これ
によつてワーク10は下型1、案内カム20の成
形部22と、パツド130とによつて固定された
状態で曲刃122が作用し矢印Fに示す方向に曲
加工がなされる。この上型100の押圧下は、第
3図に示す如く受動カム120のスライドプレー
ト123が案内カム20の底部23の摺動部28
に当接するまでなされる。これによつてワーク1
0の曲加工が終了する。
このときパツド130にはスプリング131に
よつて第3図図示矢印Gに示す方向への押圧力が
作用している。これによつてワーク10は曲加工
のときの反力が押さえられている。この状態のま
ま矢印Hに示す方向に上型100を下降させると
カム台110は下降する。ところが受動カム12
0はスライドプレート123が案内カム20の底
部23に当接しているためこれ以上下降できず、
カム台110の下降に伴い受動カム120は第3
図図示矢印Iに示す方向に移動し始める。いま、
上型100を最下点まで押下げると受動カム12
0はスライドプレート123が摺動部28上を摺
動してワーク10を成形部22の内側面に当接す
るように曲刃122が押圧し第4図に示す如くワ
ーク10の寄曲加工が行われる。このときは受動
カム摺動部124が案内カム摺動部27の下側を
通り案内カム20の摺動面26上を摺動してい
く。したがつて、この受動カム120は上方向へ
の浮き上がりは案内カム摺動部27によつて規制
された状態となる。
このプレス型をはずすときは、上型100の下
方への押圧力をといて上型100を上に上げてい
くと、まず、受動カム120がスプリング123
の作用によつて第4図右方へ摺動し第3図に示す
状態となる。さらに上型100を上方に引き上げ
ると第3図の状態のまま受動カム120は上方へ
の移動を開始し第2図に示す状態となる。さらに
上型100を上方に引き上げるとストロークプレ
ート115とストロークプレート25とが摺接し
ながら移動し案内カム20は第1図図示矢印Aに
示す方向へスプリング4の作用により摺動し第1
図図示状態の如くストツパ3に当接して停止す
る。
以上の動作によつて曲加工、寄曲加工が1工程
で終了する。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によれば曲工程、
寄曲工程を1工程で行うことができる。このため
曲工程、寄曲工程を1つの型で行うため型コスト
を低減することができる。
また、本考案によれば曲工程、寄曲工程も上型
の押圧下という1工程で行うため、1工程の作業
時間の短縮を図ることができ作業能率の向上を図
ることができる。
さらに、本考案によれば曲工程、寄曲工程を1
つの型で行うことができるため、型保管スペース
を削減することができ、プレス機械の稼働も少な
くすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す断面構成図、第
2図、第3図、第4図は第1図図示実施例のプレ
ス動作を説明するための図、第5図は寄曲加工の
必要な場合の説明図、第6図は従来のプレス加工
の工程を示す図である。 1……下型、10……ワーク、20……案内カ
ム、22……成形部、23……底部、24……直
立壁、25……スライドプレード、26……摺動
面、27……案内カム摺動部、100……上型、
110……カム台、112……溝、114……受
動カムストツパ、120……受動カム、121…
…スプリング、122……曲刃、124……受動
カム摺動部、130……パツド。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上型に取り付けたカム台と、一端側において前
    記カム台の斜面に形成される溝に嵌着され該溝内
    を摺動可能に設けられ他端側において寄曲角度に
    相当する角度を持つ曲刃を有する受動カムと、前
    記曲刃に対向する成形部と底部と直立壁とにより
    断面凹型に形成され前記カム台と前記受動カムと
    を収容する案内カムと、該案内カムの底部を下方
    から支持する下型とからなり、前記案内カムの直
    立壁には前記カム台が上下方向に摺動可能に接触
    し、前記成形部は板状のワークを介して受動カム
    の曲刃から横方向の押圧力を受けるように構成し
    たものにおいて、上記受動カムに突起状の受動カ
    ム摺動部を設けると共に上記案内カムの受動カム
    摺動部と対向する面に突起状の案内カム摺動部を
    設け、上記上型を所定位置まで押下げたときに前
    記2つの摺動部が係合し上記受動カムの左右の摺
    動を規制して上記ワークの曲加工を行い、さらに
    前記上型を最下点まで押上げることにより前記2
    つの摺動部の係合をはずし前記ワークの寄曲加工
    を行うようにしたことを特徴とするプレス型。
JP1986075113U 1986-05-19 1986-05-19 Expired JPH0415372Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986075113U JPH0415372Y2 (ja) 1986-05-19 1986-05-19

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JP1986075113U JPH0415372Y2 (ja) 1986-05-19 1986-05-19

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JPS62189829U JPS62189829U (ja) 1987-12-03
JPH0415372Y2 true JPH0415372Y2 (ja) 1992-04-07

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ID=30920952

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JP1986075113U Expired JPH0415372Y2 (ja) 1986-05-19 1986-05-19

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58128227A (ja) * 1982-01-26 1983-07-30 Nissan Motor Co Ltd フランジプレス型

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58128227A (ja) * 1982-01-26 1983-07-30 Nissan Motor Co Ltd フランジプレス型

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JPS62189829U (ja) 1987-12-03

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