JPH04149229A - 新規なポリウレタン及びその製法 - Google Patents

新規なポリウレタン及びその製法

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JPH04149229A
JPH04149229A JP2274664A JP27466490A JPH04149229A JP H04149229 A JPH04149229 A JP H04149229A JP 2274664 A JP2274664 A JP 2274664A JP 27466490 A JP27466490 A JP 27466490A JP H04149229 A JPH04149229 A JP H04149229A
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polyurethane
modified lignin
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polyol
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Shigeo Hirose
重雄 廣瀬
Hyoe Hatakeyama
兵衛 畠山
Kunio Nakamura
中村 邦雄
Shigeru Ono
大野 滋
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National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
Sojitz Corp
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Agency of Industrial Science and Technology
Nissho Iwai Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は、新規なポリウレタン、特に、ハードセグメン
トとして、変成リグニンを含有するポリウレタン及びそ
の製法に関するものである。
(ロ)従来技術 従来、ポリウレタンとしては各種のものが知られている
。一般に、ポリウレタンは、ポリオール又はポリエステ
ルと対応等量のジインシアネートを原料として、プレポ
リマー法又は直接法により、反応させて製造される。
最近、天然副産物、農業廃棄物に含まれるセルロース系
物質、ヘミセルロース系物質及びリグニン系物質を、ポ
リウレタンのハードセグメント成分として使用して、機
械的及び熱的性質が改善され、また経済的にも改善され
た安価なポリウレタンか、提案されているく特開平1−
289823号公報)。
(ハ)発明が解決しようとする課題 しかし、クラフトリグニンは、分子量が大きいので、ポ
リエチレングリコールに溶解したときに、粘性が高くな
る上に、ジフェニルメタンジイソシアネートとの相溶性
が低いために、均一なポリウレタンが得られず、問題と
されている6ところで、ユーカリ、カリブ松等の広葉樹
及び針葉樹の本タール蒸留残渣は、炭素材料製造工業等
における副産物として大量に得られるが、末だ、その利
用の途が少なく、殊に、多量に含有される変成リグニン
について、早急に、その有効利用の開発が望まれている
本発明は、変成リグニンをポリウレタンの原料物質とし
て有効利用することを目的とする。
(ニ)課題を解決するための手段 本発明は、変成リグニンの有効利用について種々研究を
重ねた結果、変成リグニンをポリウレタンのハードセグ
メン1〜としたポリウレタンは、従来のポリウレタンに
比して、機械的及び熱的に優れた性質を有し、しかもこ
のポリウレタンは、経済的にも、また環境上にも大きな
効果を果たしうることを発見したことに基づいている。
即ち、本発明は、ハードセグメントとして変成Jゲニン
を含看していることを特徴とするポリウレタンにあり、
また、本発明は、変成リグニン、ジイソシアネート及び
ポリオールを反応させて、ハードセグメントとして変成
リグニンを含有するポリウレタンを生成させることを特
徴とするポリウレタンの製造方法にある。
本発明のポリウレタンは、微細構造において、変成リグ
ニンにより、少なくとも一部が形成されているハードセ
グメント域と長鎖ジオール残基成分で構成されているソ
フトセグメント域を包含している。本発明のポリウレタ
ンは、ソフトセグメント域に、ポリオールを包含してい
る。
本発明において使用される変成リグニンは、広葉樹又は
針葉樹の乾留により生成する木タール蒸留残渣から得る
ことができる。このようにして、本タール蒸留残渣かち
得られる変成リグニンは、変成リグノセルロースであっ
てもよい。
本発明における変成リグニンは、例えば、分子量か、3
00乃至2,000であり、水酸基含有率は、3乃至2
0 mmol/’ g であり、カルボキシル基含有率
は、02乃至2.0 +usol/ g である。
本発明において、変成リグニンは、溶媒可溶性のものが
用いられる6 本発明において、変成リグニンは、数平均分子量が、例
えば540であり、重量平均分子量は、PA、tば13
00であって、リグニン、例えばクラフトリグニンの場
合で、数分子葉か例えば1200であり、重量平均分子
量か例えば2200であるのに対して、遥かに分子量が
小さいので2反応の際に、ばてソエチレングリコールに
溶解したときの、粘性が低く5また、ジフェニルメタン
ジイソシアホー1ソと相溶性があり、自由に溶解できる
ので、リグ二〉を原料とする場合に比して、適宜の割合
で、均一なポリウレタンを製造することかできる。
本発明において、ポリウレタンは、プレポリマー法によ
り、製造するのが好ましく、本発明のポリウレタンのプ
レポリマーは、先ず、変成りゲニンをポリオール化合物
に混合溶解し、この溶液に撹拌しながらジイソシアネー
ト成分を加えて重合反応させることによって製造するこ
とができる。
フィルI、や樹脂は、このようにして得られたプレポリ
マーを触媒又は加熱により硬化させることによって得る
ことができる。一方、発泡体は、前記プレプリマーに水
、整泡剤及び触媒を加えて反応させることによって得る
ことがて゛きる。
本発明において使用されるポリイソシアネートは、従来
のポリウレタンの製造に使用されるものと同様であり、
例えば、ジフェニルメタンジイソンアネート、トルイレ
ンジイソシアネート等の芳杏族系イソシアネートや、ま
た例えば、ヘキサメチレンジイソシアネー■・等の脂肪
族系インシアネ−1−1及び複素環系インシアネートP
使用することができる。
また本発明において使用されるポリオールは、従来のボ
リウしタンの製造に使用されるものと同様であり、例え
ば、ポリエチレングリコール、ボフプロビレングリコー
ル等のポリエーテル系や、また例えばアジピン酸エステ
ル、ポリ力ブロラク1−ン等のポリエステル系の合成ポ
リオールを使用することができる。重合反応触媒として
は、慣用のアミン系及びスズ系の触媒が用いられる。発
泡体を得る際の整泡剤としては、シリコーン系のものが
使用される。
変成リグニンとポリオールとの使用割合は、変成リグニ
ン100重量部に対し、0〜5 、000重量部。
好ましくは0〜3,000重量部の割合である。
また、ジイソシアネートの使用割合は、変成リグニンと
ポリオールとの合計量100重葉部に対し、10〜1,
000重量部、好ましくは10〜900重量部の割合で
ある。発泡体を得る場合には、変成リグニン、ポリオー
ル及びジイソシアネートの合計量100重量部に対し、
水は0.1〜20重量部、好ましくは0.5〜10重量
部、整泡剤は0.001〜0.5重量部、好ましくは0
.02〜025重量部の割合で用いられる。
本発明よるポリウレタンの製造は、前記力ように、ポリ
オールを溶媒兼反応剤として用い、ポリオールに変成リ
グニンを溶解し、この溶液にジイソシアネートを加えて
反応させることによって行うことができる。
また、別の溶媒、例えば、テトラヒドロフランやジオキ
サン等の溶媒を使用することかできる。
この場合、変成リグニンとポリオールを、溶媒に溶解し
、この溶液にジイソシアネートを添加し、反応させるこ
とができる。この反応におけるポリオールの使用割合は
、変成リグニンの100重量部に対して、0〜95重量
部、好ましくは0〜90重量部である。
本発明において、溶媒としてポリオールを用いる場合に
は、変成リグエン65〜25重藍%、好Jしくは10〜
25重量%、ポリオール 5〜90重蒙%、好ましくは
10〜70重量%、ジイソシアネート5〜,90重量%
、好ましくは10〜70重量%からなるポリウレタンを
得ることかできる。また、溶媒として、ポリオール以外
のものを用いる場合には、変成リグニン 5〜25重量
?6、好ましくは10〜70重量%、ポリオール、0〜
90重量%、好ましくは5〜70重量5!6、ジイソシ
アネート0〜90重量%、好ましくは5〜70重量%か
らなるポリウレタンを得ることかできる。一般的には、
反応生成物中のポリオール/′変成リグニンの重量比は
0〜20、好ましくは0〜10の範囲にするのがよい。
(ホ)作用 本発明のポリウレタンは、変成リグニンを、ポリウレタ
ンのハードセグメントとして含有するので、機械的及び
熱的に優れた性質を有するものである。しかも、変成リ
グニンは、ハードセグメントとして、ポリウレタン中に
適宜の割合で均一に含有されるので、機械的及び熱的性
質を適宜調整することが可能である。
しかも、変成リグニンが、従来その用途が開発されてい
ないものであるために、コストは非常に安価である。
また、本発明のポリウレタンにおいては、ポリオールを
ソフトセグメントとして含有させ、このポリオールを含
有するソフトセグメントと変成リグニンを含有するハー
ドセグメントとの割合を変えることにより、ポリウレタ
ンの性状を容易に制御することができる。
(へ)実施例 次に、本発明を、本発明の一実施例によりさらに詳細に
説明するが、本発明は、以下の説明により、何ら制限を
受けるものではない。
例月 ユーカリを熱分解して得られたタール分を蒸留し、その
残渣として変成リグニンを得た。この変成リグニンは、
水酸基含有率が5.8 mmol/ g で、カルボキ
シル基含有率か0.8 mmol/ g  であり数平
均分子量(M n、 )が540であり、重量平均分子
量(M w )が1.200であり、分子量分布(M 
w / M n >は2.2であった。この変成リグニ
ンをポリプロピレングリコール(三官能性、分子jit
 400 )に溶解させた。このポリプロピレングリコ
ール溶液100部にNGO/ 011が1.2になるよ
うにあらかじめ決められた量のジフェニルメタンジイソ
シアネートを撹拌しながら加えた。発泡剤として水2部
が加えられ、整泡剤としてシリコン 2部が加えられた
。また、触媒としてラウリン酸ジブチルスズを用いた。
このようにして得られたポリウレタンフォームについて
、圧縮強度及び弾性率を測定した。その測定結果を表−
1に示す。
(以下余白) 表1 フオームの圧縮強度 び弾性率 9に:         1.05P a      
MP ao          3.88      
  9.785          4、 、 l 7
       1.1 、2415         
4.44        N5.2725      
   4.96       ’  10.0(ト)発
明の効果 本発明のポリウレタンは、変成リグニンを、ボリウしタ
ンのハートセグメントと1で均一に含有するので、従来
のポリウレタンに比して、!′j!械的強度及び耐熱性
に優れており、また、機械的強度及び耐熱性の調整も可
能である。
また、本発明は、炭素化学工業等の廃棄物を原材料とす
るので、そのコストは非常に安価である。
このように、本発明は一従来用途がなく無駄に廃棄され
ている材料を、現在、多方面て使用されているポリウレ
タンの製造材料として活用するものであり、環境改善に
果たすものであり、有用である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ハードセグメントとして変成リグニンを含有して
    いることを特徴とするポリウレタン。
  2. (2)ハードセグメントとして変成リグニンを含有し、
    ソフトセグメントとしてポリオール化合物を含有してい
    ることを特徴とするポリウレタン。
  3. (3)変成リグニン、ジイソシアネート及びポリオール
    を反応させて、ハードセグメントとして変成リグニンを
    含有するポリウレタンを生成させることを特徴とするポ
    リウレタンの製造方法。
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