JP2008124855A - スピーカ装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】スピーカ装置10は、仕切板3によって音響管1の内部空間が区分けされた分割空間を有しており、その各分割空間は音響管1のそれぞれの端部1a側に配されるスピーカ2に対応するようになっているので、スピーカ装置10は、各スピーカ2の出力に伴いその両端側から好適に音を出力することができる。
そして、このスピーカ装置10は、所定の長さを有する長尺な音響管1の形状に応じた細長い外形形状を有しているため、その音響管1のような細長く狭いスペースに配設することができる。
【選択図】図1
Description
また、スピーカを収容するエンクロージャに、互いに異なる長さの複数本の管を配設することによって、コンパクトで安価なヘルムホルツの共鳴器を備えるスピーカシステムとする技術が知られている(例えば、特許文献2参照。)。
所定の長さを有する音響管と、
前記音響管の両端側に配されるスピーカと、
前記音響管の内部空間を、その音響管の長手方向に沿って区分けする仕切板と、
を備えるスピーカ装置であって、
前記仕切板によって区分けされたそれぞれの分割空間は、前記音響管のそれぞれの端部側に配されるスピーカに対応する空間となり、前記音響管における前記スピーカの音出力方向と反対側の面にその分割空間の排気口が設けられていることを特徴とする。
所定の長さを有する音響管と、
前記音響管の両端側に配されるスピーカと、
前記音響管の内部空間を、その音響管の長手方向に沿って区分けする仕切板と、
を備えるスピーカ装置であって、
前記仕切板によって区分けされたそれぞれの分割空間は、前記音響管のそれぞれの端部側に配されるスピーカに対応する空間となることを特徴とする。
前記音響管における前記スピーカの音出力方向と反対側の面に、各分割空間の排気口が設けられていることを特徴とする。
前記音響管の両端側には、それぞれ複数のスピーカが備えられることを特徴とする。
特に、各分割空間は、長尺な音響管の内部空間が仕切板によってその音響管の長手方向に沿って区分けされてなるため、それぞれ音響管の長さとほぼ同じ長さを有するので、スピーカ装置は、各スピーカの出力に伴いその両端部側から、同じ音や位相を異ならせたステレオ対応の音を好適に放射、放出することができる。
そして、スピーカ装置は、所定の長さを有する長尺な音響管の形状に応じた細長い外形形状を有しているため、その音響管程度の細長く狭いスペースに配設することができる。例えば、薄型テレビの幅方向に細長く狭いスペースなどにも配設することが可能になる。
また、その排気口からスピーカの背圧を音響管の外に逃がすことによって、スピーカが出力する音が妨げられることはないので、その重低音が良好に出力される。
特に、各分割空間は、長尺な音響管の内部空間が仕切板によってその音響管の長手方向に沿って区分けされてなるため、それぞれ音響管の長さとほぼ同じ長さを有するので、スピーカ装置は、各スピーカの出力に伴いその両端部側から、同じ音や位相を異ならせたステレオ対応の音を好適に放射、放出することができる。
このように好適に音を出力することができるスピーカ装置は、所定の長さを有する長尺な音響管の形状に応じた細長い外形形状を有しているため、その音響管程度の細長く、狭いスペースに配設することができる。例えば、薄型テレビの幅方向に細長くて狭いスペースなどにも配設することが可能になる。
特に、その排気口からスピーカの背圧を音響管の外に逃がすことによって、スピーカが出力する音が妨げられることはないので、その重低音が良好に出力される。
また、音響管1の両端部1aは、スピーカ2の音出力方向とする方向に向けて略直角に屈曲されており、平面視略コ時形状を呈している。
なお、音響管1の長さ(L)は、このスピーカ装置10において増強して出力する音の波長(λ)のC/4倍(C:音速)であることが好ましい(式1)。
L=(C/4)λ=C/4f・・・(1)
そして、音響管1は、所定の波長(λ)であって、所定の周波数(f)の音を増強することが可能になっている。
なお、スピーカ2の構成や動作は従来公知のものと同様であるので、ここでは詳述しない。
この仕切板3は、音響管1の内部空間を上下に分割しており、図1中、上側の分割空間は、図中、左側端部1aのスピーカ2に対応する空間となっており、また、図1中、下側の分割空間は、図中、右側端部1aのスピーカ2に対応する空間となっている。
なお、仕切板3は、音響管1と同じ素材であることが好ましい。
また、音響管1におけるスピーカ2の音出力方向と反対側の面に、各分割空間の排気口1b、1bが設けられている。
この排気口1bは、後述する1/4波長における共振周波数によって増強された低音を出力するための開口である。また、この排気口1bは、スピーカ2の背圧を音響管1の外に逃がすこともできる。
f=C/4L・・・(2)
また、音響管1の長さが1.4[m]である場合、1/4波長における共振周波数(f)は、約60[Hz]であり、1/8波長における共振周波数(f)は、約30[Hz]となる。
そして、このスピーカ装置10は、1本の音響管1の両端部1aにスピーカ2を備えた構成をとっているので、図3に示すように、薄型テレビ100の幅方向に細長く、音響管1の太さ程度の狭いスペースがあれば、好適にスピーカ装置10をテレビのキャビネット内に配設することができ、そのテレビにおいて前面から重低音を放射し出力することが可能になる。
特に、音響管1における排気口1bから、1/4波長における共振周波数によって増強された低音を放出することにより、スピーカ装置10は良好に重低音を出力することができる。
また、スピーカ2の音出力方向と反対側の後面に設けられている排気口1bからスピーカ2の背圧を音響管1の外に逃がすことによって、スピーカ2が出力する音が妨げられることはないので、その重低音が良好に出力される。
例えば、仕切板3は、音響管1の内部空間を上下に分割することに限らず、図4に示すスピーカ装置20ように、仕切板3が、音響管1の内部空間を前後に分割するようにしてもよい。
なお、図4中、前側の分割空間は、図中、左側端部1aのスピーカ2に対応する空間となっており、また、図4中、後側の分割空間は、図中、右側端部1aのスピーカ2に対応する空間となっている。
このような音響管11を有するスピーカ装置30であれば、スピーカ装置30の前後方向のサイズがより短く、小さくなっているので、より狭いスペースに配設することが可能になる。
このように各端部1aにスピーカ2を2つずつ備えると、2Wayスピーカ構成とすることができる。
1a 端部
1b 排気口
2 スピーカ
3 仕切板
3a 中央板
3b 半円板
10、20、30、40、50 スピーカ装置
Claims (4)
- 所定の長さを有する音響管と、
前記音響管の両端側に配されるスピーカと、
前記音響管の内部空間を、その音響管の長手方向に沿って区分けする仕切板と、
を備え、
前記仕切板によって区分けされたそれぞれの分割空間は、前記音響管のそれぞれの端部側に配されるスピーカに対応する空間となり、前記音響管における前記スピーカの音出力方向と反対側の面にその分割空間の排気口が設けられていることを特徴とするスピーカ装置。 - 所定の長さを有する音響管と、
前記音響管の両端側に配されるスピーカと、
前記音響管の内部空間を、その音響管の長手方向に沿って区分けする仕切板と、
を備え、
前記仕切板によって区分けされたそれぞれの分割空間は、前記音響管のそれぞれの端部側に配されるスピーカに対応する空間となることを特徴とするスピーカ装置。 - 前記音響管における前記スピーカの音出力方向と反対側の面に、各分割空間の排気口が設けられていることを特徴とする請求項2に記載のスピーカ装置。
- 前記音響管の両端側には、それぞれ複数のスピーカが備えられることを特徴とする請求項2又は3に記載のスピーカ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006307532A JP2008124855A (ja) | 2006-11-14 | 2006-11-14 | スピーカ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006307532A JP2008124855A (ja) | 2006-11-14 | 2006-11-14 | スピーカ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008124855A true JP2008124855A (ja) | 2008-05-29 |
Family
ID=39509141
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006307532A Pending JP2008124855A (ja) | 2006-11-14 | 2006-11-14 | スピーカ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008124855A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2187655A1 (en) * | 2008-11-14 | 2010-05-19 | Bloomline Studio B.V. | A loudspeaker system comprising an acoustic filter |
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-
2006
- 2006-11-14 JP JP2006307532A patent/JP2008124855A/ja active Pending
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