JPH04151204A - セラミック成形品の乾燥方法 - Google Patents

セラミック成形品の乾燥方法

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JPH04151204A
JPH04151204A JP27735090A JP27735090A JPH04151204A JP H04151204 A JPH04151204 A JP H04151204A JP 27735090 A JP27735090 A JP 27735090A JP 27735090 A JP27735090 A JP 27735090A JP H04151204 A JPH04151204 A JP H04151204A
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JP
Japan
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molded product
ceramic molded
water
drying
microwaves
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Pending
Application number
JP27735090A
Other languages
English (en)
Inventor
Haruyuki Kohama
小浜 晴之
Tetsuo Moriyama
森山 徹夫
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この発明はセラミック成形品の乾燥方法に関し、より詳
しくは直方体状の外形を有するセラミック成形品の乾燥
方法に関する。
【従来の技術】
現在、電化製品や自動車排ガス用など広く一般工業に、
セラミックをハニカム状に成形した物(以下「セラミッ
ク成形品Jという。)が用いられている。 このようなセラミック成形品を乾燥する場合、乾燥に伴
っである程度の収縮が生じるものである。 例えば、自然乾燥1強制乾燥、遠赤輻射乾燥などいわゆ
る外熱乾燥によると、外周部と内部との間に乾燥収縮の
差が大きく発生して、成形品の表面にクラックや亀裂が
生してしまう。このため、従来よりセラミック成形品を
乾燥する場合、外周部と内部との収縮差を低減できるよ
うにマイクロ波乾燥(内熱乾燥)が採用されている。こ
のマイクロ波乾燥は、マイクロ波をオーブン内でセラミ
ック成形品に照射して、マイクロ波のエネルギをセラミ
ックに吸収させて乾燥する方法であって、均一な乾燥を
行えるように、 ■ オーブン内で場所によるマイクロ波の強弱や疎密(
電波ムラ)を緩和するために、撹拌用金属羽根を利用す
る ■ オーブン内でセラミック成形品を移動(回転)させ
て電波ムラの影響を少なくする■−マイクロ波の発信(
照射)方向を機械的(こ駆動して電波ムラを防止する ■ オーブン内に熱風を循環させて被乾燥物(セラミッ
ク成形品)の表面の放熱効果を促進させる ■ オーブン内に加湿装置を設けて表面乾燥の進み具合
を調整し、表面クラックを防止する ■ マイクロ波出力をインバータで制御し調整する ■ オーブン内を減圧しながらマイクロ波を照射して、
低温での乾燥や排出される蒸気の除去を促進させる 等の工夫が施される。なお、セラミック成形品の外形や
材質に応じて上記■〜■が適宜組み合わされている。
【発明か解決しようとする課題】
ところで、被乾燥物の誘電損失係数が大きいほど、マイ
クロ波の吸収(発熱)効果は大きくなる。 このため、従来のマイクロ波乾燥は、誘電損失係数が大
きいセラミック成形品、例えば5iC(炭化珪素)から
なるものを乾燥させる場合、外周部と内部とでマイクロ
波の吸収の差が大きくなって、均一に乾燥させるのが難
しいという問題がある。 特に、第5図に示すように、外形が直方体状のセラミッ
ク成形品101を乾燥するときは、たとえ撹拌ファン1
02によってマイクロ波(反射板103によって反射さ
れ、鉛直下方へ進んでいる)を均一化して照射したとし
ても、マイクロ波は外周部(コーナー部や各辺)101
aに集中的に吸収される。このため、第6図(a)に示
すように、外周部Iotaが適当な乾燥状態となったと
き内部101bが未乾燥状態(あんこ状)のままであっ
たり、逆に第6図(b)に示すように、内1101bが
適当な乾燥状態となったとき外周部101aが既に過乾
燥状態(バインダーアウト)であったりする。 このように、従来の乾燥方法では、セラミック成形品の
全体を均一に乾燥させるのか困難となっている。 そこで、この発明の目的は、誘電損失係数が大きく外形
が直方体状をなすセラミック成形品であっても、セラミ
ック成形品の全体を均一に乾燥できるセラミック成形品
の乾燥方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この発明のセラミック成形
品の乾燥方法は、外形が直方体状をなすセラミック成形
品にマイクロ波を照射して乾燥させるセラミック成形品
の乾燥方法であって、上記マイクロ波を照射する際に、
上記セラミック成形品のコーナー部および各辺を金属製
のカバーで覆うことを特徴としている。 また、上記マイクロ波を照射する際に、上記セラミック
成形品の外周面を吸水性を有するカバーで覆うのが望ま
しい。
【作用】
セラミック成形品のコーナー部および各辺を金属製のカ
バーで覆っているので、上記コーナー部各辺へ照射され
るマイクロ波は反射される。したがって、たとえ、誘電
損失係数が大きいセラミック成形品であっても、上記コ
ーナー部、各辺でのマイクロ波の集中的な吸収か緩和さ
れる。したがって、セラミック成形品の全体が均一に乾
燥される。 また、上記セラミック成形品の外周面を吸水性を有する
カバーで覆う場合、乾燥中に成形品の内部から出てくる
蒸気がこのカバーに保持される。 したがって、上記セラミック成形品の内部が適当な乾燥
状態になるまで乾燥が進行したとしても、外周面に過乾
燥によるクラックや亀裂が生しることがない。
【実施例】
以下、この発明のセラミック成形品の乾燥方法を実施例
により詳細に説明する。 第1図は乾燥すべきセラミック成形品lと、乾燥の際に
、このセラミック成形品lに装着すべき金属性カバーで
あるマスキング治具2.3と、吸水性カバーである吸水
パツキン4,5.6.7とを示している。セラミック成
形品1は、誘電損失係数が大きい5iC(炭化珪素)か
らなり、外形は直方体状で内部全体がハニカム状になっ
ている。マスキング治具2.3は、金属からなり、同一
形状で左右一対をなしている。マスキング治具2は、平
板状の側面マスク部2aと、この側面マスク部2aに垂
直にそれぞれ上下に連なるコの字状の周辺マスク部2b
、2bとからなっている。上記側面マスク部2aの寸法
は、セラミック成形品lの左右の側面1aまたは1bに
吸水パツキン6および7の板厚を含めた寸法となってい
る。側面マスク部2aから周辺マスク部2 b、 2 
bの先端2eまでの長さは、セラミック成形体lの左右
方向の長さの略半分の長さとなっている。同様に、マス
キング治具3は、側面マスク部3a、周辺マスク部3 
b、 3 bとからなっている。吸水パツキン4.5,
6.7はいずれも吸水性を有するカバーであって、吸い
込んだ水を保持することができる。吸水パツキン45の
寸法はマスキング治具2,3の左右の側面マスク12a
、3aとそれぞれ同一寸法となっており、また、吸水パ
ツキン6.7の寸法はセラミック成形品lの上下の面1
c、Idの寸法と同一寸法となっている。 上記セラミック成形品1を乾燥させる際は、第2図に示
すように、予め上記マスキング治具2゜3および吸水パ
ツキン4,5,6.7をセラミック成形品lに装着する
。すなわち、吸水パツキン45.6.7をそれぞれセラ
ミック成形品1の外周面Ia、lb、lc、ldに当接
し、この左右をマスキング治具2,3で挾み込む。左右
の吸水パツキン4゜5はマスキング治具2.3の側面マ
スクi’E2a、3aによって挾まれ、また上下の吸水
パツキン6.7は周辺マスク部2 b、 3 bによっ
て挾まれた状態となる。また、セラミック成形品1のコ
ーナー部。 各辺は、マスキング治具2.3によって覆われた状態と
なる。そして、第3図に示すように、この状態のセラミ
ック成形品lをオーブン100内に置き、反射板103
によって水平方向から鉛直下方へ向きを変えたマイクロ
波をさらに撹拌ファン102によって均一化して照射す
る。 このようにした場合、セラミック成形品1のコーナー部
および各辺をマスキング治具2,3で覆っているので、
上記コーナー部、各辺へ照射されるマイクロ波を反射す
ることができる。したがって、上記コーナー部、各辺で
マイクロ波の集中的な吸収を緩和することかできる。し
たがって、第4図に示すように、セラミック成形品lの
外周部1eおよび内部1f全体を均一に乾燥することが
できる。また、上記セラミック成形品lの外周面1aI
 b、 I cおよび1dを吸水パツキン4.5,6.
7で覆っているので、乾燥中に成形品lの内部Ifから
出てくる蒸気をこの吸水パツキン4.5,6.7に保持
することができる。したかって、上記外周面1a、lb
、Ic、1d1.:過乾燥によるクラックや亀裂が生じ
るのを防止することができる。 金属製カバーの例として上記コ字形のマスキング治具2
.3を述べたが、これに限られるものではない。例えば
、成形品!の外周部101を帯状に囲む口字型の各角に
L字形の柱をたてて、成形品Iの的後方向に嵌合するよ
うにしたものでも良い。
【発明の効果】
以上より明らかなように、この発明のセラミック成形品
の乾燥方法は、マイクロ波を照射する際に、セラミック
成形品のコーナー部および各辺を金属製のカバーで覆っ
ているので、誘電損失係数が大きく外形が直方体状をな
すセラミック成形品であっても、上記金属製のカバーに
よってマイクロ波を反射することにより、セラミック成
形品の全体を均一に乾燥することができる。 また、上記セラミック成形品の外周面を吸水性を有する
カバーで覆う場合、このカバーの保水効果により、上記
外周面に過乾燥によるクラックや亀裂が生じるのを防止
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明のセラミック成形品の乾燥方法を実施
するのに用いるセラミック成形品、マスキング治具およ
び吸水パツキンを示す図、第2図は上記セラミック成形
品に上記マスキング治具および吸水パツキンを装着した
状態を示す図、第3図は上記セラミック成形品を乾燥す
る状態を示す図、第4図は上記セラミック成形品の乾燥
の仕上がり状態を示す図、第5図は従来の方法によりセ
ラミック成形品を乾燥する状態を示す図、=第一6図(
a) 、 (b)は従来の方法によるセラミック成形品
の乾燥の仕上がり状態を示す図である。 l・・・セラミック成形品、 2.3・・・マスキング治具、2 a、 3 a・・・
側面マスク部、2 b、 3 b・・周辺マスク部、2
 e、 3 e・・・端部、4.5,6.7・・・吸水
パツキン、100・・・オーブン、102・・撹拌ファ
ン、103・・・反射板。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)外形が直方体状をなすセラミック成形品にマイク
    ロ波を照射して乾燥させるセラミック成形品の乾燥方法
    であって、 上記マイクロ波を照射する際に、上記セラミック成形品
    のコーナー部および各辺を金属製のカバーで覆うことを
    特徴とするセラミック成形品の乾燥方法。
  2. (2)上記マイクロ波を照射する際に、上記セラミック
    成形品の外周面を吸水性を有するカバーで覆うことを特
    徴とする請求項1に記載のセラミック成形品の乾燥方法
JP27735090A 1990-10-15 1990-10-15 セラミック成形品の乾燥方法 Pending JPH04151204A (ja)

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