JP2941403B2 - 2ボックスカー用サブウーハーシステム - Google Patents

2ボックスカー用サブウーハーシステム

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JP2941403B2 JP26944790A JP26944790A JP2941403B2 JP 2941403 B2 JP2941403 B2 JP 2941403B2 JP 26944790 A JP26944790 A JP 26944790A JP 26944790 A JP26944790 A JP 26944790A JP 2941403 B2 JP2941403 B2 JP 2941403B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、2ボックスカーのためのサブウーハーシス
テムに関する。
〔従来の技術〕
2ボックスカーは乗員の居住スペースとトランクスペ
ースとが一体となっており、ハッチバック式のリアウイ
ンドに連動して回動する平板状のリアトレイボードによ
りリアシート後方の床上空間を仕切り、トランクルーム
を形成している。したがって、2ボックスカーでは3ボ
ックスカーのように完全に密閉されたトランクルームを
形成することができないため、このトランク部分のサイ
ドボードなどにスピーカを設置しても充分なバッフル効
果が得られず、重低音の再生が多少困難となる。そこ
で、従来の2ボックスカーでは、不足する重低音をカバ
ーするため、重低音専用のサブウーハーシステムをリア
トレイボード部分に付設していた。
第4図に、従来の2ボックスカーにおけるサブウーハ
ーシステムの1例を示す。この第4図は、2ボックスカ
ーのトランク部分を車両後方から見た概略縦断面図であ
って、重低音再生のためのサブウーハーユニット41は、
トランクルーム42と車室43とを仕切るリアトレイボード
44の適宜位置に車室内に向けて固定配置されている。
なお、図示は略したが、このリアトレイボード44は、
その左右両端位置においてサイドボード45に上下方向に
回転自在に軸支され、ハッチバック式のリアウインド46
の開閉動作に連動して上下方向へ回動するように構成さ
れており、リアウインドウ46を上方へはね上げた時にリ
アトレイボード44も同時に上方へ回動してトランクルー
ム42をオープンし、車両後方からトランクルーム42へ荷
物を自由に出し入れできるようになされている。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来の2ボックスカーにおけるサブウーハーシステム
は、前述したように、車室とトランクルームを仕切るリ
アトレイボード44に重低音再生用のサブウーハーユニッ
ト41を直接取り付け、リアトレイボード44をバッフル板
として、またトランクルーム42内のスペースをスピーカ
のバックキャビティとして利用していた。
しかし、このような構造のサブウーハーシステムによ
るときは、トランクルームが完全な密閉空間でないため
に効率が悪く、充分な重低音を得るには大きなパワーを
必要とする。また、大きなパワーでドライブした場合な
どには、プラスチックなどの薄板からなるリアトレイボ
ードが共振し、いわゆるびりつき音も生じ易いという問
題があった。さらに、サブウーハーユニット41は重低音
を再生する必要から大口径のものを用いる必要があり、
その重量もかなり重くなる。このため、従来のサブウー
ハーシステムの場合、サブウーハーユニット41を取り付
けるためのリアトレイボード44の強度をそれに見合って
上げるとともに、このリアトレイボード44とサブウーハ
ーユニット41の全重量を支えるサイドボード45もそれに
応じて補強板47などを設けて補強する必要があり、車体
構造とは直接関係のないオーディオシステムのためにト
ランクルーム部分の強度を必要以上に堅固なものにしな
ければならないという問題もあった。
本発明は、前記事情に基づきなされたもので、その目
的とするところは、リアトレイボードにサブウーハーシ
ステムの重量がかかることがなく、しかもサブウーハー
システムから再生される重低音を直接車室内へ効率よく
放射することのできる2ボックスカー用のサブウーハー
システムを提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
前記目的を達成するため、本発明のサブウーハーシス
テムは、上下に回動するリアトレイボードによって車内
の居住スペースとトランクスペースを仕切ることにより
リアシート後方にトランクルームを形成した2ボックス
カーにおいて、前記リアトレイボードの適宜位置に重低
音放射用の開口部を形成し、この開口部直下のトンラン
クルーム床面に位置して、天頂面にサブウーハーユニッ
トを埋め込んだサブウーハー・ボックスを固定配置し、
天頂面のサブウーハーユニット部分がリアトレイボード
の開口部に臨むようにサブウーハー・ボックスのボック
ス高を選定したものである。
〔作 用〕
通常、オーディオ再生は、リアトレイボードを閉じた
状態で行われる。サブウーハー・ボックスの天頂面に埋
め込まれたサブウーハーユニットから重低音が再生され
ると、この重低音はリアトレイボードに穿設された開口
部を通じて車室内に直接放射される。したがって、なに
ものにも邪魔されることがないので、効率よく重低音を
再生することができる。
また、前記サブウーハーユニットを埋め込んだサブウ
ーハー・ボックスは、独立したスピーカボックスとして
リアトランクルームの床面に固定配置されており、トラ
ンクルームを仕切るリアトレイボードとは何ら機械的に
連結されていない。このため、従来のようにサブウーハ
ーシステムの重量がリアトレイボードにかかることがま
ったくなく、荷物の出し入れの際は、リアウインドに連
動してリアトレイボードのみが回動するだけとなる。し
たがって、リアトレイボード、さらにはこれを支えるサ
イドボードの強度を必要以上に大きくとる必要がなくな
り、車体設計上極めて有益となる。
〔実施例〕
以下、図面を参照して本発明の1実施例につき説明す
る。
第1図〜第3図は本発明になるサブウーハーシステム
の1実施例を示すもので、第1図はリアトレイボードを
閉じた状態のトランクルーム部分の外観図、第2図はリ
アトレイボードを開いた状態のトランクルーム部分の外
観図、第3図はトランクルーム部分の概略縦断面図であ
る。
車室1とトランクルーム2を仕切るリアトレイボード
3は、その左右両端に設けた支軸4によりサイドボード
5に上下方向回動自在に取り付けられている。さらに、
図示は略したが、このリアトレイボード3の一端は牽引
ワイヤなどによりハッチバック式のリアウインド6に繋
がれており、ハッチバック式のリアウインド6が開閉さ
れた時にこれと連動して第1図および第2図に示すよう
に開閉され、トランクルーム2に荷物を自由に出し入れ
できるように構成されている。
前記リアトレイボード3の表面の右端寄り位置には開
口部7が穿設されている。この開口部7は、後述するサ
ブウーハーユニットから出力される重低音を車室内へ直
接放射するための開口であり、その穴形状は後述するサ
ブウーハー・ボックス、サブウーハーユニットおよびバ
スレフ用のポートなどの形状と配置に応じて最適な穴形
状が選ばれる。図示例では、開口部7の穴形状は最も簡
単な四角形とされている。
前記リアトレイボード3の開口部7の直下位置には、
トランクルーム床面8に位置して、その天頂面9に重低
音再生用のサブウーハーユニット10とポート11を備えた
バスレフ型のサブウーハー・ボックス12が固定金具13に
より固定配置されている。このサブウーハー・ボックス
12のボックス高は、その天頂面に配置したサブウーハー
ユニット10とポート11が前記リアトレイボード3に穿設
した開口部7に臨む高さに選定される。例えば、一例と
して、サブウーハー・ボックス12のボックス高を、その
天頂面9がリアトレイボード3の裏面にぴったり接する
ように選定すれば、リアトレイボード3が閉じられてい
る状態ではリアトレイボード3をサブウーハー・ボック
ス12の天頂面9に丁度載るようにすることができ、強度
の極めて高いサブウーハー・ボックス12によりリアトレ
イボード3を強固に支えることができる。
また、この実施例の場合、前記サブウーハー・ボック
ス12の側面に専用ウーハーアンプ14が取り付けられてお
り、運転席などに装備したオーディオ装置からコード15
を通じて重低音信号を供給することによりサブウーハー
ユニット10をドライブするように構成されている。
上記構成になる本発明のサブウーハーシステムは、通
常、第1図の状態において使用される。すなわち、サブ
ウーハーユニット10とポート11から再生出力される重低
音をリアトレイボード3の開口部7から直接車室1内に
放射する。これにより2ボックスカーで不足する重低音
を増強し、バランスのよいオーディオ再生を行う。
一方、荷物の出し入れに際しては、第2図に示すよう
に、ハッチバック式のリアウインド6を上方へはね上げ
る。すると、これに連動して図示を略した牽引ワイヤな
どによりリアトレイボード3が図示のように上方へ回動
され、トランクルーム2がオープン状態となる。したが
って、この状態で車両後方からトランクルーム2に荷物
を入れ、あるいは取り出せばよい。この第2図から分か
るように、リアトレイボード3にはサブウーハーシステ
ムの重量がまったく作用しない。したがって、リアトレ
イボード3とこれを支えるサイドボード5の強度を必要
以上に大きくする必要がない。さらに、リアトレイボー
ド3の開閉時、すなわちリアウインド6の開閉時に、サ
ブウーハーシステムのためにリアウインドが重くなった
りすることもなくなる。
なお、前記実施例はサブウーハーシステムとしてポー
ト11を備えたバスレフ型のスピーカを採用したが、独立
した独自のスピーカボックスを有する限り、密閉型スピ
ーカなどの他の形式のスピーカをサブウーハーシステム
として用いてもよい。
〔発明の効果〕
以上述べたところから明らかように、本発明のサブウ
ーハーシステムによるときは、リアトレイボードとサブ
ウーハーシステムとが機構的に独立した構造とされてい
るので、従来のようにリアトレイボードにサブウーハー
システムの重量がかかることがなくなり、リアトレイボ
ードやサイドボードの強度を必要以上に大きくする必要
がなく、2ボックスカーにおけるトランクルームまわり
の構造を簡潔なものとすることができる。
また、サブウーハーシステムから出力される重低音
は、リアトレイボードに穿設した開口部から直接車室内
へ放射されるので効率が良く、さらに、サブウーハーユ
ニットは、構造的にも堅固なサブウーハーボックスに取
り付けられるので、ウーハーユニットを大きなパワーで
ドライブした場合でも従来のように簡単にびりつき音を
発生するようなこともなくなり、音響的にも構造的にも
優れた2ボックスカー用のサブウーハーシステムを提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の1実施例におけるリアトレイボードを
閉じた状態のトランクルーム部分の外観図、 第2図は同上実施例におけるリアトレイボードを開いた
状態のトランクルーム部分の外観図、 第3図は同上実施例におけるトランクルーム部分の概略
縦断面図、 第4図は従来の2ボックスカーにおけるサブウーハーシ
ステムの取り付け構造を示す図である。 1……車室、2……トランクルーム、3……リアトレイ
ボード、4……支軸、5……サイドボード、6……リア
ウインド、7……開口部、8……トランクルームの床
面、9……天頂面、10……サブウーハーユニット、11…
…バスレフ型のポート、12……サブウーハー・ボック
ス、13……固定金具。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上下に回動するリアトレイボードによって
    車内の居住スペースとトランクスペースを仕切ることに
    よりリアシート後方にトランクルームを形成した2ボッ
    クスカーにおいて、 前記リアトレイボードの適宜位置に重低音放射用の開口
    部を形成し、 この開口部直下のトランクルーム床面に位置して、天頂
    面にサブウーハーユニットを埋め込んだサブウーハー・
    ボックスを固定配置し、 天頂面のサブウーハーユニット部分がリアトレイボード
    の開口部に臨むようにサブウーハー・ボックスのボック
    ス高を選定したこと を特徴とする2ボックスカー用サブウーハーシステム。
JP26944790A 1990-10-09 1990-10-09 2ボックスカー用サブウーハーシステム Expired - Fee Related JP2941403B2 (ja)

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