JPH04149187A - アルキルホスフィンの精製方法 - Google Patents

アルキルホスフィンの精製方法

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Publication number
JPH04149187A
JPH04149187A JP27501790A JP27501790A JPH04149187A JP H04149187 A JPH04149187 A JP H04149187A JP 27501790 A JP27501790 A JP 27501790A JP 27501790 A JP27501790 A JP 27501790A JP H04149187 A JPH04149187 A JP H04149187A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
alkyl
alkyl halide
alkali metal
phosphine
impurity
Prior art date
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Pending
Application number
JP27501790A
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English (en)
Inventor
Takayuki Ninomiya
二宮 貴之
Koichi Nakamura
中村 紘一
Toru Imori
徹 伊森
Kazuhiro Kondo
一博 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Eneos Corp
Original Assignee
Nippon Mining Co Ltd
Nikko Kyodo Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH04149187A publication Critical patent/JPH04149187A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、アルキルホスフィンの精製方法に関する。特
に本発明はM OCV D (tletalorgan
icChemjcal Vapour Deposit
ionl法等によるエピタキシャル膜成長の原料として
有用な高純度のアルキルホスフィンの製造方法に関する
[従来の技術] ガリウム−リン、インジウム−リン等、リンと周期律表
第3族元素とから成る単結晶は、半導体として有用であ
るが、このような半導体のエピタキシーを得る法として
、有機金属気相化学成長法が開発されている。このため
のリン原料として従来ホスフィン(PH,1が用いられ
ていたが、これは毒性が高いため、近年、低毒性の有機
リン化合物が注目されている[例えば、ジャーナルオブ
クリスタルグロース(J、Cry、Growth)77
 f19861pHll。その中で特に蒸気圧の適当な
アルキルホスフィン化合物が多く利用されている。
アルキルホスフィンの合成法としてモノアルキルホスフ
ィンの場合は、アルキルジハロゲノホスフィン、ホスホ
ン酸ジアルキル、アルキルジハロゲノホスホニルなどを
水素化リチウムアルミニウムや金属ナトリウムなどによ
り還元する方法、ジアルキルホスフィンの場合は5ジア
ルキルハロゲノホスフインや亜ホスフイン酸アルキルな
どを水素化リチウムアルミニウムや金属ナトリウムなど
により還元する方法、トリアルキルホスフィンの場合は
、リントリハロゲン化物をアルキルリチウムやグリニヤ
ール試薬などでアルキル置換する方法等が知られている
[発明が解決しようとする課題J モノアルキルホスフィン、ジアルキルホスフィンを合成
する還元反応には、塩酸を用いる加水分解工程があり、
この過程で生成物のアルキルホスフィンが分解し、ハロ
ゲン化アルキルが生じる。
また、還元反応原料(ジアルキルハロゲノホスフィン、
アルキルジハロゲノホスフィン、アルキルハロゲノホス
ホニルなど)の合成反応の原料としてハロゲン化アルキ
ルを用いるので未反応のハロゲン化アルキルが残留する
可能性がある。
また、トリアルキルホスフィンの合成反応に利用するア
ルキルリチウムやグリニヤール試薬などの合成時にハロ
ゲン化アルキルを使用するため。
未反応のハロゲン化アルキルがトリアルキルホスフィン
中に残留する可能性がある。
以上のように、モノ、ジ、トリいずれのアルキルホスフ
ィンの場合でも、生成アルキルホスフィン中にハロゲン
化アルキルが残留する。特にアルキルホスフィンと、残
留したハロゲン化アルキルの沸点が近接している場合に
は、蒸留によって分離精製することは困難であった。
一方半導体用途には特に高純度のアルキルホスフィンが
要求されるので、生成物中の微量のハロゲン化アルキル
を更に低減することが求められている。
本発明は上記の問題点を解決したもので本発明の目的は
高純度のアルキルホスフィンを得ることにある。
[課題を解決するための手段] 本発明はハロゲン化アルキルを不純物として含有するア
ルキルホスフィンにアルカリ金属を添加し、ハロゲン化
アルキルを除去することを特徴とするアルキルホスフィ
ンの精製方法である。
本発明は、いずれのアルキル基を有するアルキルホスフ
ィンでも適用することができるが、イソプロピル、te
rt−ブチル、フェニル等のモノアルキルホスフィン、
その中でもMOCVD等において好適に用いられる、t
ert−ブチルホスフィンに対して、特に有効である。
また本発明はモノアルキルホスフィン、ジアルキルホス
フィン、トリアルキルホスフィンのいずれのホスフィン
類の精製にも適用することができる。
本発明で用いられるアルカリ金属は、リチウム、ナトリ
ウム、カリウム等で、特にナトリウムが扱いが容易なた
め好ましい、添加量は、混入しているハロゲン化アルキ
ルに対し、モル比で等倍から1000倍とすることがで
きるが、好ましくは50〜200倍位がよい。
アルカリ金属によるハロゲン化アルキルの除去処理をす
る温度は反応時間にもよるが、室温〜100℃が適当で
あり、例えば室温でも2〜3時間以上、撹拌下に、また
は放置するだけでもハロゲン化アルキルの量を充分低い
レベルにまで低減することができる。
アルカリ金属を添加した後、蒸留することによってハロ
ゲン化アルキルの低減されたアルキルホスフィンが得ら
れる。
[実施例] ]00pp−のtert−ブチルクロライドを含むte
rt−ブチルホスフィン20gにナトリウムメタル((
1,04g、対tert−ブチルクロライドモル比70
)を添加し、−晩放置後蒸留を行った。留分中のter
t−ブチルクロライドはガスクロマトグラフィー検出下
限(20pp■程度)を下回った。
[発明の効果] 本発明によれば、ハロゲン化アルキルを不純物として含
むアルキルホスフィンにアルカリ金属を添加することに
より、微量のハロゲン化アルキルを効率的に除去するこ
とができ、半導体エピタキシャル膜成長の原料として有
用な高純度のアルキルホスフィンが得られる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ハロゲン化アルキルを不純物として含有するアル
    キルホスフィンにアルカリ金属を添加し、ハロゲン化ア
    ルキルを除去することを特徴とするアルキルホスフィン
    の精製方法。
JP27501790A 1990-10-12 1990-10-12 アルキルホスフィンの精製方法 Pending JPH04149187A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5354918A (en) * 1992-07-17 1994-10-11 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Highly pure monoalkylphosphine

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5354918A (en) * 1992-07-17 1994-10-11 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Highly pure monoalkylphosphine

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