JPH04150195A - 車載用リアトレイスピーカシステム - Google Patents

車載用リアトレイスピーカシステム

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JPH04150195A
JPH04150195A JP26944690A JP26944690A JPH04150195A JP H04150195 A JPH04150195 A JP H04150195A JP 26944690 A JP26944690 A JP 26944690A JP 26944690 A JP26944690 A JP 26944690A JP H04150195 A JPH04150195 A JP H04150195A
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back cavity
board
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至洋 平野
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、車両のためのリアトレイスピーカシステムに
関する。
〔従来の技術〕
従来、車載用のリアスピーカシステムとして第9図〜第
12図に示すようなものが知られている。
なお、各図において、41はリアシート、42はトラン
クルームと車室を仕切るリアトレイボード、43はこの
リアトレイボード42を支えるサイドボードである。
第9図のリアスピーカシステムは左右のサイドボード4
3にスピーカユニット44を埋め込んだもの、第10図
のリアスピーカシステムは2ボツクスカーなどにおける
回動式のリアトレイボード42上にスピーカユニット4
5を埋め込んだもの、第11図のリアスピーカシステム
は3ボツクスカーなどにおけるリアトレイボード42上
に据え置き型のスピーカユニット46を載置したもの、
第12図のリアスピーカシステムはリアトレイボード4
2の下のトランクルーム47内に重低音再生用のボック
ス型3Dウーハ−システム48を設置したものである。
〔発明が解決しようとする課題〕
第9図および第10図のリアスピーカシステムの場合、
トランクルームと車室を仕切るリアトレイ42とサイド
ボード43部分を完全な密閉状態にすることが困難なた
め、完全なバッフル効果を得ることが難しい。また、第
9図〜第11図のスピーカシステムの場合、その構造上
、大口径のスピーカを設置することが困難で、車両では
不足することの多い重低音の再生が難しい。さらに、第
12図のリアスピーカシステムの場合、容積の大きなス
ピーカボックスを必要とするため、トランクルームのス
ペースがかなり犠牲になるという問題があった。
本発明は、前記事情の下になされたもので、その目的と
するところは、比較的小口径のスピーカを用いながら重
低音まで再生することのできる車載用のリアトレイスピ
ーカシステムを提供することである。
[課題を解決するための手段〕 前記目的を達成するため、第1の車載用リアトレイスピ
ーカシステムは、リアトレイボードの裏面にリアトレイ
ボード裏面を覆う密閉空間からなる偏平薄型のバックキ
ャビテイ部を形成し、リアトレイボードの表面適宜位置
には、前記バックキャビテイ部に連通ずる開口部を穿設
するとともに、車室内に向けてスピーカを埋め込み設置
し、バンクキャビティ部内を隔壁で仕切ることにより、
前記開口部とスピーカ背面を結ぶ所定長の音響共鳴路を
形成したことを特徴とするものである。
また、第2の車載用リアトレイスピーカシステムは、リ
アトレイボードの裏面にリアトレイボード裏面を覆う密
閉空間からなる偏平薄型のバックキャビティ部を形成し
、該バックキャビティ部内にスピーカを内蔵設置すると
ともに、リアトレイボードの表面適宜位置には前記バッ
クキャビティ部に連通ずる2つの独立した開口部を穿設
し、バックキャビテイ部内を隔壁で仕切ることにより、
前記一方の開口部とスピーカ前面および他方の開口部と
スピーカ背面をそれぞれ結ぶ音響共鳴路を形成したこと
を特徴とするものである。
〔作 用〕
第1の車載用リアトレイスピーカシステムの場合、スピ
ーカ前面からの再生音はそのまま直接車室内へ放射され
る。一方、スピーカ背面の再生音は、音響共鳴路を通る
ことにより、音響共鳴路に共振する重低音がリアトレイ
ボードに穿設した開口部から車室内へ放射される。した
がって、車載用スピーカでは不足することの多い重低音
を増強し、バランスのよい音を再生することができる。
また、第2の車載用リアトレイスピーカシステムの場合
、ハックキャビティ部内に内蔵したスピーカのスピーカ
前面および背面からの再生音は、それぞれの音響共鳴路
を通り、それぞれの音響共鳴路に共振する重低音がリア
トレイボードのそれぞれの開口部から車室内へ放射され
る。したがって、車載用スピーカでは不足することの多
い重低音を効率的に増強することができる。
〔実施例] 以下、図面を参照して本発明の実施例につき説明する。
第1図および第2図は、本発明の車載用リアトレイスピ
ーカシステムを2ボツクスカーに通用した場合の1実施
例を示す。第1図は回動式のりアトレイボードを閉じた
状態の外観図、第2図はリアトレイボードを開いた状態
の外観図である。
車室1とトランクルーム2を仕切るリアトレイボード3
は、その左右両端の支軸4により図示を略したサイドボ
ードに軸支され、上下方向回動自在に取りつけられてい
る。さらに、このリアトレイボード3は、図示を略した
が、その一端を牽引ワイヤなどによってハツチバック式
のリアウィンド5に繋がれており、リアウィンド5が開
閉された時にこれと連動して第2図に示すように上方へ
開かれ、車両後方からトランクルーム2に荷物を自由に
出し入れできるように構成されている。
前記リアトレイボード3の後方寄り左右位置には、ステ
レオ再生用のり、Rチャンネルの2つの埋め込み型のス
ピーカユニット7a、7bが取り付けられ、さらに、前
方寄り中央位置には、バスレフ型スピーカの重低音放射
用のポートとなる四角形の開口部8が穿設されている。
また、リアトレイボード3の裏面には、リアトレイボー
ド裏面全体を覆って、所定容積の密閉空間からなる偏平
薄型のバックキャビティ部6が一体に固設されている。
。 前記リアトレイボード3とバックキャビティ部6部分の
詳細な構造を第3図〜第5図に示す、バックキャビティ
部6は、リアトレイボード3裏面の嵌合壁9内に嵌合さ
れ、接着などの結合手段によって一体に固着されている
。このパラクキ中ビテイ部6は、バスレフ型スピーカに
おけるスピーカ背面のバックキャビティを構成するもの
である。
このバックキャビティ部6は、中央仕切り板10により
左右2つの密閉空間に大きく仕切られている。そして、
Rチャンネルのスピーカユニット7aに対応する左側の
密閉空間内は、2枚の仕切り板11 a * 12 a
によってつづれ折り状に仕切られ、スピーカユニット7
aの背面と開口部8間を結ぶ所定長の音響共鳴路13a
が形成されている。また、Rチヤンネルのスピーカユニ
ット7bに対応する右側の密閉空間内は、2枚の仕切り
板11b、12bによりつづれ折り状に仕切られ、スピ
ーカユニット7bの背面と開口部8間を結ぶ所定長の音
響共鳴路13bが形成されている。この2つの音響共鳴
路13a、13bは、所望の重低音(例えば、3〇七)
に共振し、かつ開口部8から位相反転して車室内へ放射
されるようにその路長が設計されている。
前記構成になる本発明の車載用リアトレイスピーカシス
テムは、通常、第1図の状態で使用される。すなわち、
2つのスピーカユニット7a、7bの前面からの再生音
は、そのまま直接車室内へ放射される。一方、音響共鳴
路13a、13bの共振によりそれぞれ得られたスピー
カ背面の重低音は、開口部8からそれぞれ車室内へ放射
される。
したがって、リアトレイボード部分にバスレフ型スピー
カシステムが一体形成した状態となり、高音から重低音
までバランスよく音を再生することができる。
本発明の場合、バックキャビティ部6内に比較的路長の
長い音響共鳴路13a 、13bが形成される。このた
め、音響共鳴路13a、lsb内の空気負荷によりスピ
ーカユニット7a、7bの能率が若干下がる。したがっ
て、実際の使用に当たっては、この空気負荷によるスピ
ーカ能率の低下分を補償するため、スピーカユニット7
a、7bを専用アンプでブーストしてドライブすること
が望ましい。第6図に、専用アンプでドライブしたとき
の前記本発明のスピーカシステムの周波数特性例を示す
。比較のため、従来のリアトレイスピーカシステム(第
10図)と、ボックス容積10iのバスレフ型スピーカ
単独の周波数特性もそれぞれ示した。図から明らかなよ
うに、本発明のリアトレイスピーカシステムの場合、低
域が30Hz付近まで伸びたバランスのよい音を再生で
きることが分かる。
なお、前記実施例では重低音放射用のボートとして左右
の音響共鳴路にまたがる1個の開口部8を形成したが、
左右のスピーカユニット7a、7b毎にそれぞれ独立し
た開口部を用意し、それぞれの開口部から重低音を放射
する゛ようにしてもよい。
第7図および第8図に、本発明の車載用リアトレイスピ
ーカシステムの第2の実施例を示す。
この第2の実施例は、重低音再生専用の3Dウーハ−と
して構成したもので、リアトレイボード3表面の右下隅
に第1の開口部16を、また左上隅に第2の開口部17
をそれぞれ穿設し、重低追再生用のウーハ−ユニット1
8をバックキャビティ部6内に内蔵設置している。そし
て、このウーハ−ユニット18の前面側を仕切り板19
で仕切ることにより、ウーハ−ユニット18の前面と開
口部16を結ぶ音響共鳴路20を形成するとともに、ウ
ーハ−ユニット18の背面側を3枚の仕切り板21〜2
3でつづれ折り状に仕切ることにより、ウーハ−ユニッ
ト18の背面と開口部17を結ぶ音響共鳴路24を形成
したものである。音を共鳴路17,22は、それぞれ予
め定めた所望の重低音に共振するような路長に設計され
ている。
この第2実施例の場合、音響共鳴路20.24によって
得られる重低音は、それぞれの開口部16.17から車
室内に向けて放射される。しため(って、重低音をより
効率的に増強して再生することができる。
なお、前記第1および第2の実施例は、いずれも開口部
8,16.17として四角形穴としたが、これに限られ
るものではなく、丸穴なと他の穴形状を採用してもよい
ことは勿論である。
〔発明の効果〕
以上述べたところがら明らかように、本発明のリアトレ
イスピーカシステムによるときは、リアトレイホード裏
面に偏平薄型のハックキャビティ部を形成することによ
りリアトレイボード部分にバスレフ型スピーカシステム
を一体に形成しているので、スピーカシステムの容積、
特にスピーカシステムの上下方向の厚みを薄くすること
ができ、トランクルームのスペースを確保しながら比較
的小口径のスピーカで重低音まで効率よく再生すること
ができるという優れた効果を奏する。
また、リアトレイボード裏面にハックキャビティ部を付
設しているので、プラスチックなどで作られることの多
いリアトレイボードの剛性を高めることができ、車両に
おけるトランクルームまわりの強度向上にも資すること
ができる。
なお、本発明の車載用リアトレイスピーカシステムは、
車室とトランクルームを仕切るリアトレイボードを備え
ている限り2ボツクスカーと3ボツクスカーのいずれに
も適用できるものであるが、特に、車体構造上、トラン
クルームの気密確保が難しい2ボツクスカーにおいてそ
の効果はより顕著である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例におけるリアトレイボード
を閉じた状態のトランクルーム部分の外観図、 第2図は同上実施例におけるリアトレイボードを開いた
状態のトランクルーム部分の外観図、 第3図は同上実施例のリアトレイボード部分の分解斜視
図、 第4図はリアトレイボードの裏面図、 第5図はバックキャビティ部の平面図、第6図は第1実
施例の周波数特性図、 第7図は本発明の第2実施例におけるリアトレイボード
部分の分解斜視図、 第8図は同上実施例のバックキャビテイ部の平面図、 第9図〜第12図はそれぞれ従来のリアトレイスピーカ
システムの構成例を示す図である。 ■・・・車室、2・・・トランクルーム、3・・・リア
トレー(ホー )’、6・・・バンクキャビティ部、7
a、7b・・・スピーカユニット、8,16,17・・
・開口部、lO〜12,19,21〜23・・・仕切り
板、13.20.24・・・音響共鳴路、18・・・ウ
ーハーユニッ ト。 第2図 第 図 第 ■ 第 図 第11図 第12図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) リアトレイボードの裏面にリアトレイボード裏
    面を覆う密閉空間からなる偏平薄型のバックキャビテイ
    部を形成し、 リアトレイボードの表面適宜位置には、前記バックキャ
    ビテイ部に連通する開口部を穿設するとともに、車室内
    に向けてスピーカを埋め込み設置し、 バックキャビテイ部内を隔壁で仕切ることにより、前記
    開口部とスピーカ背面を結ぶ所定長の音響共鳴路を形成
    したこと を特徴とする車載用リアトレイスピーカシステム。
  2. (2) リアトレイボードの裏面にリアトレイボード裏
    面を覆う密閉空間からなる偏平薄型のバックキャビテイ
    部を形成し、 該バックキャビテイ部内にスピーカを内蔵設置するとと
    もに、リアトレイボードの表面適宜位置には前記バック
    キャビテイ部に連通する2つの独立した開口部を穿設し
    、 バックキャビテイ部内を隔壁で仕切ることにより、前記
    一方の開口部とスピーカ前面および他方の開口部とスピ
    ーカ背面をそれぞれ結ぶ音響共鳴路を形成したこと を特徴とする車載用リアトレイスピーカシステム。
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