JPH0414832B2 - - Google Patents

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JPH0414832B2
JPH0414832B2 JP57218926A JP21892682A JPH0414832B2 JP H0414832 B2 JPH0414832 B2 JP H0414832B2 JP 57218926 A JP57218926 A JP 57218926A JP 21892682 A JP21892682 A JP 21892682A JP H0414832 B2 JPH0414832 B2 JP H0414832B2
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JP
Japan
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layer
region
gate region
electrode
imaging device
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JP57218926A
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JPS59108472A (ja
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Junichi Nishizawa
Naoshige Tamamushi
Sohee Suzuki
Akio Azuma
Tetsuo Toma
Hisashi Ooshiba
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication of JPH0414832B2 publication Critical patent/JPH0414832B2/ja
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L27/00Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate
    • H01L27/14Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components sensitive to infrared radiation, light, electromagnetic radiation of shorter wavelength or corpuscular radiation and specially adapted either for the conversion of the energy of such radiation into electrical energy or for the control of electrical energy by such radiation
    • H01L27/144Devices controlled by radiation
    • H01L27/146Imager structures
    • H01L27/14679Junction field effect transistor [JFET] imagers; static induction transistor [SIT] imagers

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Solid State Image Pick-Up Elements (AREA)
  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、固体撮像装置にかかり、特にSITす
なわち静電誘導型トランジスタを使用する固体撮
像装置の改良に関する。
SITを使用する固体撮像装置は、出発技術とし
て特許出願公開昭和55年第15229号公報にもつと
も基本的な装置が開示されており、更に、この装
置のより具体化されたもの、また改良されたもの
が特許願昭和56年第204656号、同昭和57年第
157693号として提案されている。
SITは、基本的な構成はJ−FET(接合型電界
効果トランジスタ)と同様であるが、チヤンネル
部分を構成する半導体層の不純物密度が低いとい
う特長を有している。例えば一般的なJ−FET
においては、チヤンネル領域の不純物密度が1015
ないし1017cm-3であるのに対し、SITでは1012
いし1015cm-3程度である。
このため、チヤンネル領域に形成される空乏層
は、何ら外部から電圧を印加しない熱平衡の状態
においても、広い範囲に形成され、更にはチヤン
ネルの長さが短いという特長を有する。
以上のような通常のJ−FETと異なる特長に
基因して、熱平衡状態あるいはゲートをわずかに
逆バイアスした状態でチヤンネルがピンチオフ状
態となり、ソース電極の直前に電位障壁が出現
し、これによつてソース電極からドレイン電極に
流れる電流を構成するキヤリアの移動量の制御を
行うことができる。すなわち、ドレイン電流は、
該電位障壁を越えてドレイン電極に到達するキヤ
リアの量によつて決定される。
他方、前述した電位障壁の程度は、ドレイン電
極に印加(ソース電極を基準とする)されるドレ
イン電圧によつても変化する。すなわち、ドレイ
ン電圧が印加されることによつて、静電誘導が生
じ、またチヤンネル領域の不純物密度が低いため
に電位障壁の高さが変化し、更には、電位障壁の
ピーク点(以下「真のゲート」という)が移動す
る。例えば、チヤンネルがn-の半導体によつて
形成され、正のドレイン電圧が印加されると、電
位障壁のポテンシヤルが低下するとともに真のゲ
ートの位置は、ソース電極の方向に移動する。
更に、電位障壁の程度は、チヤンネル領域に入
射する光によつて形成される電子−正孔対の蓄積
によつても変化する。すなわち、チヤンネル領域
の空乏層付近で生成された電子、正孔は、電位障
壁に沿つて移動して分離され、ゲート領域に蓄積
される。このため、電位障壁のポテンシヤルが変
化する。この変化の程度は、入射する光量に対応
する。従つて、適当なドレイン電圧を印加するこ
とによつて流れるドレイン電流ないしソース電流
は、入射光量に対応する大きさとなる。
以上のように、電位障壁の程度は、ゲート電
圧、ドレイン電圧あるいは、光の入射によつて変
化する。従つて、例えば光が入射してもチヤンネ
ルがOFFの状態を維持するようにバイアス電圧
を印加して入射光によるキヤリアを蓄積し、更
に、適当な読出し用の電圧を印加すれば、非破壊
すなわちキヤリアの蓄積状態を何ら破壊すること
なく画像情報すなわち入射光の程度を読み出すこ
とが可能となる。このような原理に基づいて固体
撮像装置を構成することができる。
以上のようなSITを使用する固体撮像装置にお
いては、チヤンネル領域に形成される電位障壁特
に真のゲートの制御がきわめて重要である。特
に、光照射によつて発生したキヤリアの蓄積及
び、蓄積したキヤリアによる電位変化を利用した
情報の読出しを良好に行うとともに、ソース・ド
レイン間の電流の制限すなわちキヤリアの移動の
制限を良好に行うという観点から、ゲート領域を
チヤンネル領域のある程度深い部分にまで形成す
る必要がある。
しかしながら、このような構造とすると、ゲー
ト電極の方向から入射する光のうち短波長域の波
長の光がチヤンネル領域に到達せず、短波長感度
が低下するという不都合が生ずる。一般に、半導
体素子例えば太陽電池などのデバイスにおいて
は、光はその吸収係数の相違から長波長域の光は
比較的層の深部まで達するものの短波長域の光は
達しない。入射光によつて形成される電子−正孔
対は、太陽電池などを考えれば明らかなように、
p−n接合部分に形成される電位の傾斜部分によ
つて分離されるが、SITにおいても同様にゲート
領域とチヤンネル領域との境界に形成されている
電位の傾斜部分によつて分離される。従つて、ゲ
ート領域がチヤンネル領域の深部に形成されてい
る構造においては、長波長域の光は該電位の傾斜
部分に良好に到達して電子−正孔対が生成され、
更には有効にその分離が行なわれる。しかし、短
波長域の光は該電位の傾斜部分に良好に到達する
ことができず、仮に電子−正孔対が生成されても
有効に分離されず再結合してしまう。これを撮像
装置という観点からみると、短波長感度が低いす
なわち青色の感度が低いという不都合が生ずるこ
ととなる。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであ
り、十分な青色光感度を有する固体撮像装置を提
供することをその目的とする。
すなわち、本発明は、入射光によつて生成され
たキヤリアが蓄積されるゲート領域のチヤンネル
領域に対する深さを部分的に変えて、ゲート領域
の一部分を他の部分より浅く形成することによつ
て前記目的を達成しようとするものである。
以下、本発明を添附図面に示す実施例に従つて
詳細に説明する。
第1図には、本発明によるSITを使用する固体
撮像装置の一実施例が示されている。この図のう
ち、Aは、一部を切除した平面図であり、Bは、
Aの平面図の矢印の方向から見た端面図であ
る。更に、一画素に対応する素子の第1図Bに対
応する端面が第2図に示されている。
これらの第1図A及びB並びに第2図におい
て、シリコン(Si)などの材料を用いた不純物密
度が高いn+層の基板10上には、不純物密度の
低いn-層から成るチヤンネル領域12が形成さ
れている。
このチヤンネル領域12を形成するn-層の上
面には、不純物密度が高いp+層から成るコント
ロールゲート領域14が設けられてこのコントロ
ールゲート領域14の周囲には、不純物密度が高
いn+層からなるソース領域16が設けられてい
る。
これらのコントロールゲート領域14及びソー
ス領域16は、第1図Aに示すように、適当な間
隔で規則的かつ2次元的に配列されており、一組
のコントロールゲート領域14及びソース領域1
6によつて一画素に対応するセルが形成されてい
る。
隣接するソース領域16間には、不純物密度が
高いp+層からなるフローテイングゲート領域1
8が形成されている。このフローテイングゲート
領域18は、隣接するセルに対して共通に設けら
れており、図示しない適当な電極手段によつて、
ソース領域16と同電位ないしは所定の電位に保
持される。これによつて、チヤンネル領域12中
に空乏層ないしは電位障壁が形成され、各セル間
のチヤンネルの分離が行なわれる。
コントロールゲート領域14は、第1図Aに示
されているように、その平面形状は、略長方形状
であるが、その外周隅部の深さに対して、内側の
深さが小さく形成されている。すなわち、チヤン
ネル領域12側からコントロールゲート領域14
を見上げると、内側に凹部58が、外側に凸部5
4が形成されたようになつている。
p+層14の凸部54は、フローテイングゲー
トないしはシールデングゲート領域56がチヤン
ネル領域12中に作る空乏層に対してソース・ド
レイン電流を十分に制御できる空乏層の広がりを
形成する機能を有し、凹部58より深く形成され
ている。凹部58は、n-層12との境界領域に
短波長域の入射光が構体表面すなわちゲート電極
24を通して十分に到達できる程度に浅く形成さ
れている。これは、光によつて発生した正孔をゲ
ート領域14に導く拡散電位差を形成し、その蓄
積容量を大きくするには、後述のように凸部54
より不純物濃度を低くすることが有利である。
チヤンネル領域12が形成されているn-層の
上面には、コントロールゲート領域14及びソー
ス領域16の露出部分を除く全体に酸化シリコン
(SiO2)膜20が表面保護のために形成されてい
る。ソース領域16のうち露出部分には、ソース
電極22が形成されており、更に、接続電極22
Aによつて、各セルのソース電極22が接続され
ている。この接続の方向は、第1図Aに示されて
いるように、後述するゲート電極の接続方向と直
交する方向である。
次に、コントロールゲート領域14の露出部分
には、ゲート電極24が絶縁層26を介して形成
されている。絶縁層26は、例えば、SiO2膜か
ら成り、前記ソース電極22の上に延長して設け
られており、この絶縁層26上に沿つてゲート電
極24が形成されている。すなわち、絶縁層26
によつて、コントロールゲート領域14とゲート
電極24との間にコンデンサが形成されるととも
に、ソース電極22とゲート電極24との絶縁が
行なわれている。このゲート電極24の接続の方
向と、ソース電極22の接続の方向とは交差して
おり、これによつていずれかのセルに蓄積されて
いる情報の読み出しが可能となる。すなわち、複
数のソース電極22の接続集団の任意の1つを選
択し、複数のゲート電極24の任意の1つを選択
すれば、両電極の交わる位置のセルが選択され
る。
基板10のうち、チヤンネル領域12が形成さ
れているn-層と反対側には、ドレイン電極28
が形成されている。
次に、上述した構造を有する固体撮像装置の電
気的な等価回路と、各電極間の接続について説明
する。
第3図には、電気回路と外部装置との接続が示
されている。また、外部装置との接続の一部は、
第1図B及び第2図にも示されている。これらの
図において、画素単位に該当するセルPCは、第
1図Aにおいて示したように、二次元的にマトリ
クス状に複数個配列されている(第3図参照)。
複数のゲート電極24には、読み出しアドレス回
路30が各々接続されており、順に読み出し用の
パルス電圧が印加されるようになつている。他
方、複数のソース接続電極22Aは、スイツチン
グ動作をするトランジスタ40のドレインに各々
接続されている。この複数のトランジスタ40の
ソースは、出力端子38に各々接続されており、
更にゲートは、ビデオライン選択回路32に各々
接続されている。このビデオライン選択回路32
からは、トランジスタ40に対して順に選択パル
ス電圧が出力されるようになつており、これによ
つてトランジスタ40が順次駆動される。
トランジスタ40は、例えば通常は「OFF」
の状態にあるSITによつて構成されており、読み
出しアドレス回路30及びビデオライン選択回路
32は、例えばシフトレジスタによつて構成され
ている。
また、出力端子38とアースすなわちドレイン
電極28との間には、負荷抵抗34及び電源36
が接続されており、これによつて読み出し時のド
レイン電流が形成され、更にはドレイン電流が電
圧に変換されるようになつている。
なお、第3図において、一点鎖線で示した領域
IMが第1図A等に示されている構造の部分に該
当する。
次に、上記実施例の全体動作について説明す
る。
まず、各セルに対して光が入射すると、コント
ロールゲート領域14からチヤンネル領域12に
わたつて形成されている電位傾斜部分に電子−正
孔対が生成される。詳述すると、入射光のうち長
波長域の光は、チヤンネル領域12の比較的深い
部分にまで達し、電子−正孔対が生成される。他
方、入射光のうち短波長域の光は、チヤンネル領
域12の深い部分には達しないが、コントロール
ゲート領域14の凹部近傍の浅いチヤンネル領域
12で電子−正孔対を生成する。生成された電子
−正孔対のうち、電子は、ドレイン電極28の方
向に移動し、正孔はコントロールゲート領域14
の方向に移動し、蓄積される。この正孔の蓄積
は、コントロールゲート領域14とゲート電極2
4との間にコンデンサが形成されていることによ
る。すなわち、コントロールゲート領域14に凹
部が形成されていることによつて、チヤンネル領
域12の浅い部分にも電位傾斜部分が形成される
ため、長波長域の光のみならず短波長域の光に対
しても良好に電子−正孔対が形成され、更にはそ
の分離、蓄積が行なわれる。
以上の動作によつて画像情報が各セルに蓄積さ
れる。次に、ビデオライン選択回路32によつ
て、複数あるソース接続電極22Aのうちの1つ
に接続されているトランジスタ40に選択パルス
電圧が印加される。これによつて該当するトラン
ジスタ40が駆動され、第3図に示されているセ
ルPCのうち、該当する列方向に配置されている
複数のセルPCのソース電極22A及びドレイン
電極28が抵抗34を介して電源36に接続され
る。これによつて、ドレイン電流の流れる準備が
終了する。なお、この状態では、各セルPCが非
導通の状態となるように、例えば電源36の電圧
等が調整されている。
以上の動作によつて画像情報を読み出す対象と
なるビデオランが選択される。次に、読み出しア
ドレス回路30によつて複数あるゲート電極24
に対し順にパルス電圧が印加される。これによつ
て、選択されたビデオライン上に位置するセル
PCが順に次々と導通し、コントロールゲート領
域14に蓄積されたホールの量すなわち入射光量
に対応するドレイン電流が抵抗34に流れ、更に
は抵抗34によつて電圧に変換されて出力端子3
8から出力される。このドレイン電流の制御は、
主としてコントロールゲート領域14の凸部によ
つて行なわれる。これは、コントロールゲート領
域14の凸部がチヤンネル領域12の深部に形成
されているため、電位障壁の高さの変動に大きく
寄与することによる。
以上の動作によつて、入射光に対応する画像情
報は、出力端子38の電圧変化として良好に出力
されることとなる。
以上の実施例においては、ソース領域16によ
つてコントロールゲート領域14が囲まれている
が、必ずしもこのような構成とする必要はなく、
コントロールゲート領域14の外周の一部にソー
ス領域16を設けるようにしてもよく、更には複
数のソース領域16を設け、これらをソース電極
22によつて接続するようにしてもよい。
更に、上記実施例においては、フローテイング
ゲート領域18にも、光が入射することによつて
正孔が蓄積され、各セルPC間の分離が良好に行
なわれないという不都合が生ずる。
このような不都合を解消する他の実施例につい
て説明する。第4図A,Bには、本発明の他の実
施例が示されており、第4図Aは第1図Aに対応
する平面図であり、第4図Bは第1図Bに対応す
る端面図であつて、第4図Aの矢印から見た図
である。なお、この第4図A,Bにおいて、第1
図ないし第3図と同様の構成部分については、同
様の符号を用いることとし、説明を省略する。
この第4図A,Bに示されている実施例では、
ソース領域46は、コントロールゲート領域14
の周囲ではなく、一側面にのみ設けられている。
更に、ソース領域46は、フローテイングゲー
ト領域18に接近して設けられている。すなわ
ち、ソース領域46とフローテイングゲート領域
18との距離をWA、ソース領域46とコントロ
ールゲート領域14との距離をWBとすると、
WA<WBの関係になる。このようにすると、コ
ントロールゲート領域14側に形成される電位障
壁ないしは拡散電位よりもフローテイングゲート
領域18側に形成される電位障壁の方が高くなる
ため、セルPC間の分離が良好となる。
更に、本実施例においては、ソース領域46及
びフローテイングゲート領域18上に、絶縁膜4
2を介してアルミニウムのしや光膜44が形成さ
れている。このため、フローテイングゲート領域
18の部分には光が侵入せず、フローテイングゲ
ート領域18に対する正孔の蓄積が行なわれな
い。このため、セルPC間の分離が良好となる。
このようなセル間の分離の向上は、その他に、
フローテイングゲート領域18をコントロールゲ
ート領域14よりもチヤンネル領域12に対して
深く形成することによつても達成でき、また、フ
ローテイングゲート領域18の不純物密度をコン
トロールゲート領域14よりも高くすることによ
つても達成できる。
以上のいずれかの手段あるいは複数の手段によ
つて、セルPC間の分離の向上によつて、単位面
積当りに配列されるセルPCの集積度を著しく向
上させることができる。
次に、上述した固体撮像装置の製造工程につい
て第5図A乃至Nを参照しながら説明する。
まず、基板10としては、アンチモン(Sb)
が1018cm-3程度ドープされているn+型のシリコン
基板を用いる。チヤンネル領域12が形成される
n-層50は、基板10の(111)面上に設け
られる。このn-層50は、エピタキシヤル成長
させて形成する。すなわち、n-層50は、入射
光によつて電子−正孔対が形成され、更には分離
されるとともに、チヤンネル領域12が形成され
るため、転位欠陥などを十分に除去する必要があ
るからである。このn-層50は、5ないし10μm
程度の厚さに形成され、不純物密度は1012ないし
1015cm-3程度である。
なお、n-層50における電子−正孔の再結合
を防止して分離されたキヤリア特に正孔の寿命を
長くするため、重金属に対するゲツタリングを施
すようにしてもよい。
次に、n-層50の上に、酸化膜52を5000な
いし8000Åの厚さに形成する。この酸化膜
(SiO2)52の形成は、例えばn-層50を1000℃
で1時間あるいは1100℃で25分程度酸素雰囲気に
侵すことによつて行なわれる。
次に適当なマスクを使用してフオトエツチング
(ウエツトエツチング)を行い、酸化膜52に対
して、コントロールゲート領域14に対応する
p+層の凸部54及びフローテイングゲート領域
18に対応するp+層56のパターンが形成され、
更にはBBr3などのアクセプタとなる不純物をド
ーピングさせて、第5図Aに示すようにp+層の
凸部54及びp+層56が形成される。不純物の
ドーピング法としては、不純物を蒸着した後に熱
拡散によつて行つてもよく、あるいはイオン注入
法によつてもよい。熱拡散による場合には、例え
ば1100℃の酸素又はウエツト酸素(ないしは水蒸
気)雰囲気中で不純物の注入が行なわれる。
以上の操作の後、再びフオトエツチングによつ
てコントロールゲート領域14に対応するp+
の凹部58のパターンが酸化膜52に形成され、
上述した方法によつて不純物の注入が行なわれ
る。
以上の操作によつてコントロールゲート領域1
4及びフローテイング電極領域18に対応する
p+層54,56,58が各々形成される。これ
らのうち、p+層54,56(特にp+層54)は、
1ないし5μm程度、好ましくは1ないし3μm程
度の厚さに形成される。また、p+層58は、1μ
m以下、好ましくは0.5μm以下の厚さに形成され
る。この状態が第5図に示されている。
次に、ソース領域16又は46に対応するn+
層60を形成するため、マスク合せが行なわれフ
オトエツチング(ウエツトエツチング)によつ
て、n+層60のパターンが酸化膜52に形成さ
れる。この状態で熱拡散ないしはイオン注入法に
よつて、例えばヒ素(As)がp+層54,56,
58に注入された不純物と同様に注入される。こ
の操作によつて第5図Cに示すようにn+層60
が形成される。
次に、表面全体にわたつて、DOPOS(リンが
注入された多結晶シリコン)層62が第5図Dに
示すように形成される。このDOPOS層62は、
SiH4及びPH3のガス雰囲気によるCVD法によつ
て形成される。
次に、適当なマスクを使用して、プラズマエツ
チングを行うことによつて、DOPOS層62の一
部をエツチングし、ソース電極22に対応する電
極層64を形成する。この様子は第5図Eに示さ
れている。プラズマエツチングには、CF4、CF4
及びO2あるいはPCl3などのガス雰囲気が使用さ
れる。
次に、表面全体にわたつて、PSG(リンガラ
ス)層66が層間絶縁層として第5図Fに示すよ
うに形成される。このPSG層66は、CVD法に
よつて行なわれ、例えばSiH4、O2及びPH3のガ
ス雰囲気中で400℃程度に加熱することによつて
行なわれる。あるいは、SiH4、N2O及びPH3
ガス雰囲気中で750℃程度に加熱することによつ
て行なわれる。
次に、適当なマスクを使用してウエツトエツチ
ングが行なわれ、第5図Gに示すように、p+
54,58の表面が露出される。
次に、表面全体にわたつて、Si3N4による絶縁
層68が第5図Hに示すように形成される。絶縁
層68の形成は、SiH4及びNH3のガス雰囲気中
で400ないし700Åの膜厚にCVD法により行なわ
れる。
次に、SnO2あるいは、DOPOSによる電極層7
0が、表面全体にわたつて第5図Iに示すように
形成される。この電極層70は、例えば3000Å程
度の厚さにSbCl5などを使用してCVD法によつて
形成される。
次に適当なマスクを使用してプラズマエツチン
グが行なわれ、電極層70のうちp+層54,5
8上の部分を除いた部分が第5図Jに示すように
エツチングされる。この操作は、CCl4、CF4
CF4+O2あるいはPCl3などのガスを使用して行わ
れる。
以上の操作によつて、第1図ないし第3図に示
されている実施例における固体撮像装置が製造さ
れる。なお、第1図ないし第2図に示されている
装置は、説明のために主要なる部分のみが示され
ている。また、ソース領域16に対応するn+
60の位置及び形状は、第5図Cにおける工程に
おいて、マスクの形状を適当に変更することによ
つて簡単に行うことができる。
次に、第4図に示されている実施例において説
明したしや光膜44の形成について第5図Kない
しNを参照しながら説明する。なお、第4図に示
されているしや光膜44は、フローテイングゲー
ト領域18に対応するすべての領域に設けられて
いるが、第5図KないしNの方法によつて形成さ
れるしや光膜は、ゲート電極24すなわち第5図
Jに示されている電極層70と平行に設けられる
ものである。
まず、適当なマスクを使用してプラズマエツチ
ングによりp+層56の上方の絶縁層68の一部
を第5図Kに示すようにエツチングする。この操
作は、例えばCF4のガス雰囲気を使用して行なわ
れる。
次に、ウエツトエツチングにより露出した
PSG層66及び酸化膜52を第5図Lに示すよ
うにエツチングする。
次に、第5図Mに示すように、表面全体にわた
つて1.0μm程度の膜厚でアルミニウムのしや光層
72を形成する。このしや光層72は、電子ビー
ム又は抵抗加熱による真空蒸着、あるいはスパツ
タリングによつて行なわれる。
次に、適当なマスクを使用してしや光層72の
一部をエツチングするとともに、基板10に対し
てアルミニウムによる電極層80を形成する。こ
の状態は、第5図Nに示されている。この電極層
80の形成は、例えばシンターなどの方法によつ
て行なわれる。
なお、しや光層72とp+層56とを接続する
のは、しや光層を介してp+層56に適当なバイ
アス電圧を印加することによつて、第4図に示す
実施例において説明したようにセルPC間の分離
の向上を図るためである。
以上説明した製造工程は、一例にすぎず、他の
製造工程によつて製造してもよい。また、使用す
る材料なども他のものを使用してよく、例えば、
n-層50は、不純物が注入されていない真性の
半導体でもよい。また、絶縁層68としては、
SiO2、Al2O3、酸化タンタルあるいはこれらの複
合膜でもよい。
p+層の凹部58はp+層54より不純物密度を
低くするのが有利である。p+層54は、十分な
電位障壁を形成するためにたとえば1019cm-3程度
の不純物密度が好ましく、凹部58は電荷の蓄積
容量を増すために1016〜1019cm-3程度の不純物密
度が好ましい。
以上の説明のように、上記いずれかの実施例に
おいても、n-層によつてチヤンネルが形成され
る場合を示したが真性ないしp-の半導体層によ
つてチヤンネルを形成するようにしてもよい。ま
た、ソースとドレインは上記実施例と逆に対応さ
せても、同様の作用を奏することができる。ビデ
オラインの選択あるいは読み出し用のパルス電圧
の印加についても同様であつて、上記実施例と逆
にしてもよい。
また、駆動のトランジスタ40は、通常のトラ
ンジスタを使用してもよく、このトランジスタ4
0及び読み出しアドレス回路30、ビデオライン
選択回路32を撮像装置と一体化して集積回路と
して構成するようにしてもよい。材料としては、
主としてシリコンを用いたが、本発明は何らこれ
に限定されるものではなく、ゲルマニウム、−
族化合物半導体等を用いることもできる。セル
PCは、必ずしもマトリクス状に配列する必要は
なく、ライン状に配列してもよい。
更に、カラーの画像情報を得るためには、セル
PCのマトリクスを、例えば赤R、緑G、青Bに
対応して構成し、入射光を色フイルタにかけるこ
とによつてR、G、Bの光を分離して各セルPC
に入射させるようにすればよい。
以上説明したように、本発明によれば入射光に
よつて生成されるキヤリアが蓄積されるゲート領
域の一部を浅く形成することとしたのでセルの青
感度の低下を防止することができるというすぐれ
た効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図Aは本発明による固体撮像装置の一部を
示す平面図、第1図Bは第1図Aの矢印Iから見
た端面図、第2図は第1図Bの一部を拡大して示
す端面図、第3図は電気回路の構成を示す回路
図、第4図Aは本発明による固体撮像装置の他の
実施例を示す平面図、第4図Bは第4図Aの矢印
から見た端面図、第5図AないしNは製造工程
の一例を示す説明図である。 主要部分の符号の説明、12……チヤンネル領
域、14……コントロールゲート領域、24……
ゲート電極、PC……セル。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 全体として平板な半導体基板と、 該半導体基板の一方の主面に形成された半導体
    層と、 該半導体層に形成され、第1の導電型の半導体
    の電極領域と、 該電極領域の上に形成された電極層と、 前記半導体層に形成され、第1の導電型とは反
    対の第2の導電型の半導体のゲート領域と、 該ゲート領域の上に形成された誘電体層と、 該絶縁層の上に形成され、前記ゲート領域およ
    び絶縁層とともにコンデンサを形成するゲート電
    極層とを含むセルが複数配列され、 該セルは、該セルに入射する光量に対応するキ
    ヤリアが前記ゲート領域に蓄積され、該蓄積され
    たキヤリアに応じてドレイン電流が流れるSITを
    構成する固体撮像装置において、 前記各ゲート領域は、深い部分と浅い部分と深
    さの異なる領域により構成されていることを特徴
    とする固体撮像装置。 2 特許請求の範囲第1項記載の装置において、
    前記深い部分は前記ゲート領域の周縁部に、前記
    浅い部分は該ゲート領域の内側部に形成されてい
    ることを特徴とする固体撮像装置。
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JPS5730349A (en) * 1980-07-01 1982-02-18 Rockwell International Corp Method of improving ohmic contact between aluminum metallization layers

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