JPH0415262A - 充填用シリカ、これを配合した樹脂組成物 - Google Patents

充填用シリカ、これを配合した樹脂組成物

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JPH0415262A
JPH0415262A JP11928090A JP11928090A JPH0415262A JP H0415262 A JPH0415262 A JP H0415262A JP 11928090 A JP11928090 A JP 11928090A JP 11928090 A JP11928090 A JP 11928090A JP H0415262 A JPH0415262 A JP H0415262A
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JP
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particle size
silica
average particle
resin
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JP11928090A
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Eiji Hattori
英次 服部
Yasuo Oguri
康生 小栗
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Mitsubishi Kasei Corp
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Mitsubishi Kasei Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は樹脂に対し優れた充填性と流動性を示す充填用
シリカおよび無機質充填材の含を量が大きく、かつ成形
性および流動性に優れた樹脂組成物に関する。
〔従来の技術〕
樹脂の補強あるいは性質改良のため、種々の充填材を配
合することが知られている。充填材としては有機質ある
いは無機質があるが、無機質の充填材を比較的多量に配
合したものとして半導体封止材等の種々のエレクトロニ
クス部品用途や歯科用充填材等がある。
例えば集積回路(IC)、巨大集積回路(LSI)等は
半導体素子を外部からの衝撃、湿気、熱、α線等から保
護するため封止されるが、封止材としてセラミックスあ
るいは樹脂が主として用いられている。
樹脂による封止(プラスチック封止)は安価かつ量産性
に優れるという利点があり、中でも気密性、耐熱性に優
れるエポキシ樹脂を用いた低圧トランスファー成形によ
るプラスチック封止が主流になっている。
しかし、プラスチック封止の場合、シリコンチップと樹
脂との熱膨張率の差によって発生する応力により、アル
ミニウム配線やボンディングワイヤーの変形、断線又は
パッシベーションのクランクなどを引き起こして集積回
路の電気特性の変化、耐湿性の劣化の原因となる。その
ためこれらの応力を軽減する目的で樹脂中に無機質充填
材を添加してシリコンチップとの熱膨張率差を小さくす
る方法が考えられている。
樹脂に無4111質充填材を添加して熱膨張率差を低減
するためには、添加量が大きい程有効であるが、充填材
添加量が増大するにしたがって、樹脂組成物の溶融粘度
が増大して流動性が低下し成形性に悪影響を及ぼすよう
になる。従って、熱膨張率差を小さくするためより多量
の充填材が配合されしかも成形性も優れた材料が要望さ
れており、この要望は高集積化や素子チップの大型化が
進むにつれ、より強くなっている。
従来、半導体封止用樹脂組成物について、無機質充填材
として球状シリカを使用する方法、あるいは粒径の異な
る2種以上のシリカを用いる方法等が提案されている。
例えば、特開平1−266152号には、平均粒径7〜
30μ曙の粗粒シリカ90〜50重量%に、平均粒径0
.1〜3μ翔で粒径の異なる2種の単分散微粒シリカを
10〜50重量%(単分散微粒シリカの中、平均粒径の
大きいもの100重量部に対し、平均粒径の小さいもの
5〜54重量部の割合で用いる)混合使用することが提
案されている。
しかし、かかる方法によっても、流動性を低下させるこ
となく充填量を大きくすることは困難であった。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は無機質充填材を配合した樹脂組成物において、
樹脂の成形性を損わずに可及的多量の充填材を配合する
ことのできる無機質充填材、および多量の充填材を配合
し、しかも成形性の優れた樹脂組成物の開発を目的とす
るものである。
本発明者らは平均粒径5μmより大きく150μm以下
の範囲の大粒径シリカと、平均粒径5μ薄以下で平均粒
径の異なる2群以上の小粒径のシリカを特定割合で用い
ることにより、この目的を達成し得ることを知った。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の要旨は平均粒径が5μ糟より大きく150μm
以下の範囲の球状粒子および又は破砕粒子である大粒径
シリカ50〜95重量%と平均粒径が0.01〜5μI
の範囲の球状粒子である小粒径シリカ5〜50重量%か
らなるシリカ集合体であって、該小粒径シリカが、■平
均粒径の異なる少くとも2群の粒子群からなり、■平均
粒径が互いに近接した2つの粒子群において、平均粒径
の大なる群の粒径の標準偏差値で規定される範囲の最小
粒径と平均粒径の小なる粒子群の粒径が標準偏差値で規
定される範囲の最大粒径の比が2以上であり、かつ■平
均粒径が互いに近接した2つの粒子群の合計量に対する
平均粒径の大なる粒子群の全体積の割合は25〜65重
量%であることを特徴とする充填用シリカ、およびかか
るシリカ粒子を無機質充填材粒子として樹脂組成物全体
に対し75〜95重量%配合することを特徴とする樹脂
組成物に存する。更に、無機質充填材粒子を、極性液体
中で分散、混合処理した後、樹脂に配合した組成物に関
する。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明では平均粒径が5μ端より大きく150μmまで
の大粒径粒子と平均粒径が0.01〜5μmの小粒径粒
子を用いる。平均粒径が150μmより大きい粒子は、
異なる粒径の粒子を混合し、樹脂と混練、溶融成形する
場合に、他の粒径の粒子と分離しやすく、均一混合、均
一成形が困難となるので好ましくない。一方、平均粒径
が0.01μmより小さい場合には粒子の比表面積が大
きいため、凝集を起しやすく、粒子を高密度に充填した
樹脂組成物が得られないので好ましくない。
好ましくは大粒径粒子は平均粒径6〜50μmの球状も
しくは破砕状粒子が用いられ、小粒径粒子としては0.
1〜5μmの球状粒子が用いられる。
大粒径粒子は、球状粒子、破砕粒子を夫々単独あるいは
混合して使用することができる。樹脂組成物の流動性や
充填材含有量を大きくしたい場合には球状粒子を用いた
方が望ましく、また、価格の点では破砕粒子を用いた方
が有利である。従って、樹脂組成物の性能と経済性を勘
案しつつ球状粒子、破砕粒子の配合割合を決定すれば良
い。
小粒径粒子は大粒径粒子の間隙に存在して充填材含有量
を増大させると共に、樹脂組成物中で大粒径粒子相互の
すべり性を増大させると考えられる。従って大粒径粒子
間隙に存在し得る粒径の粒子を選ぶ必要がある。また平
均粒径が5μlより大きくなると大粒子間隙に入り難く
なるので5μm以下の粒子から選ばれる。
また本発明で使用する5μm以下のシリカ粒子は以下の
条件を満たしている必要がある。
■平均粒径の異なる2群以上の粒子から構成されている
■平均粒径が互いに近接した2つの粒子群において平均
粒径の大なる群の粒径の標準偏差値で規定される範囲の
最小粒径と平均粒径の小なる粒子群の粒径の標準偏差値
で規定される範囲の最大粒径の比は2以上である。
■平均粒径が互いに近接した2つの粒子群の合計量に対
する平均粒径の大なる粒子群の割合は25〜65重量%
、好ましくは30〜60重量%である。
これらの条件について更に説明すると、■ 平均粒径の
異なる粒子群の数は各粒子群の粒径分布、粒子群間の粒
径比等を考慮して適宜選択される。
本発明の対象とする平均粒径が0.01〜5μmの範囲
の粒子にあっては、■で定める近接粒子の粒径比が2で
、各粒子群が均一粒径(すなわち粒径分布なし)の場合
、理論的に最大9までの粒子群を包含することができる
。しかし粒子群が粒径分布を有する時、例えば粒径分布
の標準偏差値(σ)が1.2の場合、理論的に最大6ま
での粒子群を包含可能である。
また、粒子分布の(σ)=1.2で■に定める粒径比が
5の場合は理論的に最大3群まで可能である。実用的に
は粒径の異なる2〜3群の粒子が用いられる。
■ 平均粒径が互いに近接した2つの粒子群において平
均粒径の大なる粒子群の粒径分布の標準偏差値で規定さ
れている範囲の最小粒径と平均粒径の小なる粒子群の粒
径分布の標準偏差値で規定される範囲の最大粒径の比が
2より小さくなると大粒子間に生ずる空隙に小粒子が入
りにくくなって好ましくない。
■ 平均粒径が互いに近接した2つの粒子群の合計量に
対する平均粒径の大なる粒子群の量が25重量%より少
ないと小粒子が充填している中に大粒子が点在する状態
となり充填効率が悪く、反対に平均粒径の大なる粒子群
の量が65重量%を超えると大粒子間に生しる空隙の増
大に対してその空隙を埋める小粒子の割合が小さくなる
ので充填効率が悪い、1 なお、各粒子群の粒径分布については一般的には比較的
に狭い方が望ましく、例えば標準偏差値で2以下、より
好ましくは1.5以下、最も好ましくは1.2以下のも
のが選択されるが、個々の具体的状況に於ては必ずしも
これに拘泥する必要はない。
即ち、前記の条件■における粒径比が相当に大きい場合
、つまり2つの粒子群の主部分の粒径に相当の大小差が
ある場合は、各粒子群の粒径分布は比較的広くとも大粒
子間の間隙に小粒子が充分に充填され、問題となる空隙
を生ぜしめないことも有り得る。従って、各粒子群の粒
径分布は、条件■における粒径比を勘案しつつ、各場合
に応じて、好適なものを選択すれば良い。
以上のような粒子の形、平均粒径、粒径分布および粒子
の平均粒径比さらには粒子の割合の条件を満足した無機
質充填材を樹脂およびその他の添加物と混練するならば
、平均粒径の大なる粒子のすき間に平均粒径の小なる粒
子が効率よく充填されることによって、高度に流動性を
保ったまま樹脂組成物全体に対する無機質充填材添加量
を増大させることが可能となる。
本発明樹脂組成物に用いられる樹脂としては熱硬化性樹
脂、光硬化性樹脂などの熱、光、マイクロ波、化学反応
などの手段で硬化される硬化性樹脂あるいは熱可塑性樹
脂のいずれでもよい。硬化性樹脂としては、エポキシ樹
脂、ビスマレイミド樹脂、ウレア樹脂、アクリル樹脂な
どが挙げられる。これらの硬化性樹脂は光増感剤、反応
促進剤、触媒などの硬化促進剤や顔料、離型剤、可撓性
付与側その他の添加物を含んでいても良い。
また熱可塑性樹脂としては、ポリエチレン、ポリプロピ
レンなとのポリオレフィン、ポリスチレン、ポリアミド
、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタ
レート、ポリアセタール、ポリカーボネート、ボリアリ
レート、ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、ポリエ
ーテルエーテルケトン、液晶ポリエステル樹脂、ポリフ
ェニレンサルファイド、ポリアミドイミド、ポリイミド
、ポリエーテルイミド、ポリメチルメタクリレート等の
樹脂が挙げられるが、これらに限定されることはない。
また、顔料その他の添加物を含んでいても良い。
これらは単独で用いてもよいし、2種以上をブレンド、
アロイ化等により複合化して用いてもよい。
樹脂および充填材は得られる樹脂組成物の使用目的、要
求性能に応じ適宜選択される。例えば半導体封止材の場
合は、通常はエポキシ樹脂が用いられ、各種公知のエポ
キシ樹脂を使用し得る。樹脂にはさらに硬化側、硬化促
進剤、必要に応じて顔料、離型剤、可とう性付与剤等の
添加物が加えられる。
本発明に係る充填用シリカは樹脂組成物(樹脂、添加物
、充填剤等の全重量)の95−t%まで配合することが
可能である。
また充填材の配合量が少ない場合であっても、従来の方
法で得られる充填材配合量が同じ樹脂組成物に対し溶融
粘度の低下した組成物を得ることが可能である。
無機質充填材を樹脂に配合するには、無機質充填材と樹
脂及び必要に応じ硬化側、顔料等の添加物を加え、ミキ
サー等により十分均一に混合し、更に加熱ロール等によ
って溶融混合するか、あるいはニーダ−等により混練し
、次いで冷却固化させて樹脂組成物を得る。
しかし、前述の5μm以下の平均粒径の異なる2群以上
の微細な粒子を含む粒子を乾燥状態で上記の様に樹脂に
添加、混合する場合、樹脂中での粒子の分散、特に微細
な粒子の分散が十分に行なわれず均一混合が難しい、ま
た、微細粒子を含む2群以上の粒子を予め乾式で混合し
ようとしても乾燥状態では微細粒子の凝集がはなはだし
く粒子の均一混合は十分に行なわれない。また、ベンゼ
ン、トルエン等の溶媒中での湿式混合を試みたが均一混
合はできなかった。そして、不均一な混合物を樹脂に混
合しても樹脂中での粒子の分散および混合が十分でなく
、したがって、前述のような粒子の高充填性や粒子相互
のすべり性の効果が発揮され難い。
そこで本発明者らは無機質粒子群を極性液体中に分散さ
せ混合した後、樹脂に配合することにより、微細粒子を
含む充填材を均一に分散した樹脂組成物を得ることに成
功した。
用いる極性液体としては、例えば水、メタノール、エタ
ノール、イソプロパツール等のアルコール類、エチレン
グリコール、プロピレングリコール等のグリコール類、
ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド等が挙げ
られるが、これらに限られず、充填材粒子を安定に分散
し得る極性液体であれば使用可能である。もっとも、得
られる樹脂組成物の用途によって使用する極性溶媒が制
限される場合がある。例えば樹脂組成物を半導体封止材
に用いる場合にはハロゲン含有の極性液体は好ましくな
い。
極性液体の使用量は充填材粒子が良好に分散し得る量で
あればよく、充填材粒子と極性液体の和に対する充填材
粒子の容量%が5〜85%好ましくは10〜60%位で
ある。
充填材粒子を極性液体中に分散、混合させるにはボール
ミル、超音波分散機など通常の分散あるいは、混合の手
段を使用するのが好ましい。
3群以上の粒子の分散混合は、まず各粒子群それぞれを
極性液体中に十分に分散してから、スラリー状態に各粒
子群分散液を混合してもよいし、あるいは、3群以上の
粒子を全て極性液体に添加してから分散、混合してもよ
い。
極性液体中で分散、混合された充填材粒子は、通常、極
性液体を除去、乾燥した後、前述の方法に従って樹脂に
配合される。
樹脂が充填材粒子の分散、混合に用いた極性液体に溶解
され得る場合は、充填材粒子を分散、混合した極性液体
スラリーに、更に樹脂を溶解し、十分に混合した後、極
性液体を蒸発、除去して樹脂組成物を得ることもできる
いずれの場合も、極性溶媒を除去する際には、例えば攪
拌する等により、粒子相互の分離(粒径の相違による沈
降性の差によって分離する慣れがあるので)や樹脂と粒
子の分離が起こらない様に注意する必要がある。
本発明によれば、流動性を低下させることなく、無機質
充填材の含量を高めることができる。それ故、本発明に
依れば無機質充填材含有量が高く、従って熱膨張率が小
さく耐熱性に優れ、しかも流動性が高く、成形性に優れ
た樹脂組成物が得られる。かかる樹脂組成物は半導体封
止材、歯科用充填材など種々の用途に好適である。
例えば本発明に従って得た樹脂組成物を半導体封止材と
して用いる場合は、前述の如く、樹脂としてエポキシ樹
脂を選ぶのが最も一般的である。
その他樹脂とてはイミド樹脂、アクリル樹脂、液晶ポリ
エステル、ポリフェニレンサルファイド、ポリエーテル
エーテルケトン、ポリアミド等を用いることもある。
充填材を配合した樹脂組成物を用いて半導体素子を封止
する方法としては低圧トランスファー成形、インジエク
シゴン成形、圧縮成形、注型等があるが低圧トランスフ
ァー成形が最も一般的である。低圧トランスファー成形
では、まず、樹脂組成物をポット内で加熱可塑化した後
、低圧(70kg/cm”以下)でモールド内に移送し
て硬化成形するが、加熱可塑化したときの成形材料の流
動性が成形性に大きく影響する。流動性はたとえば、従
来公知の簡便な方法としてスラリー化可能な粒子含有量
及びフローテスターでの粘度測定により評価できる。
次に本発明を実施例により具体的に説明するが本発明は
その要旨を超えない限り、以下の実施例に制約されるも
のではない。
なお、以下の実施例においては樹脂として下記(1)の
樹脂及び添加物の混合物を用いた。また溶融粘度測定は
(2)に従った。
(1)樹脂混合物 下記の樹脂及び添加物を混合した。「部」は「重量部」
である。
樹 脂:クレゾールノボラックエポキシ樹脂100部 フェノールノボラック系硬化剤 50部 改質材:エポキシシランカップリング荊2部 離型材:カルナバワックス       2部間 料:
カーボンブラック       1部(2)溶融粘度の
測定 上記(1)の樹脂、添加物及び充填材であるシリカの混
合物の加熱ロールを用いて80℃で15分間混練した。
得られた組成物の粘度をフローテスターにより測定した
。フローテスターはオリフィス1msφX10+u+の
もので、圧力10 kg/ cta” 、温度175℃
で測定した。
実施例1 平均粒径0.3μm、標準偏差値(σ)=1.05の単
分散球状シリカ95gと平均粒径0.9μm、標準偏差
値(σ)=1.05の単分散球状シリカ143gおよび
平均粒径8μ■、標準偏差値(σ)=1.4の球状シリ
カ612gを、予め、極性液体中で分散、混合処理する
ことなしに樹脂混合物(1)150gに添加、混合した
後溶融粘度を測定した。
なお、平均粒径0.3u*および0.9μmの粒子合計
量に対する平均粒径0.9μ閣の粒子の割合は60.1
重量%であった。
実施例2 平均粒径0.3μ層、標準偏差値(σ)=1.05の単
分散球状シリカ95gをエタノール95gに添加してボ
ールミルで40時間分散させたスラリーと、平均粒径0
.9μ鵠、標準偏差値(σ)=1゜05の単分散球状シ
リカ143gをエタノール143gに添加してボールミ
ルで40時間分散させたスラリーを混合し、これに、平
均粒径Bats、!11!偏差4I!(σ)=1.4の
球状シリカ612gを加えてボールミルで2時間混合し
た後、70゛Cに加熱してエタノールを揮発除去し、さ
らにボールミルで2時間解砕処理して予め、分散、混合
処理された乾燥粒子850gを得た。該粒子を樹脂混合
物(1) 150 gに添加、混合した後溶融粘度を測
定した。
実施例3 平均粒径0.3μ鋼、標準偏差値(σ)=1.05の単
分散球状シリカ119gと平均粒径0.9μ■、標準偏
差値(σ)=1.05の単分散球状シリカ119gおよ
び平均粒径8μ■、標準偏差f(σ)=1.4の球状シ
リカ612gを予め、極性液体中で分散、混合処理する
ことなしに樹脂混合物(1)150gに添加、混合した
後溶融粘度を測定した。
実施例4 平均粒径0.3μ麟、標準偏差値(σ)=1.05の単
分散球状シリカ119gをエタノール119gに添加し
てボールミルで40時間分散させたスラリーと、平均粒
径0.9μ曙、標準偏差値(σ)= i、 o sの単
分散球状シリカ119gをエタノール119gに添加し
てボールミルで40時間分散させたスラリーを混合し、
これに、平均粒径8μ―、標準偏差値(σ)=1.4の
球状シリカ612gを加えてボールミルで2時間混合し
た後、70 ’Cに加熱してエタノールを揮発除去し、
さらにボールミルで2時間解砕処理して予め、分散、混
合処理された乾燥粒子850gを得た。該粒子を樹脂混
合?I(1) 150 gに添加、混合した後熔融粘度
を測定した。
実施例5 平均粒径0.3μ■、標準偏差M(σ)=1.05の単
分散球状シリカ143gと平均粒径0.9μ潮、標準偏
差値(σ)=1.05の単分散球状シリカ95gおよび
平均粒径8μm、標準偏差値(σ)=1.4の球状シリ
カ612gを予め、極性液体中で分散、混合処理するこ
となしに樹脂混合物(1)150gに添加、混合した後
溶融粘度を測定した。
実施例6 平均粒径0.3μm、標準偏差値(σ)=1.05の単
分散球状シリカ143gをメタノール143gに添加し
てボールミルで40時間分散させたスラリーと、平均粒
径0.9μm、標準偏差値(σ)−1,05の単分散球
状シリカ95gをメタノール95gに添加してボールミ
ルで40時間分散させたスラリーを混合し、これムこ、
平均粒径8μ胃、標準偏差値(σ)=1.4の球状シリ
カ612gを加えてボールミルで2時間混合した後、6
0°Cに加熱してエタノールを揮発除去し、さらにボー
ルミルで2時間解砕処理して予め、分散、混合処理され
た乾燥粒子850gを得た。該粒子を樹脂混合物m15
0gに添加、混合した後溶融粘度を測定した。
実施例7 平均粒径0.3μm、標準偏差値(σ)=1.05の単
分散球状シリカ167gと平均粒径0,9μ蒙、標準偏
差値(σ)=1.05の単分散球状シリカ71gおよび
平均粒径8μ信、標準偏差値(グ)−1,4の球状シリ
カ612gを予め、極性液体中で分散、混合処理するこ
となしに樹脂混合物(IN50gに添加、混合した後溶
融粘度を測定した。
実施例8 平均粒径0.3μm1標準偏差値(σ)=1.05の単
分散球状シリカ167gを蒸留水212gに添加してボ
ールミルで40時間分散させたスラリーと、平均粒径0
.9μm、標準偏差値(σ)=1゜05の単分散球状シ
リカ71gを蒸留水90gに添加してボールミルで40
時間分散させたスラリーに、平均粒径8μ讃、標準偏差
値(σ)=1.4の球状シリカ612gを加えてボール
ミルで2時間混合した後、95℃に加熱して蒸留水を蒸
発除去し、さらにボールミルで2時間解砕処理して予め
、分散、混合処理された乾燥粒子850gを得た。該粒
子を樹脂混合物(1) 150 gに添加、混合した後
溶融粘度を測定した。
実施例9 平均粒径0.3μ園、標準偏差(I!(σ)=1.05
の単分散球状シリカ79gをエタノール79gに添加し
てボールミルで40時間分散させたスラリーと、平均粒
径0.9μ頂、標準偏差値(σ)=1゜05の単分散球
状シリカ79gをエタノール79gに添加してボールミ
ルで40時間分散させたスラリーと、平均粒径4.2μ
m、標準偏差値(σ)=1.1の単分散球状シリカ79
gをエタノール79gに添加してボールミルで40時間
分散させたスラリーに、平均粒径31μm、標準偏差値
(σ)=1.3の球状シリカ613gを加えてボールミ
ルで2時間混合した後、70℃に加熱してエタノールを
揮発除去し、さらにボールミルで2時間解砕処理して予
め、分散、混合処理された乾燥粒子850gを得た。該
粒子を樹脂混合物(1) 150 gに添加、混合した
後溶融粘度を測定した。
比較例1〜5 平均粒径0.3μ鋼、標準偏差値(σ)=1.05の単
分散球状シリカと平均粒径0.9μ讃、標準偏差値(σ
)=1.05の単分散球状シリカおよび平均粒径8μm
、標準偏差値(σ)=1.4の球状シリカを予め、極性
液体中で分散、混合処理することなしに、表−1に記載
の割合で樹脂混合物(1)に添加、混合した後溶融粘度
を測定した。
以上の結果を表−1に示した。
表−1から明らかなように、5μm以下の球状粒子とし
て、0.9μ園と0.3μmの大、小2群の粒子を大/
小粒子比率=65/35〜30/70重量部の範囲に配
合した混合シリカおよび4.2μm、0.9μm、0.
3μ腸の大、中、小3群の粒子を大/中粒子比率−50
150重量部、中/小粒子比率=50150重量部に配
合した混合シリカを用いた実施例の樹脂組成物は他の樹
脂組成物に比べ、シリカ充填量が85重量%と非常に高
いにもかかわらず流動性は良好であり、また、シリカを
予め極性溶媒中で分散、混合処理して用いた樹脂組成物
は、さらに流動性が良好であった。
〔発明の効果〕
本発明によれば特定の粒径のシリカ粒子を少なくとも種
類、組み合わせて樹脂に配合することにより、流動性を
損なうことなく、大量に配合することが可能である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)平均粒径が5μmより大きく150μm以下の範
    囲の球状粒子及び/又は破砕粒子からなる大粒径シリカ
    50〜95重量%と、平均粒径が0.01〜5μmの球
    状粒子からなる小粒径シリカ5〜50重量%からなるシ
    リカ集合体であって、該小粒径シリカが、 [1]平均粒径の異なる少なくとも2群以上の粒子から
    なり、 [2]平均粒径が互いに近接した2つの粒子群において
    、平均粒径の大なる粒子群の粒径の標準偏差値で規定さ
    れる範囲の最小粒径と、平均粒径の小なる粒子群の標準
    偏差値で規定される範囲の最大粒径の比が2以上であり
    、かつ [3]平均粒径が互いに近接した2つの粒子群の合計重
    量に対する平均粒径の大なる粒子群の割合が25〜65
    重量%である ことを特徴とする充填用シリカ。
  2. (2)請求項第1項記載の充填用シリカを無機質充填材
    粒子として樹脂組成物全量中75〜95重量%配合して
    なる樹脂組成物。
  3. (3)無機質充填材粒子を予じめ極性液体中に分散、混
    合した後樹脂に配合した請求項2記載の樹脂組成物。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5719225A (en) * 1994-06-13 1998-02-17 Sumitomo Chemical Company, Ltd. Filler-containing resin composition suitable for injection molding and transfer molding
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