JPH04152986A - 洗濯機の操作板 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、洗濯、すすぎ、脱水の切り替えなどを行うコ
ントローラを配設した洗濯機の操作板に関する。

従来の技術 近年、洗濯機の操作板は操作性の向上と操作板に配設し
たコントローラの品質の向上が求められている。

従来、この種の洗濯機の操作板は第３図および第４図Ｃ
ａ）、　（ｂ）に示すような構成が一般的であった。以
下、その構成について説明する。

図に示すように、本体１の上方に天板２を配設し、天板
２には衣類を出し入れする開閉自在な蓋３と、洗濯、す
ずき、脱水などの切り替えを行うコントローラ４を有し
、かつ熱可塑性樹脂にて形成した操作板５を配設してい
る。操作板５にはコントローラ４が装着されており、そ
の上面に配設された切り替えスイッチ４ａの上方に操作
板５に形成されたボタン５ａが相対するよう；、こ形成
されている。薄膜フィルム６はボタン５ａ上方を覆うも
ので、裏面に接着剤を塗布し操作板５に接着されている
。ボタン５ａは操作感を向上させるため、つなぎ部を略
渦巻き形状のリブ５ｂにて形成し、薄膜フィルム６はボ
タン５ａ上部のみを接着剤なしで略球面状の凸部６ａを
形成し、ボタン５ａ操作時に凸部６ａが平面になる時点
でボタン５ａを介して切り替えスイッチ４ａが動作する
構成となっている。

発明が解決しようとする課題 このような従来の洗濯機の操作板では、ボタン５ａを強
く押した際操作板５と薄膜フィルム６間の接着距離が短
いため剥離して隙間が生じ、衣類取り出し時に衣類に含
まれる水分が、その隙間から浸入して切り替えスイッチ
４ａの接点を腐食させる恐れがあり、導通不良となって
動作不能に陥る可能性があった。また操作板５は熱可塑
性樹脂にて形成されているため、樹脂の流れによるフロ
ーマーク、ウェルドライン、ひけなどが発生し外観を損
なうといった問題もあった。

本発明は上記課題を解決するもので、ボタン操作による
薄膜フィルムと操作板の剥離を防止して水の浸入を防ぎ
、また同時に操作板の外観品質を高めることを目的とし
ている。

課題を解決するための手段 本発明は上記目的を達成するために、本体上方に配設し
た天板に配設し、洗濯、すすぎ、脱水の切り替えなどを
行うコントローラを配設した洗濯機の操作板であって、
上面を薄膜フィルムで覆うように熱可塑性樹脂により一
体に形成し、かつ前記コントローラの洗濯、すすぎ、脱
水などの各切り替えスイッチの上方に位置する個所に前
記熱可塑性樹脂の非充填部を形成したことを課題解決手
段としている。

作用 本発明は上記した課題解決手段により、操作板上面を薄
膜フィルムにて全面を覆って、ボタン操作による操作板
と薄膜フィルムの剥離を防ぎ、切り替えスイッチへの水
の浸入を防止して腐食の発生をな（すことができる。ま
た、操作板上面全体が薄膜フィルムにて覆われるため、
表面のフローマーク、ウェルドライン、ひけなどを隠す
ことができる。

実施例 以下、本発明の一実施例について第１図（ａ）　、　（
ｂ）および第２図を参照しながら説明する。なお、従来
例と同じ構成のものは同一符号を付して説明を省略する
。

図に示すように、操作板７は上面の全体を薄膜フィルム
８で覆うようにしており、薄膜フィルム８を成型金型に
密着させた後、熱可塑性樹脂を充填させて操作板７を形
成させる際に薄膜フィルム８と感熱もしくは感圧接着さ
せて一体に形成している。このとき、コントローラ４の
切り替えスイッチ４ａと相対する位置にボタン７ａを形
成し、このボタン７ａのつなぎ部である略渦巻き形状の
リブ７ｂ以外の部分を熱可塑性樹脂の非充填部７Ｃとし
て形成し、操作感を維持させている。

また、操作板７には突起７ｄを設けてコントローラ４を
取付けている。さらに、薄膜フィルム８には操作板７の
ボタン７ａに相対する位置に略球面形状の凸部８ａを形
成している。

上記構成において、操作板７の上面は薄膜フィルム８で
全体が覆われているため、ボタン７ａの操作時に強く押
されたとしても接着が剥離することはなく、よって切り
替えスイッチ４ａに水が浸入することによって生じる接
点の腐食の発生を未然に防止することができる。また、
ボタン７ａと薄膜フィルム８も感熱もしくは感圧接着さ
れているため隙間がなく操作感を向上させることができ
る。さらに、洗濯機のカラー区分、およびデザインを変
更する際にも薄膜フィルム８の印刷を変更するだけでよ
く、操作板７自体は全て共用化でき、従来の熱可塑性樹
脂で成型する際に必要であった色替えなどが廃止でき生
産性が向上するのと同時に色むらの発生も防止ことする
ことができる。なお、本実施例ではボタン７ａと操作板
７とのつなぎ部を略渦巻き形状のリブ７ｂにて示したが
、ボタン７ａとリブ７ｂの部分をすべて非充填部とし、
薄膜フィルム８のみで切り替えスイッチ４ａを動作させ
てもよく、要は操作感を維持できればよい。

発明の効果 以上の実施例から明らかなように本発明によれば、上面
を薄膜フィルムで覆うように熱可塑性樹脂により一体に
形成し、かつコントローラの切り替えスイッチの上方に
位置する個所に前記熱可塑性樹脂の非充填部を形成した
から、切り替えスイッチの操作感の向上を図ることがで
きると同時に、熱可塑性樹脂成型時に発生するフローマ
ーク、ウェルドライン、ひけなどを薄膜フィルムにて覆
い隠すことができ外観品質の向上を図ることができる。

また操作板と薄膜フィルムは成型時に感熱もしくは感圧
接着されるため従来の接着剤を使用して接着するよりも
接着力が均一化して安定し、薄膜フィルムの剥離による
水の浸入を防止して切り替えスイッチの接点腐食を未然
に防止することができる。さらに、薄膜フィルムの印刷
色を各種切り替えすることによりカラー区分に容易に対
応でき合わせて操作板を未着色にて共用化できることか
ら生産性の向上にも多大の効果を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図（ａ）　、　（ｂ）はそれぞれ本発明の一実施例
の洗濯機の操作板の縦断面図および要部上面図、第２図
は同洗濯機の操作板の一部切欠した斜視図、第３図は従
来の操作板を備えた洗濯機の一部切欠した側面図、第４
図（ａ）　、　（ｂ）はそれぞれ同洗濯機の操作板の縦
断面図および要部上面図である。 １・・・・・・本体、２・・・・・・天板、４・・・・
・・コントローラ、４ａ・・・・・・切り替えスイッチ
、７・・・・・・操作板、７ｃ・・・・・・非充填部、
８・・・・・・薄膜フィルム。 代理人の氏名　弁理士小蝦治明　ほか２名１−−−本イ
拳 ２−　大狭 ７−１条佳ＡＢ ７ｃｍ　可動Ｖ諦 ｂ−埠神ノイノＬｌう 第 図 第 図 第 図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 本体上方に配設した天板に配設し、洗濯、すすぎ、脱水
   の切り替えなどを行うコントローラを配設した洗濯機の
   操作板であって、上面を薄膜フィルムで覆うように熱可
   塑性樹脂により一体に形成し、かつ前記コントローラの
   洗濯、すすぎ、脱水などの各切り替えスイッチの上方に
   位置する個所に前記熱可塑性樹脂の非充填部を形成して
   なる洗濯機の操作板。