JPH0414762Y2 - - Google Patents

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JPH0414762Y2
JPH0414762Y2 JP20106385U JP20106385U JPH0414762Y2 JP H0414762 Y2 JPH0414762 Y2 JP H0414762Y2 JP 20106385 U JP20106385 U JP 20106385U JP 20106385 U JP20106385 U JP 20106385U JP H0414762 Y2 JPH0414762 Y2 JP H0414762Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は、電子写真技術を応用した画像形成装
置に適用される現像装置に関する。
〔従来技術とその問題点〕
感光体と現像器とを備えた画像形成装置におい
て、当該感光体の表面に対して現像器を正確に位
置決めすることが非常に重要である。
従来、感光体ドラムと現像器の位置決め方法と
して以下に述べるようなものがある。
第1の方法は、第8図aに示すように感光体ド
ラムに対して上方または側方から現像器Gを挿入
するビスB等で固定しセツトするもので、感光体
ドラムDの外周面とマグネツトロールRとの間の
位置決めは関連部品の部品精度および位置精度等
により決定される。この場合、現像器Gは感光体
ドラムDとマグネツトロールR間の寸法が正確に
出し難く、また、感光体ドラムDの駆動機構から
生ずる振れ等で画像不良を生ずるという問題点が
あつた。
第2の方法として、第8図bに示すように、二
重フレーム構造となつている現像器Gを上方また
は側方から挿入し、支点Oを中心にして回動可能
な内部フレームFを回動調整して感光体ドラムD
のフレーム等に対処し、下部のギヤプコロKで感
光体ドラムDに対する位置決めを行いバネSで押
さえるものである。この場合、現像器Gが二重フ
レーム構造なので、構造が複雑でコスト高とな
り、また、内部フレームFが回動可能で感光体ド
ラムDに追従するために、マグネツトロールRを
回転させる駆動系はフレシキブルであることが必
要であり構造が複雑化するという問題点があつ
た。
第3の方法として、第8図cに示すように、現
像器Gは上方から挿入され、ギヤツプコロKによ
つて感光体ドラムDとの位置決めを行い、バネS
で押さえ、支点Oを中心にして回動可能に一体的
に取り付けられたレバーLの端部をビスB等で固
定するものである。この場合、レバーをビスB等
で固定する作業が必要であり、ユーザーが行う作
業としては不適当であり、また、マグネツトロー
ルの駆動系が前記第2の方法の場合と同様に複雑
になるという問題点があつた。
そして現像器Gを上方から挿入し、ギヤツプコ
ロK等の感光体ドラムDに対する追従機構を有す
る方法の場合は、いずれも現像器Gが駆動時に持
ち上がるのを防ぐ手段がなく、単に上方から押さ
え付けるのみで前記追従機構に影響を与え、これ
を有効に防止できる駆動方法がないという問題点
があつた。
〔考案の目的〕
本考案は、上記従来の欠点に鑑み、出し入れが
簡単で確実にセツトができ、簡単な構造で感光体
に対する追従が可能であつて構成が簡単で安価で
あり、駆動方法が複雑化せずかつ感光体への追従
機構に影響を及ぼさない現像装置を提供すること
を目的とする。
〔考案の要点〕
本考案は上記目的を達成するために、画像形成
装置内に配設された感光体ドラムの軸を含む水平
面と前記感光体ドラム表面との略交差部もしくは
それより下側の表面に接近しながら現像処理を行
なうため前記画像形成装置の本体側板に回動可能
に支持され、且つ前記画像形成装置本体からの着
脱操作時、前記感光体ドラムに対し略垂直方向に
抜き差しするよう構成された現像装置において、
該現像装置の両側端部に配設された支持軸と、前
記本体側板に固着され前記現像装置の着脱操作中
前記支持軸を案内する案内部及び前記現像装置の
現像処理状態中前記支持軸を支持する支持部とを
有する案内支持部材とを設け、前記支持軸を前記
案内支持部材の前記案内部内では回動が規制され
ることによつて前記現像装置は前記本体側板への
着脱操作中前記感光体ドラムから退避した姿勢を
維持しながら移動することを特徴とする。
〔考案の実施例〕
本考案の実施例について、電子写真方式画像形
成装置としてのプリンタに適用した場合を例とし
て図面を参照しながら説明する。
第6図は本考案に係る現像装置を適用したプリ
ンタ1全体を示す斜視図である。
プリンタ1は、下部のプリンタ本体2に対して
上部カバー3がヒンジ部4を中心にして回動自在
ないわゆるシエルオープンタイプである。
プリンタ本体2は、外装カバーの両側部に対し
て所定の間隔を置いて平行に設けた左右の本体側
板5,6を備え、内部の略中央に感光体ドラム7
を収容し、上部カバー3を開放したいわゆるシエ
ルオープンした状態で、現像装置8がユニツトと
して上方から挿脱自在に感光体ドラム7の後方の
所定の位置へセツトされる。
第1図は現像装置8全体と本体側板5,6の一
部を示す斜視図である。
現像装置8は、現像ケーシング9と、マグネツ
トロール10と、ドクターブレード11等を備え
ている。
現像ケーシング9は感光体ドラム7に面した下
部に長方形の開口9aを有し、両側板9b,9b
の所定の位置に支持軸12,12が側方へ突出し
て固定されている。
支持軸12,12は同一直線に沿つて配置さ
れ、端部外周に互いに平行な平坦2面を有するフ
ラツト部12a,12aが後述の所定角度θ(第
2図参照)の傾斜をもつて設けられ、一方の支持
軸12にはプリンタ本体2側の駆動ギヤ13によ
つて回転するアイドルギヤ14が遊嵌状態にて取
り付けられている。
マグネツトロール10は現像ケーシング9の開
口9aに臨み、当該開口9aから若干突出してお
り、ロール軸15によつて現像ケーシング9の側
板9b,9bに回転自在に軸着されている。ロー
ル軸15の両端には突き当てコロ16,16が遊
嵌配設され、さらに一端側の突き当てコロ16の
外側にはアイドルギヤ14と噛み合うマグネツト
ロールギヤ17が固定されている。
ドクターブレード11は山形鋼状をなし、下端
がマグネツトロール10の表面から所定の間隙を
おいた状態で現像ケーシング9の開口9aの上方
近傍に固定されている。
本体側板5,6の内面側に固着された支持軸案
内部材18,18は、支持軸12,12のフラツ
ト部12a,12aの平行2面間寸法に合わせた
垂直方向のスリツト状の案内部19と、当該案内
部19の最下端に連なり支持軸12の直径に合わ
せた内径の丸穴状支持部20とを備えており、支
持軸12,12を案内部19,19によつて案内
し、支持部20,20で回動可能に支承するもの
である。
第2図は、現像装置8の側面図である。
現像装置8全体の重心と支持軸12の中心とを
含む平面に対し、支持軸12,12のフラツト部
12a,12aの平坦面が平行とされており、現
像装置8をプリンタ本体2内の所定の位置に挿入
してセツトした時、フラツト部12a,12aの
平坦面が垂直方向に対して所定の角度θをなして
いる。そして、拘束されない状態で両支持軸1
2,12によつて現像装置8全体を支承した時、
フラツト部12a,12aの平坦面が第3図に示
すように丁度垂直となり、支持軸案内部材18の
案内部19の面に平行になる。
第7図は、プリンタ本体2内に現像装置8をセ
ツトするセツト機構21を示す部分拡大斜視図で
ある。
セツト機構21は、セツトレバー22と、ハン
ドルレバー23と捩りバネ24と、レバーストツ
パ25等を備えている。
セツトレバー22は、プリンタ本体2の本体側
板5(第1図および第6図参照)の内面側に固着
されているレバー支持台26に回動可能に軸支さ
れたレバー軸27の内方側一端に遊嵌取着され、
当該レバー軸27に固着した板状片27aに一端
が固定され、レバー軸27に外嵌した捩りバネ2
4によつて、第7図において矢印Aで示す反時計
方向に回転付勢されている。そしてセツトレバー
22は現像装置8の側板9bに突設されたセツト
軸28を、先端で上方から押圧して現像装置8を
所定の位置に固定し保持するものである。
ハンドルレバー23はレバー軸27の外方側の
一端に固定され、先端に手掛け部23aが設けら
れている。
レバーストツパ25は、ゴム等の弾性材の直方
体状をなし、ハンドルレバー23の直径に合わせ
た大きさの丸穴状の底部25aを有する横方向に
沿つた上向きのスリツト状の溝25bが形成さ
れ、当該溝25bをハンドルレバー23の先端近
傍の位置に合わせて、プリンタ本体2の本体側板
5の外面に固着され、当該溝25bを通じて底部
25aにハンドルレバー23を嵌入して固定する
ものである。
次に上記構成による現像装置8をプリンタ本体
2内の所定位置へセツトする方法について、第4
図、第5図および第7図を参照しながら説明す
る。
第4図はプリンタ本体2内への現像装置8の挿
入開始から挿入完了までを示し、第5図は現像装
置8を所定の位置へセツトする最終セツト段階を
示す。
現像装置8は、左右の両支持軸12,12によ
つて持ち上げると、第4図aに示すようにフラツ
ト部12aの平坦面が垂直方向に沿い、支持軸案
内部材18の案内部19に一致するので、予めプ
リンタ1をシエルオープンとし、ハンドルレバー
23(第7図に示す)を立てた状態で、案内部1
9に支持軸12のフラツト部12aを落とし込み
下降させる。第4図bおよびcに示すように、現
像装置8は、一定角度をなして傾斜したままアイ
ドルギヤ14が駆動ギヤ13と噛み合いつつ下降
し、フラツト部12aの平坦面は、案内部19に
平行な状態で、支持軸12が支持部20に嵌合し
て回動可能に支承される。次に、第5図aに示す
ように手掛け部23aに手を掛けハンドルレバー
23を捩りバネ24の付勢力に抗して回動させて
倒し、セツトレバー22によつてセツト軸28を
押圧して、現像装置8をアイドルギヤ14と駆動
ギヤ13が噛み合つたまま回動させて所定の姿勢
にセツトし、ハンドルレバー23をレバーストツ
パ25の溝25b内に嵌入させその底部25aま
で押し込んで固定する。この時、支持軸12は第
5図bに示すように支持軸案内部材18の支持部
20内でフラツト部12aが傾斜しているので上
方向への動作を規制され、現像装置8は回動動作
のみ可能となる。
現像装置8を取り外す際には、ハンドルレバー
23を回動起立させ、捩りバネ24の付勢力を解
きセツトレバー22による現像装置8の押圧セツ
トを解除することにより、第4図bに示す状態に
戻した後、ユーザーは、現像装置8をそのまま上
方向に持ち上げて取り出すことができる。
本考案の上記実施例によれば、現像装置8は、
支持軸12を中心にして回動し、当該支持軸12
に遊嵌取着されたアイドルギヤ14と駆動ギヤ1
3とが直接噛み合い、当該アイドルギヤ14を介
してマグネツトロールギヤ17が回転伝動される
ので、駆動ギヤ13とアイドルギヤ14の中心間
距離は常に一定に保持され、感光体ドラム7の表
面に対して現像装置8が回動追従動作を行つても
画像に影響を及ぼすことがない。また、現像装置
8の挿脱に際して、アイドルギヤ14が多少回動
することにより、マグネツトロール10が若干回
動するが、僅かな回動なので特に影響はない。
なお、上記実施例において、セツトレバー22
を用いて現像装置8をセツトする場合を示した
が、このセツトレバー22に代えて、弾性部材例
えば板バネ等を用いてセツトすることも可能であ
る。また、左右の支持軸12,12によつて現像
装置8を持ち上げる代わりに、現像装置8の重心
と支持軸12とを含む面上に設けた把手によつて
現像装置8を持ち上げて挿脱することもできる。
〔考案の効果〕
本考案によれば、現像装置の両側端部に一体的
に突出した支持軸を設け、画像形成装置の本体側
板には前記現像装置を着脱可能に装着する時に前
記支持軸を案内する案内部と支持軸を回動可能に
支持する支持部を有する案内支持部材を設け、前
記支持軸は前記案内支持部材の案内部内で回動が
規制され特定の姿勢における以外案内部を通過で
きないので、支持軸を特定の姿勢にして案内部を
通過させて支持部で支持した後、現像装置を回動
させて、支持軸が案内部を通過できない姿勢にし
て確実に所定の位置決めができ、着脱が容易で構
造が簡単であつて、被現像部材に対する追従が可
能で安価な現像装置を提供し得るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係る現像装置全体お
よびプリンタ本体の側板の一部を示す斜視図、第
2図は現像装置の要部を示す側面図、第3図は支
持軸案内部材と支持軸との関係を示す部分拡大側
面図、第4図a,bおよびcは現像装置の挿脱方
法を示す側面図、第5図aおよびbは現像装置の
セツト方法を示す側面図、第6図はプリンタ全体
を示す斜視図、第7図は現像装置のセツト機構を
示す要部斜視図、第8図a,bおよびcはそれぞ
れ異なる従来例を示す側面図である。 1……プリンタ、2……プリンタ本体、3……
上部カバー、4……ヒンジ部、5,6……本体側
板、7……感光体ドラム、8……現像装置、9…
…現像ケーシング、9a……開口、9b……側
板、10……マグネツトロール、11……ドクタ
ーブレード、12……支持軸、12a……フラツ
ト部、13……駆動ギヤ、14……アイドルギ
ヤ、15……ロール軸、16……突き当てコロ、
17……マグネツトロールギヤ、18……支持軸
案内部材、19……案内部、20……支持部、2
1……セツト機構、22……セツトレバー、23
……ハンドルレバー、23a……手掛け部、24
……捩りバネ、25……レバーストツパ、25a
……底部、25b……溝、26……レバー支持
台、27……レバー軸、27a……板状片、28
……セツト軸。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 画像形成装置内に配設された感光体ドラムの軸
    を含む水平面と前記感光体ドラム表面との略交差
    部もしくはそれより下側の表面に接近しながら現
    像処理を行なうため前記画像形成装置の本体側板
    に回動可能に支持され、且つ前記画像形成装置本
    体からの着脱操作時、前記感光体ドラムに対し略
    垂直方向に抜き差しするよう構成された現像装置
    において、 該現像装置の両側端部に配設された支持軸と、
    前記本体側板に固着され前記現像装置の着脱操作
    中前記支持軸を案内する案内部及び前記現像装置
    の現像処理状態中前記支持軸を支持する支持部と
    を有する案内支持部材とを設け、前記支持軸は前
    記案内支持部材の前記案内部内では回動が規制さ
    れることによつて前記現像装置は前記本体側板へ
    の着脱操作中前記感光体ドラムから退避した姿勢
    を維持しながら移動することを特徴とする現像装
    置。
JP20106385U 1985-12-25 1985-12-25 Expired JPH0414762Y2 (ja)

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JP6137026B2 (ja) * 2014-03-31 2017-05-31 ブラザー工業株式会社 画像形成装置
JP6554970B2 (ja) * 2015-07-27 2019-08-07 コニカミノルタ株式会社 イメージングユニットおよび画像形成装置

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