JPH04152095A - フィルムの切断方法 - Google Patents

フィルムの切断方法

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JPH04152095A
JPH04152095A JP27161990A JP27161990A JPH04152095A JP H04152095 A JPH04152095 A JP H04152095A JP 27161990 A JP27161990 A JP 27161990A JP 27161990 A JP27161990 A JP 27161990A JP H04152095 A JPH04152095 A JP H04152095A
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JP
Japan
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film
upper blade
cutting
roll
edge
Prior art date
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Pending
Application number
JP27161990A
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English (en)
Inventor
Makoto Sugawara
誠 菅原
Yoshitaka Nakayama
義孝 中山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Diafoil Co Ltd
Original Assignee
Diafoil Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、フィルムの切断方法に関するものであり、詳
しくは、特定のロータリーシェアーカッターを用いるこ
とにより、フィルム切断面の状態を改良したフィルムの
切断方法に関するものである。
〔従来の技術〕
一般に、ポリエステルフィルムなどの各種のフィルムは
、その製造工程の最終段階でスリッターにおいて製品中
に切断されて巻取られる。
上記の切断方法には、通常、レザーカット又はシェアー
カットが用いられ、30μm以上の厚いフィルムの場合
にはシェアーカットが用いられる。
そして、シェアーカットには、通常、ロータリーシェア
ーカッターが用いられる。
第4図および第5図は、フィルムの走行ラインに配置さ
れたロータリーシェアーカッターの説明図であり、第4
図は側面説明図、第5図は、第4図のA−A線に沿った
拡大断面説明図である(図中、ハツチングは省略しであ
る)。
ロータリーシェアーカッターは、第4図に示すように、
上刃(1)と下刃ロール(2)とから構成される。そし
て、第5図に示すように、下刃ロール(2)には、上刃
(1)に対する嵌合溝(3)がその周囲に設けられてお
り、上刃(1)は、嵌合溝(3)に進入するように配置
され、上刃(1)と下刃ロール(2)の2枚の刃により
、ハサミと同様のカット方式にて材料の切断が行われる
なお、第4図および第5図において、(4)はホルダー
 (5)はコイルスプリング、(6)はスナップリング
、(7)、(8)は回転軸、(9)は走行フィルムであ
る。
上刃(1)には、種々の形状のものがあるが、フィルム
、特に、ポリエステルフィルムの切断には、ゲーベルタ
イプと呼ばれる形状のものが最も一般的に使用されてい
る。
第3図(a)〜(C)は、ゲーベルタイプの上刃の説明
図であり、(a)は平面説明図、(b)は(a)のA−
A線に沿った断面説明図(図中、ハーソチングは省略し
である)、(C)は要部の拡大説明図(第3図(b)の
破線円形部の拡大説明図)である。
ゲーベルタイプの上刃(1)は、窪みを有する円板体よ
り成る。そして、円板体の周縁部から窪みまでの間(j
7)に鋭角の傾斜を設けることにより裏面側(内刃側)
(X)を構成し、そして、円板体の周縁側面に鋭角の傾
斜を設けることにより表面側(外刃)(Y)を構成しで
ある。そして、ゲーベルタイプの上刃(1)において、
刃先角度は、第3図(C)に示すように、逃げ角(β)
(通常3〜5°)を含んだ部分の角度(α)を意味する
従来、フィルムの切断においては、ゲーベルタイプの上
刃(1)としては、上記の刃先角度(α)が60°のも
のが一般的に用いられている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記のようなゲーベルタイプの上刃(1
)を用いた従来のロータリーシェアーカッターでは、フ
ィルムを切断してロール状に巻き取った場合に、製品ロ
ールの端部が反り上がる、いわゆる耳上がり現象が生ず
る。
そして、製品ロールに耳上がりが存在すると、ロール端
部のみが硬巻になりフィルムが変形させられ、フリルと
呼ばれるフィルム端部が波うったような状態になり、フ
ィルムの平面性が著しく悪化する。その結果、当該フィ
ルムに蒸着やコーティングなどの加工を行った際、フィ
ルム表面に蒸着斑やコート斑などが発生し、製品収率を
著しく低下させるという問題がある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは、上記の如き問題点に鑑み、フィルムのロ
ータリーシェアーカッターによる切断について注意深く
観察した結果、上記の耳上がり現象は、ロータリーシェ
アーカッターの上刃(1)の表面側(Y)(以後、外刃
側と呼ぶ)に対応するロール端面に発生することを見い
出した。
そして、ロール端面に耳上がり現象が発生する原因につ
いて鋭意検討した結果、その主たる原因は、上刃(1)
の刃先角度(α)にあり、外刃側(Y)のフィルムが上
刃(1)のシノギ面に押されて塑性変形することにより
、外刃側(Y)のフィルムの端部にハイエツジと呼ばれ
る盛り上がりが形成され、その結果、外刃側(Y)のフ
ィルムが耳上がり現象を呈し、外刃側(Y)に対応する
ロールの端部に耳上がり現象が発生するという知見を得
た。
本発明は、上記知見を基にして更に検討を重ねて完成さ
れたものであり、その要旨は、走行フィルムをロール状
に巻き取るに先立って所定幅に切断するフィルムの切断
方法において、上刃の刃先角度が75〜90°になされ
たロータリーシェアーカッターを用いることを特徴とす
るフィルムの切断方法に存する。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明のフィルムの切断方法は、例えば、ポリエステル
フィルムの製造工程の最終段階において、走行フィルム
を製品中に切断してロール状に巻き取る際に適用される
本発明においては、ロータリーシェアーカッターは、従
来の方法と同様に、第4図および第5図に示すように配
置される。また、ロータリーシェアーカッターを構成す
る上刃(1)と下、刃ロール(2)の構成は、基本的に
は、第5図に示す従来のものと同一にすることができる
なお、上刃(1)は、下刃ロール(2)の下方や側方の
任意の位置に配置することができる。
本発明の特徴は、上刃(1)の刃先角度(α)が特定範
囲になされたロータリーシェアーカッターを用いる点に
ある。
第1図は、本発明のフィルムの切断方法において用いら
れる上刃(1)の好ましい実施態様を示す説明図であり
、第2図は、上記上刃(1)によるフィルムの切断状態
を示す説明図である(ラップスリッティング方式採用)
本発明において用いられる上刃(1)は、その刃先角度
(α)が75〜90°、好ましくは、80〜90°にな
されていることが必要である。
そして、好ましくは、上刃(1)の刃先は、先端部にフ
ラット部を有しており、それよりも上刃(1)の外刃側
(Y)は45°に逃がされている。
刃先角度90°のフラットな部分の幅(b)は、0.1
〜2mmの範囲とするのがよく、好ましくは、0.1〜
0.4mの範囲とするのがよい。フラット部の幅(b)
が0.1mm未満の場合は、ハイエツジの防止が十分で
はなく、上刃(1)自体の加工も容易ではない。また、
フラット部の幅(b)が2mmを超える場合は、上刃(
1)が切断後のフィルム(9)の間に割り込むために、
フィルム(9)の切断面を傷める恐れがある。
また、ロータリーシェアーカットは、装置の位置関係か
らラップスリッティングとキツススリッティングに分類
されるが、本発明のフィルムの切断方法は、何れの方式
をも採用し得る。
そして、特に、ラップスリッティングによる場合は、第
2図に示すように、切断後のフィルム(9)の折れ込み
による傷入り、あるいは、切り粉の発生が問題になる。
これに対処するために、第2図に示すように、上刃(1
)の刃先部分には、逃がし角(γ)を付けることが望ま
しい。
上記の逃がし角(γ)は、上刃(1)をセットするとき
に与える側圧と上刃(1)の剛性との関係および上刃(
1)の厚みと下刃ロール(2)とスペーサーの間隔との
関係から決定され、lO〜上45°の範囲が好ましい。
また、逃がし角(γ)の角部には、上記と同様な趣旨か
ら、0.1〜1mmの丸み(R)を付けることが望まし
い。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例により更に詳細に説明する。
実施例1 第1図に示す下記仕様の上刃(1)をセットしたロータ
リーシェアーカッターを用い、厚み75μmのポリエチ
レンテレフタレートフィルムを200m/minの速度
で2500mの長さ切断してロール状に巻き取った。
刃先角度((Z) ・−・−90° (b=0.3mm
)(γ=45°) (R=O,l賦) 厚み     ・・・・・・0.8mm外径     
・・・・・・118−φ上記の切断においては、上刃(
1)の外刃側(Y)に対応するロール端部には耳上がり
の発生は認められなかった。
また、巻き取ったロール状フィルムについて、粗度計に
よるフィルム端面の耳上がり量の測定、走査電子顕微鏡
でのフィルム切断面の観察を行ったが、ハイエツジは認
められなかった。
また、フィルム端部にフリルの発生もなく平面性の良好
なフィルムロールが得られた。
実施例2 第3図(C)に示す下記仕様の上刃(1)をセットした
ロータリーシェアーカッターを用いた他は、実施例1と
同様にフィルムの切断、巻取りを行った。
刃先角度(α)・・・・・・80° (m = 0.8
 mm)(R= 0.2 am) 厚み     ・・・・・・0.8mm外径     
・・・・・・118mmφ上記の切断においては、ロー
ル端部の耳上がり量は0.03mm、ロール状フィルム
の端面の耳上がり量は1.5μmであった。また、走査
電子顕微鏡によるフィルム端面観察では僅かにハイエツ
ジが見られる程度であり、フリルは発生しなかった。
比較例1 実施例2において、上刃の刃先角度(α)を70°に変
更した以外は、実施例2と同じ条件でフィルムの切断、
巻取りを行った。
上記の切断においては、ロール端部の耳上がり量は0.
20mm、フィルム端面の耳上がり量は4.0μmであ
った。また、走査電子顕微鏡によるフィルム端面観察で
はハイエツジが見られた。更に、フィルム端部にフリル
が発生した。
比較例2 実施例2において、上刃の刃先角度(α)を60°に変
更した以外は、実施例2と同じ条件でフィルムの切断、
巻取りを行った。
上記の切断においては、ロール端部の耳上がり量は0.
24am+、フィルムの端面の耳上がり量は5.5μm
であった。また、走査電子顕微鏡によるフィルム端面観
察ではハイエツジが見られた。更に、フィルム端部には
強いフリルが発生し、平面性の非常に悪いロール状フィ
ルムしか得られなかった。
下記の第1表は、以上の結果をまとめて示した第 ■ 表 〔発明の効果〕 以上説明した本発明によれば、特定の刃先角度の上刃を
セットしたロータリーシェアーカッターを用いるという
簡単な構成により、フィルム切断面の状態を改良したフ
ィルムの切断方法が提供され、本発明の工業的価値は大
きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明のフィルムの切断方法において用いら
れる上刃(1)の好ましい実施態様を示す説明図であり
、第2図は、上記上刃(1)によるフィルムの切断状態
を示す説明図である。 第3図(a)〜(C)は、ゲーベルタイプの上刃の説明
図であり、(a)は平面説明図、(b)は僅かに傾斜し
た側面説明図、(c)は要部の拡大説明図である。 第4図および第5図は、フィルムの走行ラインに配置さ
れたロータリーシェアーカッターの説明図であり、第4
図は側面説明図、第5図は、第4図のA−A線に沿った
断面説明図である。 第3図は、ラップスリッティングの切断部の概略図であ
る。 上記図中、各符号は次の内容を表す。 (1):上刃 (2):下刃ロール (9)二走行フィルム

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)走行フィルムをロール状に巻き取るに先立って所
    定幅に切断するフィルムの切断方法において、上刃の刃
    先角度が75〜90°になされたロータリーシェアーカ
    ッターを用いることを特徴とするフィルムの切断方法。
JP27161990A 1990-10-09 1990-10-09 フィルムの切断方法 Pending JPH04152095A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH065890U (ja) * 1992-06-30 1994-01-25 三菱マテリアル株式会社 回転丸刃工具
JPH0636797U (ja) * 1992-10-16 1994-05-17 三菱マテリアル株式会社 回転丸刃工具
JP2007175863A (ja) * 2007-02-19 2007-07-12 Yayoi Chemical Industry Co Ltd 壁紙糊付機用スリッター
JP2009202446A (ja) * 2008-02-28 2009-09-10 Mitsubishi Plastics Inc 窓貼り用ポリエステルフィルムロール
JP2017035767A (ja) * 2015-08-12 2017-02-16 株式会社ヒラノテクシード 切断装置

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